JP2003238986A - サブスタンスp増加抑制剤 - Google Patents
サブスタンスp増加抑制剤Info
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Abstract
し、特に鎮痒効果を発揮する香料組成物の提供を課題と
する。 【解決手段】 1,3−ジメトキシ−5−メチルベンゼ
ン(DMMB)及びメチル2−ペンチル−3−オキソシ
クロペント−1−イルアセテート(ヘジオン)が血中サ
ブスタンスPの増加を効果的に抑制し、鎮痒効果を発揮
することが見出された。
Description
Pの増加を抑制する香料組成物に関する。より詳しく
は、本発明は1,3−ジメトキシ−5−メチルベンゼン
及び/又はヘジオンの化合物を含有する、特に鎮痒効果
を与える香料組成物に関する。これらの化合物は鎮痒効
果を有し、これを香料に配合することにより鎮痒効果を
与えることができる。従って、この化合物を含有する香
料組成物を香水、コロン、シャンプー・リンス類、スキ
ンケア、ボディシャンプー、ボディリンス、ボディパウ
ダー類、芳香剤、消臭剤、浴剤などに用いて鎮痒効果を
発現させることができる。また、本発明は鎮痒活性を有
する香料をスクリーニングする方法も提供する。
現代人の日常生活を蝕んでいることは避けられない現実
である。ストレスは不定愁訴、自律神経失調症等の心身
症の原因となるのみならず、皮膚や頭皮の痒みの原因と
もなる。
して、近年手軽に利用でき、副作用が比較的少ないアロ
マテラピー(芳香療法)に対する関心が高まっている。
多様な香料が様々な症状改善のためのアロマ療法剤とし
て存在し、中には、皮膚バリアー機能回復促進を図るな
ど、皮膚の改善に対して有効とされる香料も存在する
(特開2000-159666号公報)。しかしながら、香料の効
果は多分に経験的判断に基づく漠然としたものが多く、
通常の薬剤のように、はっきりした特定の薬理効果の知
られている香料は少なく、まして鎮痒効果を発揮するの
に有効な薬剤としての提供はなされていない。
タミン、セロトニン、LTB4等のケミカルメディエー
ターの遊離の亢進の結果引き起こされることで知られて
いる。一般にマスト細胞の活性化はアレルゲン等がマス
ト細胞の特異的レセプターに結合することで引き起こさ
れるが(アトピー反応)、ストレスによってもマスト細
胞の活性化が誘導されるものと考えられている(Singh
L.K., Xinzhu P., Alexacos N., Letourneau R, Theoha
rides T.C. ”Acute immobilization stress triggers
skin mast cell degranulation via corticotropin rel
easing hormone, neurotensin, and substance P: a li
nk to neurogenic skin disorders.“Brain Behavior a
nd Immunity 13:225-239, 1999)。しかしながら、スト
レスがどのような作用機序を介してマスト細胞の活性化
を誘導するかは明確には解明されていない。
を増加させるとも考えられている。サブスタンスPは神
経組織、消化管から抽出される11個のアミノ酸(H-Ar
g-Pro-Lys-Pro-Gln-Gln-Phe-Phe-Gly-Leu-Met-NH2)から
成る活性ペプチドであり、血圧降下作用、唾液分泌亢進
作用、催涙作用、回腸収縮作用等の他、マスト細胞の活
性化を促進し、マスト細胞からのヒスタミン放出作用を
有することで知られている。
出効果に着目し、ストレスとサブスタンスPとの関係に
ついて検討したところ、ストレスが血中サブスタンスP
を増加させ、またマスト細胞の活性化を促進することを
確認した。
に基づき、香料がストレスによる血中サブスタンスPの
増加に対して及ぼす影響を鋭意検討した。その結果、本
発明者は、数ある香料の中から、ジメトキシメチルベン
ゼン及びヘジオンが血中サブスタンスPの増加を抑制
し、ストレスを原因とする痒みの軽減に有効であること
を見出した。
いて、本発明は1,3−ジメトキシ−5−メチルベンゼ
ン(DMMB)及び/又はメチル2−ペンチル−3−オ
キソシクロペント−1−イルアセテート(ヘジオン)を
有効成分として含有する、血中サブスタンスPの増加を
抑制する香料組成物を提供する。好ましくは、上記香料
組成物は鎮痒効果を与えるものである。更に、上記香料
組成物は血中サブスタンスPの増加を抑制することで、
血圧降下、唾液分泌亢進、催涙、回腸収縮を抑制する効
果も発揮する。
成物を吸入させることにより哺乳動物の皮膚又は頭皮の
痒みを軽減する方法を提供する。
有する香料をスクリーニングする方法であって、動物に
対する血中サブスタンスP濃度の上昇をもたらすストレ
スの負荷、及び当該動物の候補香料に対する暴露、を実
施し、そして当該動物の血中サブスタンスP濃度を測定
し、血中サブスタンスP濃度の上昇を抑制する香料を当
該鎮痒活性を有する香料として選定する;ことを特徴と
する方法を提供する。本発明は更に、上記方法により選
定した鎮痒活性を有する香料に関する。
ベンゼン(DMMB)はハイブリット・ティ種を代表と
する現代バラの花の開花時に多く含有され、しっとりと
した新鮮なグリーンノートを持ち、落ち着いた感じの匂
いがする香料である。この化合物は香料原料として使用
されるローザ・ダマセナ種やローザ・センチフォリア種
のバラには含まれないが、現代種のバラの香気成分とし
て数%から70%前後含まれていることは知られている
(Shoji Nakamura; Perfumer & Flavorist; 12, June/J
uly, 43-45(1987))。しかし、この化合物について鎮痒
効果が確認されたことは未だない。
ント−1−イルアセテート(別名ヘジオン又はジヒドロ
ジャスモン酸メチル)は、天然においては、中国産秀英
花、ジャスミン、紅茶等に存在する香料であり、香水か
らトイレタリー製品用香料まで広い範囲で使用されてい
る。ヘジオンについても鎮痒効果が確認されたことは未
だない。
スPの増加を抑制する効果、特に鎮痒効果を与える成分
としてDMMB及び/又はヘジオンを配合した香料組成
物に関し、この香料組成物は必要に応じて補助成分と組
み合わせて香水、コロン、シャンプー・リンス類、スキ
ンケア、ボディシャンプー、ボディリンス、ボディパウ
ダー類,芳香剤、消臭剤、浴剤、ローション、クリー
ム、石鹸、歯磨剤、エアゾール製品等の化粧料、その他
の香料一般に用いられるいずれの形態であってもよい。
さらに吸入薬などの医薬品にも用いることができる。な
お、香料組成物中におけるDMMB及び/又はヘジオン
の配合量は使用目的などを考慮して適宜決定すればよい
が、通常は0.01〜30重量%、好ましくは0.1〜1
0重量%が適当である。DMMB及び/又はヘジオンの
含有量が0.01重量%以上において、有効な血中サブ
スタンスPの増加を抑制する効果、特に鎮痒効果を発現
することができる。尚、本発明に係る香料組成物を入浴
剤として調製する場合、使用時に通常100〜1000倍程度
に希釈されるので、配合はそれを加味した高濃度で処方
されるのが好ましい。また、DMMB及び/又はヘジオ
ンは穏やかでしっとりした匂いであり、他の香料と混合
しても、その香質,香調に特に影響を与えることがな
い。
制するための皮膚疾患等の処置に適する。本発明の香料
組成物は単に鼻吸入することによりその効果を発揮する
ことができる。鼻吸入は適宜行なえばよく、定期的に、
又は痒みが生じたときに行なってもよく、1日における
その回数に特に制限はない。本発明の香料組成物は副作
用の問題なく連用することができる。
てスクリーニングすることができる。まず、適当な哺乳
動物、例えばヒト、マウス、ラット、モルモット、ハム
スター、ウサギ等を候補香料に暴露させる。また、哺乳
動物の血中サブスタンスP濃度を上昇させるため、この
動物にストレスを負荷する。ストレスの負荷の開始時
は、香料への暴露の開始前、開始と同時、又は開始後で
あってもよい。次いで、当該動物の血中サブスタンスP
濃度を測定し、血中サブスタンスP濃度の上昇を抑制す
る香料を当該鎮痒活性を有する香料として選定する。
料の吸入を可能とするあらゆる方法が採られる。ヒトの
場合、例えば面接試験を課すことで実施することができ
る。また、マウス等の動物を使用する場合、動物を飼育
するかごの中に香料を染み込ませた濾紙を入れることで
暴露実験を実施することができる。ストレスの負荷も、
動物の血中サブスタンスP濃度を上昇させる手段であれ
ばいかなる方法でもよく、動物の種に依存して当業者は
適当なストレス負荷手段を適宜選定することができるで
あろう。本発明者は、マウスを金網に拘束させることに
よりストレスを負荷したが、かかる方法に制限されるも
のではない。
タンスPを測定する。サブスタンスPの測定は当業界周
知の方法、例えば、免疫測定方法、例えば酵素ラベルを
利用するELISA法、放射性ラベルを利用するRIA
法、抗体と抗原との反応で生ずる濁りの吸光度の変化か
ら抗原量を定量する免疫比濁法、抗原と抗体感作ラテッ
クスビーズもしくは抗体感作赤血球との反応によって生
ずる凝集反応の度合いから抗原量を測定するラテックス
凝集法や赤血球凝集法等、様々な方法が挙げられる。免
疫測定法の方式には競合法やサンドイッチ法が挙げられ
る。他に、電気泳動法、等電点電気泳動法、クロマトグ
ラフィー法、例えばゲル濾過クロマトグラフィー法、イ
オン交換クロマトグラフィー法、逆相クロマトグラフィ
ー法、高速液体クロマトグラフィー法、ウェスタンブロ
ット法、等により実施することができる。本発明におい
て、好ましくはサブスタンスPの測定はELISA(例
えばELISAキット(Cayman社、USA))により実施
する。
タンスPに特異的な抗体はモノクローナル抗体でもポリ
クローナル抗体でもよい。モノクローナル抗体が特に好
ましい。モノクローナル抗体やポリクローナル抗体の作
成は当業者に周知である。
測定し、その濃度の上昇を有意に抑制する香料を鎮痒活
性を有する香料として選定することができる。血中サブ
スタンスP濃度の上昇の抑制が有意であるか否かは、例
えばストレス負荷は施したが、香料に対し暴露していな
い動物の血中サブスタンスP濃度を対照とし、決定する
ことができる。例えば、対照と比較して血中サブスタン
スP濃度の上昇を10%以上、好ましくは20%以上、
より好ましくは30%以上、更に好ましくは40%以
上、最も好ましくは50%以上抑制する香料を、鎮痒活
性を有する香料と定義し、選定することができる。
詳細に説明するが、本発明はこれらにより限定されるも
のではない。
料(DMMB)による調節 20代前後の健常女性を対象にして、香料を染み込ませた
綿又は染み込ませていない綿を鼻下に添付し、10分間模
擬面接を課すことでストレスを負荷した。その前後で採
血し、血漿中のサブスタンスP量をELISAによって
測定し、血中サブスタンスP濃度に及ぼすストレス負荷
の影響の確認及び香料が及ぼす血中サブスタンスPに対
する効果を検討した。
とし、のべ24名とした。実験当日が生理期間中にあたら
ないよう被験者が選定された。実験の目的、採血、スト
レス負荷法について事前に説明を行い、承諾を得た。嗅
覚に以上がないことをアンケートで事前に確認しておい
た。
せ、ストレス負荷直前に鼻の下に添付した。対照となる
無香料の被験者には、香料を染み込ませていない綿を添
付した。
iology 28:76-81, 1993)が発表した模擬面接方法を用い
た。案内人が模擬面接直前に被験者に対し、模擬面接の
状況を説明し、最適志願者であるように振舞うことが目
的と説明した。ビデオカメラが設置され、3人の試験官
が座っている別室に入れて、着席させた。前半5分間
は、質疑応答なしで被験者自らに話させた。後半5分間
は、1022から13を次々に引いていく暗算を課した。
日に3回行なった。採血は、熟練した看護婦が滅菌使い
捨ての針付きシリンジを用いて行なった。採取された血
液をヘパリン・EDTAを含む真空管に移し、4℃、3000rp
mで5分間遠心分離し後、プロテアーゼ阻害剤を含むマ
イクロ遠心管に血漿を分注してドライアイスで凍結し
た。
社、USA)を用いて測定した。
により明らかな通り、香料を嗅がせなかった対照群(図
中の「香料なし」)ではストレス負荷により血中サブス
タンスP量が増加するが、香料吸入群(図中の「香料あ
り」)ではその増加が抑えられ、その差は統計学的に有
意であった。このことから、ストレス負荷により血中サ
ブスタンスP濃度が増加することが確認され、そして香
料DMMBを嗅ぐことによりストレスによる血中サブス
タンスP濃度の増加を抑えることができることが明らか
となった。
レスと香料による調節 Balb/cマウスを各種香料に24時間暴露し、その最後の2
時間拘束ストレスを負荷し、血漿中のサブスタンスP量
をELISAによって測定することで、血中サブスタン
スP濃度に及ぼすストレス負荷の影響の確認及び各種香
料の血中サブスタンスPに対する効果を検討した。
入)を香料に24時間暴露させた。香料の動物への吸入
は、ケージ内に設置した金網で覆ったペトリ皿(直径10
cm)に各種香料を吸収させた濾紙を入れることによって
行なった。尚、対照は、香料未吸収の濾紙を使用した。
使用した香料は以下の通りである: DMMB ヘジオン((株)高砂香料) ローズP((株)高砂香料)
させることによりストレスを負荷した。
LISAキット(Cayman社、USA)を用いて測定した。
スなし」と「ストレスのみ」とを比較することにより明
らかな通り、血漿中のサブスタンスPはストレス負荷に
よって有意に増加した。そしてその増加はDMMB及び
ヘジオンの香料吸入によって有意に抑えられたが、ロー
ズPにはこの効果がほとんどないと考えられた。★はス
トレスなしとの間に、*はストレスのみとの間に統計的
な有意差があることを示す。
ウス皮膚マスト細胞の活性化の促進 Balb/cマウスの尾静脈にサブスタンスPを注射し、皮膚
を採取してマスト細胞の活性化について検討した。
(Peninsula社、USA)を注射し(8ng/mlを25μl)、一
定時間(1〜48時間)経過後に皮膚を採取し、アセト
ン固定した後、パラフィン切片を作製し、酸性条件下で
トルイジンブルー染色を行った。顕微鏡下で陽性細胞を
観察し、活性化細胞数をカウントした。
スト細胞の活性化が促進されることを示す。尚、48時間
目でのサブスタンスPの血中最終濃度は100pg/lとなっ
た(ヒト正常血清レベルの2倍)。この図の結果から明
らかな通り、マスト細胞100個当たりの活性化細胞数は
注射後1時間から有意に増加した。図4はサブスタンス
Pの濃度を変えて注射した場合の2時間後の活性化細胞
数をカウントした結果を示す。その結果が示す通り、サ
ブスタンスPの最終血中濃度が200ng/mlのとき、対照の
生理食塩水と比べ、活性化細胞数が最も顕著に増加し
た。図3及び4の結果から、サブスタンスPがマスト細
胞の活性化を促進させることが確認された。
活性化の調節 Balb/cマウスに香料・ストレス負荷を行い、皮膚を採取
してマスト細胞の活性化について検討した。
動物より購入)を香料に24時間暴露させた。香料の動
物への吸入は、ケージ内に設置した金網で覆ったペトリ
皿(直径10cm)にDMMBあるいはヘジオンを吸収さ
せた濾紙を入れることによって行った。なお、対照とし
て、香料未吸収の濾紙を使用した。
ることにより、ストレスを負荷した。
ィン切片を作製してトルイジンブルー染色を行った後、
陽性細胞数を計数した。
り、活性化マスト細胞が増加し、DMMBあるいはヘジ
オンを吸入することによってその増加が抑えられた。★
はストレスなしとの間に、*はストレスのみとの間に統
計的な有意差があることを示している。
スPの増加を介してマスト細胞の活性化を促進し、痒み
の誘導刺激に対する閾値を低下させ、さらにDMMB及
びヘジオンの特定の香料がストレスによる血中サブスタ
ンスP濃度の上昇を抑制し、その結果としてマスト細胞
の活性化を誘導する血中サブスタンスP濃度の上昇を抑
え、ストレスによる痒みを軽減することを明らかにす
る。
合香料、例えばジャスミン調香料やフローラル系調香料
に添加してから、各種剤型に配合することで、血中サブ
スタンスPの増加を抑制する効果を発揮し得る。以下に
各種剤型の処方例を示す。
になるまで攪拌した後、DMMB又はヘジオンを2%含
有する上記フローラル系調調合香料(I)を加え、さら
に均一になるまで十分に攪拌して浴剤を得た。
留剤)およびプロピルパラベン(防腐剤)を混合して攪
拌しながら水を加え、これを緩やかに攪拌しながら約8
0℃になるまで加熱した。その後、約65℃とし、これ
をホモミキサー(特殊機化工業株式会社製)を用いて3
000回転(rpm)で攪拌しながらDMMB又はヘジ
オンを2%含有する上記ジャスミン調調合香料を加えて
均一な相にしたのち、所定の容器に流し込み、自然冷却
して芳香剤(ゲルタイプ)を得た。
ながら水を加え、均一にして芳香剤(リキッドタイプ)
を得た。なお、界面活性剤としてポリオキシエチレンノ
ニルフェニルエーテルEO−13を用いた。
ながら水を加えて消臭剤(リキッドタイプ)を得た。な
お、界面活性剤としてポリオキシエチレンノニルフェニ
ルエーテルEO−10を用いた。
て均一とし、所定の量をエアゾール容器に入れてバルブ
を取付けた後、液化石油ガスを注入して消臭剤(エアゾ
ールタイプ)を得た。
スPの増加を抑制する効果を発揮することで、過剰なサ
ブスタンスPの分泌により生ずる血圧の低下、唾液・涙
腺分泌の亢進、腸蠕動の亢進などを軽減させることがで
きる。また、ストレス時のマスト細胞の活性化によるヒ
スタミン等の放出が促進されることを防ぐことで、痒み
の閾値の低下を防ぐことができ。
増加と香料によるかかる増加の調節を示す。
スPの増加と香料によるかかる増加の調節を示す。
活性化の促進を示す。
のマスト細胞活性化の促進を示す。
料によるかかる活性化の調節を示す。
Claims (4)
- 【請求項1】 1,3−ジメトキシ−5−メチルベンゼ
ン(DMMB)及び/又はメチル2−ペンチル−3−オ
キソシクロペント−1−イルアセテート(ヘジオン)を
有効成分として含有する、血中サブスタンスPの増加を
抑制する香料組成物。 - 【請求項2】 鎮痒効果を与える、請求項1記載の香料
組成物。 - 【請求項3】 請求項2記載の香料組成物を吸入させる
ことにより哺乳動物の皮膚又は頭皮の痒みを軽減する方
法。 - 【請求項4】 鎮痒活性を有する香料をスクリーニング
する方法であって、 動物に対する血中サブスタンスP濃度の上昇をもたらす
ストレスの負荷、及び当該動物の候補香料に対する暴
露、 を実施し、そして当該動物の血中サブスタンスP濃度を
測定し、血中サブスタンスP濃度の上昇を抑制する香料
を当該鎮痒活性を有する香料として選定する;ことを特
徴とする方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002046089A JP2003238986A (ja) | 2002-02-22 | 2002-02-22 | サブスタンスp増加抑制剤 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2002046089A JP2003238986A (ja) | 2002-02-22 | 2002-02-22 | サブスタンスp増加抑制剤 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008183102A Division JP2008297554A (ja) | 2008-07-14 | 2008-07-14 | サブスタンスp増加抑制剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003238986A true JP2003238986A (ja) | 2003-08-27 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002046089A Withdrawn JP2003238986A (ja) | 2002-02-22 | 2002-02-22 | サブスタンスp増加抑制剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003238986A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005080977A1 (ja) * | 2004-02-24 | 2005-09-01 | Rohto Pharmaceutical Co., Ltd. | 皮膚刺激性評価方法 |
EP2158895A3 (en) * | 2008-05-29 | 2011-04-13 | Symrise AG | Method for energizing human beings |
JP2012518622A (ja) * | 2009-02-24 | 2012-08-16 | ノバルティス アーゲー | Nk受容体アンタゴニストの使用 |
-
2002
- 2002-02-22 JP JP2002046089A patent/JP2003238986A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005080977A1 (ja) * | 2004-02-24 | 2005-09-01 | Rohto Pharmaceutical Co., Ltd. | 皮膚刺激性評価方法 |
EP2158895A3 (en) * | 2008-05-29 | 2011-04-13 | Symrise AG | Method for energizing human beings |
JP2012518622A (ja) * | 2009-02-24 | 2012-08-16 | ノバルティス アーゲー | Nk受容体アンタゴニストの使用 |
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A761 | Written withdrawal of application |
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