JP2003236394A - ε−カプロラクタム製造用触媒の再生方法およびε−カプロラクタムの製造方法 - Google Patents

ε−カプロラクタム製造用触媒の再生方法およびε−カプロラクタムの製造方法

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啓介 杉田
Masaru Kitamura
勝 北村
Tatsuya Suzuki
達也 鈴木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シクロヘキサノンオキシムを気相にてベック
マン転位反応させる際に使用して活性が低下した触媒か
ら、優れた活性を有する再生触媒を得ること。 【解決手段】 シクロヘキサノンオキシムを気相にてベ
ックマン転位反応させる際に使用して活性が低下した固
体触媒を、酸素含有ガスの雰囲気下に、200〜400
℃にて1時間以上焼成した後、400〜600℃にて1
時間以上焼成する。かかる再生工程を周期的に施すこと
により、ε−カプロラクタムを長期間に渡り高収率で製
造することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シクロヘキサノン
オキシムを気相にてベックマン転位反応させる際に用い
るε−カプロラクタム製造用触媒の再生方法に関するも
のである。また本発明は、シクロヘキサノンオキシムを
気相にてベックマン転位反応させることによるε−カプ
ロラクタムの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ε−カプロラクタムの製造方法の
1つとして、シクロヘキサノンオキシムを固体触媒の存
在下に気相にてベックマン転位反応させる方法が提案さ
れている(例えば、特開平2−250866号公報、特
開平2−275850号公報等)。この反応では、反応
時間の経過とともに、触媒上に炭素質物質が徐々に析出
すること等により、触媒の活性が徐々に低下することが
問題となることがある。このような問題を解決するため
の方法の1つとして、例えば、特開平3−207454
号公報には、上記反応に使用して活性が低下した触媒
を、酸素含有ガスとアルコールの存在下に、通常350
〜600℃にて焼成することにより、触媒を再生する方
法が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
反応に使用して活性が低下した触媒を焼成することによ
るε−カプロラクタム製造用触媒の再生方法であって、
必ずしも上記従来法のようにアルコールを存在させなく
とも、優れた活性を有する再生触媒が得られる方法を提
供することにある。また本発明のもう1つの目的は、こ
うして再生したε−カプロラクタム製造用触媒を用い
て、ε−カプロラクタムを長期間に渡り高収率で製造し
うる方法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、鋭意研究
を行った結果、上記焼成の際、特定の多段温度条件を採
用することにより、上記目的を達成できることを見出
し、本発明を完成するに至った。
【0005】すなわち本発明は、シクロヘキサノンオキ
シムを気相にてベックマン転位反応させる際に使用して
活性が低下した固体触媒を、酸素含有ガスの雰囲気下
に、200〜400℃にて1時間以上焼成した後、40
0〜600℃にて1時間以上焼成することにより、ε−
カプロラクタム製造用触媒を再生する方法に係るもので
ある。
【0006】また本発明は、シクロヘキサノンオキシム
を固体触媒の存在下に気相にてベックマン転位反応させ
る工程(1)、工程(1)で使用した固体触媒を酸素含
有ガスの雰囲気下に200〜400℃にて1時間以上焼
成する工程(2)、および工程(2)で焼成した固体触
媒を酸素含有ガスの雰囲気下に400〜600℃にて1
時間以上焼成する工程(3)からなり、工程(3)で焼
成した固体触媒を工程(1)で使用することにより、ε
−カプロラクタムを製造する方法に係るものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明が再生の対象とする触媒は、シクロヘキサノンオ
キシムを気相にてベックマン転位反応させる際に用いる
ε−カプロラクタム製造用の固体触媒である。このよう
な固体触媒としては、従来、種々のものが提案されてい
るが、中でもゼオライト触媒が好ましく、さらに好まし
くはペンタシル型ゼオライト、特に好ましくはMFIゼ
オライトである。
【0008】上記ゼオライトとしては、その骨格が実質
的にケイ素と酸素から構成される結晶性シリカであって
もよいし、骨格を構成する元素としてさらに他の元素を
含む結晶性メタロシリケート等であってもよい。メタロ
シリケート等の場合、ケイ素および酸素以外に存在しう
る元素としては、例えば、Be、B、Al、Ti、V、
Cr、Fe、Co、Ni、Cu、Zn、Ga、Ge、Z
r、Nb、Sb、La、Hf、Bi等が挙げられ、必要
に応じてそれらの2種以上が含まれていてもよい。ま
た、これら他の元素に対するケイ素の原子比は、好まし
くは50以上であり、さらに好ましくは500以上であ
る。
【0009】上記ゼオライトは、例えば、ケイ素化合
物、4級アンモニウム化合物、水および必要に応じて金
属化合物等を原料として水熱合成に付し、得られた結晶
を乾燥、焼成した後、アンモニアやアンモニウム塩で接
触処理し、次いで乾燥することにより、好適に調製する
ことができる。
【0010】上記固体触媒としては、その粒径が0.0
01〜5mmであるのが好ましく、0.02〜3mmで
あるのがさらに好ましい。また上記固体触媒は、例え
ば、実質的に触媒成分のみからなる成形体であってもよ
いし、触媒成分を担体に担持したものであってもよい。
【0011】上記固体触媒を用いてシクロヘキサノンオ
キシムを気相にてベックマン転位反応させる際の条件と
しては、反応温度が通常250〜500℃、好ましくは
300〜400℃であり、反応圧力が通常0.005〜
0.5MPa、好ましくは0.005〜0.2MPaで
ある。この反応は、固定床式で行ってもよいし、流動床
式で行ってもよく、原料のシクロヘキサノンオキシムの
供給速度は、触媒1kgあたりの供給速度(kg/
h)、すなわち空間速度WHSV(h-1)として、通常
0.1〜20h-1、好ましくは0.2〜10h-1であ
る。
【0012】上記反応には、シクロヘキサノンオキシム
の転化率やε−カプロラクタムの選択率を向上させる観
点から、アルコールを共存させるのが好ましい。該アル
コールとしては、通常炭素数1〜8、好ましくは炭素数
1〜6のものが用いられ、例えば、メタノール、エタノ
ール、1−プロパノール、2−プロパノール、1−ブタ
ノール、1−メチル−1−プロパノール、2−メチル−
1−プロパノール、1−ペンタノール、1−ヘキサノー
ル等が挙げられ、必要に応じてそれらの2種以上を用い
ることもできる。中でもメタノール、エタノールが好ま
しい。該アルコールの使用量は、シクロヘキサノンオキ
シムの通常0.1〜20重量倍であり、好ましくは0.
2〜10倍である。
【0013】また上記反応には、水を共存させてもよ
く、この場合、水の使用量は、シクロヘキサノンオキシ
ムに対して2.5モル倍以下であるのがの好ましい。さ
らに上記反応には、不活性ガスを共存させてもよく、該
不活性ガスとしては、例えば、窒素、アルゴン、二酸化
炭素等が挙げられる。
【0014】以上のようにシクロヘキサノンオキシムを
固体触媒の存在下に気相にてベックマン転位反応させる
場合、通常、反応時間の経過とともに、固体触媒上に炭
素質物質が徐々に析出すること等により、固体触媒の活
性が徐々に低下する、すなわちシクロヘキサノンオキシ
ムの転化率が徐々に低下する。そこで、本発明において
は、この活性が低下した固体触媒を、酸素含有ガスの雰
囲気下に、200〜400℃にて1時間以上焼成(以
下、第1焼成ということがある)した後、400〜60
0℃にて1時間以上焼成(以下、第2焼成ということが
ある)することにより、固体触媒の活性を回復させる。
このような多段温度焼成により、優れた活性を有する再
生触媒を、安全性および操作性に優れた方法で得ること
ができる。第1焼成の時間が短いと、第1焼成における
炭素質物質の燃焼、除去が十分でなく、第2焼成におい
て局部的に高温や高湿な部分が生じて触媒の劣化を招く
ことがあるため、再生触媒の活性や反応選択性が十分で
ない。また、第2焼成の時間が短いと、炭素質物質の燃
焼、除去が十分に行われず、再生触媒の活性が十分でな
い。また、400℃以下の温度だけで焼成した場合に
も、炭素質物質の燃焼、除去が十分に行われず、焼成時
間を長くしても、再生触媒の活性が十分でない。
【0015】上記酸素含有ガスとしては、通常、空気が
好適に用いられるが、空気や酸素を窒素、アルゴン、二
酸化炭素のような不活性ガスで希釈したものを用いても
よい。酸素含有ガス中の酸素濃度は、通常1〜30容量
%、好ましくは5〜25容量%である。
【0016】上記第1焼成において、焼成温度は好まし
くは300〜400℃であり、焼成時間の上限は特に限
定されないが、通常10時間程度までであり、とりわけ
5時間程度までとするのが有利である。また、上記第2
焼成において、焼成温度は好ましくは400〜500℃
であり、焼成時間の上限は特に限定されないが、通常1
50時間程度までであり、とりわけ60時間程度までと
するのが有利である。これらの第1焼成と第2焼成は、
それぞれ上記温度範囲内で、一定温度または一定温度範
囲に維持することにより行ってもよいし、それぞれ上記
温度範囲内で徐々に昇温することにより行ってもよい。
例えば、第1焼成を300〜350℃の範囲のある温度
でスタートし、その後徐々に400℃付近まで昇温し、
引き続き430〜500℃程度の範囲のある温度まで徐
々に昇温し、その温度で所定時間保持するといったよう
な方式を採用することもできる。一方、反応系から取り
出した触媒を、所定温度に維持された第1焼成帯に所定
時間滞留させ、その後、400℃以上の所定温度に維持
された第2焼成帯に導入し、そこで所定時間滞留させる
ような方式も有効である。後者の場合には、第2焼成の
温度を400〜450℃程度とするのがより好ましい。
いずれにしても、第2焼成の最高温度は、第1焼成の最
高温度よりは高くなるようにする。
【0017】以上の第1焼成および第2焼成による触媒
再生工程と、前述のシクロヘキサノンオキシムを気相に
てベックマン転位反応させる反応工程を組み合わせるこ
とにより、すなわち、反応工程で使用した固体触媒を、
第1焼成工程および第2焼成工程に付した後、再び反応
工程で使用することにより、ε−カプロラクタムを長期
間に渡り高収率で製造することができる。
【0018】反応工程を固定床式反応により行う場合、
固体触媒を充填した固定床式反応器に、シクロヘキサノ
ンオキシムを必要に応じてアルコール、水、不活性ガス
等と共に供給して反応を行った後、シクロヘキサノンオ
キシムの供給を止め、次いで、酸素含有ガスを200〜
400℃にて1時間以上供給して第1焼成を行った後、
酸素含有ガスをを400〜600℃にて1時間以上供給
して第2焼成を行い、さらに、これら反応、第1焼成お
よび第2焼成をこの順に繰り返す処方が、好適に採用さ
れる。
【0019】反応工程を流動床式反応により行う場合、
固体触媒が流動した流動床式反応器に、シクロヘキサノ
ンオキシムを必要に応じてアルコール、水、不活性ガス
等と共に供給して反応を行いながら、該反応器から固体
触媒を連続的または断続的に抜き出し、第1焼成器で2
00〜400℃にて滞留時間1時間以上で焼成した後、
第2焼成器で400〜600℃にて滞留時間1時間以上
で焼成し、これを反応器に戻す処方が、好適に採用され
る。
【0020】なお、上記反応工程により得られた反応混
合物の後処理操作としては、公知の方法を適宜採用する
ことができ、例えば、反応生成ガスを冷却して凝縮させ
た後、抽出、蒸留、晶析等の操作を行うことにより、ε
−カプロラクタムを分離することができる。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例を示すが、本発明はこ
れらに限定されるものではない。なお、空間速度WHS
V(h-1)は、シクロヘキサノンオキシムの供給速度
(g/h)を触媒重量(g)で除することにより算出し
た。また、シクロヘキサノンオキシムおよびε−カプロ
ラクタムの分析はガスクロマトグラフィーにより行い、
シクロヘキサノンオキシムの転化率およびε−カプロラ
クタムの選択率は、供給したシクロヘキサノンオキシム
のモル数をX、未反応のシクロヘキサノンオキシムのモ
ル数をY、生成したε−カプロラクタムのモル数をZと
して、それぞれ以下の式により算出した。 シクロヘキサノンオキシムの転化率(%)=[(X−
Y)/X]×100 ε−カプロラクタムの選択率(%)=[Z/(X−
Y)]×100
【0022】実施例1 結晶性シリカからなるMFIゼオライトを主成分とする
粒径0.3mm以下の粒子を触媒として用い、この触媒
0.375gを、内径1cmの石英ガラス製反応管中に
充填して触媒層を形成させ、窒素4.2L/hの流通
下、340℃にて1時間予熱処理した。次いで、窒素
4.2L/hの流通下、シクロヘキサノンオキシム/メ
タノール=1/1.8(重量比)の混合物を8.4g/
h(シクロヘキサノンオキシムのWHSV=8h-1)の
供給速度で反応管に供給し、触媒層の温度を380℃に
保持しながら、10時間反応を行った。その後、シクロ
ヘキサノンオキシム/メタノール混合物の供給を停止
し、5分間、窒素4.2L/hの流通下、メタノール
9.5g/hを供給しながら、触媒層の温度を340℃
に調整した。
【0023】メタノールの供給を停止し、窒素を空気に
切り替え、空気5.0L/hの流通下、触媒層の温度を
340℃にて1時間保持した後、340℃から400℃
に45分かけて昇温した(第1焼成)。次いで、空気
5.0L/hの流通下、触媒層の温度を400℃から5
00℃に1時間15分かけて昇温した後、500℃にて
20時間保持した(第2焼成)。その後、空気を窒素に
切り替え、窒素4.2L/hの流通下、触媒層の温度を
340℃に調整した。
【0024】以上の反応から焼成の一連の操作をさらに
9回繰返し、合計10回の反応を行った。初回、3回
目、5回目、7回目および10回目の各反応における、
開始時、5時間経過時、10時間経過時(終了時)のシ
クロヘキサノンオキシム転化率を表1に示し、ε−カプ
ロラクタムの選択率を表2に示す。
【0025】比較例1 第1焼成を、空気5.0L/hの流通下、触媒層の温度
を340℃から400℃に49分かけて昇温することに
より行い、第2焼成を、空気5.0L/hの流通下、触
媒層の温度を400℃から450℃に41分かけて昇温
した後、450℃にて20時間保持することにより行っ
た以外は、実施例1と同様の操作を行った。結果を表1
および表2に示す。
【0026】比較例2 第1焼成を、空気5.0L/hの流通下、触媒層の温度
を340℃から400℃に51分かけて昇温することに
より行い、第2焼成を、空気5.0L/hの流通下、触
媒層の温度を400℃から410℃に9分かけて昇温し
た後、410℃にて20時間保持することにより行った
以外は、実施例1と同様の操作を行った。結果を表1お
よび表2に示す。
【0027】比較例3 第1焼成を、空気5.0L/hの流通下、触媒層の温度
を340℃から400℃に45分かけて昇温することに
より行い、第2焼成を、空気5.0L/hの流通下、触
媒層の温度を400℃から500℃に1時間15分かけ
て昇温した後、500℃にて20時間保持することによ
り行った以外は、実施例1と同様の操作を行った。結果
を表1および表2に示す。
【0028】比較例4 第1焼成を、空気5.0L/hの流通下、触媒層の温度
を340℃から380℃に30分かけて昇温した後、3
80℃にて20時間保持することにより行い、第2焼成
を行わなかった以外は、実施例1と同様の操作を行っ
た。結果を表1および表2に示す。
【0029】
【表1】
【0030】
【表2】
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、活性が低下したε−カ
プロラクタム製造用触媒から、優れた活性を有する再生
触媒を得ることができる。そして、かかる再生工程を周
期的に施すことにより、ε−カプロラクタムを長期間に
渡り高収率で製造することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 達也 愛媛県新居浜市惣開町5番1号 住友化学 工業株式会社内 Fターム(参考) 4C034 DE03

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シクロヘキサノンオキシムを気相にてベッ
    クマン転位反応させる際に使用して活性が低下した固体
    触媒を、酸素含有ガスの雰囲気下に、200〜400℃
    にて1時間以上焼成した後、400〜600℃にて1時
    間以上焼成することを特徴とするε−カプロラクタム製
    造用触媒の再生方法。
  2. 【請求項2】シクロヘキサノンオキシムを固体触媒の存
    在下に気相にてベックマン転位反応させる工程(1)、
    工程(1)で使用した固体触媒を酸素含有ガスの雰囲気
    下に200〜400℃にて1時間以上焼成する工程
    (2)、および工程(2)で焼成した固体触媒を酸素含
    有ガスの雰囲気下に400〜600℃にて1時間以上焼
    成する工程(3)からなり、工程(3)で焼成した固体
    触媒を工程(1)で使用することを特徴とするε−カプ
    ロラクタムの製造方法。
JP2002035059A 2002-02-13 2002-02-13 ε−カプロラクタム製造用触媒の再生方法およびε−カプロラクタムの製造方法 Pending JP2003236394A (ja)

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