JP2003236828A - 基板分割方法 - Google Patents
基板分割方法Info
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Abstract
けて基板を固定する。基板に位置基準となる基板端面9
a,9bを形成する。この基板端面を基準にして他方主
面に所定の深さの切溝5a,5bを形成した後、基板を
粘着シートから剥がして反転する。基板の他方主面を別
の粘着シート2bに貼付けて基板を固定する。基板端面
を基準として一方主面に、先に形成した切溝の位置でか
つ切溝にまで達する深さの切溝7a,7bを形成するこ
とによって、基板をチップ分割する。 【効果】不透明基板でも精度良くチップ分割でき、チッ
プ品質を向上させることができる。
Description
板などの基板分割方法に関する。
を実装するためにアルミナ基板などを使用することが多
い。これらの基板は区画領域ごとに半導体などを実装で
きるようにしているため、最終的にはダイシングによっ
てチップ分割する必要がある。ダイシングによって基板
をチップ分割する方法としては様々な方法が提案されて
いる。
ットする基板の分割方法がある。この分割方法では、基
板を粘着シートに貼付けて固定し、ダイシングブレード
の切込量を基板の厚みよりも若干多めに設定する。そし
て、粘着シートの粘着層に刃先を切り込むかたちで基板
の切断をおこなっていた。このとき、基板屑(切削屑)
やテープ切削屑が生じていた。これによって、粘着シー
ト切削屑やこの粘着シート切削屑に付着した基板屑が基
板表面に付着していた。そのため、通常の基板洗浄で
は、基板表面に付着した粘着シート切削屑やこの粘着シ
ート切削屑に付着した基板屑を十分に除去できず、歩留
まりおよび品質の低下を招いていた。
分割方法が提案されている。図3(a)に示すように、
基板31の一方主面を粘着シート32aに貼付けて基板
31を固定し、ダイシングブレードを使い、他方主面に
所定の深さの切溝35を形成する。この後、基板を粘着
シートから剥がす。次に図3(b)に示すように、基板
31を反転し、基板31の他方主面を別の粘着シート3
2bに貼付けて基板31を固定する。そして図3(c)
に示すように、一方主面に、先に形成した切溝の位置で
かつこの切溝にまで達する深さの切溝37を形成するこ
とによって、チップ分割(31a〜31d)する方法で
ある。
ートを切断もしくは傷つけることがないので、粘着シー
ト切削屑やこの粘着シート切削屑に付着した基板屑が基
板表面に付着することがない。そのため、歩留まりおよ
び品質の低下を防止することができるというものであ
る。
法を採用できるのは限られた場合だけである。基板がガ
ラスなどの透明基板もしくは半透明基板であれば、基板
の反転後に一方主面側からでも他方主面に形成された切
溝は確認できる。このため、特に問題無く両主面の切溝
の位置合わせをおこなうことができる。しかし、アルミ
ナ基板などの不透明基板の場合には、位置合わせが困難
であるという問題があった。
みてなされたものであり、この問題を解決し、不透明基
板でも精度良くチップ分割できる分割方法を提供するこ
とを目的としている。
本発明の基板分割方法は、基板の一方主面を粘着シート
に貼付けて該基板を固定する工程と、前記基板の所定の
部分に位置基準となる基板端面を形成する、基板端面形
成工程と、前記基板端面を基準にして、他方主面に所定
の深さの切溝を形成する、他方主面切溝形成工程と、前
記基板を前記粘着シートから剥がして反転し、前記基板
の他方主面を粘着シートに貼付けて該基板を固定する工
程と、前記基板端面を基準にして、一方主面に前記切溝
の位置でかつ該切溝にまで達する所定の深さの切溝を形
成する、一方主面切溝形成工程とを含むことによって、
前記基板をチップ分割することを特徴とする。
を他方主面側からハーフカットもしくはフルカットし
て、前記位置基準となる基板端面を形成する工程から成
り、前記一方主面切溝形成工程の前に、前記基板端面を
一方主面側からハーフカットし、該基板端面を一方主面
側から目視確認できるように露出させる工程を付加した
ことを特徴とする。
プ分割でき、チップ品質を向上させることができる。
分割方法を、図1の斜視図、そのA−A´断面図である
図2に基づいて説明する。これはアルミナ基板の両主面
に電極パターンを形成した例を示している。
に、厚さが例えば250μmのアルミナ基板1の一方主
面を粘着シート2aに貼付けて基板1を固定する。ここ
では、基板1の他方主面に16個の電極パターン3aが
整列して形成されている例を示している。
に、ダイシングブレードを使い、基板1の端であってチ
ップとして利用しない部分を他方主面からフルカットし
て切溝4aを形成し、チップ分割の位置基準となる基板
端面9aを設ける。このカットは、基板1の他方主面か
ら粘着シート2aの上面までの範囲でおこなう。このと
き、ダイシングブレードの刃先が丸みを帯びているた
め、切溝4aの底部に凸部7(図2(b))が残ってし
まう。次に、目視確認できるこの基板端面9aを位置基
準として、基板1の他方主面の電極パターン3a間をハ
ーフカットして、チップ分割のための切溝5aを形成す
る。このときの基板1の切り残し量は例えば100μm
である。
方向を他方主面からフルカットして切溝4bを形成し、
チップ分割の位置基準となる基板端面を設ける。このと
き、切溝4bの底部にも凸部7と同様な凸部が残ってし
まう。そして、この基板端面を位置基準として、基板1
の他方主面の電極パターン3a間をハーフカットして、
チップ分割のための切溝5bを形成する。このときの基
板の切り残し量は100μmである。フルカットによっ
て形成した切溝4a、4bの外側には2つの基板片6
a、6bが生ずる。
のとき、上述の2つの基板片は分離して無くなる。そし
て、図1(c)、図2(c)に示すように、基板1を反
転して基板1の他方主面を粘着シートのエキスパンドテ
ープ2bに貼付けて基板1を固定する。基板1の一方主
面には他方主面の電極パターンと同じ位置に16個の電
極パターン3bが整列して形成されている。このとき、
基板1の端部には基板端面9aが露出している。しか
し、基板1の一方主面の真上からは基板端面9aより突
出した凸部7の先端10のラインが見えるだけで、基板
端面9aのラインは隠れて見えない。基板端面9aと直
角方向に露出している基板端面9bにおいても同様であ
る。
に、基板端面9aのラインを略中心として一方主面側か
ら例えば100μmの深さのハーフカットをおこない、
切込8を形成する。これにより、凸部7が除去されるた
め基板1の一方主面の真上から基板端面9aのラインが
目視確認できるようになる。続いて、この基板端面9a
を位置基準として、先に形成した他方主面の切溝の位置
をハーフカットし、一方主面にチップ分割のための切溝
7aを形成する。このときダイシングブレードは基板1
の切り残し量が例えば50μmになるように設定するた
め、切溝7aは先に形成した切溝とクロスし、基板1は
分割される。
面9bのラインを略中心として一方主面側から100μ
mの深さのハーフカットをおこない、切込を形成する。
これにより、基板1の一方主面の真上から基板端面9b
のラインが目視確認できるようになる。この基板端面9
bを位置基準として、先に形成した他方主面の切溝の位
置をハーフカットし、一方主面にチップ分割のための切
溝7bを形成する。このときダイシングブレードは基板
1の切り残し量が50μmになるように設定するため、
切溝7bは先に形成した切溝とクロスし、基板1はチッ
プに分割される。
ダーを使い、エキスパンドテープを引っ張りチップ間隔
を広げることにより、チップを取り易くして、個々のチ
ップを取り出す。
きる基板端面を形成し、これを位置基準とすることによ
って、基板両主面の切溝の位置合わせができる。このた
め、不透明なアルミナ基板でも精度良くチップ分割する
ことができる。しかもチップ分割にハーフカットを使用
しているので粘着シートを切断もしくは傷つけることが
ない。このため、粘着シート切削屑、この粘着シート切
削屑に付着した基板屑(切削屑)が基板表面に付着して
部品の装着不良などが発生することを防止することがで
きる。
端面の形成のときフルカットを使用した例を示したが、
ハーフカットを使用してもよい。この場合、ハーフカッ
トによって形成された切溝の位置をねらって反対側から
ハーフカットすればよい。また、ハーフカットによって
形成された切溝の位置でブレークした後、反対側からハ
ーフカットする方法でもよい。
使用した例を示したが、UV(紫外線照射硬化型接着剤
塗布)テープや熱発泡テープを使用してもよい。この場
合、それぞれ紫外線照射や加熱により粘着力を弱くする
ことにより、基板および個々のチップを取り易くするこ
とができる。
したが、これに限定されるものではなく、誘電体基板や
半導体基板などに適用してもよい。
を位置基準とすることによって基板両面の切溝の位置合
わせが確実にできるため、アルミナ基板などの不透明基
板でも精度良くチップ分割することができる。しかもチ
ップ分割にハーフカットを使用しているので粘着シート
を切断もしくは傷つけることがない。このため、粘着シ
ートの粘着物に起因する不良の発生を防止することがで
きる。
斜視図である。
である。
Claims (2)
- 【請求項1】 基板の一方主面を粘着シートに貼付けて
該基板を固定する工程と、 前記基板の所定の部分に位置基準となる基板端面を形成
する、基板端面形成工程と、 前記基板端面を基準にして、他方主面に所定の深さの切
溝を形成する、他方主面切溝形成工程と、 前記基板を前記粘着シートから剥がして反転し、前記基
板の他方主面を粘着シートに貼付けて該基板を固定する
工程と、 前記基板端面を基準にして、一方主面に前記切溝の位置
でかつ該切溝にまで達する所定の深さの切溝を形成す
る、一方主面切溝形成工程とを含むことによって、前記
基板をチップ分割することを特徴とする基板分割方法。 - 【請求項2】 前記基板端面形成工程が、前記基板を他
方主面側からハーフカットもしくはフルカットして、前
記位置基準となる基板端面を形成する工程から成り、 前記一方主面切溝形成工程の前に、前記基板端面を一方
主面側からハーフカットし、該基板端面を一方主面側か
ら目視確認できるように露出させる工程を付加したこと
を特徴とする、請求項1に記載の基板分割方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002035359A JP4207432B2 (ja) | 2002-02-13 | 2002-02-13 | 基板分割方法 |
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2003311734A (ja) * | 2002-04-19 | 2003-11-05 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | セラミック部品の製造方法 |
JP2005161766A (ja) * | 2003-12-04 | 2005-06-23 | Tdk Corp | 焼結体の切断方法及び平面パネルディスプレイ用スペーサの製造方法 |
JP2013071335A (ja) * | 2011-09-28 | 2013-04-22 | Mitsuboshi Diamond Industrial Co Ltd | マザー基板の分断方法 |
JP2014161932A (ja) * | 2013-02-22 | 2014-09-08 | Disco Abrasive Syst Ltd | 透明板状物の加工方法 |
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JPH09141646A (ja) * | 1995-11-21 | 1997-06-03 | Sony Corp | 基板加工方法 |
-
2002
- 2002-02-13 JP JP2002035359A patent/JP4207432B2/ja not_active Expired - Fee Related
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