JP2003236252A - 姿勢制御機構を備えた遊具 - Google Patents

姿勢制御機構を備えた遊具

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JP2003236252A
JP2003236252A JP2002044478A JP2002044478A JP2003236252A JP 2003236252 A JP2003236252 A JP 2003236252A JP 2002044478 A JP2002044478 A JP 2002044478A JP 2002044478 A JP2002044478 A JP 2002044478A JP 2003236252 A JP2003236252 A JP 2003236252A
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track
seat
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Tokunori Yamamoto
督典 山本
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SANOYAS HISHINO MEISHO CORP
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SANOYAS HISHINO MEISHO CORP
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Abstract

(57)【要約】 【課題】比較的単純な構造で車両の座席の姿勢制御を行
うことができる、姿勢制御機構を備えた遊具を提供する
ことを課題とする。 【解決手段】車両にはカム6と制御レバー7とを組み合
わせた固定手段を設け、走路2には不動に付勢手段22
を設ける。付勢手段22が制御レバー7を付勢すること
で、カム6の凹部61aに制御レバー7の押圧部72a
を押圧させ、カム6に接続された座席の方向を固定す
る。これにより、比較的簡易な方法で座席等の制御対象
物の座席の姿勢制御をなすことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、遊園地等に設置
される姿勢制御機構を備えた遊具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、ジェットコースター等に代表
される、車両が走路に沿って走行するタイプの遊具が、
遊園地等で設置されて使用されている。
【0003】本願出願人は、以前に実開平7−479号
公報に示された考案を提案した。この考案は、コースタ
ー用車両の座席を旋回支持部を介して設けることによ
り、回動可能としたものである。これにより、従来の座
席が固定された車両に比べて、新しい興趣を乗客に与え
ることができるようになった。
【0004】一方、ジェットコースター等の遊具におい
て、乗客の車両への乗り降りは、走路の一部に沿うもの
であり、車両の乗降口と上面の高さを合わせて設けられ
たプラットフォームから行うものである。上記のよう
に、座席が回動可能に設けられた車両においても、乗客
の車両への乗降時には、座席の方向が固定された状態に
ある方が望ましく、座席を固定させる機構を設けること
が必要とされていた。
【0005】一方、油圧シリンダーを用いることによっ
て、走路等、車両外から車両に対して制動等の操作を行
うことは従来から行われていたが、座席の姿勢制御を行
うために同様の油圧シリンダーを用いた機構を設けるこ
とは、遊具の構成が大掛かりになってしまい、メンテナ
ンスやコストの面からも避けたいものであった。
【0006】又、従来のジェットコースター等、座席が
固定された遊具を上記のように座席が回動可能なものに
リニューアルする際においては、油圧シリンダーを設置
するために大掛かりな改造を要し、スペース上の問題で
リニューアル自体が不可能なこともあった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】一方、上記の問題点に
関して、特開平10−201959号公報に示された発
明が提案されている。この発明によると、走路を走行す
る車両にカムを取付け、このカムをレバーが押圧するこ
とにより、座席を含む車両上部の方向を制御するもので
あり、乗客の乗降位置においては、この車両上部の方向
を揃えることができるものである。
【0008】しかしこの発明によれば、乗客の乗降時に
車両上部の方向を固定するために作動させるレバー等
を、カムとは別に設ける必要があった。又、走路には、
このレバーを操作するための装置と、解除するための装
置を別々に設ける必要があり、これらにより、比較的複
雑な構造となっていた。
【0009】よって上記の問題に鑑み、本願発明は、比
較的単純な構造で車両の座席の姿勢制御を行うことがで
きる、姿勢制御機構を備えた遊具を提供することを課題
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本願第1の発明は、車両1が走路2に沿って走行す
るものであり、座席4等の制御対象物の姿勢制御機構を
備えた遊具において、車両1は、走路2に沿って走行す
る台車3と、台車3上に設けられる制御対象物4,5
と、制御対象物4,5と一体であり、所定角度内で回動
可能に支持されるカム6と、カム6の方向を制御するた
めに、カム6の作用面61に対して当接可能である制御
レバー7とを有するものであり、カム6の作用面61に
は、少なくとも1箇所の安定領域61aと、安定領域6
1aに隣り合う移動領域61bとが形成されるものであ
り、制御レバー7は、作動部71aが走路2に設けられ
る付勢手段22に、押圧部72aがカム6の作用面61
に、それぞれ当接可能なものであり、遊具が走路2にお
いて付勢手段22の存在する位置にある場合、付勢手段
22が制御レバー7の作動部71aを押圧することによ
り、制御レバー7の押圧部72aがカム6の移動領域6
1bから安定領域61aに当接しつつ移動し、押圧部7
2aが安定領域61aを押圧することにより、カム6の
方向が固定されるものであることを特徴とする姿勢制御
機構を備えた遊具を提供する。
【0011】又、本願第2の発明は、上記第1の発明に
おいて、上記のカム6の安定領域61aが、カム6の外
周面に設けられた凹部であり、制御レバー7が、V字状
の形態を有するものであり、端部の一方が作動部71
a、他方が押圧部72a、そして交点部分が支点73と
なるものであり、支点73を中心にして、制御レバー7
が回動可能であることを特徴とする姿勢制御機構を備え
た遊具を提供する。
【0012】又、本願第3の発明は、車両1が走路2に
沿って走行するものであり、座席4等の制御対象物の姿
勢制御機構を備えた遊具において、走路2の一部に沿う
ようにして設けられたプラットフォームから、乗客が車
両に乗降するものであり、走路2の少なくともプラット
フォームに対応する位置には、不動に設けられた付勢手
段22が設けられるものであり、車両1は、制御対象物
4,5と、制御対象物4,5の姿勢を固定するための固
定手段6,7とを有するものであり、固定手段6,7
は、上記の付勢手段22によって操作がなされる制御レ
バー7を有するものであり、車両1が付勢手段22の設
けられた位置にない場合には、制御対象物4,5の姿勢
が変化可能なものであり、車両1が付勢手段22の設け
られた位置にある場合には、上記の付勢手段22が制御
レバー7を操作することによって固定手段6,7を作動
させ、制御対象物4,5の姿勢を固定できるものである
ことを特徴とする、姿勢制御機構を備えた遊具を提供す
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本願発明の実
施の形態を説明する。図1は本願発明に係る遊具の実施
の一例を示す説明図であり、図2及び図3は本願発明に
係る遊具の姿勢制御機構に関する要部を示す説明図であ
る。尚、図2においては、説明に直接関係ない部材につ
いては記載を省略している。
【0014】本願発明は、車両1が走路2に沿って走行
する遊具に関するものであり、その実施の一例として姿
勢制御機構を備えたジェットコースターについて説明す
る。本例におけるジェットコースターの車両1は、図1
に示されるように、台車3、座席4、回動テーブル5、
カム6、制御レバー7を備え、これらが外装カバー11
に覆われて形成されているものである。
【0015】台車3は、走路2のレール21を外れない
ように保持しつつ、走路2に沿って走行できるように車
輪31が設けられたものであり、この上部に、座席4や
姿勢制御のためのカム6や制御レバー7等が形成される
ものである。本例のようなジェットコースターにおいて
は、台車3が高速で走路2を走行するため、車両1に対
しては、加速度や遠心力が大きく作用する。そのため、
台車3が走路2から外れると大事故を招くため、台車3
の車輪31は、走路2を充分な強度を持って保持する必
要がある。本例においては、走路2のレール21の1本
につき、上下方向と、走路外側方向の三方向から保持が
なされている。又、台車3が走行する走路2は、本例に
おいては並列する2本のレール21からなるものであ
り、レール21の材質には機械構造用鋼管が用いられて
いる。この走路2は、遊具のレイアウトに応じて、直線
やカーブや、あるいは車両1が宙返りしながら走行する
形状等、種々に配置されるものである。尚、台車3と走
路2との位置関係について、本例においては台車3の下
方に走路2のレール21が位置する形態をとっている
が、これに限られるものではなく、台車3の側方にレー
ル21が位置するものや、あるいは台車3の上方にレー
ル21が位置して台車3がぶら下がる形態をとっても良
く、種々の形態で実施可能である。
【0016】制御対象物である座席4と回動テーブル
5、そしてカム6は、それぞれが一体に回動するように
形成されるものであり、回動中心Cが一致するようにし
て縦方向に組み合わされている。これにより、後述のよ
うに制御レバー7によってカム6が制御されない限りに
おいては、座席4と回転テーブル5とカム6とは一体に
回動自在となっており、車両1が走路2のカーブ等を通
過する際に車両1にかかる遠心力等を受けて回動がなさ
れる。座席4と回動テーブル5は、車両1の床面12よ
りも上部に配置され、カム6は、床面12よりも下部に
配置されている。回動テーブル5は、本例では平板状で
あり平面視が円形のものである。そして本例では、乗客
は座席4に腰掛けた際に、回動テーブル5に脚を載せる
こととなる。座席4と回動テーブル5は一体に回動する
ため、乗客もその動きに伴い回動する。これにより、従
来からの走路2に沿う動きに加え、回動による力も加わ
るため、乗客には新たなスリルを与えることができる。
【0017】尚、座席4は、本願発明においては必ずし
も乗客が腰掛ける形態のものに限定されるものではな
い。例えば、乗客が立った状態のまま乗車するスタンデ
ィングコースターの場合は、座席4の役割を果たすもの
として、乗客の体を固定するための金具等が回動テーブ
ル5上に備えられた形態をとるものであっても良い。
又、回動テーブル5についても、必ずしも平面視円形で
平板状の形態をとるものでなくても良く、柱状のもので
あり、乗客がその柱に固定されるようにして乗車する形
態のものであっても良く、種々に変更して実施すること
ができる。又、この座席4には、乗客が車両外に振り落
とされないように、乗客の身体を座席4に固定するため
の固定バーやシートベルト等の安全手段が設けられる。
【0018】カム6は制御レバー7と組み合わされるこ
とにより固定手段を構成するものである。本例において
は、図3に示されるように、平面視が略長円形で平板状
のものであり、かつ、長円の直線部分に相当する側面で
あり、中心を挟んで対向する2箇所に凹部61aを有す
るものである。尚、この凹部61a以外の側面は摺動面
61bとなる。そして、凹部61aと摺動面61bから
作用面61が構成されている。詳細は後述するが、この
凹部61aに制御レバー7の先端に位置する押圧部72
aが当接し、凹部61aを強く押圧することにより、カ
ム6が固定され、カム6と一体になっている座席4は、
走行方向に対して正面側等、あらかじめ定められた方向
(以下中立方向と記す)に固定される。又、カム6の摺
動面61bに制御レバー7の押圧部72aが位置する場
合、押圧部72aは、カム6の回動に伴って上記凹部6
1aの位置まで移動する。尚、カム6は、本例の形状に
限られるものではなく、制御レバーの押圧部72aが当
接することにより、カム6が固定されるものであれば、
種々の形状で実施して良い。
【0019】ところで、走路2のうち、プラットフォー
ムに沿う位置等、座席4の姿勢制御を行う位置には付勢
手段22が設けられている。本例では、図3(A)に示
されるように、走路2の両側の壁等から走路2の内側方
向にせり出した板状の部分となっており、不動のもので
ある。よって、従来、制動等に用いられてきた油圧機構
等の可動の機構や、姿勢制御の作動や解除をなすために
異なる複数のものを設ける必要があった機構に比べて単
純な構造となっている。
【0020】一方、台車3には図2,3に示されるよう
に制御レバー7が設けられている。この制御レバー7
は、走路2に設けられた付勢手段22の付勢によってカ
ム6を押圧することができるものであり、本例では、図
3に示されるような、平面視がV字状のものであり、カ
ム6を挟んで、車両の進行方向に対して直交方向両側
に、対称に配置されるものである。制御レバー7の、V
字を構成する各辺にあたる部材は、それぞれが別の部材
である第1部材71と第2部材72とからなるものであ
り、交点である支点73において回動可能に接続されて
いる。又、第1部材71と第2部材72とは、開度保持
用ばね74により結ばれており、V字の開度を保ち、か
つ、第1部材71の先端に位置する作動部71aと第2
部材72の先端に位置する押圧部72aとの間の動作に
緩衝作用を持たせる。これにより、制御レバー7の作動
時に乗客に与える衝撃を減少させることができる。尚、
制御レバー7は、上記のように第1部材71と第2部材
72とからなるものに限られず、一体のV字状の部材を
用い、開度保持用ばね74を設けないものであっても良
い。又、作動部71aと押圧部72aにはローラーが設
けられており、これらの部分が、走路2の付勢手段22
やカム6の作用面61に対して接触する際、ローラーが
転がりながら移動するため、固定された先端部が直接当
接しながら移動することに比べて、接触する側とされる
側との双方の磨耗が発生しにくくなっており、かつ移動
の際の抵抗が小さくなっている。
【0021】又、一方の制御レバー7と、カム6を挟ん
で位置する他方の制御レバー7は、それぞれが上記の開
度保持用ばね74とは異なるばねである、連結ばね75
により連結されており、制御レバー7同士がそれぞれ内
側方向に付勢される。これにより、制御レバー7の押圧
部72aは、カム6の作用面61に対して常時当接され
る。尚、上記の当接の度合について、図3(B)に示さ
れるように、制御レバー7の作動部71aが走路2の付
勢手段22に当接しておらず、フリーになっている際に
は、押圧部72aはカム6の作用面61に触れる程度に
当接しており、このためカム6の回動は自由になされる
ものであるが、図3(A)に示されるように、作動部7
1aが走路2の付勢手段22に当接する際には作動部7
1aが走路2の内側方向に押圧されることと、開度保持
用ばね74の付勢によって、押圧部72aはカム6の作
用面61に対して強く押圧される。この場合、カム6は
自由な回動を制限され、押圧部72aの押圧に従って回
動がなされる。尚、本例においては、制御レバー7の押
圧部72aは、カム6の作用面61に対して常時当接さ
れるものであるが、これに限られるものではない。制御
レバー7とカム6との関係は、車両1の受ける遠心力等
に抗してカム6を制御レバー7が制御できる状態におく
ことができれば良いものであって、カム6の回動が自由
になされる状態では、押圧部72aが作用面61に対し
て当接せずに離れた状態であっても良い。
【0022】又、制御レバー7は、上記に説明した形態
のものに限られるものではなく、例えばシリンダー状の
形態を有するもの等、走路2の付勢手段22に押圧され
ることによって、カム6の作用面61を押圧するもので
あれば良く、種々の形態で実施することができる。又、
作動部71aや押圧部72aについても、本例のように
制御レバー7の先端部分に設けられるものに限られず、
種々の形態をとるものであって良い。
【0023】次に、本例におけるカム6と制御レバー7
の動作について説明する。尚、本例では走路2のプラッ
トフォームの位置に付勢手段22が設けられているもの
とする。まず、車両1が走路2を走行している途中にお
いては、図3(B)に示されるように、押圧部72aが
カム6の外周面に触れる程度に当接している。つまり、
カム6は回動自在の状態となっている。次に、車両1が
プラットフォームに到着する際等において、プラットフ
ォーム部分の走路2に設けられた付勢手段22が制御レ
バー7の作動部71aを押圧する。これにより、作動部
71aが付勢手段22に付勢されることと、開度保持用
ばね74の付勢が加わり、図3(A)に示されるよう
に、押圧部72aはカム6の作用面61に対して強く押
圧される。そして、この状態でカム6に対して両側から
押圧部72aが押圧するため、この押圧力により、カム
6は、制御レバー7の押圧部72aがカム6の摺動面6
1bに当接しつつ凹部61aに向かうようにして回動す
る。そして、双方の制御レバー7の押圧部72aが凹部
61aに当接したところで、カム6の回動は停止し、カ
ム6に接続されている座席4の方向もこれに伴い中立方
向に決まる。尚、実際には、制御レバー7が付勢手段2
2によって付勢される際には、多少の衝撃が車両1に対
して発生するため、プラットフォームの手前側におい
て、車両1を一旦停止させた上、低速でプラットフォー
ムの位置に進入させることが望ましい。
【0024】又、車両1がプラットフォームを出発する
際等、プラットフォームを離れる際においては、上記と
逆の動作がなされる。つまり、走路2において付勢手段
22が無くなるため、図3(B)に示されるように、押
圧部72aがカム6の作用面61に触れる程度に当接す
る状態に戻る。これにより、再び座席4が回動自在な状
態におかれる。
【0025】本願発明の実施の形態は、上記に説明した
ものに限られるものではなく、特許請求の範囲に示され
る内容において、種々の形態で実施することができる。
又、座席4について、本例では車両1が走路2に沿って
走行する際に発生する遠心力等に応じて回動するもので
あるが、これに限られるものではなく、油圧や電動駆動
によって、強制的に座席4を回動させるようにしても良
い。又、別に座席4が上下する機構を付加しても良い。
又、車両1について、一般的なジェットコースターのよ
うに、複数の車両が連結されて走行するものであっても
良いし、単独で走行するものであっても良い。
【0026】
【発明の効果】本願第1の発明の効果によれば、車両に
はカムと制御レバーとを設け、走路に設けられた付勢手
段によって制御レバーがカムの安定領域を押圧すること
により、座席等の制御対象物の方向を制御することがで
き、これにより、従来の遊具に比べて比較的簡易な方法
で制御対象物の姿勢制御をなすことができる。
【0027】又、本願第2の発明の効果によれば、V字
状の制御レバーがカムの凹部を押圧することにより、座
席等の制御対象物の方向を制御することができ、これに
より、従来の遊具に比べて比較的簡易な方法で制御対象
物の姿勢制御をなすことができる。
【0028】本願第3の発明の効果によれば、車両には
制御レバーを有する固定手段を設け、少なくともプラッ
トフォームに対応する位置の走路には不動に付勢手段を
設けることにより、比較的簡易な方法で座席等の制御対
象物の姿勢制御をなすことができ、プラットフォームで
の乗客の乗降を容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明に係る遊具の実施の一例を示す説明図
である。
【図2】本願発明に係る遊具の要部の構造を示す説明図
である。
【図3】本願発明に係る遊具のカムと制御レバーとの関
係を示す説明図であり、(A)はカムの凹部に制御レバ
ーの押圧部が当接した状態を示すものであり、(B)は
カムの摺動面に制御レバーの押圧部が当接した状態を示
すものである。
【符号の説明】
1 車両 2 走路 22 付勢手段 3 台車 4 制御対象物、座席 5 制御対象物、回動テーブル 6 カム 61 作用面(カム) 61a 安定領域、凹部(カム) 61b 移動領域、摺動面(カム) 7 制御レバー 71a 作動部(制御レバー) 72a 押圧部(制御レバー)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両(1)が走路(2)に沿って走行す
    るものであり、座席(4)等の制御対象物の姿勢制御機
    構を備えた遊具において、 車両(1)は、走路(2)に沿って走行する台車(3)
    と、台車(3)上に設けられる制御対象物(4,5)
    と、制御対象物(4,5)と一体であり、所定角度内で
    回動可能に支持されるカム(6)と、カム(6)の方向
    を制御するために、カム(6)の作用面(61)に対し
    て当接可能である制御レバー(7)とを有するものであ
    り、 カム(6)の作用面(61)には、少なくとも1箇所の
    安定領域(61a)と、安定領域(61a)に隣り合う
    移動領域(61b)とが形成されるものであり、 制御レバー(7)は、作動部(71a)が走路(2)に
    設けられる付勢手段(22)に、押圧部(72a)がカ
    ム(6)の作用面(61)に、それぞれ当接可能なもの
    であり、 遊具が走路(2)において付勢手段(22)の存在する
    位置にある場合、付勢手段(22)が制御レバー(7)
    の作動部(71a)を押圧することにより、制御レバー
    (7)の押圧部(72a)がカム(6)の移動領域(6
    1b)から安定領域(61a)に当接しつつ移動し、押
    圧部(72a)が安定領域(61a)を押圧することに
    より、カム(6)の方向が固定されるものであることを
    特徴とする姿勢制御機構を備えた遊具。
  2. 【請求項2】 上記のカム(6)の安定領域(61a)
    が、カム(6)の外周面に設けられた凹部であり、 制御レバー(7)が、V字状の形態を有するものであ
    り、端部の一方が作動部(71a)、他方が押圧部(7
    2a)、そして交点部分が支点(73)となるものであ
    り、支点(73)を中心にして、制御レバー(7)が回
    動可能であることを特徴とする、請求項1に記載の姿勢
    制御機構を備えた遊具。
  3. 【請求項3】 車両(1)が走路(2)に沿って走行す
    るものであり、座席(4)等の制御対象物の姿勢制御機
    構を備えた遊具において、 走路(2)の一部に沿うようにして設けられたプラット
    フォームから、乗客が車両に乗降するものであり、 走路(2)の少なくともプラットフォームに対応する位
    置には、不動に設けられた付勢手段(22)が設けられ
    るものであり、 車両(1)は、制御対象物(4,5)と、制御対象物
    (4,5)の姿勢を固定するための固定手段(6,7)
    とを有するものであり、 固定手段(6,7)は、上記の付勢手段(22)によっ
    て操作がなされる制御レバー(7)を有するものであ
    り、 車両(1)が付勢手段(22)の設けられた位置にない
    場合には、制御対象物(4,5)の姿勢が変化可能なも
    のであり、車両(1)が付勢手段(22)の設けられた
    位置にある場合には、上記の付勢手段(22)が制御レ
    バー(7)を操作することによって固定手段(6,7)
    を作動させ、制御対象物(4,5)の姿勢を固定できる
    ものであることを特徴とする、姿勢制御機構を備えた遊
    具。
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CN111973997A (zh) * 2020-07-02 2020-11-24 中山市金马游乐设备工程有限公司 一种可用于转换座舱姿态的联动机构

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