JP2003237295A - 書写及び映写用ガラス - Google Patents
書写及び映写用ガラスInfo
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Abstract
時に、学校の授業、講義、学会での発表や会社内でのプ
レゼンテーションにおいて要求される、映写画像に対す
る文字、図形の書き込み、消去を可能とする新素材を提
供する。 【解決手段】透明な板ガラスの表面に無反射性加工を施
して板ガラスの表面への文字、図柄の書き込み、消去を
可能とした板ガラスを、板ガラスの背面に光拡散性の背
景で使用する。また、板ガラスの背面に光拡散性塗料ま
たは顔料を含む膜層を形成し、導電性、磁性層または金
属層を設ける。
Description
柄の書込、および字消具による消去を可能とした書写及
び映写用の板ガラスに関する。
人数での学習、営業事務、会議、或いは宣伝、伝言、掲
示等においては必要不可欠なものであることから、様々
な用途に応じて多種類が開発されており、例えば、筆記
具にチョークを使用する黒板(ブラックボード)や、フ
ェルトペン等の汎用の筆記具を使用する白板(ホワイト
ボード)等が周知であるる。
は、粉が指や体に付着して汚れる等の人体に影響を与え
たり、ホワイトボードでは、インクのかすれやムラが問
題になる。そして、いずれも、筆記具による文字、図柄
の書込、および字消具による消去できるという基本的な
機能は充足しているものの、色彩や形状等が単調である
ことから、装飾性、デザイン性等には乏しい。
エーションでOHPの投写や映写が行われることがある
が、この場合、前記のホワイトボートを兼用させること
は、過度の反射光により無理があり、その都度、これら
のボード類とは別にロール式のスクリーンを容易して映
写が行われているのが現状である。これらは、設置に手
間がかかるだけでなく、スペースを占領する等のデメリ
ットが存在する。加えて、従来のスクリーンにあつて
は、反射に指向性が存在するため、正面方向以外からは
画像が不鮮明になる等の問題がある等の改善すべき点が
多く存在していた。
技術に鑑みて、単に図柄の書込等で使用するだけではな
く、同時に、学校の授業、講義、学会での発表や会社内
でのプレゼンテーションにおいて要求される、映写画像
に対する文字、図形の書き込み、消去を可能とする新素
材を提供するものであり、より、詳細には、反射及び透
過型の映写スクリーンとして使用可能であり、またその
使用態様も間仕切材としても使用可能であり、さらにテ
ーブルの天板としても使用可能として、装飾性と実用的
機能を具備した書写及び映写用ガラスを提供することを
目的とする。
めに本発明による書写及び映写用ガラスは、透明な板ガ
ラスの表面に無反射性加工を施して板ガラスの表面への
文字、図柄の書き込み、消去を可能とした板ガラスにお
いて、該透明な板ガラスの背面に光拡散性塗料または顔
料を含む膜層を形成したことを主な特徴としている。
ラス等の積層ガラスとして形成され、中間層には導電性
や磁性を有する中間層を設けた。
ラスの内、少なくとも無反射性加工を施した板ガラス
は、他の層を構成する板材に対してヒンジやガイドレー
ルにより分離可能に形成され、これにより、フィルムや
原稿等の紙葉類を挟み込んでトレース台等として使用可
能としている。また、必要に応じて枠体を設け、脚部に
車輪を設けて移動可能とすること等の形態が実施可能で
ある。
する。図1は本発明の第1実施例の書写及び映写用ガラ
スの断面図であり、図2は本発明の第2実施例の書写及
び映写用ガラスの断面図であり、図3は本発明の第3実
施例の書写及び映写用ガラスの断面図であり、図4は本
発明の第4実施例の書写及び映写用ガラスの断面図であ
り、図5は本発明の第5実施例の書写及び映写用ガラス
の断面図であり、図6は本発明の第6実施例の書写及び
映写用ガラスの断面図であり、図7は本発明の書写及び
映写用ガラスをバックライト方式で使用する場合の実施
例の概要図であり、図8は本発明の書写及び映写用ガラ
スをフロントライト方式(プロジェクタ)で使用する場
合の実施例の概要図であり、図9は本発明の書写及び映
写用ガラスを可動式で使用する場合の実施例の概要図で
あり、図10は本発明の書写及び映写用ガラスを家具等
にマウントして使用する場合の実施例の概要図である。
ラス等の透明で且つ略矩形状の板ガラス1を備えて形成
されていて、この板ガラス1の表面にサンドブラスト、
エッチングにより無反射性加工面1aを形成している。
工面1aは凹凸面として形成され、その面粗さと形状に
より、水性ペン等を使用した場合に、適度なペンタッチ
の感覚を与えて文字、図柄の書き込みが可能であると同
時に、ガラスクリーナ等の溶剤や字消具等により消去が
可能となっている。また、この無反射性加工面1aは、
入射光をその凹凸面で散乱することから光沢が低下して
おり、書き込んだ文字や図柄等が見やすくなっている。
の背景Aで使用することができ、板ガラス1の表面であ
る無反射性加工面1aで書き込み、消去が可能であると
共に、背景Aと板ガラス1との間にメモや図面等を挟み
込んで、トレース台として使用することができる。ま
た、無反射性加工面1aへ入射した光は、その全体が背
景A上で反射するため、映写等の反射型のスクリーンと
して機能させることができる。
の如く、適宜な彩色を施して膜層1bが形成される。こ
の膜層1bは、光拡散性の塗料または顔料を含む層とし
て形成され、具体的には白色乃至淡色系の塗装による層
や、印刷等による膜層を有するフィルムまたは着色フィ
ルムから形成される。
色系の場合で、且つ、層中に高い密度で分散している場
合には、板ガラス1の表面である無反射性加工面1aか
ら入射した光は、その全体が層上で反射するため、反射
型のスクリーンとして機能させることができる。
度で分散している場合には、板ガラス1の表面である無
反射性加工面1aから入射した光は、その一部が層上で
反射するため、反射型のスクリーンとして機能させると
共に、一部を透過させるよう層構造を調整して透過型の
スクリーンとしても機能させることができる。図8の例
では、プロジェクタ5を使用して正面側でプレゼンテー
ションをしつつ、背面で内容を確認したり、背面側に光
装飾的な効果を醸しだすことが可能である。また、映写
面を表面と背面にもつリバーシブルなスクリーンとして
の使用が可能である。
層構造の書写及び映写用ガラスを示しており、図3は有
色の膜層1bを用いた合わせガラス、図4は空気層1c
を用いた複層ガラスを示している。これらの積層構造の
ガラスの場合には、和紙やハニカム構造体等の装飾体を
挿入することが可能である。
く、少なくとも二つのガラス1.1を分離可能な構造と
することもできる。この場合、図7に示される通り、背
後に光源6を設け、更に、開閉構造とすることで、フィ
ルム等を挟み込んでトレースが可能な透視台として実施
することができる。
の表面にサンドブラスト、エッチングにより無反射性加
工面1aを形成し、板ガラス1の背面に、光拡散性の塗
料または顔料を含む膜層1bを形成したものにおいて、
この膜層1bを導電性の層とすることで、電極1d間に
電流を流して発熱させることを可能としている。この実
施例では、室内空間を暖めて暖房効果を生じさせること
ができる。尚、膜層1bとは別に導電性の層を積層する
ことも可能であり、例えば、板ガラス1として片面に導
電性層を有する板ガラスを用い、その上に膜層1bを設
けても良い。
の表面にサンドブラスト、エッチングにより無反射性加
工面1aを形成し、板ガラス1の背面に、鉄や磁性体等
の磁性層または金属層1eを形成している。これによ
り、板ガラス1の表面に紙等を磁石等を使用して取付け
たり、本発明の書写及び映写用ガラスそのものを、図1
0に図示の如く、机9等の金属面に磁着することができ
る。
例えば、図9に図示の如く、前記板ガラス1の外延に矩
形状の枠体4を設け、前記枠体4の下方に設けた脚体7
の下端には車輪8を設けることで、可動式の反射型また
は透過型スクリーンまたはパーテーション等に使用する
こと等が可能である。
写及び映写用ガラスは、無反射性加工を施して書き込み
ボード機能を有する板ガラスに膜層を形成することによ
り、装飾性と同時に仕切材や会議用のテーブル等の書写
及び映写用として書写と投射、映像を同時にでき、斜め
方向から見ても映像が見易く、映像を見ながら書写でき
る。また、各種の使用形態を実施可能とした利便性にも
優れた発明であり、且つ、トレース台や暖房機能を付帯
させた機能性に優れた発明である。より、具体的には、
色のりが良く消し易くインクの消し残りが少ない、
インクの染み込みがない、汚れが付着しても水や洗剤
等で簡単に落とすことができる、樹脂製のボード等と
比べて耐久性が高い、ガラスの質感が人体の接触に際
しても違和感を与えることなく寧ろ安堵感を与える、
スペースの有効利用ができる、指向性が低く観察可能
な範囲が広い、家具や建材としての兼用が可能であ
り、特に発熱体として暖房設備等と兼用した場合等では
室内空間の快適性を向上させることができる、宣伝媒
体として使用することができる、等の様々な効果を得る
ことができる。
断面図である。
断面図である。
断面図である。
断面図である。
断面図である。
断面図である。
方式で使用する場合の実施例の概要図である。
ト方式(プロジェクタ)で使用する場合の実施例の概要
図である。
する場合の実施例の概要図である。
ウントして使用する場合の実施例の概要図である。
Claims (6)
- 【請求項1】透明な板ガラスの表面に無反射性加工を施
して板ガラスの表面への文字、図柄の書き込み、消去を
可能とした板ガラスを、前記板ガラスの背面に光拡散性
の背景で使用することを特徴とする書写及び映写用ガラ
ス。 - 【請求項2】透明な板ガラスの表面に無反射性加工を施
して板ガラスの表面への文字、図柄の書き込み、消去を
可能とした板ガラスにおいて、前記板ガラスの背面に光
拡散性塗料または顔料を含む膜層を形成したことを特徴
とする書写及び映写用ガラス。 - 【請求項3】少なくとも2枚の透明な板ガラスから成る
積層ガラスの少なくとも一方の板ガラスの表面に無反射
性加工を施して板ガラスの表面への文字、図柄の書き込
み、消去を可能とした板ガラスにおいて、前記板ガラス
間に光拡散性塗料または顔料を含む膜層を設けたことを
特徴とする書写及び映写用ガラス。 - 【請求項4】前記光拡散性塗料または顔料を含む膜層が
乳白色の樹脂板またはフィルムであることを特徴とする
請求項2または請求項3記載の書写及び映写用ガラス。 - 【請求項5】前記光拡散性塗料または顔料を含む膜層が
導電性を有すると共に電流の印加により発熱が可能であ
ることを特徴とする請求項2または請求項3記載の書写
及び映写用ガラス。 - 【請求項6】透明な板ガラスの表面に無反射性加工を施
して板ガラスの表面への文字、図柄の書き込み、消去を
可能とした板ガラスにおいて、前記板ガラスへ磁性層ま
たは金属層を設けたことを特徴とする書写及び映写用ガ
ラス。
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- 2002-02-21 JP JP2002089895A patent/JP4257669B2/ja not_active Expired - Fee Related
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