JP2003237634A - 移動農機のボンネット - Google Patents

移動農機のボンネット

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JP2003237634A
JP2003237634A JP2002039877A JP2002039877A JP2003237634A JP 2003237634 A JP2003237634 A JP 2003237634A JP 2002039877 A JP2002039877 A JP 2002039877A JP 2002039877 A JP2002039877 A JP 2002039877A JP 2003237634 A JP2003237634 A JP 2003237634A
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bonnet
convex portion
central convex
fuel
engine
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JP2002039877A
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Hideji Ishimaru
秀司 石丸
Hidekazu Tsuji
英和 辻
Ryota Nagano
良太 永野
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 元のサイズのボンネットより短いサイズのボ
ンネットを作製する場合にも、そのデザイン性を損なわ
ないで、元のサイズのボンネットがら切り出すことがで
きるボンネットを提供すること。 【解決手段】 エンジン3の外側方をサイドカバー10
で、上方をボンネット11で覆い、ボンネットの後端部
側の上縁を回動支点11eとして開閉する構成とし、ボ
ンネット11は左右方向中間部を上方に向かって突出す
る中央凸部11fと該中央凸部11fの周囲に設けられ
る中央凸部11fより低位の周縁部11aからなり、そ
の後部は中央凸部11fと中央凸部11fの周囲に設け
られる中央凸部11fより低位の周縁部11aの一部分
である左右翼部11bから構成し、その前部は、左右翼
部11bを除く周縁部11aの一部と中央凸部11fの
先端部が入り込む切欠凹部11gから構成し、前記後部
と前部の両者を突き合わせ溶接接続した構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トラクタや田植機
や乗用管理機等の移動農機(以下、代表例であるトラク
タで説明する)のボンネットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、トラクタは車体前方にエンジンを
搭載し、操縦席下方にエンジンからの動力を変速するH
STを含む変速機構を内蔵した伝動ケースを配置し、該
伝動ケース内の変速機構から得られた駆動力を後輪及び
/又は前輪に伝達する構成になっている。このとき、エ
ンジンは操縦席前方のボンネット内に収納されている。
エンジンの周囲はエンジンフードやボンネット等で開閉
自在の構成とされているが、開閉時にボンネットの後端
部が干渉するのを防止するため支枠側との間に間隙を大
きく設ける必要があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来はボンネット11
の開閉は、図11のボンネット設置部分の側面図に示す
ように、ボンネット11の全体をボンネット後端部に設
けた回動支点11xを中心に開閉していた。そのためボ
ンネット後端部の上方コーナ部11yが支枠であるダッ
シュカバー20の上壁部と干渉する可能性があるため、
ボンネット11の開放時に干渉しないようにボンネット
後端部の上方コーナ部11yを切り欠いたり間隙を広く
するなどの対策をとる必要があり、これによってボンネ
ット11のデザイン性が損なわれることがあった。
【0004】なお、ボンネット11はサイドカバー10
と一体的であってもよく、別体であっても良い。
【0005】そこで本発明の課題は、ボンネットのデザ
イン性を損なわないで容易に開閉できるボンネットを提
供することである。
【0006】また、従来はボンネット11は図10
(a)の平面図、図10(a’)の側面図に示すよう
に、元になるボンネット11を作製しておき、元の長さ
より短いボンネット11を作製する場合には、図10
(b)の平面図、図10(b’)の側面図の矢印Aで示
す破線上をカットしていた。さらに短いボンネット11
を作製する場合には図10(c)の平面図、図10
(c’)の側面図の矢印Bに示す破線上をカットしてい
た。
【0007】このように製造コストを下げるために、元
のサイズのボンネット11をカットしてサイズの小さい
ボンネット11を作製することにより、ボンネット11
の中央部に設けられた中央凸部11fが小さくなり、こ
の場合もデザイン性が損なわれる問題点がある。
【0008】そこで本発明の課題は、元のサイズのボン
ネットより短いサイズのボンネットを作製する場合に
も、そのデザイン性を損なわないで、元のサイズのボン
ネットがら切り出すことができるボンネットを提供する
ことである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の上記課題は以下
の構成により解決される。請求項1記載の発明は、左右
の前輪1、1間の車体2部にエンジン3を搭載した移動
農機において、エンジン3の外側方をサイドカバー10
で、上方をボンネット11で覆うと共に、該ボンネット
11は、その後端部側の上縁を回動支点11eとして開
閉する構成とした移動農機のボンネットである。
【0010】請求項1記載の発明によれば、ボンネット
11を開く際に、ボンネット11の後端部の軌跡が後方
側の部材(ダッシュボード20)に食い込まないので、
ボンネット11後端部とその後部側の部材(ダッシュボ
ード20)との間隙を広くすることなく開閉操作でき
る。
【0011】請求項2記載の発明は、ボンネット11の
後部側には、開閉できない固定ボンネット11cを有
し、該固定ボンネット11cの基端部側に回動支点11
eを備える構成とした請求項1記載の移動農機のボンネ
ットである。
【0012】請求項2記載の発明によれば、ボンネット
11を後部側の固定ボンネット11cと前部側で可動す
るボンネット部とに分けたことで、ボンネット11部分
が走行車両の他の構成部材(ダッシュボード20)と干
渉することがなく、容易にボンネット11を開閉できる
ようになった。
【0013】請求項3記載の発明は、ボンネット11
は、左右方向中間部を上方に向かって突出する中央凸部
11fと該中央凸部11fの周囲に設けられる中央凸部
11fより低位の周縁部11aからなり、ボンネット1
1の後部は、前記中央凸部11fと該中央凸部11fの
周囲に設けられる中央凸部11fより低位の周縁部11
aの一部分である左右翼部11bから構成し、ボンネッ
ト11の前部は、前記左右翼部11bを除く周縁部11
aの一部と前記中央凸部11fの先端部が入り込む切欠
凹部11gから構成し、前記後部と前部の両者を突き合
わせ溶接接続した構成からなる請求項1記載の移動農機
のボンネットである。
【0014】請求項3記載の発明によれば、ボンネット
11を製作する場合、突き合わせ溶接する長さが長くな
るのでボンネット11自体の強度を向上したり、前部側
のボンネットの周縁部11aの前後長を少し変更するだ
けで数種類の長さの異なったボンネットを容易に提供で
きる。
【0015】上記本発明のボンネットは以下のような方
法により作製される。移動農機の左右の前輪1、1間の
車体2部に搭載したエンジン3の外側方をサイドカバー
10で、上方をボンネット11で覆うと共に、中央凸部
11fと該中央凸部11fの周囲に設けられる周縁部1
1aとからなる該ボンネット11の製造方法において、
ボンネット11のサイズを小さくする場合には前記中央
凸部11fと周縁部11aとの境界部分に沿って中央凸
部11f側に周縁部11aの一部である左右翼部11b
を残して所定長さだけ周縁部11aを切断し、切断後
は、前後方向長さの短くなった周縁部11aの部分と切
断後の中央凸部11f側に残した周縁部11aの一部で
ある左右翼部11bとを前記切断線に沿って溶接接続す
る。
【0016】
【発明の効果】請求項1、2記載の発明によれば、デザ
インの大幅な変更をすることなく、容易にボンネット1
1を開閉できる。
【0017】請求項3記載の発明によれば、製造コスト
を下げると同時にデザイン性にも優れたサイドカバー1
0又はボンネット11を提供することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態のトラクタの
側面図を図1に示す。トラクタの一対の前輪1が車体2
に支持され、車体2上にエンジン3、クラッチハウジン
グ5、ミッションケース6、ラジエータ7等が搭載され
ている。車体2上に搭載されているエンジン3は上方を
ボンネット11で覆われ、左右側方をサイドカバー10
で覆われ、それらの前端部はフロントグリル9で覆われ
ている。また、それらの後端部は、ダッシュカバー20
で閉鎖され、エンジン3の騒音が外部に洩れるのを少な
くしている。また、車体2の後方には一対の後輪12が
支持されており、該後輪12の上方にはフェンダーカバ
ー13が取り付けられている。また操縦席14の前方に
はハンドル15が設けられている。該ハンドル15は、
前述したダッシュカバー20から上方に突出しておりこ
れらの部材は図で示すようにキャビン室8で囲われてい
る。また、図示しない耕耘装置などの作業機の連結用の
ロワーリンク16と該ロワーリンク16を昇降させるた
めの油圧シリンダー用のケース17とリフトロッド18
とリフトアーム19などが配置されている。
【0019】トラクタは、通常エンジンの排気量を変更
して要求される出力馬力を取り出しており、シリンダ数
やストロークやボアの変更のうち、シリンダ数が変わる
とエンジンの前後長が大きく変化する。そこで従来は前
述のように、元になるサイドカバー10又はボンネット
11を作製しておき(図10(a))、元の長さより短
いサイドカバー10又はボンネット11を作製する場合
には、その長さに応じて図10(b)の矢印Aで示す切
断線上又は図10(c)の矢印Bに示す切断線上でそれ
ぞれカットしていた。しかし、このようにしてサイドカ
バー10又はボンネット11を作製すると製造コストを
下げることができるが、デザイン性に難がある。
【0020】これに対して本発明の実施の形態では、次
のような工夫をすることで製造コストを下げると同時に
デザイン性にも優れたサイドカバー10又はボンネット
11を提供することができる。
【0021】図2で示すように、ボンネット11は、左
右方向中間部を上方に向かって突出する中央凸部11f
と該中央凸部11fの周囲に設けられる中央凸部11f
より低位の周縁部11aからなり、ボンネット11の後
部は、前記中央凸部11fと該中央凸部11fの周囲に
設けられる中央凸部11fより低位の周縁部11aの一
部分である左右翼部11bから構成し、ボンネット11
の前部は、前記左右翼部11bを除く周縁部11aの一
部と前記中央凸部11fの先端部が入り込む切欠凹部1
1gから構成し、前記後部と前部の両者を突き合わせ溶
接接続した構成からなる。
【0022】図2はボンネット11の平面図(図2(a
〜c))と側面図(図2(a’〜c’))を示す。この
ボンネット11を短くする場合には図2(a)の切断線
C及び切断線Dでそれぞれカットして図2(b)の平面
図及び図2(b’)の側面図に示すように周縁部11a
の一部と前記中央凸部11fの先端部が入り込む切欠凹
部11gからなるボンネット前方部材及び中央凸部11
fと該中央凸部11fの周囲に設けられる中央凸部11
fより低位の周縁部11aの一部分である左右翼部11
bからなるボンネット後方部材を得る。切断線C、Dは
直線でなく、ボンネット11の中央部に設けられた中央
凸部11fに沿った曲線C、D上を切断する。得られた
両部材を継ぎ合わせると、図2(c)の平面図と図2
(c’)の側面図に示す短いボンネット11’が得られ
る。
【0023】なお、ボンネット11がサイドカバー10
と一体の場合はサイドカバー10の対応部位を切断す
る。
【0024】こうしてボンネット11の中央部に設けら
れた中央凸部11fを生かしながら、すなわちデザイン
性を損なわないでボンネット11の鋳型の作製費用を抑
えることができる。
【0025】また、サイドカバー10又はボンネット1
1を開閉可能にしてエンジンルームを覗けるようにする
が、本実施の形態では、図3のサイドカバーの操縦席側
の一部側面図に示すように、ボンネット11(サイドカ
バー10についても同様)は、その中央凸部11fを計
器盤42を備えた車両のダッシュカバー20に固定した
まま、その他の周辺部を可動ボンネット11dとして、
その回動支点11eを中心に回動可能にし、しかも、可
動ボンネット11dの回動支点11eを、前記中央凸部
11f(本実施の形態では中央凸部11fが固定ボンネ
ット11cとなる)の後端部上縁下面に設ける。
【0026】従来は図11に示すように中央凸部11f
を含めてボンネット全体を、その基部の回動支点11x
を中心に開閉自在に回動させていた。この場合にはボン
ネット11の基部側の上方11yがダッシュカバー20
に当たり、ボンネット11を自由に開閉することができ
なかったが、本実施の形態ではボンネット11を固定ボ
ンネット11cと可動ボンネット11dに分けたこと
で、デザインの大幅な変更をすることなく、容易にボン
ネット11を開閉できるようになった。
【0027】図3に示すように固定ボンネット11cの
下方に燃料タンク21を設ける構成の場合には、タンク
21の給油口22を固定ボンネット11c部分に配置す
ることができる。
【0028】また、図4のボンネット11の背面図及び
図5のボンネット11の側面図に示すように、固定ボン
ネット11cの下方に可動ボンネット11dの回動支点
11eの支持部材25と可動ボンネット11dの支持部
材26を連結するステー27を設けることで可動ボンネ
ット11dの取付け位置の調整が容易になる。尚、ステ
ー27はボンネット11内壁に支持部材26を介して支
持されている。また、支枠23と内壁の間にはスポンジ
等の弾性部材43を配置している。固定ボンネット11
cを取り付ける前に、左右ステー27、27の内端側を
支枠23から前方に突設するアーム24の先端と一体化
した支持部材25に取り付けられた筒体28に弾性体3
5を介して挿入することでボンネット11の回動支点1
1eを構成している。
【0029】図3、図5には固定ボンネット11cに開
口部を設け、該開口部に燃料タンク21の注油口22を
配置した構成を図示しているが、図6と図7に示すよう
な構成で燃料タンク21の注油口22及びその近傍の構
成を採用しても良い。
【0030】図6にはボンネット11上の給油口カバー
に相当する開閉蓋29の取付け部の背面図を示し、図7
にはその側面図を示すが、この例はボンネット11の一
部に開閉自在な蓋(横開き式)29を設け、該蓋29の
下方に燃料タンク21の注油口22を配置した構成であ
る。蓋29はスプリング30で開と閉の位置が保持され
るヒンジ構造を採用しており、蓋29の回動支点29a
の近傍にボンネット支持構造に取り付けたステー31の
先端部にゴムリング32を巻き付けてストッパとし、ス
トッパの最先端部と蓋29の適所を前記スプリング30
で接続し、蓋29が閉じている場合にはスプリング30
の付勢力で、その状態を保持でき、またスプリング30
の付勢力に抗しながら蓋29を開くと、スプリング30
の最大伸び位置(イ)を経て最大限の開き位置に蓋29
が達すると、ステー31に巻き付けたゴムリング32に
蓋29の裏面端部が当接し、かつ再びスプリング30の
付勢力が作用するので蓋29は最大開放位置に保持され
る。
【0031】本実施の形態では、開閉蓋29をスプリン
グ30で常に引っ張っているため、振動等で蓋29が他
の部材に接触して振動音が出ることがない。また、板バ
ネ式の開閉機構ではないので、荷重の調整等が不要とな
るため、蓋29の組み立て時の工数低減ができる利点も
ある。
【0032】図1に示すようなトラクタにおいて、従来
は図12に示すように燃料タンク21とエンジンインジ
ェクションポンプ33とを接続する燃料供給パイプ36
の途中には燃料フィルター34を設け、燃料タンク21
から燃料フィルター34を経由してエンジンインジェク
ションポンプ33に燃料を供給している。
【0033】このとき図12(a)に示すように燃料供
給パイプ36の途中の燃料フィルター34より燃料タン
ク21側に燃料ポンプ37を設け、該ポンプ37で燃料
を圧送することにより、燃料フィルター34から自動的
にエアー抜きを行っていた。
【0034】図12(a)に示す例は、燃料フィルター
34の後流側にエンジンインジェクションポンプ33を
迂回して燃料タンク21に燃料を戻すエア抜き用パイプ
38と該パイプ38にオリフィス39を設けた例であ
る。その他、従来例として図12(b)〜図12(d)
の例が知られてるが、図12(b)には燃料フィルター
34の後流側でエンジンインジェクションポンプ33に
通じる燃料パイプ36にエア抜きバルブ40を設けた構
成を示し、図12(c)には図12(b)の構成の燃料
フィルター34の後流側のエア抜きバルブ40設置部よ
りエンジンインジェクションポンプ33側の燃料パイプ
36の途中に燃料ポンプ37を設けた例を示す。また、
図12(d)には図12(c)の構成の燃料タンク21
に燃料ゲージ41を設けた例を示す。
【0035】図12(a)に示す例ではエア抜き用のポ
ンプ37が必要であり、図12(b)〜図12(d)に
示す構成では、自動エア抜きはできなく、エア抜きバル
ブ40をゆるめることでエア抜きをする必要があった。
【0036】そこで本発明の実施の形態では、図8に示
す回路によりエア抜き用の燃料ポンプ37が無くても、
燃料フィルター34の自動エア抜きが可能となる構成を
採用した。
【0037】図8に示すように本発明の実施の形態は燃
料タンク21とエンジンインジェクションポンプ33の
間を循環する燃料流路の内で燃料タンク21からエンジ
ンインジェクションポンプ33に燃料を供給する燃料パ
イプ36の途中に燃料フィルター34を配置し、燃料フ
ィルター34から直接燃料タンク21に戻るエア抜き燃
料流路44を配置し、該流路44にオリフィス39を設
けた構成である。
【0038】燃料ポンプ37が無くても、エア抜き燃料
流路44を経由して燃料タンク21に向けてエア抜きを
スムーズに行うことができ、しかもインジェクションポ
ンプ33からの戻り燃料が燃料フィルター34に逆流す
ることを防止できる。
【0039】また、図8に示す構成は燃料タンク21と
燃料フィルター34を別々に設け、これらをパイプ36
などの燃料流路で接続していたが、図9に示すように燃
料タンク21の下部に燃料フィルター34を直接設ける
ことで、燃料フィルター34の下部にドレンボルト45
も装備した構成にしても良い。
【0040】図8に示す構成では燃料フィルター34と
燃料タンク21とをパイプ36で接続するためこれらの
装置の取付ブラケット、ホースなどの設備費用が必要で
あるが、図9に示す構成では、これらの設備費が不要と
なり、また燃料フィルター34のドレンボルト45をゆ
るめることによりゴミや水を燃料フィルター34と燃料
タンク21の両方から抜くことができる利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態のトラクタの側面図であ
る。
【図2】 図1のトラクタの元のボンネットの長さを短
くする作製方法を説明する図である。
【図3】 図1のトラクタのボンネットの開閉構造を説
明する側面図である。
【図4】 図1のトラクタのボンネットの開閉構造の背
面図である。
【図5】 図4のボンネットの開閉構造の側面図であ
る。
【図6】 本発明の実施の形態のトラクタのボンネット
の注油口近傍の蓋の開閉構造を説明する背面図である。
【図7】 図6のボンネットの注油口近傍の蓋の開閉構
造の側面図である。
【図8】 本発明の実施の形態のトラクタの燃料タンク
とエンジンイグニッションポンプを繋ぐ燃料パイプのエ
ア抜き回路の構成図である。
【図9】 本発明の実施の形態のトラクタの燃料タンク
と燃料フィルターの構造図である。
【図10】 従来のトラクタの元のボンネットの長さを
短くする作製方法を説明する図である。
【図11】 従来のトラクタのボンネットの開閉構造を
説明する側面図である。
【図12】 従来のトラクタの燃料タンクとエンジンイ
グニッションポンプを繋ぐ燃料パイプのエア抜き回路の
構成図である。
【符号の説明】
1 前輪 2 車体 3 エンジン 5 クラッチハウジン
グ 6 ミッションケース 7 ラジエータ 8 キャビン室 9 フロントグリル 10 サイドカバー 11 ボンネット 11a 周縁部 11b 左右翼部 11c 固定ボンネット 11d 可動ボンネッ
ト 11e 回動支点 11f 中央凸部 11g 切欠凹部 11x 回動支点 11y 上方コーナ部 12 後輪 13 フェンダーカバー 14 操縦席 15 ハンドル 16 ロワーリンク 17 ケース 18 リフトロッド 19 リフトアーム 20 ダッシュカバー 21 燃料タンク 22 給油口 23 支枠 24 アーム 25、26 支持部材 27 ステー 28 筒体 29 開閉蓋 29a 回動支点 30 スプリング 31 ステー 32 ゴムリング 33 エンジンインジェクションポンプ 34 燃料フィルター 35 弾性体 36 燃料供給パイプ 37 燃料ポンプ 38 エア抜き用パイプ 39 オリフィス 40 エア抜きバルブ 41 燃料ゲージ 42 計器盤 43 弾性部材 44 エア抜き燃料流路 45 ドレンボルト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 永野 良太 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 Fターム(参考) 3D004 AA10 BA05 CA15 CA19 DA07

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右の前輪1、1間の車体2部にエンジ
    ン3を搭載した移動農機において、エンジン3の外側方
    をサイドカバー10で、上方をボンネット11で覆うと
    共に、該ボンネット11は、その後端部側の上縁を回動
    支点11eとして開閉することを特徴とした移動農機の
    ボンネット。
  2. 【請求項2】 ボンネット11の後部側には、開閉でき
    ない固定ボンネット11cを有し、該固定ボンネット1
    1cの基端部側に回動支点11eを備えることを特徴と
    した請求項1記載の移動農機のボンネット。
  3. 【請求項3】 ボンネット11は、左右方向中間部を上
    方に向かって突出する中央凸部11fと該中央凸部11
    fの周囲に設けられる中央凸部11fより低位の周縁部
    11aからなり、ボンネット11の後部は、前記中央凸
    部11fと該中央凸部11fの周囲に設けられる中央凸
    部11fより低位の周縁部11aの一部分である左右翼
    部11bから構成し、ボンネット11の前部は、前記左
    右翼部11bを除く周縁部11aの一部と前記中央凸部
    11fの先端部が入り込む切欠凹部11gから構成し、
    前記後部と前部の両者を突き合わせ溶接接続した構成か
    らなることを特徴とした請求項1記載の移動農機のボン
    ネット。
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