JP2003237558A - 車両の路面摩擦係数推定装置 - Google Patents

車両の路面摩擦係数推定装置

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JP2003237558A
JP2003237558A JP2002034411A JP2002034411A JP2003237558A JP 2003237558 A JP2003237558 A JP 2003237558A JP 2002034411 A JP2002034411 A JP 2002034411A JP 2002034411 A JP2002034411 A JP 2002034411A JP 2003237558 A JP2003237558 A JP 2003237558A
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road surface
wheel
wheel speed
vehicle
friction coefficient
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JP2002034411A
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English (en)
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Masaru Kogure
勝 小暮
Minoru Hiwatari
穣 樋渡
Takeshi Torii
毅 鳥居
Itaru Seta
至 瀬田
Koji Matsuno
浩二 松野
Takeshi Yoneda
毅 米田
Junichi Kurosawa
純一 黒沢
Takayuki Ushijima
孝之 牛島
Koichi Inoue
浩一 井上
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Subaru Corp
Original Assignee
Fuji Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】主ブレーキによる制動時や全輪に駆動力が働く
場合であっても、適切に路面状態を推定する。 【解決手段】路面摩擦係数推定装置60では、前後加速
度演算部61で4輪の平均車輪速度を車体速度として求
め、この車体速度を微分して車両の前後加速度として演
算する。すべり速度差変数演算部62は、主ブレーキ制
動時に動力配分制御装置50に対し油圧多板クラッチの
締結を解放方向にさせ、後輪の車輪速度と前輪の車輪速
度の差を前輪の車輪速度で除して、無次元化したすべり
速度差変数を演算する。そして、路面状態推定部63
は、車両の前後加速度、すべり速度差変数を基に、予め
実験・計算等により設定しておいた前後方向加速度とす
べり速度差変数の分布と路面状態の関係のマップを基に
路面状態を推定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、駆動時や制動時に
おいても適切に路面状態を推定することが可能な車両の
路面摩擦係数推定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、車両においてはトラクション制
御,制動力制御,或いはトルク配分制御等について様々
な制御技術が提案され、実用化されている。これらの技
術では、必要な制御パラメータの演算、或いは、補正に
路面μを用いるものも多く、その制御を確実に実行する
ためには、正確な路面μを推定する必要がある。すなわ
ち、車両の運動は、タイヤと路面間の摩擦係数(以下、
路面μと略称)に大きく影響を受けるため、この値を正
確に求めることで、より適切な車両制御を行うことが可
能となる。
【0003】このような路面μを求める技術としては、
光学系を用いて、直接、路面状態を判定する技術や、車
両運動モデル挙動とヨーレートセンサ信号の差異から路
面μを求める技術等、従来より数多く提案されている
が、これらは、センサ付加によるコストアップ等の問題
がある。これに対し、近年、多くの車両に搭載されてい
るABS(Anti lock Braking System)の車輪速度セン
サからの値を利用した路面μの推定は、既存のセンサを
流用するため、コストアップにならず実用化する上でメ
リットが大きい。
【0004】この車輪速度センサからの値を利用した路
面μ推定の技術としては、車輪すべり速度と路面μの相
関関係を利用したものが多く提案されている。これらの
技術では、車輪速度と車体速の差から車輪すべり速度を
算出し、路面状態を推定しているが、車体速として近似
的に駆動力が働かない従動輪の速度を用いるのが一般的
である。
【0005】この車輪すべり速度と路面μの相関関係を
利用した路面μ推定技術の例を以下に説明する。車両に
一定の加速axを発生させる力をFTとすれば、以下の関
係が成り立つ。 FT=m・ax …(1) 但し、mは車両質量である。
【0006】制動時(ax<0)、前1輪に働く制動力
をFfx、後1輪に働く制動力をFrxとすると、FTとの
関係は次式で表すことができる。 FT=2・Ffx+2・Frx …(2)
【0007】また、前軸荷重をWf、後軸荷重をWrと
した場合の質量mとの関係は次式で表される。 W=m・g=Wf+Wr …(3)
【0008】Ffx,Frx は、前/後輪のすべり率s
f,srの関数である。但し、前/後輪すべり率は、車
体速V、前/後輪車輪速度vf,vr(例えば、左右前
輪の平均車輪速度をvf、左右後輪の平均車輪速度をv
rとする)から、次式で定義される値である。 sf=(V−vf)/V …(4) sr=(V−vr)/V …(5)
【0009】一般に、前輪すべり率sfと、タイヤが発
生する制動力Ffx、路面μとの間には、図5に示すよう
な関係、すなわち、一定の制動力Ffxを発生させる場
合、高μ路よりも低μ路の方が、前輪すべり率sfが大
きくなる関係(図5中、sfH<sfLの関係)があること
が知られている。これは、後輪に関しても同様である。
【0010】従って、車両の前後方向加速度とタイヤの
すべり率が求められれば、路面μを推定することが可能
である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
車両の前後方向加速度とタイヤのすべり率から路面μを
推定する技術では、タイヤのすべり率を求める際に、車
体速Vを用いており、この車体速Vの導出は困難で、特
に、従動輪の速度を車体速Vとして擬似的に用いること
が困難な、主ブレーキによる制動時(全輪に制動力が働
くため、従動輪が存在しない時)や、4輪駆動車に対し
ては適用できないという問題がある。
【0012】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、主ブレーキによる制動時や全輪に駆動力が働く場合
であっても、適切に路面状態を推定することが可能な車
両の路面摩擦係数推定装置を提供することを目的として
いる。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1記載の本発明による車両の路面摩擦係数推定装
置は、車両の前後方向加速度を演算する前後方向加速度
演算手段と、駆動力と制動力の少なくともどちらかが不
均等に加わる少なくとも2つの車輪の速度差を演算する
車輪速差演算手段と、上記前後方向加速度と上記車輪速
差とに基づき、予め設定しておいたこれら前後方向加速
度と車輪速差との関係と路面摩擦係数との関係から路面
状態を推定する路面状態推定手段とを備えたことを特徴
としている。
【0014】また、請求項2記載の本発明による車両の
路面摩擦係数推定装置は、請求項1記載の車両の路面摩
擦係数推定装置において、上記路面状態推定手段で用い
る上記車輪速差は、1輪の車輪速度と複数の車輪の速度
の平均値のどちらかで除算し無次元化して用いることを
特徴としている。
【0015】更に、請求項3記載の本発明による車両の
路面摩擦係数推定装置は、請求項1又は請求項2記載の
車両の路面摩擦係数推定装置において、上記車輪速差演
算手段は、前1輪と後1輪との間の車輪の速度差と、前
2輪の平均車輪速度と後2輪の平均車輪速度との間の速
度差のどちらかを上記車輪速差として演算することを特
徴としている。
【0016】また、請求項4記載の本発明による車両の
路面摩擦係数推定装置は、請求項1乃至請求項3の何れ
か一つに記載の車両の路面摩擦係数推定装置において、
上記前後方向加速度演算手段は、上記前後方向加速度
を、1輪の車輪速度と複数の車輪の平均車輪速度のどち
らかの微分値を演算して求めることを特徴としている。
【0017】更に、請求項5記載の本発明による車両の
路面摩擦係数推定装置は、請求項1乃至請求項4の何れ
か一つに記載の車両の路面摩擦係数推定装置において、
駆動力を前軸側と後軸側とに伝達自在な前後駆動力伝達
手段と、前軸と後軸との間の差動回転を制限する差動制
限手段とを有し、上記路面状態推定手段で路面状態の推
定を行う際には、上記差動制限手段による差動回転の制
限を緩和させることを特徴としている。
【0018】また、請求項6記載の本発明による車両の
路面摩擦係数推定装置は、請求項1乃至請求項5の何れ
か一つに記載の車両の路面摩擦係数推定装置において、
上記路面状態推定手段での路面状態の推定は、ブレーキ
による制動時に実行することを特徴としている。
【0019】すなわち、請求項1記載の車両の路面摩擦
係数推定装置は、前後方向加速度演算手段で車両の前後
方向加速度を演算し、車輪速差演算手段で駆動力と制動
力の少なくともどちらかが不均等に加わる少なくとも2
つの車輪の速度差を演算し、路面状態推定手段で前後方
向加速度と車輪速差とに基づき、予め設定しておいたこ
れら前後方向加速度と車輪速差との関係と路面摩擦係数
との関係から路面状態を推定する。このため、駆動力が
働かない従動輪の速度を近似的に車体速として用いるこ
とがないので、主ブレーキによる制動時や全輪に駆動力
が働く場合であっても、適切に路面状態を推定すること
ができる。
【0020】そして、具体的には、請求項2に記載する
ように、路面状態推定手段で用いる車輪速差は、1輪の
車輪速度と複数の車輪の速度の平均値のどちらかで除算
し無次元化して用いる。
【0021】また、請求項3記載のように、車輪速差演
算手段は、前1輪と後1輪との間の車輪の速度差と、前
2輪の平均車輪速度と後2輪の平均車輪速度との間の速
度差のどちらかを車輪速差として演算する。
【0022】更に、請求項4記載のように、前後方向加
速度演算手段は、前後方向加速度を、1輪の車輪速度と
複数の車輪の平均車輪速度のどちらかの微分値を演算し
て求める。
【0023】また、請求項5記載のように、請求項1乃
至請求項4の何れか一つに記載の車両の路面摩擦係数推
定装置において、駆動力を前軸側と後軸側とに伝達自在
な前後駆動力伝達手段と、前軸と後軸との間の差動回転
を制限する差動制限手段とを有する場合は、路面状態推
定手段で路面状態の推定を行う際には、差動制限手段に
よる差動回転の制限を緩和させる。
【0024】更に、請求項6記載のように、請求項1乃
至請求項5の何れか一つに記載の車両の路面摩擦係数推
定装置において、路面状態推定手段での路面状態の推定
は、ブレーキによる制動時に限定して実行するようにす
る。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を説明する。図1〜図4は本発明の実施の一形
態を示し、図1は路面摩擦係数推定装置を搭載した車両
の駆動系の概略構成説明図、図2は路面摩擦係数推定装
置の機能ブロック図、図3は減速中の車両における前後
輪のすべり率の特性の説明図、図4は前後方向加速度と
すべり速度差変数の分布と路面状態の関係のマップの説
明図である。尚、本実施の形態の車両は、リングギヤの
無い複合プラネタリギヤ式のセンタデファレンシャル装
置および自動変速装置を有する4輪駆動車を例にしたも
のである。
【0026】図1において、符号1は車両前部に配置さ
れたエンジンを示し、このエンジン1による駆動力は、
エンジン1後方の自動変速装置(トルクコンバータ等も
含んで図示)2からトランスミッション出力軸2aを経
て前後駆動力伝達手段としてのセンタデファレンシャル
装置3に伝達される。そして、センタデファレンシャル
装置3から、リヤドライブ軸4、プロペラシャフト5、
ドライブピニオン軸部6を介して後輪終減速装置7に入
力される一方、トランスファドライブギヤ8、トランス
ファドリブンギヤ9、ドライブピニオン軸部となってい
るフロントドライブ軸10を介して前輪終減速装置11
に入力される。ここで、自動変速装置2、センタデファ
レンシャル装置3及び前輪終減速装置11等は、一体に
ケース12内に設けられている。
【0027】後輪終減速装置7に入力された駆動力は、
後輪左ドライブ軸13rlを経て左後輪14rlに伝達され
ると共に、後輪右ドライブ軸13rrを経て右後輪14rr
に伝達される。一方、前輪終減速装置11に入力された
駆動力は、前輪左ドライブ軸13flを経て左前輪14fl
に伝達されると共に、前輪右ドライブ軸13frを経て右
前輪14frに伝達される。
【0028】センタデファレンシャル装置3は、入力側
のトランスミッション出力軸2aの後端には大径の第1
のサンギヤ15が形成されており、この第1のサンギヤ
15が小径の第1のピニオン16と噛合して第1の歯車
列が形成されている。
【0029】また、後輪への出力を行うリヤドライブ軸
4の前端には、小径の第2のサンギヤ17が形成されて
おり、この第2のサンギヤ17が大径の第2のピニオン
18と噛合して第2の歯車列が形成されている。
【0030】第1のピニオン16と第2のピニオン18
はピニオン部材19に一体に形成されており、複数(例
えば3個)のピニオン部材19が、キャリア20に設け
た固定軸に回転自在に軸支されている。このキャリア2
0の前端には、トランスファドライブギヤ8が連結さ
れ、前輪への出力が行われる。
【0031】また、キャリア20には、前方からトラン
スミッション出力軸2aが回転自在に挿入される一方、
後方からはリヤドライブ軸4が回転自在に挿入されて、
空間中央に第1のサンギヤ15と第2のサンギヤ17を
格納する。そして、複数のピニオン部材19の各第1の
ピニオン16が第1のサンギヤ15に、また、各第2の
ピニオン18が第2のサンギヤ17に共に噛合されてい
る。
【0032】こうして、入力側の第1のサンギヤ15に
対し、第1,第2のピニオン16,18および第2のサ
ンギヤ17を介して後輪側に噛み合い構成され、一方、
第1,第2のピニオン16,18のキャリア20を介し
て前輪側に噛み合い構成され、リングギヤの無い複合プ
ラネタリギヤを構成している。
【0033】そしてかかる複合プラネタリギヤ式センタ
デファレンシャル装置3は、第1,第2のサンギヤ1
5,17、および、これらサンギヤ15,17の周囲に
複数個配置される第1,第2のピニオン16,18の歯
数を適切に設定することで差動機能を有する。また、第
1,第2のサンギヤ15,17と第1,第2のピニオン
16,18との噛み合いピッチ半径を適切に設定するこ
とで、基準トルク配分を所望の配分(例えば、後輪偏重
にした不等トルク配分)にすることができるようになっ
ている。
【0034】さらに、センタデファレンシャル装置3
は、第1,第2のサンギヤ15,17と第1,第2のピ
ニオン16,18とを例えばはすば歯車にし、第1の歯
車列と第2の歯車列のねじれ角を異にしてスラスト荷重
を相殺させることなくスラスト荷重を残留させる。そし
て、ピニオン部材19の両端で発生する摩擦トルクを、
第1,第2のピニオン16,18とキャリア20に設け
た固定軸の表面に噛み合いによる分離、接線荷重の合成
力が作用し、摩擦トルクが生じるように設定し、入力ト
ルクに比例した差動制限トルクを得られるようにするこ
とで、このセンタデファレンシャル装置3自体によって
も差動制限機能が得られるようになる。
【0035】センタデファレンシャル装置3の2つの出
力部材、すなわちキャリア20と第2のサンギヤ17と
の間には、差動制限手段としての動力配分制御装置50
により制御される可変駆動力配分クラッチである油圧多
板クラッチ21が設けられている。
【0036】油圧多板クラッチ21は、第2のサンギヤ
17と一体のリヤドライブ軸4側に複数のドリブンプレ
ート21aが設けられ、キャリア20側に複数のドライ
ブプレート21bが交互に重ねて設けられている。そし
て、ケース12側に配設されたピストン,押圧プレート
等により、動力配分制御装置50で制御される油圧装置
と連結された油圧室(以上、油圧多板クラッチ21の押
圧関連部品図示せず)の油圧で押圧され動作させられ
る。
【0037】このため、油圧多板クラッチ21が開放さ
れた状態では、センタデファレンシャル装置3によるト
ルク配分がそのまま出力されるが、油圧多板クラッチ2
1が完全に圧着するとセンタデファレンシャル装置3に
よるトルク配分が停止され、前後直結状態となる。
【0038】油圧多板クラッチ21の圧着力(締結トル
ク)は、動力配分制御装置50で制御され、例えば基準
トルク配分が後輪偏重の、前後35:65とすると、前
後35:65から前後直結状態で得られるトルク配分、
50:50の間でトルク配分制御(すなわち、前軸と後
軸との差動回転を制限することによる動力配分制御)さ
れる。
【0039】符号25は車両のブレーキ駆動部を示し、
このブレーキ駆動部25には、ドライバにより操作され
るブレーキペダル26と接続されたマスターシリンダ2
7が接続されている。そして、ドライバがブレーキペダ
ル26を操作するとマスターシリンダ27により、ブレ
ーキ駆動部25を通じて、4輪14fl,14fr,14r
l,14rrの各ホイールシリンダ(左前輪ホイールシリ
ンダ28fl,右前輪ホイールシリンダ28fr,左後輪ホ
イールシリンダ28rl,右後輪ホイールシリンダ28r
r)にブレーキ圧が導入され、4輪にブレーキがかかっ
て制動される。
【0040】ブレーキ駆動部25は、加圧源、減圧弁、
増圧弁等を備えたハイドロリックユニットで、入力信号
に応じて、各ホイールシリンダ28fl,28fr,28r
l,28rrに対して、それぞれ独立にブレーキ圧を導入
自在に構成されている。
【0041】各車輪14fl,14fr,14rl,14rr
は、それぞれの車輪速度が車輪速度センサ(左前輪速度
センサ29fl,右前輪速度センサ29fr,左後輪速度セ
ンサ29rl,右後輪速度センサ29rr)により検出され
るようになっており、これら車輪速度の信号は制動力制
御装置40、動力配分制御装置50及び路面摩擦係数推
定装置60に入力される。
【0042】また、車両のハンドル部分には、ドライバ
によるハンドル30の回転角(ハンドル角θH )を検出
するハンドル角センサ31が設けられており、ハンドル
角センサ31からのハンドル角θH の信号は、制動力制
御装置40及び動力配分制御装置50に入力される。
【0043】更に、車両のインストルメントパネル内の
運転席側には、車両に実際に生じているヨーレート(実
ヨーレート)γを検出するヨーレートセンサ32が設け
られており、ヨーレートセンサ32からの実ヨーレート
γの信号は制動力制御装置40及び動力配分制御装置5
0に入力される。
【0044】また、車両のセンターコンソール内には、
車両に生じている横加速度Gyを検出する横加速度セン
サ33が設けられており、横加速度センサ33からの横
加速度Gyの信号は動力配分制御装置50に入力され
る。
【0045】制動力制御装置40は、車輪速度センサ2
9fl,29fr,29rl,29rr,ハンドル角センサ3
1,ヨーレートセンサ32からの信号、車両諸元を基に
目標ヨーレートの微分値、低μ路走行の予測ヨーレート
の微分値および両微分値の偏差を算出する。また、実ヨ
ーレートγと目標ヨーレートとの偏差(ヨーレート偏
差)Δγを算出し、上述の各値に基づいて、車両のアン
ダーステア傾向、あるいは、オーバーステア傾向を修正
する目標制動力を算出する。そして、車両のアンダース
テア傾向を修正するためには旋回方向内側後輪を、オー
バーステア傾向を修正するためには旋回方向外側前輪を
制動力を加える制動輪として選択し、ブレーキ駆動部2
5に制御信号を出力し、選択車輪に目標制動力を付加し
て制動力制御を実行する。この制動力制御装置40で演
算したヨーレート偏差Δγ及び制動力制御装置40の作
動信号は動力配分制御装置50に対しても出力される。
また、ドライバがブレーキペダル26を踏んで、マスタ
ーシリンダ27を介して生じるブレーキ力の信号が、路
面摩擦係数推定装置60に入力される。
【0046】動力配分制御装置50には、上述の4輪車
輪速度、ハンドル角θH 、実ヨーレートγ、横加速度G
y、ヨーレート偏差Δγ、制動力制御装置40の作動信
号、トランスミッション制御装置(図示せず)から、ギ
ヤ比i、タービン回転数Nt、エンジン制御装置(図示
せず)から、スロットル開度θth、エンジン回転数Ne
及びエンジン出力トルクTe、路面摩擦係数推定装置6
0から路面状態と油圧多板クラッチ21に対する出力の
割り込み信号が入力される。そして、これらのパラメー
タを基に更に必要なパラメータの演算が行われる。すな
わち、動力配分制御装置50では、4輪車輪速度からの
車速V(例えば4輪車輪速度の平均)の演算の他、ステ
アリングギヤ比Nsの演算、更新が実行され、これら読
み込んだ、或いは、演算により求めたパラメータを基に
油圧多板クラッチ21の締結力(基本クラッチ締結力)
FOtbを演算して、この基本クラッチ締結力FOtbに対
応した出力信号に変換して出力し、油圧多板クラッチ2
1を作動させる。
【0047】路面摩擦係数推定装置60は、車輪速度セ
ンサ29fl,29fr,29rl,29rrからそれぞれの車
輪速、制動力制御装置40からドライバがブレーキペダ
ル26を踏んでマスターシリンダ27を介して生じるブ
レーキ力の信号等が入力され、ドライバがブレーキペダ
ル26を踏んでいる主ブレーキ制動時に、動力配分制御
装置50に対し油圧多板クラッチ21の締結を解放方向
にさせる制御信号を出力して路面状態の推定を実行す
る。こうして、推定した路面状態の結果は、動力配分制
御装置50に出力され、動力配分制御装置50で基本ク
ラッチ締結力FOtbを設定する際のパラメータとして用
いられる。
【0048】路面摩擦係数推定装置60は、図2に示す
ように、前後加速度演算部61、すべり速度差変数演算
部62、路面状態推定部63から主要に構成されてい
る。
【0049】前後加速度演算部61は、車輪速度センサ
29fl,29fr,29rl,29rrから各車輪の車輪速度
vfl,vfr,vrl,vrrが入力され、これら4輪の平均
車輪速度を車体速度Vとして求め、この車体速度Vを微
分して車両の前後加速度axとして演算する。すなわ
ち、 V=(vfl+vfr+vrl+vrr)/4 …(6) ax=dV/dt …(7) そして、演算した車両の前後加速度axは、路面状態推
定部63に出力される。このように、前後加速度演算部
61は、前後方向加速度演算手段として設けられてい
る。
【0050】すべり速度差変数演算部62は、車輪速度
センサ29fl,29fr,29rl,29rrから各車輪の車
輪速度vfl,vfr,vrl,vrrが、制動力制御装置40
からドライバがブレーキペダル26を踏んでマスターシ
リンダ27を介して生じるブレーキ力の信号等が入力さ
れる。そして、ドライバがブレーキペダル26を踏んで
いる主ブレーキ制動時に、動力配分制御装置50に対し
油圧多板クラッチ21の締結を解放方向にさせる制御信
号を出力して、以下の(14)式、或いは、(15)式
で定義するすべり速度差変数dsを演算して路面状態推
定部63に出力する。
【0051】一般的に、静止時の後軸荷重Wrに対して
前軸荷重Wfが大きく、更に、減速時には前軸への荷重
移動の影響などによりWf>Wrとなる。そのため、制
動時の車両の安定性を考慮して、主ブレーキの制動力
は、前輪偏重に働くように制御されている。
【0052】更に、これらの影響を考慮した上で、次式
が成り立つように調整されるのが一般的である。 2・Ffx/Wf>2・Frx/Wr …(8)
【0053】μf、μrを以下の(9)、(10)式で
定義する。 μf=2・Ffx/mf …(9) μr=2・Frx/mr …(10)
【0054】(9)、(10)式を用いて(8)式を書
き直すと以下の(11)式となる。 μf>μr …(11)
【0055】このことから、ある一定の減速度axで減
速中の車両において、前後輪のすべり率に関して、図3
のような特性グラフを描くことができる。従って、以下
の(12)式で示される高μ路面における前/後輪のす
べり速度差dsHと、以下の(13)式で示される低μ
路面における前/後輪のすべり速度差dsLの間には、
dsH<dsLのような関係が成り立つ。 dsH=sfH−srH=(vrH−vfH)/V …(12) ここで、sfHは高μ路面における前輪のすべり率、srH
は高μ路面における後輪のすべり率、vfHは高μ路面に
おける前輪の平均車輪速度、vrHは高μ路面における後
輪の平均車輪速度である。 dsL=sfL−srL=(vrL−vfL)/V …(13) ここで、sfLは低μ路面における前輪のすべり率、srL
は低μ路面における後輪のすべり率、vfLは低μ路面に
おける前輪の平均車輪速度、vrLは低μ路面における後
輪の平均車輪速度である。
【0056】そして、上述の(12)式、(13)式を
一般化するため、すべり速度差変数dsを以下の(1
4)式で定義する。 ds=(vr−vf)/V …(14) すべり速度差変数dsは、図3の関係からも明らかなよ
うに、高μ路面では小さくなり、低μ路面では逆に大き
な値となる。この関係を用いて、本実施の形態では路面
状態推定部63において路面μを推定するのである。
【0057】ここで、(14)式には車体速度Vが式中
にあるが、無次元化の為のパラメータであり、極低速時
や、すべり速度が特に大きくなる領域以外では前輪の平
均車輪速度vfや、後輪の平均車輪速度vrに置き換えて
も実用上特に問題はない。本実施の形態では、一般的な
車速域、且つ緩制動時の路面μ推定を目的としているた
め、これを前輪の平均車輪速度vfで置き換えると次式
となる。 ds=(vr−vf)/vf …(15)
【0058】こうして、(14)式、(15)式からも
明らかなように、すべり速度差変数演算部62は、車輪
速差演算手段としての機能を有している。
【0059】路面状態推定部63は、前後加速度演算部
61から車両の前後加速度axが、すべり速度差変数演
算部62からすべり速度差変数dsが入力され、予め実
験・計算等により設定しておいた前後方向加速度とすべ
り速度差変数の分布と路面状態の関係のマップを基に路
面状態を推定する。
【0060】前後方向加速度とすべり速度差変数の分布
と路面状態の関係のマップは、例えば、図4に示すよう
に設定され、各領域は以下の通りである。領域A…図4
中の斜線の領域、すなわち、C3≧ax≧−C3、或い
は、C4≧ds≧−C4の領域。この領域Aに車両の前後
加速度axとすべり速度差変数dsが分布する場合は、
路面状態の判定を保留する(前回の推定を保持する)。
【0061】領域B…領域Aを除いた、C1・ax2+C2
≧ds≧−C1・ax2−C2の領域。この領域Bに車両の
前後加速度axとすべり速度差変数dsが分布する場合
は、高μ路面を走行中と推定する。
【0062】領域C…領域Aを除いた、ds>C1・ax
2+C2、或いは、ds<−C1・ax 2−C2の領域。この
領域Cに車両の前後加速度axとすべり速度差変数ds
が分布する場合は、低μ路面を走行中と推定する。
【0063】尚、C1,C2,C3,C4は、実験等により
設定するチューニングパラメータである。
【0064】こうして、路面状態推定部63で判定した
路面状態の推定結果は、動力配分制御装置50に出力さ
れる。こうして、本実施の形態では、すべり速度差変数
演算部62と路面状態推定部63とで路面状態推定手段
としての機能を有している。
【0065】このように本実施の形態によれば、車両の
前後加速度axとすべり速度差変数dsを演算し、予め
設定しておいた前後方向加速度とすべり速度差変数の分
布と路面状態の関係のマップから路面μを推定するの
で、主ブレーキによる制動時や全輪に駆動力が働く場合
であっても、適切に路面状態を推定することができる。
【0066】また、前後動力配分を行う差動制限装置を
有する4輪駆動車では、前後の車輪速差が抑制され路面
状態の判別が困難となるが、本実施の形態では、主ブレ
ーキ制動時に油圧多板クラッチ21の締結を解放方向に
させることにより、前/後輪の不等制動力配分に応じた
速度差が現れ、精度の良い路面状態の推定が可能となっ
ている。
【0067】尚、制動時に限らず、不等制動力・駆動力
配分の車両に対して上述の考え方を適用し、任意の少な
くとも2つの車輪速差からすべり速度差変数dsを演算
し、前後加速度との関係から路面状態を推定することも
同様に可能である。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、主
ブレーキによる制動時や全輪に駆動力が働く場合であっ
ても、適切に路面状態を推定することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態による、路面摩擦係数推
定装置を搭載した車両の駆動系の概略構成説明図
【図2】同上、路面摩擦係数推定装置の機能ブロック図
【図3】同上、減速中の車両における前後輪のすべり率
の特性の説明図
【図4】同上、前後方向加速度とすべり速度差変数の分
布と路面状態の関係のマップの説明図
【図5】従来技術の基となる前輪すべり率とタイヤが発
生する制動力と路面μの関係の説明図
【符号の説明】
3 センタデファレンシャル装置(前後駆動力伝達手
段) 14fl、14fr 前輪 14rl、14rr 後輪 21 油圧多板クラッチ(差動制限手段) 25 ブレーキ駆動部 26 ブレーキペダル 27 マスターシリンダ 29fl、29fr、29rl、29rr 車輪速度センサ 40 制動力制御装置 50 動力配分制御装置 60 路面摩擦係数推定装置 61 前後加速度演算部(前後方向加速度演算手段) 62 すべり速度差変数演算部(車輪速差演算手段、
路面状態推定手段) 63 路面状態推定部(路面状態推定手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鳥居 毅 東京都新宿区西新宿一丁目7番2号 富士 重工業株式会社内 (72)発明者 瀬田 至 東京都新宿区西新宿一丁目7番2号 富士 重工業株式会社内 (72)発明者 松野 浩二 東京都新宿区西新宿一丁目7番2号 富士 重工業株式会社内 (72)発明者 米田 毅 東京都新宿区西新宿一丁目7番2号 富士 重工業株式会社内 (72)発明者 黒沢 純一 東京都新宿区西新宿一丁目7番2号 富士 重工業株式会社内 (72)発明者 牛島 孝之 東京都新宿区西新宿一丁目7番2号 富士 重工業株式会社内 (72)発明者 井上 浩一 東京都新宿区西新宿一丁目7番2号 富士 重工業株式会社内 Fターム(参考) 3D046 AA01 BB23 BB28 GG07 HH08 HH21 HH23 HH25 HH26 HH36 HH42 HH46 JJ06 JJ24 KK07

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の前後方向加速度を演算する前後方
    向加速度演算手段と、 駆動力と制動力の少なくともどちらかが不均等に加わる
    少なくとも2つの車輪の速度差を演算する車輪速差演算
    手段と、 上記前後方向加速度と上記車輪速差とに基づき、予め設
    定しておいたこれら前後方向加速度と車輪速差との関係
    と路面摩擦係数との関係から路面状態を推定する路面状
    態推定手段と、 を備えたことを特徴とする車両の路面摩擦係数推定装
    置。
  2. 【請求項2】 上記路面状態推定手段で用いる上記車輪
    速差は、1輪の車輪速度と複数の車輪の速度の平均値の
    どちらかで除算し無次元化して用いることを特徴とする
    請求項1記載の車両の路面摩擦係数推定装置。
  3. 【請求項3】 上記車輪速差演算手段は、前1輪と後1
    輪との間の車輪の速度差と、前2輪の平均車輪速度と後
    2輪の平均車輪速度との間の速度差のどちらかを上記車
    輪速差として演算することを特徴とする請求項1又は請
    求項2記載の車両の路面摩擦係数推定装置。
  4. 【請求項4】 上記前後方向加速度演算手段は、上記前
    後方向加速度を、1輪の車輪速度と複数の車輪の平均車
    輪速度のどちらかの微分値を演算して求めることを特徴
    とする請求項1乃至請求項3の何れか一つに記載の車両
    の路面摩擦係数推定装置。
  5. 【請求項5】 駆動力を前軸側と後軸側とに伝達自在な
    前後駆動力伝達手段と、 前軸と後軸との間の差動回転を制限する差動制限手段と
    を有し、 上記路面状態推定手段で路面状態の推定を行う際には、
    上記差動制限手段による差動回転の制限を緩和させるこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか一つに記
    載の車両の路面摩擦係数推定装置。
  6. 【請求項6】 上記路面状態推定手段での路面状態の推
    定は、ブレーキによる制動時に実行することを特徴とす
    る請求項1乃至請求項5の何れか一つに記載の車両の路
    面摩擦係数推定装置。
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