JP2003239724A - 排気浄化装置 - Google Patents

排気浄化装置

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JP2003239724A JP2002036706A JP2002036706A JP2003239724A JP 2003239724 A JP2003239724 A JP 2003239724A JP 2002036706 A JP2002036706 A JP 2002036706A JP 2002036706 A JP2002036706 A JP 2002036706A JP 2003239724 A JP2003239724 A JP 2003239724A
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D41/00Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
    • F02D41/02Circuit arrangements for generating control signals
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  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Exhaust Gas Treatment By Means Of Catalyst (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 フィルタに担持している触媒の熱劣化や多孔
質セラミックで構成される担体への熱応力の作用を防止
してフィルタの耐久性を向上させる。 【解決手段】 排気通路(3)にパティキュレートを捕
集するフィルタ(4)を備えたエンジンの排気浄化装置
において、フィルタの再生時期になると排気温度を上昇
させてフィルタの再生処理を行う再生処理手段(11)
と、エンジンの停止操作時にフィルタの再生処理中であ
るかどうかを判定する判定手段(11、18)と、この
判定結果よりエンジンの停止操作時にフィルタの再生処
理中であるときフィルタの再生処理を中断し、フィルタ
に供給される排気中の酸素量を制限した状態で所定の期
間、燃料の供給を継続する運転継続手段(8、9、1
1)とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えばディーゼルエ
ンジンの排気パティキュレートを処理する排気浄化装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】ディーゼルエンジンから排出される排気
パティキュレートを処理するために、排気系にパティキ
ュレートフィルタを配置し、パティキュレートの捕集量
が一定値に達すると排気温度を上昇させてパティキュレ
ートを燃焼処理し、フィルタの再生を行うことが知られ
ている。
【0003】一方、このようなパティキュレートフィル
タを備えたディーゼルエンジンを前提に、イグニッショ
ンスイッチがOFFされた時点で、前記フィルタに担持
している触媒の温度が所定の温度以上であることが検出
されたとき、吸気絞り弁を閉じて燃料を供給し続けるこ
とが特開平10−54268号公報によって提案されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、フィルタの
再生処理のため通常の噴射の後に膨張行程での2度目の
噴射であるポスト噴射を行う場合に、再生処理の途中で
イグニッションキースイッチがOFFとされエンジン停
止したとき、フィルタの温度がフィルタの使用温度の上
限値を超えて急上昇し、これによってフィルタに担持し
ている触媒が熱劣化したり、触媒を担持している担体が
多孔質セラミックである場合には熱応力の影響でフィル
タの耐久性が低下することがわかった。
【0005】これについてさらに図3のモデル図を用い
て説明すると、図3は運転条件(回転速度、燃料噴射
量)が中負荷域を中心とするポスト噴射域にあってポス
ト噴射を行っての再生処理が行われている途中でアクセ
ルペダルが初期位置まで戻され、その直後にイグニッシ
ョンスイッチがONからOFFへと切り換えられたとき
を想定している。
【0006】まず前提としてフィルタの再生処理がt1
で開始されるとポスト噴射による未燃燃料がフィルタに
担持している触媒上で反応することでフィルタ温度がT
aからTbへと上昇し、フィルタに堆積しているパティ
キュレートが燃焼するのに十分な温度を得ることがで
き、パティキュレートが燃焼する。
【0007】続いて運転者がt2よりアクセルペダルを
初期位置まで戻すと、エンジン回転速度Neが低下しt
3でアイドル状態となる。t2からt3までの回転速度
の落差分だけ排気流量が減るため、フィルタ温度はTb
より一段と高いTcへと上昇する。
【0008】この場合に、アイドル運転を継続すればフ
ィルタ温度がTc以上に上昇することはないのである
が、パティキュレートの燃焼が完了していない時点、例
えばt4で運転者がイグニッションキースイッチをON
からOFFにしたとき、その直後に燃料供給を停止して
エンジンを停止させても(第3段目の破線参照)、燃焼
の完了していないパティキュレートはフィルタ上流の排
気通路内に残っている空気中の酸素を用いて燃焼を継続
する。
【0009】このとき、エンジン停止により排気がフィ
ルタを通過して流れることがなく、従ってパティキュレ
ートの燃焼した熱がフィルタの下流へと逃されることが
ないので、フィルタの温度が破線で示したようにフィル
タの上限温度Tlmtを大きく超えて急上昇し、たとえ
ば1000℃といった高温にもなる。このように急激な
温度変化があると、フィルタに担持している触媒が熱劣
化したり多孔質セラミックで構成される担体に熱応力が
作用するなどしてフィルタの耐久性が損なわれるのであ
る。
【0010】そこで本発明は、エンジンの停止操作時に
フィルタの再生処理中であるかどうかを判定し、フィル
タの再生処理中であるときには再生処理を中断し、フィ
ルタに供給される排気中の酸素量を制限した状態で所定
の期間、燃料の供給を継続することにより、フィルタに
担持している触媒の熱劣化や多孔質セラミックで構成さ
れる担体への熱応力の作用を防止してフィルタの耐久性
を向上させることを目的とする。
【0011】一方、上記の従来装置でもイグニッション
スイッチのOFF時に吸気絞り弁を閉じて燃料を供給し
続けるため、その点本発明の構成と類似する。
【0012】しかしながら、従来装置は、フィルタを昇
温させてもフィルタに堆積したままでパティキュレート
のようには除去できないオイルアッシュ(主にエンジン
オイルに起因する)を対象とし、このオイルアッシュを
分解除去するためには (1)還元処理を長い時間継続する(分解の促進)、
(2)還元処理後には排気を流さない、という条件をみ
たすことが効果的であることに着目して、フィルタに担
持している触媒の温度が所定の温度以上であるとき吸気
絞りと燃料供給とでフィルタを還元雰囲気とするもので
ある。具体的には、イグニッションキースイッチがOF
Fにされると、吸気絞り弁を閉じると同時に燃料の供給
を停止する。次いで、エンジン回転速度が所定回転速度
S1まで低下すると、燃料の噴射を再開し、燃料噴射を
その後にエンジン回転速度数がS1よりも小さな所定回
転速度S2に低下するまで継続する。すなわち、従来装
置は、イグニッションキースイッチのOFF時に再生処
理中かどうかを判断するものではなく、また、パティキ
ュレートの燃焼の影響を受けてフィルタが過度に高温と
ならないようにすることを防止する本願発明とは解決課
題も異なり、前記所定の温度はフィルタに担持されてい
る触媒が活性状態にあることをみる温度であって、本願
発明でいうパティキュレートが燃焼する温度(再生温
度)とは全く異なっている。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、排気通路にパティキュレートを捕集するフィルタを
備えたエンジンの排気浄化装置において、フィルタの再
生時期になると排気温度を上昇させてフィルタの再生処
理を行う再生処理手段と、エンジンの停止操作時にフィ
ルタの再生処理中であるかどうかを判定する判定手段
と、この判定結果よりエンジンの停止操作時にフィルタ
の再生処理中であるときフィルタの再生処理を中断し、
フィルタに供給される排気中の酸素量を制限した状態で
所定の期間、燃料の供給を継続する運転継続手段とを備
える。
【0014】請求項15に記載の発明は、排気通路にパ
ティキュレートを捕集するフィルタを備えたエンジンの
排気浄化装置において、フィルタの再生時期になると排
気温度を上昇させてフィルタの再生処理を行う再生処理
手段と、アイドル時にフィルタの再生処理中であるかど
うかを判定する判定手段と、この判定結果よりアイドル
時にフィルタの再生処理中であるときフィルタの再生処
理を中断し、フィルタに供給される排気中の酸素量を制
限した状態を所定の期間、継続する運転継続手段とを備
える。
【0015】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、再生処
理中にエンジン停止操作が入ったとき即座にフィルタの
再生処理を中断するもののエンジンを停止することはせ
ず、燃料の供給を継続(運転継続)することで、フィル
タに堆積しているパティキュレートの燃焼する熱がフィ
ルタを通過する排気により滞留することなくフィルタ下
流へと逃されると共に、フィルタに供給される排気中の
酸素量を制限することで、パティキュレートの燃焼その
ものが抑制され、これによってフィルタの急激な温度上
昇を防止することができる。このため、フィルタに触媒
を担持するタイプでは触媒の熱劣化を防止し、またフィ
ルタ担体を多孔質セラミックで構成するタイプでは担体
への熱応力の作用を防止し、これによってフィルタの耐
久性を向上させることができる。
【0016】請求項15に記載の発明によれば、アイド
ル時にフィルタの再生処理中であることを判定したとき
には、フィルタの再生処理を中断し、フィルタに供給さ
れる排気中の酸素量を制限した状態を所定の期間、継続
するようにしたので、パティキュレートの燃焼する熱の
ほうが、アイドル時の排気流量よりも相対的にずっと大
きくなり、パティキュレートの燃焼する熱を十分にフィ
ルタ下流に逃すことができない事態が生じ得ることがあ
っても、パティキュレートの燃焼そのものが抑制され、
これによってフィルタの急激な温度上昇を防止すること
ができる。このため、フィルタに触媒を担持するタイプ
では触媒の熱劣化を防止し、またフィルタ担体を多孔質
セラミックで構成するタイプでは担体への熱応力の作用
を防止し、これによってフィルタの耐久性を向上させる
ことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。
【0018】まず、図1において、1はディーゼルエン
ジンで、2は吸気通路、3は排気通路を示す。排気通路
3には排気中のパティキュレートを捕集するフィルタ4
が設置される。フィルタ4のパティキュレートの捕集量
が所定値に達すると、排気温度を上昇させてパティキュ
レートを燃焼除去する。
【0019】詳細には、パティキュレートは黒鉛(煤、
ドライスート)と可溶性有機物質(SOF)などからな
る複合体であり、その大部分は黒鉛である。ここでのフ
ィルタ4は多孔質セラミックから構成される担体に触媒
を担持させており、通常の排気温度でSOFや未燃燃料
(HC)、不完全燃焼物(CO)はこの触媒の効果によ
りCO2、H2Oへと浄化される。従ってフィルタの再生
処理のためパティキュレートを燃焼させるという場合の
パティキュレートはこの黒鉛である。
【0020】フィルタ4の圧力損失(フィルタ4の上流
と下流の圧力差)を検出するために、フィルタ4をバイ
パスする差圧検出通路に差圧センサ12が設けられる。
【0021】この差圧センサ12により検出されるフィ
ルタ4の圧力損失は、クランク角センサ13からのエン
ジン回転速度、アクセルセンサ14からのアクセル開度
(アクセルペダルの踏み込み量)、エアフローメータ1
5からの吸入空気流量と共にコントローラ11に送ら
れ、主にマイクロプロセッサで構成されるコントローラ
11では、これらに基づいて次のようにフィルタ4の再
生処理を行う。
【0022】すなわち、再生処理前には差圧センサ12
により検出した圧力損失ΔPと再生開始判定値とを比較
して再生開始時期になったかどうかを判定し、再生開始
時期になったとき排気温度を上昇させてのフィルタ4の
再生処理を開始し、その後に差圧センサ12により検出
した圧力損失ΔPと再生終了判定値とを比較して再生終
了時期になったかどうかを判定し、再生終了時期時期に
なったとき再生処理を終了する。
【0023】フィルタ4の再生処理は基本的には排気温
度を目標温度(パティキュレートが燃焼するに最適な温
度のこと)にまで上昇させる処理である。この場合、排
気温度はエンジンの負荷と回転速度により異なるので、
図2に示したように全運転領域を大きく4つに区分け
し、区分けした各運転領域での排気温度に応じて次のよ
うに再生処理を行う。
【0024】領域R1:全負荷付近の領域であり、この
領域では排気温度が目標温度となり、再生処理を行わせ
なくても自然にパティキュレートが燃焼して再生が行わ
れるため、再生処理は行わない。
【0025】領域R2:領域R1より低負荷側である領
域R2〜R4では排気温度が目標温度とならないため強
制的に再生処理を行う必要がある。このため領域R2で
はまず燃料噴射装置(例えばサプライポンプ6、コモン
レール7、インジェクタ8からなるコモンレール式噴射
装置)から噴射される燃料の噴射時期(メイン噴射時
期)を通常(再生処理前)よりも遅らせることによって
再生処理を行う。メイン噴射時期の遅角によって排気温
度は目標温度へと上昇する。
【0026】領域R3:メイン噴射時期の遅角によって
は排気温度を目標温度にできない領域であり、メイン噴
射時期の遅角に代わってポスト噴射(メイン噴射後にさ
らに膨張行程で噴射すること)を行うことによって再生
処理を行う。この膨張行程でのポスト噴射により排気温
度は目標温度へと上昇する。
【0027】領域R4:排気温度がもともと低い低負荷
域であり、この領域では上記いずれの方法によっても排
気温度を目標温度へと上昇させることができないので、
再生処理は行わない。
【0028】このように領域R3においてポスト噴射を
行うことにより再生処理を行うものを前提として、本発
明では、ポスト噴射を行っての再生処理の途中でイグニ
ッションキースイッチ18(図3参照)からの信号がO
NからOFFへと切換えられたとき、すぐに燃料供給を
停止してエンジンを停止させるのではなく、フィルタ4
に堆積しているパティキュレートの燃焼熱がフィルタ4
に滞留することなくフィルタ4の下流へと逃されるよう
にアイドル噴射量を供給してアイドル運転を継続すると
共に、吸気通路2に設けた吸気絞り弁9を駆動してシリ
ンダ内に流入する酸素量(排気中の酸素量)を減らして
フィルタ4に堆積しているパティキュレートの燃焼その
ものを抑制する。
【0029】ここで、このパティキュレートの燃焼制御
をさらに図3のモデル図を用いて説明する。
【0030】図3は運転条件(エンジン回転速度、燃料
噴射量)がポスト噴射域にあってポスト噴射を行っての
再生処理が行われている途中でアクセルペダルが初期位
置まで戻され、その直後にイグニッションスイッチがO
NからOFFへと切り換えられたときを想定している。
【0031】まず前提として再生処理がt1で開始され
るとポスト噴射による未燃燃料(HC)がフィルタ4に
担持されている触媒上で反応することでフィルタ温度が
TaからTbへと上昇し、パティキュレートが燃焼する
に十分な温度を得ることができ、パティキュレートが燃
焼する。
【0032】続いて運転者がt2のタイミングでアクセ
ルペダルを初期位置まで戻すと、エンジン回転速度Ne
が低下してt3でアイドル状態となり、t2からt3ま
での回転速度の落差分だけ排気流量が減るため、フィル
タ4の温度はTbより一段と高いTcへと上昇する。
【0033】この場合に、アイドル運転を継続すればフ
ィルタ4の温度がTc以上に上昇することはないのであ
るが、フィルタに堆積しているパティキュレートの燃焼
が完了していない時点、例えばt4で運転者がイグニッ
ションキースイッチをONからOFFにしたとき、すぐ
に燃料供給を停止してエンジン停止させても、フィルタ
4上流の排気通路3に残っている空気中の酸素を用い
て、フィルタに堆積しているパティキュレートの燃焼が
継続する。
【0034】このとき、エンジン停止により排気がフィ
ルタを経過して流れることがなく、従ってフィルタに堆
積しているパティキュレートの燃焼熱がフィルタ4の下
流へと逃されることがないので、フィルタ4の温度が破
線で示したようにフィルタ4の上限温度Tlmtを大き
く超えて急上昇し、たとえば1000℃といった高温に
もなり、フィルタ4の耐久性が損なわれる。
【0035】このとき、本発明では次の手順で吸気絞り
弁9の開度と燃料供給を制御する。
【0036】t4のタイミングでイグニッションスイ
ッチ18からの信号がONからOFFへと切り換えられ
たとき、再生処理を中断し、フィルタ4に堆積している
パティキュレートの燃焼熱がフィルタ4の下流へと流れ
去るようにアイドル噴射量をインジェクタ8より供給し
てアイドル運転を継続する。
【0037】フィルタ4の温度を検出してこれがフィ
ルタ4の上限温度Tlmを超えることがないかどうかを
モニターする。すなわち、検出したフィルタの温度とフ
ィルタ4の上限温度Tlmtとを比較し、フィルタ4の
温度が例えばt5のタイミングでフィルタ4の上限温度
Tlmtを超えたときにはそのタイミングより吸気絞り
弁9の開度を小さくして排気中の酸素量を減らす。ディ
ーゼル燃焼はもともとリーン雰囲気での燃焼であり、特
に低負荷時には燃焼に利用されないで排気通路3に排出
される酸素量が多いのであるが、アイドル運転状態で吸
気絞り弁9により吸気を絞ることで、燃焼に利用されな
いで排気通路3に排出される酸素量を減らすことがで
き、これによりフィルタ4に堆積しているパティキュレ
ートの燃焼そのものが緩慢となり、フィルタ4の温度が
低下してゆく。
【0038】この結果、フィルタ4の温度がピークを
とったあと反転しt6のタイミングでフィルタ4の上限
温度Tlmt以下に収まったとすれば、それ以降はフィ
ルタ4の上流と下流の温度差ΔTをモニターしてその下
限値T0と比較し、温度差ΔTが下限値T0より大きい
ときには吸気絞り弁9の開度をそのまま維持しかつ燃料
の供給を継続する。
【0039】この温度差ΔTはフィルタ4に堆積してい
るパティキュレートの燃焼状態を表し、ΔTの値が大き
いときにはパティキュレートの燃焼が盛んであること
を、この逆にパティキュレートの燃焼が完了に近づいて
くるとΔTの値が小さくなってくる。従って、の手順
は、フィルタ4に堆積しているパティキュレートの燃焼
が完了し、従って吸気絞り弁9を再び開いてもパティキ
ュレートが燃え上がることはない温度差の下限値をT0
として定めておき、実際の温度差ΔTがこの下限値T0
より大きいときには吸気絞り弁9を再び開くのを待って
パティキュレートの燃焼が完了するのを待つようにした
ものである。
【0040】温度差ΔTが例えばt7でT0以下とな
れば、フィルタ4に堆積しているパテキュレートの燃焼
が完了し、従って吸気絞り弁9を再び開いてもパティキ
ュレートが燃え上がることはないので、吸気絞り弁9を
再び開いて全開位置へと戻し、次にはフィルタ4の温度
とフィルタ4の再生終了温度Teを比較する。
【0041】フィルタ4の温度がフィルタ4の再生終
了温度Teより大きいときにはそのまま待ち、フィルタ
4の温度が例えばt8でTe以下となれば、フィルタ4
の再生終了と判断し、燃料供給を停止してエンジンを停
止する。
【0042】次に、コントローラ11により行われるこ
れらの制御内容を以下のフローチャートに従って説明す
る。
【0043】図4のフローチャートは再生処理フラグを
設定するためのもので、所定の時間毎(例えば10ms
毎)に繰り返し実行する。
【0044】ステップ1ではフィルタ4の圧力損失ΔP
を差圧センサ12の出力から読み込む。
【0045】ステップ2では再生処理フラグをみる。こ
の再生処理フラグは後述する再生処理条件が成立したと
き1となるフラグであり、エンジン始動時にはゼロに初
期設定されている。従って、再生処理条件の成立する前
はステップ3に進み、再生開始判定値ΔPsを演算す
る。
【0046】このΔPsの演算については例えばエンジ
ン回転速度と負荷に基づいて所定のマップを検索するこ
とにより排気流量を演算し、この排気流量から所定のテ
ーブルを検索することにより再生開始時の圧力損失であ
る再生開始判定基本値ΔPsを演算すればよい。ここ
で、再生開始時のフィルタの圧力損失は高く、パティキ
ュレート燃焼後の再生終了時のフィルタ4の圧力損失は
低下する。再生開始判定値と後述する再生終了判定値は
排気流量が増加するほど高く(大きく)なる。
【0047】ステップ4、5で再生処理条件をみる。再
生処理条件の成立は、フィルタ4の圧力損失ΔPが再生
開始判定値ΔPsを超えかつエンジンの回転速度とメイ
ン噴射量Qf1(図7のステップ34参照)により定ま
る運転条件がポスト噴射域にあることである。このため
圧力損失ΔPが再生開始判定値ΔPs以下のときやエン
ジンの運転条件がポスト噴射域にないときにはステップ
7に進み再生処理フラグ=0として今回の処理を終了す
る。
【0048】圧力損失ΔPが再生開始判定値ΔPsを超
えかつエンジンの運転条件がポスト噴射域にあるときに
はステップ6に進み、再生処理フラグ=1とする。この
再生処理フラグ=1を受けて図示しないフローでは再生
処理が実行される。
【0049】再生処理では、インジェクタ8から噴射さ
れる燃料の噴射時期を相対的に遅角したり、ポスト噴射
することで、エンジン燃焼を正規の状態から遅らせて排
気温度を上昇させるのであり、これによりフィルタ4に
捕集されているパティキュレートを燃焼させる。
【0050】再生処理フラグ=1を受けて次回よりはス
テップ2よりステップ8に進み、イグニッションスイッ
チ18からの信号をみる。
【0051】イグニッションスイッチ18からの信号が
ON状態にあるときは従来と同様である。すなわち、ス
テップ9に進み再生終了判定値ΔPeを演算する。この
ΔPeの演算についてはΔPsの演算と同様である。す
なわち、エンジン回転速度とメイン噴射量Qf1に基づ
いて排気流量を演算し、この排気流量から所定のテーブ
ルを検索することにより、再生終了時の圧力損失である
再生終了判定値ΔPeを演算する。
【0052】ステップ10では圧力損失ΔPとこの再生
終了判定値ΔPeを比較する。圧力損失ΔPが再生終了
判定値ΔPe以上であれば、再生処理を継続するためス
テップ6の操作を実行する。
【0053】一方、圧力損失ΔPが再生終了判定値ΔP
eを下回ると再生終了タイミングになったと判断し、ス
テップ11に進んで今回の再生処理を終了し次回の再生
処理に備えるため再生処理フラグ=0とする。
【0054】ステップ8でイグニッションスイッチ18
からの信号がOFF状態になっているときには、ステッ
プ12に進みエンジン停止要求フラグ(ゼロに初期設
定)=1とした後、ステップ11の操作を実行する。
【0055】ここで、エンジン停止要求フラグは、エン
ジン停止要求フラグ=1のとき再生処理中にエンジン停
止の要求があったことを表すフラグである。
【0056】図5はポスト噴射量を演算するためのもの
で、クランク角の基準位置信号(図ではRef.で略
記)の入力毎に実行する。
【0057】ステップ21、22で再生処理フラグと運
転域をみる。再生処理フラグ=0であるとき、あるいは
再生処理フラグ=1であってもポスト噴射域にないとき
にはポスト噴射を行う必要がないので、ステップ25に
進んでポスト噴射量QP=0とする。
【0058】再生処理フラグ=1かつポスト噴射域にあ
るときには再生処理のためのポスト噴射を行う必要があ
るため、ステップ23以降に進んでポスト噴射量を演算
する。
【0059】ステップ23ではエンジン回転速度Ne、
メイン噴射量Qf1を読み込む。ここで、メイン噴射量
Qf1は後述するようにアクセル開度とエンジン回転速
度に応じて定まる基本燃料噴射量Mqdrvに各種の補
正を施して得た燃料噴射量である(図7のステップ34
参照)。
【0060】ステップ24ではエンジン回転速度Neと
メイン噴射量Qf1とから図6を内容とするマップを検
索することによりポスト噴射量QPを演算する。ポスト
噴射量は、運転条件(Ne、Qf1)に応じて変化する
排気温度に対応させており、排気温度が低くなる低負荷
ほど大きくなる。これは、排気温度が低くなる低負荷ほ
ど目標温度との差が大きくなるので、その分ポスト噴射
量を大きくする必要があるからである。最適値は最終的
にはマッチングにより定める。
【0061】図7はメイン噴射量を演算するためのもの
で、クランク角の基準位置信号(図ではRef.で略
記)の入力毎に実行する。
【0062】ステップ31でエンジン停止要求フラグを
みる。エンジン停止要求フラグ=0のときはステップ3
2〜35で従来と同様にしてメイン噴射量を演算する。
すなわち、ステップ32でエンジン回転速度Ne、アク
セル開度CLを読み込み、ステップ33でNeとCLか
ら図8を内容とするマップを検索することにより基本燃
料噴射量Mqdrvを演算する。ステップ34ではこの
基本燃料噴射量Mqdrvに対してエンジン冷却水温等
に基づいて各種の補正を行い、この補正後の値をメイン
噴射量Qf1とする。
【0063】ステップ35ではこのようにして演算した
メイン噴射量Qf1と最大噴射量Qf1maxを比較
し、Qf1がQf1maxを超えるときには最大噴射量
Qf1maxをメイン噴射量Qfとして設定する。これ
に対して、Qf1がQf1max以下のときにはQf1
をそのままメイン噴射量Qfとして設定する。なお、最
大噴射量Qf1maxは図9に示したようにエアフロメ
ータ出力より演算されるシリンダ吸入空気量Qacとエ
ンジン回転速度Neに応じて設定されている。
【0064】一方、エンジン停止要求フラグ=1である
ときにはステップ36に進んで温度センサ16からのフ
ィルタ上流温度T1を読み込む。この温度T1はフィル
タ温度の代用である。従ってフィルタ4内部に温度セン
サを設けるようにしてもかまわない。
【0065】ステップ37ではフィルタ温度としてのT
1と再生終了温度Teを比較する。再生処理の途中でイ
グニッションスイッチ18がON位置からOFF位置に
切換えられてエンジン停止要求フラグ=1となった当初
はフィルタ温度としてのT1がこの再生終了温度Teよ
り高いのでステップ38に進み、アイドル噴射量をメイ
ン噴射量Qf1として設定すると共に、ステップ39で
酸素制限フラグ(ゼロに初期設定)=1とした後、ステ
ップ35の操作を実行する。上記のアイドル噴射量は、
例えばエンジン回転速度Neに応じて予め割り付けてお
く。
【0066】つまり、再生処理の途中でイグニッション
スイッチ18がON位置からOFF位置に切換えられた
ときには、すぐに燃料供給を停止するのではなく、アイ
ドル運転を継続させる。そして、アイドル運転を行いな
がら酸素制限フラグによりフィルタ温度が昇温しすぎな
いように排気中の酸素量の制限を指示する。すなわち、
酸素制限フラグは、酸素制限フラグ=1であるときフィ
ルタ温度が昇温しすぎないように排気中の酸素量の制限
を指示するフラグで、後述するようにこのフラグの指示
により吸気絞り弁9が閉じられると、フィルタ4に堆積
しているパティキュレートの燃焼そのものが抑制されて
フィルタ温度がピークを採った後反転して低下してい
く。その結果、フィルタ温度としてのT1が再生終了温
度Te以下になるとフィルタ4の再生を終了するタイミ
ングになったと判断し、燃料供給を停止するためステッ
プ37よりステップ40に進んでメイン噴射量Qf=0
とする。ステップ41、42では次回の運転時に備える
ため酸素制限フラグ=0、エンジン停止要求フラグ=0
としておく。
【0067】そして、上記のように演算されたポスト噴
射量、メイン噴射量に基づいてフィルタ4の再生処理の
開始前には圧縮行程から膨張行程にかけての所定の時期
にインジェクタ8が開かれてメイン噴射のみが行われ、
ポスト噴射域での再生処理中になると、膨張行程でもう
一度インジェクタ8が開かれてポスト噴射が行われる。
また、メイン噴射量Qf1は図4、図5のフローにおい
て用いられる。
【0068】図10は吸気絞り弁9の目標開度を演算す
るためのもので、所定の時間毎(例えば10ms毎)に
繰り返し実行する。
【0069】ステップ51では酸素制限フラグをみる。
酸素制限フラグ=0のときはエンジンの停止操作時に排
気中の酸素制限を行う必要がないのでステップ63に進
み吸気絞り弁9の最大開度TVOmaxを吸気絞り弁9
の目標開度tTVOとする。吸気絞り弁9の最大開度T
VOmaxは吸気絞り弁9の全開位置に相当する値であ
る。
【0070】酸素制限フラグ=1のときはエンジンの停
止操作時に排気中の酸素量の制限を行うためステップ5
2以降に進む。ステップ52では温度センサ16、17
により検出されるフィルタ4の上流温度T1と下流温度
T2を読み込み、ステップ53でフィルタ4の上流と下
流の温度差ΔT(=T1−T2)を算出する。
【0071】ステップ54ではフィルタ温度としてのT
1とフィルタの上限温度Tlmtを比較する。ここで、
フィルタ4の上限温度Tlmtはフィルタ4が使用され
る温度として許される上限の温度のことで、例えば60
0℃程度を設定する。この値は車種により変化し得る。
【0072】フィルタ温度としてのT1がフィルタ4の
上限温度Tlmtを超えているときにはフィルタ4に担
持している触媒が熱劣化したり多孔質セラミックからな
るフィルタ担体に熱応力が作用するなどフィルタ4の耐
久性に問題が出てくるので、ステップ55〜57で吸気
絞り弁9の開度を減少させることにより、フィルタ4に
堆積しているパティキュレートの燃焼そのものを抑制し
てフィルタ温度がフィルタの上限温度Tlmt以下とな
るようにする。すなわち、ステップ55では吸気絞り弁
9の目標開度tTVOを、 tTVO=tTVOz−ΔTVO1…(1)、 ただし、tTVOz:tTVOの前回値、 ΔTVO1:一定値、 の式により算出する。
【0073】(1)式のΔTVO1は吸気絞り弁9の演
算周期当たりの開度減少量、またtTVOの前回値であ
るtTVOzの初期値は吸気絞り弁9の全開位置に相当
する値である。つまり、(1)式は吸気絞り弁9の目標
開度を吸気絞り弁9の全開位置に相当する値から演算周
期当たりΔTVO1ずつ減少していく式である。
【0074】ステップ56、57は吸気絞り弁9の目標
開度tTVOに対してリミッタ処理を行う部分で、tT
VOと吸気絞り弁9の最小開度TVOminを比較し、
tTVOが最小開度TVOmin以下となればtTVO
を最小開度TVOminに制限する。吸気絞り弁9の最
小開度TVOminは吸気絞り弁9の全閉位置に相当す
る値である。
【0075】フィルタ4の再生処理によりパティキュレ
ートが燃焼している途中でエンジン停止要求があったと
きには前述のようにアイドル噴射量を供給してのアイド
ル運転に切換えるのであるが、このとき上記(1)式に
より吸気絞り弁9を全開位置より徐々に閉じてゆくと、
シリンダ内でのディーゼル燃焼に利用されずに排気通路
3へと排出される空気量(酸素量)が減少するためパテ
ィキュレートの燃焼そのものが緩慢となってフィルタ温
度がピークを採った後反転して低下してゆく。
【0076】このため、(1)式の吸気絞り弁9の目標
開度の減少を続ければやがてフィルタ温度がフィルタ4
の限界温度Tlmtにまで低下する。このときにはステ
ップ54よりステップ58に進みフィルタ4の上流と下
流の温度差ΔTとフィルタ4の上流と下流の温度差の下
限値T0を比較する。この温度差ΔTは、フィルタ4の
再生処理中のパティキュレートの燃焼状態を表し、ΔT
の値が大きいときにはパティキュレートの燃焼が盛んで
あることを、この逆にパティキュレートの燃焼が活発で
なくなるとΔTの値が小さくなってくる。従って、フィ
ルタ4に堆積しているパティキュレートの燃焼が完了す
る温度差の下限値をT0として定めておけば、ΔTとT
0との比較によりパティキュレートの燃焼が完了したか
どうか、つまり吸気絞り弁9を元の全開位置に戻すこと
ができるかどうかを判断できる。すなわち、ΔTがT0
より大きいときにはまだパティキュレートの燃焼が完了
していないと判断してステップ59に進み、吸気絞り弁
9の目標開度tTVOをフィルタ温度としてのT1がフ
ィルタ4の下限温度Tlmt以下に収まったときの値を
維持する(目標開度の前回値であるtTVOzを今回の
目標開度であるtTVOとする)。
【0077】時間が経過してΔTが下限値T0以下とな
れば、パティキュレートの燃焼が完了したと判断し、ス
テップ58よりステップ60に進み吸気絞り弁9を再び
開くため吸気絞り弁9の目標開度tTVOを、 tTVO=tTVOz+ΔTVO1…(2)、 ただし、tTVOz:tTVOの前回値、 ΔTVO2:一定値、 の式により算出する。
【0078】(2)式のΔTVO2は吸気絞り弁9の演
算周期当たりの開度増加量である。つまり、(2)式は
吸気絞り弁9の開度を、フィルタ温度としてのT1がフ
ィルタ4の上限温度Tlmt以下に収まったタイミング
での値から演算周期当たりΔTVO2ずつ増加していく
式である。
【0079】ステップ61、62は吸気絞り弁9の目標
開度tTVOに対してリミッタ処理を行う部分で、tT
VOと吸気絞り弁9の最大開度TVOmaxを比較し、
tTVOが最大開度TVOmax以上となればtTVO
をTVOmaxに制限する。
【0080】このようにして演算された吸気絞り弁9の
目標開度tTVOは、ダイヤフラムアクチュエータ10
aへの制御圧力を調整するバルブ10bへの指令値に変
換されて出力され、ダイヤフラムアクチュエータ10a
により目標開度tTVOとなるように吸気絞り弁9が駆
動される。
【0081】ここで、本実施形態の作用を図3のモデル
図を参照しながら説明する。
【0082】t4のタイミングでイグニッションスイッ
チ18がONからOFFへと切り換えられたとき、フィ
ルタ4に堆積しているパティキュレートの燃焼熱がフィ
ルタ4の下流へと逃されるようにアイドル噴射量がイン
ジェクタ8より供給されアイドル運転が継続される。
【0083】この状態でフィルタ温度としてのT1とフ
ィルタ上限温度Tlmtとが比較され、フィルタ温度が
t5のタイミングでフィルタ上限温度Tlmtを超えた
ときにはそのタイミングより吸気絞り弁9の開度が全開
位置より小さくされ、排気中の酸素量が減らされると、
パティキュレートの燃焼が緩慢となり、フィルタ温度は
ピークを採ったあと反転して低下してゆく。この結果、
フィルタ温度がt6のタイミングでフィルタ上限温度T
lmt以下に収まる。
【0084】これ以降は吸気絞り弁9の開度を現状に維
持したままフィルタ4の上流と下流の温度差ΔTと下限
値T0とが比較され、ΔTが下限値T0より大きいとき
にはフィルタ4に堆積しているパティキュレートの燃焼
がまだ完了していないと判断されそのままの状態が継続
される。
【0085】ΔTがt7で下限値T0以下となれば、パ
ティキュレートの燃焼が完了し、従って吸気絞り弁9を
再び開いてもパティキュレートが燃え上がってしまうこ
とはないと判断され吸気絞り弁9が再び全開位置へと戻
される。
【0086】次にはフィルタ温度としてのT1と再生終
了温度Teとが比較され、フィルタ温度がTeより大き
いときにはそのまま待ち、フィルタ温度がt8でTe以
下となればフィルタ4の再生が終了したと判断され、燃
料供給が停止されエンジンが停止される。
【0087】このように第1実施形態(請求項1に記載
の発明)によれば、フィルタ4の再生処理中にエンジン
停止操作が入ったとき即座にフィルタ4の再生処理を中
断するもののエンジンを停止せず、燃料の供給を継続
(運転継続)することで、フィルタ4に堆積しているパ
ティキュレートの燃焼熱がフィルタ4を通過する排気に
より滞留することなくフィルタ4の下流へと逃されると
共に、フィルタ4に供給される排気中の酸素量を制限す
ることで、パティキュレートの燃焼そのものが抑制さ
れ、これによってフィルタ4の急激な温度上昇を防止す
ることができる。このため、フィルタ4に触媒を担持す
るタイプでは触媒の熱劣化を防止し、またフィルタ担体
を多孔質セラミックで構成するタイプでは担体への熱応
力の作用を防止し、これによってフィルタ4の耐久性を
向上させることができる。
【0088】また、フィルタに供給される排気中の酸素
量を単に制限しただけで、パティキュレートの燃焼が完
了したかどうかを確認することなく、フィルタ4に供給
される酸素量を制限しない状態へと戻してエンジン停止
したのでは、パティキュレートの燃焼が完了していない
場合にエンジン停止後にフィルタ4に酸素が流入して再
びパティキュレートが燃焼することが考えられるのであ
るが、フィルタ前後の温度差ΔTに基づいてパティキュ
レートの燃焼が完了したことを確認した後にフィルタ4
に供給される酸素量を制限しない状態へと戻すようにし
たので、フィルタ4にとって安全な温度域でパティキュ
レートを燃焼処理することができ、同時にフィルタ4の
再生も可能となっている。
【0089】次に、図11は第2実施形態の制御内容を
説明するモデル図である。
【0090】図11は運転条件がポスト噴射域にあって
ポスト噴射を行っての再生処理が行われている途中でア
クセルペダルが初期位置まで戻されたときを想定してい
る。
【0091】まず前提としてフィルタの再生処理がt1
で開始されるとポスト噴射によりフィルタ温度はTaか
らTbへと上昇しパティキュレートが燃焼する。このと
き、フィルタに堆積するパティキュレートの量が比較的
大きく、この比較的大量のパティキュレートを燃焼させ
るため、ポスト噴射域が比較的高負荷側に偏っており、
従って高負荷側の比較的大量の排気流量が流れている条
件でパティキュレートが燃焼し、フィルタ温度がフィル
タ上限温度Tlmt以下に保たれているとする。
【0092】続いて運転者がt2のタイミングでアクセ
ルペダルを初期位置まで戻すと、エンジン回転速度Ne
が急激に低下しt3でアイドル状態となり、t2からt
3までの回転速度の落差分だけ排気流量が急激に減る。
このときには、パティキュレートの燃焼熱のほうが、ア
イドル時の排気流量よりも相対的にずっと大きくなり、
パティキュレートの燃焼熱を十分にはフィルタの下流に
逃すことができない事態が生じ得る。すなわち、このと
きにはフィルタ温度が破線で示したようにフィルタ上限
温度Tlmtを大きく超えて急上昇し、フィルタの耐久
性が損なわれる。
【0093】そこで、第2実施形態では次の手順で吸気
絞り弁9の開度と燃料供給を制御する。
【0094】t3でアイドル状態となったとき再生処
理中であれば、直ちに再生処理(ポスト噴射)を中断す
る。
【0095】フィルタ温度を検出してこれがフィルタ
上限温度Tlmを超えることがないかどうかをモニター
する。すなわち、検出したフィルタ温度とフィルタ上限
温度Tlmtを比較し、フィルタ温度が例えばt5のタ
イミングでフィルタ上限温度Tlmtを超えたときには
そのタイミングより吸気絞り弁の開度を小さくして、排
気中の酸素量を減らす。アイドル運転状態で吸気を絞る
ことで、燃焼に利用されないで排気通路に排出される酸
素量を減らすことができ、これによりパティキュレート
の燃焼が緩慢となり、フィルタ温度がピークを採った後
反転して低下してゆく。
【0096】この結果、フィルタ温度がt6のタイミ
ングでフィルタ上限温度Tlmt以下に収まったとすれ
ば、それ以降はフィルタの上流と下流の温度差ΔTをモ
ニターして下限値T0と比較し、ΔTがT0より大きい
ときにはそのまま待つ。
【0097】ΔTがt7で下限値T0以下となれば、
パティキュレートの燃焼が完了するので、吸気絞り弁を
再び開いてもパティキュレートが燃え上がってしまうこ
とはなく、従って吸気絞り弁を再び開いて全開位置へと
戻し、次にはフィルタ温度と再生終了温度Teを比較す
る。
【0098】フィルタ温度がTeより大きいときには
そのまま待ち、フィルタ温度がt8でTe以下となれ
ば、フィルタの再生が終了したと判断する。
【0099】このように、第2実施形態(請求項15に
記載の発明)によれば、アイドル時にフィルタの再生処
理中であることを判定したときには、フィルタの再生処
理を中断し、フィルタに供給される排気中の酸素量を制
限した状態を所定の期間、継続するようにしたので、パ
ティキュレートの燃焼熱のほうが、アイドル時の排気流
量よりも相対的にずっと大きくなり、パティキュレート
の燃焼熱を十分にフィルタ下流に逃すことができない事
態が生じ得ることがあっても、パティキュレートの燃焼
そのものが抑制され、これによってフィルタの急激な温
度上昇を防止することができる。このため、第1実施形
態と同様にフィルタに触媒を担持するタイプでは触媒の
熱劣化を防止し、またフィルタ担体を多孔質セラミック
で構成するタイプでは担体への熱応力の作用を防止し、
これによってフィルタの耐久性を向上させることができ
る。
【0100】実施形態では、フィルタに供給される排気
中の酸素量を制限する手段が吸気絞り弁である場合で説
明したが、これに代えて排気絞り弁やEGR弁を用いる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す概略構成図。
【図2】再生処理を行うための運転領域図。
【図3】第1実施形態の制御内容を説明するための波形
図。
【図4】再生処理フラグの設定を説明するためのフロー
チャート。
【図5】ポスト噴射量の演算を説明するためのフローチ
ャート。
【図6】運転条件に応じたポスト噴射量の特性図。
【図7】メイン噴射量の演算を説明するためのフローチ
ャート。
【図8】基本燃料噴射量の特性図。
【図9】最大噴射量の特性図。
【図10】吸気絞り弁の目標開度の演算を説明するため
のフローチャート。
【図11】第2実施形態の制御内容を説明するための波
形図。
【符号の説明】
1 エンジン 2 吸気通路 3 排気通路 4 フィルタ 8 インジェクタ 11 コントローラ 16 温度センサ 17 温度センサ 18 イグニッションスイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02D 21/08 F02D 41/04 360A 4D058 41/04 360 360H 43/00 301H 43/00 301 301K 301N 301T 301W 301Y 45/00 314Z 45/00 314 B01D 46/42 B // B01D 46/42 53/36 103C Fターム(参考) 3G084 AA01 AA03 BA05 BA08 BA09 BA13 BA15 BA19 BA20 BA24 CA07 DA10 DA27 DA28 EA11 EB01 EB22 FA07 FA10 FA20 FA27 FA34 FA36 FA38 3G090 AA03 BA01 CA01 CA02 CA04 DA04 DA09 DA12 DA13 DA14 DA18 DA20 EA05 EA06 EA07 3G092 AA02 AA06 AA17 AA18 AB03 BA01 BA04 BB01 BB10 BB13 CA01 CB05 DB03 DC03 DC09 DC12 DC15 EA01 EA02 EA05 EA07 EA12 FA15 FA18 FA20 FA36 FA38 FB06 GA10 HA01Y HA01Z HD01Y HD01Z HD02Y HD02Z HE01Y HE01Z HE08Y HE08Z HF08Y HF08Z HF20Y HF20Z 3G301 HA02 HA04 HA06 HA11 HA13 JA15 JA24 JB09 KA28 LA03 LB11 MA01 MA11 MA18 MA26 NE13 NE15 PA01B PA01Z PD11B PD11Z PD12B PD12Z PD14B PD14Z PE02B PE02Z PF04B PF04Z PF16B PF16Z 4D048 AA14 AB01 BB02 BC10 BD01 CC51 CD05 DA01 DA02 DA06 4D058 JA01 JB02 JB22 MA41 MA51 SA08

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】排気通路にパティキュレートを捕集するフ
    ィルタを備えたエンジンの排気浄化装置において、 フィルタの再生時期になると排気温度を上昇させてフィ
    ルタの再生処理を行う再生処理手段と、 エンジンの停止操作時にフィルタの再生処理中であるか
    どうかを判定する判定手段と、 この判定結果よりエンジンの停止操作時にフィルタの再
    生処理中であるときフィルタの再生処理を中断し、フィ
    ルタに供給される排気中の酸素量を制限した状態で所定
    の期間、燃料の供給を継続する運転継続手段とを備える
    ことを特徴とする排気浄化装置。
  2. 【請求項2】フィルタに供給される排気中の酸素量を制
    限する手段は吸気絞り弁であることを特徴とする請求項
    1に記載の排気浄化装置。
  3. 【請求項3】フィルタに供給される排気中の酸素量を制
    限する手段は排気絞り弁であることを特徴とする請求項
    1に記載の排気浄化装置。
  4. 【請求項4】フィルタに供給される排気中の酸素量を制
    限する手段はEGR弁であることを特徴とする請求項1
    に記載の排気浄化装置。
  5. 【請求項5】所定の期間はフィルタの温度が再生終了温
    度以下に低下するまでの期間であることを特徴とする請
    求項1に記載の排気浄化装置。
  6. 【請求項6】所定の期間に供給する燃料はアイドリング
    運転を行い得る燃料であることを特徴とする請求項1に
    記載の排気浄化装置。
  7. 【請求項7】エンジンの停止操作時にフィルタの温度が
    フィルタの上限温度以下の場合には吸気絞り弁を開いた
    状態で燃料の供給を継続することを特徴とする請求項1
    に記載の排気浄化装置。
  8. 【請求項8】フィルタの再生が終了するまで吸気絞り弁
    を開いた状態で燃料の供給を継続することを特徴とする
    請求項7に記載の排気浄化装置。
  9. 【請求項9】エンジンの停止操作時にフィルタの温度が
    フィルタの上限温度以下の場合には排気絞り弁を開いた
    状態で燃料の供給を継続することを特徴とする請求項1
    に記載の排気浄化装置。
  10. 【請求項10】フィルタの再生が終了するまで排気絞弁
    を開いた状態で燃料の供給を継続することを特徴とする
    請求項9に記載の排気浄化装置。
  11. 【請求項11】エンジンの停止操作時にフィルタの温度
    がフィルタの上限温度以下の場合にはEGR弁を開いた
    状態で燃料の供給を継続することを特徴とする請求項1
    に記載の排気浄化装置。
  12. 【請求項12】フィルタの再生が終了するまでEGR弁
    を開いた状態で燃料の供給を継続することを特徴とする
    請求項11に記載の排気浄化装置。
  13. 【請求項13】フィルタ前後の温度差に基づいてパティ
    キュレートの燃焼が完了したと判定することを特徴とす
    る請求項1に記載の排気浄化装置。
  14. 【請求項14】パティキュレートの燃焼が完了した後に
    フィルタに供給される排気中の酸素量を制限しない状態
    へと戻すことを特徴とする請求項13に記載の排気浄化
    装置。
  15. 【請求項15】排気通路にパティキュレートを捕集する
    フィルタを備えたエンジンの排気浄化装置において、 フィルタの再生時期になると排気温度を上昇させてフィ
    ルタの再生処理を行う再生処理手段と、 アイドル時にフィルタの再生処理中であるかどうかを判
    定する判定手段と、 この判定結果よりアイドル時にフィルタの再生処理中で
    あるときフィルタの再生処理を中断し、フィルタに供給
    される排気中の酸素量を制限した状態を所定の期間、継
    続する運転継続手段とを備えることを特徴とする排気浄
    化装置。
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