JP2003238460A - p−またはm−クロロスチレンの製造法 - Google Patents
p−またはm−クロロスチレンの製造法Info
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Abstract
で効率よく製造できる新規方法を提供する。 【解決手段】 次式(I) 〔式中、Xは水素原子で且つYは塩素原子であるか、ある
いはXは塩素原子で且つYは水素原子である〕で表される
p−またはm−クロロフェニルエチルアルコールと、脱
水反応触媒としてのアルカリ金属水酸化物とを反応させ
て、p−またはm−クロロスチレンを製造するにあた
り、p−またはm−クロロスチレンの重合防止剤の存在
下に、p−またはm−クロロスチレンを生成させ得る反
応温度で、且つその反応温度でp−またはm−クロロス
チレンの沸点以上になるような減圧下において、反応さ
せ、生成し蒸発するp−またはm−クロロスチレンを反
応液から連続的に反応容器外に導くことを特徴とする、
p−またはm−クロロスチレンの製造法が開発された。
Description
造用のモノマー原料として、あるいは医農薬等の合成の
原料として有用であるp−またはm−クロロスチレンの
新規な製造法に関する。
くつかの方法が知られている。そのようなクロロスチレ
ンの既知の製造法は、概略として下記の(1)〜(8)に
示すとおりである。 (1)工業的な製法としてはクロロエチルベンゼンの脱
水素によるクロロスチレンの製造法が知られる。この方
法は次の反応式で表される。 この方法では、クロロスチレンが異性体混合物として得
られるため、医農薬の合成原料として使用しがたい。
ルカルビノールに硫酸水素カリウムを脱水触媒として減
圧条件で高温で作用させ、そして反応生成物を直ちに反
応系外に取出させる方法が知られる(オーガニックシン
セシスCol. III. 204頁)。この方法は、反応に高温条
件を必要とし、多量の重合物を生成するため、工業的な
合成法としては好ましくない。この方法での反応は次の
反応式で表される。
ドとビニルハライドを、ニッケルホスフィン錯体触媒の
存在で反応させて、クロロスチレンを得る方法が知られ
ている(特公昭62−1927号公報)。この方法は次の反応
式で表される。 しかし、この方法ではジビニルベンゼンが副生し、反応
生成物の蒸留による精製に難点がある。
塩基の存在下にエチレンCH2=CH2を高圧下に反応させ
て、クロロスチレンを生成する方法が知られる(米国特
許第4,533,505号)。この方法では、スチルベンも副生さ
れるので、クロロスチレンとスチルベンとの分離が困難
である。
ルの存在下にナトリウムメトキシドまたはカリウムtert
−ブトキシドと反応させることにより、p−クロロスチ
レンとアセトアミドCH3CONH2とを生成する方法が知られ
る(米国特許第4,650,910号)。この方法は式(B)の出
発化合物の合成に多工程を要する。
触媒の存在下に反応させることにより、p−クロロスチ
レンを製造する方法が知られる(欧州公開第550866
号)。この反応では、爆発性のジアゾ化合物が中間体と
して生成する難点がある。
ィン(TPP)および塩酸を作用させ、さらに水酸化ナト
リウムの存在下にホルムアルデヒドHCHOを反応させるこ
とによって、p−クロロスチレンを製造する方法が知ら
れる(特開平6−211706号;欧州公開600367号)。この
方法では製造工程数が多くなり、また反応に用いられる
TPPは高価であって、副生成物として多量のトリフェニ
ルホスフィンオキサイドが生成する。
ロゲン原子である)の化合物を、tert−ブタノール中で
水酸化カリウムと還流下に約10時間反応させることによ
って、クロロスチレンを生成する方法が知られる(特開
平11−171804号)。この方法では、クロロスチレン生成
の選択率がよくない。
ンの従来の製造法は、工業的な製法として不都合が多く
あり、満足すべきものとは言い難い。従って、従来法の
ような欠点の少ないp−またはm−クロロスチレンの新
規な製法の開発が要望されている。本発明の目的の一つ
は、従来の方法に代わり、新規な反応によって、p−ま
たはm−クロロスチレンを製造できる方法を提供するこ
とにある。また、本発明の第2の目的は、p−またはm
−クロロスチレンを高い効率で簡易に製造できて、工業
的にも有利に実施できるp−またはm−クロロスチレン
の新規製造法を提供するにある。
問題点を解決するために鋭意検討した。その結果、極め
て簡便で工業的に有利に実施できるp−またはm−クロ
ロスチレンの新しい合成法を見出すことに成功した。
たが、その結果として、次式(I) 〔式中、Xは水素原子で且つYは塩素原子であるか、ある
いはXは塩素原子で且つYは水素原子である〕で表される
p−またはm−クロロフェニルエタノールと、脱水反応
触媒としてのアルカリ金属水酸化物とを反応させて、次
式(II) (式中、X、Yは前記と同じ意味をもつ)で表されるp−
またはm−クロロスチレンを製造するにあたり、p−ま
たはm−クロロスチレンの重合防止剤の存在下に、p−
またはm−クロロスチレンを生成させ得る反応温度で、
且つその反応温度がp−またはm−クロロスチレンの沸
点以上になるような減圧下において、反応させ、生成し
蒸発するp−またはm−クロロスチレンを反応液から連
続的に反応容器外に導くことにより、p−またはm−ク
ロロフェニルエチルアルコールの脱水反応は収率よく進
行し、生成されたp−またはm−クロロスチレンを重合
させることなく、生じた反応液から取り出すことができ
ることが見出された。これらの知見に基づいて、本発明
は完成された。
いはXは塩素原子で且つYは水素原子である〕で表される
p−またはm−クロロフェニルエチルアルコールと、脱
水反応触媒としてのアルカリ金属水酸化物とを反応させ
て、p−またはm−クロロスチレンを製造するにあた
り、p−またはm−クロロスチレンの重合防止剤の存在
下に、p−またはm−クロロスチレンを生成させ得る反
応温度で、且つその反応温度でp−またはm−クロロス
チレンの沸点以上になるような減圧下において、反応さ
せ、生成し蒸発するp−またはm−クロロスチレンを反
応液から連続的に反応容器外に導くことを特徴とする、
p−またはm−クロロスチレンの製造法が提供される。
−またはm−クロロスチレンの発生した蒸気と発生した
水蒸気とを反応容器から連続して導出させている間、反
応容器の反応生成物留出管中でも、p−またはm−クロ
ロスチレンが重合する可能性があるために、重合防止剤
を溶媒(原料のp−またはm−クロロフェニルエチルア
ルコール、または生成物のp−またはm−クロロスチレ
ン、あるいはキシレン、トルエンなどの適当な有機溶
剤)に溶解した溶液を少量ずつ該留出管内に断続的また
は連続的に導入するのが良いと認められた。本発明で用
いられるp−またはm−クロロスチレンの重合防止剤と
して、各種のニトロソ化合物、ニトロ化合物、フェノー
ル化合物またはアミン化合物を利用できることが認めら
れた。
(I)のp−またはm−クロロフェニルエチルアルコー
ルは、後記した参考製造例に示すようにクロロフェニル
マグネシウムハライドよりなるグリニヤール試薬に酸化
エチレンを反応させて調製できる。
エチルアルコールを反応容器に入れ、脱水反応触媒とし
てのアルカリ金属水酸化物および重合防止剤を加えて、
攪拌しながら10〜140mmHgの減圧下に加熱すると、式
(I)の化合物の液体中にアルカリ金属水酸化物と重合
防止剤が溶解し、得られた反応混合物の内温100〜160℃
程度でクロロフェニルエチルアルコールの脱水反応が起
り、p−またはm−クロロスチレンと水とが生成され
る。
は水酸化カリウム、水酸化ナトリウムなどが有効である
が、反応混合物への溶解のしやすさや触媒活性の面で水
酸化カリウムが優れている。脱水反応触媒の使用量に
は、特に制約はないが、反応性、コスト、操作性の点か
らp−またはm−クロロフェニルエチルアルコールの仕
込量の5〜100重量%、好ましくは10〜50重量%の範囲で
ある。触媒の失活はほとんどない。
ロソ化合物、ニトロ化合物、フェノール化合物、または
アミノ化合物、あるいはこれらの2種またはそれ以上の
適当な混合物が用いられ、反応混合物中に添加して溶解
させる。それに加えて、上記の重合防止剤を溶媒(原料
のp−またはm−クロロフェニルエチルアルコール、生
成物のp−またはm−クロロスチレン、あるいはキシレ
ン、トルエンなどの適当な有機溶剤)に溶解した溶液
を、生成されたp−またはm−クロロスチレンの発生し
た蒸気と発生した水蒸気とを連続して導出させている
間、少量ずつ断続的または連続的に反応生成物留出管内
に加えることができる。このようにして、反応混合物中
の生成したp−またはm−クロロスチレン、および反応
混合物中から反応系外にすなわち反応容器外に留出して
いる間のp−またはm−クロロスチレンの重合を防止す
ることにより、確実に脱水反応を継続することができ
る。
のもの、すなわち(i)ニトロソ化合物、例えば、N−
ニトロソフェニルヒドロキシルアミン−アルミニウム
塩、2−メチル−4−ニトロソフェノール、ニトロソト
ルエン、ニトロソベンゼン、p−ニトロソフェノール、
ニトロソレゾルシノール、1−ニトロソ−2−ナフトー
ル、2−ニトロソ−1−ナフトール、N−ニトロソジフ
ェニルアミン、N−ニトロソ−N−メチルアニリン、N
−ニトロソ−N−フェニルアニリンなど;(ii)ニトロ
化合物、例えばジニトロベンゼン、ジニトロクロロベン
ゼン、2,4−ジニトロフェノール、ジニトロナフタレン
など;(iii)フェノール化合物;例えば第三級ブチル
カテコール、ジ−tert−ブチルフェノール、ハイドロキ
ノンモノメチルエーテル、パラクレゾール、α−ナフト
ールなど;(iv)アミン化合物、例えば、パラフェニレ
ンジアミン、ナフチルアミン、N−メチルナフチルアミ
ン、N−フェニルナフチルアミンなどがあげられる。
ソフェニルヒドロキシルアミン−アルミニウム塩、2−
メチル−4−ニトロソフェノールなどのニトロソ化合
物、あるいは2,4−ジニトロフェノールなどのニトロ化
合物等が重合防止剤としての効果が優れている。
gの減圧下に100〜160℃の温度で行うことが好ましい。
このような条件下で脱水反応を行う場合、生成されたp
−またはm−クロロスチレンと水とが蒸気の形で速やか
に自動的に反応混合物の外に去り、p−またはm−クロ
ロスチレンの重合が抑えられるからである。なお、m−
クロロスチレンは15 mmHgの圧力下では73.5℃の沸点を
示し、p−クロロスチレンは4 mmHgの圧力下では52〜53
℃の沸点を示すものである。
はm−クロロフェニルエチルアルコールは、熱安定性も
高いために、反応当初に、反応容器にその使用全量を加
えておくことができる。また、脱水反応装置の能力の向
上を図るために、原料の導入用入口管を具えた反応容器
で、脱水反応を行い、この反応で生成するp−またはm
−クロロスチレンが反応容器から留出管を通して留出し
ていく量についてほぼ同モル量のp−またはm−クロロ
フェニルエチルアルコールを反応容器の原料導入管から
反応容器内の反応混合物へ滴下して補給することができ
る。このため、反応容器の単位容積あたりの処理能力は
極めて大きくすることができる。なお、このように滴下
補給されるp−またはm−クロロフェニルエチルアルコ
ールは、重合防止剤をp−またはm−クロロフェニルエ
チルアルコールに溶解した溶液の形であるのが都合よ
い。
重要な因子であるが、反応温度によって、生成するp−
またはm−クロロスチレンを反応混合物から蒸気として
取り去るために必要な減圧の程度も左右される。式
(I)の出発化合物の脱水反応の温度が低いと、反応変
換率が低く、脱水縮合した望ましくないエーテル体の生
成が増す。逆に、温度が高い場合には、クロロスチレン
重合物の生成が顕著になって所望の脱水反応を妨害する
ので、反応収率は著しく低下する。
−またはm−クロロスチレンと水の大部分は反応系外に
留出してしまい、反応容器内には、蒸発しない脱水反応
触媒を主成分とする濃厚な反応残液が残っている。この
反応残液を冷却しながら、徐々に反応容器内に水を添加
すると、脱水触媒のアルカリ金属水酸化物は溶解して固
化が防止される。そして、反応残液の水希釈液を、未反
応のクロロフェニルエチルアルコールや若干の副反応生
成物を含んだ有機層と、アルカリ金属水酸化物を含む水
性層に分ける。ここで得られた水性層は再反応時に、水
に溶解したアルカリ金属水酸化物溶液として再使用して
も差し支えない。
ンサーを経て取り出されたp−またはm−クロロスチレ
ンと水とを含む留出物は、受器に集められる。この時、
反応生成物留出管内に、重合防止剤を溶媒(原料のp−
またはm−クロロフェニルエチルアルコールあるいは、
生成物のp−またはm−クロロスチレン、あるいはキシ
レン、トルエンなどの適当な有機溶剤)に溶解した溶液
を少量ずつ連続的にまたは断続的に加えることにより、
生成されたp−またはm−クロロスチレンが反応生成物
留出管内で重合することが防止できる。
留出物は、分液により有機層と水性層とに分離される。
上記の有機層に含まれる未反応物を除去するために、必
要に応じて、フェノール化合物、例えば、第三級ブチル
カテコール、ジ−tert−ブチルフェノール、ハイドロキ
ノンモノメチルエーテル、α−ナフトール、2−メチル
−4−ニトロソフェノールなど;ニトロソ化合物、例え
ば、N−ニトロソフェニルヒドロキシルアミン−アルミ
ニウム塩、ニトロソベンゼン、ニトロソトルエン、p−
ニトロソフェノール、ニトロソナフトールなど;ニトロ
化合物、例えば、2,4−ジニトロフェノール、ジニトロ
ベンゼン、ジニトロクロロベンゼン、ジニトロナフタレ
ンなど、そしてアミン化合物、例えば、パラフェニレン
ジアミン、ナフチルアミン、N−フェニルナフチルアミ
ンなどの重合防止剤を有機層に加えて精留すれば、精製
されたp−またはm−クロロスチレンを回収できる。
反応温度および圧力条件で、参考のため、p−またはm
−クロロフェニルエチルアルコールと類似の化合物であ
るp−メチルフェニルエチルアルコール、p−メトキシ
フェニルエチルアルコール、m−tert−ブトキシフェニ
ルエチルアルコールまたはp−フルオロフェニルエチル
アルコールにアルカリ金属水酸化物を反応させた場合に
は、後記した参考比較例に示すごとく、対応のスチレン
誘導体への反応変換率も低く、エーテル型の縮合生成
物、および重合生成物も不当に多くなる。
挙げて説明する。実施例1 p−クロロスチレンの合成(原料の滴下補給
による連続方式) コンデンサー付き精留管を取り付けた300ml容量の四頸
フラスコに、p−クロロフェニルエチルアルコール(原
料化合物)100g、水酸化カリウム(脱水反応触媒)60
g、N−ニトロソフェニルヒドロキシルアミン−アルミ
ニウム塩(重合防止剤)0.2gを加えた。これらの化合物
を混合して得られた溶液を、攪拌しながら、反応容器
(フラスコ)内の圧力を28〜32mmHgの程度の減圧にし、
オイルバスにより反応容器内の反応混合物の温度を142
℃まで昇温させた。脱水反応が開始した。
レンおよび水の蒸気を、精留管を経て反応容器から導出
し、コンデンサーで凝縮し、丸型フラスコに貯めた。反
応容器から、最初に水が留出し、続いてp−クロロスチ
レンと水が留出して、白濁した液体として凝縮した。
−ニトロソフェニルヒドロキシルアミン−アルミニウム
塩0.6gとp−クロロフェニルエチルアルコール650gとの
混合物を反応容器内の反応混合物へ5時間かけて滴下し
た。反応容器からの水の留出開始から6時間でp−クロ
ロスチレンおよび水の留出が止まり脱水反応が終了し
た。
を分液して有機層と水性層に分ける。有機層を分取し、
無水芒硝で脱水した。さらに、脱水された有機層に重合
防止剤として第三級ブチルカテコールを添加し、その有
機層を減圧条件下で蒸留した。沸点73℃/10mmHgの留分
を604.1g(収率、91.0%)得た。この留分を下記方法で
分析し、同定した結果、p−クロロスチレンであること
を確認した。また、前記の有機層に含まれた未反応のp
−クロロフェニルエチルアルコールを沸点135〜137℃/1
3mmHgの留分として63.0g(回収率、8.4%)得た。得ら
れたp−クロロスチレンの分析値および物性値は以下の
とおりであった。
でp−クロロスチレンの純度は99.9%である。 (2)元素分析値 計算値 C 69.3%、H 5.1% 分析値 C 69.0%、H 5.0% (3)1H−NMRスペクトル(CDCl3中) δ 6.64(1H、q、Ha) δ 5.21(1H、q、Hb) δ 5.68(1H、q、Hc) δ 7.27(4H、s、Hd、He、Hf、Hg) (4)赤外吸収スペクトル 1621 cm−1(C=C伸縮)
料の滴下補給による連続方式) コンデンサー付き精留管を取り付けた300ml容量の四頸
フラスコに、m−クロロフェニルエチルアルコール(原
料化合物)100g、水酸化カリウム(触媒)60g、N−ニ
トロソフェニルヒドロキシルアミン−アルミニウム塩
(重合防止剤)0.2gを加えた。これら化合物を混合して
得られた溶液を、攪拌しながら、反応容器(フラスコ)
内の圧力を28〜32mmHgの程度の減圧にし、オイルバスに
より反応容器内の反応混合物の温度を142℃まで昇温さ
せると、脱水反応が開始した。
レンおよび水の蒸気を、精留管を通して反応容器から導
出し、コンデンサーで凝縮し丸型フラスコに貯めた。反
応容器からは、最初に水が留出し、続いてm−クロロス
チレンと水が留出し、白濁した液体として凝縮した。反
応容器からの水の留出開始と同時にN−ニトロソフェニ
ルヒドロキシルアミン−アルミニウム塩0.6gとm−クロ
ロフェニルエチルアルコール650gとの混合物を反応容器
内へ5時間かけて滴下した。反応容器から水の留出開始
から6時間でm−クロロスチレンおよび水の留出が止ま
り、脱水反応が終了した。
して有機層と水性層に分け、有機層を分取し、無水芒硝
で脱水した。さらに、脱水された有機層に重合防止剤と
して2−メチル−4−ニトロソフェノールを添加し、そ
の有機層を減圧条件で蒸留した。沸点41〜43℃/3mmHgの
留分を564.9g(収率85.1%)得た。この留分を下記の方
法で分析し、同定した結果、m−クロロスチレンである
ことを確認した。また、有機層に含まれた未反応のm−
クロロフェニルエチルアルコールを沸点110〜111℃/0.5
mmHgの留分として60.0g(回収率8.1%)得た。得られた
m−クロロスチレンの分析値および物性値は以下のとお
りであった。
でm−クロロスチレンの純度は99.5%である。 (2)元素分析値 計算値 C 69.3%、H 5.1% 分析値 C 69.0%、H 5.3% (3)1H−NMRスペクトル(CDCl3中) δ 6.62 (1H、q、Ha) δ 5.23 (1H、q、Hb) δ 5.68 (1H、q、Hc) δ 7.20 (3H、m、Hd、He、Hf) δ 7.37 (1H、m、Hg) (4)赤外吸収スペクトル 1620 cm−1(C=C伸縮)
料の使用全量の一括仕込み方式) 精留管を取り付けた1リットル容量の四頸フラスコに、
p−クロロフェニルエチルアルコール500g、水酸化カリ
ウム100g、N−ニトロソフェニルヒドロキシルアミン−
アルミニウム塩0.5gを加えた。これら化合物を混合して
得られた溶液を、攪拌しながら、反応容器内の圧力を80
〜100mmHgの程度の減圧にし、オイルバスにより反応容
器内の反応混合物の温度を155℃まで昇温させた。脱水
反応が開始した。
レンおよび水の蒸気を精留管を経て反応容器から導出
し、コンデンサーで凝縮し丸型フラスコに貯めた。反応
容器から最初に水が留出し、続いてp−クロロスチレン
と水が留出し、白濁した液体として凝縮した。反応容器
から水の留出開始から4時間でp−クロロスチレンおよ
び水の留出が止まり、脱水反応が終了した。
して有機層と水性層に分け、有機層を分取し、無水芒硝
で脱水した。さらに、その有機層に重合防止剤としてN
−ニトロソフェニルヒドロキシルアミン−アルミニウム
塩を添加し、有機層を減圧条件で蒸留した。沸点73℃/1
0mmHgの留分を407.6g(収率92.1%)得た。この留分を
実施例1と同様の方法で分析して、同定した結果、p−
クロロスチレンであることを確認した。得られたp−ク
ロロスチレンの分析値および物性値は実施例1のそれと
完全に一致した。また、有機層に含まれた未反応のp−
クロロフェニルエチルアルコールを沸点135〜137℃/13m
mHgの留分として14.4g(回収率2.9%)得た。
料の滴下補給による連続方式と留出管内の重合防止) 300ml容量に四頚フラスコに、滴下ロートを塔頂に装着
したコンデンサー付き精留管(生成物の留出管)を取り
付け、そして該フラスコにp−クロロフェニルエチルア
ルコール100g、水酸化カリウム60g、N−ニトロソフェ
ニルヒドロキシルアミン−アルミニウム塩0.2gを装入し
た。得られた反応混合物を攪拌しながら、反応容器(フ
ラスコ)内の圧力を28〜32 mmHg程度の減圧にし、オイ
ルバスにより反応容器内の反応混合物の温度を142℃ま
で昇温すると、脱水反応が開始した。脱水反応によって
生成したp−クロロスチレンおよび水の蒸気を、精留管
を経て反応容器から留出させ、コンデンサーで凝縮して
受器の丸底フラスコに貯めた。
ニトロソフェニルヒドロキシルアミン−アルミニウム塩
1.2gとp−クロロフェニルエチルアルコール1300gとの
混合物を反応容器の原料導入管から反応容器内の反応混
合物へ10時間かけて滴下した。またこれと同時に、0.6g
の第三級ブチルカテコールを60mlのp−クロロフェニル
エチルアルコールに溶かした溶液を、精留管塔頂に取り
付けた滴下ロートから5ml/hrの速度で、精留管内の留出
経路でのp−クロロスチレンの重合を防止するために滴
下した。滴下終了後1時間でp−クロロスチレンのおよ
び水の留出が止まり、脱水反応を終了した。
液を分液して有機層を分取し、無水芒硝で脱水した。さ
らに、脱水された有機層に重合防止剤として2−メチル
−4−ニトロソフェノールを添加し、減圧条件で蒸留し
た。沸点73℃/10mmHgの留分を1142.1g(収率:92.2%)得
た。この留分を実施例1と同様の方法で分析した同定し
た結果、p−クロロスチレンであることを確認した。留
出経路での重合物の生成固着はまったく認められなかっ
た。
ルコールの合成(原料の合成法) (a)窒素置換した1リットル容量の四頸フラスコにチ
ップ状の金属マグネシウム29.2g(1.2モル)と無水テト
ラヒドロフラン30mlを加え、さらに臭化エチル約2mlを
加えて攪拌した。得られた混合物の発泡による反応を確
認してから、p−クロロフェニルブロマイド191.5g(1.
0モル)を400mlの無水テトラヒドロフランに溶解した溶
液を、前記の混合物の還流温度で2時間を要して滴下し
た。さらに5時間、反応混合物の還流を続けて次式(II
I) のグリニヤール試薬を得た。このグリニヤール試薬の一
部をとり、加水分解してガスクロマトグラフィーにより
分析を行うと、転換率は99.7%であった。
(III)のグリニヤール試薬を含む反応液を30℃まで冷
却し、その後に未反応のマグネシウムと分離するため
に、上澄液をグラスフィルターで濾取し、別の1リット
ル容量の四頸フラスコに移した。該上澄液を攪拌しなが
ら25〜35℃で酸化エチレン48.5g(1.1モル)を1時間か
けて吹き込み、さらに同温度で1時間攪拌を続けた。反
応後、反応液を、冷却下に攪拌しながら、これに300ml
の塩化アンモニウム水溶液を加えて、生成した塩を溶解
した。さらにトルエン300mlを加えて有機層を分離し
た。水洗後、有機層を無水芒硝で脱水した。そして、溶
媒を留去して粗製のp−クロロフェニルエチルアルコー
ルを得た。さらに、これを減圧条件で蒸留し、沸点135
〜137℃/13mmHgの留分として、精製されたp−クロロフ
ェニルエチルアルコールの133.3g(ガスクロマトグラフ
ィー純度99.5%、収率85.1%)を得た。このようにして
得たp−クロロフェニルエチルアルコールの元素分析
値、NMRスペクトルは、完全にp−クロロフェニルエチ
ルアルコールの標品と一致した。
フラスコに、本発明方法で用いるp−クロロフェニルエ
チルアルコールに構造類似のp−メトキシフェニルエチ
ルアルコール50gを加え、また水酸化カリウム30gとN−
ニトロソフェニルヒドロキシルアミン−アルミニウム塩
0.2gを加えた。これら化合物を混合して得られた溶液
を、攪拌しながら、反応容器内の圧力を7〜100mmHgの程
度の減圧にし、オイルバスによりフラスコ内の反応混合
物の温度を140℃まで昇温させて脱水反応を行った。
チレンおよび水の蒸気を精留管を通してフラスコ外に導
き、コンデンサーで凝縮し、丸型フラスコに貯めた。フ
ラスコから最初に水が留出し、続いてp−メトキシスチ
レンと水が留出し、白濁した液体として凝縮した。
−ニトロソフェニルヒドロキシルアミン−アルミニウム
塩0.2gとp−メトキシフェニルエチルアルコール200gと
の混合物をフラスコ内の反応混合物へ3時間かけて滴下
した。フラスコから水の留出開始から4時間でp−メト
キシスチレンおよび水の留出が止まり、反応が終了し
た。
して、水性層から分れた有機層を分取し、無水芒硝で脱
水した。さらに、その有機層に重合防止剤として第三級
ブチルカテコール等を添加し、減圧条件で蒸留した。沸
点55〜56℃/2.5mmHgの留分を48.5g(収率22.0%)得
た。ガスクロマトグラフィーおよび1H−NMRで分析して
同定した結果、その留分はp−メトキシスチレンである
ことを確めた。また、有機層に含まれた未反応のp−メ
トキシフェニルエチルアルコールを沸点114〜116℃/1.6
mmHgの留分として60.0g(回収率24.0%)得た。
ノマーとして、または、医農薬等の合成原料として有用
なp−またはm−クロロスチレンが極めて簡易な操作で
効率的に得られる。また、p−またはm−クロロスチレ
ンを、極めて簡易な操作で高収率、高純度で得ることが
可能である。
Claims (12)
- 【請求項1】 次式(I) 〔式中、Xは水素原子で且つYは塩素原子であるか、ある
いはXは塩素原子で且つYは水素原子である〕で表される
p−またはm−クロロフェニルエチルアルコールと、脱
水反応触媒としてのアルカリ金属水酸化物とを反応させ
て、p−またはm−クロロスチレンを製造するにあた
り、p−またはm−クロロスチレンの重合防止剤の存在
下に、p−またはm−クロロスチレンを生成させ得る反
応温度で、且つその反応温度でp−またはm−クロロス
チレンの沸点以上になるような減圧下において反応さ
せ、生成し蒸発するp−またはm−クロロスチレンを反
応液から連続的に反応容器外に導くことを特徴とする、
p−またはm−クロロスチレンの製造法。 - 【請求項2】 コンデンサーに連結された反応生成物留
出管を具えた反応容器中に、反応原料のp−またはm−
クロロフェニルエチルアルコールの使用全量と脱水反応
触媒とを装入して混合し、その混合物中で添加されたp
−またはm−クロロスチレン重合防止剤の存在下にp−
またはm−クロロフェニルエチルアルコールの脱水反応
を実施する、請求項1に記載の方法。 - 【請求項3】 脱水反応触媒が、水酸化ナトリウムまた
は水酸化カリウムである、請求項2に記載の方法。 - 【請求項4】 p−またはm−クロロスチレンの重合防
止剤が、ニトロソ化合物、ニトロ化合物、フェノール化
合物、またはアミン化合物あるいはこれらのうちの2種
またはそれ以上の混合物から選択される、請求項2に記
載の方法。 - 【請求項5】 p−またはm−クロロスチレンの重合防
止剤として、N−ニトロソフェニルヒドロキシルアミン
−アルミニウム塩または2−メチル−4−ニトロソフェ
ノールなどのニトロソ化合物、2,4−ジニトロフェノー
ルなどのニトロ化合物、あるいは第三級ブチルカテコー
ルなどのフェノール化合物、あるいはこれらの適当な混
合物を用いる、請求項2に記載の方法。 - 【請求項6】 脱水反応が10〜140mmHgの減圧下に100〜
160℃の温度で行われる、請求項2に記載の方法。 - 【請求項7】 コンデンサーに連結された反応生成物留
出管および原料の導入用入口管を具えた反応容器内で、
脱水反応を行い、しかも重合防止剤を反応原料のp−ま
たはm−クロロフェニルエチルアルコールに溶解した溶
液を、脱水反応で生成するp−またはm−クロロスチレ
ンの蒸気が前記留出管を通る留出量に合わせてその留出
量とほぼ同モル量のp−またはm−クロロフェニルエチ
ルアルコールとなる添加量で断続的または連続的に反応
容器内の反応系中に滴下して補給して、脱水反応を連続
方式で行う、請求項1に記載の方法。 - 【請求項8】 脱水反応触媒が、水酸化ナトリウムまた
は水酸化カリウムである、請求項7に記載の方法。 - 【請求項9】 p−またはm−クロロスチレンの重合防
止剤が、ニトロソ化合物、ニトロ化合物、フェノール化
合物、またはアミン化合物あるいはこれらのうちの2種
またはそれ以上の混合物から選択される、請求項7に記
載の方法。 - 【請求項10】 p−またはm−クロロスチレンの重合
防止剤として、N−ニトロソフェニルヒドロキシルアミ
ン−アルミニウム塩または2−メチル−4−ニトロソフ
ェノールなどのニトロソ化合物、2,4−ジニトロフェノ
ールなどのニトロ化合物、あるいは第三級ブチルカテコ
ールなどのフェノール化合物、あるいはこれらの適当な
混合物を用いる、請求項7に記載の方法。 - 【請求項11】 脱水反応が10〜140mmHgの減圧下に100
〜160℃の温度で行われる、請求項7に記載の方法。 - 【請求項12】 脱水反応により生成されたp−または
m−クロロスチレンの発生した蒸気と発生した水蒸気と
を反応容器から連続して留出させている間、反応容器の
反応生成物留出管内に、重合防止剤をp−またはm−ク
ロロフェニルエチルアルコールを溶解した溶液、または
重合防止剤を生成物のp−またはm−クロロスチレンに
溶解した溶液、あるいは重合防止剤をキシレン、トルエ
ンなどの適当な有機溶剤に溶解した溶液を少量ずつ継続
的または連続的に導入する、請求項1、請求項2および
請求項7に記載の方法。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002043222A JP4221185B2 (ja) | 2002-02-20 | 2002-02-20 | p−またはm−クロロスチレンの製造法 |
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JP2002043222A JP4221185B2 (ja) | 2002-02-20 | 2002-02-20 | p−またはm−クロロスチレンの製造法 |
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JP2003238460A true JP2003238460A (ja) | 2003-08-27 |
JP4221185B2 JP4221185B2 (ja) | 2009-02-12 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011132425A (ja) * | 2009-12-25 | 2011-07-07 | Sekisui Chem Co Ltd | クロロスチレン系重合体の製造方法及びプラスチック光ファイバーの製造方法 |
CN113333018A (zh) * | 2021-06-25 | 2021-09-03 | 中触媒新材料股份有限公司 | 一种用于制备卤代苯乙烯的负载型催化剂的制备方法和应用 |
-
2002
- 2002-02-20 JP JP2002043222A patent/JP4221185B2/ja not_active Expired - Fee Related
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