JP2003239836A - エンジン及びその運転制御装置 - Google Patents
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Abstract
ングを未然に防止して、安定した運転状態を維持するこ
とができるエンジン100及びその運転制御装置30を
実現することを目的とする。 【解決手段】 燃焼室5に供給される燃料Gのアンチノ
ック性に関する特性値を検出する特性値検出手段31
と、特性値検出手段31の検出結果に基づいて、エンジ
ンの動作値を、安定運転を維持するように設定する動作
値設定手段32とを備える。
Description
料と酸素含有ガスとの混合気を燃焼させ軸動力を得るエ
ンジン及びその運転制御装置に関する。
ソリンや軽油等の燃料は、そのオクタン価や自己着火温
度が比較的安定したものに調整されているため、通常、
火花点火式等のエンジンは、安定したオクタン価等の燃
料が供給されるという前提で燃焼室における点火時期や
圧縮比等の各種動作条件が決定されている。
供給される燃料のオクタン価が、各種動作条件を決定す
るのに用いた値よりも小さすぎた場合、ノッキングが発
生する可能性が高くなる。
ングが発生する原因としては、上記のオクタン価が小さ
すぎる以外に、圧縮比が大きすぎる、燃焼室の点火時期
が進みすぎる、クランク軸の回転数が大きすぎる、又
は、新気温度や新気圧力が高すぎるなどがある。
実際にこのようなノッキングが発生したことをノッキン
グセンサや筒内圧力検出用センサ等により検出したとき
に、点火時期を遅角化させたり、燃焼室に形成される混
合気の当量比を低下させるなどして、ノッキングを回避
するように構成されることがある。
バーナや熱源機等にも供給される都市ガスやLPガス等
の天然ガスは、プロパンやブタン等の添加量を調整する
などして、その熱量を所定の値となるように調整されて
いるものの、その組成等までは厳密には調整されておら
ず、ガソリン等と比較して、オクタン価や自己着火温度
が変動する可能性が高い。よって、このようにオクタン
価が比較的大きく変動する燃料をエンジンに用いる場合
には、オクタン価の過剰低下によるノッキングを防止す
るために、前述のように実際のノッキングを検知した後
にノッキングを回避する所謂フィードバック制御を行な
うか、予め決定される点火時期や圧縮比等の各種動作条
件を推定される燃料の最低オクタン価に合わせて決定す
ることが考えられる。しかし、前者の方法では、ノッキ
ングを事前に防止することはできず、燃料のオクタン価
が低下したときにノッキングが発生し、エンジンの損傷
や効率低下を招く可能性があり、後者の方法では、低オ
クタン価に対応して運転条件を決定するので、圧縮比を
比較的低めに決定したり、点火時期を遅角側に決定する
必要があり、エンジンの効率の向上を図ることが困難と
なる。
燃料の組成が変化してもノッキングを未然に防止して、
安定した運転状態を維持することができるエンジンを実
現することを目的とする。
の本発明に係る運転制御装置の第一特徴構成は、特許請
求の範囲の欄の請求項1に記載した如く、前記燃焼室に
供給される燃料のアンチノック性に関する特性値を検出
する特性値検出手段と、前記特性値検出手段の検出結果
に基づいて、前記エンジンの動作値を、安定運転を維持
するように設定する動作値設定手段とを備えた点にあ
る。
請求項2に記載した如く、上記第一の運転制御装置の特
徴構成に加えて、前記特性値が、前記燃料の自己着火温
度若しくはその相当量、前記燃料のオクタン価若しくは
その相当量、又は、それらを認識可能な値である点にあ
る。
一及び第二の特徴構成によれば、特性値検出手段によ
り、燃料の自己着火温度又はオクタン価又はそれらの相
当量等のアンチノック性に関する特性値を検出すること
ができる。さらに、動作値設定手段により、ノッキング
や混合気の過早発火の虞があり安定運転を維持すること
ができない場合に調整されて、そのノッキング等を回避
して安定運転を維持することができるエンジンの動作値
を、上記特性値検出手段で検出された特性値に基づいて
設定し、特性値の過剰低下によるノッキング発生等を未
然に防止することができる。従って、燃料の組成が変化
して、上記特性値が変化しても、ノッキング発生等を未
然に防止して、安定した運転状態を維持することができ
るエンジンを実現することができる。
火温度、オクタン価、又はそれらの相当量、又は、燃料
の組成や熱量等のそれらを認識可能な値を検出する特性
値検出手段は、その特性値を、燃料の組成分析結果又は
燃料の熱量計測結果等に基づいて推定又は算出して検出
するように構成することができる。
請求項3に記載した如く、上記第一又は二の運転制御装
置の特徴構成に加えて、前記動作値としての前記燃焼室
における点火時期を前記動作値設定手段の設定値に基づ
いて調整可能に構成され、前記動作値設定手段が、前記
特性値が低下するほど、前記燃焼室における点火時期を
遅角側に設定するように構成されている点にある。
整するほど、燃焼室における最大筒内圧力及び温度を低
下させ、そのノッキング等を防止して安定運転を維持す
ることができる。そこで、上記第三の特徴構成によれ
ば、動作値設定手段により、特性値検出手段で検出され
た燃料の特性値が低下し、ノッキング等が発生しやすい
状態となるほど、点火時期を遅角側に設定して、ノッキ
ング等を未然に防止することができる。さらに、例え
ば、特性値検出手段で検出された燃料の特性値が上昇
し、ノッキング等が発生し難い状態となったときには、
点火時期を進角側に設定することで、高効率化を図っ
て、安定した運転状態を維持することができる。
きに、点火時期を遅角側に調整して、ノッキングを回避
するように構成した場合には、上記動作値設定手段を、
その点火時期の基準値を燃料の特性値が低下するほど遅
角側に設定するように構成することができる。このよう
に構成することで、燃料の特性値が変動しても、点火時
期の基準値がその特性値に合わせて設定されているの
で、その特性値の変化によるノッキング発生が未然に防
止され、ノッキング発生の頻度を低減し、ノッキング発
生による点火時期の調整頻度を低減させることができ
る。
ど、前記燃焼室における点火時期を遅角側に設定する
に、例えば、特性値が予め設定されている基準特性値よ
りも低下したときに、点火時期を基準特性値に対して設
定されている基準点火時期よりも遅角側に設定したり、
ある時点の特性値に対して現時点の特性値が低下してい
るときに、点火時期をある時点の点火時期よりも遅角側
に設定することができる。
請求項4に記載した如く、上記第一から三の何れかの運
転制御装置の特徴構成に加えて、前記動作値としての前
記燃焼室に吸気される新気湿度を前記動作値設定手段の
設定値に基づいて調整可能に構成され、前記動作値設定
手段が、前記特性値が低下するほど、前記新気湿度を高
い側に設定するように構成されている点にある。
請求項5に記載した如く、上記第四の運転制御装置の特
徴構成に加えて、前記新気に対する加湿量を調整して前
記新気湿度を調整するように構成されている点にある。
整するほど、燃焼室に吸気される混合気の比熱が増加し
て、燃焼温度が低下し、ノッキング等を防止して安定運
転を維持することができる。また、このように新気湿度
を調整するためには、上記第五の構成の如く、新気の加
湿及び除湿の一方又は両方を行なうように構成すること
で可能であるが、新気に対して加湿するように構成する
方が構造を簡略化することができ、その加湿量の調整を
水の供給量調整により簡単に行なうことができる。
作値設定手段により、特性値検出手段で検出された燃料
の特性値が低下し、ノッキング等が発生しやすい状態と
なるほど、新気湿度を高い側に設定して、ノッキング等
を未然に防止することができる。さらに、例えば、特性
値検出手段で検出された燃料の特性値が上昇し、ノッキ
ング等が発生し難い状態となったときには、新気湿度を
低い側に設定することで、燃焼室に形成される混合気の
燃焼温度を上昇させて、高効率化を図った運転状態とす
ることができる。
きに、新気湿度を高い側に調整して、ノッキングを回避
するように構成した場合には、上記動作値設定手段を、
その新気湿度の基準値を燃料の特性値が低下するほど高
い側に設定するように構成することができる。このよう
に構成することで、燃料の特性値が変動しても、新気湿
度の基準値がその特性値に合わせて設定されているの
で、その特性値の変化によるノッキング発生が未然に防
止され、ノッキング発生の頻度を低減し、ノッキング発
生による新気湿度の調整頻度を低減させることができ
る。
ど、前記新気湿度を高い側に設定するに、例えば、特性
値が予め設定されている基準特性値よりも低下したとき
に、新気湿度を基準特性値に対して設定されている基準
新気湿度よりも高く設定したり、ある時点の特性値に対
して現時点の特性値が低下しているときに、新気湿度を
ある時点の新気湿度よりも高く設定することができる。
請求項6に記載した如く、上記第一から五の何れかの運
転制御装置の特徴構成に加えて、前記動作値としての前
記燃焼室に吸気される新気温度を前記動作値設定手段の
設定値に基づいて調整可能に構成され、前記動作値設定
手段が、前記特性値が低下するほど、前記新気温度を低
い側に設定するように構成されている点にある。
整するほど、燃焼温度が低下してノッキング等を防止し
て安定運転を維持することができる。また、このように
新気温度を調整するためには、新気の加熱及び冷却の一
方又は両方を行なうように構成することで可能である
が、新気に対して加熱するように構成する方が構造を簡
略化することができ、熱源として、例えばエンジンを冷
却した後の冷却水や排気ガス等を用いることができる。
作値設定手段により、特性値検出手段で検出された燃料
の特性値が低下し、ノッキング等が発生しやすい状態と
なるほど、新気温度を低い側に設定して、ノッキング等
を未然に防止することができる。
きに、新気温度を低い側に調整して、ノッキングを回避
するように構成した場合には、上記動作値設定手段を、
その新気温度の基準値を燃料の特性値が低下するほど低
い側に設定するように構成することができる。このよう
に構成することで、燃料の特性値が変動しても、新気温
度の基準値がその特性値に合わせて設定されているの
で、その特性値の変化によるノッキング発生が未然に防
止され、ノッキング発生の頻度を低減し、ノッキング発
生による新気温度の調整頻度を低減させることができ
る。尚、本願において、特性値が低下するほど、新気温
度を低い側に設定するに、例えば、特性値が予め設定さ
れている基準特性値よりも低下したときに、新気温度を
基準特性値に対して設定されている基準新気温度よりも
低く設定したり、ある時点の特性値に対して現時点の特
性値が低下しているときに、新気温度をある時点の新気
温度よりも低く設定することができる。
請求項7に記載した如く、上記第一から六の何れかの運
転制御装置の特徴構成に加えて、前記動作値の初期値
が、高特性値の燃料に対応した値に設定されている点に
ある。
燃料の特性値が上昇したときに動作値設定手段により設
定される動作値の変化量が大きすぎると、ノッキングが
発生することが考えられる。そこで、上記のような動作
値は、ノッキングを回避する側に対して反対側に限界値
を設け、その限界値を超えて動作量が変化することを防
止することが好ましい。そこで、上記第七の特徴構成に
よれば、ノッキング発生の虞がある場合に調整するとノ
ッキングを回避することができるエンジンの動作値、例
えば、点火時期、圧縮比、新気温度及び湿度、そのエン
ジンに供給される燃料の予測される特性値変動領域にお
ける高特性値に対応して設定し、動作値を、その初期値
を上記限界値として、燃料の特性値低下に対してノッキ
ングを回避する側に変化させるように構成することがで
きる。そして、このように構成することで、燃料の特性
値が高特性値付近の場合には、動作値設定手段により設
定される動作値は初期値付近となり、できるだけ高性能
な運転状態を維持し、燃料の特性値が高特性値よりも低
下した場合にのみ、その動作値をノッキングが回避され
る側に変化させることができる。きる。
請求項8に記載した如く、上記第一から七の何れかの運
転制御装置の特徴構成に加えて、前記燃料が天然ガスで
ある点にある。
は、アンチノック性に関する特性値の変動があると考え
られる都市ガスやLPガス等の天然ガスを燃料として使
用しても、ノッキング等を未然に防止して、安定した運
転状態を維持することができる。さらに、燃料の特性値
を燃料供給業者側において厳密に調整する必要がないの
で、燃料の単価の高騰を抑制することができる。
ンジンの特徴構成は、特許請求の範囲の欄の請求項9に
記載した如く、燃焼室において燃料と酸素含有ガスとの
混合気を燃焼させ軸動力を得るエンジンであって、上記
第一から八の何れかの運転制御装置を備えた点にある。
よれば、上記構成一から八の何れかの特徴構成を有する
運転制御装置を備えて構成されているので、上記構成一
から八の特徴構成と同様の作用効果を発揮することがで
きる。また、このようなエンジンは、供給される燃料の
アンチノック性に関する特性値がある程度変動していて
も、安定した運転状態を維持することができるので、例
えば、燃料として天然ガスを用いるコジェネレーション
又はガスヒートポンプ又は天然ガス自動車用のエンジン
として好適に用いることができる。
施形態を図1に基づいて説明する。図1に示すエンジン
100は、シリンダ9と、シリンダ9の上部に連結され
たシリンダヘッド12とを有し、シリンダ9内には、連
結棒7を介しクランク軸8に連結されたピストン6が往
復移動自在に収容されている。そして、ピストン6の頂
面と、シリンダ9の内面と、シリンダヘッド12の下面
とによって燃焼室5が形成されている。そして、燃焼室
5には、吸気路1および排気路3が開口され、燃焼室5
の吸気路1側には吸気弁2が、燃焼室5の排気路3側に
は排気弁4が設けられている。また、シリンダヘッド1
2には下面の略中央に点火プラグ13が配設されてい
る。
火エンジンと同様に、各種センサとして、クランク軸8
の回転を検出するクランク角センサ23や、ノッキング
を検出するためのノッキングセンサ24や、エンジン1
00を冷却するための冷却水温度を検出する冷却水温度
センサ(図示せず)等が設けられている。
を流通する空気Aに、天然ガスである燃料Gを供給し
て、混合気を形成するミキサ10が設けられている。
ンジン・コントロール・ユニット)30(運転制御装置
の一例)によって行われる。そのため、各種センサの出
力信号がECU30に入力される。ECU30ではこれ
ら入力された信号に基づいて各種制御の演算が行われ
る。そして、ECU30から点火プラグ13に接続され
たイグナイタ14に点火制御信号が出力されて、燃焼室
1における点火時期が制御され、また、ECU30から
ミキサ10に当量比制御信号が出力されて、ミキサ10
により形成される混合気の当量比が制御される。
成分析や発熱量分析等を行なう分析装置20が設けられ
ており、さらに、ECU30は、その分析装置20の分
析結果に基づいて、ミキサ10に供給される天然ガスで
ある燃料Gのアンチノック性に関する特性値としての着
火温度又はオクタン価又は何れかの相当量を推定検出す
る特性値検出手段31として機能する。
フ法を利用した組成分析装置や、燃料G中を伝播する音
速と燃料Gの発熱量との相関関係を利用した発熱量分析
装置や、燃料G中を伝播する音速及び熱伝導率から燃料
Gの組成割合を導出する分析装置等として構成すること
ができる。
の検出結果に基づいて、エンジンの動作値としての点火
時期を、ノッキングを防止するように設定する動作値設
定手段32として機能する。即ち、動作値設定手段32
は、燃焼室5に供給される燃料Gの特性値としてのアン
チノック性に関する特性値としての着火温度又はオクタ
ン価又は何れかの相当量が低下し、ノッキングが発生し
やすい状態になるほど、点火時期を遅角側に設定して、
ノッキング発生を未然に防止し安定運転を維持すること
ができる。逆に、動作値設定手段32は、燃焼室5に供
給される燃料Gの上記特性値が上昇し、ノッキングが発
生し難い状態になるほど、点火時期を進角側に設定し
て、高効率化を図った運転状態とすることができる。
然ガスの特性値が最も高いアンチノック性を示す高特性
値であるときに、高効率及び高排ガス浄化性能等の高性
能を示すように、初期値が設定されており、動作量設定
手段32は、点火時期をその初期値を進角側の限界値と
して、燃料の特性値低下に対して、遅角側に変化させる
ように構成されている。よって、燃料Gの特性値が高特
性値付近の場合には、動作値設定手段32により設定さ
れる点火時期は初期値付近となり、できるだけ高性能な
運転状態を維持し、燃料Gの特性値が高特性値よりも低
下した場合にのみ、その点火時期をノッキングが回避さ
れる側に変化させることができる。
24等により実際のノッキング発生を検出したときに点
火時期を基準値よりも遅角側に調整してノッキングを回
避するノッキング回避制御手段33を備える場合には、
上記動作値設定手段32を、その点火時期の基準値を、
燃料Gの特性値が低下するほど遅角側に設定するように
構成することができ、このように構成することで、燃料
Gの特性値が変動しても、点火時期の基準値がその特性
値に合わせて設定されているので、その特性値の変化に
よるノッキング発生が未然に防止され、ノッキング発生
の頻度を低減し、ノッキング回避制御手段33による点
火時期の調整頻度を低減させ、エンジンの運転状態を安
定したものとすることができる。
図2及び図3に基づいて説明する。図2に示すエンジン
200は、上記第1実施形態と同様の構成については説
明を割愛するが、ミキサ10に供給される空気Aの湿度
を調整可能な湿度調整装置40が設けられている。
を流通する空気Aを水槽内の水にバブリングすること
で、空気Aの湿度を水槽内の水温における飽和水蒸気圧
まで加湿し、さらに、その水槽内の水温を調整すること
で、空気Aの湿度を調整可能に構成されている。詳しく
は、湿度調整手段40は、図3に示すように、水槽50
内に満たされた水を、循環流路52を介して冷却塔53
との間で循環して冷却すると共に、ヒータ55により加
熱して、所定の温度に温度調整するように構成されてい
る。また、湿度調整装置40には、吸気路1の上流側に
接続された三方弁42と吸気路1の下流側に接続された
三方弁43とが設けられ、三方弁42の1つの接続部と
三方弁43の1つの接続部とはバイパス管41により導
通接続されている。
0内には、下方側が開口する容器状の上側ケース46
と、上方が開口する容器状の下側ケース47とが、多数
の小孔が穿設されたパンチング板48を夫々の開口の間
に挟み込んで密閉接続された状態で設けられ、その内部
には、常に所定の水位まで水が供給され、その水位はガ
ラス管等で形成された水位認識管49により目視するこ
とができる。
残りの接続部には、鉛直方向を軸とした螺旋状で、上側
ケース46の外周を旋回するように形成された螺旋管4
4が接続されている。その螺旋管44は、水槽50内の
水に埋没され、数本の管に分配された後に下側ケース4
7内に接続されている。湿度調整装置40において、三
方弁43の残りの接続部には、上側ケース46内に接続
された管45に接続されている。
三方弁42から供給された空気Aが、螺旋管44を介し
て下側ケース47内に供給され、下側ケース47内に供
給された空気Aが、パンチング板48の複数の小孔を介
して、上側ケース46内の水に吹き込まれてバブリング
される。そして、上側ケース46の水に吹き込まれてた
空気Aは、内部の水蒸気圧が、その水温における飽和水
蒸気圧となった後に、上側ケース46の上方に接続され
た管45から、三方弁43を介して吸気路1側に送られ
ることになる。よって、湿度調整装置40は、ヒータ5
5の出力を調整して、水槽50内の温度を調整すること
で、吸気路1へ送る空気Aの湿度を所定の湿度に調整す
ることができるのである。
は、空気A中に超音波等により形成されたミストを供給
する加湿装置等の、気体の湿度を調整可能なものであれ
ば、如何なるものを使用しても構わない。
度、即ちミキサ10で形成される混合気の湿度(新気湿
度)は、高くなるほどその混合気の比熱が増加するの
で、例えば、混合気の湿度を高くすると燃焼室5におけ
る燃焼温度が低下して、端末ガス中の自己着火が抑制さ
れて、ノッキングを回避することができる。
は、特性値検出手段31の検出結果、即ち、アンチノッ
ク性に関する特性値としての着火温度又はオクタン価又
は何れかの相当量に基づいて、湿度調整装置40を制御
して、エンジンの動作値としての新気湿度をノッキング
を防止するように設定するように構成することができ
る。即ち、動作値設定手段32は、燃焼室5に供給され
る燃料Gの特性値としてのアンチノック性に関する特性
値としての着火温度又はオクタン価又は何れかの相当量
が低下し、ノッキングが発生しやすい状態になるほど、
新気湿度を高い側に設定して、ノッキング発生を未然に
防止することができる。逆に、動作値設定手段32は、
燃焼室5に供給される燃料Gの上記特性値が上昇し、ノ
ッキングが発生し難い状態になるほど、新気湿度を低い
側に設定して、例えば燃焼温度を上昇させて、高効率化
図った運転状態とすることができる。
然ガスの特性値が最も高いアンチノック性を示す高特性
値であるときに、高性能を示すように、初期値が設定さ
れており、動作量設定手段32は、新気湿度をその初期
値を下限界値として、燃料の特性値低下に対して、高い
側に変化させるように構成されている。よって、燃料G
の特性値が高特性値付近の場合には、動作値設定手段3
2により設定される新気湿度は初期値付近となり、でき
るだけ高性能な運転状態を維持し、燃料Gの特性値が高
特性値よりも低下した場合にのみ、その新気湿度をノッ
キングが回避される側、即ち高い側に変化させることが
できる。
実際に運転したときの実施例を示す。なお、本実施例に
おいては、炭素数が2の炭化水素(エタン、C2H6)が
8%、炭素数が3の炭化水素(プロパン、C3H8)が4
%、炭素数が4の炭化水素(ブタン、C4H10)が2
%、炭素数が5以上の炭化水素が0%で、メタン(CH
4)を主成分とする天然ガス(基準燃料)が燃料Gとし
て供給され、さらに、湿度調整装置40において空気A
を加湿するための水温を10℃に設定した場合におい
て、安定した運転状態を維持できるように、点火時期等
の各種動作条件が設定されている。
20の分析結果により、燃料Gの着火温度又はオクタン
価の相当量として、燃料Gの各種成分の増加割合を検出
し、さらに、動作値設定手段32は、その検出結果に基
づいて、湿度調整装置40の水温を設定して、新気湿度
を設定するように構成されている。詳しくは、動作値設
定手段32は、燃料Gの各種成分の上記基準燃料に対す
る増加割合(エタンの増加割合をΔA(%)、プロパン
の増加割合をΔB(%)、ブタンの増加割合をΔC、炭
素数が5以上の炭化水素の増加割合をΔDとする。)か
ら、下記の数1に示すように、湿度調整装置40の水温
Tを決定し、新気Aの湿度をその決定した水温tにおけ
る飽和水蒸気圧に設定する。
・ΔD+10
は、各種成分の割合が上記基準燃料における割合に対し
て1%増加したときに、ノッキングを防止した運転状態
を維持することができる湿度調整装置40の水温上昇量
を示し、これらの係数は、予め実験等により求めておく
ことができる。
00に供給する燃料Gの各種成分の割合を変化させて、
エンジン200の運転状態を確認したところ、燃料Gの
組成を変化させても未然にノッキングを防止して安定し
た運転状態を維持することが確認できた。
動作条件は、以下の通りである。 シリンダボア径:110mm ストローク:106mm 気筒数:1 圧縮比:14 回転数:1200rpm 点火時期:28degBTDC 空気過剰率λ(当量比の逆数):1.6 吸気温度:40℃
図4に基づいて説明する。図4に示すエンジン300
は、上記第1及び第2実施形態と同様の構成については
説明を割愛するが、ミキサ10に供給される空気Aの温
度を調整可能なヒータ装置50が設けられている。
51のによる吸気路1を流通する空気Aの温度検出を伴
って、電気ヒータ52の出力をフィードバック制御し
て、空気Aの温度を調整可能に構成されている。また、
このようなヒータ装置50としては、熱源として電気以
外にエンジンを冷却した後の冷却水又は排ガス等を用い
ることができ、さらに、気体の温度を調整可能なもので
あれば、如何なるものを使用しても構わない。
度、即ちミキサ10で形成される混合気の温度(新気湿
度)は、低くなるほど、燃焼室5における燃焼温度が低
下して、端末ガス中の自己着火が抑制されて、ノッキン
グを回避することができる。
は、特性値検出手段31の検出結果、即ち、アンチノッ
ク性に関する特性値としての着火温度又はオクタン価又
は何れかの相当量に基づいて、ヒータ装置50を制御し
て、エンジンの動作値としての新気温度をノッキングを
防止するように設定するように構成することができる。
即ち、動作値設定手段32は、燃焼室5に供給される燃
料Gの特性値としてのアンチノック性に関する特性値と
しての着火温度又はオクタン価又は何れかの相当量が低
下し、ノッキングが発生しやすい状態になるほど、新気
温度を低い側に設定して、ノッキング発生を未然に防止
することができる。逆に、動作値設定手段32は、燃焼
室5に供給される燃料Gの上記特性値が上昇し、ノッキ
ングが発生し難い状態になるほど、新気温度を高い側に
設定して、例えば燃焼温度を上昇させて、高効率化図っ
た運転状態とすることができる。
然ガスの特性値が最も高いアンチノック性を示す高特性
値であるときに、高性能を示すように、初期値が設定さ
れており、動作量設定手段32は、新気温度をその初期
値を上限界値として、燃料の特性値低下に対して、低い
側に変化させるように構成されている。よって、燃料G
の特性値が高特性値付近の場合には、動作値設定手段3
2により設定される新気温度は初期値付近となり、でき
るだけ高性能な運転状態を維持し、燃料Gの特性値が高
特性値よりも低下した場合にのみ、その新気温度をノッ
キングが回避される側、即ち低い側に変化させることが
できる。
の形態を説明する。 〈1〉 上記実施形態において、ノッキングを回避する
ために調整されるエンジンの動作値として点火時期又は
新気湿度又は新気温度を例に挙げたが、別に、このよう
な動作値として、例えば新気圧力、シリンダ温度などを
調整しても構わない。
して特に組成の変化が大きいと予測される天然ガスを用
いたが、燃料として、天然ガス以外の炭化水素系気体燃
料、又はガソリン、軽油、重油、アルコール、水素等の
燃料を使用することができる。
出手段は、アンチノック性に関する特性値としての着火
温度又はオクタン価又は何れかの相当量を、燃料のガス
クロマトグラフ法等による組成分析又は発熱量分析結果
に基づいて推定算出するように構成したが、別に、上記
特性値を検出するために、実際のオクタン価測定用のエ
ンジン又は気筒において点火時期を変化させながらノッ
キングの発生時期を検出することで上記オクタン価又は
その相当量を検出するようなオクタン価測定装置等を用
いても構わない。
に係るエンジン100,200,300を火花点火式エ
ンジンとして構成したが、別に、本発明に係るエンジン
は、燃焼室において圧縮された空気に燃料を噴射して自
己発火させるディーゼルエンジンや、燃焼室において予
混合気を圧縮して自己発火させる予混合圧縮自着火エン
ジンとして構成することができる。また、この場合、動
作値設定手段32は、燃焼室に供給される燃料Gのアン
チノック性に関する特性値として、燃料Gの自己着火温
度又はそのの相当量が低下し、燃焼室において燃料の過
早発火が発生しやすい状態になるほど、吸気温度を低下
させたり湿度を上昇させて、上記過早発火を未然に防止
し安定運転を維持するように構成することができる。ま
た、動作値設定手段32は、特性値として、燃料Gのセ
タン化又はその相当量が低下して、燃焼室における着火
性が悪化するほど、吸気温度を上昇させたり湿度を低下
させて、燃焼室における着火性の悪化を未然に防止し安
定運転を維持するように構成することができる。
成図
ト) 31 特性値検出手段 32 動作値設定手段 33 ノッキング回避手段 40 湿度調整装置 50 ヒータ装置 A 空気(酸素含有ガス) G 燃料
Claims (9)
- 【請求項1】 燃焼室において燃料と酸素含有ガスとの
混合気を燃焼させ軸動力を得るエンジンの運転制御装置
であって、 前記燃焼室に供給される燃料のアンチノック性に関する
特性値を検出する特性値検出手段と、 前記特性値検出手段の検出結果に基づいて、前記エンジ
ンの動作値を、安定運転を維持するように設定する動作
値設定手段とを備えた運転制御装置。 - 【請求項2】 前記特性値が、前記燃料の自己着火温度
若しくはその相当量、前記燃料のオクタン価若しくはそ
の相当量、又は、それらを認識可能な値である請求項1
に記載の運転制御装置。 - 【請求項3】 前記動作値としての前記燃焼室における
点火時期を前記動作値設定手段の設定値に基づいて調整
可能に構成され、 前記動作値設定手段が、前記特性値が低下するほど、前
記燃焼室における点火時期を遅角側に設定するように構
成されている請求項1又は2に記載の運転制御装置。 - 【請求項4】 前記動作値としての前記燃焼室に吸気さ
れる新気湿度を前記動作値設定手段の設定値に基づいて
調整可能に構成され、 前記動作値設定手段が、前記特性値が低下するほど、前
記新気湿度を高い側に設定するように構成されている請
求項1から3の何れか1項に記載の運転制御装置。 - 【請求項5】 前記新気に対する加湿量を調整して前記
新気湿度を調整するように構成されている請求項4に記
載の運転制御装置。 - 【請求項6】 前記動作値としての前記燃焼室に吸気さ
れる新気温度を前記動作値設定手段の設定値に基づいて
調整可能に構成され、 前記動作値設定手段が、前記特性値が低下するほど、前
記新気温度を低い側に設定するように構成されている請
求項1から5の何れか1項に記載の運転制御装置。 - 【請求項7】 前記動作値の初期値が、高特性値の燃料
に対応した値に設定されている請求項1から6の何れか
1項に記載の運転制御装置。 - 【請求項8】 前記燃料が天然ガスである請求項1から
7の何れか1項に記載の運転制御装置。 - 【請求項9】 燃焼室において燃料と酸素含有ガスとの
混合気を燃焼させ軸動力を得るエンジンであって、請求
項1から8の何れか1項に記載の運転制御装置を備えた
エンジン。
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---|---|---|---|
JP2002038338A JP2003239836A (ja) | 2002-02-15 | 2002-02-15 | エンジン及びその運転制御装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002038338A JP2003239836A (ja) | 2002-02-15 | 2002-02-15 | エンジン及びその運転制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003239836A true JP2003239836A (ja) | 2003-08-27 |
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ID=27779679
Family Applications (1)
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Country | Link |
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JP (1) | JP2003239836A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011089472A (ja) * | 2009-10-22 | 2011-05-06 | Mazda Motor Corp | 火花点火式内燃機関 |
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-
2002
- 2002-02-15 JP JP2002038338A patent/JP2003239836A/ja active Pending
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