JP2003235739A - 水 筒 - Google Patents

水 筒

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JP2003235739A
JP2003235739A JP2002036949A JP2002036949A JP2003235739A JP 2003235739 A JP2003235739 A JP 2003235739A JP 2002036949 A JP2002036949 A JP 2002036949A JP 2002036949 A JP2002036949 A JP 2002036949A JP 2003235739 A JP2003235739 A JP 2003235739A
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water
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water bottle
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Kensuke Fujimura
藤村研介
Yasuyuki Fujimura
藤村靖之
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 氷を投入したり冷蔵庫で冷やす事無く飲料水
を冷却・保冷できる軽量・簡便・安価な水筒を実現す
る。 【解決手段】 水筒容器を銀色に成形あるいはコーティ
ングし、一定の間隙をあけて透明な板あるいはフィルム
で被う構造とすることにより、特に夜間に天空に放射冷
却で熱を逃がして内部の飲料水を冷夏y区する。外部か
らの輻射は容器の銀色面が反射する。外部からの熱伝達
は容器と透明板の間の空気層が遮断する。したがって、
一度冷却された飲料水は冷たい温度を維持できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は水筒に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】水筒には、古くは竹製の水筒や皮製の水
筒や土器製の水筒、近代になってからはアルミ等の金属
薄板製のもの、近年になってからは硬質樹脂製の軽量の
もの、軟質樹脂製の軽量で且つ形状自在のもの等が広く
用いられている。これらの水筒に保温の機能を加えたも
のも広く用いられている。保温の手段としては、水筒外
周部を断熱材で被う方式、、凹凸を有する樹脂容器の周
囲を樹脂フィルムで被うことにより外周部に空気層を形
成する方式、2重容器にして間隙に空気層あるいは真空
層を形成する方式、更には通称魔法瓶呼ばれる処の2重
容器の内側面を銀色にして液体からの輻射熱をも遮断で
きるようにする方式等が考案されている。
【0003】これらの水筒に更に浄水機能や整水機能を
加えたものも数多く考案されている。浄水の手段として
は、活性炭等の吸着材を投入する方式のものが最も一般
的であるが、着脱自在のフィルターが装着されたものも
有る。整水手段としては、トルマリンのような特殊な鉱
石を投入して水をアルカリ化する方式や、ばくはん石や
珊瑚の如き特殊な石を投入して水にミネラル成分を添加
する方式等が考案されている。
【0004】一方、水筒に入れて携帯する飲料水は冷却
されていることが好まれる場合が多い。上記の各種水筒
は、飲料水を冷却する機能を持っていないので、既に冷
却された飲料水を水筒に注入するか、氷を投入するか、
飲料水を注入した水筒ごと冷蔵庫で冷やすことによっ
て、この好みを満たさざるを得ない。然しながら、この
作業は煩雑であるために忌避され、冷却されたPETボ
トル入りの飲料水を自動販売機からを買い求める傾向が
強くなって、少なからぬ環境問題を引き起こしているこ
とは周知のとおりである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の事情に
鑑み為されたもので、その解決しようとする課題は、氷
を投入したり冷蔵庫で冷やす事無く水筒内の飲料水を冷
却・保冷できる軽量・簡便・安価な水筒を実現すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明では、水筒容器の
全部または一部は外側から見た時に銀色に形成されてい
る。通称魔法瓶の容器が内側から見た時に銀色に形成さ
れているのとは正反対である。即ち、容器が不透明材料
で作られている場合には容器全断面か容器の外側表面が
銀色に形成され、容器が透明材料で作られている場合に
は、容器全断面か容器の外側表面か容器の内側表面のい
ずれかが銀色に形成される。銀色に形成する手段として
は、銀色の金属あるいは樹脂で容器を作るか、銀色の金
属を貼着あるいは蒸着するか、銀色樹脂を貼着あるいは
コーティングする、あるいは金属表面を酸化処理する等
の方式が用いられる。容器が銀色に形成されている部分
の全部か一部は間隔をあけて透明な薄板あるいはフィル
ムで外周部を覆われている。透明な薄板はガラスでもよ
いが、一般的には硬質樹脂が選ばれる。透明な薄板ある
いはフィルムは保温性能を高めるためには多層にするこ
とが好ましいが、軽量小型を重視する場合には1層とす
ることが好ましい。容器の透明薄板あるいはフィルムで
覆われていない部分は固定式あるいは着脱自在の断熱材
で覆われる。
【0007】このようにして作られた水筒の透明薄板あ
るいはフィルムで覆われた部分を外側から見ると、透明
薄板あるいはフィルムを透して銀色に形成された容器が
見えることになる。水筒に水あるいはジュース等の飲料
水を注入して、銀色面を空に向けて夜間に放置すると、
よく知られている放射冷却効果により、銀色面から空に
向かって輻射という形で熱が放射され、銀色面は冷却さ
れる。銀色面は直接あるいは樹脂を介して飲料水に接し
ているので、飲料水も冷却される。一方、銀色面は空気
層を挟んで透明薄板で覆われているので、外気からの熱
伝達は遮断される。透明薄板で覆われていない部分は断
熱材で覆われているので、やはり外気あるいは接してい
る物体からの熱伝達は遮断される。周囲に温度の高い物
質が存在して水筒に向かって輻射が生じても、容器の銀
色部分で殆ど反射されるために、温度上昇は極めて少な
い。夜間ほどではないが、昼間でも銀色面を空に向けて
放置することにより同様の理由により、内部の飲料水は
冷却される。本発明の目的は冷蔵庫での冷却をも不要に
することにあるが、冷蔵庫内に放置しても水筒の銀色面
から冷蔵庫壁面に対して輻射が生じるので内部の飲料水
は同様に冷却される。また、飲料水を注入後に冷却する
のではなく、冷却した飲料水を注入するのは、本発明の
趣意ではないが、その場合でも、本発明の水筒は、簡便
な構造ながら、一般の魔法瓶と同じように、長時間に渡
り飲料水を低い温度に保つことができる。
【0008】斯くなる手段にて、本発明では、氷を投入
したり冷蔵庫で冷やす事無く水筒内の飲料水を冷却・保
冷できる軽量・簡便・安価な水筒が実現された。
【0009】
【実施の形態】本発明になる水筒は、概ね4種類の形態
で実施される。1番目の形態は、図2に示す様に、水筒
容器をアルミ等の銀色の金属薄板あるいは銀色の硬質樹
脂で成形し、その周囲を間隙をおいて透明樹脂で被う形
態である。容器及び透明樹脂は薄い直方体にする場合と
筒形にする場合が代表的である。薄い直方体にすること
により、飲料水の容積に較べて表面積が大きくなるため
に、放射冷却効果は大きくなる。また、カバン等に入り
易いという利点もあるが、製造には困難を伴う。筒形に
する場合は円筒形や角筒形が選ばれる。成形は容易であ
るが、冷却効果はやや小さい。
【0010】本発明の実施形態の2番目は、図3に示す
様に、水筒容器を透明な硬質樹脂で成形し、その内面に
銀色の材料を貼着あるいは蒸着あるいはコーティング
し、容器外周部を一定の間隙をおいて透明な硬質樹脂で
被う形態である。即ち、アルミニウムやステンレスの薄
板を内面に貼着する、あるいはアルミニウムを蒸着す
る、あるいは銀色の樹脂をコーティングする等の手段に
より、透明樹脂容器の内面を銀色にする。アルミニウム
が飲料水に直接に接することを避けるためには、アルミ
ニウムの内側に更に樹脂フィルムをラミネートする。
【0011】本発明の実施形態の3番目は、図4に示す
様に、水筒容器の外面を、銀色の材料を貼着あるいは蒸
着あるいはコーティングし、容器外周部を一定の間隙を
おいて透明な硬質樹脂で被う形態である。この場合は容
器は不透明の樹脂でも、銀色でない金属でも構わない
が、銀色部と飲料水の間に該水筒容器が介在することに
なるので、熱伝導を妨げないように、水筒容器材料は熱
伝導率の高い金属か、極めて薄い樹脂が選ばれる。
【0012】以上の3つの形態に共通して、容器を銀色
にする部分は容器の全体でも、部分でもよい。同様に水
筒容器を被う透明薄板も容器全体を被っても、部分的に
被っても構わない。但し、冷却効果を高めるためには、
銀色部分と透明薄板で覆われる部分は全体の半分以上の
面積を占めることが好ましい。又、透明薄板で被わない
部分については、断熱材で被うことにより外部からの熱
伝達を避けることが必須である。断熱材は固定式であっ
ても、着脱自在式であっても構わない。
【0013】以上の3つの実施形態に対して4番目の実
施形態は、請求項2で訴求した如く、水筒容器の内側表
面を黒色あるいは暗色に外側表面を銀色に成形あるいは
塗装あるいはコーティングあるいは発色処理したもの
で、その他の構造については実施形態1から3で述べた
ものと共通である。内側表面を黒色あるいは暗色にする
ことによって、輻射された飲料水の熱を容器が吸収する
ために、飲料水の冷却効果が高められる。
【0014】
【実施例】図5に本発明の代表的な実施例を示す。水筒
容器は厚さ0.5ミリメートルのABS樹脂で成形された。容
器の外寸法は、250×180×12ミリメートルの薄い直方体
とした。この寸法は略B5サイズと等しく、カバン等への
収納には好都合な寸法とした。内容積は約500ミリリ
ットルであり、標準的なPETボトルの内容積と等しい。
この樹脂製水筒容器の片側の内面にはアルミニウムが蒸
着されている。蒸着したアルミニウムは略純粋なアルミ
ニウムであり、蒸着厚さは約20ミクロンとした。アル
ミ蒸着面の内側にはポリエステルのフィルムがラミネー
トされた。ポリエステルフィルムの厚さは約10ミクロ
ンであった。水筒容器の外周は、厚さ0.5ミリメートル
のABS樹脂製の透明板で全面を覆われている。水筒容器
と透明板の間隙は4ミリメートルとし、間隙部にはABS
樹脂の架橋が適宜設けられて間隙を一定に保っている。
この結果、外側寸法は259×189×21ミリメートルとなっ
た。水筒容器のコーナー部にはネジ式の蓋を有する栓が
設けられた。栓の口径は約20ミリメートルであり、飲
料水の出し入れを最低限満足する寸法が確保されてい
る。
【0015】図6には別な実施例を示した。この実施例
では、図2と同じ構造の水筒の中に活性炭の粒子を投入
してある。周知の如く活性炭は塩素やトリハロメタン等
の化学物質を吸着する性能を有しているので、水道水か
らの水を入れても、一定時間を経過すれば化学物質は吸
着されて、安全でおいしい水を飲用することが可能とな
る。別な実施例では、本発明の水筒にトルマリンの微粒
子が投入された。トルマリンの効果により、内部の水は
僅かにアルカリ化された。このような粒子が飲料水を飲
用する際に流出するのを防ぐ目的で、本実施例の水筒内
部の栓付近には、粒子をせき止める堰が設けられてい
る。
【0016】図7は別な実施例である。この例では、外
側に局所的に凸部を有するアルミニウム製の角筒容器の
外周部を透明な樹脂フィルムが被っている。樹脂フィル
ムは所謂シュリンクラップ方式で成形された。この実施
例の場合、局所的凸部の部分には空気層が形成されてい
ないために、断熱効果はやや劣るが、製造が容易である
という利点が有る。
【0017】図8は別な実施例である。この例では、外
側に局所的に凸部を有する黒色の樹脂製の角筒容器の外
面がアルミニウム蒸着により銀色になっている。角筒容
器の外周部は透明な樹脂フィルムで被われている。樹脂
フィルムは所謂シュリンクラップ方式で成形されてい
る。請求項2で訴求した如く、あるいは実施形態の4番
目として説明した如く、水筒容器を内側から、即ち飲料
水側から見た時に黒色あるいは暗色である方が、銀色に
見える場合よりも、飲料水の冷却効果は僅かながら促進
された。
【0018】
【発明の効果】以上説明した構造により、氷を投入した
り冷蔵庫で冷やす事無く水筒内の飲料水を冷却・保冷で
きる軽量・簡便・安価な水筒を実現できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の水筒の基本構造と基本的な実施形態を
示した説明図である。
【図2】本発明の1番目の実施形態を示した説明図であ
る。
【図3】本発明の2番目の実施形態を示した説明図であ
る。
【図4】本発明の3番目の実施形態を示した説明図であ
る。
【図5】本発明の代表的な実施例を説明した図である。
【図6】本発明の別な実施例を示す図である。
【図7】本発明の別な実施例を示す図である。
【図8】本発明の別な実施例を示す図である。
【符号の説明】
1 容器 2 栓 3 透明板 4 断熱材 5 銀色コーティング 6 飲料水 7 銀色金属製または銀色樹脂製容器 8 樹脂フィルム 9 蓋 10 透明樹脂製容器 11 活性炭 12 堰 13 アルミニウム製筒型容器 14 透明樹脂フィルム 15 黒色樹脂製筒型容器 16 アルミニウム蒸着

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 全部あるいは一部を銀色に成形あるいは
    コーティングあるいは金属蒸着あるいは発色処理された
    水密製の容器1、該容器の一部に設けられた開閉自在の
    栓2、前記容器の外周部の全部または一部を略一定の間
    隔をあけて被う透明板あるいは透明フィルム3、該透明
    板あるいは透明フィルムが前記容器の略全面を被わない
    場合には被わない部分に固定的あるいは着脱自在に設け
    られた断熱材4から成る水筒。
  2. 【請求項2】容器の全部または一部の内側が黒色あるい
    は暗色に外側は銀色に成形あるいは塗装あるいはコーテ
    ィングあるいは金属蒸着あるいは発色処理されたことを
    特徴とする請求項1記載の水筒。
JP2002036949A 2002-02-14 2002-02-14 水 筒 Pending JP2003235739A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2021180710A (ja) * 2020-05-18 2021-11-25 三恵技研工業株式会社 飲料用断熱容器

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2021180710A (ja) * 2020-05-18 2021-11-25 三恵技研工業株式会社 飲料用断熱容器
WO2021235072A1 (ja) * 2020-05-18 2021-11-25 三恵技研工業株式会社 飲料用断熱容器
JP7263291B2 (ja) 2020-05-18 2023-04-24 三恵技研工業株式会社 飲料用断熱容器
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