JP2003239831A - 蓄力式スタータ装置 - Google Patents
蓄力式スタータ装置Info
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Abstract
関を始動させることができるタイプの、蓄力バネ部の構
成に改良を施した新規の蓄力式スタータ装置を提供する
ことを目的とするものである。 【解決手段】 リコイルロープを引いて蓄力バネに回転
駆動力を蓄えてから当該蓄力を一挙にラチェットプーリ
およびクランクプーリを介することで開放して内燃機関
を始動させる形式の蓄力式スタータ装置に関し、前記蓄
力バネを第1蓄力バネと第2蓄力バネとの重ね状態で構
成し、これ等第1蓄力バネ、第2蓄力バネの間にプレー
トを挟装して成るものである。
Description
も容易に内燃機関を始動させることができる形式の、蓄
力バネを備えた蓄力式スタータ装置に関し、具体的に
は、蓄力バネ部の構成に改良を施した蓄力式スタータ装
置に関するものである。
タ装置は、分割されていない一つの構成の蓄力バネを備
えているものであった。
ータ装置は、前記のような構成であったために、次のよ
うな問題点があった。すなわち、 ・ 蓄力バネのトルク調整のために板厚や板幅を変更す
ると、トルクが大幅に変わってしまい、狙ったトルクが
得られない場合がある。 ・ 必要なトルクを得るために、バネが大型となり、バ
ネの単価が高くなる場合がある。 ・ バネが大型且つ強力であるために、バネを収納する
部品の強度を上げておく必要があった(ADC等を使用
している)。 ・ バネが大型且つ強力であるために、装置の組立/分
解の際に取り扱い難く、危険性も高かった。
を解消する工夫およびその他の工夫を施した新規の蓄力
式スタータ装置を提供することを目的とする。
に請求項1に係る蓄力式スタータ装置は、リコイルロー
プを引いて蓄力バネに回転駆動力を蓄えてから当該蓄力
を一挙に開放して内燃機関を始動させる形式の蓄力式ス
タータ装置に関し、前記蓄力バネを第1蓄力バネと第2
蓄力バネとの重ね状態で構成したものである。
は、請求項1に係る蓄力式スタータ装置において、第1
蓄力バネと第2蓄力バネの間にプレートを挟装したもの
である。
置は、請求項2に係る蓄力式スタータ装置において、プ
レートが第2蓄力バネを収納する形とされたことを特徴
とするものである。
ンケース(図示せず)への取付け孔1を有するスタータ
ケース2内の中央個所にセンター軸3を立設し、このセ
ンター軸3にリール4を回転自在に支承し、このリール
4の内側側面に当該リール4のボス部5を囲繞する凹陥
部6を、またこの凹陥部6の外周壁に外周方向に向って
開口するロープ溝7をそれぞれ設け、当該ロープ溝7の
側面にロープ通し孔8を開設してこれにリコイルロープ
9の基端部を挿通し、この基端部における凹陥部の外に
存する個所にロープ通し孔8の径よりも外径の大きい結
び玉10を設け、リコイルロープ9をロープ溝7に捲着
とすると共に同リコイルロープ9の先端部をスタータケ
ース2の外に引出し口(図示せず)を介して引き出し自
在とする。
を中心とする円形のバネ室12を一体に設け、このバネ
室12にリコイルスプリング13を当該リコイルスプリ
ング13がリコイルロープ9に捲き戻し力を賦与する状
態で装入する。
口を塞ぐ状態の蓋部15を一体に備え且つこの蓋部15
の中央個所の外面側に筒状部16を介して左右一対の伝
達用係合爪17を設けたラチェットブーリ18を構成
し、このラチェットプーリ18をセンター軸3の先端に
センターネジ19により抜出不能および回転可能に支承
すると共に前記蓋部15の中央個所の内面側に安定性を
高めるために筒状部20けて当該筒状部20を上記ボス
部5の外周に回転自在に嵌合する。
2と第2蓄力バネ23とを重ね状態とし且つこれ等第1
蓄力バネ22、第2蓄力バネ23の間にプレート24を
挟入した状態として収納すると共に当該第1、第2両蓄
力バネ22、23の内、外端を前記蓋部15の中央寄り
個所と凹陥部6の外周部内とに設けた内、外係止部2
5,26に係止する。なお、第1、第2両蓄力バネ2
2、23の巻方向は、リコイルロープを引いたときにこ
れ等バネ22、23に対して回転駆動力を蓄えるように
してある。
スにスタータケース2を取付けた時には、内燃機関のク
ランク軸(図示せず)に螺着されたナット部27を有す
るクランクプーリ28と前記ラチェットブーリ18とが
対向した状態となるようにされ、またクランクプーリ2
8内において前記左右一対の伝達用係合爪17と対応す
る個所に、同クランクプーリ28が所定の回転速度以下
の時には伝達用係合爪17と係合した状態を、以上の時
には外れた状態を呈する遠心爪29をそれぞれ設けたも
のである。
4が第2蓄力バネを収納する皿形とされたものであっ
て、その開口縁に引掛部31を設けて当該引掛部31
を、凹陥部6の開口縁に設けた切欠32に係止して回転
しないようにされたものである。
挟入していない構成とされたものである。
リール4が回転してリコイルスプリング13および第
1、第2両蓄力バネ22、23に蓄力する。
2、23の蓄力量すなわちトルク値が前記エンジンから
の負荷よりも大きくなった瞬間に当該第1、第2両蓄力
バネ22、23が一挙に解放し、この解放力がクランク
軸を介してエンジンを回転始動させる。
ンク軸側からの駆動力により遠心爪29と伝達用係合爪
17との係合を介してクランクプーリ28が回転され、
この回転が所定回転数を越えたところで遠心爪29は、
遠心力により外方に揺動して前記伝達用係合爪17との
係合を自動的に解消し、前記エンジンは安定して回転を
継続する。
の係合が解消されると、リール4がリコイルスプリング
13の解放力により逆転を開始し、この逆転に伴ってリ
コイルロープ9を同リール4に巻取る。
前記のように、リコイルロープを引いて蓄力バネに回転
駆動力を蓄えてから当該蓄力を一挙に開放することで内
燃機関を始動させる形式の蓄力式スタータ装置におい
て、前記蓄力バネを第1蓄力バネと第2蓄力バネとの重
ね状態で構成したものであって、次の効果を奏するもの
である。 ・ 蓄力バネのトルク調整のためには、一方のバネの板
厚や板幅を変更することで、狙ったトルクの微調整を容
易に行なうことができる。 ・ 必要なトルクを得るためには、1個当たりのバネを
小さくすることができ、バネの単価を安くすることがで
きる。 ・ 1個当たりのバネのトルクが小さいので、バネを収
納する部品の強度を下げることが可能になり、装置の小
型化および装置単価の低減化に好都合である。 ・ 1個当たりのバネのトルクが小さいので、装置の組
立/分解の際の取り扱いが容易になり、危険性も低くで
きる。
は、前記のように、請求項1に係る蓄力式スタータ装置
において、第1蓄力バネと第2蓄力バネの間にプレート
を挟装して成るので、当該プレートによってこれ等バネ
同士の干渉を防ぐことができ、スムーズな第1蓄力バネ
の作動と第2蓄力バネの作動を得ることができる。
記のように、請求項2に係る蓄力式スタータ装置におい
て、プレートが第2蓄力バネを収納する形とされたこと
を特徴とするので、よりスムーズな第1蓄力バネの作動
と第2蓄力バネの作動を得ることができ、しかも上記し
た装置の組立/分解をより容易化し、危険性をより低く
することができる。
Claims (3)
- 【請求項1】 リコイルロープを引いて蓄力バネに回転
駆動力を蓄えてから当該蓄力を一挙に開放して内燃機関
を始動させる形式の蓄力式スタータ装置に関し、前記蓄
力バネを第1蓄力バネと第2蓄力バネとの重ね状態で構
成したことを特徴とする蓄力式スタータ装置。 - 【請求項2】 請求項1に係る蓄力式スタータ装置にお
いて、第1蓄力バネと第2蓄力バネの間にプレートを挟
装して成ることを特徴とする蓄力式スタータ装置。 - 【請求項3】 請求項2に係る蓄力式スタータ装置にお
いて、プレートが第2蓄力バネを収納する形とされたこ
とを特徴とする蓄力式スタータ装置。
Priority Applications (2)
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CN102926870A (zh) * | 2012-11-28 | 2013-02-13 | 无锡市良发动力电器配件厂 | 柴油机的出爪固定件 |
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Families Citing this family (2)
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2002
- 2002-02-15 JP JP2002037879A patent/JP2003239831A/ja active Pending
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2003
- 2003-01-29 CN CN 03102088 patent/CN1461880A/zh active Pending
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Also Published As
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