JP2003233977A - リモコン送信機を備えた電気機器 - Google Patents

リモコン送信機を備えた電気機器

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JP2003233977A
JP2003233977A JP2002029395A JP2002029395A JP2003233977A JP 2003233977 A JP2003233977 A JP 2003233977A JP 2002029395 A JP2002029395 A JP 2002029395A JP 2002029395 A JP2002029395 A JP 2002029395A JP 2003233977 A JP2003233977 A JP 2003233977A
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control signal
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Takakazu Fujishima
孝和 藤島
Shintaro Hirano
真太郎 平野
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Funai Electric Co Ltd
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Funai Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】複数種類のリモコン送信機のうちの何れか1つ
のリモコン信号のみを択一的に受信できるようにしなが
らも、安価に製造できる構成を備えたリモコン送信を備
えた電気機器を提供する。 【解決手段】 複数のリモコン送信機20〜22からそ
れぞれ送信される互いに異なるフォーマットのリモコン
信号を受信するリモコン信号受信部23と、各リモコン
送信機20〜22からそれぞれ送信されるリモコン信号
の各々のフォーマットに関する情報が記憶されたメモリ
部24と、最初に電源投入されたのちにリモコン信号受
信部23に最初に受信したリモコン信号のフォーマット
を、メモリ部24の記憶情報との比較対照に基づき判別
して、判別結果のフォーマットのリモコン信号のみを以
後において受信かのに設定する機能を備えた制御部19
とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リモコン送信機に
よって遠隔操作できるDVD(ディジタル・バーサタイ
ル・ディスク)チェンジャなどの電気機器にに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、DVDチェンジャやテレビジョン
受像機あるいはビデオテープレコーダなどの家庭用電気
機器には、離れた場所から遠隔操作するリモコン(リモ
ートコントロール)送信機が使われているが、そのリモ
コン送信機と受信側電気機器とのメーカーが異なる場合
がある。また、受信側電気機器には、複数のメーカーの
製作による各リモコン送信機の適用が可能な構成とする
ことが望まれている。リモコン送信機から送信されるリ
モコン信号は、一般に、送信開始判別用のリーダーコー
ドと、リモコン信号のフォーマットの種別判別用のヘッ
ダーコードと、制御内容を示すデータコードとが連続的
に送信されるフォーマットになっており、このリモコン
信号のフォーマットは、異なるメーカーが製作したリモ
コン送信機毎に異なる。
【0003】従来では、各リモコン送信機の各々のリモ
コン信号のフォーマットにそれぞれ適合する固有のソフ
トプログラムを適用すべきリモコン送信機毎に個々に製
作して、受信側電気機器を各リモコン送信機毎に専用の
構成としていた。そのため、受信側電気機器は、これに
適用すべきリモコン送信機のメーカー数と同数の種類を
製作することになってしまい、この機種が多くなるのに
伴って製造工程が増える無駄が生じているだけでなく、
異なるソフトプログラムを個々に有する複種類のソフト
ウェアを製作する必要があるので、製作コストも種類が
多くなる分だけ高くつく。例えば、3種類のソフトウェ
アを製作する場合には1種類作る場合に比較して約3倍
の製作コストがかかる。
【0004】そこで、図4に示すように、受信側電気機
器1に適用したいリモコン送信機2A,2B,2Cが例
えば3種類存在する場合には、これらのリモコン送信機
2A〜2Cの各々のリモコン信号のフォーマットにそれ
ぞれ適合する3種類のソフトプログラムを単一のRAM
4に記憶して登録することにより、受信側電気機器1
を、上記RAM4を含めた単一構成のソフトウェアを備
えた構成として、3種類のリモコン送信機2A〜2Cの
何れにも適合する単一機種とすることも行われている。
これにより、受信側電気機器1は単一機種となるととも
に、ソフトウェアは3種類のリモコン送信機2A〜2C
に対し単一のものを用意すればよくなるから、受信側電
気機器1の製造工程を削減でき、且つソフトウェアの製
作コストも低減することが可能となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上気受
信側電気機器1では、3種類のリモコン送信機2A〜2
Cの何れにも適合できる単一機種とできる利点がある反
面、各リモコン送信機2A〜2Cの何れかに適合できる
ようにするためのハードウェア構成を別途付設しなけれ
ばならない欠点がある。すなわち、上記受信側電気機器
1には、各リモコン送信機2A〜2Cのうちの何れか一
つのリモコン信号を択一的に受信するための設定操作を
行う外部操作スイッチ7と、マイクロコンピュータから
なる制御部3の設定用ポートP1,P2に上記外部操作
スイッチ7の操作に応じた設定信号を入力するための設
定信号生成部8とからなるハードウェア構成が設られて
いる。設定信号生成部8は、各設定用ポートP1,P2
に個々に接続されて外部操作スイッチ7の操作により切
り換えられる設定用スイッチSW1,SW2と、この各
設定用スイッチSW1,SW2の各々の切換接点にそれ
ぞれ接続されたプルダウン抵抗R1,R2および直流電
源部B1,B2とを備えて構成されている。なお、上記
設定信号生成部8は、模式的に図示したものである。
【0006】そして、上記受信側電気機器1は、製造最
終工程または出荷前において、外部操作スイッチ7の操
作によって2つの設定用スイッチSW1,SW2をそれ
ぞれ所望の切換接点に切り換えることにより、各リモコ
ン送信機2A〜2Cの何れかに適合できる機種に選定さ
れる。
【0007】例えば、制御部3は、両設定用ポートP
1,P2に直流電源部B1,B1からハイレベル信号が
それぞれ入力された場合に、リモコン信号受信部9が受
信したリモコン信号のうちの第1のリモコン送信機2A
のリモコン信号のみを取り込む入力モードに設定し、ま
た、両設定用ポートP1,P2に直流電源B1とプルダ
ウン抵抗R2を介してハイレベル信号およびローレベル
信号がそれぞれ入力された場合に、第2のリモコン送信
機2Bからのリモコン信号のみを取り込む入力モードに
設定し、さらに、両設定用ポートP1,P2にプルダウ
ン抵抗R1、R2を介してローレベル信号がそれぞれ入
力された場合に、第3のリモコン送信機2Cからのリモ
コン信号のみを取り込む入力モードに設定する。
【0008】したがって、上記受信側電気機器1は、外
部操作スイッチ7および設定信号生成部8などのハード
ウェア構成を別途設けなければならないので、3種類の
リモコン送信機2A〜2Cの何れにも適合できることに
よる製造工程の削減とソフトウェアの製作コストの低減
とのメリットが半減してしまい、さほどのコストダウン
を図ることができず、コストダウンを達成しながら各リ
モコン送信機2A〜2Cの何れのリモコン信号にも適合
できる構成とすることができない。。
【0009】また、従来の他の技術としては、フォーマ
ットの異なるリモコン信号を受信してデコードできるよ
うにするとともに、どのフォーマットのリモコン信号の
受信しデコードできるようにするかを切り換えることが
でき、受信側装置の電源をオンしたときに、2つのデコ
ード手段のうち予め定めた一方によりデコードできるよ
うに切り換え制御するリモートコントロール装置(特開
平7−99689号公報参照)が知られている。ところ
が、このリモートコントロール装置の技術に基づき上記
課題の解消を図った場合には、受信側電気機器の論理回
路部に、異なるフォーマットのリモコン信号を個々にデ
コードするための複数のデコード手段と、これらデコー
ド手段の選択手段とを設ける必要がある上に、受信側電
気機器が異なるメーカーの各リモコン送信機のそれぞれ
のリモコン信号の何れをも受信して作動してしまう不具
合が生じてしまう。
【0010】さらに、従来の他の技術としては、テレビ
ジョン受像機などの受信側電気機器に対して、リモコン
送信機において電源オンのキーコードを予め定めた複数
種類のフォーマットで順次エンコードして出力するとと
もに、受信側電気機器の電源オン状態を検知することに
よって、受信側電気機器のフォーマットを自動的にプリ
セットするマルチリモコン装置用制御装置(特開平6−
23749号公報参照)が開示されている。
【0011】ところが、このリモコン装置用制御装置で
は、電源オンのキーコードを複数種類のフォーマットで
順次エンコードして出力する過程で、電源オン状態が検
知されたときのフォーマットを適合フォーマットと判定
することにより、フォーマットの自動プリセットを行う
ものであるから、この技術に基づき上記課題の解消を図
った場合には、受信側電気機器に電源オン状態を検知す
るための比較的高価なセンサを必要として、やはりコス
ト高になってしまう。しかも、異なるメーカーが個々に
製作するリモコン送信機は、電源オンのキーコードを予
め定めた特定のフォーマットで順次エンコードして出力
する構成としなければならない新たな問題が生じる。
【0012】そこで、本発明は、上記従来の課題に鑑み
てなされたもので、複数種類のリモコン送信機のうちの
何れか1つのリモコン信号のみを択一的に受信できるよ
うにしながらも、安価に製造することのできる構成を備
えたリモコン送信機を備えた電気機器を提供することを
目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係る発明のリモコン送信機を備えたDV
Dチェンジャは、ディスクがそれぞれセットされる複数
のディスク装着部が同一円上に配設されて回転自在に支
持されたターレットトレイと、前記ターレットトレイを
回転駆動させるターレットトレイ駆動部と、複数のリモ
コン送信機からそれぞれ送信される互いに異なるフォー
マットのリモコン信号を受信するリモコン信号受信部
と、前記リモコン信号受信部で受信したリモコン信号に
基づき前記ターレットトレイ駆動部を介し前記ターレッ
トトレイを回転制御して、前記リモコン信号により指定
された前記ディスクを再生位置に位置決め制御する制御
部と、前記各リモコン送信機からそれぞれ送信される各
リモコン信号のフォーマットにおける各々のヘッダーコ
ードが記憶されたメモリ部とを備え、前記制御部は、最
初に電源投入されたのちに前記リモコン信号受信部に最
初に受信したリモコン信号のフォーマットを、その受信
したリモコン信号のヘッダーコードと前記メモリ部の記
憶情報との比較対照に基づき判別して、判別結果のフォ
ーマットのリモコン信号のみを以後において受信可能に
設定する機能を有していることを特徴としている。
【0014】このリモコン送信機を備えたDVDチェン
ジャでは、制御部のプログラムやメモリ部に記憶するデ
ータを含めたソフトウェアが同一の単一機種として製造
しながらも、各メーカーが製作する複数種類のリモコン
送信機に全て適合できる形態を有したものとなる。しか
も、リモコン送信機を選択して設定するためのハードウ
ェア構成を設ける必要もなく、さらに、リモコン送信機
を操作してリモコン信号を送信するだけで適合するリモ
コン送信機を自動的に登録設定することができるので、
従来において受信側電気機器の電源オン状態を検知する
ために設けられていた高価なセンサも不要である。した
がって、このDVDチェンジャは、複数種類のリモコン
送信機のうちの何れか1つのリモコン信号のみを択一的
に受信できる構成を有しながらも、安価に製造すること
ができる。
【0015】また、請求項2に係る発明のリモコン送信
機を備えた電気機器は、複数のリモコン送信機からそれ
ぞれ送信される互いに異なるフォーマットのリモコン信
号を受信するリモコン信号受信部と、前記各リモコン送
信機からそれぞれ送信されるリモコン信号の各々のフォ
ーマットに関する情報が記憶されたメモリ部と、最初に
電源投入されたのちに前記リモコン信号受信部に最初に
受信したリモコン信号のフォーマットを、前記メモリ部
の記憶情報との比較対照に基づき判別して、判別結果の
フォーマットのリモコン信号のみを以後において受信可
能に設定する機能を備えた制御部とを有していることを
を特徴としている。
【0016】この構成によれば、ソフトウェアが同一の
単一機種として製造しながらも、各メーカーが製作する
複数種類のリモコン送信機に全て適合できる形態を有し
たものとすることができ、リモコン送信機を選択して設
定するためのハードウェア構成を設ける必要もなく、さ
らに、リモコン送信機を操作してリモコン信号を送信す
るだけで適合するリモコン送信機を自動的に登録設定す
ることができるので、従来において受信側電気機器の電
源オン状態を検知するために設けられていた高価なセン
サも不要である。したがって、この電気機器は、複数種
類のリモコン送信機のうちの何れか1つのリモコン信号
のみを択一的に受信できる構成を有しながらも、安価に
製造することができる。
【0017】また、請求項3に係る発明のリモコン送信
機を備えた電気機器は、請求項2に記載のメモリ部に、
各リモコン送信機の各々のリモコン信号のフォーマット
におけるヘッダーコードを記憶したものである。
【0018】この構成によれば、リモコン送信機から送
信されたリモコン信号のフォーマットの判別を、フォー
マットにおけるヘッダーコードのみを比較対照して行う
ことから、極めて容易、且つ正確に行うことができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態について図面を参照しながら詳述する。図1は、本発
明の一実施の形態に係るリモコン送信機を備えた電気機
器を示す概略ブロック構成図であり、この実施の形態で
は、リモコン送信機で遠隔操作する電気機器として、D
VDチェンジャ10を例示してある。このDVDチェン
ジャ10は、筐体11内にターレットトレイ12が回転
軸13回りに回転自在に設けられ、そのターレットトレ
イ12に複数個(同図には5個の場合を例示)のディス
ク装着部12a〜12eが同一円上に等間隔の配置で設
けられている。各ディスク装着部12a〜12eにはそ
れぞれDVDなどのディスク14A〜14Eを挿入して
セットできるようになっている。
【0020】上記ターレットトレイ12は、例えば図の
時計方向にターレット駆動部17によって回転される。
また、各ディスク装着部12a〜12eには、ターレッ
トトレイ12の回転方向に沿ったディスク番号が設定さ
れており、ターレットトレイ12における各ディスク装
着部12a〜12eの近傍箇所には、例えば、スリット
の数および間隔などによって設定されるディスク番号が
表示されている。
【0021】DVDチェンジャ10の筐体11には、例
えば再生位置に位置決めされたディスク装着部12a〜
12eのディスク番号を検出するためのディスク番号検
出部18が設けられている。このディスク番号検出部1
8は、ターレットトレイ12における各ディスク装着部
12a〜12eの近傍箇所に形成表示されている上記デ
ィスク番号を、例えば光学的に検出するようになってい
る。
【0022】マイクロコンピュータからなる制御部19
は、自体に内蔵のRAMに予め記憶された各種データに
基づきROMに記憶の制御プログラムを実行することに
より、DVDチェンジャ10全体を制御するものであ
る。このDVDチェンジャ10の入力部としては、この
実施の形態において3種類のリモコン送信機20,2
1,22の何れをも用いることができるようになってい
る。但し、後述するように、各リモコン送信機20〜2
2のうちの何れか1つを制御部19が選択して設定した
のちは、制御部19がリモコン信号受信部23に受信さ
れた各リモコン信号のうちの設定したフォーマットのリ
モコン信号のみを取り込んで処理する構成となる。
【0023】3種類のリモコン送信機20〜22は、異
なるメーカー(いま、A社、B社およびC社とする)に
よって製作されたものであって、図3(a)〜(c)に
示すように、互いに異なるフォーマットのリモコン信号
を送信する。同図(a)〜(c)はA社、B社およびC
社がそれぞれ製作した第1ないし第3のリモコン送信機
20〜22から各々送信される各リモコン信号のフォー
マットを示す説明図である。同図において、(a),
(b)のリモコン信号は、送信開始判別用のリーダーコ
ードRCと、リモコン信号のフォーマットの種別判別用
のヘッダーコードHCと、電源のオン・オフやディスク
選択などの制御内容を示すデータコードDCとが連続的
に送信されるフォーマットになっており、(c)のリモ
コン信号は、リーダーコードRCを有さずに、ヘッダー
コードHCとデータコードDCとが連続的に送信される
フォーマットになっている。
【0024】各リモコン送信機20〜22は、何れも同
一のハードウェア構成を有しており、送信制御部20
c,21c,22cが、キースイッチ20a,21a,
22aの操作によって生成された各種のコードを、メモ
リ20b,21b,22bに記憶されているフォーマッ
トでエンコードし、そのエンコードした信号によりキャ
リア信号を変調したのち、光信号送信部20d,21
d,22dから赤外線信号などの光信号として送信する
ようになっている。
【0025】そして、DVDチェンジャ10には、上記
3種類のリモコン送信機20〜22から送信される各リ
モコン信号の各々のフォーマットにおけるヘッダコード
HCのみが記憶されたRAM24を備えている。このD
VDチェンジャ10の制御部19は、DVDチェンジャ
10としての製品が完成したのちに最初に電源投入され
てリモコン信号受信部23に最初に入力されるリモコン
信号を監視して、そのリモコン信号のヘッダーコードH
Cが何であるかをRAM24から読み出したヘッダーコ
ードHCのデータと比較対照しながら判別し、その判別
後に自身に内蔵のRAMに、判別したヘッダーコードH
Cを有するフォーマットのリモコン信号のみを受け入れ
るように登録する。
【0026】上記DVDチェンジャ10は、製品として
完成した時点では製造メーカーが異なる各リモコン送信
機20〜22の何れにも適合できる形態になっており、
例えば、ファイナル検査工程などに移送されたときに、
各リモコン送信機20〜22のうちの何れか1つに適合
できるように設定して出荷される。その適合するリモコ
ン送信機20〜22を選定して設定する制御は制御部1
9が担当する。
【0027】つぎに、制御部19による各リモコン送信
機20〜22のうちの1つを選定して設定する制御処理
について、図2のフローチャートを参照しながら説明す
る。制御部19は、電源がオンされたのを確認し(ステ
ップS1)たならば、続いて、リモコン信号受信部23
がリモコン信号を受信するのを監視し続ける(ステップ
S2)。そして、制御部19は、リモコン信号受信部2
3がリモコン信号を受信したと判別したときに、自体に
内蔵のRAMの記憶内容を参照しながら、受信すべきフ
ォーマットが既に設定登録されているか否かの判別、つ
まり各リモコン送信機20〜22のうちの適合すべきも
のを選定して既に登録されているか否かの判別を行う
(ステップS3)。
【0028】ここでは、リモコン信号受信部23が受信
したリモコン信号がDVDチェンジュ10の製品完成後
の最初のものであってフォーマットが設定登録されてい
ないから、制御部19は、フォーマットが設定登録され
ていないと判別して、受信したリモコン信号のうちのヘ
ッダーコードHCのみを抽出して、この抽出したヘッダ
ーコードHCとRAM24から順次読み出したヘッダー
コードHCに関する記憶情報とを比較対照する。先ず、
制御部19は、先ず、受信したリモコン信号のフォーマ
ットが、第1のリモコン送信機20を製作したA社のも
のであるか否かを判別する(ステップS4)。ここで、
比較対照したヘッダーコードHCが一致した場合には、
制御部19が、自体に内蔵のRAMに図3(a)に示す
A社のフォーマットのリモコン信号のみを受信可能とす
る設定登録を行う(ステップS5)。
【0029】また、ステップS4においてA社のフォー
マットでないと判別したときには、続いて、受信したリ
モコン信号のヘッダーコードHCが図3(b)に示すB
社のフォーマットのヘッダーコードHCであるか否かの
判別を行う(ステップS6)。この比較対照したヘッダ
ーコードHCが一致した場合には、制御部19が、自体
に内蔵のRAMに図3(b)に示すB社のフォーマット
のリモコン信号のみを受信可能とする設定登録を行う
(ステップS7)。
【0030】また、受信したリモコン信号にヘッダーコ
ードが存在しなかった場合には、制御部19が、C社の
リモコン送信機22から送信されたリモコン信号のフォ
ーマットであると判別して、自体に内蔵のRAMに図3
(c)に示すC社のフォーマットのリモコン信号のみを
受信可能とする設定登録を行う(ステップS8)。これ
により、DVDチェンジャ10は各リモコン送信機20
〜22のうちの設定登録された1つにのみに適合する形
態として出荷される。上記のリモコン送信機20〜22
から送信されたリモコン信号のフォーマットの判別は、
フォーマットにおけるヘッダーコードHCのみを比較対
照して行うので、極めて容易、且つ正確に行うことがで
きる。
【0031】そして、上記DVDチェンジャ10をユー
ザーが使用する場合には、制御部19が電源のオン状態
を確認(ステップS1)したのちに、リモコン信号の受
信を監視して(ステップS2)、リモコン信号が受信さ
れたときに、フォーマットが既に登録済みであると判別
(ステップS3)したのちに、そのリモコン信号のフォ
ーマットが自体に内蔵のRAMに設定登録されているフ
ォーマットと一致するか否かの判別を行う(ステップS
9)。
【0032】ユーザーは、DVDチェンジャ10を購入
するときに、そのDVDチェンジャ10に対し指定され
ているリモコン送信機20〜22を同時に購入している
筈であるから、受信したリモコン信号のフォーマットは
設定済みのフォーマットと一致する。これを確認した制
御部19は、そのリモコン信号のデータコードDCに対
応した制御処理を行う(ステップS10)。
【0033】例えば、制御部19は、データコードDC
によりディスク番号が指定されている場合、ターレット
トレイ駆動部17に対し回転指令信号を出力してターレ
ットトレイ12を回転させるとともに、ディスク番号検
出部18から検出信号が入力した時点でターレットトレ
イ駆動部17に対し停止指令信号を出力してターレット
トレイ12の回転を停止させることにより、リモコン信
号によって指定されたディスク番号のデイスク装着部1
2a〜12eにセットされているディスク14A〜14
Eを再生位置に位置決めするように制御する。
【0034】なお、DVDチェンジャ10に指定された
ものとは異なるリモコン送信機20〜22をユーザが誤
って購入した場合には、制御部19が、そのリモコン送
信機20〜22から送信されたリモコン信号が登録済み
のフォーマットとは異なるものであると判別して(ステ
ップS9)、受信したリモコン信号をキャンセルする処
理を行う(ステップS11)。上述の制御処理は、制御
部19が電源がオフとしたと判別する(ステップS1
2)まで継続される。
【0035】なお、上記DVDチェンジャ10は、各リ
モコン送信機20〜22の全てに適合する形態に製造さ
れるとともに、最初に送信したリモコン送信機20〜2
2のリモコン信号のみを以後受信可能なように自動的に
登録するようになっているから、適合するリモコン送信
機20〜22を予め設定登録しない形態で販売すること
もできる。それにより、ユーザーはリモコン送信機20
〜22を任意に選択して購入することができるととも
に、その選択したリモコン送信機20〜22から通常の
操作によってリモコン信号を送信させるだけで、DVD
チェンジャ10は操作されたリモコン送信機20〜22
に適合する形態に自動的に設定登録される。この場合に
は、ユーザーが購入したリモコン送信機20〜22がD
VDチェンジャ10に適合しないといった不具合が生じ
ることがない。
【0036】上述したように、上記DVDチェンジャ1
0は、制御部19のプログラムやRAM24に記憶する
データを含めたソフトウェアが同一の単一機種として製
造しながらも、各メーカーが製作する複数種類のリモコ
ン送信機20〜22に全て適合できる形態を有したもの
となり、しかも、図4のようなリモコン送信機2A〜2
Cを選択して設定するためのハードウェア構成を設ける
ことなく、さらに、リモコン送信機20〜22を操作し
てリモコン信号を送信するだけで適合するリモコン送信
機20〜22を自動的に登録設定することができるの
で、従来において受信側電気機器の電源オン状態を検知
するために設けられていた高価なセンサも不要である。
したがって、このDVDチェンジャは、複数種類のリモ
コン送信機20〜22のうちの何れか1つのリモコン信
号のみを択一的に受信できる構成を有しながらも、安価
に製造することができる。
【0037】なお、上記実施の形態では、リモコン送信
機20〜22の受信側電気機器としてDVDチェンジャ
10を用いる場合を例示して説明しているが、この発明
は、リモコン送信機20〜22によって遠隔操作する例
えばテレビジョン受像機などの全ての電気機器に適用し
て、上述したと同様の効果を得ることができる。
【0038】
【発明の効果】以上のように、本発明のリモコン送信機
を備えたDVDチェンジャによれば、制御部のプログラ
ムやメモリ部に記憶するデータを含めたソフトウェアが
同一の単一機種として製造しながらも、各メーカーが製
作する複数種類のリモコン送信機に全て適合できる形態
を有したものとなる。しかも、リモコン送信機を選択し
て設定するためのハードウェア構成を設ける必要もな
く、さらに、リモコン送信機を操作してリモコン信号を
送信するだけで適合するリモコン送信機を自動的に登録
設定することができるので、従来において受信側電気機
器の電源オン状態を検知するために設けられていた高価
なセンサも不要である。したがって、このDVDチェン
ジャは、複数種類のリモコン送信機のうちの何れか1つ
のリモコン信号のみを択一的に受信できる構成を有しな
がらも、安価に製造することができる。また、本発明の
リモコン送信機を備えた電気機器は、ソフトウェアが同
一の単一機種として製造しながらも、各メーカーが製作
する複数種類のリモコン送信機に全て適合できる形態を
有したものとすることができ、リモコン送信機を選択し
て設定するためのハードウェア構成を設ける必要もな
く、さらに、リモコン送信機を操作してリモコン信号を
送信するだけで適合するリモコン送信機を自動的に登録
設定することができるので、従来において受信側電気機
器の電源オン状態を検知するために設けられていた高価
なセンサも不要である。したがって、この電気機器は、
複数種類のリモコン送信機のうちの何れか1つのリモコ
ン信号のみを択一的に受信できる構成を有しながらも、
安価に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るリモコン送信機を
備えた電気機器を示す概略ブロック構成図である。
【図2】同上の実施の形態における制御部による制御処
理を示すフローチャートである。
【図3】(a)〜(c)は同上の実施の形態における3
種類のリモコン送信機の各々のリモコン信号のフォーマ
ットをそれぞれ示す説明図である。
【図4】従来のリモコン送信機を備えた電気機器の概略
ブロック構成図である。
【符号の説明】
10 DCDチェンジャ(電気機器) 12 ターレットトレイ 12a〜12e ディスク装着部 14A〜14E ディスク 17 ターレットトレイ駆動部 19 制御部 20〜22 リモコン送信機 23 リモコン信号受信部 24 RAM(メモリ部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04Q 9/00 311 H04Q 9/00 311F Fターム(参考) 5C056 AA01 BA10 DA01 5D072 AB02 EB02 EB20 5D077 AA23 AA38 BB05 CB16 5K048 BA02 DB02 EA16 GB10 GC05 HA02

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクがそれぞれセットされる複数の
    ディスク装着部が同一円上に配設されて回転自在に支持
    されたターレットトレイと、 前記ターレットトレイを回転駆動させるターレットトレ
    イ駆動部と、 複数のリモコン送信機からそれぞれ送信される互いに異
    なるフォーマットのリモコン信号を受信するリモコン信
    号受信部と、 前記リモコン信号受信部で受信したリモコン信号に基づ
    き前記ターレットトレイ駆動部を介し前記ターレットト
    レイを回転制御して、前記リモコン信号により指定され
    た前記ディスクを再生位置に位置決め制御する制御部
    と、 前記各リモコン送信機からそれぞれ送信される各リモコ
    ン信号のフォーマットにおける各々のヘッダーコードが
    記憶されたメモリ部とを備え、 前記制御部は、最初に電源投入されたのちに前記リモコ
    ン信号受信部に最初に受信したリモコン信号のフォーマ
    ットを、その受信したリモコン信号のヘッダーコードと
    前記メモリ部の記憶情報との比較対照に基づき判別し
    て、判別結果のフォーマットのリモコン信号のみを以後
    において受信可能に設定する機能を有していることを特
    徴とするリモコン送信機を備えたDVDチェンジャ。
  2. 【請求項2】 複数のリモコン送信機からそれぞれ送信
    される互いに異なるフォーマットのリモコン信号を受信
    するリモコン信号受信部と、 前記各リモコン送信機からそれぞれ送信されるリモコン
    信号の各々のフォーマットに関する情報が記憶されたメ
    モリ部と、 最初に電源投入されたのちに前記リモコン信号受信部に
    最初に受信したリモコン信号のフォーマットを、前記メ
    モリ部の記憶情報との比較対照に基づき判別して、判別
    結果のフォーマットのリモコン信号のみを以後において
    受信可能に設定する機能を備えた制御部とを有している
    ことをを特徴とするリモコン送信機を備えた電気機器。
  3. 【請求項3】 メモリ部には、各リモコン送信機の各々
    のリモコン信号のフォーマットにおけるヘッダーコード
    が記憶れれている請求項2に記載のリモコン送信機を備
    えた電気機器。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008001475A (ja) * 2006-06-22 2008-01-10 Furukawa Unic Corp 作業機用無線操縦装置の受信機
JP2010095327A (ja) * 2008-10-15 2010-04-30 Toyota Industries Corp 荷役車両における荷役操作装置の識別システム

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