JP2003237869A - ディスク状記録媒体の収納ケース - Google Patents

ディスク状記録媒体の収納ケース

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JP2003237869A
JP2003237869A JP2002041372A JP2002041372A JP2003237869A JP 2003237869 A JP2003237869 A JP 2003237869A JP 2002041372 A JP2002041372 A JP 2002041372A JP 2002041372 A JP2002041372 A JP 2002041372A JP 2003237869 A JP2003237869 A JP 2003237869A
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Yoshitomo Matsuoka
良倫 松岡
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 収納ケース全体の大きさを小型化すると共
に、ディスクの収納及び取り出しを容易にし、さらに、
大きさの異なるディスクを収納したときであっても、そ
の収納状態の保持を確実にする。 【解決手段】 中心孔2aを有するCD2(ディスク状
記録媒体)を複数収納するCDケース(収納ケース)1
であって、外形が上記CDよりも一回り大きいほぼ円形
をしたシート状の複数のケース部4と、複数のケース部
を重ね合わせた状態で保持する保持手段6とを備え、各
ケース部には、これらの周縁の一部に舌片9が設けら
れ、これら舌片を結合した部分が綴じ部15として形成
され、また、各ケース部には、CDを収納するポケット
部11が形成されていると共に、該ポケット部にCDが
収納された状態においてそCDの中心孔7aに対応した
位置に貫通孔7aが形成されており、各ケース部を重ね
合わせて上記貫通孔を連通させた状態で、これら貫通孔
内に上記保持手段又はその一部が挿入されて、重ね合わ
された状態の複数のケース部を保持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CD(compact di
sk)、DVD(digital versatile disk)等のディスク
状記録媒体(以下、単に「ディスク」という。)、特
に、中心孔が形成されたディスクを複数枚の収納できる
収納ケースであって、全体の小型化を実現しつつ、ディ
スクの収納状態を確実にする技術に関する。
【0002】
【従来の技術】ディスクを複数収納するケースとして、
平面形状が正方形のケース部を複数枚重ね合わせた収納
ケースaがある。
【0003】図18及び図19に、従来の収納ケースa
の一例を示す。
【0004】この従来の収納ケースaは、収納するディ
スクbが内接する正方形よりも一回り大きなケース部c
から成り、各ケース部cを重ねた状態で、これらの各一
辺側縁dを結合することにより、複数のケース部cを一
体化にして形成される。
【0005】具体的には、各ケース部cは、収納するデ
ィスクbが内接する正方形よりも一回り大きな正方形状
の基体シートeと、該基体シートeの半分よりやや大き
な保持シートfとから成り、保持シートfはその1つの
長辺と2つの短辺とが上記基体シートeの各側縁に貼着
され、これにより、ケース部cがエンベロープ(封筒)
状にされてポケット部gが形成される。
【0006】また、各ケース部cの上記結合された一辺
側縁dは、その保持シートfが貼着された側と反対側の
側縁とされ、該結合部が綴じ部hとして機能する。
【0007】しかして、ケース部cの上記ポケット部g
にディスクbが収納でき、また、綴じ部hを支点として
各ケース部cを「本」のようにして開くことにより、所
望のディスクbを収納又は取り出すことができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
収納ケースaにあっては、平面形状が正方形であるた
め、円形をしたディスクbに比較して、平面形状で1.
5倍〜1.6倍の面積を有する。
【0009】そのため、従来のディスク収納ケースaは
携帯性に優れた物とは必ずしも言えないと言う問題があ
った。
【0010】ディスクの収納ケースの携帯性を追求した
場合、収納ケースの平面形状を収納するディスクの形
状、すなわち、円形にできるだけ近づけることが好まし
い。そして、各ケース部を円形とし、これらを複数枚重
ね合わせることが最も収納ケースとしては小型化にな
る。
【0011】このような平面形状を円形としたケース部
を上記従来の収納ケースと同様に、「本」のように開く
ことができるようにするためには、ケース部の綴じ部を
円形における周縁の一部とするしかない。
【0012】ところで、各ケース部の周縁の一部を綴じ
部とした場合、綴じられた複数のケース部は面方向に移
動しやすく、大変不安定であるため、周縁の一部に舌片
を形成して、これら舌片を結合することが考えられる。
【0013】この場合、かかる舌片の接線方向の長さを
長くすれば、その分綴じられた複数のケース部は面方向
へ移動しにくく安定する反面、大型化してしまう。逆
に、上記舌片の接線方向の長さを短くすれば、小型化に
寄与するが、各ケース部が面方向へ移動しやすく不安定
になってしまう。
【0014】また、別の課題として、上記ケース部のポ
ケット部は、ディスクの外周縁を拘束することによりそ
の収納状態を保持するようになっているため、例えば、
当該ディスク収納ケースが12cmディスク用のもので
ある場合、これに8cmディスクを収納すると、8cm
ディスクはポケット部内で収納位置が定まらず、携帯時
に動いてしまい、ディスクの信号面を傷つけてしまうと
いう虞がある。
【0015】尚、複数、重ね合わせたディスクの中心孔
内に、脱落防止手段を位置させたものとして、実用新案
登録公報第2579589号がある。
【0016】しかしながら、かかる公報に記載されたC
Dケースは、平面形状が正方形乃至矩形を呈し、収納物
であるディスクよりも遙かに大きなものになってしまっ
ている。
【0017】そこで、本発明は、収納ケース全体の大き
さを小型化すると共に、ディスクの収納及び取り出しを
容易にし、さらに、大きさの異なるディスクを収納した
ときであっても、その収納状態の保持を確実にすること
を課題とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、本発明ディスク状記録媒体の収納ケースは、中
心孔を有するディスク状記録媒体を複数収納する収納ケ
ースであって、外形が上記ディスク状記録媒体よりも一
回り大きいほぼ円形をしたシート状の複数のケース部
と、複数のケース部を重ね合わせた状態で保持する保持
手段とを備え、各ケース部には、これらの周縁の一部に
舌片が設けられ、これら舌片を結合した部分が綴じ部と
して形成され、また、各ケース部には、ディスク状記録
媒体を収納するポケット部が形成されていると共に、該
ポケット部にディスク状記録媒体が収納された状態にお
いてその中心孔に対応した位置に貫通孔が形成されてお
り、各ケース部を重ね合わせて上記貫通孔を連通させた
状態で、これら貫通孔内に上記保持手段又はその一部が
挿入されて、重ね合わされた状態の複数のケース部が保
持されるようにしたものである。
【0019】従って、本発明ディスク状記録媒体の収納
ケースにあっては、収納ケース全体の平面形状がディス
ク状記録媒体とほぼ同じになり、また、ケース部の貫通
孔及びディスク状記録媒体の中心孔内に上記保持手段又
はその一部を挿入して重ね合わされた状態の複数のケー
ス部を保持する。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に、本発明ディスク状記録媒
体の収納ケースの各実施の形態を図面に従って説明す
る。尚、各実施の形態にかかる収納ケースは、ディスク
状記録媒体であるCD(compact disk)を複数枚収納で
きる収納ケース(以下、「CDケース」という。)に適
用したものである。
【0021】図1乃至図9に、本発明ディスク状記録媒
体の収納ケースの第1の実施の形態を示す。
【0022】この第1の実施の形態にかかるCDケース
1は、複数のいわゆる12cmCD2を主に収納するほ
か、CD2の再生ドライブ装置であるディスクドライブ
装置3も収納できるようにしたものである。
【0023】CDケース1は、各別のCD2を収納する
複数のケース部4、4、・・・と、これらケース部4、
4、・・・を重ね合わせた状態でその重ね合わせ方向の
両端面を覆うカバー体5、5と、重ねた状態の複数のケ
ース部4を拘束する保持手段6とからなる。尚、この実
施の形態にあっては、2枚のケース部4、4を例に挙げ
て説明するが、本発明はこれに限らず、ケース部を3
枚、4枚など多数にすることもできる。
【0024】尚、各図において矢印で示す、U方向、D
方向、L方向、R方向、F方向、B方向は、それぞれ、
上方、下方、左方、右方、前方、後方を意味するものと
する。また、本明細書において示す上記方向性は便宜上
のもので、上記CDケース1が使われる向きによって、
上記方向性はそれに伴って適宜変更される。
【0025】ケース部4は、収納するCD2よりも一回
り大きな直径をしたほぼ円形の基体シート7と、該基体
シート7の半分とほぼ同じ大きさをした半円形状の保持
シート8とからなる。
【0026】基体シート7は、皮革材料で形成され、高
級感を醸し出していると共に、比較的腰が強い皮革材料
を用いることで、収納するCD2の保護を行うようにな
っている。尚、基体シート7は皮革材料に限らず、合成
樹脂材料などであっても構わない。また、かかる基体シ
ート7は後述のようにCD2に直接、触れるため、CD
2が接触する面に不織布などのようにCD2に傷をつけ
にくいものを貼着しても良い。
【0027】基体シート7はCD2より一回り大きなほ
ぼ円形に形成され、その周縁の一部に後方へ延出する舌
片部9が形成され、さらに、該舌片部9と180°対向
する位置、すなわち、前端縁には、前方に向かって僅か
に突出する扁平な舌片状の引掛部10が形成されてい
る。
【0028】2つのケース部4、4のうち上側に位置す
るケース部(以下、「上ケース部」という。)4uの基
体シート(以下、「上基体シート」という。)7uの中
心にはCD2の中心孔2aとほぼ同じ大きさの貫通孔7
aが形成されている。
【0029】また、2つのケース部4、4のうち下側に
位置するケース部(以下、「下ケース部」という。)4
dの基体シート(以下、「下基体シート」という。)7
dの上面の中心には、上記上基体シート7uの貫通孔7
a及びCD2の中心孔2aに内嵌する大きさの円盤状を
したマグネット6aが固着されている。該マグネット6
aは後述するように、上記保持手段6の一方の要素にな
る。
【0030】保持シート8は、比較的腰の弱い、低剛性
の合成樹脂材料で形成されており、その大きさは上記基
体シート7のほぼ半分で半円形状をしている。
【0031】そして、保持シート8は各基体シート7の
上面であって各舌片部9と反対側の半円形状部分に重ね
合わされた状態で、その半円弧状の周縁に沿って縫合さ
れて各基体シート7に取着される。これにより、上記ケ
ース部4が形成される。
【0032】保持シート8が基体シート7に縫合される
と、該部分がエンベロープ状に形成されて、両者間にポ
ケット部11が形成される。
【0033】保持シート8の直線状縁部の中央部には上
記基体シート7の貫通孔7aより一回り大きな径の半円
形状の切欠部8aが形成されている。これは後述するよ
うに、ポケット部11に挿入されたCD2の中心孔2a
及びケース部4の貫通孔7a内において、吸着される2
つのマグネット6a、6bを逃げるためである。
【0034】また、上記保持シート8は上述のように低
剛性の合成樹脂材料にて形成されているため、上記ポケ
ット部11にCD2を挿入しようとするときに、比較的
容易に保持シート8を撓ませることができ、その収納を
簡単にすることができる。
【0035】尚、保持シート8の基体シート7への取着
手段は、上述のような縫合に限らず、接着、溶着などの
手段であっても良いことは勿論である。
【0036】カバー体5は、比較的腰の強い皮革材料か
らなり、展開した状態でひょうたん状をしていて、その
両端にある円形をした2つのカバー12、13と、これ
らを連結する連結部14とが一体に形成されて成る。
【0037】2つのカバー12、13は上記ケース部4
より一回り大きく形成されていると共に、連結部14の
長さは、ディスクドライブ装置3の厚さと上記2つのケ
ース部4、4及びこれに挿入された2枚のCD2、2を
重ね合わせた厚さよりも長く形成されている。
【0038】また、連結部14の幅は上記ケース部4の
舌片部9の幅よりも大きく、かつ、ディスクドライブ装
置3のヒンジ部(後述する。)の幅とほぼ同じか又はや
や大きく形成されている。
【0039】そして、2つのカバー12、13のうち下
側のカバー(以下、「下カバー」という。)13と連結
部14との境界付近に上記2つのケース部4、4の舌片
部9、9を縫合することにより綴じ部15を構成し、カ
バー体5と2つのケース部4、4が一体化される。尚、
2つのケース部4、4の舌片部9、9と連結部14とは
縫合に限らず、接着などの手段により両者を取着して綴
じ部15としても良い。
【0040】また、下カバー13とその上方に位置する
下ケース部4dとの間の空間にディスクドライブ装置3
が収納される空間が形成され、該空間がドライブ装置収
納部16となっている。
【0041】2つのカバー12、13のうち上側のカバ
ー(以下、「上カバー」という。)12の下面には、上
記上基体シート7の貫通孔7a及びCD2の中心孔2a
に内嵌する大きさの円盤状をしたマグネット6bが固着
されており、該マグネット6bは上記下基体シート7に
固着したマグネット6aと共に、保持手段6を構成す
る。
【0042】2つのマグネット6a、6b、すなわち、
保持手段6は、上ケース部4u、下ケース部4d及び上
カバー12を重ねた状態で、2枚のCD2、2と上ケー
ス部4uとを合わせた厚さとほぼ同じか又はやや厚く形
成されており、これにより、上カバー12と2つのケー
ス部4、4を閉塞した状態において、上ケース部4uの
貫通孔7aと2枚のCD2、2の中心孔2a、2a内
で、上記2つのマグネット6a、6bが確実に吸着でき
るようになっている。
【0043】尚、2つのマグネット6a、6bの厚さ
は、上述の厚さに限らず、それぞれを薄くして、上カバ
ー12又は下基体シート7に台座を設けて、該台座を介
してマグネット6a、6bを上カバー12又は下基体シ
ート7に固着し、これにより、上述の厚さにして、上カ
バー12を閉塞したときに、両マグネット6a、6bが
吸着できるようにしても良い。
【0044】また、上記保持手段6を2つのマグネット
6a、6bとしたが、これに限らず、一方のマグネット
を磁性板にすることもできる。
【0045】上カバー12の上面であってその前端部に
は小さなマグネット17が埋設されている。尚、かかる
マグネット17は、上カバー12と上記下カバー13に
設けられた後述する止めバンドの先端を係着させるため
のものである。
【0046】下カバー13には、その上面の所定の4箇
所に磁性部材18、18、・・・が埋設されており、デ
ィスクドライブ装置3の底面に設けられたマグネット1
9、19、・・・を吸着して、両者を固定する。
【0047】下カバー13の先端縁には、前方へ延出す
る止めバンド20が一体に形成されており、該止めバン
ド20の先端部に磁性部材21が埋設されている。この
止めバンド20は、2つのケース部4、4の引掛部1
0、10及び上カバー12の前端を覆うように折り曲げ
られ、その前端に設けられた上記磁性部材21を上カバ
ー12の前端に埋設されたマグネット17に吸着させ
る。これにより、下カバー13と上カバー12とが連結
部14と反対側において結合され、収納物、すなわち、
CD2及びディスクドライブ装置3のCDケース1から
の脱落を防止している。
【0048】尚、止めバンドは下カバーと一体に形成し
たものについて説明したが、これに限らず、2つのカバ
ーとは別体の止めバンドとして、これを上カバー及び下
カバーにそれぞれ係着するようにしても良い。また、止
めバンドを形成した位置を、連結部と反対側の周縁部と
してが、これに限られるものではない。さらに、止めバ
ンドの数は1つに限らず、複数であっても良い。
【0049】次に、上記CDケース1に収納するディス
クドライブ装置3について説明する。
【0050】ディスクドライブ装置3は、その平面形状
が上記ケース部4とほぼ同じ、すなわち、CD2よりや
や大きく、上記上下カバー12、13よりもやや小さな
ほぼ円形に形成されている。
【0051】ディスクドライブ装置3は、CD2を回転
駆動させる駆動部、CD2に記録された信号の再生を行
う各種機構部等を備えたドライブ本体22と、該ドライ
ブ本体22に対してヒンジ部23を介して回動自在に支
持された蓋体24とから成り、ドライブ本体22の周面
には各種操作釦が配設されている。
【0052】ディスクドライブ装置3は、上記ドライブ
本体22に対して蓋体24を閉塞した状態で、やや肉厚
な円盤状を呈し、また、ディスクドライブ装置3のヒン
ジ部23は、平面で見て周縁の一部を後方へ突出させた
如き形状をしており、該ヒンジ部23の幅寸法は上記カ
バー体5の連結部14の幅と同じか又はやや小さく形成
されている。
【0053】これにより、上記CDケース1のドライブ
装置収納部16に収納されたときに、上記ヒンジ部23
はカバー体5の連結部14から側方へはみ出すことがな
く、ディスクドライブ装置3のヒンジ部23の保護及び
見栄えを良好にする。
【0054】ドライブ本体22の底面には、上述のよう
に、4つのマグネット19、19、・・・が埋設され、
これらマグネット19、19、・・・が下カバー13の
上記4つの磁性部材18、18、・・・に対応されてい
る。
【0055】そして、ディスクドライブ装置3をCDケ
ース1に収納するとき、CDケース1の上カバー12及
びケース部4、4を下カバー13に対して開いた状態に
して、その状態の下カバー13にディスクドライブ装置
3を載置する。このとき、ドライブ本体22の4つのマ
グネット19、19、・・・と下カバー13の4つの磁
性部材18、18、・・・とを合うように位置させるこ
とにより、ディスクドライブ装置3は下カバー13に位
置決めされた状態で取着される。
【0056】また、ディスクドライブ装置3のヒンジ部
23はカバー体5の連結部14に対応する位置、すなわ
ち、2つのカバー12、13でディスクドライブ装置3
を覆った際に、上記連結部14でヒンジ部23が隠れる
位置に置かれる。これにより、カバー体5の開閉方向と
ディスクドライブ装置3のドライブ本体22と蓋体24
との開閉方向とが一致されると共に、ヒンジ部23は連
結部14により保護される。
【0057】しかして、CDケース1にCD2を収納す
るには次のようにして行う。尚、ディスクドライブ装置
3は上述のようにして下カバー13に取着されているも
のとする。
【0058】先ず、上記止めバンド20を上カバー12
から外す。これを外すには、上述した取付手順と反対に
行えばよい。
【0059】次に、CDケース1の上カバー12を開い
て、ケース部4を露出させる。このとき、上カバー12
とケース部4とが上記保持手段6(2つのマグネット6
a、6b)により吸着しているため、これを外す。保持
手段6を外すには、上カバー12の前端部とケース部4
の引掛部10とにそれぞれ指を掛け、両者を引き離す方
向に開く。すると、上カバー12とケース部4との中央
部において為されている保持手段6による吸着が外れ
る。このように、各ケース部4、4にはこれらの回動端
となる前端部に引掛部10、10を形成したので、上記
保持手段6による吸着を容易に外すことができる。
【0060】続いて、上面が露出した上ケース部4u
に、その保持シート8の縫合していない縁部を基体シー
ト7からやや持ち上げてポケット部11を広げ、該ポケ
ット部11にCD2を挿入して収納させる。
【0061】ポケット部11に挿入されたCD2はその
ほぼ半分がポケット部11に挿入され、CD2の中心孔
2aは、上ケース部4uにおいてはその貫通孔7aと一
致し、また、下ケース部4においては下基体シート7の
他方の保持手段6であるマグネット6aが内嵌される。
【0062】尚、8cmCD25をケース部4に挿入する
場合には、8cmCD25をポケット部の奥まで挿入せず
に、8cmCD25の中心孔25aを上ケース部4uに対
してはその貫通孔7aと一致させ、また、下ケース部4
に対しては下基体シート7の他方の保持手段6であるマ
グネット6aに外嵌させる。
【0063】このようにして、2つのケース部4、4に
それぞれCD2、2又は24、24を収納させる。
【0064】次に、上カバー12でケース部4を覆い、
そのマグネット6bをCD2の中心孔2a及び上ケース
部4uの貫通孔7aに内嵌させると、上カバー12のマ
グネット6bと下ケース部4のマグネット6aとが上記
CD2の中心孔2a及び上ケース部4uの貫通孔7a内
で吸着される。
【0065】これにより、CD2はその中心孔2aがケ
ース部4内において位置決めされた状態で収納され、例
えば、8cmCD25のように、その外周縁がポケット部
11の半周縁に近接しない場合であっても、その中心孔
25aが位置決めされるため、8cmCD25の収納を確
実にすることができる。
【0066】また、上カバー12と2つのケース部4、
4とは上記2つのマグネット6a、6b(保持手段6)
により一体的にされ、この状態で、既に下カバー13上
に取着されたディスクドライブ装置3の上に位置され
る。
【0067】そして、最後に、下カバー13の止めバン
ド20を上カバー12の前端縁及び2つケース部4、4
の前端縁(引掛部10、10)を覆うように折り曲げ、
止めバンド20に設けた上記磁性部材21を上カバー1
2の前端に設けたマグネット17に吸着することによ
り、CD2、2及びディスクドライブ装置3のCDケー
ス1への収納が完了する。
【0068】以上のように、第1の実施の形態にかかる
CDケース1にあっては、ケース部4の上記ポケット部
11にCD2を収納することができ、また、綴じ部15
を支点として各ケース部4を「本」のようにして開くこ
とができるため、所望のCD2を素早く、収納又は取り
出すことができる。
【0069】当該CDケース1はその平面形状がほぼ円
形であるため、CD2とほぼ同じ大きさにすることがで
き、CDケース1としては、平面形状を最も小さくする
ことができ、携帯性に優れる。
【0070】また、CD2をその中心孔2aで支持する
ことになるため、異なった大きさのCD2、すなわち、
8cmCD25であっても、12cmCD2であっても同じ
ように安定した収納をすることができる。また、CD2
の中心孔2aで支持しているので、連結部14の幅を小
さくしても、各ケース部4、4が面方向に移動すること
が無く、安定した収納を実現することができる。このこ
とは、上記小型化にさらに貢献する。
【0071】この第1の実施の形態にあっては、ディス
クドライブ装置3をCD2と共に収納することができる
ため、ディスクドライブ装置3の携帯時に併せて複数の
CD2、2を携帯することができ、大変利便である。
【0072】また、カバー体5を設けることにより、C
D2及びディスクドライブ装置3の保護を確実にするこ
とができる。
【0073】さらに、各ケース部4の保持手段6として
マグネット6a、6bを用いたので、その吸着はマグネ
ット6a、6b同士を接触するだけで為すことができ、
薄型化に貢献する。すなわち、後述する面ファスナーの
ような保持手段にあっては、保持手段の要素同士を圧着
(圧接)させる必要があり、その分、接触方向における
スペースが接触以上に必要であるが、上述のマグネット
6a、6bにあっては、そのようなスペースは不要であ
り、その分、薄肉化を図ることができる。
【0074】尚、上記カバー体5は、2つのカバー1
2、13と連結部14とで構成した一体のものとして説
明したが、これに限らず、別体の2つのカバーで重ね合
わされた複数ケース部を覆うようにしても良い。
【0075】図10乃至図12は、本発明の第2の実施
の形態を示すものであり、この第2の実施の形態にかか
るCDケース1Aが上記第1の実施の形態にかかるCD
ケース1と相違する点は、CD2のみの収納ケースであ
る点及び保持手段として面ファスナーを用いた点であ
る。従って、以下の説明は、上記第1の実施の形態にか
かるCDケース1と相違する部分について主に行い、同
様の部分に関しては、同一の符号を付すことによりその
説明を省略する。
【0076】第2の実施の形態にかかるCDケース1A
は、上下のカバー30、31を有するカバー体32と、
2つのカバー30、31に挟まれた複数のケース部4、
4、・・・と、これら複数のケース部4、4、・・・及
び上記2つのカバー30、31を保持する保持手段33
とから成る。
【0077】ケース部4は基体シート7と保持シート8
とから成り、上述のように、基体シート7はほぼ円形状
でその周縁の一部から後方へ向かって舌片部9が形成さ
れ、その中央部に貫通孔7aが形成されている。また、
保持シート8はほぼ半円形状をしており、上記第1の実
施の形態と同様に、その半円弧状の周縁に沿って縫合さ
れて各別に基体シート7に取着される。これにより、上
記各ケース部4が形成される。
【0078】カバー体32は2つのほぼ円形をしたカバ
ー30、31と該2つのカバー30、31を連結する連
結部34とを有し、該連結部34の内側に、上記各ケー
ス部4、4、・・・の舌片部9、9、・・・が取着され
ている。
【0079】2つのカバー30、31の互いに対向する
面、すなわち、内側面であって、そのほぼ中央部には、
保持手段33としてのそれぞれ面ファスナー33a、3
3bが貼着されている。
【0080】具体的には、上カバー30の内側面には台
座35を介して面ファスナー33の一方の要素33a
が、また、下カバー13の内側面には台座35を介して
面ファスナー33の他方の要素33bがそれぞれ貼着さ
れており、これら面ファスナーの要素33a、33bが
係着された状態において、2つのカバー30、31の間
の間隔は、各ケース部4にCD2が挿入され、これらが
重ね合わされた状態の全体の厚さとほぼ同じか又はやや
厚くなるようになっている。
【0081】しかして、カバー体32を開いた状態にす
ることで、各ケース部4にCD2を挿入又は取り出しす
ることができ、また、カバー体32を閉じると各ケース
部4、4、・・・の貫通孔7a、7a、・・・及びCD
2、2、・・・の中心孔2a、2a、・・・が連通し、
これら連通した貫通孔7a、7a、・・・及び中心孔2
a、2a、・・・内において上記2つの面ファスナー要
素33a、33bが互いに係着される。
【0082】2つの面ファスナー要素33a、33bが
係着されると、各ケース部4、4、・・・及び各CD
2、2、・・・はそれらの貫通孔7a、7a、・・・又
は中心孔2a、2a、・・・が保持された状態となって
位置決めされる。
【0083】これにより、取着された各ケース部4、
4、・・・の舌片部9、9、・・・とカバー体32の連
結部34との幅を比較的狭くしても、CD2、2、・・
・の安定した収納状態を維持することができる。換言す
れば、CDケース1Aの平面形状をCD2に平面形状に
できるだけ近づけることができ、よって、小型化に貢献
する。
【0084】また、この実施の形態にあっては、保持手
段33として、面ファスナー33a、33bを用いたの
で、上記第1の実施の形態にかかるCDケース1と比較
して安価に実現することができる。
【0085】図13は、上記第2の実施の形態にかかる
CDケース1Aの変形例を示すものである。
【0086】この変形例にかかるCDケース1Bは、各
ケース部4、4、・・・に設けたポケット部11、1
1、・・・の向きを第2の実施の形態にかかるCDケー
ス1Aと異なるようにしたものである。
【0087】すなわち、各ケース部4の基体シート7に
取着する保持シート8を基体シート7の前側半分でな
く、右側半分に取着したものである。
【0088】この変形例にかかるCDケース1Bにあっ
ては、ケース部に対するCD2の挿入方向をケース部4
を開く方向と直交する方向にすることができ、ケース部
4を完全に開いた状態にしなくてもCD2の取り出し、
挿入を可能とし、さらに使い勝手を良好にする。
【0089】図14は、本発明の第3の実施の形態を示
すものであり、この第3の実施の形態にかかるCDケー
ス1Cと、上記第2の実施の形態にかかるCDケース1
Aと相違する点は、カバー体5がない点である。従っ
て、以下の説明は、上記第2の実施の形態にかかるCD
ケース1Aと相違する部分について主に行い、同様の部
分に関しては、同一の符号を付すことによりその説明を
省略する。
【0090】第3の実施の形態にかかるCDケース1C
は、複数のケース部40、40、・・・とこれらを保持
するための保持手段41とから成る。
【0091】各ケース部40は基体シート42と保持シ
ート43とから成り、上述のように、基体シート42は
ほぼ円形状でその周縁の一部から後方へ向かって舌片部
44が形成されている。そして、複数のケース部40、
40、・・・のうち、重ね方向の両端部に位置するケー
ス部(以下、「上側ケース部」及び「下側ケース部」と
いう。)40u、40dのそれぞれの内側面(互いに対
向する面)であって、そのほぼ中央部にはそれぞれ面フ
ァスナー41a、41bが貼着され、他のケース部40
の中央部には貫通孔42aが形成されている。
【0092】具体的には、上側ケース部40uはその基
体シート42の下面に保持シート43が取着され、下側
ケース部40dを含む他のケース部40、40、・・・
の上面に保持シート43、43、・・・が取着されてい
る。そして、上側シート部40uの基体シート42の下
面には台座45を介して面ファスナーの一方の要素41
aが、また、下側ケース部40dの基体シート42の下
面には台座45を介して面ファスナーの他方の要素41
bがそれぞれ貼着されており、上側ケース部40u及び
下側ケース部40d以外を除く他のケース部40、4
0、・・・に基体シート42、42、・・・の中央部に
は貫通孔42a、42a、・・・が形成されている。
【0093】また、これら面ファスナーの要素41a、
41bが係着された状態において、上側ケース部40u
と下側ケース部40dとの間の間隔は、各ケース部4
0、40、・・・にCD2、2、・・・が挿入され、こ
れらが重ね合わされた状態の全体の厚さから上側ケース
部40u及び下側ケース部40dの2枚の基体シート4
2、42の厚さ分を除いた厚さとほぼ同じか又はやや厚
くなるようになっている。
【0094】しかして、上側ケース部40uと下側ケー
ス部40dを開いた状態にすると、各ケース部40にC
D2を挿入又は取り出しすることができ、また、上側ケ
ース部40uと下側ケース部40dとを閉じると各ケー
ス部40の貫通孔42a及びCD2の中心孔2aが連通
し、これら連通した貫通孔42a及び中心孔2a内にお
いて上記2つの面ファスナー要素41a、41bが係着
する。
【0095】2つの面ファスナー要素41a、41bが
係着されると、各ケース部40及び各CD2はそれらの
貫通孔42a又は中心孔2aが保持された状態となって
位置決めされる。
【0096】これにより、取着された各ケース部40の
舌片部44の幅を比較的狭くしても、CD2、2、・・
・の安定した収納状態を維持することができる。換言す
れば、CDケース1Cの平面形状をCD2に平面形状に
できるだけ近づけることができ、よって、小型化に貢献
する。
【0097】また、この第3の実施の形態にかかるCD
ケース1Cあっては、保持手段41として、面ファスナ
ー41を用いたので、上記第1の実施の形態にかかるC
Dケース1と比較して安価なものを提供することができ
る。
【0098】さらに、この第3の実施の形態にかかるC
Dケース1Cにあっては、上記第1及び第2の実施の形
態にかかるCDケース1、1Aのようにカバー体5、3
2を備えていない分、小型化及び軽量化を図ることがで
きる。
【0099】図15は、上記第3の実施の形態にかかる
CDケース1Cの変形例を示すものである。
【0100】この変形例にかかるCDケース1Dは、上
側ケース部40uと下側ケース40d以外の各ケース部
40の両面に2つのポケット部11、11を設けたもの
である。
【0101】すなわち、上側ケース部40uと下側ケー
ス部40dとに挟まれた他の複数のケース部40、4
0、・・・は1つの基体シート50とその両面に取着さ
れた保持シート51、51とから成る。
【0102】これにより、各ケース部(上側ケース部4
0u及び下側ケース部40dは除く。)40、40、・
・・にはその両面にポケット部11、11、・・・が形
成され、1つのケース部40に2枚のCD2、2を挿入
することができるようになっている。
【0103】従って、この変形例にかかるCDケース1
Dにあっては、ケース部40の枚数より多い枚数のCD
2を収納することができ、収納可能な枚数の割に薄型の
CDケース1Dを提供することができる。
【0104】図16及び図17は、本発明の第4の実施
の形態を示すものであり、この第4の実施の形態にかか
るCDケース1Eが上記第2の実施の形態にかかるCD
ケース1Aと相違する点は、上下のカバーにもCDを挿
入するポケット部を形成してケース部とした点及び複数
のケース部をグループ分けした点である。従って、以下
の説明は、上記第2の実施の形態にかかるCDケース1
Aと相違する部分について主に行い、同様の部分に関し
ては、同一の符号を付すことによりその説明を省略す
る。
【0105】第4の実施の形態にかかるCDケース1E
は、上下のカバー60、61を有するカバー体62と、
2つのカバー60、61に挟まれた複数のケース部6
3、63、・・・と、これら複数のケース部63、6
3、・・・がその上側5枚と下側5枚との2つのグルー
プI、IIに分け、これらを各別に保持する保持手段6
4、64とから成る。
【0106】ケース部63は基体シート65と保持シー
ト66とから成り、上述のように、基体シート7はほぼ
円形状でその周縁の一部から後方へ向かって舌片部9が
形成され、その中央部に貫通孔7aが形成されている。
また、保持シート8はほぼ半円形状をしており、上記第
1の実施の形態と同様に、その半円弧状の周縁に沿って
縫合されて各別に基体シート7に取着される。これによ
り、上記各ケース部4が形成される。
【0107】カバー体32は2つのほぼ円形をしたカバ
ー30、31と該2つのカバー30、31を連結する連
結部34とを有し、該連結部34の内側に、上記各ケー
ス部4、4、・・・の舌片部9、9、・・・が取着され
ている。
【0108】上カバー60及び下カバー61には、上記
保持シート66と同様の保持シート66がその下面又は
上面に取着され、これにより、上カバー60及び下カバ
ー61は、CD2が挿入されるポケット部11、11が
それぞれ形成され、ケース部として機能する。
【0109】また、2つのカバー60、61の互いに対
向する面、すなわち、内側面であって、そのほぼ中央部
には、保持手段64としてのそれぞれ面ファスナー64
a、64bが貼着されている。
【0110】具体的には、上カバー60と上から4枚目
に位置するケース部(以下、「第4のケース部」とい
う。)63aとこれらの間に位置するケース部63、6
3、63とで上グループIを構成し、該第4のケース部
63の下側に位置するケース部(以下、「第5のケース
部」という。)63bと下カバー61とこれらの間に位
置するケース部63、63、63とで下グループIIを
構成する。
【0111】そして、第4のケース部63a及び第5の
ケース部63bの基体シート65、65には貫通孔が形
成されておらず、これらの基体シート65、65の上面
又は下面に面ファスナー64a、64bが取着されてい
る。
【0112】そして、上カバー60及び第5のケース部
63bの基体シート65の下面には台座67を介して面
ファスナーの一方の要素64a、64aが、また、下カ
バー61及び第4のケース部63aの基体シート65の
上面には台座67を介して面ファスナーの他方の要素6
4b、64bがそれぞれ貼着されている。
【0113】しかして、上カバー60と第4のケース部
63aとを開いた状態にすると、上グループIの各ケー
ス部63、63、・・・にCD2を挿入又は取り出しす
ることができ、第5のケース部63bと下カバー61と
を開いた状態にすると、下グループIIの各ケース部6
3、63、・・・にCD2を挿入又は取り出しすること
ができる。
【0114】特に、上述のように、CD2、2、・・・
をグループ分けにして収納できるため、例えば、CD
2、2、・・・をジャンル別などのようにユーザーの用
途に合わせて分類しておくことができ、CD2、2、・
・・の収納、取り出しをさらに迅速に行うことができ
る。
【0115】尚、図示は省略したが、上記第4の実施の
形態にかかるCDケース1Eにあっては、上記第4のケ
ース部63aの下面と第5のケース部63bの上面とに
第2の保持手段、例えば、マグネットを設けたり、或い
は、上記第1の実施の形態で示した止めバンドを設ける
ことにより、上記2つのグループIとグループIIを一
体化することができ、さらに携帯性を良好にすることが
できる。
【0116】尚、上記した各実施の形態及び各変形例
は、本発明ディスク状記録媒体の収納ケースをCDケー
スに適用したものについて説明したが、本発明にこれに
限らず、例えば、DVD等のディスクの収納ケースとし
ても適用することができる。
【0117】この他、前記した各実施の形態及び各変形
例において示した各部の具体的な形状乃至構造は、本発
明を実施するに当たっての具体化のほんの一例を示した
ものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限
定的に解釈されることがあってはならないものである。
【0118】
【発明の効果】以上に記載したところから明らかなよう
に、本発明ディスク状記録媒体の収納ケースは、中心孔
を有するディスク状記録媒体を複数収納する収納ケース
であって、外形が上記ディスク状記録媒体よりも一回り
大きいほぼ円形をしたシート状の複数のケース部と、複
数のケース部を重ね合わせた状態で保持する保持手段と
を備え、各ケース部には、これらの周縁の一部に舌片が
設けられ、これら舌片を結合した部分が綴じ部として形
成され、また、各ケース部には、ディスク状記録媒体を
収納するポケット部が形成されていると共に、該ポケッ
ト部にディスク状記録媒体が収納された状態においてそ
の中心孔に対応した位置に貫通孔が形成されており、各
ケース部を重ね合わせて上記貫通孔を連通させた状態
で、これら貫通孔内に上記保持手段又はその一部が挿入
されて、重ね合わされた状態の複数のケース部が保持さ
れるようにしたことを特徴とする。
【0119】従って、本発明ディスク状記録媒体の収納
ケースにあっては、収納ケースの平面形状をほぼディス
ク状記録媒体と同じにすることができるため、収納ケー
スとしてほぼ最小に近い大きさ、すなわち、小型化を実
現することができると共に、ディスク状記録媒体の中心
孔内に保持手段又はその一部を挿入して重ね合わされた
状態の複数のケース部を保持するようにしたので、各デ
ィスク状記録媒体が面方向に移動することなく、その収
納状態を安定にすることができる。
【0120】また、ディスク状記録媒体の中心孔内に保
持手段又はその一部を挿入させたので、異なった大きさ
のディスク状記録媒体を確実に安定的に収納することが
できる。
【0121】このように、本発明ディスク状記録媒体の
収納ケースとして簡単な構造であるにも拘わらず、ディ
スク状記録媒体の落下を確実に防止することができる。
【0122】請求項2にかかる発明にあっては、ケース
部を重ねた状態でその重ね方向における両端に位置する
ケース部のそれぞれの外側に、上記ケース部より剛性の
高いシート状のカバーをそれぞれ設け、これらカバーを
上記ケース部の舌片に結合したので、収納ケースとして
全体を頑丈にすることができ、収納物、すなわち、ディ
スク状記録媒体やディスクドライブ装置の保護を確実に
することができる。
【0123】請求項3にかかる発明にあっては、上記保
持手段を2つのカバーのそれぞれ内面のうち中央部に設
けたので、カバー体を開放するだけで、各ケース部の保
持を外すことができ使い勝手を良好にする。
【0124】請求項4にかかる発明にあっては、重ね合
わせた状態の複数のケース部をその重ね合わせ方向の両
面側から覆った2つのカバーを連結する止めバンドを設
けたので、収納物の収納状態を安定させることができ
る。
【0125】請求項5にかかる発明にあっては、上記保
持手段をマグネットとしてので、保持手段としての厚さ
方向の位置決めが精度良く行え、よって、収納ケースの
薄肉化を図ることができる。
【0126】請求項6にかかる発明にあっては、上記保
持手段を面ファスナーとしたので、比較的安価に収納ケ
ースを提供することができる。
【0127】請求項7にかかる発明にあっては、平面形
状がディスク状記録媒体とほぼ同じか又はやや大きい円
形をしたディスクドライブ装置を収納する収納部を一方
のカバーとケース部との間に形成したので、ディスク状
記録媒体の他、ディスクドライブ装置も同時に、収納す
ることができるため、ディスクドライブ装置の携帯時に
併せて複数のディスク状記録媒体を携帯することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2乃至図9と共に、本発明の第1の実施の形
態を示すものであり、本図はカバー体を閉じた状態を示
す全体の斜視図である。
【図2】カバー体を開くと共に、ケース部を持ち上げて
ドライブ装置収納部を開放した状態を示す斜視図であ
る。
【図3】図2の状態で、ディスクドライブ装置を下カバ
ーに載置して、その蓋体を開放した状態を示す斜視図で
ある。
【図4】収納ケースを開いた状態で、ケース部にCDを
挿入しようとしている状態を示す平面図である。
【図5】収納ケースを開いた状態で、下カバーにディス
クドライブ装置を載置しようとしている状態を示す平面
図である。
【図6】カバー体をほぼ90°開いた状態で要部を断面
にして示す拡大側面図である。
【図7】CD及びディスクドライブ装置を収納した状態
で、カバー体及び各ケース部を上下に離間して示し、要
部を断面にして示す拡大側面図である。
【図8】CD及びディスクドライブ装置を収納した状態
で、要部を断面にして示す拡大側面図である。
【図9】要部を断面にして示す拡大側面図である。
【図10】図11及び図12と共に、本発明の第2の実
施の形態を示すもので、本図はカバー体をほぼ90°開
いた状態で要部を断面にして示す拡大側面図である。
【図11】カバー体を閉じた状態で要部を断面にして示
す拡大側面図である。
【図12】要部を断面にして示す拡大側面図である。
【図13】第2の実施の形態にかかるCDケースの変形
例を示す斜視図である。
【図14】本発明の第3の実施の形態を示すもので、上
ケース部をほぼ90°開いた状態で要部を断面にして示
す拡大側面図である。
【図15】第3の実施の形態にかかるCDケースの変形
例を示す斜視図である。
【図16】図17と共に、本発明の第4の実施の形態を
示すもので、本図はカバー体をほぼ90°開き、各ケー
ス部をほぼ同じ角度に開いた状態で要部を断面にして示
す拡大側面図である。
【図17】カバー体を閉じた状態で要部を断面にして示
す拡大側面図である。
【図18】図19と共に、従来のCDケースを示すもの
で、本図は各ケース部をやや開いた状態を示す斜視図で
ある。
【図19】カバー体のみをほぼ90°開いた状態を示す
斜視図である。
【符号の説明】
1…CDケース(収納ケース)、2…12cmCD(ディ
スク状記録媒体)、2a…中心孔、3…ディスクドライ
ブ装置、4、4u、4d…ケース部、6…保持手段、6
a…マグネット、6b…マグネット、7a…貫通孔、9
…舌片、11…ポケット部、12…上カバー、13…下
カバー、15…綴じ部、16…ディスクドライブ装置収
納部、20…止めバンド、25…8cmCD(ディスク状
記録媒体)、25a…中心孔、1A…CDケース、30
…上カバー、31…下カバー、33…保持手段、33a
…面ファスナー、33b…面ファスナー、1B…CDケ
ース、1C…CDケース、40、40u、40d…ケー
ス部、41…保持手段、41a…面ファスナー、41b
…面ファスナー、1D…CDケース、1E…CDケー
ス、60…上カバー、61…下カバー、63…ケース
部、64…保持手段、64a…面ファスナー、64b…
面ファスナー

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中心孔を有するディスク状記録媒体を複
    数収納する収納ケースであって、 外形が上記ディスク状記録媒体よりも一回り大きいほぼ
    円形をしたシート状の複数のケース部と、 複数のケース部を重ね合わせた状態で保持する保持手段
    とを備え、 各ケース部には、これらの周縁の一部に舌片が設けら
    れ、これら舌片を結合した部分が綴じ部として形成さ
    れ、 また、各ケース部には、ディスク状記録媒体を収納する
    ポケット部が形成されていると共に、該ポケット部にデ
    ィスク状記録媒体が収納された状態においてその中心孔
    に対応した位置に貫通孔が形成されており、 各ケース部を重ね合わせて上記貫通孔を連通させた状態
    で、これら貫通孔内に上記保持手段又はその一部が挿入
    されて、重ね合わされた状態の複数のケース部が保持さ
    れるようにしたことを特徴とするディスク状記録媒体の
    収納ケース。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載したディスク状記録媒体
    の収納ケースであって、 ケース部を重ねた状態でその重ね方向における両端に位
    置するケース部のそれぞれの外側に、上記ケース部より
    剛性の高いシート状のカバーをそれぞれ設け、 これらカバーを上記ケース部の舌片に結合したことを特
    徴とするディスク状記録媒体の収納ケース。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載したディスク状記録媒体
    の収納ケースであって、 上記保持手段を2つのカバーのそれぞれ内面のうち中央
    部に設けたことを特徴とするディスク状記録媒体の収納
    ケース。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載したディスク状記録媒体
    の収納ケースであって、 重ね合わせた状態の複数のケース部をその重ね合わせ方
    向の両面側から覆った2つのカバーを連結する止めバン
    ドを設けたことを特徴とするディスク状記録媒体の収納
    ケース。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載したディスク状記録媒体
    の収納ケースであって、 上記保持手段がマグネットであることを特徴とするディ
    スク状記録媒体の収納ケース。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載したディスク状記録媒体
    の収納ケースであって、 上記保持手段が面ファスナーであることを特徴とするデ
    ィスク状記録媒体の収納ケース。
  7. 【請求項7】 請求項4に記載したディスク状記録媒体
    の収納ケースであって、 平面形状がディスク状記録媒体とほぼ同じか又はやや大
    きい円形をしたディスクドライブ装置を収納する収納部
    が一方のカバーとケース部との間に形成されたことを特
    徴とするディスク状記録媒体の収納ケース。
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