JP2003234676A - 無線通信装置 - Google Patents
無線通信装置Info
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- JP2003234676A JP2003234676A JP2002031488A JP2002031488A JP2003234676A JP 2003234676 A JP2003234676 A JP 2003234676A JP 2002031488 A JP2002031488 A JP 2002031488A JP 2002031488 A JP2002031488 A JP 2002031488A JP 2003234676 A JP2003234676 A JP 2003234676A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 高い精度で受信に適したタイミングを検出す
ることが可能な無線通信装置を提供する。 【解決手段】 パスサーチ制御手段100aが、パス検
出を行うサーチャ16aを制御し、±1/2チップ、す
なわちフィンガ16b、16c、16dのDLL機能に
より容易に自動修正可能な範囲±1/4チップの2倍よ
りも大きな3/2チップずつ受信タイミングを可変して
パス検出を行う操作を、所定のタイミング区間で繰り返
すことで、結果として1/2チップ間隔でパス検出を行
い、受信に適したパスを検出するようにしたものであ
る。
ることが可能な無線通信装置を提供する。 【解決手段】 パスサーチ制御手段100aが、パス検
出を行うサーチャ16aを制御し、±1/2チップ、す
なわちフィンガ16b、16c、16dのDLL機能に
より容易に自動修正可能な範囲±1/4チップの2倍よ
りも大きな3/2チップずつ受信タイミングを可変して
パス検出を行う操作を、所定のタイミング区間で繰り返
すことで、結果として1/2チップ間隔でパス検出を行
い、受信に適したパスを検出するようにしたものであ
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、スペクトラム拡
散通信方式により無線通信を行う無線通信装置に関す
る。
散通信方式により無線通信を行う無線通信装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】周知のように、通信方式として直接拡散
−スペクトル拡散方式を採用する無線通信装置では、受
信に適した複数のパスを検出し、これらのパスを複数の
逆拡散器を用いて逆拡散し、この結果をRAKE(レイ
ク)合成して受信を行うようにしている。
−スペクトル拡散方式を採用する無線通信装置では、受
信に適した複数のパスを検出し、これらのパスを複数の
逆拡散器を用いて逆拡散し、この結果をRAKE(レイ
ク)合成して受信を行うようにしている。
【0003】このように、直接拡散−スペクトル拡散方
式を採用する無線通信装置では、複数の経路を通じた信
号を受信して合成することで、耐フェージング特性を向
上させている。
式を採用する無線通信装置では、複数の経路を通じた信
号を受信して合成することで、耐フェージング特性を向
上させている。
【0004】上述したRAKE合成を行うためには、受
信に適した複数のパスを検出する必要があるため、パス
の検出精度が受信特性を決定する大きな要因となってい
る。
信に適した複数のパスを検出する必要があるため、パス
の検出精度が受信特性を決定する大きな要因となってい
る。
【0005】従来の無線通信装置では、受信信号を種々
の位相の拡散符号で順次逆拡散して、この逆拡散の結果
から最適なパスを検出する。ここで、逆拡散に用いられ
る拡散符号は、図2に示すように、拡散符号1/2チッ
プに相当する時間間隔ΔT0ずつ位相を変化させた位相
(受信タイミング)T1、T2、T3、…を有するもの
であり、図9に示すように、受信して得たディジタル信
号Rの所定のタイミングの信号rに、順次乗算される。
の位相の拡散符号で順次逆拡散して、この逆拡散の結果
から最適なパスを検出する。ここで、逆拡散に用いられ
る拡散符号は、図2に示すように、拡散符号1/2チッ
プに相当する時間間隔ΔT0ずつ位相を変化させた位相
(受信タイミング)T1、T2、T3、…を有するもの
であり、図9に示すように、受信して得たディジタル信
号Rの所定のタイミングの信号rに、順次乗算される。
【0006】しかしながら、受信信号は、フェージング
をはじめとする種々の原因により時々刻々とその受信電
力レベルが変化することが知られている。このため、状
況によっては、パスを検出する際に、一時的に受信電力
レベルが低下してしまい、最適なパスであっても検出し
損なってしまうという問題があった。
をはじめとする種々の原因により時々刻々とその受信電
力レベルが変化することが知られている。このため、状
況によっては、パスを検出する際に、一時的に受信電力
レベルが低下してしまい、最適なパスであっても検出し
損なってしまうという問題があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の無線通信装置で
は、フェージングをはじめとする種々の原因により、受
信信号の電力レベルが時々刻々と変化するため、複数の
相関器を用いても、状況によっては、受信に適したパス
を検出し損なってしまうという問題があった。この発明
は上記の問題を解決すべくなされたもので、高い精度で
受信に適したパスを検出することが可能な無線通信装置
を提供することを目的とする。
は、フェージングをはじめとする種々の原因により、受
信信号の電力レベルが時々刻々と変化するため、複数の
相関器を用いても、状況によっては、受信に適したパス
を検出し損なってしまうという問題があった。この発明
は上記の問題を解決すべくなされたもので、高い精度で
受信に適したパスを検出することが可能な無線通信装置
を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明は、直接拡散−スペクトラム拡散方式を
通信方式とする移動通信システムに用いられる無線通信
装置において、受信信号を種々の位相の拡散符号で逆拡
散し、この逆拡散によって得られる相関レベルに基づい
て受信に適したパスを検出するパス検出手段と、このパ
ス検出手段が検出したパスに対応する位相の拡散符号を
用いて、受信信号を復調する復調手段と、パス検出手段
の検出動作にあわせてパス検出手段にて用いる拡散符号
の位相を可変制御するものであって、拡散符号の位相を
そのチップレート以上の第1の量ずつ可変する制御を繰
り返して、チップレート未満の第2の量の位相毎にパス
検出を行わせる制御手段とを具備して構成するようにし
た。
めに、この発明は、直接拡散−スペクトラム拡散方式を
通信方式とする移動通信システムに用いられる無線通信
装置において、受信信号を種々の位相の拡散符号で逆拡
散し、この逆拡散によって得られる相関レベルに基づい
て受信に適したパスを検出するパス検出手段と、このパ
ス検出手段が検出したパスに対応する位相の拡散符号を
用いて、受信信号を復調する復調手段と、パス検出手段
の検出動作にあわせてパス検出手段にて用いる拡散符号
の位相を可変制御するものであって、拡散符号の位相を
そのチップレート以上の第1の量ずつ可変する制御を繰
り返して、チップレート未満の第2の量の位相毎にパス
検出を行わせる制御手段とを具備して構成するようにし
た。
【0009】上記構成の無線通信装置では、パス検出手
段にて用いる拡散符号の位相を、拡散符号のチップレー
ト以上の第1の量ずつ可変する制御を繰り返して、チッ
プレート未満の第2の量の位相毎にパス検出を行わせる
ようにしている。
段にて用いる拡散符号の位相を、拡散符号のチップレー
ト以上の第1の量ずつ可変する制御を繰り返して、チッ
プレート未満の第2の量の位相毎にパス検出を行わせる
ようにしている。
【0010】したがって、上記構成の無線通信装置によ
れば、フェージングなどの影響により理想の位相の拡散
符号を用いていもパス検出が行えなかった場合に、ある
程度の時間をおいて理想の位相から第2の量だけ位相が
ずれた拡散符号を用いてパス検出が行われるので、この
検出の際に所望のパスを検出する可能性が高く、この結
果、高い精度で受信に適したパスを検出することができ
る。
れば、フェージングなどの影響により理想の位相の拡散
符号を用いていもパス検出が行えなかった場合に、ある
程度の時間をおいて理想の位相から第2の量だけ位相が
ずれた拡散符号を用いてパス検出が行われるので、この
検出の際に所望のパスを検出する可能性が高く、この結
果、高い精度で受信に適したパスを検出することができ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施形態について説明する。図1は、この発明の一実
施形態に係わるCDMA方式の移動無線端末の構成を示
すもので、特にここでは、当該発明に関わる受信系を中
心に説明する。
の実施形態について説明する。図1は、この発明の一実
施形態に係わるCDMA方式の移動無線端末の構成を示
すもので、特にここでは、当該発明に関わる受信系を中
心に説明する。
【0012】送信装置12では、ディジタル化された音
声やデータなどの送信データを、PSK変調などのディ
ジタル変調方式により変調して、この変調されたデータ
を拡散符号を用いて拡散し、広帯域のベースバンド信号
に変換する。
声やデータなどの送信データを、PSK変調などのディ
ジタル変調方式により変調して、この変調されたデータ
を拡散符号を用いて拡散し、広帯域のベースバンド信号
に変換する。
【0013】そして、送信装置12では、上記拡散され
たベースバンド信号を無線周波数の信号にアップコンバ
ートして、共用器11を通じてアンテナ10に入力す
る。この入力された無線周波数の信号は、アンテナ10
より空間に放射され、図示しない基地局に向け送信され
る。
たベースバンド信号を無線周波数の信号にアップコンバ
ートして、共用器11を通じてアンテナ10に入力す
る。この入力された無線周波数の信号は、アンテナ10
より空間に放射され、図示しない基地局に向け送信され
る。
【0014】一方、上記基地局より送信された無線信号
は、アンテナ10にて受信されて、共用器11を通じて
受信装置13に入力される。受信装置13は、無線回路
14と、中間周波回路15と、Rake(レイク)受信
機16とからなる。
は、アンテナ10にて受信されて、共用器11を通じて
受信装置13に入力される。受信装置13は、無線回路
14と、中間周波回路15と、Rake(レイク)受信
機16とからなる。
【0015】無線回路14では、共用器11から受信し
た無線信号が減衰器14aに入力され、ここで、予め設
定した量だけ減衰される。減衰器14aを通過した信号
は、増幅器14bで所定のレベルまで増幅された後、ミ
キサ14cにて周波数シンセサイザ14dにて生成され
た局部発振信号とミキシングされて、中間周波数にダウ
ンコンバートされる。
た無線信号が減衰器14aに入力され、ここで、予め設
定した量だけ減衰される。減衰器14aを通過した信号
は、増幅器14bで所定のレベルまで増幅された後、ミ
キサ14cにて周波数シンセサイザ14dにて生成され
た局部発振信号とミキシングされて、中間周波数にダウ
ンコンバートされる。
【0016】この中間周波数にダウンコンバートされた
信号は、中間周波回路15に入力され、増幅器15aに
て所定のレベルまで増幅される。この増幅結果は、バン
ドパスフィルタ(BPF)15bに入力され、ここより
所望の帯域のみが通過して、ミキサ15cに入力され
る。
信号は、中間周波回路15に入力され、増幅器15aに
て所定のレベルまで増幅される。この増幅結果は、バン
ドパスフィルタ(BPF)15bに入力され、ここより
所望の帯域のみが通過して、ミキサ15cに入力され
る。
【0017】ミキサ15cでは、バンドパスフィルタ1
5bを通過した信号が、周波数シンセサイザ15dにて
生成される信号とミキシングされて、ベースバンド信号
に変換される。
5bを通過した信号が、周波数シンセサイザ15dにて
生成される信号とミキシングされて、ベースバンド信号
に変換される。
【0018】このベースバンド信号は、A/D変換器
(A/D)15eにてディジタル信号に変換され、Ra
ke受信機16に入力される。なお、上記A/D変換器
15eにおけるサンプリングレートは、送信側における
拡散レートの数倍の周波数に設定されている。
(A/D)15eにてディジタル信号に変換され、Ra
ke受信機16に入力される。なお、上記A/D変換器
15eにおけるサンプリングレートは、送信側における
拡散レートの数倍の周波数に設定されている。
【0019】Rake受信機16は、サーチャ16a
と、フィンガ16b、16c、16dと、シンボル合成
器16eとからなり、上記ディジタル信号は、サーチャ
16aと、フィンガ16b、16c、16dにそれぞれ
入力される。
と、フィンガ16b、16c、16dと、シンボル合成
器16eとからなり、上記ディジタル信号は、サーチャ
16aと、フィンガ16b、16c、16dにそれぞれ
入力される。
【0020】サーチャ16aは、複数の相関器と、拡散
符号の生成器を備えており、制御部100からの指示に
従って、種々の拡散符号を位相を変化させて生成し、こ
れを上記相関器を用いて上記ディジタル信号に対して乗
算する逆拡散処理を施し、この逆拡散結果から、基地局
から自端末宛てに送信された信号の受信に適したパスを
複数検出する。
符号の生成器を備えており、制御部100からの指示に
従って、種々の拡散符号を位相を変化させて生成し、こ
れを上記相関器を用いて上記ディジタル信号に対して乗
算する逆拡散処理を施し、この逆拡散結果から、基地局
から自端末宛てに送信された信号の受信に適したパスを
複数検出する。
【0021】そして、サーチャ16aは、上記検出した
パスの逆拡散に用いた拡散符号の識別情報とその位相
(以下、受信タイミングと称する)とを、受信に適した
パスの情報(以下、パス情報と称する)として制御部1
00に通知する。
パスの逆拡散に用いた拡散符号の識別情報とその位相
(以下、受信タイミングと称する)とを、受信に適した
パスの情報(以下、パス情報と称する)として制御部1
00に通知する。
【0022】フィンガ16b、16c、16dは、制御
部100によって割り当てられた受信タイミングおよび
拡散符号で、上記ディジタル信号に逆拡散処理を施すも
ので、それぞれDLL(Delay locked Loop)機能を備
える。
部100によって割り当てられた受信タイミングおよび
拡散符号で、上記ディジタル信号に逆拡散処理を施すも
ので、それぞれDLL(Delay locked Loop)機能を備
える。
【0023】このDLL機能は、現在割り当てられてい
る受信タイミングと拡散符号±1/4チップだけ位相が
ずれた受信タイミングで逆拡散を行い、この逆拡散の結
果と、割り当てられている受信タイミングでの逆拡散の
結果とを比較し、この比較結果に基づいて、受信タイミ
ングを1ループ制御あたり拡散符号±1/4チップだけ
可変して、受信タイミングの誤差を自動修正するループ
制御である。
る受信タイミングと拡散符号±1/4チップだけ位相が
ずれた受信タイミングで逆拡散を行い、この逆拡散の結
果と、割り当てられている受信タイミングでの逆拡散の
結果とを比較し、この比較結果に基づいて、受信タイミ
ングを1ループ制御あたり拡散符号±1/4チップだけ
可変して、受信タイミングの誤差を自動修正するループ
制御である。
【0024】シンボル合成器16eは、フィンガ16
b、16c、16dの逆拡散処理により得られたマルチ
パスの各シンボルを、各フィンガ16b、16c、16
dに割り当てられた受信タイミングを考慮してシンボル
合成する。
b、16c、16dの逆拡散処理により得られたマルチ
パスの各シンボルを、各フィンガ16b、16c、16
dに割り当てられた受信タイミングを考慮してシンボル
合成する。
【0025】シンボル合成器16eにてシンボル合成さ
れた信号は、後段の信号処理部17にて、送信側のディ
ジタル変調に対応する復調処理が施され、受信データが
再生される。
れた信号は、後段の信号処理部17にて、送信側のディ
ジタル変調に対応する復調処理が施され、受信データが
再生される。
【0026】制御部100は、CPU、ROMおよびR
AM等を有してなるものであり、上記CPUが上記RO
Mに記憶される制御プログラムや制御データにしたがっ
て、当該移動無線端末装置の各部を統括して制御するも
のである。
AM等を有してなるものであり、上記CPUが上記RO
Mに記憶される制御プログラムや制御データにしたがっ
て、当該移動無線端末装置の各部を統括して制御するも
のである。
【0027】また、制御部100は、パスサーチ制御手
段100aを備えており、この制御手段により上記サー
チャ16aを制御して、本願特有のパスサーチを実施す
る。そして制御部100は、サーチャ16aの検出結果
に基づいて、各フィンガ16b、16c、16dに対し
て受信するパスの割り当てを行う。
段100aを備えており、この制御手段により上記サー
チャ16aを制御して、本願特有のパスサーチを実施す
る。そして制御部100は、サーチャ16aの検出結果
に基づいて、各フィンガ16b、16c、16dに対し
て受信するパスの割り当てを行う。
【0028】記憶部200は、ROMおよびRAMなど
の記録媒体であって、ユーザが任意に記録可能な電話帳
データをはじめとする種々の情報を記憶するエリアを有
する他に、パスサーチ制御手段100aによるパスサー
チ制御により求めたパス情報を記憶するエリアを有し、
このエリアに記憶する情報はパスサーチ制御手段100
aによって更新される。
の記録媒体であって、ユーザが任意に記録可能な電話帳
データをはじめとする種々の情報を記憶するエリアを有
する他に、パスサーチ制御手段100aによるパスサー
チ制御により求めたパス情報を記憶するエリアを有し、
このエリアに記憶する情報はパスサーチ制御手段100
aによって更新される。
【0029】なお、図1において図示は省略している
が、本装置の構成要素として、上述した各部を動作させ
るための電力を供給し、繰り返し充放電可能なバッテリ
を有する電源部が存在する。
が、本装置の構成要素として、上述した各部を動作させ
るための電力を供給し、繰り返し充放電可能なバッテリ
を有する電源部が存在する。
【0030】次に、上記構成の移動無線端末のパスサー
チ動作について説明する。図2は、逆拡散に用いる拡散
符号の位相、すなわち受信タイミングを示すもので、図
3は、パスサーチ制御手段100aによるパスサーチ制
御の対象となる受信信号と受信タイミングの関係を示す
ものである。
チ動作について説明する。図2は、逆拡散に用いる拡散
符号の位相、すなわち受信タイミングを示すもので、図
3は、パスサーチ制御手段100aによるパスサーチ制
御の対象となる受信信号と受信タイミングの関係を示す
ものである。
【0031】図3の例では、説明を簡明にするために、
サーチャ16aが備える相関器の1つに対する制御につ
いて着目し、同様の制御が他の相関器に対しても行われ
ているものとする。
サーチャ16aが備える相関器の1つに対する制御につ
いて着目し、同様の制御が他の相関器に対しても行われ
ているものとする。
【0032】パスサーチ制御手段100aは、サーチャ
16aを制御して、A/D変換器15eにて得られたデ
ィジタル信号Rの所定のタイミングの信号rに対し、拡
散符号2チップに相当する時間間隔ΔT1だけ位相を変
化させた拡散符号を順次乗算させ逆拡散させる。すなわ
ち、位相をT1、T4、T7、…、T2、T5、T8、
…と可変して、信号Rを逆拡散する。
16aを制御して、A/D変換器15eにて得られたデ
ィジタル信号Rの所定のタイミングの信号rに対し、拡
散符号2チップに相当する時間間隔ΔT1だけ位相を変
化させた拡散符号を順次乗算させ逆拡散させる。すなわ
ち、位相をT1、T4、T7、…、T2、T5、T8、
…と可変して、信号Rを逆拡散する。
【0033】そして、サーチャ16aは、上記逆拡散の
結果に基づいて、最適な受信タイミングを検出し、これ
と逆拡散に用いた拡散符号の識別情報を対応づけてパス
情報としてパスサーチ制御手段100aに通知する。こ
の通知を受けたパスサーチ制御手段100aは、通知さ
れたパス情報を記憶部200の所定のエリアに記録す
る。
結果に基づいて、最適な受信タイミングを検出し、これ
と逆拡散に用いた拡散符号の識別情報を対応づけてパス
情報としてパスサーチ制御手段100aに通知する。こ
の通知を受けたパスサーチ制御手段100aは、通知さ
れたパス情報を記憶部200の所定のエリアに記録す
る。
【0034】やがて、制御部100は、記憶部200に
記憶されるパス情報に基づいて、フィンガ16b、16
c、16dに対して受信するパスの割り当てを行う。こ
れに対して、フィンガ16b、16c、16dは、制御
部100によって割り当てられた受信タイミングおよび
拡散符号で、A/D変換器15eにて得られたディジタ
ル信号に逆拡散処理を施す。
記憶されるパス情報に基づいて、フィンガ16b、16
c、16dに対して受信するパスの割り当てを行う。こ
れに対して、フィンガ16b、16c、16dは、制御
部100によって割り当てられた受信タイミングおよび
拡散符号で、A/D変換器15eにて得られたディジタ
ル信号に逆拡散処理を施す。
【0035】そして、フィンガ16b、16c、16d
は、DLL機能により、現在割り当てられている受信タ
イミングと拡散符号±1/4チップだけ位相がずれた受
信タイミングで逆拡散を行い、この逆拡散の結果と、割
り当てられている受信タイミングでの逆拡散の結果とを
比較し、この比較結果に基づいて、受信タイミングを1
ループ制御あたり拡散符号±1/4チップだけ可変し
て、受信タイミングの誤差を自動修正する。
は、DLL機能により、現在割り当てられている受信タ
イミングと拡散符号±1/4チップだけ位相がずれた受
信タイミングで逆拡散を行い、この逆拡散の結果と、割
り当てられている受信タイミングでの逆拡散の結果とを
比較し、この比較結果に基づいて、受信タイミングを1
ループ制御あたり拡散符号±1/4チップだけ可変し
て、受信タイミングの誤差を自動修正する。
【0036】一般に、逆拡散の結果は、図4に示すよう
に、理想の受信タイミングT0より±1/2チップだけ
位相がずれた受信タイミングT1,T2においても、自
己相関によりある程度の相関レベルが検出できる。
に、理想の受信タイミングT0より±1/2チップだけ
位相がずれた受信タイミングT1,T2においても、自
己相関によりある程度の相関レベルが検出できる。
【0037】しかしながら、フェージングによって、理
想の受信タイミングT0における相関レベルが低い場合
には、隣接する受信タイミングT1,T2における自己
相関のレベルも低下するため、受信タイミングT1,T
2を受信に適したものとして検出することはできない。
想の受信タイミングT0における相関レベルが低い場合
には、隣接する受信タイミングT1,T2における自己
相関のレベルも低下するため、受信タイミングT1,T
2を受信に適したものとして検出することはできない。
【0038】これに対して、上記構成の無線通信装置で
は、パス検出において、±1/2チップ(フィンガ16
b、16c、16dのDLL機能により容易に自動修正
可能な範囲±1/4チップの2倍)よりも大きな3/2
チップずつ受信タイミングを可変してパス検出を行う操
作を、所定のタイミング区間で繰り返すことで、結果と
して1/2チップ間隔でパス検出を行い、受信に適した
パスを検出するようにしている。
は、パス検出において、±1/2チップ(フィンガ16
b、16c、16dのDLL機能により容易に自動修正
可能な範囲±1/4チップの2倍)よりも大きな3/2
チップずつ受信タイミングを可変してパス検出を行う操
作を、所定のタイミング区間で繰り返すことで、結果と
して1/2チップ間隔でパス検出を行い、受信に適した
パスを検出するようにしている。
【0039】すなわち、受信タイミング検出の分解能Δ
T(1/2チップ)を低下させることなく、受信タイミ
ングを分散させてパス検出を行うので、理想の受信タイ
ミングT0およびこれに隣接する受信タイミングT1,
T2について分散したタイミングでパスの検証が行われ
る。
T(1/2チップ)を低下させることなく、受信タイミ
ングを分散させてパス検出を行うので、理想の受信タイ
ミングT0およびこれに隣接する受信タイミングT1,
T2について分散したタイミングでパスの検証が行われ
る。
【0040】したがって、上記構成の無線通信装置によ
れば、理想の受信タイミングT0における相関レベルが
一時的に低い場合でも、隣接する受信タイミングT1,
T2にてパスを検証する際にパスが検出される可能性が
高く、この結果、高い精度で受信に適したタイミングを
検出することができる。
れば、理想の受信タイミングT0における相関レベルが
一時的に低い場合でも、隣接する受信タイミングT1,
T2にてパスを検証する際にパスが検出される可能性が
高く、この結果、高い精度で受信に適したタイミングを
検出することができる。
【0041】尚、この発明は上記実施の形態に限定され
るものではない。上記実施の形態では、パスサーチ制御
手段100aは、サーチャ16aを制御して、受信タイ
ミングをΔT1(3/2チップ)ずつ可変して受信に適
したパスを検出するように制御したが、これに代わって
例えば、受信タイミングを周期的に可変するようにして
もよい。
るものではない。上記実施の形態では、パスサーチ制御
手段100aは、サーチャ16aを制御して、受信タイ
ミングをΔT1(3/2チップ)ずつ可変して受信に適
したパスを検出するように制御したが、これに代わって
例えば、受信タイミングを周期的に可変するようにして
もよい。
【0042】図5はその一例を示すもので、パスサーチ
制御手段100aは、サーチャ16aを制御して、第1
の検出期間S1においては、受信タイミングをΔT1
(3/2チップ)ずつ可変して受信に適したパスを検出
する制御を周期的に実施し、第2の検出期間S2におい
ては、受信タイミングをΔT2(5/2チップ)ずつ可
変して受信に適したパスを検出する制御を周期的に実施
し、以後、第1の検出期間S1の制御と第2の検出期間
S2の制御を繰り返すようにする。
制御手段100aは、サーチャ16aを制御して、第1
の検出期間S1においては、受信タイミングをΔT1
(3/2チップ)ずつ可変して受信に適したパスを検出
する制御を周期的に実施し、第2の検出期間S2におい
ては、受信タイミングをΔT2(5/2チップ)ずつ可
変して受信に適したパスを検出する制御を周期的に実施
し、以後、第1の検出期間S1の制御と第2の検出期間
S2の制御を繰り返すようにする。
【0043】このように、受信タイミングを周期的に可
変すれば、フェージングの変動周期が変化するような場
合にも、フェージングによるパス検出の精度の低下を抑
制することができる。なお、受信タイミングの可変幅Δ
T1,ΔT2および検出期間S1,S2は、ユーザが運
用環境などに応じて、任意に設定できるようにしてもよ
い。
変すれば、フェージングの変動周期が変化するような場
合にも、フェージングによるパス検出の精度の低下を抑
制することができる。なお、受信タイミングの可変幅Δ
T1,ΔT2および検出期間S1,S2は、ユーザが運
用環境などに応じて、任意に設定できるようにしてもよ
い。
【0044】また、別の実施例としては、パスサーチ制
御手段100aがサーチャ16aを制御して、最も受信
に適したパスを受信させて、このパスの受信電力レベル
を監視し、このレベルの変動周期に応じて受信タイミン
グの可変幅ΔTを可変するようにしてもよい。
御手段100aがサーチャ16aを制御して、最も受信
に適したパスを受信させて、このパスの受信電力レベル
を監視し、このレベルの変動周期に応じて受信タイミン
グの可変幅ΔTを可変するようにしてもよい。
【0045】このような制御をパスサーチ制御手段10
0aが行う際のフローチャートを図6に示す。このフロ
ーチャートに示す処理は、所定の周期Sが到来する毎に
実施されるものである。
0aが行う際のフローチャートを図6に示す。このフロ
ーチャートに示す処理は、所定の周期Sが到来する毎に
実施されるものである。
【0046】まず、ステップ6aでは、記憶部200に
記録しておいたパス情報に基づいて、サーチャ16aに
最も受信に適したパスを受信させ、このパスの受信電力
レベルからそのレベルの変動周期Tを検出し、ステップ
6bに移行する。
記録しておいたパス情報に基づいて、サーチャ16aに
最も受信に適したパスを受信させ、このパスの受信電力
レベルからそのレベルの変動周期Tを検出し、ステップ
6bに移行する。
【0047】ステップ6bでは、ステップ6aで検出し
た変動周期Tと、閾値Tth1,Tth2(>Tth
1)とを比較する。ここで、T<Tth1の場合には、
ステップ6cに移行し、一方、Tth1≦T≦Tth2
の場合には、ステップ6dに移行し、そしてT>Tth
2の場合には、ステップ6eに移行する。
た変動周期Tと、閾値Tth1,Tth2(>Tth
1)とを比較する。ここで、T<Tth1の場合には、
ステップ6cに移行し、一方、Tth1≦T≦Tth2
の場合には、ステップ6dに移行し、そしてT>Tth
2の場合には、ステップ6eに移行する。
【0048】ステップ6cでは、受信タイミングの可変
幅ΔTをΔT1に設定し、ステップ6fに移行する。ス
テップ6dでは、受信タイミングの可変幅ΔTをΔT2
(<ΔT1)に設定し、ステップ6fに移行する。
幅ΔTをΔT1に設定し、ステップ6fに移行する。ス
テップ6dでは、受信タイミングの可変幅ΔTをΔT2
(<ΔT1)に設定し、ステップ6fに移行する。
【0049】ステップ6eでは、受信タイミングの可変
幅ΔTをΔT3(<ΔT2)に設定し、ステップ6fに
移行する。ステップ6fでは、サーチャ16aを制御し
て、受信タイミングをΔTずつ可変して受信に適したパ
スを検出するように制御する。
幅ΔTをΔT3(<ΔT2)に設定し、ステップ6fに
移行する。ステップ6fでは、サーチャ16aを制御し
て、受信タイミングをΔTずつ可変して受信に適したパ
スを検出するように制御する。
【0050】以上のような制御によれば、受信に最適な
パスに影響するフェージングの変動周期に応じて、受信
タイミングの可変幅ΔTを制御して、受信に適した受信
タイミングを検出できるので、フェージングによるパス
検出の精度の低下を抑制することができる。
パスに影響するフェージングの変動周期に応じて、受信
タイミングの可変幅ΔTを制御して、受信に適した受信
タイミングを検出できるので、フェージングによるパス
検出の精度の低下を抑制することができる。
【0051】さらに別の実施例としては、図7に示すよ
うに、速度検出部300を設けて、自装置の移動速度を
検出し、この検出結果に応じて受信タイミングの可変幅
ΔTを可変するようにしてもよい。
うに、速度検出部300を設けて、自装置の移動速度を
検出し、この検出結果に応じて受信タイミングの可変幅
ΔTを可変するようにしてもよい。
【0052】このような制御をパスサーチ制御手段10
0aが行う際のフローチャートを図8に示す。このフロ
ーチャートに示す処理は、所定の周期Sが到来する毎に
実施されるものである。
0aが行う際のフローチャートを図8に示す。このフロ
ーチャートに示す処理は、所定の周期Sが到来する毎に
実施されるものである。
【0053】まず、ステップ8aでは、速度検出部30
0より移動速度Vを取得し、ステップ8bに移行する。
なお、速度検出部300は、例えばミキサ15cにて得
られたベースバンド信号からフェージングピッチを求
め、これより自己の移動速度Vを求める。
0より移動速度Vを取得し、ステップ8bに移行する。
なお、速度検出部300は、例えばミキサ15cにて得
られたベースバンド信号からフェージングピッチを求
め、これより自己の移動速度Vを求める。
【0054】ステップ8bでは、ステップ8aで検出し
た移動速度Vと、閾値Vth1,Vth2(>Vth
1)とを比較する。ここで、V<Vth1の場合には、
ステップ8cに移行し、一方、Vth1≦V≦Vth2
の場合には、ステップ8dに移行し、そしてV>Vth
2の場合には、ステップ8eに移行する。
た移動速度Vと、閾値Vth1,Vth2(>Vth
1)とを比較する。ここで、V<Vth1の場合には、
ステップ8cに移行し、一方、Vth1≦V≦Vth2
の場合には、ステップ8dに移行し、そしてV>Vth
2の場合には、ステップ8eに移行する。
【0055】ステップ8cでは、受信タイミングの可変
幅ΔTをΔT1に設定し、ステップ8fに移行する。ス
テップ8dでは、受信タイミングの可変幅ΔTをΔT2
(<ΔT1)に設定し、ステップ8fに移行する。
幅ΔTをΔT1に設定し、ステップ8fに移行する。ス
テップ8dでは、受信タイミングの可変幅ΔTをΔT2
(<ΔT1)に設定し、ステップ8fに移行する。
【0056】ステップ8eでは、受信タイミングの可変
幅ΔTをΔT3(<ΔT2)に設定し、ステップ8fに
移行する。ステップ8fでは、サーチャ16aを制御し
て、受信タイミングをΔTずつ可変して受信に適したパ
スを検出するように制御する。
幅ΔTをΔT3(<ΔT2)に設定し、ステップ8fに
移行する。ステップ8fでは、サーチャ16aを制御し
て、受信タイミングをΔTずつ可変して受信に適したパ
スを検出するように制御する。
【0057】以上のような制御によれば、移動によりフ
ェージングの影響が変化しても、受信タイミングの可変
幅ΔTを制御して、受信に適した受信タイミングを検出
できるので、移動速度の変化によるパス検出の精度の低
下を抑制することができる。その他、この発明の要旨を
逸脱しない範囲で種々の変形を施しても同様に実施可能
であることはいうまでもない。
ェージングの影響が変化しても、受信タイミングの可変
幅ΔTを制御して、受信に適した受信タイミングを検出
できるので、移動速度の変化によるパス検出の精度の低
下を抑制することができる。その他、この発明の要旨を
逸脱しない範囲で種々の変形を施しても同様に実施可能
であることはいうまでもない。
【0058】
【発明の効果】以上述べたように、この発明では、パス
検出手段にて用いる拡散符号の位相を、拡散符号のチッ
プレート以上の第1の量ずつ可変する制御を繰り返し
て、チップレート未満の第2の量の位相毎にパス検出を
行わせるようにしている。
検出手段にて用いる拡散符号の位相を、拡散符号のチッ
プレート以上の第1の量ずつ可変する制御を繰り返し
て、チップレート未満の第2の量の位相毎にパス検出を
行わせるようにしている。
【0059】したがって、この発明によれば、フェージ
ングなどの影響により理想の位相の拡散符号を用いてい
もパス検出が行えなかった場合に、ある程度の時間をお
いて理想の位相から第2の量だけ位相がずれた拡散符号
を用いてパス検出が行われるので、この検出の際に所望
のパスを検出する可能性が高く、この結果、高い精度で
受信に適したパスを検出することが可能な無線通信装置
を提供できる。
ングなどの影響により理想の位相の拡散符号を用いてい
もパス検出が行えなかった場合に、ある程度の時間をお
いて理想の位相から第2の量だけ位相がずれた拡散符号
を用いてパス検出が行われるので、この検出の際に所望
のパスを検出する可能性が高く、この結果、高い精度で
受信に適したパスを検出することが可能な無線通信装置
を提供できる。
【図1】この発明に係わる無線通信装置の一実施の形態
の構成を示す回路ブロック図。
の構成を示す回路ブロック図。
【図2】この発明に係わる無線通信装置の逆拡散に用い
る拡散符号の位相の関係を示す図。
る拡散符号の位相の関係を示す図。
【図3】図1に示した無線通信装置のパス検出時の受信
タイミング制御を説明するための図。
タイミング制御を説明するための図。
【図4】理想の受信タイミングで得られる相関レベル
と、これに隣接する受信タイミングで得られる相関レベ
ルの関係を説明するための図。
と、これに隣接する受信タイミングで得られる相関レベ
ルの関係を説明するための図。
【図5】この発明に係わる無線通信装置のパス検出時の
受信タイミング制御を説明するための図。
受信タイミング制御を説明するための図。
【図6】この発明に係わる無線通信装置のパス検出時の
受信タイミング制御を説明するためのフローチャート。
受信タイミング制御を説明するためのフローチャート。
【図7】この発明に係わる無線通信装置の一実施の形態
の構成を示す回路ブロック図。
の構成を示す回路ブロック図。
【図8】この発明に係わる無線通信装置のパス検出時の
受信タイミング制御を説明するためのフローチャート。
受信タイミング制御を説明するためのフローチャート。
【図9】従来の無線通信装置のパス検出時の受信タイミ
ング制御を説明するための図。
ング制御を説明するための図。
10…アンテナ
11…共用器
12…送信装置
13…受信装置
14…無線回路
14a…減衰器
14b…増幅器
14c…ミキサ
14d…周波数シンセサイザ
15…中間周波回路
15a…増幅器
15b…バンドパスフィルタ(BPF)
15c…ミキサ
15d…周波数シンセサイザ
15e…A/D変換器(A/D)
16…受信機
16a…サーチャ
16b,16c,16d…フィンガ
16e…シンボル合成器
17…信号処理部
100…制御部
100a…パスサーチ制御手段
200…記憶部
300…速度検出部
Claims (5)
- 【請求項1】 直接拡散−スペクトラム拡散方式を通信
方式とする移動通信システムに用いられる無線通信装置
において、 受信信号を種々の位相の拡散符号で逆拡散し、この逆拡
散によって得られる相関レベルに基づいて受信に適した
パスを検出するパス検出手段と、 このパス検出手段が検出したパスに対応する位相の拡散
符号を用いて、前記受信信号を復調する復調手段と、 前記パス検出手段の検出動作にあわせて前記パス検出手
段にて用いる拡散符号の位相を可変制御するものであっ
て、前記拡散符号の位相をそのチップレート以上の第1
の量ずつ可変する制御を繰り返して、前記チップレート
未満の第2の量の位相毎にパス検出を行わせる制御手段
とを具備することを特徴とする無線通信装置。 - 【請求項2】 前記受信信号に基づいて、フェージング
周期を検出する周期検出手段を備え、 前記制御手段は、前記周期検出手段の検出結果に基づい
て、前記第1の量を可変することを特徴とする請求項1
に記載の無線通信装置。 - 【請求項3】 移動速度を検出する速度検出手段を備
え、 前記制御手段は、前記速度検出手段の検出結果に基づい
て、前記第1の量を可変することを特徴とする請求項1
に記載の無線通信装置。 - 【請求項4】 前記制御手段は、前記第1の量として複
数の値を有し、前記第1の量を所定の周期で切り替える
ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。 - 【請求項5】 前記復調手段は、前記パス検出手段にて
検出したパスに対応する位相に基づいて、前記拡散符号
の位相を可変して復調を行い、この復調結果に基づいて
受信に適した位相を検出することを特徴とする請求項1
に記載の無線通信装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002031488A JP2003234676A (ja) | 2002-02-07 | 2002-02-07 | 無線通信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002031488A JP2003234676A (ja) | 2002-02-07 | 2002-02-07 | 無線通信装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003234676A true JP2003234676A (ja) | 2003-08-22 |
Family
ID=27774883
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002031488A Pending JP2003234676A (ja) | 2002-02-07 | 2002-02-07 | 無線通信装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003234676A (ja) |
-
2002
- 2002-02-07 JP JP2002031488A patent/JP2003234676A/ja active Pending
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