JP2003235198A - スピンドルモータ - Google Patents

スピンドルモータ

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JP2003235198A JP2002029192A JP2002029192A JP2003235198A JP 2003235198 A JP2003235198 A JP 2003235198A JP 2002029192 A JP2002029192 A JP 2002029192A JP 2002029192 A JP2002029192 A JP 2002029192A JP 2003235198 A JP2003235198 A JP 2003235198A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軸とボール軸受の内輪間の電気的導通を確保
して、記録ディスクに帯電した静電気をモータベースに
放電させることができるスピンドルモータを提供する。 【解決手段】ハードディスク等の記録ディスクの駆動装
置に用いられるスピンドルモータであり、軸4の外径φ
s1を、ボール軸受8A,8Bの内輪8A2,8B2の
内径φbより小さく形成し、軸4と内輪8A2,8B2
とを接触させ、導通を確保して固着する構成としたもの
である。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、ハードディスク等
の記録ディスクの駆動装置に用いられるスピンドルモー
タに関し、特にボール軸受を使用したスピンドルモータ
に関する。 【0002】 【従来の技術】従来のスピンドルモータの構成とその組
立て方法の一例を、図6乃至図8を用いて説明する。ま
ずその構成について説明する。図6はそのスピンドルモ
ータの断面図である。このスピンドルモータはステータ
部101、ロータ部102及びボール軸受108A,1
08Bで構成されている。 【0003】ステータ部101は、モータベース10
3、軸104、ステータコア105、及び駆動コイル1
06で構成され、ロータ部102は、記録ディスク11
2を固定したロータハブ109、ロータヨーク110、
磁石111とでそれぞれ構成されている。 【0004】ボール軸受108A,108Bは、その外
輪108A1,108B1がロータハブ109の内周部
に圧入されるとともに、非導電性の嫌気性接着剤116
により固着されている。また、内輪108A2,108
B2は軸104の外周部に接着剤116により固着され
ている。ボール軸受の外輪108A1,108B1とロ
ータハブ109との電気的導通は、圧入による金属接触
により確保されている。この電気的導通については後述
する。 【0005】次に、ロータ部、ステータ部及び軸の組立
てについて図7を用いて説明する。同図に示す治具11
7に軸104を立て、軸104の所定の位置に設けられ
た接着剤溜まりの環状溝115a,115bに接着剤1
16を塗布した後、ボール軸受の内輪108A2,10
8B2を軸104に嵌合させるようにロータ部102を
軸104の上方から挿着する。この挿着は、治具118
により予圧Fvをボール軸受の内輪108A2に加えて
行う。 【0006】図8は軸104に内輪108A2,108
B2を挿着した後の部分断面図である。軸104の外径
は、内輪108A2,108B2の内径より小さく形成
されており、軸104の中心C1と、内輪108A2,
108B2の中心C2とが一致するように位置を規制し
つつ接着剤116を硬化させる。従って、軸104と内
輪108A2,108B2との間に同心状に隙間Dが形
成され、この隙間Dに接着剤116が充填して硬化す
る。即ち、軸104と内輪108A2,108B2とは
非接触状態で固着されている。 【0007】このようにして軸104とボール軸受10
8A,108Bとを固着した後、軸104を治具117
から抜いて図6のようにモータベース103に圧入し、
組立ては完了する。隙間Dは通常0.004 mm程度
であり、図8は理解を容易にするために実際よりも隙間
を大きく表わしたものである。 【0008】スピンドルモータによっては、モータ内部
からダストが漏出して記録ディスク112の表面に付着
するのを防止するために、モータベース103の反対側
に磁性流体シール119を設けているタイプのものがあ
り、図6に示す従来例はこれを具備したスピンドルモー
タである。キャップ120は防塵のために取り付けられ
ている。 【0009】以上のようにロータ部102は一対のボー
ル軸受108A,108Bを介して軸104に対して回
転自在に組立てられ、前記ステータコア105に巻回さ
れた駆動コイル106への通電切換えによりその回転が
制御される構成となっているものである。 【0010】 【発明が解決しようとする課題】ところで、スピンドル
モータを駆動源としたハードディスク等の記録ディスク
駆動装置においては、近年高容量化の要求により記録デ
ィスクの高速回転化とMRヘッド化が進んでいる。しか
しながら、高速回転化に伴って静電気が記録ディスクに
発生し易くなっており、記録ディスクに帯電したこの静
電気が、MRヘッドに放電してMRヘッドが破損すると
いう問題が多発している。 【0011】この破損を防止するためには記録ディスク
に帯電した静電気をモータベースに放電すればよく、そ
の場合、ロータハブと軸間の電気抵抗値が1kΩ以下で
電気的導通が確保されていることが必要とされている。
図5(a)は、その従来のスピンドルモータにおけるロ
ータハブと軸間の電気抵抗値分布を示した図で、供試個
数を50個として示した例である。同図は、ロータハブ
と軸間の平均抵抗値が112MΩであり、抵抗値が1k
Ω以上となる36個すべてが40MΩを超える極めて大
きな抵抗値となっていることを示している。 【0012】従来のボール軸受を使用したスピンドルモ
ータにおいては、軸とボール軸受間の電気的導通がこの
ように確保されていないので、記録ディスクに帯電した
静電気をモータベースに放電することが困難であった。
そして、この放電に関しては、電気抵抗値が少なくとも
40MΩ以上ある場合には電気的導通が確保されていな
いものとして扱う必要があった。 【0013】次に、上記困難な理由についての詳細を以
下に説明する。従来のスピンドルモータにおいては、記
録ディスク112、ロータハブ109及びボール軸受1
08A,108B間の電気的導通と、軸104とモータ
ベース103間の電気的導通はそれぞれ確保されてい
た。しかしながら、軸104とボール軸受の内輪108
A2,108B2とは非接触であるために電気的導通が
なく、これを確保するため従来いくつかの手段が考えら
れてきた。 【0014】まず、軸をボール軸受の内輪に圧入すると
いう手段である。この手段では、圧入組立て時による過
大な負荷をボール軸受にかけることからボール軸受の軌
道面に悪影響を与え、結果として「非繰り返し振れ精度
(以下NRRO:Non Re−peatitive
Run Out)」が悪化するという問題が発生してい
た。 【0015】別の手段として、軸とボール軸受とを導電
性接着剤で固着させる方法が、特開平11−16776
5に開示されている。しかしながら、この手段では、導
電性接着剤の粘度が高いため軸とボール軸受の内輪との
隙間に必要な量を安定的に充填させることが困難であっ
て、生産性が悪く信頼性も低いという問題があった。加
えて導電性接着剤自体のコストが極めて高いという根本
的な問題もあった。 【0016】そこで本発明が解決しようとする課題は、
記録ディスクに帯電した静電気をモータベースに放電さ
せるために必要な、軸とボール軸受間の電気的導通の確
保を、軸の圧入によらず、また導電性接着剤の使用によ
らずに可能としたスピンドルモータを提供することにあ
る。 【0017】 【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本願発明は手段として次の構成を有する。即ち、
ボール軸受8A,8Bと、前記ボール軸受8A,8Bの
内輪8A2,8B2に固着した軸4と、前記ボール軸受
8A,8Bの外輪8A1,8B1に固着したロータハブ
9とを備えたスピンドルモータにおいて、前記軸4の外
径φs1を前記内輪8A2,8B2の内径φbより小さ
く形成し、前記軸4と前記内輪8A2,8B2とを接触
させ、電気的導通を確保して固着した構成としたことを
特徴とするスピンドルモータ。 【0018】 【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、好ましい
実施例により(I):構成、(II):組立ての順に図1
乃至図4を用いて順次説明する。 (I):構成 図1は本発明のスピンドルモータの断面図である。本発
明のスピンドルモータは、ステータ部1、ロータ部2及
び第1,第2のボール軸受8A,8Bで構成される。 【0019】 ステータ部1の詳細 ステータ部1は、モータベース3、ステータコア5、軸
4及び駆動コイル6で構成されている。モータベース3
は、アルミニウムのダイキャストで形成され、所定の位
置に軸孔3aが設けられている。さらに軸孔3aを略中
心としたリング状凸部7が設けられステータコア5の内
周部を保持している。 【0020】ステータコア5は、所定の形状に打ち抜か
れた珪素鋼鈑が積層されて形成され、駆動コイル6が巻
回されている。軸4は、ステンレス鋼(SUS)材を切
削して形成され、その外周面の所定の位置には接着剤溜
まりである環状溝15a,15bが設けられている。そ
してモータベース3に圧入等により立設されている。 【0021】 ロータ部2の詳細 ロータ部2はロータハブ9、ロータヨーク10、磁石1
1とで構成される。ロータハブ9は略円筒状であって、
アルミニウムを切削して形成されている。ロータハブ9
の外周部分には、記録ディスク12を支持固定するため
の円筒部9aとフランジ部9bとが設けられている。2
枚の記録ディスク12は、スペーサ13を間に挟みつ
つ、図示しないクランパによって前記円筒部9a及びフ
ランジ部9bに直接接触して固定されている。 【0022】一方、ロータハブ9の内周部分には、第
1,第2のボール軸受8A,8Bを装着するための、装
着壁14a1,14b1及び軸方向の当て面14a2,
14b2が設けられている。装着壁14a1,14b1
の内周面には接着剤溜まりである環状溝15c,15d
が設けられている。 【0023】円筒状のロータヨーク10は、その内周面
に円筒状の磁石11が固着されており、ロータハブ9の
底面の所定位置に固着されている。また、磁石11の内
径は、ステータ部1とロータ部2とを軸4を介して組み
合わせた状態で、前記ステータコア5の外周面と所定の
間隔となるように設定されている。 【0024】 ボール軸受8A,8Bの詳細 第1,第2のボール軸受8A,8Bは、高炭素クロム軸
受鋼(SUJ)等の金属材料からなり、その外輪8A
1,8B1と内輪8A2,8B2間の電気的導通が確保
されている。 【0025】(II):組立て ボール軸受のロータハブへの装着について 第1,第2のボール軸受8A,8Bのロータハブ9への
装着について図2を用いて説明する。図2は、第1,第
2のボール軸受の外輪8A1,8B1をロータハブ9の
内周部に装着した後の軸方向断面図であり、その他の構
成部は省略している。 【0026】まず環状溝15c、15dに非導電性の嫌
気性接着剤16を注入する。次に第1のボール軸受8A
を軸の一方(図の上方)から、第2のボール軸受8Bを
軸の他方(図の下方)から所定の予圧Fv1でロータハ
ブ9内面に圧入する。圧入により外輪8A1,8B1の
挿入方向側端面が、それぞれ当て面14a2,14b2
に突き当てられる。 【0027】その後、接着剤16はその嫌気性により硬
化して外輪8A1,8B1はロータハブ9に固着され
る。従って、ロータハブ9とボール軸受8A,8Bと
は、装着壁14a1,14b1及び当て面14a2,1
4b2を介して電気的導通が確保されている。 【0028】 ロータ部と軸との組立てについて ロータ部2と軸4との組立てについて図3,図4を用い
て説明する。図3は、治具台17上で、ボール軸受の内
輪8A2に予圧FV2を、そして軸4に力Fhを印加し
て行う組立てについて説明する軸方向断面図である。ま
た図4は、この組立て後の軸4と内輪8A2,8B2と
の位置関係を示す軸方向断面図である。理解を容易にす
るために、図3,図4は実際の形状を誇張して示してい
る。 【0029】まず図3を用いて説明する。治具台17の
中央には軸4が挿入されてこれをガタ無く立てることが
できる軸挿入穴17aが設けられている。また、軸挿入
穴17aを略中心として、ロータハブ9の径方向の位置
決めができるように環状のガイドフランジ17bが設け
られている。 【0030】予圧治具18は一端が開口した略円筒状を
しており、開口側端面はロータハブ9の上面側に装着さ
れた第1のボール軸受8Aの内輪8A2のみに当接する
ように形成されている。この予圧治具18は、軸方向に
予圧を印加するのと同時に、軸と直交した方向の力を印
加することができる構造になっている。 【0031】組立ては以下のように行う。まず治具台1
7の軸挿入穴17aに軸4を挿入してこれを立てる。次
に軸4の外周面に設けた環状溝15a,15bに非導電
性の嫌気性接着剤16を注入する。そして軸4の上方か
ら第1,第2のボール軸受8A,8Bを固着したロータ
ハブ9を挿着する。装着は、軸4の外径φs1が、第
1,第2のボール軸受の内輪8A2,8B2の径φbよ
り小さくなるように寸法とその公差が設定されているの
で、過大な予圧を与えることなく容易に行える。 【0032】本実施例においては、 軸4の外径φs1=φ5 (−0.005/−0.00
8) 従って、4.992 mm≦φs1≦4.995 mm
である。 内輪8A2,8B2の内径φb=φ5(0/−0.00
5) 従って、4.995 mm≦φb≦5.000 mm で
ある。ただし( )内は寸法公差である。このように軸
4の外形φs1は内輪8A2,8B2の内径φbよりも
最大で、0.008 mm 細く形成されている。 【0033】次に、ロータハブ9を軸4に装着する時に
は、図3の上方から予圧治具18を用いて内輪8A2に
所定の軸方向予圧Fv2を印加しつつ、軸4に所定の軸
と直交方向の力Fhを印加する。これにより、軸4は内
輪8A2,8B2にA点(図4)で直接接触する。 【0034】この状態で接着剤16は隙間Dに浸透充填
し、その嫌気性により硬化するので、軸4と内輪8A
2,8B2とはA点で接触した状態、即ち電気的に導通
が確保された状態で固着される。前述の寸法設定におい
ては、軸4と内輪8A2,8B2との最大隙間Dmaxは
φb−φs1の0.008 mmとなる。以上により、
ロータ部2と軸4との組立ては完了する。 【0035】 ロータ部とステータ部の組立てについ
て 図1に戻り、ロータ部2に組み付けた軸4をモータベー
ス3の軸孔3aに圧入することでロータ部2とステータ
部1とは組立てられる。最後に防塵用のキャップ20を
装着してスピンドルモータの組立てが完了する。 【0036】〜のように組立てたモータにおいて、
ロータ部2は、第1、第2のボール軸受8A,8Bを介
して軸4に対して回転自在となっている。そして、前記
ステータコア5に巻回された駆動コイル6への通電切換
えによりロータ部2はその回転が制御される構成となっ
ている。 【0037】以上の(I),(II)で説明した実施例に
よれば、記録ディスク12→ロータハブ9→ボール軸受
8A,8B→軸4→モータベース3の経路で電気的導通
が完全に確保される為、記録ディスクに帯電した静電気
を確実にモ−タベースに放電させることができる。従っ
て、記録ディスク駆動装置において本発明に係るスピン
ドルモータを駆動源として使用すれば、記録ディスクに
帯電した静電気がMRヘッドに放電してMRヘッドを破
壊することはなく、長期間高い信頼性が得られる。 【0038】ここで、本願発明者らが製作した本実施例
に係るスピンドルモータにおける、ロータハブと軸間の
電気抵抗値分布を図5(b)に示す。供試個数は50個
であり、接着剤は非導電性の嫌気性接着剤である。前述
した図50(a)に示す従来のスピンドルモータでは、
50個中36個の供試体において40MΩ以上の抵抗値
を示して電気的導通が確保されていなかったのに対し、
図50(b)に示す本発明に係るスピンドルモータで
は、50個すべてにおいて252Ω以下の極めて小さい
抵抗値で電気的導通を確保しており、またばらつきも大
幅に少なくなっている。 【0039】平均値比較においても、本実施例に係るス
ピンドルモータでの平均抵抗値は、67.3Ωであり、
従来のスピンドルモータの約1/107 という極めて小
さい値になっている。従って、必要とされている電気抵
抗値1kΩ以下という条件を十分満足して電気的導通が
確保されている。以上のように、軸とボール軸受の内輪
とを接触させて固着させることで、極めて安定して必要
な電気的導通が確保できることが確認された。 【0040】さて、本発明の実施例は、上述した構成に
限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範
囲において例えば下記のように変更が可能である。 【0041】接着剤16は嫌気性接着剤に限定されるも
のではなく、紫外線硬化型や熱硬化型接着剤を使用して
もよい。また、軸とボール軸受の内輪とが接触していれ
ば、前記最大隙間Dmaxは0.008 mm程度でな
くてもよいのは言うまでもない。前記最大隙間Dmax
は、使用する接着剤の種類や粘度、あるいは塗布工法に
応じて、充填が容易で接着強度等が最適になる様に適宜
設定することできる。 【0042】また、粘度の比較的高い接着剤が充填可能
な程度に最大隙間Dmaxを設定すれば導電性接着剤を
使用することも可能で、その場合はコストアップになる
ものの電気抵抗がさらに低減されることが期待できる。 【0043】一方、軸とボール軸受との固着は接着剤に
よらなくてもよい。例えばスポット溶接で行ってもよ
く、本発明における固着とは溶着を含むものである。さ
らにボール軸受は2ヶに限定されるものではなく、また
他の軸受との併用でもよい。軸4の断面形状は円形に限
定されるものではなく、例えば一部をカットした略D形
状でもよく、あるいは角部を有していてもよい。 【0044】 【発明の効果】以上詳述したように、本願発明によれ
ば、軸4をボール軸受8A,8Bの内輪8A2,8B2
に圧入することなく電気的導通が確実に確保できるの
で、NRROが悪化するという問題は発生しない。ま
た、軸4と前記内輪8A2,8B2とを例えば非導電性
接着剤で固着した場合には、生産性を悪化させることは
なくコストアップとなることもなく電気的導通が確実に
確保できる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明のスピンドルモータの実施例を示す断面
図である。 【図2】本発明のスピンドルモータの実施例を説明する
断面図である。 【図3】本発明のスピンドルモータの実施例における組
立方法を説明する断面図である。 【図4】本発明のスピンドルモータの実施例における要
部を示す部分断面図である。 【図5】従来及び本発明のスピンドルモータにおける電
気抵抗値分布を示すグラフである。 【図6】従来のスピンドルモータを示す断面図である。 【図7】従来のスピンドルモータにおける組立方法を説
明する断面図である。 【図8】従来のスピンドルモータにおける要部を示す部
分断面図である。 【符号の説明】 3 モータベース 4 軸 8A,8B, ボール軸受 8A1,8B1 外輪 8A2,8B2 内輪 9 ロータハブ 16 接着剤 φs1 (軸の)外径 φb (内輪の)内径 D 隙間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5H605 BB05 BB10 BB19 CC04 DD05 DD09 EB10 EB30 EB38 GG04 5H607 AA12 BB01 BB07 BB14 BB17 DD03 DD19 FF12 GG08 JJ04 JJ06 5H615 AA01 BB01 BB07 BB14 PP25 SS18 SS19 5H621 GA01 JK01 JK19

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】ボール軸受と、前記ボール軸受の内輪に固
    着した軸と、前記ボール軸受の外輪に固着したロータハ
    ブとを備えたスピンドルモータにおいて、 前記軸の外径を前記内輪の内径より小さく形成し、前記
    軸と前記内輪とを接触させ、電気的導通を確保して固着
    した構成としたことを特徴とするスピンドルモータ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2016002464A1 (ja) * 2014-06-30 2016-01-07 ダイキン工業株式会社 電動機
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