JP2001199832A - 角層の剥離・代謝正常化香料組成物 - Google Patents

角層の剥離・代謝正常化香料組成物

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JP2001199832A JP2000004264A JP2000004264A JP2001199832A JP 2001199832 A JP2001199832 A JP 2001199832A JP 2000004264 A JP2000004264 A JP 2000004264A JP 2000004264 A JP2000004264 A JP 2000004264A JP 2001199832 A JP2001199832 A JP 2001199832A
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Toyomasa Ishidoya
豊昌 石戸谷
Masanori Okada
正紀 岡田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、ストレス物質の分泌を抑制し、角層
中のプロテアーゼ活性を促進し、角層の剥離・代謝を正
常化するのに好適な香料組成物を提供する事を課題とす
る。 【解決手段】香料組成物にメチルジヒドロジャスモネイ
ト、ガラクソライド、ライラル、リリアルデハイド、フ
ェネチルアルコール、イソ−Eースパー、エチルリナロ
ール、γーメチルイオノン、ゲラニオール及びムスクT
の一種乃至は二種以上を含有させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、角層中のプロテア
ーゼ活性を促進し、角層の剥離・代謝を正常化するのに
好適な香料組成物に属する。
【0002】
【従来の技術】ストレスという言葉は、様々な人が色々
な意味で使っており、わかったようでわからない言葉で
ある。もともと、物理学に使われていた言葉であるが、
生理学者のハンス・セリエ博士が、ネイチャー誌にスト
レス学説を発表したところからこの言葉が使われてい
る。一方、ストレスに関連して分泌の様子が変化するホ
ルモンがあり、これらはストレスホルモンと呼ばれてい
る。そして、生体内のストレスホルモンを測定すること
によりストレスがある程度客観的に説明できると考えら
れている。よく知られているストレスホルモンは、主と
して循環器系に影響を及ぼすアドレナリンとノルアドレ
ナリン、及び、糖代謝や免疫系などに影響をするコルチ
ゾールがある。上述の様に、ストレスがかかることによ
りコルチゾールが誘導されることが一般的に知られてい
るし、負荷されたストレスの負荷量の指標として使われ
ている。又、現代の様な高ストレス時代にあっては、か
かるストレスにより、精神的なダメージばかりか、コル
チゾール等のストレス物質の分泌等を介して、例えば、
化学物質過敏症、アトピー性皮膚炎、角層の剥離・代謝
異常などの様に生理的なダメージを受けることが少なく
なく、この様な過剰な負荷ストレスの緩和手段の開発が
望まれていた。
【0003】他方、エッセンシャルオイルは、現在、流
行のアロマセラピーに使用される主成分である。エッセ
ンシャルオイルは、植物の花、葉、果皮、種子、樹脂、
木部、球根などから水蒸気蒸留、あるいは圧搾などによ
り抽出されたものであり、産地により香りの違いがあ
る。アロマセラピーの種類として、アロマバス(全身浴
・半身浴:ストレス解消と言う意味で精神的効果があ
る)、芳香浴:精神的効果のみではなく、室内の空気の
清浄化や虫除けの効果、湿布:冷湿布と温湿布がある、
吸入法:フェイシャルサウナとしての効果がある、マッ
サージ:有効成分を肌から体内に吸収させる方法等があ
り、肉体的及び精神的ストレスの解消に役立っている。
しかし、このメカニズムや主たる作用物質については未
だ知られていないことが少なくない。又、各人の体調に
あったアロマセラピー方法やエッセンシャルオイルの選
択も重要であると言われている。この様な選択において
は、明確な基準は知られておらず、施術者の経験と技量
に委ねるしかなかった。一方、メチルジヒドロジャスモ
ネイト、ガラクソライド、ライラル、リリアルデハイ
ド、フェネチルアルコール、イソ−Eースパー、エチル
リナロール、γーメチルイオノン、ゲラニオール及びム
スクTを一種乃至二種以上を含有するオーバードーズタ
イプで軽いフローラルブーケ調の香料組成物がストレス
の影響を緩和し、コルチゾールなどを低減し、以て、角
層のプロテアーゼ活性を促進し、細胞間接着因子である
デスモゾームを分解することは知られておらず、更に、
この香料組成物が角層の剥離・代謝を正常化することも
知られていなかった。又、ストレスが引き金となる血中
コルチゾールの分泌抑制をすることも全く知られていな
かった。ここで、オーバードーズタイプとは、香料の分
野では一般的になりつつある用語であり、構成香料成分
の組成を単純にして、構成香料成分の香りの調子を強く
打ちだしたタイプの香料組成分を言うものであり、この
様なタイプの香料組成物は近年その効果より注目される
ようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
状況をふまえて為されたものであり、ストレスを緩和す
ることにより、角層のプロテアーゼ活性を促進し、角層
の剥離・代謝を正常化する香料組成物を提供することを
課題とする。
【0005】
【課題の解決手段】この様な状況に鑑みて、本発明者ら
は鋭意研究努力を重ねた結果、香料成分にメチルジヒド
ロジャスモネイト、ガラクソライド、ライラル、リリア
ルデハイド、フェネチルアルコール、イソ−Eースパ
ー、エチルリナロール、γーメチルイオノン、ゲラニオ
ール及びムスクTの一種乃至は二種以上を含有させ、好
ましくはオーバードーズタイプとし、軽いフローラルブ
ーケ調で、ジャスミン、ローズ、スズランを想起させる
香調に調整することにより、ストレスを緩和し、角層の
プロテアーゼ活性を促進させ、以て、角層の剥離・代謝
を正常化することを見い出し、発明を完成させるに至っ
た。本発明は下記に関する発明であり、その詳細につい
ては、以下、実施の形態を中心に更に詳細に説明を加え
る。 (1) 下記に示す香料成分から選ばれる1種乃至は2
種以上を含有することを特徴とする、角層の剥離・代謝
を正常化用の香料組成物。 (香料成分)メチルジヒドロジャスモネイト、ガラクソ
ライド、ライラル、リリアルデハイド、フェネチルアル
コール、イソ−Eースパー、エチルリナロール、γーメ
チルイオノン、ゲラニオール及びムスクT (2) 角層の剥離・代謝の正常化が角層のプロテアー
ゼ活性促進によるものであることを特徴とする、1に記
載の香料組成物。 (3) 香料組成物がオーバードーズタイプの調香で軽
いフローラルブーケ調で、ジャスミン、ローズ、スズラ
ンを想起させる香料成分を含有することを特徴とする、
1又は2に記載の香料組成物。 (4) 角層の剥離・代謝の正常化作用がコルチゾール
の分泌抑制作用によるものであることを特徴とする、1
〜3に何れか一項に記載の香料組成物 (5) 請求項1〜4何れか1項に記載の香料組成物を
含有する、フレグランス。尚、ここで、香料組成物と
は、香料成分そのものと保香剤、溶媒などからなる組成
物であり、化粧料に賦香したりする目的で使用されるも
のを意味し、フレグランスとは、香料組成物を含有する
組成物であって、実際に香を楽しむために使用されるも
のを意味する。
【0006】
【発明の実施の形態】(1)プロテアーゼ活性測定方法 パネラー18名(男女20〜50代)に対し連続2日間
の睡眠不足をストレスとして与え(通常の睡眠時間の4
割カット)、睡眠時に香りとしてルームフレグランスを
設置してもらい(香りありなしの順序効果も考慮)、そ
の後、上腕内側部の角層をテープストリッピングし、角
層の3〜5枚目を試料に供した。香り有り無しの酵素活
性の比較は以下の通りに行った。角層1mgに20μl
ジメチルフォルムアミドと0.1%(W/V)Trit
onX−100を0.48mlを添加して混合し、0.
4ml、0.2MTrisーHClバッファー(pH
8.0)を加えホモジネートし、0.1ml、0.1m
M Nーtert−Boc−phe−ser−argー
アミノメチルクマリン(in10%ジメチルフォルムア
ミド)を添加し、37℃で120min反応させた。そ
の後、1mlのアルコールを添加し、失活させ、4倍に
希釈して蛍光強度を測定した。即ち、生成AMCの蛍光
強度(Ex:380nm、Em: 445nm)を測定
することにより、それをプロテアーゼ活性とした。これ
により、ルームフレグランスの有る無しにより、プロテ
アーゼ活性の増減による細胞難接着因子であるデスモゾ
ームの分解の程度と見なし、角層の剥離・代謝の正常化
であるストレスの解消へのルームフレグランス(香り)
の影響を見た。
【0007】(2)ルームフレグランスのコルチゾール
産生抑制作用試験 上記のプロテアーゼ活性測定時に。ストレス前と後で、
パネラーより唾液を採取し、唾液の2倍量のクロロホル
ムを加え、コルチゾールを抽出した。抽出作業は10回
繰り返して行い、抽出物を集め、減圧濃縮し、これを用
いてコルチコステロンキット(三菱BCL株式会社)を
用いて測定した。
【0008】(3)本発明の角層の剥離・代謝を正常化
用の香料組成物 本発明の角層の剥離・代謝を正常化用の香料成分は、メ
チルジヒドロジャスモネイト、ガラクソライド、ライラ
ル、リリアルデハイド、フェネチルアルコール、イソ−
Eースパー、エチルリナロール、γーメチルイオノン、
ゲラニオール及びムスクTの一種乃至は二種以上を含有
する事を特徴とする。香料組成物における、これらの香
料成分の含有量は10重量%以上含有することが好まし
く、更に好ましくは50重量%以上である。これらの香
料組成物は、処方中に好ましくは、0.01重量%から
10重量%まで添加され、更に好ましくは、0.1重量
%から5重量%まで添加される。この香料組成物はオー
バードーズタイプで軽いフローラルブーケ調の香料組成
物が角層のプロテアーゼ活性を促進し、細胞間接着因子
であるデスモゾームを分解し、角層の剥離・代謝を正常
化する作用を有する。この作用は後記実施例に示す如
く、本発明の香料組成物の抗ストレス作用或いはストレ
ス緩和作用によるものと考えられる。本発明の香料組成
物は、パフューム、オーデコロン、オードトワレ、ソリ
ッドパフューム、ルームフレグランス、カーフレグラン
ス等に含有されるが、化粧料や皮膚外用医薬等の皮膚外
用組成物にも含有される。皮膚外用組成物としては、皮
膚に外用される組成物であれば特段の限定なく使用する
ことができ、剤形としては、ローション等の一相の液体
組成物、乳液やクリームなどの乳化組成物、白粉などの
粉体組成物、口紅などのオイルゲル組成物等が例示で
き、これらの中では、クリーム、ローション、エッセン
ス及び乳液から選ばれる物であることが好ましい。又、
機能形態では、栄養付加剤、マッサージ料、パック料等
の基礎化粧料組成物、ファンデーションやリップカラー
などのメークアップ化粧料組成物、シャンプー、リンス
等の洗浄用化粧料組成物、ヘアクリームやヘアリキッド
等の毛発用化粧料組成物が例示できる。機能形態として
は、これらの中ではマッサージ料が特に好ましい。これ
は、マッサージ効果そのものに抗ストレス作用があるた
め上記、香料組成物から選ばれる1種乃至は2種以上と
を含有することにより相乗効果が得られるからである。
本発明の皮膚外用組成物に於いては、上記必須成分以外
に通常皮膚外用剤で使用される任意成分を含有すること
ができる。かかる任意成分としては、例えば、ワセリン
やマイクロクリスタリンワックス等の様な炭化水素類、
ホホバ油やゲイロウ等のエステル類、牛脂やオリーブ油
等のトリグリセライド類、セタノール及びオレイルアル
コール等の高級アルコール、ステアリン酸、オレイン酸
等の脂肪酸類、グリセリンや1、3ーブチレングリコー
ル等の多価アルコール類、非イオン界面活性剤、アニオ
ン界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤、
エタノール、カーボポール等の増粘剤、防腐剤、紫外線
吸収剤、抗酸化剤、色素、粉体類等が好ましく例示でき
る。本発明の皮膚外用組成物は、これらの必須成分及び
任意成分を定法に従って処理することにより得られる
【0009】
【実施例】以下に、実施例を挙げて本発明について更に
詳細に説明を加えるが、本発明がこれら実施例にのみ限
定されないことは言うまでもない。
【0010】<実施例1>下記処方に従って、室温で撹
拌溶解する事により角層の剥離・代謝の正常化用香料組
成物1を作成し、これを用いて本発明のフレグランスで
あるパフューム1を作成した。 (香料組成物1) メチルジヒドロジャスモネイト 10重量部 ガラクソライド 10重量部 ライラル 10重量部 リリアルデハイド 10重量部 フェネチルアルコール 10重量部 イソ−Eースパー 10重量部 エチルリナロール 10重量部 γーメチルイオノン 10重量部 ゲラニオール 10重量部 ムスクT 10重量部 (パーフューム1) 香料組成物1 50重量部 90%含水エタノール 50重量部
【0011】<実施例2>下記処方に従って、室温で撹
拌溶解する事により本発明のフレグランスである、角層
の剥離・代謝の正常化用オーデコロンを作成した。 香料組成物1 30重量部 90%含水エタノール 70重量部
【0012】<実施例3>下記処方に従って、室温で撹
拌溶解する事により、本発明のフレグランスである、角
層の剥離・代謝の正常化用オードトワレを作成した。 香料組成物1 10重量部 90%含水エタノール 90重量部
【0013】<実施例4>下記処方に従って、室温で撹
拌溶解する事により、本発明のフレグランスである、角
層の剥離・代謝の正常化用ルームフレグランスを作成し
た。 香料組成物1 5 重量部 90%含水エタノール 95 重量部
【0014】<実施例5>プロテアーゼ活性化試験 パネラー18名(男女20〜50代)に対し連続2日間
の睡眠不足をストレスとして与え(通常の睡眠時間の4
割カット)、睡眠時に実施例4の香りとしてルームフレ
グランスを設置してもらい(香りありなしの順序効果も
考慮し)、その後、上腕内側部の角層をテープストリッ
ピングし、角層の3〜5枚目を試料に供した。香り有り
無しの酵素活性の比較は以下の通りに行った。角層1m
gに20μlジメチルフォルムアミドと0.1%(W/
V)TritonX−100を0.48mlを添加して
混合し、0.4ml、0.2MTrisーHClバッフ
ァー(pH8.0)を加えホモジネートし、0.1m
l、0.1mM Nーtert−Boc−phe−se
r−argーアミノメチルクマリン(in10%ジメチ
ルフォルムアミド)を添加し、37℃で120min反
応させた。その後、1mlのアルコールを添加し、失活
させ、4倍に希釈して蛍光強度を測定した。即ち、生成
AMCの蛍光強度(Ex:380nm、Em: 445
nm)を測定することにより、それをプロテアーゼ活性
とした。これにより、ルームフレグランスの有る無しに
より、プロテアーゼ活性の増減による細胞難接着因子で
あるデスモゾームの分解の程度と見なし、角層の剥離・
代謝の正常化であるストレスの解消へのルームフレグラ
ンス(香り)の影響を見た。図1に示す様に、プロテア
ーゼ活性はルームフレグランスを設置した方が、しない
方に比べ16人と2人であり、活性が高かった。このこ
とは、ルームフレグランスによりパネラーの睡眠不足と
いうストレスに対しリラクスゼーション効果を有し、角
層中のプロテアーゼの活性を促進し、デスモゾームを分
解し、角層の剥離、代謝を正常にすることを意味してい
る。又、同時にストレス前と後で、パネラーより唾液を
採取し、唾液の2倍量のクロロホルムを加え、コルチゾ
ールを抽出した。抽出作業は10回繰り返して行い、抽
出物を集め、減圧濃縮し、これを用いてコルチコステロ
ンキット(三菱BCL株式会社)を用いて測定したとこ
ろ、香料有りの群の平均コルチゾール上昇率が19%で
あったのに対し、香料無しの群では、27%であり、こ
の様なプロテアーゼ活性の上昇は、ストレス緩和による
コルチゾールなどの上昇抑制が起因しているものと考え
られた。
【0015】<実施例6>下記処方に従って、本発明の
肌質改善用の化粧料であるクリームを作製した。即ち、
イ、ロ、ハ、の成分を80℃に加熱し、イにロを徐々に
加え乳化し、ハを加えて中和し、ホモミキサーで乳化粒
子を均一にそろえて、最後に実施例1のパフューム、
ニ)を加え、撹拌冷却しクリームを得た。 スクワラン 10 重量部 ホホバ油 5 重量部 カルナウバワックス 5 重量部 ビーズワックス 3 重量部 オリーブ油 10 重量部 ソルビタンモノステアレート 2 重量部 POE(20)ベヘニルエーテル 2 重量部 ステアリン酸 1 重量部 ブチルパラベン 0.1重量部 ロ) コンドロイチンポリ硫酸 0.3重量部 レイシのエッセンス 0.3重量部 1、3ーブチレングリコール 5 重量部 水 30 重量部 ハ) 水酸化カリウム 0.2重量部 水 25.6重量部 ニ) 香料組成物1 0.5重量部
【0016】<実施例7>冬の乾燥肌に悩むパネラー2
0名に、実施例1の香料組成物1を配合したクリーム1
0名と(実施例6のクリーム)、配合しないクリーム1
0名にわけ1ヶ月間、朝晩2回使用してもらった。乾燥
肌の改善度を、著しい改善:++、明らかな改善:+、
僅かな改善:±、改善せず:−の基準で評価した。表1
に示した様に、明らかに実施例6のクリームの方が、肌
質改善に優れていることがわかる。尚、実施例6のクリ
ームを使用していた人の角層をストリッピングして、顕
微鏡で観察した結果、正六角形に整っている部分が多か
った。
【0017】
【表1】
【0018】<実施例8>下記に示す処方に従って、抗
ストレス用の化粧水を作成した。即ち、処方成分を攪拌
可溶化して、化粧水を得た。このものは、例えば、高密
度飼育などのストレス負荷条件に於いて、このストレス
によって動物の散逸水分量が増加するのを防ぐ作用を有
していた。 実施例2のオーデコロン 0.5重量部 グリセリン 5 重量部 1,3−ブタンジオール 5 重量部 エタノール 4.7重量部 メチルパラベン 0.2重量部 水 84.6重量部
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、ストレスを緩和し、ス
トレス物質の分泌を抑制することにより、角層中のプロ
テアーゼ活性を促進し、角層の剥離・代謝を正常化する
のに好適な香料組成物を提供する事ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例5のプロテアーゼ活性の測定結果を示
すである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C083 AA082 AA122 AB032 AC022 AC102 AC122 AC151 AC152 AC182 AC211 AC212 AC242 AC442 AC482 AC731 AC732 AC841 AC842 AD342 AD531 AD532 BB41 CC02 CC04 CC05 DD23 DD27 EE12 EE13

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記に示す香料成分から選ばれる1種乃
    至は2種以上を含有することを特徴とする、角層の剥離
    ・代謝の正常化用の香料組成物。 (香料成分)メチルジヒドロジャスモネイト、ガラクソ
    ライド、ライラル、リリアルデハイド、フェネチルアル
    コール、イソ−Eースパー、エチルリナロール、γーメ
    チルイオノン、ゲラニオール及びムスクT
  2. 【請求項2】 角層の剥離・代謝の正常化が角層のプロ
    テアーゼ活性促進によるものであることを特徴とする、
    請求項1に記載の香料組成物。
  3. 【請求項3】 香料組成物がオーバードーズタイプの調
    香で軽いフローラルブーケ調の、ジャスミン、ローズ、
    スズランを想起させる香料成分を含有することを特徴と
    する、請求項1又は2項記載の香料組成物。
  4. 【請求項4】 角層の剥離・代謝の正常化作用がコルチ
    ゾールの分泌抑制作用によるものであることを特徴とす
    る、請求項1〜3に何れか一項に記載の香料組成物
  5. 【請求項5】 請求項1〜4何れか1項に記載の香料組
    成物を含有する、フレグランス。
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