JP2003236140A - 遊技機、プログラム、記録媒体 - Google Patents

遊技機、プログラム、記録媒体

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JP2003236140A
JP2003236140A JP2002042623A JP2002042623A JP2003236140A JP 2003236140 A JP2003236140 A JP 2003236140A JP 2002042623 A JP2002042623 A JP 2002042623A JP 2002042623 A JP2002042623 A JP 2002042623A JP 2003236140 A JP2003236140 A JP 2003236140A
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Application number
JP2002042623A
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English (en)
Inventor
Masafumi Mineno
雅史 峰野
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Maruhon Industry Co Ltd
Original Assignee
Maruhon Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】遊技者に有利な遊技状態が終了した以降の遊技
に対する遊技者の緊張感を持続させることが可能な今ま
でにない新たな遊技の演出手法を実行するパチンコ機を
提供する。 【解決手段】特別図柄表示器32には、まず、リーチ図
柄が表示され、次に、時間の経過につれて特別図柄SP
が追加されてゆき、特別図柄SPの個数が増えてゆく状
態が表示され、大当たり変動態様が選択された場合には
大当たりを示す特別図柄SPbが最後に追加表示され
(図6(A)または図6(B))、ハズレリーチ変動態
様が選択された場合にはハズレを示す特別図柄SPcが
最後に追加表示される(図6(C))。そして、大当た
りを示す特別図柄SPbが追加表示された場合には、特
別図柄表示器32に最終的に表示された画像に基づい
て、現在の大当たり遊技状態が終了した以降の遊技が確
変遊技状態にされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は遊技機、プログラ
ム、記録媒体に係り、例えば、パチンコ機、そのパチン
コ機を実現するようにコンピュータシステムを機能させ
るためのプログラム、そのプログラムが記録されたコン
ピュータで読み取り可能な記録媒体に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の第1種パチンコ機では、遊技球が
第1種始動口に入賞すると通常の確率(1/315)で
大当たりかハズレかが判定され、特別図柄表示器で3列
の図柄列(左・中・右)による特別図柄の変動表示が開
始され、所定時間が経過すると、前記判定の結果に基づ
き「大当たり停止図柄」または「ハズレ停止図柄」が特
別図柄表示器に停止表示される。図柄列は例えば「0」
〜「9」の数字からなる特別図柄で構成され、大当たり
停止図柄は同じ特別図柄が3列に表示された図柄(「0
00」〜「999」)である。そして、特別図柄表示器
に大当たり停止図柄が停止表示されると、大入賞口が開
口されて多量の遊技球が入賞可能になる大当たり遊技状
態が開始される。
【0003】プリペイドカードを使用して遊技を行う
「CR機」の場合、大当たり停止図柄のうち、例えば、
奇数の特別図柄からなる大当たり停止図柄(「111」
「333」など)が「確変図柄」として予め設定されて
いる。そして、「確変図柄」で大当たりが発生すると、
その大当たり遊技状態の終了後、次回の大当たりが発生
するまで、高確率(1/60)で大当たりかハズレかが
判定されると共に、時間あたりの特別図柄の変動表示回
数が多くなるため(大当たり発生までの時間が早められ
るため)、特別図柄の変動時間が短縮される「確変遊
技」が行われる。また、「確変図柄」以外の大当たり停
止図柄(「通常図柄」)で大当たりが発生すると、その
大当たり遊技状態の終了後は、通常の確率(例えば、1
/315)で大当たりかハズレかが判定される。
【0004】また、現金を使用して遊技を行う「現金
機」の場合、大当たり停止図柄のうち、例えば、奇数の
特別図柄からなる大当たり停止図柄が「時短200回図
柄」として予め設定されている。そして、「時短図柄」
で大当たりが発生すると、その大当たり遊技状態の終了
後、大当たりになる確率は変化しないが、特別図柄の変
動表示回数が200回に達するまで、特別図柄の変動時
間が短縮される「時短遊技」が行われる。また、「時短
200回図柄」以外の大当たり停止図柄(「時短50回
図柄」)で大当たりが発生すると、その大当たり遊技状
態の終了後、大当たりになる確率は変化しないが、特別
図柄の変動表示回数が50回に達するまで時短遊技が行
われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】「通常図柄」または
「時短50回図柄」で大当たりが発生するのと比べて、
「確変図柄」または「時短200回図柄」で大当たりが
発生すると遊技者が得られる利益が大きいので、遊技者
は「確変図柄」または「時短200回図柄」で大当たり
が発生することを望んでいる。そのため、最終的にどち
らの図柄が停止表示されるか遊技者が期待を抱き、その
期待による緊張感を持続させながら遊技を楽しむための
演出として、大当たり停止図柄の停止表示後に特別図柄
が再び変動表示される「再変動」が行われている。しか
し、このような「再変動」による演出は、過去長年にわ
たって行われているため、昨今では一般的になり過ぎ、
遊技者に飽きられつつある。
【0006】また、最初に停止表示された大当たり停止
図柄が「確変図柄」または「時短200回図柄」であっ
たにも関わらず、「再変動」で最終的に停止表示された
大当たり停止図柄が「通常図柄」または「時短50回図
柄」になると、遊技者がひどく落胆することになる。そ
のため、最初に停止表示された大当たり停止図柄が「確
変図柄」または「時短200回図柄」の場合には、「再
変動」が行われなように設定されているか、または、
「再変動」が行われても必ず最終的には「確変図柄」ま
たは「時短200回図柄」が停止表示されるように設定
されている。
【0007】しかし、このような設定が行われているこ
とは遊技者にとって周知であるため、最初に停止表示さ
れた大当たり停止図柄が「確変図柄」または「時短20
0回図柄」の場合、その後に行われる「再変動」は遊技
者の関心を引くことができない。そこで、従来行われて
いるような「再変動」によらず、大当たり遊技状態の終
了した以降の遊技(確変遊技、時短遊技、通常遊技)に
対する遊技者の緊張感を持続させることで、遊技の興趣
を高めることが要求されている。
【0008】本発明は上記要求を満足させるためになさ
れたものであって、以下の目的を有するものである。 (1)遊技者に有利な遊技状態が終了した以降の遊技に対
する遊技者の緊張感を持続させることが可能な今までに
ない新たな遊技の演出手法を実行する遊技機を提供す
る。 (2)前記(1)の遊技機を実現するようにコンピュータシス
テムを機能させるためのプログラムを提供する。 (3)前記(1)の遊技機を実現するようにコンピュータシス
テムを機能させるためのプログラムが記録されたコンピ
ュータで読み取り可能な記録媒体を提供する。
【0009】
【課題を解決するための手段・作用および発明の効果】
(請求項1)係る目的を達成するためになされた請求項
1に記載の発明は、図柄を変動表示した後に図柄を停止
表示する図柄表示手段と、その図柄表示手段が停止表示
した図柄が所定図柄になった場合に遊技者に有利な第1
遊技状態にし、前記図柄表示手段が停止表示した図柄の
個数に基づいて、第1遊技状態が終了した以降の遊技
を、前記図柄表示手段に前記所定図柄が停止表示され易
い第2遊技状態にする遊技状態設定手段とを備えた遊技
機であって、前記図柄表示手段は、遊技者に有利な遊技
状態の発生が期待される図柄の停止表示を行った後に、
複数個の図柄を一度に停止表示し、前記遊技状態設定手
段は、前記図柄表示手段が停止表示した複数個の図柄の
中に、前記所定図柄がある場合に遊技者に有利な第1遊
技状態にすることをその要旨とする。
【0010】従って、請求項1に記載の発明によれば、
図柄表示手段が停止表示した図柄の個数に基づいて、遊
技者に有利な第1遊技状態が終了した以降の遊技が、図
柄表示手段に所定図柄が停止表示され易い第2遊技状態
にされる。そのため、遊技者は、図柄表示手段が停止表
示した図柄の個数に多大な関心を抱き、図柄表示手段が
図柄を停止表示するに到るまで緊張感を持続させること
が可能になり、遊技に対する期待感が失われることなく
遊技が続行されることから、遊技の興趣を高めることが
できる。また、請求項1に記載の発明によれば、図柄表
示手段にて、遊技者に有利な遊技状態の発生が期待され
る図柄の停止表示が行われた後に、複数個の図柄が一度
に停止表示されるという演出が行われる。このような演
出は、過去に例が無く斬新であるため、遊技者はその演
出を新鮮に感じて非常な興味を抱くことになり、遊技に
対する関心が喚起されることから、遊技の興趣を更に高
めることができる。尚、遊技者に有利な遊技状態の発生
が期待される図柄の停止表示において、必ずしも図柄を
完全に停止表示させる必要はなく、当該図柄を遊技者が
認知可能であれば、当該図柄を適宜動かすようにしても
よい(例えば、上下方向に微動または振動させたり、そ
の場で回転させたり等)。
【0011】(請求項2)次に、請求項2に記載の発明
は、図柄を変動表示した後に図柄を停止表示する図柄表
示手段と、その図柄表示手段が停止表示した図柄が所定
図柄になった場合に遊技者に有利な第1遊技状態にし、
前記図柄表示手段が停止表示した図柄の個数に基づい
て、第1遊技状態が終了した以降の遊技を、前記図柄表
示手段に前記所定図柄が停止表示され易い第2遊技状態
にする遊技状態設定手段とを備えた遊技機であって、前
記図柄表示手段は、時間の経過につれて図柄を追加して
ゆき、図柄の個数が増えてゆく状態を表示した後に全て
の図柄を停止表示し、前記遊技状態設定手段は、前記図
柄表示手段が最後に追加表示した図柄が前記所定図柄に
なった場合に遊技者に有利な第1遊技状態にすることを
その要旨とする。
【0012】従って、請求項2に記載の発明によれば、
図柄表示手段が停止表示した図柄の個数に基づいて、遊
技者に有利な第1遊技状態が終了した以降の遊技が、図
柄表示手段に所定図柄が停止表示され易い第2遊技状態
にされるため、請求項1に記載の発明と同様の効果を得
ることができる。また、請求項2に記載の発明によれ
ば、図柄表示手段にて、時間の経過につれて図柄が追加
されてゆき、図柄の個数が増えてゆく状態が表示された
後に全ての図柄が停止表示されるという演出が行われ
る。このような演出は、過去に例が無く斬新であるた
め、遊技者はその演出を新鮮に感じて非常な興味を抱く
ことになり、遊技に対する関心が喚起されることから、
遊技の興趣を更に高めることができる。
【0013】(請求項3〜請求項5)ところで、請求項
3に記載の発明のように、請求項1または請求項2に記
載の遊技機において、前記第2遊技状態は、前記図柄表
示手段による図柄の変動表示の開始から終了までの時間
が短縮された遊技状態としてもよい。また、請求項4に
記載の発明のように、請求項1または請求項2に記載の
遊技機において、前記第2遊技状態は、前記図柄表示手
段にて前記所定図柄が停止表示される確率が高くされた
遊技状態としてもよい。また、請求項5に記載の発明の
ように、請求項1または請求項2に記載の遊技機におい
て、前記第2遊技状態は、前記図柄表示手段による図柄
の変動表示の開始から終了までの時間が短縮されると共
に、前記図柄表示手段に前記所定図柄が停止表示される
確率が高くされた遊技状態としてもよい。この請求項3
〜請求項5のいずれかのようにすれば、図柄表示手段に
前記所定図柄が停止表示され易くなり、その結果、遊技
者に有利な第1遊技状態になり易くなる。尚、遊技機と
してパチンコ機に具体化した場合、請求項3は一般に
「現金機」における「時短」と呼ばれる遊技状態に相当
し、請求項5は一般に「CR機」における「確変」と呼
ばれる遊技状態に相当する。
【0014】(請求項6)次に、請求項6に記載の発明
は、請求項1〜5のいずれか1項に記載の遊技機におけ
る前記各手段としてコンピュータシステムを機能させる
ためのプログラムを提供するものである。つまり、請求
項1〜5のいずれか1項に記載の遊技機における前記各
手段を実現するための機能は、コンピュータシステムで
実行されるプログラムとして備えることができる。
【0015】(請求項7)次に、請求項7に記載の発明
は、請求項1〜5のいずれか1項に記載の遊技機におけ
る前記各手段としてコンピュータシステムを機能させる
ためのプログラムが記録されたコンピュータで読み取り
可能な記録媒体を提供するものである。このようなプロ
グラムの場合、例えば、ROMやバックアップRAMを
コンピュータで読み取り可能な記録媒体として前記プロ
グラムを記録しておき、このROMあるいはバックアッ
プRAMをコンピュータシステムに組み込んで用いるこ
とができる。この他、半導体メモリ(スマートメディ
ア,メモリスティックなど),ハードディスク,フロッ
ピー(登録商標)ディスク,データカード(ICカー
ド,磁気カードなど),光ディスク(CD−ROM,C
D−R,CD−RW,DVDなど),光磁気ディスク
(MOなど),相変化ディスク,磁気テープなどのコン
ピュータで読み取り可能な記録媒体に前記プログラムを
記録しておき、そのプログラムを必要に応じてコンピュ
ータシステムにロードして起動することにより用いても
よい。
【0016】尚、上述した[特許請求の範囲]および
[課題を解決するための手段および発明の効果]に記載
した構成要素と、後述する[発明の実施の形態]に記載
した構成部材との対応関係は以下のようになっている。
「遊技機」は、第1種パチンコ機10に該当する。「図
柄表示手段」は、主基板100のメインCPU112に
おける特別図柄処理(S400)と、特別図柄表示器3
2および特別図柄制御装置33とに該当する。「所定図
柄」は、大当たり停止図柄に該当する。
【0017】「第1遊技状態」は、大当たり遊技状態に
該当する。「第2遊技状態」は、確変遊技状態または時
短遊技状態に該当する。「遊技状態設定手段」は、主基
板100のメインCPU112における大入賞口処理
(S500)および確変処理または時短処理(S60
0)と、変動入賞装置40(大入賞口41、開閉部材4
2、大入賞口ソレノイド41a)とに該当する。「遊技
者に有利な遊技状態の発生が期待される図柄」は、リー
チ図柄に該当する。「プログラム」は、主基板100の
メインCPU112が実行する図4に示すフローチャー
トの処理に該当する。「記録媒体」は、ROM114に
該当する。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の遊技機を第1種パ
チンコ機に具体化した一実施形態について図面を参照し
ながら説明する。 [全体の主要構成]図1は、本実施形態における第1種
パチンコ機10の正面図である。第1種パチンコ機(遊
技機)10には、略矩形状の前枠11が開閉可能に取り
付けられている。前枠11には、ガラス枠12が開閉可
能に取り付けられている。ガラス枠12には、所定間隔
(例えば、5〜10mm程度)だけ前後方向に離間させ
て2枚のガラス板13a,13bが嵌め込まれている。
ガラス枠12および各ガラス板13a,13bの後面側
(遊技者とは反対側)には、遊技盤14が配設されてお
り、各ガラス板13a,13bと遊技盤14とは平行に
配置されている。
【0019】前枠11の右下方には、発射ハンドル15
aが回動可能に取り付けられている。遊技者が発射ハン
ドル15aを握って回動操作したことに基づいて、発射
モータ(図示略)が駆動され、発射ハンドル15aの回
動角度に応じた発射速度で遊技球(遊技媒体)が遊技盤
14へ発射される。また、遊技者が、発射ハンドル15
aに配設された発射停止スイッチ15bを操作したこと
に基づいて、発射モータが停止されて遊技球の発射も停
止される。
【0020】ガラス枠12の上方の前枠11には、枠ラ
ンプ18aが配設されている。ガラス枠12の下方の前
枠11の前面側には、上受皿パネル16が開閉可能に取
り付けられている。上受皿パネル16の左側上部には、
遊技球が賞球(賞媒体)や貸球として供給される賞球・
貸球供給口17が形成されている。上受皿パネル16に
おける賞球・貸球供給口17の供給側には、賞球・貸球
供給口17から供給された遊技球(賞球、貸球)を収容
するための上受皿19が配設されている。
【0021】上受皿19の下方には、上受皿19の収容
可能数を超えた遊技球を排出する下受皿排出口19aが
形成されている。下受皿排出口19aの排出側には、下
受皿排出口19aから排出された遊技球を収容しておく
ための下受皿20が配設されている。上受皿19の上部
右方には、上受皿19に収容された遊技球を下受皿排出
口19aから下受皿20へ排出させるための上受皿球抜
きレバー19bがスライド可能に配設されている。下受
皿20の下方には、下受皿20に収容された遊技球を下
受皿球抜孔20aから球箱(図示略)へ排出させるため
の下受皿球抜きレバー20bがスライド可能に配設され
ている。
【0022】前枠11の左側には、遊技機外装置部分
(CRカードサンド)22が取り付けられている。遊技
機外装置部分22には、プリペイドカードを挿入するた
めのスリット22aや球貸しボタン22bなどが配設さ
れている。つまり、第1種パチンコ機10は、現金では
なくプリペイドカードを使用して遊技を行うタイプであ
り、このタイプは一般に「CR機」と呼ばれている。
【0023】[遊技盤14の主要構成]図2は、第1種
パチンコ機10から取り外した遊技盤14を表側から見
た正面図である。遊技盤14の左方には、遊技盤14に
発射された遊技球を遊技領域へ案内するためのガイドレ
ール21が配設されている。遊技盤14の中央部上寄り
左右には、LEDによって装飾された装飾風車25a,
25bが配設されている。遊技盤14の上部左右両端に
は、コーナー飾りランプ18b,18cが配設されてい
る。遊技盤14の中央部左右両端には、サイド飾りラン
プ18d,18eが配設されている。
【0024】遊技盤14の略中央部には、センターケー
ス30が配設されている。センターケース30の略中央
には、矩形状の表示装置に複数の特別図柄の組み合わせ
を変動表示する特別図柄表示器32が配設されている。
尚、特別図柄表示器32は、どのような表示装置(例え
ば、LCD,CRT,プラズマディスプレイなど)によ
って具体化してもよい。センターケース30における特
別図柄表示器32の上部には、第1種始動口27への遊
技球の入賞に基づいて特別図柄表示器32が特別図柄の
変動表示を始動可能な回数を表示する4個のLEDから
なる特別図柄記憶表示LED36が配設されている。
【0025】センターケース30の下方には、特別図柄
表示器32による特別図柄の変動表示を始動させる機能
を備えた第1種始動口27が設けられている。第1種始
動口27には普通電動役物28が配設されている。普通
電動役物28は、左右対称の可動翼片(一般に「チュー
リップ」と呼ばれる)を備え、通常は直立状態にある両
可動翼片がそれぞれの支軸を中心として左右に回転して
開くようになっている。そして、普通電動役物28は、
普通図柄表示装置34が当り停止図柄を表示した場合に
両可動翼片を開くようになっている。普通電動役物28
の両可動翼片が開くと、第1種始動口27の入口が開き
又は拡大して遊技球が入賞し易くなる。
【0026】第1種始動口27の下方には、特別図柄表
示器32が大当たり停止図柄(所定図柄)を表示した場
合に作動する変動入賞装置40が設けられている。変動
入賞装置40には、大当たり遊技状態の発生時に大入賞
口41を開口する開閉部材42が開閉可能に取り付けら
れている。大入賞口41の内部には、大入賞口41を連
続して開口する機能を有する特定領域43と、この特定
領域43を通過した遊技球を検出(検知)する特定領域
スイッチ(図示略)と、大入賞口41に入賞した遊技球
の個数をカウントする大入賞口スイッチ(図示略)とが
設けられている。
【0027】変動入賞装置40の左側には左下入賞口2
9aが配設され、変動入賞装置40の右側には右下入賞
口29bが配設されている。左下入賞口29aの左側上
方には、左袖入賞口24aが配設されている。右下入賞
口29bの右側上方には、右袖入賞口24bが配設され
ている。左袖入賞口24aの左側上方には、縦方向に配
列された3個のLEDからなる普通図柄表示装置34が
配設されている。右袖入賞口24bの右側上方には、縦
方向に配列された4個のLEDからなる普通図柄記憶表
示LED35が配設されている。この普通図柄記憶表示
LED35は、普通図柄作動ゲート26a,26bを遊
技球が通過したことに基づいて普通図柄表示装置34が
普通図柄の変動表示を始動可能な回数を表示する。
【0028】センターケース30の上部左右中央には、
天入賞口31が配設(開口)されている。センターケー
ス30の上部左側には左入口45aが配設(開口)さ
れ、センターケース30の上部右側には右入口45bが
配設(開口)されている。センターケース30の左端に
延出された部分は左カバー材30aを形成し、センター
ケース30の右端に延出された部分は右カバー材30b
を形成している。そして、左右カバー材30a,30b
はそれぞれ、各サイド飾りランプ18d,18eの近傍
まで延出されている。
【0029】左カバー材30aにおける特別図柄表示器
32の左側に沿う部分には、1個の遊技球が通過可能な
上下二端部を有する通路(図示略)が配設されており、
その通路の上端部はセンターケース30の左入口45a
に連通され、その通路の下端部は特別図柄表示器32の
前側に連通されている。右カバー材30bにおける特別
図柄表示器の右側に沿う部分にも、1個の遊技球が通過
可能な上下二端部を有する通路(図示略)が配設されて
おり、その通路の上端部はセンターケース30の右入口
45bに連通され、その通路の下端部は特別図柄表示器
32の前側に連通されている。
【0030】左右カバー材30a,30bに覆われる遊
技盤14上にはそれぞれ、普通図柄表示装置34による
普通図柄の変動表示を始動させる機能を備えた普通図柄
作動ゲート26a,26bが設けられている。左右カバ
ー材30a,30bの下方(普通図柄作動ゲート26
a,26bの下方)にはそれぞれ、普通の風車23a,
23bが配設されている。遊技盤14には、多くの釘
(図示略)が打ち込まれており、遊技盤14に発射され
た遊技球は、それら釘の間を乱舞しながら遊技盤14面
を流下(落下)する。遊技盤14の最下部中央には、遊
技盤14面を流下した遊技球のうち、入賞しなかった遊
技球をアウト球として回収するアウト口44が設けられ
ている。
【0031】[第1種パチンコ機10の電気的構成]図
3は、第1種パチンコ機10の電気的構成を示すブロッ
ク回路図である。第1種パチンコ機10には、主基板
(電子制御装置)100が設けられており、この主基板
100には、マイクロコンピュータ(マイクロプロセッ
サ)110が搭載されている。マイクロコンピュータ1
10には、遊技の制御を実行するメインCPU112
と、このメインCPU112が各種制御を実行するため
の各種制御プログラムが記憶されたROM114と、メ
インCPU112が各種制御プログラムを実行する際に
ROM114から読み出された制御プログラムや遊技中
に発生する当たりに関するデータなどの各種データを一
時的に格納するRAM116とが搭載されている。ま
た、RAM116は、停電などの電源遮断時における遊
技状態を電源復帰後に再現するために、電源遮断時にお
いてメインCPU112が処理したデータや各装置およ
び各基板へ送り出したコマンドなどをバックアップす
る。
【0032】主基板100には、次に記載するものが電
気的に接続されている。電源基板80、賞球(賞媒体)
の払い出しなどを制御する払出制御基板200、特別図
柄表示器32を制御する特別図柄制御装置33、遊技盤
14に設けられたランプ類を制御するランプ制御装置7
5、遊技中の効果音などを再生(発音)する音声再生装
置79aを制御する音声制御装置79、第1種始動口2
7への遊技球の入賞を検出(検知)するための第1種始
動口スイッチ27a(尚、図3ではスイッチを「SW」
と表記する)、遊技盤情報(入賞、当たり、遊技停止な
ど)をパチンコホール(遊技場)の管理室などに設けら
れたコンピュータ(以下、「ホールコンピュータ」とい
う。図示略)へ送り出すための遊技枠情報端子基板5
2、盤面中継基板51、遊技枠中継基板53である。
【0033】払出制御基板200には、主基板100か
ら送り出される制御コマンドを入力して動作するマイク
ロコンピュータ(マイクロプロセッサ)210が搭載さ
れており、マイクロコンピュータ210には、賞球の払
い出しなどを制御するサブCPU212と、このサブC
PU212が賞球の払い出しなどの制御を実行するため
の各種制御プログラムが記憶されたROM214と、サ
ブCPU212が各種制御プログラムを実行する際にR
OM214から読み出された制御プログラムや遊技中に
発生する賞球の個数などの各種データを一時的に格納す
るRAM216とが搭載されている。また、払出制御基
板200には、電源基板80、CR接続基板56、発射
モータ駆動基板15c、遊技枠情報端子基板52、払出
中継基板55が電気的に接続されている。
【0034】発射モータ駆動基板15cには、発射モー
タ15e、発射スイッチ15d、発射停止スイッチ15
bが電気的に接続されている。発射ハンドル15aが操
作されると、発射スイッチ15dは発射ハンドル15a
の回転角度に応じた検出信号を生成し、その発射スイッ
チ15dの検出信号は発射モータ駆動基板15cを介し
てサブCPU212へ送り出される。すると、サブCP
U212から発射モータ駆動基板15cを介して発射モ
ータ15eに駆動信号が出力され、発射モータ15eは
その駆動信号に従って、発射ハンドル15aの回転角度
に応じた発射速度で遊技球を発射する。
【0035】また、発射ハンドル15aが操作されて発
射スイッチ15dがオフされると、その発射スイッチ1
5dの検出信号は発射モータ駆動基板15cを介してサ
ブCPU212へ送り出される。すると、サブCPU2
12から発射モータ駆動基板15cを介して発射モータ
15eに駆動停止信号が出力され、発射モータ15eは
その駆動停止信号に従って遊技球の発射を停止する。ま
た、発射停止スイッチ15bが操作されると、その発射
停止スイッチ15bの検出信号は発射モータ駆動基板1
5cを介してサブCPU212へ送り出され、サブCP
U212から発射モータ駆動基板15cを介して発射モ
ータ15eに駆動停止信号が出力され、発射モータ15
eはその駆動停止信号に従って遊技球の発射を停止す
る。
【0036】遊技枠中継基板53には、下受皿20が賞
球で満杯になったことを検出するための満杯検出スイッ
チ20cおよびセンサ中継基板54が電気的に接続され
ている。センサ中継基板54には、賞球ユニット62に
備えられた賞球払出センサ62a,62bおよび払出中
継基板55が電気的に接続されている。
【0037】賞球ユニット62は、賞球払出センサ62
a,62bおよび賞球払出モータ62cを備える。賞球
の払出機構は、賞球の払い出しを効率良く行うために2
カ所に設けられており、各払出機構は賞球払出モータ6
2cによって駆動される。また、賞球払出センサ62a
は一方の払出機構に設けられており、賞球払出センサ6
2bは他方の払出機構に設けられている。各賞球払出セ
ンサ62a,62bの検出信号は、センサ中継基板54
から遊技枠中継基板53を介して主基板100へ送り出
され、その信号に基づいてメインCPU112は、払い
出された賞球の個数をカウントする。払出中継基板55
には、貸球がなくなったことを検出するための貸球切れ
スイッチ61、賞球払出モータ62c、貸球を供給する
貸球ユニット63が電気的に接続されている。
【0038】盤面中継基板51には、次に記載するもの
が電気的に接続されている。普通電動役物28の両可動
翼片を開閉させる普通電動役物ソレノイド28a(尚、
図3ではソレノイドを「SL」と表記する)、普通図柄
表示装置34、各普通図柄作動ゲート26a,26bの
いずれかを遊技球が通過したことを検出(検知)するた
めのゲートスイッチ26c、大入賞口41への遊技球の
入賞を検出(検知)するための大入賞口スイッチ41
b、各袖入賞口24a,24bのいずれかへの遊技球の
入賞を検出(検知)するための袖入賞口スイッチ24
c、各下入賞口29a,29bのいずれかへの遊技球の
入賞を検出(検知)するための下入賞口スイッチ29
c、天入賞口31への遊技球の入賞を検出(検知)する
ための天入賞口スイッチ31a、大入賞口中継基板50
である。
【0039】大入賞口中継基板50には、特定領域43
を通過(入賞)した遊技球を検出するための特定領域ス
イッチ43a、開閉部材42を開閉させることにより大
入賞口41を開閉させる大入賞口ソレノイド41aが電
気的に接続されている。CR接続基板56には、プリペ
イドカードの残りの度数を表示する度数表示基板やプリ
ペイドカードを読み取る装置などを備える遊技機外装置
部分22が電気的に接続されている。
【0040】電源基板80は、主電源70から交流(A
C)24V(50Hz/60Hz)の電源供給を受け、
その交流電源から各種電圧の直流電源を生成し、その直
流電源を各基板56,100,200および各装置3
3,75,79へ供給する。そして、主基板100のメ
インCPU112には、第1種始動口スイッチ27aの
検出信号が入力され、盤面中継基板51を介して各スイ
ッチ24c,26c,29c,31a,41bの検出信
号が入力され、大入賞口中継基板50から盤面中継基板
51を介して特定領域スイッチ43aの検出信号が入力
され、センサ中継基板54から遊技枠中継基板53を介
して各賞球払出センサ62a,62bの検出信号が入力
される。
【0041】[メインCPU112が実行する主な処
理]図4は、本実施形態において主基板100のメイン
CPU112が実行する主な処理の流れを示すフローチ
ャートである。メインCPU112は、ROM114に
記録(記憶)されているプログラムに従い、コンピュー
タによる各種演算処理によって、以下の各ステップ(以
下、「S」と記載する)の処理を実行する。尚、前記プ
ログラムをコンピュータで読み取り可能な記録媒体(半
導体メモリ(スマートメディア,メモリスティックな
ど)、ハードディスク、フロッピーディスク、データカ
ード(ICカード,磁気カードなど)、光ディスク(C
D−ROM,CD−R,CD−RW,DVDなど)、光
磁気ディスク(MOなど)、相変化ディスク、磁気テー
プなど)を備えた外部記録装置(外部記憶装置)に記録
(記憶)しておき、当該プログラムを必要に応じて外部
記録装置からメインCPU112にロードして起動する
ことにより用いるようにしてもよい。
【0042】メインCPU112は、まず、主電源70
の投入時か否かを判定し(S10)、主電源70の投入
時(S10:Yes)には第1種パチンコ機10の各装
置および各基板の初期設定を行い(S20)、最初のル
ーチンを終了してS10の処理へ戻る。2回目以降のル
ーチンにおいては、主電源70の投入時ではないため
(S10:No)、メインCPU112は、以下のS1
00〜S800の処理を順次実行した後に、再びS10
の処理に戻り、S10〜S800の処理を繰り返し実行
する。
【0043】<賞球払出処理>賞球払出処理(S10
0)において、主基板100のメインCPU112は、
各スイッチ24c,27a,29c,31a,41bの
検出信号に基づいて、賞球ユニット62から払い出され
る遊技球の個数(賞球個数)を決定し、その賞球個数に
対応した賞球払出コマンドを生成し、その賞球払出コマ
ンドを払出制御基板200のサブCPU212へ送り出
す。すると、サブCPU212は、賞球払出コマンドに
基づいて賞球払出命令を生成し、その賞球払出命令を払
出中継基板55を介して賞球ユニット62へ送り出す。
賞球ユニット62は、賞球払出命令に従って動作し、賞
球・貸球供給口17から所定個数の遊技球を賞球として
払い出させる。
【0044】ここで、大入賞口スイッチ41bが大入賞
口41への遊技球の入賞を検出した場合の賞球個数は、
大入賞口41への1個の遊技球の入賞に対して、例え
ば、15個に設定されている。また、各スイッチ24
c,27a,29c,31aが各入賞口24a,24
b,27,29a,29b,31への遊技球の入賞を検
出した場合の賞球個数は、当該各入賞口への1個の遊技
球の入賞に対して、例えば、5個に設定されている。
【0045】<普通図柄処理>普通図柄処理(S20
0)において、メインCPU112は、ゲートスイッチ
26cの検出信号に基づいて各普通図柄作動ゲート26
a,26bのいずれかを遊技球が通過したことを検出
し、その検出結果とRAM116に記憶されている普通
図柄始動記憶数FUとに基づいて普通図柄制御コマンド
を生成し、その普通図柄制御コマンドを盤面中継基板5
1を介して普通図柄表示装置34へ送り出す。すると、
普通図柄表示装置34は、普通図柄制御コマンドに基づ
いて、普通図柄の変動表示を行った後に当たり停止図柄
またはハズレ停止図柄を表示する。例えば、普通図柄表
示装置34を構成する3個のLEDが点滅することによ
り普通図柄が変動表示され、両端部の2個のLEDが点
灯することにより当たり停止図柄が表示され、いずれか
1個のLEDのみが点灯することによりハズレ停止図柄
が表示される。
【0046】ここで、普通図柄始動記憶数FUは以下の
ように設定されてRAM116に記憶されている。メイ
ンCPU112は、普通図柄表示装置34が普通図柄の
変動表示中または当たり停止図柄を表示中に、各普通図
柄作動ゲート26a,26bのいずれかを遊技球が通過
すると、その通過した遊技球の最初の4個までをRAM
116に記憶させる。そして、後述するランプ処理(S
800)において、RAM116に記憶された遊技球の
個数が普通図柄記憶表示LED35の点灯数によって表
示される。このRAM116に記憶された遊技球の個数
(普通図柄記憶表示LED35の点灯数)が、普通図柄
始動記憶数FUである。
【0047】そして、普通図柄表示装置34に当たり停
止図柄またはハズレ停止図柄が表示されたとき、普通図
柄始動記憶数FU(普通図柄記憶表示LED35の点灯
数)が「1」以上であれば、普通図柄表示装置34によ
る普通図柄の変動表示が再び行われ、普通図柄始動記憶
数FU(普通図柄記憶表示LED35の点灯数)が1つ
減らされる。例えば、普通図柄始動記憶数FU(普通図
柄記憶表示LED35の点灯数)が「3」の場合には、
普通図柄表示装置34で普通図柄の変動表示が3回繰り
返され、その普通図柄の変動表示が繰り返される度に、
普通図柄始動記憶数FU(普通図柄記憶表示LED35
の点灯数)が1つずつ減らされ、普通図柄の変動表示が
3回繰り返されると、普通図柄始動記憶数FU(普通図
柄記憶表示LED35の点灯数)が「0」になる。
【0048】<普通電動役物処理>普通電動役物処理
(S300)において、メインCPU112は、普通図
柄処理(S200)の処理結果に基づいて、普通電動役
物ソレノイド28aを駆動制御するための制御信号を生
成し、その制御信号を盤面中継基板51を介して普通電
動役物ソレノイド28aへ送り出す。すると、普通電動
役物ソレノイド28aは当該制御信号に従って動作し、
普通電動役物28の両可動翼片を開閉させる。
【0049】すなわち、メインCPU112は、普通図
柄処理で普通図柄表示装置34に当たり停止図柄を表示
させるための普通図柄表示コマンドを生成したことに基
づいて(普通図柄表示装置34が当たり停止図柄を表示
したことに基づいて)、普通電動役物ソレノイド28a
を制御して普通電動役物28の両可動翼片を開放させ、
第1種始動口27の入口を開き又は拡大させて遊技球を
入賞し易くさせる。そして、メインCPU112は、普
通電動役物28の両可動翼片を開放させてから所定時間
(例えば、0.5秒間)経過すると、普通電動役物28
の両可動翼片を閉じさせて第1種始動口27の入口を閉
じ又は縮小させる。
【0050】<特別図柄処理>特別図柄処理(S40
0)において、メインCPU112は、第1種始動口ス
イッチ27aの検出信号に基づいて第1種始動口27に
遊技球が入賞したことを検出し、その検出結果に基づい
て3つの特別図柄変動態様(大当たり変動態様、ハズレ
リーチ変動態様、ハズレ通常停止変動態様)の内いずれ
か1つを選択し、その選択結果とRAM116に記憶さ
れている特別図柄始動記憶数TUとに基づいて特別図柄
制御コマンドを生成し、その特別図柄制御コマンドを特
別図柄制御装置33へ送り出す。
【0051】すると、特別図柄制御装置33は、特別図
柄制御コマンドに基づいて特別図柄表示器32を制御
し、特別図柄の変動表示を行った後に、大当たり停止図
柄(所定図柄)またはハズレ停止図柄のいずれか一方を
特別図柄表示器32に表示させる。
【0052】ここで、特別図柄始動記憶数TUは以下の
ように設定されてRAM116に記憶されている。メイ
ンCPU112は、特別図柄表示器32が特別図柄の変
動表示中または大当たり停止図柄を表示中に、遊技球が
第1種始動口27に入賞すると、その入賞した遊技球の
最初の4個までをRAM116に記憶させる。そして、
後述するランプ処理(S800)において、RAM11
6に記憶された遊技球の個数が特別図柄記憶表示LED
36の点灯数によって表示される。このRAM116に
記憶された遊技球の個数(特別図柄記憶表示LED36
の点灯数)が、特別図柄始動記憶数TUである。
【0053】そして、特別図柄表示器32による特別図
柄の変動表示の後に大当たり停止図柄またはハズレ停止
図柄が表示されたとき、特別図柄始動記憶数TU(特別
図柄記憶表示LED36の点灯数)が「1」以上であれ
ば、特別図柄表示器32による特別図柄の変動表示が再
び行われ、特別図柄始動記憶数TU(特別図柄記憶表示
LED36の点灯数)が1つ減らされる。例えば、特別
図柄始動記憶数TU(特別図柄記憶表示LED36の点
灯数)が「3」の場合には、特別図柄表示器32で特別
図柄の変動表示が3回繰り返され、その特別図柄の変動
表示が繰り返される度に、特別図柄始動記憶数TU(特
別図柄記憶表示LED36の点灯数)が1つずつ減らさ
れ、特別図柄の変動表示が3回繰り返されると、特別図
柄始動記憶数TU(特別図柄記憶表示LED36の点灯
数)が「0」になる。
【0054】<大入賞口処理>大入賞口処理(S50
0)において、メインCPU112は、特別図柄処理
(S400)の処理結果に基づいて、大入賞口ソレノイ
ド41aを駆動制御するための制御信号を生成し、その
制御信号を盤面中継基板51から大入賞口中継基板50
を介して大入賞口ソレノイド41aへ送り出す。する
と、大入賞口ソレノイド41aは当該制御信号に従って
作動し、開閉部材42を開閉させることにより大入賞口
41を開閉させる。
【0055】すなわち、メインCPU112は、特別図
柄処理で大当たり変動態様が選択され、大当たり停止図
柄が特別図柄表示器32に停止表示された場合には、開
閉部材42を開いて大入賞口41を開口させることによ
り大当たり遊技状態を開始させ、大入賞口41への多数
の遊技球の入賞を可能にする。また、メインCPU11
2は、特別図柄処理でハズレリーチ変動態様またはハズ
レ通常停止変動態様が選択され、ハズレ停止図柄が特別
図柄表示器32に停止表示された場合には、開閉部材4
2を閉じたままにして大入賞口41を閉口させておき、
大入賞口41への遊技球の入賞を不可能にする。
【0056】そして、大入賞口41が開口してから所定
時間(例えば、30秒)経過するか、または、大入賞口
41に所定個数(例えば、10個)の遊技球が入賞する
と、開閉部材42が閉じて大入賞口41が閉口され、大
入賞口41への遊技球の入賞が不可能になる。このと
き、大入賞口41の内部に設けられた特定領域43を遊
技球が通過すると、その遊技球の通過を特定領域スイッ
チ43aが検出し、大入賞口41が連続して開口され
る。このように、大入賞口41が開口してから閉口する
までを1ラウンドとし、特定領域43を遊技球が通過す
ることを条件としてラウンドが進行し、予め設定された
最大ラウンド数(例えば、15ラウンド)を終えると大
当たり遊技状態が終了される。
【0057】<確変処理>確変処理(S600)につい
ては後述する。 <音声処理>音声処理(S700)において、メインC
PU112は、S100〜S600の処理結果に基づい
て音声制御コマンドを生成し、その音声制御コマンドを
音声制御装置79へ送り出す。すると、音声制御装置7
9は、音声制御コマンドに基づいて音声再生装置79a
を制御し、遊技中の効果音などを再生させる。
【0058】<ランプ処理>ランプ処理(S800)に
おいて、メインCPU112は、S100〜S600の
処理結果に基づいてランプ制御コマンドを生成し、その
ランプ制御コマンドをランプ制御装置75へ送り出す。
すると、ランプ制御装置75は、ランプ制御コマンドに
基づいて遊技盤14に設けられたランプ類(枠ランプ1
8a、コーナー飾りランプ18b,18c、サイド飾り
ランプ18d,18e、装飾風車25a,25bのLE
D、普通図柄記憶表示LED35、特別図柄記憶表示L
ED36など)の点灯を制御する。
【0059】[特別図柄制御装置33および特別図柄表
示器32の動作]次に、特別図柄処理(S400)の処
理結果に基づいて行われる、特別図柄制御装置33によ
る特別図柄表示器32の表示制御について説明する。前
記のように、特別図柄制御装置33は、メインCPU1
12から送り出された特別図柄制御コマンドに基づいて
特別図柄表示器32を制御し、特別図柄の変動表示を行
った後に大当たり停止図柄またはハズレ停止図柄のいず
れか一方を特別図柄表示器32に表示させる。このと
き、特別図柄表示器32には、以下の画像表示例1,2
のいずれかの画像が表示される。
【0060】<画像表示例1>図5および図6は、画像
表示例1を説明するための説明図である。特別図柄表示
器32には、まず、横方向における3列(3箇所)α〜
γで複数の特別図柄(この例では、「0」〜「9」の数
字が内部に含まれる水中の気泡)SPが上下方向にスク
ロール表示されることにより所定時間(例えば、数秒
間)だけ特別図柄SPが変動表示される(図5
(A))。尚、図5では、特別図柄SPのスクロール表
示状態を白抜きの矢印によって表示してある。ここで、
特別図柄処理にてハズレ通常停止変動態様が選択された
場合、特別図柄表示器32には、図5(A)に示すスク
ロール表示に続いて、各列α〜γに異なる特別図柄SP
が停止表示されることにより、ハズレ停止図柄(図示
略)が停止表示される。
【0061】また、特別図柄処理にて大当たり変動態様
またはハズレリーチ変動態様が選択された場合、特別図
柄表示器32には、図5(A)に示すスクロール表示に
続いて、左列αと右列γに同じ特別図柄SP(この例で
は、「7」が内部に含まれる水中の気泡)が停止表示さ
れ(この状態は一般に「リーチ」と呼ばれる)、続い
て、中央列βの特別図柄SPのみが上方から下方に向か
ってスクロール表示されることにより所定時間(例え
ば、数秒間〜数分間)だけ特別図柄SPが変動表示され
る(図5(B)。以下、この状態を「リーチ変動」とい
う)。
【0062】尚、特別図柄表示器32における左列αと
右列γに同じ特別図柄SPが停止表示されると共に、中
央列βの特別図柄SPのみがスクロール表示される特別
図柄SPの組み合わせ(例えば、「7*7」「6*6」
など。「*」は任意の特別図柄SP)がリーチ図柄とな
る。また、リーチ変動において、遊技者がリーチ図柄を
認知可能であれば、特別図柄表示器32の各列α,γに
表示される特別図柄SPは、必ずしも完全に停止させる
必要はなく、適宜動かすようにしてもよい(例えば、上
下方向に微動または振動させたり、その場で回転させた
り等)。
【0063】次に、特別図柄表示器32には、時間の経
過につれて特別図柄SPが追加されてゆき、特別図柄S
Pの個数が増えてゆく状態が表示される(図5(C)→
図5(D))。つまり、矢印に示すように、特別図柄表
示器32の画面上方から画面内に向かって、追加された
特別図柄SPa(他の特別図柄SPと区別するため、符
合「SP」に「a」を付す)が1個ずつ降下移動してき
て、その追加された特別図柄SPaの気泡が水中に漂う
様子が表示される。そして、特別図柄処理にて大当たり
変動態様が選択された場合、特別図柄表示器32には、
大当たりを示す特別図柄SPb(この例では、「当」の
文字が内部に含まれる水中の気泡)が最後に追加表示さ
れる(図6(A)または図6(B))。
【0064】つまり、この例では、リーチ図柄を構成す
る特別図柄SPと同じ図柄である6個の特別図柄SP
と、大当たりを示す1個の特別図柄SPbとにより「大
当たり停止図柄」が構成されている。尚、大当たりを示
す特別図柄SPbを、リーチ図柄を構成する特別図柄S
Pと同じ図柄に置き代えてもよい。その場合は、図7に
示すように、特別図柄表示器32に最終的に停止表示さ
れる特別図柄SPが全て同じ図柄になり、それら同一の
特別図柄SPにより「大当たり停止図柄」が構成される
ことになる。
【0065】また、特別図柄処理にてハズレリーチ変動
態様が選択された場合、特別図柄表示器32には、ハズ
レを示す特別図柄SPcが最後に追加表示される(図6
(C))。尚、この例では、ハズレを示す特別図柄SP
cとして、リーチ図柄を構成する特別図柄SPである
「7」とは異なる数字である「8」が内部に含まれる水
中の気泡を用いている。つまり、この例では、リーチ図
柄を構成する特別図柄SPと同じ図柄である7個の特別
図柄SPと、ハズレを示す1個の特別図柄SPcとによ
り「ハズレ停止図柄」が構成されている。
【0066】<画像表示例2>この画像表示例2におい
て、画像表示例1と異なるのは、図5(B)に示すリー
チ変動に続いて、図6(A)〜図6(C)のいずれかに
示す表示が行われる点である。つまり、画像表示例2で
は、リーチ変動が行われた後に、複数個の特別図柄SP
が一度に停止表示される。
【0067】[確変処理]遊技者は、特別図柄表示器3
2に特別図柄SPbまたは特別図柄SPcが追加表示さ
れたとき、特別図柄表示器32に最終的に表示されてい
る特別図柄SPの個数が分かる。そして、確変処理(S
600)において、メインCPU112は、特別図柄表
示器32に最終的に表示された画像に基づいて、現在の
大当たり遊技状態が終了した以降の遊技を確変遊技状態
にする。ここで、確変遊技状態の設定方法には、以下の
確変設定方法1,2がある。 <確変設定方法1>特別図柄表示器32に最終的に表示
された特別図柄SPの個数がn(気泡がn個)の場合、
現在の大当たり遊技状態の終了後、特別図柄表示器32
による特別図柄SPの変動表示の開始から停止までの回
数(変動表示回数)がn×m回に達するまでの期間、確
変遊技状態が継続される。この確変遊技状態では、特別
図柄表示器32による特別図柄の変動表示の開始から終
了までの時間(変動表示時間)が所定の割合で短縮され
ると共に、特別図柄表示器32に大当たり停止図柄が停
止表示される確率が所定の割合で高くされる。そのた
め、確変遊技状態では、大当たり遊技状態が発生し易く
なる(特別図柄表示器32に大当たり停止図柄が停止表
示され易くなる)。
【0068】尚、変動表示時間の短縮される割合は、例
えば、確変遊技状態ではない通常遊技状態における変動
表示時間が10秒の場合、確変遊技状態における変動表
示時間が5秒になるように設定されている。また、大当
たり停止図柄が停止表示される確率は、例えば、通常遊
技状態における前記確率が1/315の場合、確変遊技
状態における前記確率が1/60になるように設定され
ている。また、前記回数mは、任意の整数に設定されて
おり、例えば、m=10に設定されている。
【0069】例えば、図6(A)に示すように、特別図
柄SPの個数が4(気泡が5個)の場合、現在の大当た
り遊技状態の終了後、変動表示回数が50(=5×1
0)回に達するまでの期間、確変遊技状態が継続され
る。また、図6(B)に示すように、特別図柄SPの個
数が7(気泡が7個)の場合、現在の大当たり遊技状態
の終了後、変動表示回数が70(=7×10)回に達す
るまでの期間、確変遊技状態が継続される。そして、確
変遊技状態では、変動表示時間が5秒に短縮されると共
に、特別図柄表示器32に大当たり停止図柄が停止表示
される確率が1/60に高められる。
【0070】<確変設定方法2>特別図柄表示器32に
最終的に表示された特別図柄SPの個数がp(気泡がp
個)の場合、現在の大当たり遊技状態の終了後、変動表
示回数がp×m回に達するまでの期間、確変遊技状態が
継続される。また、特別図柄表示器32に最終的に表示
された特別図柄SPの個数がq(気泡がq個。q>p)
以上の場合、現在の大当たり遊技状態の終了後、次回の
大当たり遊技状態が発生するまでの期間、確変遊技状態
が継続される。この確変遊技状態では、確変設定方法1
と同様に、変動表示時間が所定の割合で短縮されると共
に(例えば、10秒→5秒)、特別図柄表示器32に大
当たり停止図柄が停止表示される確率が所定の割合で高
くされるため(例えば、1/315→1/60)、大当
たり遊技状態が発生し易くなる尚、前記数qは、任意の
整数に設定されており、例えば、q=6に設定されてい
る。
【0071】例えば、図6(A)に示すように、特別図
柄SPの個数が5(気泡が5個)の場合、現在の大当た
り遊技状態の終了後、変動表示回数が50(=5×1
0)回に達するまでの期間、確変遊技状態が継続され
る。また、図6(B)に示すように、特別図柄SPの個
数が7(気泡が16個)の場合、その特別図柄SPの個
数は前記q(=6)以上であるため、現在の大当たり遊
技状態の終了後、次回の大当たり遊技状態が発生するま
での期間、確変遊技状態が継続される。そして、確変遊
技状態では、変動表示時間が5秒に短縮されると共に、
特別図柄表示器32に大当たり停止図柄が停止表示され
る確率が1/60に高められる。
【0072】[実施形態の作用・効果]以上詳述した本
実施形態によれば、以下の作用・効果を得ることができ
る。 (1)画像表示例1では、特別図柄表示器32にリーチ
図柄(図5(B))が表示された後に、特別図柄SPの
個数が追加されるという演出が行われる(図5(C)、
図5(D))。そして、特別図柄表示器32に最終的に
表示された特別図柄が、大当たりを示す特別図柄SPb
の場合(図6(A)または図6(B))、大当たり遊技
状態が開始される。加えて、特別図柄表示器32に最終
的に表示された特別図柄SPの個数に基づいて、現在の
大当たり遊技状態の終了後に確変遊技状態が継続される
期間が設定される。この確変遊技状態が継続される期間
が長いほど、大当たり遊技状態が発生し易くなるため、
多量の賞球が得られる可能性が高くなる。
【0073】従って、遊技者は、特別図柄表示器32に
最終的に表示される特別図柄が大当たりを示す特別図柄
SPbであるかどうかに多大な関心を抱くと共に、その
最終的に表示された特別図柄SPの個数に多大な関心を
抱く。よって、その最終的な表示に到るまで遊技者の緊
張感を持続させることが可能になり、遊技に対する期待
感が失われることなく遊技が続行されることから、遊技
の興趣を高めることができる。また、リーチ図柄の表示
後に特別図柄SPの個数が追加される演出は、過去に例
が無く斬新であるため、遊技者はその演出を新鮮に感じ
て非常な興味を抱くことになり、遊技に対する関心が喚
起されることから、遊技の興趣を更に高めることができ
る。
【0074】(2)画像表示例2では、特別図柄表示器
32にリーチ図柄(図5(B))が表示された後に、複
数個の特別図柄SP,SPb,SPcが一度に停止表示
されるという演出が行われる(図5(C)、図5
(D))。このように、リーチ図柄の表示後に複数個の
特別図柄SPが停止表示される演出は、過去に例が無く
斬新であるため、遊技者はその演出を新鮮に感じて非常
な興味を抱くことになり、遊技に対する関心が喚起され
ることから、遊技の興趣を更に高めることができる。
【0075】[別の実施形態]ところで、本発明は上記
実施形態に限定されるものではなく、以下のように具体
化してもよく、その場合でも、上記実施形態と同等もし
くはそれ以上の作用・効果を得ることができる。 [1]上記実施形態の第1種パチンコ機10は、前述の
ように、プリペイドカードを使用して遊技を行う「CR
機」である。しかし、本発明は、現金を使用して遊技を
行うタイプの第1種パチンコ機に適用してもよく、この
タイプは一般に「現金機」と呼ばれている。本発明を
「現金機」に適用した場合に、「CR機」と異なるのは
以下の点である。 [ア]図1に示す遊技機外装置部分22において、プリ
ペイドカードを挿入するスリット22aが現金を投入す
る現金投入口(図示略)に置き代えられる。 [イ]図3に示すCR接続基板56が省かれる。 [ウ]図4において、確変処理が時短処理(S600)
に置き代えられる。
【0076】時短処理(S600)において、メインC
PU112は、特別図柄表示器32に最終的に表示され
た画像に基づいて、現在の大当たり遊技状態が終了した
以降の遊技を時短遊技状態にする。この時短遊技状態で
は、特別図柄表示器32に大当たり停止図柄が停止表示
される確率は変更されず、特別図柄表示器32による特
別図柄SPの変動表示の開始から終了までの時間(変動
表示時間)だけが所定の割合で短縮され、大当たり遊技
状態が発生し易くなる。尚、現在の大当たり遊技状態の
終了後に時短遊技状態が継続される期間の設定に関して
は、上記実施形態において確変遊技状態が継続される期
間の設定と同じである。
【0077】[2]上記実施形態では、本発明に係る遊
技機として第1種パチンコ機を例に挙げて説明したが、
第1種以外の種類のパチンコ機、あるいは、スロットマ
シンなどの他の遊技機にもこの発明を適用可能なことは
勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した一実施形態における第1種
パチンコ機10の正面図。
【図2】第1種パチンコ機10から取り外した遊技盤1
4の正面図。
【図3】第1種パチンコ機10の電気的構成を示すブロ
ック回路図。
【図4】第1種パチンコ機10の主基板100のメイン
CPU112が実行する主な処理の流れを示すフローチ
ャート。
【図5】画像表示例を説明するための説明図。
【図6】画像表示例を説明するための説明図。
【図7】別の画像表示例を説明するための説明図。
【符号の説明】
10…第1種パチンコ機 32…特別図柄表示器 33…特別図柄制御装置 40…変動入賞装置 41…大入賞口 41a…大入賞口ソレノイド 42…開閉部材 100…主基板 112…メインCPU 114…ROM 116…RAM SP,SPa,SPb,SPc…特別図柄

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】図柄を変動表示した後に図柄を停止表示す
    る図柄表示手段と、 その図柄表示手段が停止表示した図柄が所定図柄になっ
    た場合に遊技者に有利な第1遊技状態にし、前記図柄表
    示手段が停止表示した図柄の個数に基づいて、第1遊技
    状態が終了した以降の遊技を、前記図柄表示手段に前記
    所定図柄が停止表示され易い第2遊技状態にする遊技状
    態設定手段とを備えた遊技機であって、 前記図柄表示手段は、遊技者に有利な遊技状態の発生が
    期待される図柄の停止表示を行った後に、複数個の図柄
    を一度に停止表示し、 前記遊技状態設定手段は、前記図柄表示手段が停止表示
    した複数個の図柄の中に、前記所定図柄がある場合に遊
    技者に有利な第1遊技状態にすることを特徴とする遊技
    機。
  2. 【請求項2】 図柄を変動表示した後に図柄を停止表示
    する図柄表示手段と、 その図柄表示手段が停止表示した図柄が所定図柄になっ
    た場合に遊技者に有利な第1遊技状態にし、前記図柄表
    示手段が停止表示した図柄の個数に基づいて、第1遊技
    状態が終了した以降の遊技を、前記図柄表示手段に前記
    所定図柄が停止表示され易い第2遊技状態にする遊技状
    態設定手段とを備えた遊技機であって、 前記図柄表示手段は、時間の経過につれて図柄を追加し
    てゆき、図柄の個数が増えてゆく状態を表示した後に全
    ての図柄を停止表示し、 前記遊技状態設定手段は、前記図柄表示手段が最後に追
    加表示した図柄が前記所定図柄になった場合に遊技者に
    有利な第1遊技状態にすることを特徴とする遊技機。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の遊技機
    において、 前記第2遊技状態は、前記図柄表示手段による図柄の変
    動表示の開始から終了までの時間が短縮された遊技状態
    であることを特徴とする遊技機。
  4. 【請求項4】 請求項1または請求項2に記載の遊技機
    において、 前記第2遊技状態は、前記図柄表示手段にて前記所定図
    柄が停止表示される確率が高くされた遊技状態であるこ
    とを特徴とする遊技機。
  5. 【請求項5】 請求項1または請求項2に記載の遊技機
    において、 前記第2遊技状態は、前記図柄表示手段による図柄の変
    動表示の開始から終了までの時間が短縮されると共に、
    前記図柄表示手段に前記所定図柄が停止表示される確率
    が高くされた遊技状態であることを特徴とする遊技機。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか1項に記載の遊
    技機における前記各手段としてコンピュータシステムを
    機能させるためのプログラム。
  7. 【請求項7】 請求項1〜5のいずれか1項に記載の遊
    技機における前記各手段としてコンピュータシステムを
    機能させるためのプログラムが記録されたコンピュータ
    で読み取り可能な記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101002218B1 (ko) 2005-10-31 2010-12-20 니혼 하츠쵸 가부시키가이샤 도전성 접촉자 홀더의 제조방법 및 도전성 접촉자 홀더

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KR101002218B1 (ko) 2005-10-31 2010-12-20 니혼 하츠쵸 가부시키가이샤 도전성 접촉자 홀더의 제조방법 및 도전성 접촉자 홀더

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