JP2003237145A - 画像形成装置およびメモリアクセス低減方法 - Google Patents

画像形成装置およびメモリアクセス低減方法

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JP2003237145A
JP2003237145A JP2002037395A JP2002037395A JP2003237145A JP 2003237145 A JP2003237145 A JP 2003237145A JP 2002037395 A JP2002037395 A JP 2002037395A JP 2002037395 A JP2002037395 A JP 2002037395A JP 2003237145 A JP2003237145 A JP 2003237145A
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Michitaka Fukuda
道隆 福田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】受信されるデータを全て画一的に処理せず、処
理を工夫することでメモリアクセス回数を減らす。 【解決手段】ラスター順次で受信される画像データを内
部バッファ106a内に書き込み、この内部バッファ内
からHV変換の対象となる単位データブロック分の画像
データを読み出してHVバッファ106bに書き込む。
さらに、このHVバッファ106bから縦方向に切り出
して画像データを読み出し、画像メモリ108に書き込
む。このようなHV変換処理に際して、順次の単位デー
タブロックを逐次直前の単位データブロックの内容と比
較し、直前の単位データブロックと内容が同じであれ
ば、内部バッファの読み出しおよびHVバッファへの書
き込みの動作を省略し、HVバッファ内に残っている直
前の単位データブロックの画像データを利用して画像メ
モリへの書き込みを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印字ヘッドをラス
ター方向に走査するインクジェットプリンタのような画
像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェットプリンタは、一般に、ラ
スター順次に転送されるデータを受信し、印字ヘッドを
ラスター方向に走査して、この走査方向とほぼ直交する
方向に移動する用紙(記録媒体)上に印字を行う。ま
た、インクジェットプリンタの性格上、吐出するための
ノズル列はカラム方向(用紙搬送方向)に並んでいる。
従って受信された画像データは、複数のラスター分のデ
ータをカラム方向に切り出す必要がある。この処理は、
一般にHV(Horizontal/Vertica
l)変換と呼ばれている。HV変換回路内には、ラスタ
ーデータの一部を格納するバッファを用意しており、受
信した画像データが一旦格納されたメモリからリードし
た画像データ部分をこのバッファに逐次格納していく。
バッファが全て埋まった段階で、このバッファから今度
はカラム方向にデータを切り出して、不連続アドレスで
メモリにライトしていく。不連続アドレスにライトする
のは、その後、印字ヘッドがリアルタイムに印字できる
ようにするため(言い換えればバーストリードするた
め)である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、画像データ
はその性格上隣り合うデータが互いに似ていることが多
い。グラフィックはもちろん、特にCADの分野におい
ては印字デューティーが低いため、このような傾向にな
ることが多い。
【0004】本発明は、この点に着目してなされたもの
であり、受信されるデータを全て画一的に処理するので
はなく処理を工夫することによりメモリアクセス回数を
減らすことができる画像形成装置およびメモリアクセス
低減方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明による、画像形成
装置のHV変換時のメモリアクセス低減方法は、ラスタ
ー順次で受信される画像データを第1のバッファ内に書
き込む第1のステップと、この第1のバッファ内からH
V変換の対象となる単位データブロック分の画像データ
を読み出してHV変換用の第2のバッファに書き込む第
2のステップと、この第2のバッファから縦方向に切り
出して画像データを読み出し、画像メモリに書き込む第
3のステップと、前記第1のステップにおいて、順次の
単位データブロックを逐次直前の単位データブロックの
内容と比較し、直前の単位データブロックと内容が同じ
であれば、前記第2のステップにおける前記第1のバッ
ファの読み出しおよび第2のバッファへの書き込みの動
作を省略し、前記第3のステップにおいて前記第2のバ
ッファ内に残っている直前の単位データブロックの画像
データを利用して画像メモリへの書き込みを行うことを
特徴とする。
【0006】このようにラスター順次で受信される画像
データを単位データブロック毎に比較し、その結果、直
前の単位データブロックと同じ内容の単位データブロッ
クについては既に格納されている第2のバッファの内容
を用いることにより、第1のバッファのリードアクセス
(および第2のバッファへのライトアクセス)を行わな
くて済む。
【0007】本発明による画像形成装置は、ラスター順
次に転送されるデータを受信して、ラスター方向に印字
走査を行って、この走査方向とほぼ直交する方向に移動
する記録媒体上に印字を行う画像形成装置において、前
記走査方向とほぼ直交するカラム方向に並んだ複数の印
字素子を有する印字ヘッドと、外部から得られる複数の
ラスター分のデータをカラム方向に切り出すHV変換手
段と、このHV変換手段の出力データを記憶する画像メ
モリと、このメモリ制御部により得られた印字用画像デ
ータに基づいて前記印字ヘッドを駆動する印字ヘッド駆
動部と、前記印字ヘッドの走査および前記記録媒体の走
査を行う走査手段とを備え、前記HV変換手段は、ラス
ター順次で受信される画像データを第1のバッファ内に
書き込み、この第1のバッファ内からHV変換の対象と
なる単位データブロック分の画像データを読み出してH
V変換用の第2のバッファに書き込み、さらに、この第
2のバッファから縦方向に切り出して画像データを読み
出して前記画像メモリに書き込むHV変換処理を実行
し、その際、順次の単位データブロックを逐次直前の単
位データブロックの内容と比較し、直前の単位データブ
ロックと内容が同じであれば、前記第1のバッファの読
み出しおよび第2のバッファへの書き込みの動作を省略
し、前記第2のバッファ内に残っている直前の単位デー
タブロックの画像データを利用して画像メモリへの書き
込みを行うことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
について、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0009】図1は、本発明の実施の形態に係る画像形
成装置の構成を示すブロック図である。同図に示す画像
形成装置は、印字制御部102および印字ヘッド(単に
ヘッドともいう)103を有し、印字制御部102には
リニアスケールセンサ402、主走査モータ105、お
よび図示しない副走査モータ、各種センサ等が接続され
ている。印字制御部102には、イメージスキャナ、パ
ソコン、ハードウェアRIP等の外部装置101を接続
することができる。
【0010】図1に示す画像形成装置は、外部装置10
1から転送されてくる画像データIN_DATAに基づ
き、ヘッド103を用いて記録紙に画像イメージを形成
する。具体的には印字制御部102がそのために必要な
信号の生成を行っている。印字制御部102は、ゼロデ
ータ検知部106、メモリコントロール部107、画像
メモリ108、データマスク部109、マスクメモリ部
110、リニアスケールカウント部111、印字トリガ
生成部112、ヘッド制御信号生成部113、主走査モ
ータ制御部114、CPU115、メモリ116等から
構成されている。その中でも、CPU115は画像デー
タが転送されてくる外部装置101とのインターフェー
スを行うと共に、メモリ116やI/O等、印字制御部
102全体の動作のコントロールを行っている。
【0011】外部装置101から画像データIN_DA
TAが転送されてくると、CPU115からの命令で、
ゼロデータ検知部106にて画像データIN_DATA
を取り込み、メモリコントロール部107経由で数バン
ド分の画像データを画像メモリ部108に一時保持す
る。そのために、本実施の形態では、外部装置から32
ビットバスでラスタ方向の画像データを各色(本実施の
形態ではブラック・シアン・マゼンタ・イエロー・ライ
トシアン・ライトマゼンタの6色を使用している)32
ライン単位で転送し、32ラインの画像データを一旦、
ゼロデータ検知部106内の内部バッファに取り込む。
このゼロデータ検知部106において、ラスタ方向の画
像データをヘッドのノズルの並び方向のデータに変換す
るHV変換(縦横変換)を横方向の32ドットと縦方向
の32ラインのブロックデータ単位で行う。このHV変
換後のデータをメモリコントロール部107経由で画像
メモリ部108にライトする(書き込む)。32ライン
分を、画像サイズ分の横方向全てのデータに対してHV
変換して、画像メモリ108へデータライトした後に、
外部装置101から次の32ラインの転送を行う動作を
繰り返す。以上のHV変換は、画像メモリ108からデ
ータを読み出す際に、ヘッド103に与えるデータの取
得のためのメモリアクセスを容易にするための処理であ
り、この処理自体は公知である。
【0012】ゼロデータ検出部106では、前記HV変
換を行う際に、横方向の32ドットと縦方向32ドット
の単位領域内のデータ“1”の個数を数える処理(ドッ
トカウント処理と称す)を同時に行い、画像メモリ10
8に画像データをライトするときに、同時にドットカウ
ントデータも画像メモリ108の別領域にライトする処
理も行っている。これはヘッドのインク吐出による昇温
で吐出不良が発生するのを防止するために、印字ドット
数を事前にカウントしておき、規定値以上になった場合
に回復処理を行うと共に、インクの消費量を検出するの
ものである。但し、この処理自体は本発明と直接的に関
係しない。
【0013】前記のデータ処理により、画像メモリ10
8に数バンド分の画像データを格納後、印字走査を開始
して、順次画像メモリ108から画像データの読み出し
を開始する。この際、メモリコントロール部107は、
外部装置101からの画像データの入力と、ヘッド10
3への画像データの読み出しを時分割に行うための、画
像メモリ部108のバス選択処理を行う。
【0014】尚、本実施の形態では、ヘッド103を搭
載するキャリッジ(図示せず)の走査経路に並行してリ
ニアスケール(図示せず)を配置しており、キャリッジ
に搭載されリニアスケールを読み取るリニアスケールセ
ンサ402からヘッド103の走査に同期して出力され
る90度位相のずれた信号LINSCL_A/LINS
CL_Bを用いて、画像データOUT_DATAの出力
およびヘッド駆動信号の生成、キャリッジの位置管理、
主走査モータの速度制御等の、印字制御の同期をとって
いる。リニアスケールセンサ402からの2相の信号の
位相関係からキャリッジの移動方向の検出を行う。また
この2相の信号からリニアスケールカウント部111
で、キャリッジの移動量をカウントし、CPU115で
指定された位置情報に基づいて、画像メモリ108から
データを読み出す領域とヘッド制御信号を生成する領域
信号(WINDOW)の生成を行う。また、印字トリガ
生成部112では、リニアスケールカウント部111と
同様にリニアスケールセンサ402から出力される2相
の信号から、印字タイミング信号(HSYNC)を生成
する。メモリコントロール部107およびヘッド制御信
号生成部113では、WINDOW信号とHSYNC信
号の両方がイネーブルとなっているタイミングで、画像
メモリ108からの画像データの読み出しとヘッド制御
信号の生成が行われる。高解像度のリニアスケールは非
常に高価であるため、本実施の形態では、低解像度(例
えば300dpi)のリニアスケールを用いて、印字ト
リガ生成部112で高解像度の印字トリガ(例えば12
00dpi)を、逓倍回路(図示せず)を用いて生成す
る。
【0015】画像メモリ108から読み出された画像デ
ータは、データマスク部109でマルチパス印字のため
のデータマスク処理が行われる。そのために、ページ印
字開始前に、CPU115によりデータマスク部109
を経由してマスクメモリ部110に、印字パス数に応じ
たマスクパタ一ンをデータライトしておく。印字開始後
に、キャリッジが駆動されてヘッド103が印字領域に
達したときに、HSYNC信号に同期して、画像メモリ
108から画像データをリードし、同時にマスクメモリ
部110からマスクデータをリードして、データマスク
部109で両方のデータが“1”のデータの時のみ、デ
ータ“1”をヘッド103に出力する制御を行う。
【0016】図2に、本実施の形態に関連した要素部分
のブロック図を示す。この図は、主として図1のゼロデ
ータ検知部106およびメモリコントロール部107の
機能を示したものである。メモリ11は、図1の画像メ
モリ108およびゼロデータ検知部106内のバッファ
メモリを含むものとする。外部IF13は、図1には示
さなかったが、ゼロデータ検知部106の前段に位置す
る機能部である。外部IF13は、コントローラやホス
トなどの外部装置101から流れてくるラスターデータ
を受けて、メモリコントローラ10にリクエストext
_rqxを出力して、アドレスデータdmaadやライ
トデータdmawdを出力する。メモリコントローラ1
0はこれらのデータを受けてアクノレッジ信号ackx
を出力し、メモリ11(内部バッファ)に所定のデータ
をライトしていく。この処理を32ラスター分続ける。
【0017】一方、比較部12ではこれらのデータをラ
イトデータdmawdや、アクノレッジ信号ackx
(rq_ackx)で監視し、タグ(tag)をつけな
がら前回の32bit×32bitのブロックデータと
の比較を行う。「タグ」とは、各データブロックについ
て付される識別子であり、この識別子は当該ブロックデ
ータの内容が直前のブロックデータの内容と完全一致し
たか否かを示す。このタグのデータは、HV変換部14
が次にHV変換をする際に、メモリコントローラ10に
リードの要求をする必要があるかないかを示すフラグ情
報として機能する。比較した結果データはタグデータと
してフリップフロップ等の記憶装置に保存される。この
フリップフロップは図示しないが例えばゼロデータ検知
部106内に設けることができる。
【0018】次に、HV変換部14で、32bit×3
2bitのブロックデータをメモリ11(内部バッフ
ァ)からリードし、bit31列からbit0列まで順
に縦方向に切り出して、メモリ11の別の領域(画像メ
モリ108)にライトする。hv_rqxはメモリコン
トローラ10ヘのアクセス要求、dmawdは縦に切り
出したデータ、sizはアクセス幅である。Ackx
(rq_ackx)は、メモリコントローラ10がリク
エストを受け付けたことを示す信号、ackx(dt_
ackx)は、HVバッファにメモリコントローラ10
からデータdmardを書き込むための同期信号であ
る。
【0019】all_cmpselはHV変換部14が
比較部12に対し、どのタグの中のデータを参照するか
を指定する信号であり、ed_statusは比較部1
2がHV変換部14に返す指定されたタグの中のデータ
である。
【0020】次に、図3を用いて、ゼロデータ検知部1
06でのHV変換の詳細を説明する。外部装置101か
らは図3(a)に示す様に、各色毎にラスタ方向(横方
向)の32ラインの画像データを32ドット単位で転送
してくる。ゼロデータ検知部106では、内部に各色毎
に32ライン分のバッファ106a(第1のバッファ)
を持っている。図3(a)のように順次内部バッファ1
006aに入力データを00hアドレスから32アドレ
ス飛びに格納していく。また2ライン目は01hアドレ
スから32アドレス飛びに格納していき、それらの動作
を32ライン目まで繰り返す。32ライン分の画像デー
タの入力後、HV変換を実行する。ゼロデータ検知部1
06は、また、図3(b)に示すようにnライン×nド
ット(1ブロックデータ)分のHVバッファ106b
(第2のバッファ)を有しており、このHVバッファ1
06bを用いてHV変換を行う。ここにnは32であ
る。すなわち、32ライン分の内部バッファ106aの
00hから1Fhまでの32アドレス分のデータをリー
ドし、HVバッファ106bに順次ライトしていく(図
におけるa1〜a32、b1〜b32,...x1〜x3
2の順)。HVバッファ106bでは32ラインの1カ
ラム毎のデータ(例えば、a1,b1...x1)をリ
ードし、メモリコントロール部107を経由して各色毎
に画像メモリ部108にライトする。さらに順に(a
2...x2)、(a3...x3)…(a32...
x32)のライトを実行する。以上の動作を横方向の画
像サイズに相当するブロックデータの個数分繰り返す。
【0021】本実施の形態では256ノズルのヘッドを
用いており、ヘッドのカラム方向は32ラインの8倍の
幅があるため、画像メモリ108内ではこれらのカラム
部分が隣接アドレスに位置することが望ましい。すなわ
ち、画像メモリ108へのデータの書き込みは、DRA
Mを用いる場合バーストリードしやすいように8アドレ
ス置きにデータをライトする。隣接した8アドレス分の
データが1ヘッドの256ノズル分のコラムデータとな
る。2バンド分の画像メモリを有する場合は、16アド
レス置きとなる。
【0022】図4に、本発明の特徴的な動作概念図を示
す。図4(a)では、説明のために32ラスター分の画
像データ1ラスターは便宜上、32ドット×6の画像サ
イズを示している。画像データは、ラスター順次で、00
00000Bh,0000000Ah,0000000Ah,00000002h,00000004h,00
000003h(hは16進数を示す)の順に受信され、次に0
000000Ah,0000000Ah,0000000Ah,00000002h,00000005h,0
0000006hの順に受信されている。このようにラスター順
次にデータを受信し、例えば32ラスター分を受けてメ
モリに格納する。HV変換は、複数ラスター(ここでは
32ラスター)の各ブロックデータから画像データを順
次縦に切り出す処理である。1回のHV変換は、1デー
タブロックである横32bit、縦32bitのデータ
が対象となり、順にラスター方向に処理をしていく。図
を例にとると、1データブロックの1ラスタ目の000000
0Bhと2ラスタ目の0000000Ah、順に32ラスタ目の0000
000Ahまでを内部バッファ106aからリードし、HV
バッファ106bに格納する。次にこのHVバッファ内
のデータを縦方向に切り出す。まずbit31列にある
データを縦方向に切り出す。すなわち、1ラスタ目のb
it31,2ラスタ目のbit31、...32ラスタ
目のbit31の32bitデータを画像メモリ108
にライトする。次に1ラスタ目のbit30,2ラスタ
目のbit30、...32ラスタ目のbit30の3
2bitデータを画像メモリにライトする。このように
各ラスタのbit列毎に切り出して、bit0列の32
bitデータをライトするまで繰り返す。これで1回の
HV変換処理は終了である。
【0023】次にHV変換対象方向を横32bit分移
動し、1ラスタ目の0000000Ahと2ラスタ目の0000000A
h、順に32ラスタ目の0000000Ahまでを、内部バッファ
106aからリードし、HVバッファ106bに格納
し、同様に今度は縦方向に切り出して画像メモリ108
に格納する。
【0024】このように次々にHV変換を行い、最後は
1ラスタ目の00000003hと2ラスタ目の00000006h、順に
32ラスタ目の0000000Fhまでを内部バッファからリー
ドし、HVバッファに格納し、同様に今度は縦方向に切
り出して画像メモリに格納する。これで所定のHV変換
は終了である。
【0025】本実施の形態では、このようにHVバッフ
ァに残ったデータを活用して、次に内部バッファをリー
ドしてHVバッファにライトしようとするブロックデー
タと前回のHVバッファに残っているブロックデータと
を比較し、両ブロックデータが同じであれば、内部バッ
ファからのリード動作を行うことなく、再度HVバッフ
ァから同じデータを縦方向に切り出して、画像メモリに
ライト動作を行う。
【0026】図4(b)(c)の例では、1回目のHV
変換では内部バッファのリードおよびHVバッファへの
ライト、ならびに、HVバッファから画像メモリへのラ
イトを行う通常処理である。これはラスターの最初なの
でHVバッファには有効なデータがないからである。次
に2回目のHV変換では、ブロックデータの内容が1回
目のブロックデータと異なっているので、内部バッファ
のリードと画像メモリのライトの両方を行う通常処理で
ある。この例では、1ラスタ目のデータである0000000B
hと0000000Ahが異なっている。次に3回目のHV変換で
は内部バッファのリードを省き、画像メモリのライトの
みを行う。これは2回目のブロックデータと3回目のブ
ロックデータが全く同じ内容のため、2回目に内部バッ
ファをリードした時のHVバッファに残ったデータを利
用できるからである。
【0027】図5に、受信したデータを逐次比較して、
HV変換時にメモリアクセス(内部バッファのリード)
を行う必要の有無を判別する処理のタイミングチャート
を示す。ext_rqxは、図2の外部IF13からメ
モリ11(内の内部バッファ)にデータをライトするた
めに、メモリコントローラ10に出力するリクエスト信
号である。Ackx(req_ackx)は、メモリコ
ントローラ10が、ext_rqxのリクエストを受け
付けたことを示す信号である。Ackx(dt_ack
x)は、データ送受信のための同期信号である。dma
wdは、ライトデータであり、外部IF13からメモリ
コントローラ10に出力される。Tagは、前述したタ
グに相当し、比較部12で生成するカウンタ値である。
このカウンタ値は、Ackx信号(req_ackx)
で+1ずつインクリメントする。dmaltdは、dm
awdをackx信号でラッチした信号であり、比較部
12で生成する。hit_statusは、dmawd
とdmaltdとを比較した結果として、両者の一致を
検出したことを示す信号であり、比較部12で生成す
る。all_cmp(tag)は、個々のtagカウン
タ値について、hit_statusの状態を示す履歴
であり、前述したフリップフロップで構成される。一度
でもhit_statusが一致していなければ、ta
gカウンタ値に該当するall_cmp(tag)のフ
リップフロップをLに落とし、当該ブロックデータが前
回のブロックデータと不一致だったことを記録する。
【0028】ソフトウェアで予めラスタ幅をセット(幅
bit÷32bit)して、このセットされた値とTa
gカウンタ値が同じとなったときに、Ackx信号が返
った時点で、1ラスタ分のデータをメモリにライトした
として、Tagカウンタ値を0クリアし、dmaltd
を0クリアする。
【0029】これを32ラスタ分繰り返し、all_c
mp(tag)のフリップフロップがHとして維持され
ている場合は、そのタグカウンタ値(特定の32bit
×32bitデータブロックに相当)について、直前の
ブロックデータが今回のブロックデータと全く同じだっ
たこと示している。Lの時はそのブロックデータが直前
のブロックデータと同じでなかったことを示している。
これらのall_cmp(tag)信号をHV変換部1
4側でモニタすることで、内部バッファのリードを行う
か否かを決定することができる。all_cmp(ta
g)信号は、HV変換終了後にソフトクリアする。
【0030】図6に、HV変換部側の処理のタイミング
チャートを示す。hv_rqxは、HV変換部14から
メモリコントローラ10にアクセスリクエストを出力す
る信号である。ackxは、メモリコントローラ10か
らHV変換部14に対して、hv_rqxのリクエスト
を受け付けたことを示す信号である。Sizは、HV変
換部14とメモリコントローラ10とのやりとりをする
アクセスサイズの指定データである。all_cmps
elは、比較部12側にあるall_cmp(tag)
のフリップフロップ出力を見るためにHV変換部14が
出す選択信号であり、具体的にはデータブロックのカウ
ント値である。all_cmpselの値がall_c
mp(tag)のtagに相当する部分である。all
_cmpsel_cntenは、all_cmpsel
のカウントを指示するカウントイネーブル信号であり、
画像メモリへのシングルライト32回目のackxの時
にHV変換部14の内部信号として生成される。ed_
statusは、比較部12側で、選択信号all_c
mpselに従って、選択されたall_cmp(ta
g)のフリップフロップ出力である。HV変換部14
は、HVバッファへの格納を行う前に「チェック」と示
した位置で信号ed_statusを確認し、この信号
がLなら内部バッファをリードしてHVバッファに格納
する。信号ed_statusがHなら、内部バッファ
のリード動作を省く。図6に示したチェックの位置では
ed_statusはLであるが、図7のall_cm
pselが002hのチェックの位置ではHとなってい
る。したがって、図7に示した部分では内部バッファリ
ード(およびHVバッファ格納)動作を省略し、直ちに
画像メモリのライト動作に移行していることが分かる。
【0031】以上、本発明の好適な実施の形態について
説明したが、請求の範囲に記載の範囲で種々の変形、変
更を行うことが可能である。例えば、上記で挙げた具体
的な数値はあくまで例示であり、本発明はこれらに限定
されるものではない。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、ラスター順次に受信す
るデータを逐次比較することで、メモリアクセスする必
要の有無を判別し、HV変換を行う際のメモリアクセス
回数を大幅に削減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る画像形成装置の構成
を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態に関連した要素部分のブロ
ック図である。
【図3】図1のゼロデータ検知部106でのHV変換の
詳細を説明するための図である。
【図4】本発明の特徴的な動作概念を説明するための図
である。
【図5】本発明の実施の形態において、受信したデータ
を逐次比較して、HV変換時にメモリアクセス(リー
ド)する必要の有無を判別する処理のタイミングチャー
トである。
【図6】本発明の実施の形態におけるHV変換部側の処
理のタイミングチャートである。
【図7】図6のタイミング図に続くタイミングチャート
である。
【符号の説明】
10…メモリコントローラ 11…メモリ 12…比較部 13…外部IF 14…HV変換部 101…外部装置 102…印字制御部 103…印字ヘッド 105…主走査モータ 106…ゼロデータ検知部 106a…内部バッファ 106b…HVバッファ 107…メモリコントロール部 108…画像メモリ 109…データマスク部 110…マスクメモリ部 111…リニアスケールカウント部 112…印字トリガ生成部 113…ヘッド制御信号生成部 114…主走査モータ制御部 402…リニアスケールセンサ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像形成装置のHV変換時のメモリアクセ
    ス低減方法であって、 ラスター順次で受信される画像データを第1のバッファ
    内に書き込む第1のステップと、 この第1のバッファ内からHV変換の対象となる単位デ
    ータブロック分の画像データを読み出してHV変換用の
    第2のバッファに書き込む第2のステップと、 この第2のバッファから縦方向に切り出して画像データ
    を読み出し、画像メモリに書き込む第3のステップとを
    備え、 前記第1のステップにおいて、順次の単位データブロッ
    クを逐次直前の単位データブロックの内容と比較し、直
    前の単位データブロックと内容が同じであれば、前記第
    2のステップにおける前記第1のバッファの読み出しお
    よび第2のバッファへの書き込みの動作を省略し、前記
    第3のステップにおいて前記第2のバッファ内に残って
    いる直前の単位データブロックの画像データを利用して
    画像メモリへの書き込みを行うことを特徴とするメモリ
    アクセス低減方法。
  2. 【請求項2】前記単位データブロックは、nライン×n
    ドット(nは複数)の領域に対応することを特徴とする
    請求項1記載のメモリアクセス低減方法。
  3. 【請求項3】前記第1のステップでは、前記第2のステ
    ップにおいて1つの単位データブロック内のデータをバ
    ーストリードできるように、受信される1ライン上のデ
    ータをnドット単位に不連続なアドレスに書き込むこと
    を特徴とする請求項2記載のメモリアクセス低減方法。
  4. 【請求項4】ラスター順次に転送されるデータを受信し
    て、ラスター方向に印字走査を行って、この走査方向と
    ほぼ直交する方向に移動する記録媒体上に印字を行う画
    像形成装置において、 前記走査方向とほぼ直交するカラム方向に並んだ複数の
    印字素子を有する印字ヘッドと、 外部から得られる複数のラスター分のデータをカラム方
    向に切り出すHV変換手段と、 このHV変換手段の出力データを記憶する画像メモリ
    と、 このメモリ制御部により得られた印字用画像データに基
    づいて前記印字ヘッドを駆動する印字ヘッド駆動部と、 前記印字ヘッドの走査および前記記録媒体の走査を行う
    走査手段とを備え、 前記HV変換手段は、 ラスター順次で受信される画像データを第1のバッファ
    内に書き込み、この第1のバッファ内からHV変換の対
    象となる単位データブロック分の画像データを読み出し
    てHV変換用の第2のバッファに書き込み、さらに、こ
    の第2のバッファから縦方向に切り出して画像データを
    読み出して前記画像メモリに書き込むHV変換処理を実
    行し、その際、順次の単位データブロックを逐次直前の
    単位データブロックの内容と比較し、直前の単位データ
    ブロックと内容が同じであれば、前記第1のバッファの
    読み出しおよび第2のバッファへの書き込みの動作を省
    略し、前記第2のバッファ内に残っている直前の単位デ
    ータブロックの画像データを利用して画像メモリへの書
    き込みを行うことを特徴とする画像形成装置。
JP2002037395A 2002-02-14 2002-02-14 画像形成装置およびメモリアクセス低減方法 Withdrawn JP2003237145A (ja)

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