JP2003238526A - ビス(ヒドロキシフェニル)ジスルフィド類の製造方法 - Google Patents

ビス(ヒドロキシフェニル)ジスルフィド類の製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 モノスルフィドの生成を抑制し、高い収率で
ビス(ヒドロキシフェニル)ジスルフィド類を製造する
方法を提供することである。 【解決手段】 フェノール類と二塩化二硫黄とを溶媒中
に反応誘導期間内で混合し、反応させることを特徴とす
るビス(ヒドロキシフェニル)ジスルフィド類の製造方
法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビス(ヒドロキシ
フェニル)ジスルフィド類の新規な製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ビス(ヒドロキシフェニル)ジスルフィ
ド類は、医薬、現像薬、感熱顕色剤等の原料として幅広
く利用されている4−メルカプトフェノールの原料化合
物として知られている。
【0003】
【化4】
【0004】ビス(ヒドロキシフェニル)ジスルフィド
類は、フェノール類と二塩化二硫黄とを反応させること
によって製造できることが知られている。しかしなが
ら、かかる方法においてビス(ヒドロキシフェニル)ジ
スルフィド類を製造する場合、目的物であるビス(ヒド
ロキシフェニル)ジスルフィド類の他に、トリスルフィ
ド類や4−メルカプトフェノールの原料化合物となり得
ない下記構造のモノスルフィド等の副生成物が生成する
という問題点があった。
【0005】
【化5】
【0006】これまでに、フェノール類と二塩化二硫黄
との反応において、副生成物の生成を抑制し、ビス(ヒ
ドロキシフェニル)ジスルフィド類の収率を高める方法
として、溶媒としてメタノール、アセトニトリル、1,
2−ジメトキシエタン、酢酸又は酢酸エチルを用いる方
法(特開昭50−24233号公報)、並びに溶媒とし
てエチレングリコールモノアルキルエーテル類を用いる
方法(特開昭63−255260号公報)が報告されて
いる。
【0007】しかしながら、このように単に溶媒を好適
なものに変更して反応を行う方法では、ある程度の収率
の向上は可能であるものの、未だその効果は十分ではな
い。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明の目的
は、上記のような従来の問題を解決することである。よ
り詳細には、本発明は、モノスルフィドの生成を抑制
し、高い収率でビス(ヒドロキシフェニル)ジスルフィ
ド類を製造する方法を提供することを目的とするもので
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記課題
を解決すべく鋭意検討していたところ、フェノール類と
二塩化二硫黄とを溶媒中に反応誘導期間内で混合し、反
応させることによって、高い収率でビス(ヒドロキシフ
ェニル)ジスルフィド類を製造できることを見出した。
更に、かかる製造方法において溶媒としてプロピレング
リコールモノアルキルエーテルを用いることで、一層高
い収率でビス(ヒドロキシフェニル)ジスルフィド類を
製造できることを見出した。本発明は、かかる知見に基
づいて完成されたものである。
【0010】すなわち、本発明は下記に掲げるビス(ヒ
ドロキシフェニル)ジスルフィドの製造方法である: 項1.一般式(I)
【0011】
【化6】
【0012】[式中、R1、R2、R3及びR4は、同
一又は異なって、水素原子、ハロゲン原子、水酸基、炭
素数が1〜6であるアルキル基、炭素数が1〜6である
アルコキシ基、炭素数が6〜12であるアリール基又は
炭素数が3〜6であるシクロアルキル基である。]で表
される化合物と二塩化二硫黄とを溶媒中に反応誘導期間
内で混合し、反応させることを特徴とする、一般式(I
I)
【0013】
【化7】
【0014】[R1〜R4は前記に同じ。]で表される
化合物の製造方法。 項2.反応誘導期間が3分以内である項1記載の製造方
法。 項3.一般式(III)
【0015】
【化8】
【0016】[式中、Rは炭素数1〜6のアルキル基で
あり、nは1〜5の整数である。]で表されるプロピレ
ングリコールモノアルキルエーテルを溶媒として用いる
ことを特徴とする項1又は2記載の製造方法。 項4.一般式(III)の溶媒中nが1であり、一般式(I
I)中R1〜R4が全て水素原子である、項3記載の製
造方法。
【0017】なお、本明細書中、便宜上、一般式(I)
で表される化合物を「フェノール類」、一般式(II)で
表される化合物を「ビス(ヒドロキシフェニル)ジスル
フィド類」ということもある。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明のビス(ヒドロキシフェニ
ル)ジスルフィド類の製造方法は、一般式(I)で表さ
れる化合物と二塩化二硫黄とを溶媒中に反応誘導期間内
で混合し、反応させることを特徴とするものである。
【0019】本発明に用いることができる一般式(I)
で表される化合物とは、下記構造を有するものである。
【0020】
【化9】
【0021】一般式(I)中、R1、R2、R3及びR
4は、同一又は異なって、水素原子、ハロゲン原子、水
酸基、炭素数が1〜6であるアルキル基、炭素数が1〜
6であるアルコキシ基、炭素数が6〜12であるアリー
ル基又は炭素数が3〜6であるシクロアルキル基であ
る。
【0022】ここで、ハロゲン原子としては、例えばフ
ッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子等が挙げら
れる。また、炭素数が1〜6のアルキル基としては、例
えばメチル基、エチル基、n-プロピル基、イソプロピル
基、n-ブチル基、イソブチル基、sec-ブチル基、tert-
ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基等の直鎖又は分枝を
有するアルキル基が挙げられる。また、炭素数が1〜6
のアルコキシ基としては、メトキシ基、エトキシ基、プ
ロポキシ基、n-ブトキシ基、イソブトキシ基、sec-ブト
キシ基、tert-ブトキシ基、ペントキシ基、ヘキシルオ
キシ基等の直鎖又は分枝を有するアルコキシ基が挙げら
れる。アリール基としては、例えば、フェニル基、ナフ
チル基、トルイル基、キシリル基等が挙げられる。ま
た、シクロアルキル基としては、例えばシクロプロピ
ル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル基
等が挙げられる。
【0023】一般式(I)で表される化合物は、R1か
らR4において置換基が最大で4個存し得るが、置換基
の数としては、通常0〜3、好ましくは0〜2、更に好
ましくは0又は1である。
【0024】一般式(I)で表される化合物の具体例と
しては、フェノール、(o-、m-)クレゾール、(o-、m
-)エチルフェノール、チモール、カテコール、(2,3
-、2,5-、2,6-、3,5-)キシレノール、(o-、m-)クロ
ロフェノール、(o-、m-)ブロモフェノール等を挙げる
ことができる。
【0025】また、一般式(I)で表される化合物は、
その水酸基の水素が金属で置換された金属塩の形態であ
ってもよく、このような塩として、例えばナトリウム
塩、カリウム塩、カルシウム塩、バリウム塩等を挙げる
ことができる。
【0026】本発明の製造方法において、二塩化二硫黄
の添加量としては、フェノール類1当量に対して、例え
ば0.4〜1.5当量、好ましくは0.6〜1当量を挙
げることができる。
【0027】本発明に使用する溶媒としては、例えば、
メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール等の
アルコール類、酢酸エチル、1,2−ジメトキシエタ
ン、エチレングリコールモノアルキルエーテル、プロピ
レングリコールモノアルキルエーテル等のエーテル類、
ジクロロメタン、アセトニトリル、酢酸等を挙げること
ができる。
【0028】これらの中で好適な溶媒として、下記構造
を有するプロピレングリコールモノアルキルエーテル類
を挙げることができる。
【0029】
【化10】
【0030】一般式(III)中、Rは炭素数1〜6、好
ましくは炭素数1〜4のアルキル基であり、具体的に
は、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピ
ル基、n−ブチル基、イソブチル基、sec-ブチル基、te
rt-ブチル基等を挙げることができる。好ましくはメチ
ル基、エチル基を挙げることができる。また、式中、n
は1〜5の整数であり、好ましくは1〜3、更に好まし
くは1又は2、特に好ましくは1の整数である。
【0031】上記プロピレングリコールモノアルキルエ
ーテルの具体例としては、プロピレングリコールモノア
ルキルエーテル、ジプロピレングリコールモノアルキル
エーテル、トリプロピレングリコールモノアルキルエー
テル等を挙げることができる。
【0032】ここに挙げた溶媒は、単独で用いてもよ
く、又2種以上を組み合わせて用いてもよい。
【0033】溶媒の使用量としては、例えば、一般式
(I)で表される化合物1モルに対して、溶媒40〜2
000mL、好ましくは80〜1000mLを挙げるこ
とができる。
【0034】本発明のビス(ヒドロキシフェニル)ジス
ルフィド類の製造方法は、上記溶媒の存在下で、上記フ
ェノール類及び二塩化二硫黄を反応誘導期間内で添加・
混合し、反応させることによって実施される。本発明に
おける反応誘導期間とは、フェノール類と二塩化二硫黄
との共存下で、反応がほとんど進行していない状態にあ
る期間あるいは生成物が顕著に現れるまでの期間(例え
ば、フェノール類が約10%消費されるまでの期間)を
意味する。かかる反応誘導期間は、用いる原料化合物の
量、混合比率、反応温度、攪拌の程度等によっても異な
るため、フェノール類と二塩化二硫黄とを添加・混合す
る時間を一律に規定することはできないが、例えば、3
分以内、好ましくは1分以内を挙げることができる。
【0035】また、フェノール類と二塩化二硫黄とを混
合する際の系内の温度としては、特に制限されるもので
はないが、通常−5〜5℃、好ましくは−5〜0℃に冷
却しておくことで、混合時の反応の暴走を防止でき、よ
り一層ビス(ヒドロキシフェニル)ジスルフィドの収率
の向上が可能となる。
【0036】本発明の製造方法における反応温度として
は、通常−50〜100℃、好ましくは−30〜70℃
である。反応時間については、反応温度、原料化合物の
混合比率等によっても異なり、一律に規定することはで
きないが、通常3分〜10時間程度である。また、原料
化合物の添加及び反応は、窒素等の不活性ガス気流下で
行うことが好ましい。このように不活性ガス気流下で行
うことによって、二塩化二硫黄の分解を防止しでき、副
生する塩化水素を除去することが可能となる。
【0037】上記反応の終了により、本発明の製造方法
は完了するが、その後、ビス(ヒドロキシフェニル)ジ
スルフィド類を通常の精製手段により精製し、還元分解
することによって、メルカプトフェノール誘導体を製造
することができる。
【0038】
【実施例】以下、試験例及び実施例により本発明をより
詳細に説明する。ただし、本発明はかかる試験例等によ
って何ら制限されるものではない。なお特に示さない限
り、以下に記載するモノスルフィドとはビス(ヒドロキ
シフェニル)モノスルフィドを、ジスルフィドとはビス
(ヒドロキシフェニル)ジスルフィドのことを意味する
ものである。
【0039】試験例1 反応誘導期間内にフェノール類
と二塩化二硫黄とを混合することの有用性の確認試験 攪拌機、温度計、冷却管を装着した四ツ口フラスコ内で
窒素気流下、プロピレングリコールモノメチルエーテル
15gにビス(ヒドロキシフェニル)ジスルフィド1g
を溶解させた後、二塩化二硫黄0.5gを5秒で添加
後、20℃で1時間攪拌した。二塩化二硫黄添加直後の
溶液並びに1時間攪拌後の溶液について、高速液体クロ
マトグラフィー(HPLC)により、ビス(ヒドロキシ
フェニル)ジスルフィドの測定を行った。
【0040】この結果、二塩化二硫黄添加直後の溶液中
のビス(ヒドロキシフェニル)ジスルフィドの濃度はク
ロマトグラムのピーク面積%で98.1%であったのに
対して、1時間攪拌後の溶液中のビス(ヒドロキシフェ
ニル)ジスルフィドの濃度はクロマトグラムのピーク面
積%で12.4%であり、二塩化二硫黄添加直後に比べ
て低い濃度であった。一方、1時間攪拌後の溶液を測定
したクロマトグラムには、ジスルフィド以外の複数ピー
クがジスルフィドと同程度或いは高い濃度(ピーク面積
%)で認められた。
【0041】即ち、本試験結果から、二塩化二硫黄は本
発明の方法の目的物であるジスルフィド類に作用して、
これを分解ならしめることが確認された。従って、フェ
ノール類と二塩化二硫黄とを誘導期間内に短期間で添加
・混合させることによって、反応系内で二塩化二硫黄が
生成したビス(ヒドロキシフェニル)ジスルフィド類と
接触する機会を減少させることが、ビス(ヒドロキシフ
ェニル)ジスルフィド類製造における収率の向上に有用
であることが示唆された。
【0042】実施例1−2、比較例1−2 攪拌機、温度計、冷却管を装着した四ツ口フラスコ内で
窒素気流下、プロピレングリコールモノメチルエーテル
230gにフェノール47.1gを溶解させた。次に、
フラスコの内温を0〜5℃まで冷却した後、攪拌下二塩
化二硫黄37.2gを2分間(実施例1)、3分間(実
施例2)、4分間(比較例1)及び7分間(比較例2)
で添加した。添加後、フラスコの内温を25〜30℃と
して30分間撹拌保持した。得られた溶液について、高
速液体クロマトグラフィー(HPLC)により、ビス
(ヒドロキシフェニル)ジスルフィド、モノスルフィド
及びフェノールの測定を行った。
【0043】各条件で反応を行って得られたビス(ヒド
ロキシフェニル)ジスルフィド、モノスルフィド及びフ
ェノールの濃度(%)を表1に示す。なお、表1中の濃
度(%)は、得られたクロマトグラムのピーク面積%で
ある。
【0044】
【表1】
【0045】この結果、比較例1及び2では目的物であ
るジスルフィドの濃度が減少し、それに伴って副生成物
であるモノスルフィドの濃度が上昇しているのに対し
て、実施例1及び2ではジスルフィドの濃度が高く、モ
ノスルフィドの生成が10%以下に抑制されていること
が明らかとなった。
【0046】実施例3、比較例3 表2に記載した各溶媒及び各原料を用いて、ビス(ヒド
ロキシフェニル)ジスルフィドの製造を行った(実施例
3、比較例3)。
【0047】攪拌機、温度計、冷却管を装着した反応釜
内で窒素気流下、溶媒にフェノールを溶解させた。次
に、フラスコの内温を0〜5℃まで冷却した後、攪拌下
二塩化二硫黄を表2に記載した時間で添加した。添加
後、フラスコの内温を25〜30℃として1時間撹拌保
持した。得られた溶液について、高速液体クロマトグラ
フィー(HPLC)により、ビス(ヒドロキシフェニ
ル)ジスルフィド、モノスルフィド及びフェノールの測
定を行った。
【0048】各条件下で製造して得られたビス(ヒドロ
キシフェニル)ジスルフィド、モノスルフィド及びフェ
ノールの濃度(%)を表2に示す。なお、表2中の濃度
(%)は、得られたクロマトグラムのピーク面積%であ
る。
【0049】
【表2】
【0050】この結果、溶媒としてプロピレングリコー
ルモノメチルエーテルを用いた場合(実施例3)は、エ
チレングリコールモノメチルエーテルを用いた場合(比
較例3)に比して、モノスルフィドの生成が抑制され、
ジスルフィドの濃度が有意に高いことが明らかとなっ
た。
【0051】即ち本結果から、溶媒としてプロピレング
リコールモノアルキルエーテルを用いることによってジ
スルフィドをより一層高い収率で製造できることが示唆
された。
【0052】
【発明の効果】本発明のビス(ヒドロキシフェニル)ジ
スルフィド類の製造方法によれば、副生成物であるモノ
スルフィド類の生成を抑制し、従来の方法に比して高い
収率でビス(ヒドロキシフェニル)ジスルフィド類を製
造することができるので、メルカプトフェノールの原料
であるビス(ヒドロキシフェニル)ジスルフィド類をよ
り安価に提供することが可能となる。
【0053】このような本発明の効果は、フェノール類
と二塩化二硫黄とを誘導期間内に添加・混合するため、
長時間にわたって徐々に添加・混合する従来の方法に比
して、反応系内で二塩化二硫黄が生成したビス(ヒドロ
キシフェニル)ジスルフィド類と接触する機会を減少さ
せることができることに起因するものと考えられる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 達嗣 広島県豊田郡安芸津町三津4234 Fターム(参考) 4H006 AA02 AC63 BB14 BB15 BC19 BE90 TA04

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式(I) 【化1】 [式中、R1、R2、R3及びR4は、同一又は異なっ
    て、水素原子、ハロゲン原子、水酸基、炭素数が1〜6
    であるアルキル基、炭素数が1〜6であるアルコキシ
    基、炭素数が6〜12であるアリール基又は炭素数が3
    〜6であるシクロアルキル基である。]で表される化合
    物と二塩化二硫黄とを溶媒中に反応誘導期間内で混合
    し、反応させることを特徴とする、一般式(II) 【化2】 [R1〜R4は前記に同じ。]で表される化合物の製造
    方法。
  2. 【請求項2】反応誘導期間が3分以内である請求項1記
    載の製造方法。
  3. 【請求項3】一般式(III) 【化3】 [式中、Rは炭素数1〜6のアルキル基であり、nは1
    〜5の整数である。]で表されるプロピレングリコール
    モノアルキルエーテルを溶媒として用いることを特徴と
    する請求項1又は2記載の製造方法。
  4. 【請求項4】一般式(III)の溶媒中nが1であり、一
    般式(II)中R1〜R4が全て水素原子である、請求項
    3記載の製造方法。
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