JP2003233462A - 描画補助システム、画像印刷システム、描画補助プログラム及び画像印刷プログラム、並びに描画補助方法及び画像印刷方法 - Google Patents

描画補助システム、画像印刷システム、描画補助プログラム及び画像印刷プログラム、並びに描画補助方法及び画像印刷方法

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JP2003233462A
JP2003233462A JP2002034698A JP2002034698A JP2003233462A JP 2003233462 A JP2003233462 A JP 2003233462A JP 2002034698 A JP2002034698 A JP 2002034698A JP 2002034698 A JP2002034698 A JP 2002034698A JP 2003233462 A JP2003233462 A JP 2003233462A
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screen
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JP2002034698A
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Senichi Mokuya
銑一 杢屋
Yoshiki Fukui
芳樹 福井
Shinya Taniguchi
真也 谷口
Seishu Kitada
成秀 北田
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ホワイトボード等のスクリーンを使用してプ
レゼンテーションを行う場合に、発表者による描画の手
間を軽減するとともにポイントを把握しやすい印刷を行
うことができ、もってプレゼンテーションを行うのに好
適な描画補助システムを提供する。 【解決手段】 電子ホワイトボードシステムは、スクリ
ーン100に貼付されたマーカ2の貼付位置および機能
種別をマーカ情報として検出する位置検出センサ110
と、スクリーン100に画像を投影するプロジェクタ2
00とで構成されている。プロジェクタ200は、位置
検出センサ110と通信可能に接続し、マーカ情報に基
づいてマーカ2の機能に応じた処理を行うマーカ機能処
理部206を有する。マーカ機能処理部206は、位置
検出センサ110で検出したマーカ2が表枠マーカであ
ると判定したときは、位置検出センサ110で検出した
表枠マーカの貼付位置を基準としてスクリーン100に
表または枠を表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スクリーンに対し
てユーザが描画を行うにあたってその描画を補助するシ
ステムおよびプログラム、並びに方法に係り、特に、ホ
ワイトボード(登録商標)等のスクリーンを使用してプ
レゼンテーションを行う場合に、発表者による描画の手
間を軽減するとともにポイントを把握しやすい印刷を行
うことができ、もってプレゼンテーションを行うのに好
適な描画補助システム、画像印刷システム、描画補助プ
ログラムおよび画像印刷プログラム、並びに描画補助方
法および画像印刷方法に関する。
【0002】
【従来の技術】会議や研究発表等においてプレゼンテー
ションを行う場合、発表者は、説明の補助のため、ホワ
イトボードに必要な補助説明や図表を描画しながらプレ
ゼンテーションを進めることがしばしある。しかし、ホ
ワイトボードを使用してプレゼンテーションを行う場合
は、次の問題点があった。
【0003】第1に、説明に強調効果を与えるために、
文字色の変更、文字背景色の変更、下線の付加、文字の
太字化またはその他の文字修飾を行うことがあるが、ホ
ワイトボードに一旦記載した文字についてそれら文字修
飾を行うには、書き加えるか書き直さなければならな
い。第2に、発表内容によっては、比較等を行うため
に、同じような図表を繰り返し描画することがあるが、
これらの図表は同じようなものであるにもかかわらず、
すべて手書きしなければならない。
【0004】第3に、発表によっては、発表タイトルや
日付を記載しなければならない場合もあるが、これらの
補助情報は一定の形式であるにもかかわらず、すべて手
書きしなければならない。第4に、ホワイトボードの大
きさが決まっているので、例えば、内容が関連した事項
を同一の画面に描画したくても、スペースが足りず描画
しきれないときは、記載済みの内容を部分的に消して新
たに書き直さなければならない。
【0005】第5に、描画内容を紙面に印刷することが
できるホワイトボードもあるが、印刷単位が画面全体で
あるため、画面の一部に重要なポイントがありそこだけ
を印刷したいような場合があっても、対応することがで
きない。この場合、画面全体の印刷では、後日重要なポ
イントを把握しづらい。従来、プレゼンテーション等を
行うにあたって発表者を補助する技術としては、例え
ば、特開平5-46129号公報に開示された画像表示装置
(以下、第1の従来例という。)、および特開平7-2254
28号公報に開示された画像操作装置(以下、第2の従来
例という。)があった。
【0006】第1の従来例は、磁石ポインタで示す磁界
スポットをスクリーンの磁気センサで感知し、この検出
信号を座標検出装置に供給して、ここからの座標データ
を画像信号処理装置に入力するとともに、画像源から供
給される画像信号にシンボルとして合成し、この表示信
号をプロジェクタからスクリーンに投影するようになっ
ている。
【0007】これにより、指示動作が規制されにくく、
多様な姿勢による効果的な指示、説明による画像を表示
することができる。第2の従来例においては、準備段階
で白色光をプロジェクターによりスクリーンに投影する
と、スクリーンで反射された投影画像の光が位置測定装
置に入射し、投影画像の中心位置が測定される。実使用
段階では、スクリーンをスクリーン指示器で指示する
と、スクリーンで反射された指示光が位置測定装置によ
り検出され指示位置が測定される。次いで、スクリーン
指示器から画像操作を指定する赤外線が発信されると、
この信号は受光器により受信される。制御装置は位置測
定装置および受光器の出力とに基づいて指定された画像
操作を解析し、画像操作部へ画像操作指示を出力する。
これに基づき、画像操作部は画像操作を実行する。
【0008】これにより、投影面上の画像の質に悪影響
を与えることなく、画像上の任意の位置を指示しながら
画像操作を実行することができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、第1の
従来例にあっては、スクリーンにおいて磁石ポインタで
指示した箇所付近にシンボルを合成表示する構成となっ
ているだけで、この技術をホワイトボードに応用して
も、上記第1ないし第5の問題を解決するには不十分で
あった。
【0010】また、第2の従来例にあっては、スクリー
ンにおいてスクリーン指示器で指示した箇所および指示
内容に基づいて画面操作を実行する構成となっているだ
けで、この技術をホワイトボードに応用しても、上記第
1ないし第5の問題を解決するには不十分であった。そ
こで、本発明は、このような従来の技術の有する未解決
の課題に着目してなされたものであって、ホワイトボー
ド等のスクリーンを使用してプレゼンテーションを行う
場合に、発表者による描画の手間を軽減するとともにポ
イントを把握しやすい印刷を行うことができ、もってプ
レゼンテーションを行うのに好適な描画補助システム、
画像印刷システム、描画補助プログラムおよび画像印刷
プログラム、並びに描画補助方法および画像印刷方法を
提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に記載の描画補助システムは、スクリーンに
対してユーザが描画を行うにあたってその描画を補助す
るシステムであって、指示体の前記スクリーンに対する
指示を検出する指示検出手段と、前記スクリーンに画像
を表示する画像表示手段とを備え、前記画像表示手段
は、前記指示検出手段の検出結果に基づいて、前記ユー
ザによる描画を補助するための補助画像を前記スクリー
ンに表示するようになっている。
【0012】このような構成であれば、スクリーンに対
しユーザが指示体を用いて指示を行うと、指示検出手段
により、指示体のスクリーンに対する指示が検出され、
画像表示手段により、指示検出手段の検出結果に基づい
て、補助画像がスクリーンに表示される。ここで、補助
画像としては、例えば、表若しくは枠、日付情報、タイ
トル情報若しくはその他の補助情報、または円形、矩形
若しくはその他の図形が含まれる。以下、本発明に記載
の描画補助システム、描画補助プログラム、並びに描画
補助方法において同じである。
【0013】また、画像表示手段による表示は、投影手
段でスクリーンに画像を投影することにより行ってもよ
いし、スクリーンを、LCD(Liquid Crystal Displa
y)、CRT(Cathode Ray Tube)その他の表示手段と
して構成し、表示手段でスクリーンに画像を表示するこ
とにより行ってもよい。以下、本発明に記載の描画補助
システム、並びに描画補助プログラムにおいて同じであ
る。
【0014】また、指示体としては、例えば、マーカ、
ペン、指示棒、発光体若しくはその他のポインティング
デバイス、人の指またはその他の指示体が含まれる。以
下、本発明に記載の描画補助システム、描画補助プログ
ラム、並びに描画補助方法において同じである。
【0015】また、ユーザによる描画は、インク等を用
いて手書きによりスクリーンに直接描画することのほ
か、プロジェクタ等を用いてスクリーンに書換可能に画
像(例えば、コンピュータグラフィックス)を表示する
ことにより行ってもよい。後者の場合、ユーザは、あら
かじめ用意したプレゼンテーションデータを表示しなが
らプレゼンテーションを行うが、プレゼンテーションの
進行状況に応じて、スクリーンに表示されている表示画
像に補助画像を描き加えたりするなど、プレゼンテーシ
ョン中に補足説明を記載するような場合が考えられる。
プレゼンテーション中にスクリーンを直接指示しなが
ら、例えば、スクリーンに表示されている表示画像のう
ち重要な箇所に丸印(補助画像)を描き加えることがで
きれば、大変便利である。以下、本発明に記載の描画補
助システム、描画補助プログラム、並びに描画補助方法
において同じである。
【0016】また、本システムは、単一の装置として実
現するようにしてもよいし、複数の端末を通信可能に接
続したネットワークシステムとして実現するようにして
もよい。後者の場合、各構成要素は、それぞれ通信可能
に接続されていれば、複数の端末のうちどの端末に属し
ていてもよい。以下、本発明に記載の描画補助システ
ム、並びに画像印刷システムにおいて同じである。
【0017】さらに、本発明に記載の描画補助システム
は、上記の描画補助システムにおいて、前記画像表示手
段は、前記指示検出手段の検出結果に基づいて、表また
は枠を前記補助画像として表示するようになっている。
このような構成であれば、画像表示手段により、指示検
出手段の検出結果に基づいて、表または枠が補助画像と
して表示される。
【0018】さらに、本発明に記載の描画補助システム
は、上記の描画補助システムにおいて、前記画像表示手
段は、前記指示検出手段の検出結果に基づいて、日付情
報、タイトル情報またはその他の補助情報を前記補助画
像として表示するようになっている。このような構成で
あれば、画像表示手段により、指示検出手段の検出結果
に基づいて、日付情報、タイトル情報またはその他の補
助情報が補助画像として表示される。
【0019】さらに、本発明に記載の描画補助システム
は、スクリーンに対してユーザが描画を行うにあたって
その描画を補助するシステムであって、指示体の前記ス
クリーンに対する指示を検出する指示検出手段と、前記
スクリーンに画像を表示する画像表示手段とを備え、前
記画像表示手段は、前記指示検出手段の検出結果に基づ
いて、前記スクリーンの表示画像を編集するようになっ
ている。
【0020】このような構成であれば、スクリーンに対
しユーザが指示体を用いて指示を行うと、指示検出手段
により、指示体のスクリーンに対する指示が検出され、
画像表示手段により、指示検出手段の検出結果に基づい
て、スクリーンの表示画像が編集される。ここで、表示
画像としては、例えば、プロジェクタ等を用いてスクリ
ーンに書換可能に表示された画像(例えば、コンピュー
タグラフィックス)のほか、インク等を用いて手書きに
よりスクリーンに直接描画した画像を対象とすることが
できる。後者の場合、例えば、手書きの文字に重ね合わ
せを行うことにより、その文字に対して、文字色の変
更、文字背景色の変更、下線の付加、文字の太字化また
はその他の文字修飾を行うことができる。以下、本発明
に記載の描画補助システム、描画補助プログラム、並び
に描画補助方法において同じである。
【0021】また、画像表示手段による編集としては、
例えば、表示画像(特に文字)に対して、色の変更、背
景色の変更、下線の付加、輪郭強調(文字の場合は太字
化)またはその他の修飾を行うこと、表示画像をスクリ
ーン内で複写しまたは移動すること、表示画像をスクリ
ーン内で拡大しまたは縮小することが挙げられる。以
下、本発明に記載の描画補助システム、並びに描画補助
プログラムにおいて同じである。
【0022】さらに、本発明に記載の描画補助システム
は、上記の描画補助システムにおいて、前記画像表示手
段は、前記指示検出手段の検出結果に基づいて、前記表
示画像が文字である場合にその文字に対して、文字色の
変更、文字背景色の変更、下線の付加、文字の太字化ま
たはその他の文字修飾を行うようになっている。
【0023】このような構成であれば、画像表示手段に
より、指示検出手段の検出結果に基づいて、文字に対し
て、文字色の変更、文字背景色の変更、下線の付加、文
字の太字化またはその他の文字修飾が行われる。さら
に、本発明に記載の描画補助システムは、上記の描画補
助システムにおいて、前記表示画像は、前記画像表示手
段の制御下において前記スクリーンに書換可能に表示さ
れた画像であり、前記画像表示手段は、前記指示検出手
段の検出結果に基づいて、前記表示画像を前記スクリー
ン内で複写しまたは移動するようになっている。
【0024】このような構成であれば、画像表示手段に
より、指示検出手段の検出結果に基づいて、表示画像が
スクリーン内で複写されまたは移動される。さらに、本
発明に記載の描画補助システムは、上記の描画補助シス
テムにおいて、前記表示画像は、前記画像表示手段の制
御下において前記スクリーンに書換可能に表示された画
像であり、前記画像表示手段は、前記指示検出手段の検
出結果に基づいて、前記表示画像を前記スクリーン内で
拡大しまたは縮小するようになっている。
【0025】このような構成であれば、画像表示手段に
より、指示検出手段の検出結果に基づいて、表示画像が
スクリーン内で拡大されまたは縮小される。さらに、本
発明に記載の描画補助システムは、スクリーンに対して
ユーザが描画を行うにあたってその描画を補助するシス
テムであって、指示体の前記スクリーンに対する指示を
検出する指示検出手段と、前記スクリーンに画像を表示
する画像表示手段とを備え、前記画像表示手段は、前記
指示検出手段の検出結果に基づいて、仮想表示領域の一
部に属する画像を前記スクリーンに表示するようになっ
ている。
【0026】このような構成であれば、スクリーンに対
しユーザが指示体を用いて指示を行うと、指示検出手段
により、指示体のスクリーンに対する指示が検出され、
画像表示手段により、指示検出手段の検出結果に基づい
て、仮想表示領域の一部に属する画像がスクリーンに表
示される。さらに、本発明に記載の描画補助システム
は、上記の描画補助システムにおいて、前記画像表示手
段は、前記仮想表示領域を複数の領域に区分し、前記指
示検出手段の検出結果に基づいて、前記複数の区分領域
のうちいずれかに表示を切り換えるようになっている。
【0027】このような構成であれば、画像表示手段に
より、指示検出手段の検出結果に基づいて、複数の区分
領域のうちいずれかに表示が切り換えられる。さらに、
本発明に記載の描画補助システムは、上記の描画補助シ
ステムにおいて、前記画像表示手段は、前記スクリーン
上の指示体による指示位置が前記仮想表示領域の中心と
なるように、前記仮想表示領域の一部に属する画像を前
記スクリーンに表示するようになっている。
【0028】このような構成であれば、画像表示手段に
より、スクリーン上の指示体による指示位置が仮想表示
領域の中心となるように、仮想表示領域の一部に属する
画像がスクリーンに表示される。さらに、本発明に記載
の描画補助システムは、上記の描画補助システムにおい
て、前記指示検出手段の検出結果に基づいて前記表示画
像を印刷する画像印刷手段を備える。
【0029】このような構成であれば、画像印刷手段に
より、指示検出手段の検出結果に基づいて表示画像が印
刷される。さらに、本発明に記載の描画補助システム
は、スクリーンに対してユーザが描画を行うにあたって
その描画を補助するシステムであって、前記スクリーン
に貼付可能なマーカを前記スクリーンに貼付したときの
当該マーカの貼付位置を検出するマーカ位置検出手段
と、前記スクリーンに画像を表示する画像表示手段とを
備え、前記画像表示手段は、前記マーカ位置検出手段の
検出結果に基づいて、前記ユーザによる描画を補助する
ための補助画像を前記スクリーンに表示するようになっ
ている。
【0030】このような構成であれば、ユーザがスクリ
ーンにマーカを貼付すると、マーカ位置検出手段によ
り、マーカの貼付位置が検出され、画像表示手段によ
り、マーカ位置検出手段の検出結果に基づいて、補助画
像がスクリーンに表示される。さらに、本発明に記載の
描画補助システムは、上記の描画補助システムにおい
て、前記スクリーンに貼付されたマーカの種別を認識す
るマーカ種別認識手段を備え、前記画像表示手段は、前
記マーカ位置検出手段の検出結果および前記マーカ種別
認識手段の認識結果に基づいて、前記補助画像を表示す
るようになっている。
【0031】このような構成であれば、マーカ種別認識
手段により、スクリーンに貼付されたマーカの種別が認
識され、画像表示手段により、マーカ位置検出手段の検
出結果およびマーカ種別認識手段の認識結果に基づい
て、補助画像が表示される。ここで、マーカ種別認識手
段は、マーカの識別情報をセンサ等により取得し、取得
した識別情報に基づいてマーカの種別を検出するように
なっていてもよいし、スクリーンに貼付しようとするマ
ーカの種別を切り換えるセレクタ等をスクリーンの付近
に設置し、セレクタ等の選択結果に基づいてマーカの種
別を認識するようになっていてもよい。後者の場合、セ
レクタ等でマーカの種別を切り換えてからマーカをスク
リーンに貼付すればよい。以下、本発明に記載の描画補
助システム、画像印刷システム、並びに画像印刷プログ
ラムにおいて同じである。
【0032】さらに、本発明に記載の描画補助システム
は、上記の描画補助システムにおいて、前記マーカの種
別として、表または枠を表示するための表枠マーカが設
定可能であり、前記画像表示手段は、前記マーカ種別認
識手段の認識結果が前記表枠マーカであると判定したと
きは、前記マーカ位置検出手段で検出した表枠マーカの
貼付位置を基準として、表または枠を前記補助画像とし
て表示するようになっている。
【0033】このような構成であれば、画像表示手段に
より、マーカ種別認識手段の認識結果が表枠マーカであ
ると判定されると、マーカ位置検出手段で検出された表
枠マーカの貼付位置を基準として、表または枠が補助画
像として表示される。さらに、本発明に記載の描画補助
システムは、上記の描画補助システムにおいて、前記マ
ーカの種別として、日付情報、タイトル情報またはその
他の補助情報を表示するための補助情報マーカが設定可
能であり、前記画像表示手段は、前記マーカ種別認識手
段の認識結果が前記補助情報マーカであると判定したと
きは、前記マーカ位置検出手段で検出した補助情報マー
カの貼付位置を基準として、日付情報、タイトル情報ま
たはその他の補助情報を前記補助画像として表示するよ
うになっている。
【0034】このような構成であれば、画像表示手段に
より、マーカ種別認識手段の認識結果が補助情報マーカ
であると判定されると、マーカ位置検出手段で検出され
た補助情報マーカの貼付位置を基準として、日付情報、
タイトル情報またはその他の補助情報が補助画像として
表示される。さらに、本発明に記載の描画補助システム
は、スクリーンに対してユーザが描画を行うにあたって
その描画を補助するシステムであって、前記スクリーン
に貼付可能なマーカを前記スクリーンに貼付したときの
当該マーカの貼付位置を検出するマーカ位置検出手段
と、前記スクリーンに画像を表示する画像表示手段とを
備え、前記画像表示手段は、前記マーカ位置検出手段の
検出結果に基づいて、前記スクリーンの表示画像のうち
複数のマーカで囲まれた領域の画像を編集するようにな
っている。
【0035】このような構成であれば、ユーザがスクリ
ーンにマーカを貼付すると、マーカ位置検出手段によ
り、マーカの貼付位置が検出され、画像表示手段によ
り、マーカ位置検出手段の検出結果に基づいて、スクリ
ーンの表示画像のうち複数のマーカで囲まれた領域の画
像が編集される。さらに、本発明に記載の描画補助シス
テムは、上記の描画補助システムにおいて、前記スクリ
ーンに貼付されたマーカの種別を認識するマーカ種別認
識手段を備え、前記画像表示手段は、前記マーカ位置検
出手段の検出結果および前記マーカ種別認識手段の認識
結果に基づいて、前記表示画像のうち複数のマーカで囲
まれた領域の画像を編集するようになっている。
【0036】このような構成であれば、マーカ種別認識
手段により、スクリーンに貼付されたマーカの種別が認
識され、画像表示手段により、マーカ位置検出手段の検
出結果およびマーカ種別認識手段の認識結果に基づい
て、表示画像のうち複数のマーカで囲まれた領域の画像
が編集される。さらに、本発明に記載の描画補助システ
ムは、上記の描画補助システムにおいて、前記マーカの
種別として、文字修飾の対象となる文字が属する領域の
開始位置を指示するための修飾開始位置指示マーカと、
文字修飾の対象となる文字が属する領域の終了位置を指
示するための修飾終了位置指示マーカとが設定可能であ
り、前記画像表示手段は、前記マーカ種別認識手段の認
識結果が前記修飾開始位置指示マーカであると判定した
ときは、前記マーカ位置検出手段で検出した修飾開始位
置指示マーカの貼付位置を修飾開始位置として設定し、
前記マーカ種別認識手段の認識結果が前記修飾終了位置
指示マーカであると判定したときは、前記マーカ位置検
出手段で検出した修飾終了位置指示マーカの貼付位置を
修飾終了位置として設定し、前記表示画像のうち前記修
飾開始位置および前記修飾終了位置により特定される領
域に属する文字に対して、文字色の変更、文字背景色の
変更、下線の付加、文字の太字化またはその他の文字修
飾を行うようになっている。
【0037】このような構成であれば、画像表示手段に
より、マーカ種別認識手段の認識結果が修飾開始位置指
示マーカであると判定されると、マーカ位置検出手段で
検出された修飾開始位置指示マーカの貼付位置が修飾開
始位置として設定される。また、マーカ種別認識手段の
認識結果が修飾終了位置指示マーカであると判定される
と、マーカ位置検出手段で検出された修飾終了位置指示
マーカの貼付位置が修飾終了位置として設定される。そ
して、表示画像のうち修飾開始位置および修飾終了位置
により特定される領域に属する文字に対して、文字色の
変更、文字背景色の変更、下線の付加、文字の太字化ま
たはその他の文字修飾が行われる。
【0038】さらに、本発明に記載の描画補助システム
は、上記の描画補助システムにおいて、前記表示画像
は、前記画像表示手段の制御下において前記スクリーン
に書換可能に表示された画像であり、前記マーカの種別
として、複写または移動の対象となる画像が属する領域
の開始位置を指示するための複写元開始位置指示マーカ
と、複写または移動の対象となる画像が属する領域の終
了位置を指示するための複写元終了位置指示マーカとが
設定可能であり、前記画像表示手段は、前記マーカ種別
認識手段の認識結果が前記複写元開始位置指示マーカで
あると判定したときは、前記マーカ位置検出手段で検出
した複写元開始位置指示マーカの貼付位置を複写元開始
位置として設定し、前記マーカ種別認識手段の認識結果
が前記複写元終了位置指示マーカであると判定したとき
は、前記マーカ位置検出手段で検出した複写元終了位置
指示マーカの貼付位置を複写元終了位置として設定し、
前記表示画像のうち前記複写元開始位置および前記複写
元終了位置により特定される領域に属する画像を、前記
スクリーン内で複写しまたは移動するようになってい
る。
【0039】このような構成であれば、画像表示手段に
より、マーカ種別認識手段の認識結果が複写元開始位置
指示マーカであると判定されると、マーカ位置検出手段
で検出された複写元開始位置指示マーカの貼付位置が複
写元開始位置として設定される。また、マーカ種別認識
手段の認識結果が複写元終了位置指示マーカであると判
定されると、マーカ位置検出手段で検出された複写元終
了位置指示マーカの貼付位置が複写元終了位置として設
定される。そして、表示画像のうち複写元開始位置およ
び複写元終了位置により特定される領域に属する画像が
スクリーン内で複写されまたは移動される。
【0040】ここで、複写元開始位置指示マーカおよび
複写元終了位置指示マーカは、同種のものであってもよ
いしそれぞれ異種のものであってもよい。前者の場合、
例えば、同種のマーカを先に貼付した方を複写元開始位
置指示マーカとして認識し、後に貼付した方を複写元終
了位置指示マーカとして認識してもよいし、同種のマー
カのうちスクリーンの上方または左方に貼付した方を複
写元開始位置指示マーカとして認識し、スクリーンの下
方または右方に貼付した方を複写元終了位置指示マーカ
として認識してもよい。
【0041】また、複写元開始位置指示マーカは、単一
のマーカから構成してもよいし、複数のマーカから構成
してもよい。後者の場合は、表示画像のなかでより詳細
な領域を指定することが可能となる。このことは、複写
元終了位置指示マーカについて同じである。さらに、本
発明に記載の描画補助システムは、上記の描画補助シス
テムにおいて、前記マーカの種別として、複写先または
移動先となる領域を指示するための複写先位置指示マー
カが設定可能であり、前記画像表示手段は、前記マーカ
種別認識手段の認識結果が前記複写先位置指示マーカで
あると判定したときは、前記マーカ位置検出手段で検出
した複写先位置指示マーカの貼付位置を複写先位置とし
て設定し、前記表示画像のうち前記複写元開始位置およ
び前記複写元終了位置により特定される領域に属する画
像を、前記複写先位置により特定される領域に複写しま
たは移動するようになっている。
【0042】このような構成であれば、画像表示手段に
より、マーカ種別認識手段の認識結果が複写先位置指示
マーカであると判定されると、マーカ位置検出手段で検
出された複写先位置指示マーカの貼付位置が複写先位置
として設定される。そして、表示画像のうち複写元開始
位置および複写元終了位置により特定される領域に属す
る画像が、複写先位置により特定される領域に複写され
または移動される。
【0043】さらに、本発明に記載の描画補助システム
は、上記の描画補助システムにおいて、前記表示画像
は、前記画像表示手段の制御下において前記スクリーン
に書換可能に表示された画像であり、前記マーカの種別
として、拡大または縮小の対象となる画像が属する領域
の開始位置を指示するための拡大元開始位置指示マーカ
と、拡大または縮小の対象となる画像が属する領域の終
了位置を指示するための拡大元終了位置指示マーカとが
設定可能であり、前記画像表示手段は、前記マーカ種別
認識手段の認識結果が前記拡大元開始位置指示マーカで
あると判定したときは、前記マーカ位置検出手段で検出
した拡大元開始位置指示マーカの貼付位置を拡大元開始
位置として設定し、前記マーカ種別認識手段の認識結果
が前記拡大元終了位置指示マーカであると判定したとき
は、前記マーカ位置検出手段で検出した拡大元終了位置
指示マーカの貼付位置を拡大元終了位置として設定し、
前記表示画像のうち前記拡大元開始位置および前記拡大
元終了位置により特定される領域に属する画像を、前記
スクリーン内で拡大しまたは縮小するようになってい
る。
【0044】このような構成であれば、画像表示手段に
より、マーカ種別認識手段の認識結果が拡大元開始位置
指示マーカであると判定されると、マーカ位置検出手段
で検出された拡大元開始位置指示マーカの貼付位置が拡
大元開始位置として設定される。また、マーカ種別認識
手段の認識結果が拡大元終了位置指示マーカであると判
定されると、マーカ位置検出手段で検出された拡大元終
了位置指示マーカの貼付位置が拡大元終了位置として設
定される。そして、表示画像のうち拡大元開始位置およ
び拡大元終了位置により特定される領域に属する画像が
スクリーン内で拡大されまたは縮小される。
【0045】ここで、拡大元開始位置指示マーカおよび
拡大元終了位置指示マーカは、同種のものであってもよ
いしそれぞれ異種のものであってもよい。前者の場合、
例えば、同種のマーカを先に貼付した方を拡大元開始位
置指示マーカとして認識し、後に貼付した方を拡大元終
了位置指示マーカとして認識してもよいし、同種のマー
カのうちスクリーンの上方または左方に貼付した方を拡
大元開始位置指示マーカとして認識し、スクリーンの下
方または右方に貼付した方を拡大元終了位置指示マーカ
として認識してもよい。
【0046】また、拡大元開始位置指示マーカは、単一
のマーカから構成してもよいし、複数のマーカから構成
してもよい。後者の場合は、表示画像のなかでより詳細
な領域を指定することが可能となる。このことは、拡大
元終了位置指示マーカについて同じである。さらに、本
発明に記載の描画補助システムは、上記の描画補助シス
テムにおいて、前記マーカの種別として、拡大後または
縮小後の画像を配置する領域の開始位置を指示するため
の拡大先開始位置指示マーカと、拡大後または縮小後の
画像を配置する領域の終了位置を指示するための拡大先
終了位置指示マーカとが設定可能であり、前記画像表示
手段は、前記マーカ種別認識手段の認識結果が前記拡大
先開始位置指示マーカであると判定したときは、前記マ
ーカ位置検出手段で検出した拡大先開始位置指示マーカ
の貼付位置を拡大先開始位置として設定し、前記マーカ
種別認識手段の認識結果が前記拡大先終了位置指示マー
カであると判定したときは、前記マーカ位置検出手段で
検出した拡大先終了位置指示マーカの貼付位置を拡大先
終了位置として設定し、前記表示画像のうち前記拡大元
開始位置および前記拡大元終了位置により特定される領
域に属する画像を、前記拡大先開始位置および前記拡大
先終了位置により特定される領域に拡大しまたは縮小す
るようになっている。
【0047】このような構成であれば、画像表示手段に
より、マーカ種別認識手段の認識結果が拡大先開始位置
指示マーカであると判定されると、マーカ位置検出手段
で検出された拡大先開始位置指示マーカの貼付位置が拡
大先開始位置として設定される。また、マーカ種別認識
手段の認識結果が拡大先終了位置指示マーカであると判
定されると、マーカ位置検出手段で検出された拡大先終
了位置指示マーカの貼付位置が拡大先終了位置として設
定される。そして、表示画像のうち拡大元開始位置およ
び拡大元終了位置により特定される領域に属する画像
が、拡大先開始位置および拡大先終了位置により特定さ
れる領域に拡大されまたは縮小される。
【0048】ここで、拡大先開始位置指示マーカおよび
拡大先終了位置指示マーカは、同種のものであってもよ
いしそれぞれ異種のものであってもよい。前者の場合、
例えば、同種のマーカを先に貼付した方を拡大先開始位
置指示マーカとして認識し、後に貼付した方を拡大先終
了位置指示マーカとして認識してもよいし、同種のマー
カのうちスクリーンの上方または左方に貼付した方を拡
大先開始位置指示マーカとして認識し、スクリーンの下
方または右方に貼付した方を拡大先終了位置指示マーカ
として認識してもよい。
【0049】また、拡大先開始位置指示マーカは、単一
のマーカから構成してもよいし、複数のマーカから構成
してもよい。後者の場合は、表示画像のなかでより詳細
な領域を指定することが可能となる。このことは、拡大
先終了位置指示マーカについて同じである。さらに、本
発明に記載の描画補助システムは、スクリーンに対して
ユーザが描画を行うにあたってその描画を補助するシス
テムであって、前記スクリーンに貼付可能なマーカを前
記スクリーンに貼付したときの当該マーカの貼付位置を
検出するマーカ位置検出手段と、前記スクリーンに画像
を表示する画像表示手段とを備え、前記画像表示手段
は、前記マーカ位置検出手段の検出結果に基づいて、仮
想表示領域の一部に属する画像を前記スクリーンに表示
するようになっている。
【0050】このような構成であれば、ユーザがスクリ
ーンにマーカを貼付すると、マーカ位置検出手段によ
り、マーカの貼付位置が検出され、画像表示手段によ
り、マーカ位置検出手段の検出結果に基づいて、仮想表
示領域の一部に属する画像がスクリーンに表示される。
さらに、本発明に記載の描画補助システムは、上記の描
画補助システムにおいて、前記スクリーンに貼付された
マーカの種別を認識するマーカ種別認識手段を備え、前
記画像表示手段は、前記仮想表示領域を複数の領域に区
分し、前記マーカ位置検出手段の検出結果および前記マ
ーカ種別認識手段の認識結果に基づいて、前記複数の区
分領域のうちいずれかに表示を切り換えるようになって
いる。
【0051】このような構成であれば、マーカ種別認識
手段により、スクリーンに貼付されたマーカの種別が認
識され、画像表示手段により、マーカ位置検出手段の検
出結果およびマーカ種別認識手段の認識結果に基づい
て、複数の区分領域のうちいずれかに表示が切り換えら
れる。さらに、本発明に記載の描画補助システムは、上
記の描画補助システムにおいて、前記マーカの種別とし
て、表示領域を切り換えるための表示領域切換マーカが
設定可能であり、前記画像表示手段は、前記マーカ種別
認識手段の認識結果が前記表示領域切換マーカであると
判定したときは、前記スクリーン全体を前記仮想表示領
域全体と対応させた場合に、前記複数の区分領域のう
ち、前記マーカ位置検出手段で検出した表示領域切換マ
ーカの貼付位置に対応するものに表示を切り換えるよう
になっている。
【0052】このような構成であれば、画像表示手段に
より、マーカ種別認識手段の認識結果が表示領域切換マ
ーカであると判定されると、複数の区分領域のうち、マ
ーカ位置検出手段で検出された表示領域切換マーカの貼
付位置に対応するものに表示が切り換えられる。さら
に、本発明に記載の描画補助システムは、上記の描画補
助システムにおいて、前記スクリーンに貼付されたマー
カの種別を認識するマーカ種別認識手段を備え、前記マ
ーカの種別として、表示領域を切り換えるための表示領
域切換マーカが設定可能であり、前記画像表示手段は、
前記マーカ種別認識手段の認識結果が前記表示領域切換
マーカであると判定したときは、前記マーカ位置検出手
段で検出した表示領域切換マーカの貼付位置が前記仮想
表示領域の中心となるように、前記仮想表示領域の一部
に属する画像を前記スクリーンに表示するようになって
いる。
【0053】このような構成であれば、画像表示手段に
より、マーカ種別認識手段の認識結果が表示領域切換マ
ーカであると判定されると、表示領域切換マーカの貼付
位置が仮想表示領域の中心となるように、仮想表示領域
の一部に属する画像がスクリーンに表示される。さら
に、本発明に記載の描画補助システムは、上記の描画補
助システムにおいて、前記スクリーンに画像を投影する
投影手段を備え、前記画像表示手段は、前記投影手段に
より前記スクリーンに画像を表示するようになってい
る。
【0054】このような構成であれば、画像表示手段に
より、投影手段でスクリーンに画像が表示される。これ
により、スクリーンに画像が投影される。さらに、本発
明に記載の描画補助システムは、上記の描画補助システ
ムにおいて、前記マーカは、無線信号を発信する発信器
を有し、前記発信器からの無線信号を受信するための複
数のアンテナを備え、前記マーカ位置検出手段は、前記
複数のアンテナからの受信信号に基づいて、前記マーカ
の貼付位置を検出するようになっている。
【0055】このような構成であれば、スクリーンにマ
ーカを貼付すると、マーカの発信器から無線信号が発信
されることから、スクリーン上でマーカの貼付位置がそ
の発信により判別できる。すなわち、無線信号が複数の
アンテナで受信されると、マーカ位置検出手段により、
複数のアンテナからの受信信号に基づいて、マーカの貼
付位置が検出される。
【0056】さらに、本発明に記載の描画補助システム
は、上記の描画補助システムにおいて、前記マーカは、
発光体を有し、前記スクリーン全体の画像を撮影する撮
影手段を備え、前記マーカ位置検出手段は、前記撮影手
段で撮影した画像データに基づいて、前記マーカの貼付
位置を検出するようになっている。
【0057】このような構成であれば、スクリーンにマ
ーカを貼付すると、マーカの発光体が発光することか
ら、スクリーン上でマーカの貼付位置がその発光により
判別できる。すなわち、撮影手段により、マーカが貼付
されたスクリーン全体が撮影されると、マーカ位置検出
手段により、撮影手段で撮影された画像データに基づい
て、マーカの貼付位置が検出される。
【0058】一方、上記目的を達成するために、本発明
に記載の画像印刷システムは、スクリーンに表示されて
いる表示画像を印刷するシステムであって、前記スクリ
ーンに貼付可能なマーカを前記スクリーンに貼付したと
きの当該マーカの貼付位置を検出するマーカ位置検出手
段と、前記スクリーンに貼付されたマーカの種別を認識
するマーカ種別認識手段と、前記表示画像を印刷する画
像印刷手段とを備え、前記マーカの種別として、印刷の
対象となる画像が属する領域の開始位置を指示するため
の印刷開始位置指示マーカと、印刷の対象となる画像が
属する領域の終了位置を指示するための印刷終了位置指
示マーカとが設定可能であり、前記画像印刷手段は、前
記マーカ種別認識手段の認識結果が前記印刷開始位置指
示マーカであると判定したときは、前記マーカ位置検出
手段で検出した印刷開始位置指示マーカの貼付位置を印
刷開始位置として設定し、前記マーカ種別認識手段の認
識結果が前記印刷終了位置指示マーカであると判定した
ときは、前記マーカ位置検出手段で検出した印刷終了位
置指示マーカの貼付位置を印刷終了位置として設定し、
前記表示画像のうち前記印刷開始位置および前記印刷終
了位置により特定される領域に属する画像を印刷するよ
うになっている。
【0059】このような構成であれば、ユーザがスクリ
ーンにマーカを貼付すると、マーカ位置検出手段によ
り、マーカの貼付位置が検出されるとともに、マーカ種
別認識手段により、スクリーンに貼付されたマーカの種
別が認識される。次いで、画像印刷手段により、マーカ
種別認識手段の認識結果が印刷開始位置指示マーカであ
ると判定されると、マーカ位置検出手段で検出された印
刷開始位置指示マーカの貼付位置が印刷開始位置として
設定される。また、マーカ種別認識手段の認識結果が印
刷終了位置指示マーカであると判定されると、マーカ位
置検出手段で検出された印刷終了位置指示マーカの貼付
位置が印刷終了位置として設定される。そして、表示画
像のうち印刷開始位置および印刷終了位置により特定さ
れる領域に属する画像が印刷される。
【0060】ここで、印刷開始位置指示マーカおよび印
刷終了位置指示マーカは、同種のものであってもよいし
それぞれ異種のものであってもよい。前者の場合、例え
ば、同種のマーカを先に貼付した方を印刷開始位置指示
マーカとして認識し、後に貼付した方を印刷終了位置指
示マーカとして認識してもよいし、同種のマーカのうち
スクリーンの上方または左方に貼付した方を印刷開始位
置指示マーカとして認識し、スクリーンの下方または右
方に貼付した方を印刷終了位置指示マーカとして認識し
てもよい。
【0061】また、印刷開始位置指示マーカは、単一の
マーカから構成してもよいし、複数のマーカから構成し
てもよい。後者の場合は、表示画像のなかでより詳細な
領域を指定することが可能となる。このことは、印刷終
了位置指示マーカについて同じである。一方、上記目的
を達成するために、本発明に記載の描画補助プログラム
は、スクリーンに対してユーザが描画を行うにあたって
その描画を補助するプログラムであって、指示体の前記
スクリーンに対する指示を検出する指示検出手段、およ
び前記スクリーンに画像を表示する画像表示手段として
実現される処理をコンピュータに実行させるためのプロ
グラムであり、前記画像表示手段は、前記指示検出手段
の検出結果に基づいて、前記ユーザによる描画を補助す
るための補助画像を前記スクリーンに表示するようにな
っている。
【0062】このような構成であれば、コンピュータに
よってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラ
ムに従ってコンピュータが処理を実行すると、本発明に
記載の描画補助システムと同等の作用が得られる。さら
に、本発明に記載の描画補助プログラムは、スクリーン
に対してユーザが描画を行うにあたってその描画を補助
するプログラムであって、指示体の前記スクリーンに対
する指示を検出する指示検出手段、および前記スクリー
ンに画像を表示する画像表示手段として実現される処理
をコンピュータに実行させるためのプログラムであり、
前記画像表示手段は、前記指示検出手段の検出結果に基
づいて、前記スクリーンの表示画像を編集するようにな
っている。
【0063】このような構成であれば、コンピュータに
よってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラ
ムに従ってコンピュータが処理を実行すると、本発明に
記載の描画補助システムと同等の作用が得られる。さら
に、本発明に記載の描画補助プログラムは、スクリーン
に対してユーザが描画を行うにあたってその描画を補助
するプログラムであって、指示体の前記スクリーンに対
する指示を検出する指示検出手段、および前記スクリー
ンに画像を表示する画像表示手段として実現される処理
をコンピュータに実行させるためのプログラムであり、
前記画像表示手段は、前記指示検出手段の検出結果に基
づいて、仮想表示領域の一部に属する画像を前記スクリ
ーンに表示するようになっている。
【0064】このような構成であれば、コンピュータに
よってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラ
ムに従ってコンピュータが処理を実行すると、本発明に
記載の描画補助システムと同等の作用が得られる。さら
に、本発明に記載の描画補助プログラムは、スクリーン
に対してユーザが描画を行うにあたってその描画を補助
するプログラムであって、前記スクリーンに貼付可能な
マーカを前記スクリーンに貼付したときの当該マーカの
貼付位置を検出するマーカ位置検出手段、および前記ス
クリーンに画像を表示する画像表示手段として実現され
る処理をコンピュータに実行させるためのプログラムで
あり、前記画像表示手段は、前記マーカ位置検出手段の
検出結果に基づいて、前記ユーザによる描画を補助する
ための補助画像を前記スクリーンに表示するようになっ
ている。
【0065】このような構成であれば、コンピュータに
よってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラ
ムに従ってコンピュータが処理を実行すると、本発明に
記載の描画補助システムと同等の作用が得られる。さら
に、本発明に記載の描画補助プログラムは、スクリーン
に対してユーザが描画を行うにあたってその描画を補助
するプログラムであって、前記スクリーンに貼付可能な
マーカを前記スクリーンに貼付したときの当該マーカの
貼付位置を検出するマーカ位置検出手段、および前記ス
クリーンに画像を表示する画像表示手段として実現され
る処理をコンピュータに実行させるためのプログラムで
あり、前記画像表示手段は、前記マーカ位置検出手段の
検出結果に基づいて、前記スクリーンの表示画像のうち
複数のマーカで囲まれた領域の画像を編集するようにな
っている。
【0066】このような構成であれば、コンピュータに
よってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラ
ムに従ってコンピュータが処理を実行すると、本発明に
記載の描画補助システムと同等の作用が得られる。さら
に、本発明に記載の描画補助プログラムは、スクリーン
に対してユーザが描画を行うにあたってその描画を補助
するプログラムであって、前記スクリーンに貼付可能な
マーカを前記スクリーンに貼付したときの当該マーカの
貼付位置を検出するマーカ位置検出手段、および前記ス
クリーンに画像を表示する画像表示手段として実現され
る処理をコンピュータに実行させるためのプログラムで
あり、前記画像表示手段は、前記マーカ位置検出手段の
検出結果に基づいて、仮想表示領域の一部に属する画像
を前記スクリーンに表示するようになっている。
【0067】このような構成であれば、コンピュータに
よってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラ
ムに従ってコンピュータが処理を実行すると、本発明に
記載の描画補助システムと同等の作用が得られる。一
方、上記目的を達成するために、本発明に記載の画像印
刷プログラムは、スクリーンに表示されている表示画像
を印刷するプログラムであって、前記スクリーンに貼付
可能なマーカを前記スクリーンに貼付したときの当該マ
ーカの貼付位置を検出するマーカ位置検出手段、前記ス
クリーンに貼付されたマーカの種別を認識するマーカ種
別認識手段、および前記表示画像を印刷する画像印刷手
段として実現される処理をコンピュータに実行させるた
めのプログラムであり、前記マーカの種別として、印刷
の対象となる画像が属する領域の開始位置を指示するた
めの印刷開始位置指示マーカと、印刷の対象となる画像
が属する領域の終了位置を指示するための印刷終了位置
指示マーカとが設定可能であり、前記画像印刷手段は、
前記マーカ種別認識手段の認識結果が前記印刷開始位置
指示マーカであると判定したときは、前記マーカ位置検
出手段で検出した印刷開始位置指示マーカの貼付位置を
印刷開始位置として設定し、前記マーカ種別認識手段の
認識結果が前記印刷終了位置指示マーカであると判定し
たときは、前記マーカ位置検出手段で検出した印刷終了
位置指示マーカの貼付位置を印刷終了位置として設定
し、前記表示画像のうち前記印刷開始位置および前記印
刷終了位置により特定される領域に属する画像を印刷す
るようになっている。
【0068】このような構成であれば、コンピュータに
よってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラ
ムに従ってコンピュータが処理を実行すると、本発明に
記載の画像印刷システムと同等の作用が得られる。一
方、上記目的を達成するために、本発明に記載の描画補
助方法は、スクリーンに対してユーザが描画を行うにあ
たってその描画を補助する方法であって、指示体の前記
スクリーンに対する指示を検出する指示検出ステップ
と、前記スクリーンに画像を表示する画像表示ステップ
とを含み、前記画像表示ステップは、前記指示検出ステ
ップの検出結果に基づいて、前記ユーザによる描画を補
助するための補助画像を前記スクリーンに表示する。
【0069】ここで、画像表示ステップによる表示は、
投影手段でスクリーンに画像を投影することにより行っ
てもよいし、スクリーンを、LCD、CRTその他の表
示手段として構成し、表示手段でスクリーンに画像を表
示することにより行ってもよい。以下、本発明に記載の
描画補助方法において同じである。さらに、本発明に記
載の描画補助方法は、スクリーンに対してユーザが描画
を行うにあたってその描画を補助する方法であって、指
示体の前記スクリーンに対する指示を検出する指示検出
ステップと、前記スクリーンに画像を表示する画像表示
ステップとを含み、前記画像表示ステップは、前記指示
検出ステップの検出結果に基づいて、前記スクリーンの
表示画像を編集する。
【0070】ここで、画像表示ステップによる編集とし
ては、例えば、表示画像(特に文字)に対して、色の変
更、背景色の変更、下線の付加、輪郭強調(文字の場合
は太字化)またはその他の修飾を行うこと、表示画像を
スクリーン内で複写しまたは移動すること、表示画像を
スクリーン内で拡大しまたは縮小することが挙げられ
る。以下、本発明に記載の描画補助方法において同じで
ある。
【0071】さらに、本発明に記載の描画補助方法は、
スクリーンに対してユーザが描画を行うにあたってその
描画を補助する方法であって、指示体の前記スクリーン
に対する指示を検出する指示検出ステップと、前記スク
リーンに画像を表示する画像表示ステップとを含み、前
記画像表示ステップは、前記指示検出ステップの検出結
果に基づいて、仮想表示領域の一部に属する画像を前記
スクリーンに表示する。
【0072】さらに、本発明に記載の描画補助方法は、
スクリーンに対してユーザが描画を行うにあたってその
描画を補助する方法であって、前記スクリーンに貼付可
能なマーカを前記スクリーンに貼付したときの当該マー
カの貼付位置を検出するマーカ位置検出ステップと、前
記スクリーンに画像を表示する画像表示ステップとを含
み、前記画像表示ステップは、前記マーカ位置検出ステ
ップの検出結果に基づいて、前記ユーザによる描画を補
助するための補助画像を前記スクリーンに表示する。
【0073】さらに、本発明に記載の描画補助方法は、
スクリーンに対してユーザが描画を行うにあたってその
描画を補助する方法であって、前記スクリーンに貼付可
能なマーカを前記スクリーンに貼付したときの当該マー
カの貼付位置を検出するマーカ位置検出ステップと、前
記スクリーンに画像を表示する画像表示ステップとを含
み、前記画像表示ステップは、前記マーカ位置検出ステ
ップの検出結果に基づいて、前記スクリーンの表示画像
のうち複数のマーカで囲まれた領域の画像を編集する。
【0074】さらに、本発明に記載の描画補助方法は、
スクリーンに対してユーザが描画を行うにあたってその
描画を補助する方法であって、前記スクリーンに貼付可
能なマーカを前記スクリーンに貼付したときの当該マー
カの貼付位置を検出するマーカ位置検出ステップと、前
記スクリーンに画像を表示する画像表示ステップとを含
み、前記画像表示ステップは、前記マーカ位置検出ステ
ップの検出結果に基づいて、仮想表示領域の一部に属す
る画像を前記スクリーンに表示する。
【0075】一方、上記目的を達成するために、本発明
に記載の画像印刷方法は、スクリーンに表示されている
表示画像を印刷する方法であって、前記スクリーンに貼
付可能なマーカを前記スクリーンに貼付したときの当該
マーカの貼付位置を検出するマーカ位置検出ステップ
と、前記スクリーンに貼付されたマーカの種別を認識す
るマーカ種別認識ステップと、前記表示画像を印刷する
画像印刷ステップとを含み、前記マーカの種別として、
印刷の対象となる画像が属する領域の開始位置を指示す
るための印刷開始位置指示マーカと、印刷の対象となる
画像が属する領域の終了位置を指示するための印刷終了
位置指示マーカとが設定可能であり、前記画像印刷ステ
ップは、前記マーカ種別認識ステップの認識結果が前記
印刷開始位置指示マーカであると判定したときは、前記
マーカ位置検出ステップで検出した印刷開始位置指示マ
ーカの貼付位置を印刷開始位置として設定し、前記マー
カ種別認識ステップの認識結果が前記印刷終了位置指示
マーカであると判定したときは、前記マーカ位置検出ス
テップで検出した印刷終了位置指示マーカの貼付位置を
印刷終了位置として設定し、前記表示画像のうち前記印
刷開始位置および前記印刷終了位置により特定される領
域に属する画像を印刷する。
【0076】ここで、マーカ種別認識ステップは、マー
カの識別情報をセンサ等により取得し、取得した識別情
報に基づいてマーカの種別を検出してもよいし、スクリ
ーンに貼付しようとするマーカの種別を切り換えるセレ
クタ等をスクリーンの付近に設置し、セレクタ等の選択
結果に基づいてマーカの種別を認識してもよい。後者の
場合、セレクタ等でマーカの種別を切り換えてからマー
カをスクリーンに貼付すればよい。
【0077】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施の形態
を図面を参照しながら説明する。図1ないし図16は、
本発明に係る描画補助システム、画像印刷システム、描
画補助プログラムおよび画像印刷プログラム、並びに描
画補助方法および画像印刷方法の第1の実施の形態を示
す図である。
【0078】本実施の形態は、本発明に係る描画補助シ
ステム、画像印刷システム、描画補助プログラムおよび
画像印刷プログラム、並びに描画補助方法および画像印
刷方法を、図1に示すように、ホワイトボードからなる
スクリーン100を使用してプレゼンテーションを行う
場合について適用したものである。まず、本発明を適用
するシステムの構成を図1を参照しながら説明する。図
1は、本発明を適用するシステムの構成を示す概略図で
ある。
【0079】図1において、スクリーン100は、イン
クペン80により描画可能で、かつ、磁石等を内蔵した
マーカ2を貼付可能なホワイトボードからなり、スクリ
ーン100の裏面には、スクリーン100に貼付された
マーカ2の貼付位置および機能種別を検出する位置検出
センサ110が設けられている。また、スクリーン10
0に画像を投影可能な位置には、プロジェクタ200が
配置されている。そして、プロジェクタ200には、プ
リンタ300および位置検出センサ110が通信可能に
接続されている。
【0080】マーカ2は、スクリーン100に貼付する
ことにより、プロジェクタ200と連携し、発表者によ
る描画を補助するための補助画像をスクリーン100に
表示したり、スクリーン100の表示画像を編集した
り、スクリーン100の表示領域を切り換えたり、スク
リーン100の表示画像を印刷したりすることができ
る。これらの機能を実現するため、マーカ2には、表枠
マーカ、日付枠マーカ、タイトル枠マーカ、修飾位置指
示マーカ、複写位置指示マーカ、移動位置指示マーカ、
拡大位置指示マーカ、表示領域切換マーカ、カラー印刷
位置指示マーカおよびモノクロ印刷位置指示マーカの機
能種別がある。
【0081】表枠マーカは、表または枠を表示するため
のマーカ2であり、スクリーン100に貼付したとき
は、その貼付位置を基準(例えば、左上)として表また
は枠がスクリーン100に表示される。日付枠マーカ
は、日付情報を掲載した日付枠を表示するためのマーカ
2であり、スクリーン100に貼付したときは、その貼
付位置を基準(例えば、左上)として日付枠がスクリー
ン100に表示される。
【0082】タイトル枠マーカは、タイトル情報を掲載
したタイトル枠を表示するためのマーカ2であり、スク
リーン100に貼付したときは、その貼付位置を基準
(例えば、左上)としてタイトル枠がスクリーン100
に表示される。修飾位置指示マーカは、文字修飾の対象
となる文字が属する領域を指示し、指示した領域に属す
る対象文字に対して文字修飾を行うためのマーカ2であ
り、2つの修飾位置指示マーカをスクリーン100に貼
付したときは、それら修飾位置指示マーカで挟まれる文
字が対象文字とされ、対象文字に対して、文字色の変
更、文字背景色の変更、下線の付加または文字の太字化
が行われる。対象文字がインクペン80で描画したもの
であれば、プロジェクタ200の投影画像を重ね合わせ
ることにより文字修飾が行われ、対象文字がプロジェク
タ200で投影したものであれば、プロジェクタ200
で画像処理することにより文字修飾が行われる。なお、
修飾位置指示マーカには、さらに、文字色の変更を行う
ための色変更マーカ、文字に下線を付加するためのアン
ダーラインマーカ、文字の太字化を行うための太文字マ
ーカ、および文字背景色の変更を行うための背景色変更
マーカの別が存在する。
【0083】複写位置指示マーカは、複写の対象となる
画像が属する領域を指示し、指示した領域に属する対象
画像を複写するためのマーカ2であり、2つの複写位置
指示マーカをスクリーン100に貼付したときは、それ
ら複写位置指示マーカを対角点とした矩形領域に属する
画像が対象画像とされる。次いで、それら複写位置指示
マーカのうちいずれか(または他の複写位置指示マー
カ)を複写先となる領域に貼付したときは、その貼付位
置を基準(例えば、左上)として対象画像が複写され
る。なお、複写は、文字修飾と異なり、プロジェクタ2
00で投影されている表示画像が対象となる。
【0084】移動位置指示マーカは、移動の対象となる
画像が属する領域を指示し、指示した領域に属する対象
画像を移動するためのマーカ2であり、2つの移動位置
指示マーカをスクリーン100に貼付したときは、それ
ら移動位置指示マーカを対角点とした矩形領域に属する
画像が対象画像とされる。次いで、それら移動位置指示
マーカのうちいずれか(または他の移動位置指示マー
カ)を移動先となる領域に貼付したときは、その貼付位
置を基準(例えば、左上)として対象画像が移動され
る。なお、移動は、文字修飾と異なり、プロジェクタ2
00で投影されている表示画像が対象となる。
【0085】拡大位置指示マーカは、拡大または縮小の
対象となる画像が属する領域を指示し、指示した領域に
属する対象画像を拡大しまたは縮小するためのマーカ2
であり、2つの拡大位置指示マーカをスクリーン100
に貼付したときは、それら拡大位置指示マーカを対角点
とした矩形領域に属する画像が対象画像とされる。次い
で、それら拡大位置指示マーカ(または他の拡大位置指
示マーカ)を他の領域に配置したときは、それら拡大位
置指示マーカを対角点とした矩形領域に対象画像が拡大
されまたは縮小される。なお、拡大または縮小は、文字
修飾と異なり、プロジェクタ200で投影されている表
示画像が対象となる。
【0086】表示領域切換マーカは、仮想表示領域を左
上、右上、左下および右下の4つの領域に区分し、4つ
の区分領域のうちいずれかに表示を切り換えるためのマ
ーカ2であり、表示領域切換マーカをスクリーン100
に貼付したときは、その貼付位置に応じて4つの区分領
域のうちいずれかに表示が切り換えられる。カラー印刷
位置指示マーカは、カラー印刷の対象となる画像が属す
る領域を指示し、指示した領域に属する対象画像をカラ
ー印刷するためのマーカ2であり、2つのカラー印刷位
置指示マーカをスクリーン100に貼付したときは、そ
れらカラー印刷位置指示マーカを対角点とした矩形領域
に属する画像が対象画像とされ、対象画像がプリンタ3
00でカラー印刷される。
【0087】モノクロ印刷位置指示マーカは、モノクロ
印刷の対象となる画像が属する領域を指示し、指示した
領域に属する対象画像をモノクロ印刷するためのマーカ
2であり、2つのモノクロ印刷位置指示マーカをスクリ
ーン100に貼付したときは、それらモノクロ印刷位置
指示マーカを対角点とした矩形領域に属する画像が対象
画像とされ、対象画像がプリンタ300でモノクロ印刷
される。
【0088】次に、位置検出センサ110の構成を図2
を参照しながら詳細に説明する。図2は、本発明を適用
するシステムの構成を示す機能ブロック図である。位置
検出センサ110は、図2に示すように、スクリーン1
00に貼付されたマーカ2の貼付位置および機能種別を
マーカ情報として取得するマーカ情報取得部112と、
スクリーン100上のインクペン80の描画位置および
使用色をペン情報として取得するペン情報取得部114
と、マーカ情報取得部112で取得したマーカ情報およ
びペン情報取得部114で取得したペン情報をプロジェ
クタ200に送信する情報送信部116とで構成されて
いる。
【0089】マーカ情報取得部112は、スクリーン1
00に貼付されたマーカ2の貼付位置、機能種別および
識別IDを検出し、検出した貼付位置、機能種別および
識別IDをマーカ情報として取得するようになってい
る。これは、マーカ2との連携により行う。すなわち、
マーカ2は、マーカ2の機能種別を示す機能データおよ
び識別IDを記憶し、機能データおよび識別IDを含む
無線信号を発信器により発信するようになっている。そ
して、マーカ情報取得部112は、位置検出センサ11
0に設けられた複数のアンテナにより受信した無線信号
に基づいて、マーカ2の貼付位置、機能種別および識別
IDを検出するようになっている。なお、マーカ2の貼
付位置は、例えば、各アンテナへの無線信号の到達時間
差により算出することができる。また、マーカ情報の取
得は、所定時間(例えば、数[ms])ごとに行っても
よいし、同一のマーカ2についてマーカ情報が変化した
時点で行ってもよい。
【0090】ペン情報取得部114は、スクリーン10
0上のインクペン80の描画位置および使用色を検出
し、検出した描画位置および使用色をペン情報として取
得するようになっている。これは、インクペン80との
連携により行う。すなわち、インクペン80は、インク
ペン80の使用色を示す色彩データを記憶し、色彩デー
タを含む無線信号を発信器により発信するようになって
いる。そして、ペン情報取得部114は、位置検出セン
サ110に設けられた複数のアンテナにより受信した無
線信号に基づいて、インクペン80の描画位置および使
用色を検出するようになっている。なお、インクペン8
0の描画位置は、例えば、各アンテナへの無線信号の到
達時間差により算出することができる。また、ペン情報
の取得は、所定時間(例えば、数[ms])ごとに行っ
てもよいし、同一のインクペン80についてペン情報が
変化した時点で行ってもよい。
【0091】次に、プロジェクタ200の構成を図2を
参照しながら詳細に説明する。プロジェクタ200は、
CPU、ROM、RAMおよびI/F等をバス接続した
一般的なコンピュータと同一機能を有して構成されてお
り、図2に示すように、位置検出センサ110からのマ
ーカ情報およびペン情報を受信する情報受信部202
と、マーカ情報に基づいてマーカ2の機能に応じた処理
を行うマーカ機能処理部206と、ペン情報に基づいて
インクペン80の機能に応じた処理を行うペン機能処理
部208と、情報受信部202で受信したマーカ情報ま
たはペン情報をマーカ機能処理部206またはペン機能
処理部208のうち対応する方に出力する機能判断部2
04と、マーカ機能処理部206およびペン機能処理部
208の処理結果に基づいて投影画像を作成する投影画
像作成部210と、投影画像作成部210からの画像デ
ータに基づいてスクリーン100に画像を投影するデー
タ投影部212と、マーカ機能処理部206の処理結果
に基づいてプリンタ300に印刷データを出力する印刷
データ出力部214とで構成されている。
【0092】機能判断部204は、情報受信部202で
マーカ情報を受信したときは、受信したマーカ情報をマ
ーカ機能処理部206に出力し、情報受信部202でペ
ン情報を受信したときは、受信したペン情報をペン情報
処理部208に出力するようになっている。ペン機能処
理部208は、ペン情報に基づいて、インクペン80が
描く軌跡に沿って、仮想表示領域のうちスクリーン10
0に表示した区分領域をその使用色の仮想ペンでなぞる
ことにより、発表者がスクリーン100に描いた画像と
同様の画像を作成するようになっている。
【0093】マーカ機能処理部206は、CPUが図3
のフローチャートに示すマーカ機能処理を実行すること
により実現することができる。図3は、マーカ機能処理
を示すフローチャートである。マーカ機能処理は、CP
Uにおいて実行されると、図3に示すように、まず、ス
テップS100に移行するようになっている。
【0094】ステップS100では、機能判断部204
からマーカ情報を取得し、ステップS102に移行し
て、取得したマーカ情報に基づいて、スクリーン100
にマーカ2が貼付されたか否かを判定し、マーカ2が貼
付されたと判定したとき(Yes)は、ステップS104に
移行する。具体的に、ステップS102では、取得した
マーカ情報に含まれている識別IDが新たなものである
か否かを判定し、取得したマーカ情報に含まれている識
別IDが新たなものであると判定したときは、スクリー
ン100にマーカ2が貼付されたと判定する。
【0095】ステップS104では、取得したマーカ情
報に基づいてスクリーン100に補助画像を表示する補
助画像表示処理を実行し、ステップS106に移行し
て、取得したマーカ情報に基づいてスクリーン100の
表示画像を編集する表示画面編集処理を実行し、ステッ
プS108に移行する。ステップS108では、取得し
たマーカ情報に基づいてスクリーン100の表示領域を
切り換える表示領域切換処理を実行し、ステップS11
0に移行して、取得したマーカ情報に基づいてスクリー
ン100の表示画像を印刷する表示画像印刷処理を実行
し、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
【0096】一方、ステップS102で、スクリーン1
00にマーカ2が貼付されないと判定したとき(No)は、
ステップS100に移行する。次に、上記ステップS1
04の補助画像表示処理を図4を参照しながら詳細に説
明する。図4は、補助画像表示処理を示すフローチャー
トである。補助画像表示処理は、上記ステップS104
において実行されると、図4に示すように、まず、ステ
ップS200に移行するようになっている。
【0097】ステップS200では、取得したマーカ情
報に基づいて、スクリーン100に貼付されたマーカ2
が表枠マーカであるか否かを判定し、表枠マーカである
と判定したとき(Yes)は、ステップS202に移行し
て、マーカ2の貼付位置を基準(例えば、左上)として
スクリーン100に表または枠を補助画像として表示
し、ステップS204に移行する。
【0098】ステップS204では、取得したマーカ情
報に基づいて、スクリーン100に貼付されたマーカ2
が日付枠マーカであるか否かを判定し、日付枠マーカで
あると判定したとき(Yes)は、ステップS206に移行
して、日付情報を生成し、ステップS208に移行し
て、生成した日付情報に基づいて、マーカ2の貼付位置
を基準(例えば、左上)としてスクリーン100に日付
枠を補助画像として表示し、ステップS210に移行す
る。
【0099】ステップS210では、取得したマーカ情
報に基づいて、スクリーン100に貼付されたマーカ2
がタイトル枠マーカであるか否かを判定し、タイトル枠
マーカであると判定したとき(Yes)は、ステップS21
2に移行して、タイトル情報を生成し、ステップS21
4に移行して、生成したタイトル情報に基づいて、マー
カ2の貼付位置を基準(例えば、左上)としてスクリー
ン100にタイトル枠を補助画像として表示し、一連の
処理を終了して元の処理に復帰させる。
【0100】一方、ステップS210で、スクリーン1
00に貼付されたマーカ2がタイトル枠マーカでないと
判定したとき(No)は、一連の処理を終了して元の処理に
復帰させる。一方、ステップS204で、スクリーン1
00に貼付されたマーカ2が日付枠マーカでないと判定
したとき(No)は、ステップS210に移行する。
【0101】一方、ステップS200で、スクリーン1
00に貼付されたマーカ2が表枠マーカでないと判定し
たとき(No)は、ステップS204に移行する。次に、上
記ステップS106の表示画像編集処理を図5を参照し
ながら詳細に説明する。図5は、表示画像編集処理を示
すフローチャートである。表示画像編集処理は、上記ス
テップS106において実行されると、図5に示すよう
に、まず、ステップS300に移行するようになってい
る。
【0102】ステップS300では、取得したマーカ情
報に基づいて、スクリーン100に貼付されたマーカ2
が修飾位置指示マーカであるか否かを判定し、修飾位置
指示マーカであると判定したとき(Yes)は、ステップS
302に移行して、スクリーン100に貼付された修飾
位置指示マーカが1つ目のものであるか否かを判定し、
1つ目の修飾位置指示マーカであると判定したとき(Ye
s)は、ステップS304に移行して、マーカ2の貼付位
置を修飾開始位置として設定し、ステップS306に移
行する。
【0103】ステップS306では、取得したマーカ情
報に基づいて、スクリーン100に貼付されたマーカ2
が複写位置指示マーカであるか否かを判定し、複写位置
指示マーカであると判定したとき(Yes)は、ステップS
308に移行して、複写開始位置および複写終了位置が
設定されているか否かを判定し、複写開始位置および複
写終了位置が設定されていないと判定したとき(No)は、
ステップS310に移行する。
【0104】ステップS310では、スクリーン100
に貼付された複写位置指示マーカが1つ目のものである
か否かを判定し、1つ目の複写位置指示マーカであると
判定したとき(Yes)は、ステップS312に移行して、
マーカ2の貼付位置を複写開始位置として設定し、ステ
ップS314に移行する。ステップS314では、取得
したマーカ情報に基づいて、スクリーン100に貼付さ
れたマーカ2が移動位置指示マーカであるか否かを判定
し、移動位置指示マーカであると判定したとき(Yes)
は、ステップS316に移行して、移動開始位置および
移動終了位置が設定されているか否かを判定し、移動開
始位置および移動終了位置が設定されていないと判定し
たとき(No)は、ステップS318に移行する。
【0105】ステップS318では、スクリーン100
に貼付された移動位置指示マーカが1つ目のものである
か否かを判定し、1つ目の移動位置指示マーカであると
判定したとき(Yes)は、ステップS320に移行して、
マーカ2の貼付位置を移動開始位置として設定し、ステ
ップS322に移行する。ステップS322では、取得
したマーカ情報に基づいて、スクリーン100に貼付さ
れたマーカ2が拡大位置指示マーカであるか否かを判定
し、拡大位置指示マーカであると判定したとき(Yes)
は、ステップS324に移行して、拡大元開始位置およ
び拡大元終了位置が設定されているか否かを判定し、拡
大元開始位置および拡大元終了位置が設定されていない
と判定したとき(No)は、ステップS326に移行する。
【0106】ステップS326では、スクリーン100
に貼付された拡大位置指示マーカが1つ目のものである
か否かを判定し、1つ目の拡大位置指示マーカであると
判定したとき(Yes)は、ステップS328に移行して、
マーカ2の貼付位置を拡大元開始位置として設定し、一
連の処理を終了して元の処理に復帰させる。一方、ステ
ップS326で、スクリーン100に貼付された拡大位
置指示マーカが1つ目のものでないと判定したとき(No)
は、ステップS330に移行して、マーカ2の貼付位置
を拡大元終了位置として設定し、一連の処理を終了して
元の処理に復帰させる。
【0107】一方、ステップS324で、拡大元開始位
置および拡大元終了位置が設定されていると判定したと
き(Yes)は、ステップS332に移行して、スクリーン
100に貼付された拡大位置指示マーカが1つ目のもの
であるか否かを判定し、1つ目の拡大位置指示マーカで
あると判定したとき(Yes)は、ステップS334に移行
して、マーカ2の貼付位置を拡大先開始位置として設定
し、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
【0108】一方、ステップS332で、スクリーン1
00に貼付された拡大位置指示マーカが1つ目のもので
ないと判定したとき(No)は、ステップS336に移行し
て、マーカ2の貼付位置を拡大先終了位置として設定
し、ステップS338に移行して、スクリーン100の
表示画像のうち拡大元開始位置および拡大先終了位置に
より特定される領域に属する画像を、拡大先開始位置お
よび拡大先終了位置により特定される領域に拡大しまた
は縮小し、ステップS340に移行して、拡大元開始位
置および拡大元終了位置の設定を解除し、一連の処理を
終了して元の処理に復帰させる。
【0109】一方、ステップS322で、スクリーン1
00に貼付されたマーカ2が拡大位置指示マーカでない
と判定したとき(No)は、一連の処理を終了して元の処理
に復帰させる。一方、ステップS318で、スクリーン
100に貼付された移動位置指示マーカが1つ目のもの
でないと判定したとき(No)は、ステップS342に移行
して、マーカ2の貼付位置を移動終了位置として設定
し、ステップS322に移行する。
【0110】一方、ステップS316で、移動開始位置
および移動終了位置が設定されていると判定したとき(Y
es)は、ステップS344に移行して、スクリーン10
0の表示画像のうち移動開始位置および移動終了位置に
より特定される領域に属する画像を、マーカ2の貼付位
置を基準(例えば、左上)とした領域に移動し、ステッ
プS346に移行して、移動開始位置および移動終了位
置の設定を解除し、ステップS322に移行する。
【0111】一方、ステップS314で、スクリーン1
00に貼付されたマーカ2が移動位置指示マーカでない
と判定したとき(No)は、ステップS322に移行する。
一方、ステップS310で、スクリーン100に貼付さ
れた複写位置指示マーカが1つ目のものでないと判定し
たとき(No)は、ステップS348に移行して、マーカ2
の貼付位置を複写終了位置として設定し、ステップS3
14に移行する。
【0112】一方、ステップS308で、複写開始位置
および複写終了位置が設定されていると判定したとき(Y
es)は、ステップS350に移行して、スクリーン10
0の表示画像のうち複写開始位置および複写終了位置に
より特定される領域に属する画像を、マーカ2の貼付位
置を基準(例えば、左上)とした領域に複写し、ステッ
プS352に移行して、複写開始位置および複写終了位
置の設定を解除し、ステップS314に移行する。
【0113】一方、ステップS306で、スクリーン1
00に貼付されたマーカ2が複写位置指示マーカでない
と判定したとき(No)は、ステップS314に移行する。
一方、ステップS302で、スクリーン100に貼付さ
れた修飾位置指示マーカが1つ目のものでないと判定し
たとき(No)は、ステップS354に移行して、マーカ2
の貼付位置を修飾終了位置として設定し、ステップS3
56に移行して、スクリーン100の表示画像のうち修
飾開始位置および修飾終了位置により特定される領域に
属する文字に対して、文字色の変更、文字背景色の変
更、下線の付加、文字の太字化またはその他の文字修飾
を行い、ステップS306に移行する。
【0114】一方、ステップS300で、スクリーン1
00に貼付されたマーカ2が修飾位置指示マーカでない
と判定したとき(No)は、ステップS306に移行する。
次に、上記ステップS108の表示領域切換処理を図6
を参照しながら詳細に説明する。図6は、表示領域切換
処理を示すフローチャートである。表示領域切換処理
は、上記ステップS108において実行されると、図6
に示すように、まず、ステップS400に移行するよう
になっている。
【0115】ステップS400では、取得したマーカ情
報に基づいて、スクリーン100に貼付されたマーカ2
が表示領域切換マーカであるか否かを判定し、表示領域
切換マーカであると判定したとき(Yes)は、ステップS
402に移行する。ステップS402では、マーカ2の
貼付位置がスクリーン100の左上の領域に属している
か否かを判定し、スクリーン100の左上の領域に属し
ていると判定したとき(Yes)は、ステップS404に移
行して、仮想表示領域の左上の区分領域に表示を切り換
え、ステップS406に移行する。
【0116】ステップS406では、マーカ2の貼付位
置がスクリーン100の右上の領域に属しているか否か
を判定し、スクリーン100の右上の領域に属している
と判定したとき(Yes)は、ステップS408に移行し
て、仮想表示領域の右上の区分領域に表示を切り換え、
ステップS410に移行する。ステップS410では、
マーカ2の貼付位置がスクリーン100の左下の領域に
属しているか否かを判定し、スクリーン100の左下の
領域に属していると判定したとき(Yes)は、ステップS
412に移行して、仮想表示領域の左下の区分領域に表
示を切り換え、ステップS414に移行する。
【0117】ステップS414では、マーカ2の貼付位
置がスクリーン100の右下の領域に属しているか否か
を判定し、スクリーン100の右下の領域に属している
と判定したとき(Yes)は、ステップS416に移行し
て、仮想表示領域の右下の区分領域に表示を切り換え、
一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。一方、ス
テップS414で、マーカ2の貼付位置がスクリーン1
00の右下の領域に属していないと判定したとき(No)
は、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
【0118】一方、ステップS410で、マーカ2の貼
付位置がスクリーン100の左下の領域に属していない
と判定したとき(No)は、ステップS414に移行する。
一方、ステップS406で、マーカ2の貼付位置がスク
リーン100の右上の領域に属していないと判定したと
き(No)は、ステップS410に移行する。一方、ステッ
プS402で、マーカ2の貼付位置がスクリーン100
の左上の領域に属していないと判定したとき(No)は、ス
テップS406に移行する。
【0119】一方、ステップS400で、スクリーン1
00に貼付されたマーカ2が表示領域切換マーカでない
と判定したとき(No)は、一連の処理を終了して元の処理
に復帰させる。次に、上記ステップS110の表示画像
印刷処理を図7を参照しながら詳細に説明する。図7
は、表示画像印刷処理を示すフローチャートである。
【0120】表示画像印刷処理は、上記ステップS11
0において実行されると、図7に示すように、まず、ス
テップS500に移行するようになっている。ステップ
S500では、取得したマーカ情報に基づいて、スクリ
ーン100に貼付されたマーカ2がカラー印刷位置指示
マーカであるか否かを判定し、カラー印刷位置指示マー
カであると判定したとき(Yes)は、ステップS502に
移行して、スクリーン100に貼付されたカラー印刷位
置指示マーカが1つ目のものであるか否かを判定し、1
つ目のカラー印刷位置指示マーカであると判定したとき
(Yes)は、ステップS504に移行して、マーカ2の貼
付位置をカラー印刷開始位置として設定し、ステップS
506に移行する。
【0121】ステップS506では、取得したマーカ情
報に基づいて、スクリーン100に貼付されたマーカ2
がモノクロ印刷位置指示マーカであるか否かを判定し、
モノクロ印刷位置指示マーカであると判定したとき(Ye
s)は、ステップS508に移行して、スクリーン100
に貼付されたモノクロ印刷位置指示マーカが1つ目のも
のであるか否かを判定し、1つ目のモノクロ印刷位置指
示マーカであると判定したとき(Yes)は、ステップS5
10に移行して、マーカ2の貼付位置をモノクロ印刷開
始位置として設定し、一連の処理を終了して元の処理に
復帰させる。
【0122】一方、ステップS508で、スクリーン1
00に貼付されたモノクロ印刷位置指示マーカが1つ目
のものでないと判定したとき(No)は、ステップS512
に移行して、マーカ2の貼付位置をモノクロ印刷終了位
置として設定し、ステップS514に移行して、スクリ
ーン100の表示画像のうちモノクロ印刷開始位置およ
びモノクロ印刷終了位置により特定される領域に属する
画像をモノクロ印刷し、一連の処理を終了して元の処理
に復帰させる。
【0123】一方、ステップS506で、スクリーン1
00に貼付されたマーカ2がモノクロ印刷位置指示マー
カでないと判定したとき(No)は、一連の処理を終了して
元の処理に復帰させる。一方、ステップS502で、ス
クリーン100に貼付されたカラー印刷位置指示マーカ
が1つ目のものでないと判定したとき(No)は、ステップ
S516に移行して、マーカ2の貼付位置をカラー印刷
終了位置として設定し、ステップS518に移行して、
スクリーン100の表示画像のうちカラー印刷開始位置
およびカラー印刷終了位置により特定される領域に属す
る画像をカラー印刷し、ステップS506に移行する。
【0124】一方、ステップS500で、スクリーン1
00に貼付されたマーカ2がカラー印刷位置指示マーカ
でないと判定したとき(No)は、ステップS506に移行
する。次に、本実施の形態の動作を図面を参照しながら
説明する。初めに、表枠マーカを使用してスクリーン1
00に表または枠を表示する場合を図8を参照しながら
説明する。図8は、表枠マーカを使用してスクリーン1
00に表または枠を表示する場合を示す図である。
【0125】発表者が表枠マーカをスクリーン100に
貼付すると、位置検出センサ110では、マーカ情報取
得部112により、表枠マーカについてのマーカ情報が
取得され、情報送信部116により、取得されたマーカ
情報がプロジェクタ200に送信される。プロジェクタ
200では、情報受信部202でマーカ情報を受信する
と、機能判断部204により、受信したマーカ情報がマ
ーカ機能処理部206に出力される。そして、受信した
マーカ情報が表枠マーカについてのものであるので、マ
ーカ機能処理部206により、ステップS200,S2
02を経て、図8に示すように、表枠マーカの貼付位置
を基準としてスクリーン100に表または枠が表示され
る。この場合、表内のセルまたは枠内は、空である。
【0126】これにより、発表者は、スクリーン100
に表または枠を描画しようとする場合、表枠マーカを使
用することで表または枠の描画を省略することができ
る。次に、日付枠マーカを使用してスクリーン100に
日付枠を表示する場合を図9を参照しながら説明する。
図9は、日付枠マーカを使用してスクリーン100に日
付枠を表示する場合を示す図である。
【0127】発表者が日付枠マーカをスクリーン100
に貼付すると、位置検出センサ110では、マーカ情報
取得部112により、日付枠マーカについてのマーカ情
報が取得され、情報送信部116により、取得されたマ
ーカ情報がプロジェクタ200に送信される。プロジェ
クタ200では、情報受信部202でマーカ情報を受信
すると、機能判断部204により、受信したマーカ情報
がマーカ機能処理部206に出力される。そして、受信
したマーカ情報が日付枠マーカについてのものであるの
で、マーカ機能処理部206により、ステップS204
〜S208を経て、日付情報が生成され、図9に示すよ
うに、生成された日付情報に基づいて、日付枠マーカの
貼付位置を基準としてスクリーン100に日付枠が表示
される。図9の例では、「2002/1/1(火)1
3:00」が日付情報として日付枠内に表示されてい
る。
【0128】これにより、発表者は、スクリーン100
に日付情報を描画しようとする場合、日付枠マーカを使
用することで日付情報の描画を省略することができる。
次に、タイトル枠マーカを使用してスクリーン100に
タイトル枠を表示する場合を図10を参照しながら説明
する。図10は、タイトル枠マーカを使用してスクリー
ン100にタイトル枠を表示する場合を示す図である。
【0129】発表者がタイトル枠マーカをスクリーン1
00に貼付すると、位置検出センサ110では、マーカ
情報取得部112により、タイトル枠マーカについての
マーカ情報が取得され、情報送信部116により、取得
されたマーカ情報がプロジェクタ200に送信される。
プロジェクタ200では、情報受信部202でマーカ情
報を受信すると、機能判断部204により、受信したマ
ーカ情報がマーカ機能処理部206に出力される。そし
て、受信したマーカ情報がタイトル枠マーカについての
ものであるので、マーカ機能処理部206により、ステ
ップS210〜S214を経て、タイトル情報が生成さ
れ、図10に示すように、生成されたタイトル情報に基
づいて、タイトル枠マーカの貼付位置を基準としてスク
リーン100にタイトル枠が表示される。図10の例で
は、「会議名:」、「○×株式会社」および「参加
者:」がタイトル情報としてタイトル枠内に表示されて
いる。
【0130】これにより、発表者は、スクリーン100
にタイトル情報を描画しようとする場合、タイトル枠マ
ーカを使用することでタイトル情報の描画を省略するこ
とができる。次に、修飾位置指示マーカを使用してスク
リーン100の文字を修飾する場合を図11を参照しな
がら説明する。図11は、修飾位置指示マーカを使用し
てスクリーン100の文字を修飾する場合を示す図であ
る。
【0131】スクリーン100の文字を修飾するには、
発表者は、対象文字の先頭と末尾に修飾位置指示マーカ
を貼付する。まず、対象文字の先頭に修飾位置指示マー
カを貼付すると、位置検出センサ110では、マーカ情
報取得部112により、修飾位置指示マーカについての
マーカ情報が取得され、情報送信部116により、取得
されたマーカ情報がプロジェクタ200に送信される。
【0132】プロジェクタ200では、情報受信部20
2でマーカ情報を受信すると、機能判断部204によ
り、受信したマーカ情報がマーカ機能処理部206に出
力される。そして、受信したマーカ情報が修飾位置指示
マーカについてのものであるので、マーカ機能処理部2
06により、ステップS300〜S304を経て、修飾
位置指示マーカの貼付位置が修飾開始位置として設定さ
れる。
【0133】次いで、対象文字の末尾に修飾位置指示マ
ーカを貼付すると、同様にしてマーカ機能処理部206
にマーカ情報が出力され、マーカ機能処理部206によ
り、ステップS300,S302,S354,S356
を経て、修飾位置指示マーカの貼付位置が修飾終了位置
として設定され、図11に示すように、スクリーン10
0の表示画像のうち修飾開始位置および修飾終了位置に
より特定される領域に属する文字に対して、文字色の変
更、文字背景色の変更、下線の付加、文字の太字化また
はその他の文字修飾が行われる。
【0134】具体的には、色変更マーカで対象文字を囲
った場合は、文字色の変更が行われ、アンダーラインマ
ーカで対象文字を囲った場合は、文字に下線が付加さ
れ、太文字マーカで対象文字を囲った場合は、文字の太
字化が行われ、背景色変更マーカで対象文字を囲った場
合は、文字背景色の変更が行われる。これにより、発表
者は、スクリーン100の文字を修飾しようとする場
合、修飾位置指示マーカを使用することで文字の修飾を
比較的容易に行うことができる。
【0135】次に、複写位置指示マーカを使用してスク
リーン100の表示画像を複写する場合を図12を参照
しながら説明する。図12は、複写位置指示マーカを使
用してスクリーン100の表示画像を複写する場合を示
す図である。スクリーン100の表示画像を複写するに
は、発表者は、所定の矩形領域に対象画像が属するよう
にその矩形領域の左上および右下(または右上および左
下)に複写位置指示マーカをそれぞれ貼付し、次いで、
複写後の画像を配置する矩形領域の左上に複写位置指示
マーカを貼付する。
【0136】まず、図12(a)に示すように、所定の
矩形領域に対象画像が属するようにその矩形領域の左上
および右下のうち一方に複写位置指示マーカを貼付する
と、位置検出センサ110では、マーカ情報取得部11
2により、複写位置指示マーカについてのマーカ情報が
取得され、情報送信部116により、取得されたマーカ
情報がプロジェクタ200に送信される。
【0137】プロジェクタ200では、情報受信部20
2でマーカ情報を受信すると、機能判断部204によ
り、受信したマーカ情報がマーカ機能処理部206に出
力される。そして、受信したマーカ情報が複写位置指示
マーカについてのものであるので、マーカ機能処理部2
06により、ステップS306〜S312を経て、複写
位置指示マーカの貼付位置が複写開始位置として設定さ
れる。
【0138】次いで、図12(a)に示すように、所定
の矩形領域に対象画像が属するようにその矩形領域の左
上および右下のうち他方に複写位置指示マーカを貼付す
ると、同様にしてマーカ機能処理部206にマーカ情報
が出力され、マーカ機能処理部206により、ステップ
S306〜S310,S348を経て、複写位置指示マ
ーカの貼付位置が複写終了位置として設定される。
【0139】次いで、複写後の画像を配置する矩形領域
の左上に複写位置指示マーカを貼付すると、同様にして
マーカ機能処理部206にマーカ情報が出力され、マー
カ機能処理部206により、ステップS306,S30
8,S350,S352を経て、図12(b)に示すよ
うに、スクリーン100の表示画像のうち複写開始位置
および複写終了位置により特定される領域に属する画像
が、複写位置指示マーカの貼付位置を基準とした領域に
複写され、複写開始位置および複写終了位置の設定が解
除される。この場合は、表示画像の複写であるので、元
の表示画像は残ったままとなる。
【0140】これにより、発表者は、スクリーン100
の表示画像を複写しようとする場合、複写位置指示マー
カを使用することで表示画像の複写を比較的容易に行う
ことができる。次に、移動位置指示マーカを使用してス
クリーン100の表示画像を移動する場合を図13を参
照しながら説明する。図13は、移動位置指示マーカを
使用してスクリーン100の表示画像を移動する場合を
示す図である。
【0141】スクリーン100の表示画像を移動するに
は、発表者は、所定の矩形領域に対象画像が属するよう
にその矩形領域の左上および右下(または右上および左
下)に移動位置指示マーカをそれぞれ貼付し、次いで、
移動後の画像を配置する矩形領域の左上に移動位置指示
マーカを貼付する。まず、図13(a)に示すように、
所定の矩形領域に対象画像が属するようにその矩形領域
の左上および右下のうち一方に移動位置指示マーカを貼
付すると、位置検出センサ110では、マーカ情報取得
部112により、移動位置指示マーカについてのマーカ
情報が取得され、情報送信部116により、取得された
マーカ情報がプロジェクタ200に送信される。
【0142】プロジェクタ200では、情報受信部20
2でマーカ情報を受信すると、機能判断部204によ
り、受信したマーカ情報がマーカ機能処理部206に出
力される。そして、受信したマーカ情報が移動位置指示
マーカについてのものであるので、マーカ機能処理部2
06により、ステップS314〜S320を経て、移動
位置指示マーカの貼付位置が移動開始位置として設定さ
れる。
【0143】次いで、図13(a)に示すように、所定
の矩形領域に対象画像が属するようにその矩形領域の左
上および右下のうち他方に移動位置指示マーカを貼付す
ると、同様にしてマーカ機能処理部206にマーカ情報
が出力され、マーカ機能処理部206により、ステップ
S314〜S318,S342を経て、移動位置指示マ
ーカの貼付位置が移動終了位置として設定される。
【0144】次いで、移動後の画像を配置する矩形領域
の左上に移動位置指示マーカを貼付すると、同様にして
マーカ機能処理部206にマーカ情報が出力され、マー
カ機能処理部206により、ステップS314,S31
6,S344,S346を経て、図13(b)に示すよ
うに、スクリーン100の表示画像のうち移動開始位置
および移動終了位置により特定される領域に属する画像
が、移動位置指示マーカの貼付位置を基準とした領域に
移動され、移動開始位置および移動終了位置の設定が解
除される。この場合は、表示画像の移動であるので、元
の表示画像は削除される。
【0145】これにより、発表者は、スクリーン100
の表示画像を移動しようとする場合、移動位置指示マー
カを使用することで表示画像の移動を比較的容易に行う
ことができる。次に、拡大位置指示マーカを使用してス
クリーン100の表示画像を拡大しまたは縮小する場合
を図14を参照しながら説明する。図14は、拡大位置
指示マーカを使用してスクリーン100の表示画像を拡
大しまたは縮小する場合を示す図である。
【0146】スクリーン100の表示画像を拡大しまた
は縮小するには、発表者は、所定の矩形領域に対象画像
が属するようにその矩形領域の左上および右下(または
右上および左下)に拡大位置指示マーカをそれぞれ貼付
し、次いで、拡大後または縮小後の画像を配置する矩形
領域の左上および右下(または右上および左下)に拡大
位置指示マーカをそれぞれ貼付する。
【0147】まず、図14(a)に示すように、所定の
矩形領域に対象画像が属するようにその矩形領域の左上
および右下のうち一方に拡大位置指示マーカを貼付する
と、位置検出センサ110では、マーカ情報取得部11
2により、拡大位置指示マーカについてのマーカ情報が
取得され、情報送信部116により、取得されたマーカ
情報がプロジェクタ200に送信される。
【0148】プロジェクタ200では、情報受信部20
2でマーカ情報を受信すると、機能判断部204によ
り、受信したマーカ情報がマーカ機能処理部206に出
力される。そして、受信したマーカ情報が拡大位置指示
マーカについてのものであるので、マーカ機能処理部2
06により、ステップS322〜S328を経て、拡大
位置指示マーカの貼付位置が拡大元開始位置として設定
される。
【0149】次いで、図14(a)に示すように、所定
の矩形領域に対象画像が属するようにその矩形領域の左
上および右下のうち他方に拡大位置指示マーカを貼付す
ると、同様にしてマーカ機能処理部206にマーカ情報
が出力され、マーカ機能処理部206により、ステップ
S322〜S326,S330を経て、拡大位置指示マ
ーカの貼付位置が拡大元終了位置として設定される。
【0150】次いで、拡大後の画像を配置する矩形領域
の左上に拡大位置指示マーカを貼付すると、同様にして
マーカ機能処理部206にマーカ情報が出力され、マー
カ機能処理部206により、ステップS322,S32
4,S332,S334を経て、拡大位置指示マーカの
貼付位置が拡大先開始位置として設定される。次いで、
拡大後の画像を配置する矩形領域の右下に拡大位置指示
マーカを貼付すると、同様にしてマーカ機能処理部20
6にマーカ情報が出力され、マーカ機能処理部206に
より、ステップS322,S324,S332,S33
6〜S340を経て、拡大位置指示マーカの貼付位置が
拡大先終了位置として設定され、図14(b),(c)
に示すように、スクリーン100の表示画像のうち拡大
元開始位置および拡大先終了位置により特定される領域
に属する画像が、拡大先開始位置および拡大先終了位置
により特定される領域に拡大されまたは縮小され、拡大
元開始位置および拡大元終了位置の設定が解除される。
【0151】これにより、発表者は、スクリーン100
の表示画像を拡大しまたは縮小しようとする場合、拡大
位置指示マーカを使用することで表示画像の拡大または
縮小を比較的容易に行うことができる。次に、表示領域
切換マーカを使用してスクリーン100の表示を切り換
える場合を図15を参照しながら説明する。図15は、
表示領域切換マーカを使用してスクリーン100の表示
を切り換える場合を示す図である。
【0152】仮想表示領域の左上の領域をスクリーン1
00に表示するには、発表者は、スクリーン100の左
上の領域に表示領域切換マーカを貼付する。スクリーン
100の左上の領域に表示領域切換マーカを貼付する
と、位置検出センサ110では、マーカ情報取得部11
2により、表示領域切換マーカについてのマーカ情報が
取得され、情報送信部116により、取得されたマーカ
情報がプロジェクタ200に送信される。
【0153】プロジェクタ200では、情報受信部20
2でマーカ情報を受信すると、機能判断部204によ
り、受信したマーカ情報がマーカ機能処理部206に出
力される。そして、受信したマーカ情報が表示領域切換
マーカについてのものであるので、マーカ機能処理部2
06により、ステップS400〜S404を経て、図1
5(a)に示すように、仮想表示領域の左上の区分領域
に表示が切り換えられる。
【0154】また、仮想表示領域の右上の領域をスクリ
ーン100に表示するには、発表者は、スクリーン10
0の右上の領域に表示領域切換マーカを貼付する。スク
リーン100の左上の領域に表示領域切換マーカを貼付
すると、同様にしてマーカ機能処理部206にマーカ情
報が出力され、マーカ機能処理部206により、ステッ
プS400,S406,S408を経て、図15(b)
に示すように、仮想表示領域の右上の区分領域に表示が
切り換えられる。
【0155】なお、仮想表示領域の左下の領域をスクリ
ーン100に表示する場合、または仮想表示領域の右下
の領域をスクリーン100に表示する場合も、これと同
じ要領で行うことができる。次に、カラー印刷位置指示
マーカまたはモノクロ印刷位置指示マーカを使用してス
クリーン100の表示画像を印刷する場合を図16を参
照しながら説明する。図16は、カラー印刷位置指示マ
ーカまたはモノクロ印刷位置指示マーカを使用してスク
リーン100の表示画像を印刷する場合を示す図であ
る。
【0156】スクリーン100の表示画像をカラー印刷
するには、発表者は、所定の矩形領域に対象画像が属す
るようにその矩形領域の左上および右下(または右上お
よび左下)にカラー印刷位置指示マーカをそれぞれ貼付
する。まず、所定の矩形領域に対象画像が属するように
その矩形領域の左上および右下のうち一方にカラー印刷
位置指示マーカを貼付すると、位置検出センサ110で
は、マーカ情報取得部112により、カラー印刷位置指
示マーカについてのマーカ情報が取得され、情報送信部
116により、取得されたマーカ情報がプロジェクタ2
00に送信される。
【0157】プロジェクタ200では、情報受信部20
2でマーカ情報を受信すると、機能判断部204によ
り、受信したマーカ情報がマーカ機能処理部206に出
力される。そして、受信したマーカ情報がカラー印刷位
置指示マーカについてのものであるので、マーカ機能処
理部206により、ステップS500〜S504を経
て、カラー印刷位置指示マーカの貼付位置がカラー印刷
開始位置として設定される。
【0158】次いで、所定の矩形領域に対象画像が属す
るようにその矩形領域の左上および右下のうち他方にカ
ラー印刷位置指示マーカを貼付すると、同様にしてマー
カ機能処理部206にマーカ情報が出力され、マーカ機
能処理部206により、ステップS500,S502,
S516,S518を経て、カラー印刷位置指示マーカ
の貼付位置がカラー印刷終了位置として設定され、図1
6に示すように、スクリーン100の表示画像のうちカ
ラー印刷開始位置およびカラー印刷終了位置により特定
される領域に属する画像がプリンタ300でカラー印刷
される。図16の例では、カラー印刷位置指示マーカの
右側に印刷部数「5」が表示されているが、これは、例
えば、カラー印刷位置指示マーカの図示しないスイッチ
等により増減することができる。この場合、カラー印刷
位置指示マーカで囲った表示画像が5部印刷される。
【0159】なお、スクリーン100の表示画像をモノ
クロ印刷する場合も、これと同じ要領で行うことができ
る。これにより、発表者は、スクリーン100の表示画
像を印刷しようとする場合、カラー印刷位置指示マーカ
またはモノクロ印刷位置指示マーカを使用することで表
示画像の印刷を比較的容易に行うことができる。
【0160】次に、インクペン80を使用してスクリー
ン100の画像を描画する場合を説明する。インクペン
80を使用して発表者がスクリーン100の画像を描画
すると、位置検出センサ110では、ペン情報取得部1
14により、ペン情報が取得され、情報送信部116に
より、取得されたペン情報がプロジェクタ200に送信
される。
【0161】プロジェクタ200では、情報受信部20
2でペン情報を受信すると、機能判断部204により、
受信したペン情報がペン機能処理部208に出力され
る。そして、ペン機能処理部208により、ペン情報に
基づいて、インクペン80が描く軌跡に沿って、仮想表
示領域のうちスクリーン100に表示した区分領域がそ
の使用色の仮想ペンで投影画像としてなぞられる。これ
により、発表者がスクリーン100に描いた画像と同様
の画像が作成される。
【0162】このようにして、本実施の形態では、マー
カ機能処理部206は、位置検出センサ110の検出結
果に基づいて、発表者による描画を補助するための補助
画像をスクリーン100に表示するようになっている。
これにより、発表者がスクリーン100にマーカ2を貼
付することにより補助画像がスクリーン100に表示さ
れるので、発表者は描画すべき画像を補助画像で補いな
がら描画を行うことができ、従来に比して、発表者によ
る描画の手間を軽減することができる。
【0163】さらに、本実施の形態では、マーカ機能処
理部206は、位置検出センサ110で検出したマーカ
2が表枠マーカであると判定したときは、位置検出セン
サ110で検出した表枠マーカの貼付位置を基準とし
て、表または枠を補助画像として表示するようになって
いる。これにより、発表者がスクリーン100に表枠マ
ーカを貼付するだけで表または枠がスクリーン100に
表示されるので、表または枠を描画する際に便利であ
り、発表者による描画の手間をさらに軽減することがで
きる。また、表または枠を表示するためのマーカ2を識
別しやすいとともに、表または枠の表示を比較的簡単に
行うことができる。
【0164】さらに、本実施の形態では、マーカ機能処
理部206は、位置検出センサ110で検出したマーカ
2が日付枠マーカであると判定したときは、位置検出セ
ンサ110で検出した日付枠マーカの貼付位置を基準と
して、日付情報を含む日付枠を補助画像として表示する
ようになっている。これにより、発表者がスクリーン1
00に日付枠マーカを貼付するだけで、日付情報がスク
リーン100に表示されるので、日付情報を描画する際
に便利であり、発表者による描画の手間をさらに軽減す
ることができる。また、日付枠を表示するためのマーカ
2を識別しやすいとともに、日付情報の表示を比較的簡
単に行うことができる。
【0165】さらに、本実施の形態では、マーカ機能処
理部206は、位置検出センサ110で検出したマーカ
2がタイトル枠マーカであると判定したときは、位置検
出センサ110で検出したタイトル枠マーカの貼付位置
を基準として、タイトル情報を含むタイトル枠を補助画
像として表示するようになっている。これにより、発表
者がスクリーン100にタイトル枠マーカを貼付するだ
けで、タイトル情報がスクリーン100に表示されるの
で、タイトル情報を描画する際に便利であり、発表者に
よる描画の手間をさらに軽減することができる。また、
タイトル枠を表示するためのマーカ2を識別しやすいと
ともに、タイトル情報の表示を比較的簡単に行うことが
できる。
【0166】さらに、本実施の形態では、マーカ機能処
理部206は、位置検出センサ110の検出結果に基づ
いて、スクリーン100の表示画像のうち複数のマーカ
で囲まれた領域の画像を編集するようになっている。こ
れにより、発表者がスクリーン100にマーカ2を貼付
することにより表示画像を編集することができるので、
発表者は描画した画像を編集により適宜変更しながら描
画を行うことができ、発表者による描画の手間をさらに
軽減することができる。
【0167】さらに、本実施の形態では、マーカ機能処
理部206は、位置検出センサ110で検出したマーカ
2が修飾位置指示マーカであり、それが1つ目であると
判定したときは、位置検出センサ110で検出した修飾
位置指示マーカの貼付位置を修飾開始位置として設定
し、位置検出センサ110で検出したマーカ2が修飾位
置指示マーカであり、それが2つ目であると判定したと
きは、位置検出センサ110で検出した修飾位置指示マ
ーカの貼付位置を修飾終了位置として設定し、スクリー
ン100の表示画像のうち修飾開始位置および修飾終了
位置により特定される領域に属する文字に対して、文字
色の変更、文字背景色の変更、下線の付加、文字の太字
化またはその他の文字修飾を行うようになっている。
【0168】これにより、発表者が修飾位置指示マーカ
で文字修飾の対象となる文字を囲うだけで、その文字に
対して、文字色の変更、文字背景色の変更、下線の付
加、文字の太字化またはその他の文字修飾が行われるの
で、文字修飾を行う際に便利であり、発表者による描画
の手間をさらに軽減することができる。また、文字修飾
の対象となる文字が属する領域を指示するためのマーカ
2を識別しやすいとともに、文字修飾を比較的簡単に行
うことができる。
【0169】さらに、本実施の形態では、マーカ機能処
理部206は、位置検出センサ110で検出したマーカ
2が複写位置指示マーカであり、それが1つ目であると
判定したときは、位置検出センサ110で検出した複写
位置指示マーカの貼付位置を複写開始位置として設定
し、位置検出センサ110で検出したマーカ2が複写位
置指示マーカであり、それが2つ目であると判定したと
きは、位置検出センサ110で検出した複写位置指示マ
ーカの貼付位置を複写終了位置として設定し、スクリー
ン100の表示画像のうち複写開始位置および複写終了
位置により特定される領域に属する画像を、スクリーン
100内で複写するようになっている。
【0170】これにより、発表者が複写位置指示マーカ
で複写の対象となる画像を囲うだけで、その表示画像を
スクリーン100内で複写することができるので、表示
画像と同じような図表を繰り返し描画する際に便利であ
り、発表者による描画の手間をさらに軽減することがで
きる。また、複写の対象となる画像が属する領域を指示
するためのマーカ2を識別しやすいとともに、表示画像
の複写を比較的簡単に行うことができる。このことは、
移動位置指示マーカについても同じである。
【0171】さらに、本実施の形態では、マーカ機能処
理部206は、複写開始位置および複写終了位置が設定
されている状態において、位置検出センサ110で検出
したマーカ2が複写位置指示マーカであると判定したと
きは、スクリーン100の表示画像のうち複写開始位置
および複写終了位置により特定される領域に属する画像
を、位置検出センサ110で検出した複写位置指示マー
カの貼付位置を基準とした領域に複写するようになって
いる。
【0172】これにより、発表者が複写位置指示マーカ
で複写先となる領域を指示するだけで、表示画像をスク
リーン100内で複写することができるので、発表者に
よる描画の手間をさらに軽減することができる。また、
複写先となる領域を指示するためのマーカ2を識別しや
すいとともに、表示画像の複写を比較的簡単に行うこと
ができる。このことは、移動位置指示マーカについても
同じである。
【0173】さらに、本実施の形態では、マーカ機能処
理部206は、位置検出センサ110で検出したマーカ
2が拡大位置指示マーカであり、それが1つ目であると
判定したときは、位置検出センサ110で検出した拡大
位置指示マーカの貼付位置を拡大元開始位置として設定
し、位置検出センサ110で検出したマーカ2が拡大位
置指示マーカであり、それが2つ目であると判定したと
きは、位置検出センサ110で検出した拡大位置指示マ
ーカの貼付位置を拡大元終了位置として設定し、スクリ
ーン100の表示画像のうち拡大元開始位置および拡大
元終了位置により特定される領域に属する画像を、スク
リーン100内で拡大しまたは縮小するようになってい
る。
【0174】これにより、発表者が拡大位置指示マーカ
で拡大または縮小の対象となる画像を囲うだけで、その
表示画像をスクリーン100内で拡大しまたは縮小する
ことができるので、表示画像と同じような図表を繰り返
し描画する際に便利であり、発表者による描画の手間を
さらに軽減することができる。また、拡大または縮小の
対象となる画像が属する領域を指示するためのマーカ2
を識別しやすいとともに、表示画像の拡大または縮小を
比較的簡単に行うことができる。
【0175】さらに、本実施の形態では、マーカ機能処
理部206は、拡大元開始位置および拡大元終了位置が
設定されている状態において、位置検出センサ110で
検出したマーカ2が拡大位置指示マーカであり、それが
1つ目であると判定したときは、位置検出センサ110
で検出した拡大位置指示マーカの貼付位置を拡大先開始
位置として設定し、位置検出センサ110で検出したマ
ーカ2が拡大位置指示マーカであり、それが2つ目であ
ると判定したときは、位置検出センサ110で検出した
拡大位置指示マーカの貼付位置を拡大先終了位置として
設定し、スクリーン100の表示画像のうち拡大元開始
位置および拡大元終了位置により特定される領域に属す
る画像を、拡大先開始位置および拡大先終了位置により
特定される領域に拡大しまたは縮小するようになってい
る。
【0176】これにより、発表者が拡大位置指示マーカ
で拡大後または縮小後の画像を配置する領域を囲うだけ
で、表示画像をスクリーン100内で拡大しまたは縮小
することができるので、発表者による描画の手間をさら
に軽減することができる。また、拡大後または縮小後の
画像を配置する領域を指示するためのマーカ2を識別し
やすいとともに、表示画像の拡大または縮小を比較的簡
単に行うことができる。
【0177】さらに、本実施の形態では、マーカ機能処
理部206は、位置検出センサ110の検出結果に基づ
いて、仮想表示領域の一部に属する画像をスクリーン1
00に表示するようになっている。これにより、発表者
がスクリーン100にマーカ2を貼付することにより、
仮想表示領域の一部に属する画像をスクリーン100に
表示することができるので、内容が関連した事項を同一
の画面に描画したくても、スクリーン100のスペース
が足りず描画しきれないような場合に、記載済みの内容
を消して書き直さなくても、仮想表示領域の他の領域に
表示を切り換えればよい。したがって、発表者による描
画の手間をさらに軽減することができる。
【0178】さらに、本実施の形態では、マーカ機能処
理部206は、位置検出センサ110で検出したマーカ
2が表示領域切換マーカであると判定したときは、仮想
表示領域の4つの区分領域のうち、位置検出センサ11
0で検出した表示領域切換マーカの貼付位置に対応する
ものに表示を切り換えるようになっている。これによ
り、発表者がスクリーン100に表示領域切換マーカを
貼付するだけで、仮想表示領域の4つの区分領域のうち
表示領域切換マーカの貼付位置に対応するものに表示が
切り換えられるので、発表者による描画の手間をさらに
軽減することができる。また、表示領域を切り換えるた
めのマーカ2を識別しやすいとともに、表示領域の切換
を比較的簡単に行うことができる。
【0179】さらに、本実施の形態では、マーカ機能処
理部206は、位置検出センサ110で検出したマーカ
2がカラー印刷位置指示マーカであり、それが1つ目で
あると判定したときは、位置検出センサ110で検出し
たカラー印刷位置指示マーカの貼付位置をカラー印刷開
始位置として設定し、位置検出センサ110で検出した
マーカ2がカラー印刷位置指示マーカであり、それが2
つ目であると判定したときは、位置検出センサ110で
検出したカラー印刷位置指示マーカの貼付位置をカラー
印刷終了位置として設定し、スクリーン100の表示画
像のうちカラー印刷開始位置およびカラー印刷終了位置
により特定される領域に属する画像をカラー印刷するよ
うになっている。
【0180】これにより、発表者がカラー印刷位置指示
マーカでカラー印刷の対象となる画像を囲うだけでその
表示画像がカラー印刷されるので、比較的任意の領域を
指定した部分的なカラー印刷が可能となり、従来に比し
て、ポイントを把握しやすいカラー印刷を行うことがで
きる。また、カラー印刷を行うためのマーカ2を識別し
やすいとともに、表示画像のカラー印刷を比較的簡単に
行うことができる。このことは、モノクロ印刷位置指示
マーカについても同じである。
【0181】上記第1の実施の形態において、位置検出
センサ110は、指示検出手段、マーカ位置検出手段、
またはマーカ種別認識手段に対応している。また、位置
検出センサ110による検出は、指示検出ステップ、マ
ーカ位置検出ステップ、またはマーカ種別認識ステップ
に対応し、マーカ機能処理部206は、画像表示手段、
または画像印刷手段に対応している。
【0182】また、上記第1の実施の形態において、マ
ーカ機能処理部206による処理は、画像表示ステッ
プ、または画像印刷ステップに対応し、データ投影部2
12は、投影手段に対応し、マーカ2は、指示体に対応
している。また、日付枠マーカおよびタイトル枠マーカ
は、補助情報マーカに対応し、修飾位置指示マーカは、
修飾開始位置指示マーカ、または修飾終了位置指示マー
カに対応し、複写位置指示マーカおよび移動位置指示マ
ーカは、複写元開始位置指示マーカ、複写元終了位置指
示マーカ、または複写先位置指示マーカに対応してい
る。
【0183】また、上記第1の実施の形態において、拡
大位置指示マーカは、拡大元開始位置指示マーカ、拡大
元終了位置指示マーカ、拡大先開始位置指示マーカ、ま
たは拡大先終了位置指示マーカに対応し、カラー印刷位
置指示マーカおよびモノクロ印刷位置指示マーカは、印
刷開始位置指示マーカ、または印刷終了位置指示マーカ
に対応している。また、複写開始位置および移動開始位
置は、複写元開始位置に対応し、複写終了位置および移
動終了位置は、複写元終了位置に対応し、日付情報およ
びタイトル情報は、補助情報に対応している。
【0184】また、上記第1の実施の形態において、発
表者は、ユーザに対応している。次に、本発明の第2の
実施の形態を図面を参照しながら説明する。図17およ
び図18は、本発明に係る描画補助システム、画像印刷
システム、描画補助プログラムおよび画像印刷プログラ
ム、並びに描画補助方法および画像印刷方法の第2の実
施の形態を示す図である。なお、以下、上記第1の実施
の形態と異なる部分についてのみ説明し、上記第1の実
施の形態と重複する部分については同一の符号を付して
説明を省略する。
【0185】本実施の形態は、本発明に係る描画補助シ
ステム、画像印刷システム、描画補助プログラムおよび
画像印刷プログラム、並びに描画補助方法および画像印
刷方法を、図17に示すように、ホワイトボードからな
るスクリーン100を使用してプレゼンテーションを行
う場合について適用したものであり、上記第1の実施の
形態と異なるのは、マーカ2の貼付位置および機能種別
を位置検出カメラ400で検出する点にある。
【0186】まず、本発明を適用するシステムの構成を
図17を参照しながら説明する。図17は、本発明を適
用するシステムの構成を示す概略図である。図17にお
いて、スクリーン100に画像を投影可能な位置には、
プロジェクタ200が、スクリーン100全体を撮影可
能な位置には、スクリーン100に貼付されたマーカ2
の貼付位置および機能種別を検出する位置検出カメラ4
00がそれぞれ配置されている。そして、プロジェクタ
200には、プリンタ300および位置検出カメラ40
0が通信可能に接続されている。
【0187】マーカ2には、スクリーン100の貼付面
とは反対の面に発光体4が設けられ、インクペン80に
は、発光体82がペン先に設けられている。次に、位置
検出カメラ400の構成を図18を参照しながら詳細に
説明する。図18は、本発明を適用するシステムの構成
を示す機能ブロック図である。位置検出カメラ400
は、図18に示すように、スクリーン100全体の画像
を撮影する撮影部411と、撮影部411からの画像デ
ータを解析してマーカ情報を取得するマーカ情報解析部
412と、撮影部411からの画像データを解析してペ
ン情報を取得するペン情報解析部414と、マーカ情報
解析部412で取得したマーカ情報およびペン情報解析
部414で取得したペン情報をプロジェクタ200に送
信する情報送信部116とで構成されている。
【0188】マーカ情報解析部412は、撮影部411
からの画像データを解析し、その解析結果に基づいて、
スクリーン100に貼付されたマーカ2の貼付位置、機
能種別および識別IDを検出し、検出した貼付位置、機
能種別および識別IDをマーカ情報として取得するよう
になっている。これは、マーカ2との連携により行う。
すなわち、マーカ2は、マーカ2の機能種別を示す機能
データおよび識別IDを記憶し、機能データおよび識別
IDを含む光信号を発光体4により発信するようになっ
ている。そして、マーカ情報解析部412は、撮影部4
11からの画像データに基づいてマーカ2からの光信号
を解析し、その解析結果に基づいて、マーカ2の貼付位
置、機能種別および識別IDを検出するようになってい
る。
【0189】ペン情報解析部414は、撮影部411か
らの画像データを解析し、その解析結果に基づいて、ス
クリーン100上のインクペン80の描画位置および使
用色を検出し、検出した描画位置および使用色をペン情
報として取得するようになっている。これは、インクペ
ン80との連携により行う。すなわち、インクペン80
は、インクペン80の使用色を示す色彩データを記憶
し、色彩データを含む光信号を発光体82により発信す
るようになっている。そして、ペン情報解析部414
は、撮影部411からの画像データに基づいてインクペ
ン80からの光信号を解析し、その解析結果に基づい
て、インクペン80の描画位置および使用色を検出する
ようになっている。
【0190】次に、本実施の形態の動作を図面を参照し
ながら説明する。位置検出カメラ400では、撮影部4
11により、スクリーン100全体の画像が撮影され、
撮影により得られた画像データがマーカ情報解析部41
2およびペン情報解析部414に出力される。したがっ
て、発表者がマーカ2をスクリーン100に貼付する
と、マーカ2の発光体4から光信号が発信されるので、
マーカ情報解析部412により、撮影部411からの画
像データに基づいてマーカ2からの光信号が解析され、
その解析結果に基づいて、マーカ2の貼付位置、機能種
別および識別IDが検出され、検出された貼付位置、機
能種別および識別IDがマーカ情報として取得される。
そして、取得されたマーカ情報は、情報送信部116に
よりプロジェクタ200に送信される。なお、プロジェ
クタ200におけるマーカ情報の処理は、上記第1の実
施の形態と同じである。
【0191】一方、インクペン80を使用して発表者が
スクリーン100の画像を描画すると、インクペン80
の発光体82から光信号が発信されるので、ペン情報解
析部414により、撮影部411からの画像データに基
づいてインクペン80からの光信号が解析され、その解
析結果に基づいて、インクペン80の描画位置および使
用色が検出され、検出された描画位置および使用色がペ
ン情報として取得される。そして、取得されたペン情報
は、情報送信部116によりプロジェクタ200に送信
される。なお、プロジェクタ200におけるペン情報の
処理は、上記第1の実施の形態と同じである。
【0192】上記第2の実施の形態において、位置検出
カメラ400は、指示検出手段、マーカ位置検出手段、
またはマーカ種別認識手段に対応している。また、位置
検出カメラ400による検出は、指示検出ステップ、マ
ーカ位置検出ステップ、またはマーカ種別認識ステップ
に対応し、マーカ機能処理部206は、画像表示手段、
または画像印刷手段に対応している。
【0193】また、上記第2の実施の形態において、マ
ーカ機能処理部206による処理は、画像表示ステッ
プ、または画像印刷ステップに対応し、データ投影部2
12は、投影手段に対応し、撮影部411は、撮影手段
に対応している。また、マーカ2は、指示体に対応し、
日付枠マーカおよびタイトル枠マーカは、補助情報マー
カに対応し、修飾位置指示マーカは、修飾開始位置指示
マーカ、または修飾終了位置指示マーカに対応してい
る。
【0194】また、上記第2の実施の形態において、複
写位置指示マーカおよび移動位置指示マーカは、複写元
開始位置指示マーカ、複写元終了位置指示マーカ、また
は複写先位置指示マーカに対応し、拡大位置指示マーカ
は、拡大元開始位置指示マーカ、拡大元終了位置指示マ
ーカ、拡大先開始位置指示マーカ、または拡大先終了位
置指示マーカに対応している。また、カラー印刷位置指
示マーカおよびモノクロ印刷位置指示マーカは、印刷開
始位置指示マーカ、または印刷終了位置指示マーカに対
応し、複写開始位置および移動開始位置は、複写元開始
位置に対応している。
【0195】また、上記第2の実施の形態において、複
写終了位置および移動終了位置は、複写元終了位置に対
応し、日付情報およびタイトル情報は、補助情報に対応
し、発表者は、ユーザに対応している。
【0196】なお、上記第1の実施の形態においては、
図1に示すように、プロジェクタ200により、スクリ
ーン100の投影面のうち発表者がインクペン80で描
画する面に画像を投影するように構成したが、これに限
らず、図19に示すように、プロジェクタ200によ
り、スクリーン100の投影面のうち発表者がインクペ
ン80で描画する面とは反対の面に画像を投影するよう
に構成してもよい。図19は、第1の実施の形態におい
てスクリーン100の裏面から投影を行う構成を示す概
略図である。
【0197】この場合、位置検出センサ110がスクリ
ーン100の裏面を覆っていては、スクリーン100に
画像を投影することができないので、位置検出センサ1
10は、図19に示すように、スクリーン100の外周
に設ける等の工夫が必要である。また、上記第2の実施
の形態においては、図17に示すように、プロジェクタ
200により、スクリーン100の投影面のうち発表者
がインクペン80で描画する面に画像を投影するように
構成したが、これに限らず、図20に示すように、プロ
ジェクタ200により、スクリーン100の投影面のう
ち発表者がインクペン80で描画する面とは反対の面に
画像を投影するように構成してもよい。図20は、第2
の実施の形態においてスクリーン100の裏面から投影
を行う構成を示す概略図である。
【0198】この場合において、位置検出カメラ400
をプロジェクタ200と同じ側に配置するときは、マー
カ2のスクリーン100の貼付面とは反対の面に発光体
4が設けられていては、位置検出カメラ400による検
出が行えないので、発光体4は、図20に示すように、
マーカ2のスクリーン100の貼付面に設ける等の工夫
が必要である。
【0199】また、上記第1および第2の実施の形態に
おいて、プロジェクタ200は、マーカ2からの発信信
号に基づいて、マーカ2の識別IDおよび機能データを
取得するように構成したが、より具体的には、次に掲げ
る第1ないし第4の構成を提案することができる。第1
の構成は、図21に示すような構成となっている。図2
1は、マーカ2の識別IDおよび機能データをプロジェ
クタ200が取得する第1の構成を示すブロック図であ
る。
【0200】マーカ2は、識別IDおよび機能データを
記憶した記憶部6を有し、記憶部6の識別IDおよび機
能データを含む信号を発信するようになっている。この
場合、記憶部6の識別IDおよび機能データは、マーカ
2固有の値であり、書き換えることができない。プロジ
ェクタ200は、マーカ2からの発信信号から識別ID
および機能データを取得するようになっている。
【0201】第2の構成は、図22に示すような構成と
なっている。図22は、マーカ2の識別IDおよび機能
データをプロジェクタ200が取得する第2の構成を示
すブロック図である。マーカ2は、識別IDを記憶した
記憶部6を有し、記憶部6の識別IDを含む信号を発信
するようになっている。この場合、記憶部6の識別ID
は、マーカ2固有の値であり、書き換えることができな
い。
【0202】プロジェクタ200は、識別IDと機能デ
ータとを対応付けて登録したデータベース220を有
し、マーカ2からの発信信号から識別IDを取得し、取
得した識別IDに対応する機能データをデータベース2
20から取得するようになっている。この場合、データ
ベース220の識別IDおよび機能データは、書き換え
ることができない。
【0203】なお、データベース220は、プロジェク
タ200に設けるのに限らず、位置検出センサ110ま
たは位置検出カメラ400に設けてもよい。第3の構成
は、図23に示すような構成となっている。図23は、
マーカ2の識別IDおよび機能データをプロジェクタ2
00が取得する第3の構成を示すブロック図である。
【0204】マーカ2は、識別IDおよび機能データを
記憶した記憶部6と、機能データの設定を入力する設定
入力部8と、設定入力部8で入力した設定に基づいて記
憶部6の機能データの設定を変更する設定変更部10と
を有し、記憶部6の識別IDおよび機能データを含む信
号を発信するようになっている。この場合、マーカ2
は、初期状態ではいかなる機能も設定されておらず、例
えば、設定入力部8をスイッチとして構成した場合は、
スイッチを押した回数でマーカ2の機能を設定可能に構
成することができる。また例えば、設定入力部8を無線
受信部として構成した場合は、対応する発信装置により
マーカ2の機能を設定可能に構成することができる。ま
た例えば、設定入力部8をマイクとして構成した場合
は、音声によりマーカ2の機能を設定可能に構成するこ
とができる。
【0205】プロジェクタ200は、マーカ2からの発
信信号から識別IDおよび機能データを取得するように
なっている。第4の構成は、図24に示すような構成と
なっている。図24は、マーカ2の識別IDおよび機能
データをプロジェクタ200が取得する第4の構成を示
すブロック図である。
【0206】マーカ2は、識別IDを記憶した記憶部6
を有し、記憶部6の識別IDを含む信号を発信するよう
になっている。この場合、記憶部6の識別IDは、マー
カ2固有の値であり、書き換えることができない。プロ
ジェクタ200は、識別IDと機能データとを対応付け
て登録したデータベース220と、機能データの設定を
入力する設定入力部222と、設定入力部222で入力
した設定に基づいてデータベース220の機能データの
設定を変更する設定変更部224とを有し、マーカ2か
らの発信信号から識別IDを取得し、取得した識別ID
に対応する機能データをデータベース220から取得す
るようになっている。
【0207】この場合、マーカ2は、初期状態ではいか
なる機能も設定されておらず、例えば、設定入力部22
2をWebサーバとして構成した場合は、外部のWeb
ブラウザ500からのアクセスに応じてマーカ2の機能
を設定可能に構成することができる。なお、データベー
ス220、設定入力部222または設定変更部224
は、プロジェクタ200に設けるのに限らず、位置検出
センサ110または位置検出カメラ400に設けてもよ
い。
【0208】また、上記第1および第2の実施の形態に
おいては、マーカ2の形状および色彩について特に説明
しなかったが、例えば、各機能種別ごとに異なる形状ま
たは色彩としてマーカ2を構成してもよい。これによ
り、形状または色彩からマーカ2の機能を把握すること
ができるので、マーカ2を識別しやすくなる。また、上
記第1および第2の実施の形態においては、インクペン
80で描画した表示画像またはプロジェクタ200によ
る表示画像について、補助画像の表示、表示画像の編
集、表示領域の切換および表示画像の印刷を行うように
構成したが、このうち特にインクペン80で描画した表
示画像について実現可能な機能に関しては、図25の表
に示すようになる。図25は、インクペン80で描画し
た表示画像について実現可能な機能を示した表である。
【0209】図25において、修飾については、色変
更、アンダーライン、太文字および背景色変更の機能が
あるが、インクペン80で描画した表示画像に対して
は、色変更は困難(×)であり、アンダーラインは可能
(○)であり、太文字は位置検出カメラ400等を用い
て画像処理できれば可能(△)であり、背景色変更は可
能(○)である。
【0210】また、テンプレートについては、表枠、日
付およびタイトルの機能があるが、インクペン80で描
画した表示画像に対しては、表枠、日付およびタイトル
のいずれも可能(○)である。また、データ取得につい
ては、コピー・ペーストおよびカット・ペーストの機能
があるが、インクペン80で描画した表示画像に対して
は、コピー・ペーストは位置検出カメラ400等を用い
て画像処理できれば可能(△)であり、カット・ペース
トは困難(×)である。
【0211】また、拡大/縮小については、拡大/縮小
の機能があるが、インクペン80で描画した表示画像に
対しては、拡大/縮小は位置検出カメラ400等を用い
て画像処理できれば可能(△)である。また、印刷につ
いては、印刷、カラー印刷、モノクロ印刷、全画面印
刷、複数部数印刷および合成印刷の機能があるが、イン
クペン80で描画した表示画像に対しては、印刷、カラ
ー印刷、モノクロ印刷、全画面印刷、複数部数印刷およ
び合成印刷のいずれも位置検出カメラ400等を用いて
画像処理できれば可能(△)である。
【0212】また、画面表示位置操作については、画面
表示位置操作の機能があるが、インクペン80で描画し
た表示画像に対しては、画面表示位置操作は困難(×)
である。また、上記第1および第2の実施の形態におい
て、マーカ機能処理部206は、位置検出センサ110
で検出したマーカ2が表示領域切換マーカであると判定
したときは、仮想表示領域の4つの区分領域のうち、位
置検出センサ110で検出した表示領域切換マーカの貼
付位置に対応するものに表示を切り換えるように構成し
たが、これに限らず、図26に示すように、スクリーン
100のちょうど4倍の大きさの仮想表示領域を形成
し、図27に示すように、スクリーン100における表
示領域切換マーカの貼付位置が仮想表示領域の中心とな
るように、仮想表示領域の一部に属する画像をスクリー
ン100に表示するように構成してもよい。図26およ
び図27は、表示領域切換マーカを使用してスクリーン
100の表示を切り換える場合を示す図である。
【0213】仮想表示領域のうちスクリーン100に表
示する部分は、例えば、図28に示すようにして算出す
ることができる。図28は、仮想表示領域のうちスクリ
ーン100に表示する部分を算出する場合を説明するた
めの図である。まず、図28(a)に示すように、スク
リーン100の左上、右上、左下および右下の座標を、
それぞれ(0,0),(RX,0),(0,RY),
(RX,RY)とする。また、仮想表示領域の左上、右
上、左下および右下の座標を、それぞれ(0,0),
(VX,0),(0,VY),(VX,VY)とする。
ここで、仮想表示領域は、スクリーン100のちょうど
4倍の大きさであるので、VX=2RX、VY=2RY
の関係が成り立つ。
【0214】また、表示領域切換マーカの貼付位置(ス
クリーン100上の相対座標)を(x,y)とする。す
なわち、スクリーン100の左上に表示領域切換マーカ
を貼付した場合は、表示領域切換マーカの貼付位置は
(0,0)となり、スクリーン100の右下に表示領域
切換マーカを貼付した場合は、表示領域切換マーカの貼
付位置は(RX,RY)となる。
【0215】したがって、仮想表示領域のうちスクリー
ン100に表示する部分の左上、右上、左下および右下
の座標は、図28(b)に示すように、それぞれ下式
(1)〜(4)により算出することができる。 左上:(VX/2−x,VY/2−y) …(1) 右上:(VX/2−x+RX,VY/2−y) …(2) 左下:(VX/2−x,VY/2−y) …(3) 右下:(VX/2−x+RX,VY/2−y+RY) …(4) 具体的な処理としては、図6のフローチャートに示す処
理を、図29のフローチャートに示す処理に置き換える
ことにより実現することができる。図29は、他の表示
領域切換処理を示すフローチャートである。
【0216】表示領域切換処理は、上記ステップS10
8において実行されると、図29に示すように、まず、
ステップS600に移行するようになっている。ステッ
プS600では、取得したマーカ情報に基づいて、スク
リーン100に貼付されたマーカ2が表示領域切換マー
カであるか否かを判定し、表示領域切換マーカであると
判定したとき(Yes)は、ステップS602に移行する。
【0217】ステップS602では、表示領域切換マー
カの貼付位置(x,y)を算出し、ステップS604に
移行して、算出した貼付位置(x,y)に基づいて、仮
想表示領域のうちスクリーン100に表示する部分の左
上、右上、左下および右下の座標を算出し、ステップS
606に移行して、算出した座標に基づいて、仮想表示
領域のうちスクリーン100に表示する部分をスクリー
ン100に表示し、一連の処理を終了して元の処理に復
帰させる。
【0218】一方、ステップS600で、スクリーン1
00に貼付されたマーカ2が表示領域切換マーカでない
と判定したとき(No)は、一連の処理を終了して元の処理
に復帰させる。これにより、発表者は、図30に示すよ
うに、スクリーン100の4倍の大きさの仮想表示領域
を、連続した1つの画面として扱うことができる。図3
0は、仮想表示領域の使用例を示す図である。
【0219】上記第2の実施の形態において、位置検出
センサ110は、マーカ位置検出手段、またはマーカ種
別認識手段に対応し、マーカ機能処理部206は、画像
表示手段、またはに対応している。また、上記第1およ
び第2の実施の形態において、図3ないし図7のフロー
チャートに示す処理を実行するにあたってはいずれも、
ROMにあらかじめ格納されている制御プログラムを実
行する場合について説明したが、これに限らず、これら
の手順を示したプログラムが記憶された記憶媒体から、
そのプログラムをRAMに読み込んで実行するようにし
てもよい。
【0220】ここで、記憶媒体とは、RAM、ROM等
の半導体記憶媒体、FD、HD等の磁気記憶型記憶媒
体、CD、CDV、LD、DVD等の光学的読取方式記
憶媒体、MO等の磁気記憶型/光学的読取方式記憶媒体
であって、電子的、磁気的、光学的等の読み取り方法の
いかんにかかわらず、コンピュータで読み取り可能な記
憶媒体であれば、あらゆる記憶媒体を含むものである。
【0221】また、上記第1および第2の実施の形態に
おいては、本発明に係る描画補助システム、画像印刷シ
ステム、描画補助プログラムおよび画像印刷プログラ
ム、並びに描画補助方法および画像印刷方法を、図1に
示すように、ホワイトボードからなるスクリーン100
を使用してプレゼンテーションを行う場合について適用
したが、これに限らず、本発明の主旨を逸脱しない範囲
で他の場合にも適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用するシステムの構成を示す概略
図である。
【図2】 本発明を適用するシステムの構成を示す機能
ブロック図である。
【図3】 マーカ機能処理を示すフローチャートであ
る。
【図4】 補助画像表示処理を示すフローチャートであ
る。
【図5】 表示画像編集処理を示すフローチャートであ
る。
【図6】 表示領域切換処理を示すフローチャートであ
る。
【図7】 表示画像印刷処理を示すフローチャートであ
る。
【図8】 表枠マーカを使用してスクリーン100に表
または枠を表示する場合を示す図である。
【図9】 日付枠マーカを使用してスクリーン100に
日付枠を表示する場合を示す図である。
【図10】 タイトル枠マーカを使用してスクリーン1
00にタイトル枠を表示する場合を示す図である。
【図11】 修飾位置指示マーカを使用してスクリーン
100の文字を修飾する場合を示す図である。
【図12】 複写位置指示マーカを使用してスクリーン
100の表示画像を複写する場合を示す図である。
【図13】 移動位置指示マーカを使用してスクリーン
100の表示画像を移動する場合を示す図である。
【図14】 拡大位置指示マーカを使用してスクリーン
100の表示画像を拡大しまたは縮小する場合を示す図
である。
【図15】 表示領域切換マーカを使用してスクリーン
100の表示を切り換える場合を示す図である。
【図16】 カラー印刷位置指示マーカまたはモノクロ
印刷位置指示マーカを使用してスクリーン100の表示
画像を印刷する場合を示す図である。
【図17】 本発明を適用するシステムの構成を示す概
略図である。
【図18】 本発明を適用するシステムの構成を示す機
能ブロック図である。
【図19】 第1の実施の形態においてスクリーン10
0の裏面から投影を行う構成を示す概略図である。
【図20】 第2の実施の形態においてスクリーン10
0の裏面から投影を行う構成を示す概略図である。
【図21】 マーカ2の識別IDおよび機能データをプ
ロジェクタ200が取得する第1の構成を示すブロック
図である。
【図22】 マーカ2の識別IDおよび機能データをプ
ロジェクタ200が取得する第2の構成を示すブロック
図である。
【図23】 マーカ2の識別IDおよび機能データをプ
ロジェクタ200が取得する第3の構成を示すブロック
図である。
【図24】 マーカ2の識別IDおよび機能データをプ
ロジェクタ200が取得する第4の構成を示すブロック
図である。
【図25】 インクペン80で描画した表示画像につい
て実現可能な機能を示した表である。
【図26】 表示領域切換マーカを使用してスクリーン
100の表示を切り換える場合を示す図である。
【図27】 表示領域切換マーカを使用してスクリーン
100の表示を切り換える場合を示す図である。
【図28】 仮想表示領域のうちスクリーン100に表
示する部分を算出する場合を説明するための図である。
【図29】 他の表示領域切換処理を示すフローチャー
トである。
【図30】 仮想表示領域の使用例を示す図である。
【符号の説明】
2 マーカ 4 発光体 6 記憶部 8 設定入力部 10 設定変更部 80 インクペン 82 発光体 100 スクリーン 110 位置検出センサ 112 マーカ情報取得部 114 ペン情報取得部 116 情報送信部 200 プロジェクタ 202 情報受信部 204 機能判定部 206 マーカ機能処理部 208 ペン機能処理部 210 投影画像作成部 212 データ投影部 214 印刷データ出力部 220 データベース 222 設定入力部 224 設定変更部 300 プリンタ 400 位置検出カメラ 411 撮影部 412 マーカ情報解析部 414 ペン情報解析部 500 Webブラウザ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/76 H04N 5/76 E (72)発明者 谷口 真也 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 (72)発明者 北田 成秀 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 Fターム(参考) 2C071 CA02 CA04 CC01 DB02 DB04 DC04 DC08 5B087 AA10 BC03 DE03 5C052 AA11 DD10 FA03 FA09 FC01 FC08 5E501 AC14 AC34 BA05 CB07 CC20 EB05 FA05 FA13 FB27 FB28

Claims (44)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スクリーンに対してユーザが描画を行う
    にあたってその描画を補助するシステムであって、 指示体の前記スクリーンに対する指示を検出する指示検
    出手段と、前記スクリーンに画像を表示する画像表示手
    段とを備え、 前記画像表示手段は、前記指示検出手段の検出結果に基
    づいて、前記ユーザによる描画を補助するための補助画
    像を前記スクリーンに表示するようになっていることを
    特徴とする描画補助システム。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記画像表示手段は、前記指示検出手段の検出結果に基
    づいて、表又は枠を前記補助画像として表示するように
    なっていることを特徴とする描画補助システム。
  3. 【請求項3】 請求項1及び2のいずれかにおいて、 前記画像表示手段は、前記指示検出手段の検出結果に基
    づいて、日付情報、タイトル情報又はその他の補助情報
    を前記補助画像として表示するようになっていることを
    特徴とする描画補助システム。
  4. 【請求項4】 スクリーンに対してユーザが描画を行う
    にあたってその描画を補助するシステムであって、 指示体の前記スクリーンに対する指示を検出する指示検
    出手段と、前記スクリーンに画像を表示する画像表示手
    段とを備え、 前記画像表示手段は、前記指示検出手段の検出結果に基
    づいて、前記スクリーンの表示画像を編集するようにな
    っていることを特徴とする描画補助システム。
  5. 【請求項5】 請求項4において、 前記画像表示手段は、前記指示検出手段の検出結果に基
    づいて、前記表示画像が文字である場合にその文字に対
    して、文字色の変更、文字背景色の変更、下線の付加、
    文字の太字化又はその他の文字修飾を行うようになって
    いることを特徴とする描画補助システム。
  6. 【請求項6】 請求項4及び5のいずれかにおいて、 前記表示画像は、前記画像表示手段の制御下において前
    記スクリーンに書換可能に表示された画像であり、 前記画像表示手段は、前記指示検出手段の検出結果に基
    づいて、前記表示画像を前記スクリーン内で複写し又は
    移動するようになっていることを特徴とする描画補助シ
    ステム。
  7. 【請求項7】 請求項4乃至6のいずれかにおいて、 前記表示画像は、前記画像表示手段の制御下において前
    記スクリーンに書換可能に表示された画像であり、 前記画像表示手段は、前記指示検出手段の検出結果に基
    づいて、前記表示画像を前記スクリーン内で拡大し又は
    縮小するようになっていることを特徴とする描画補助シ
    ステム。
  8. 【請求項8】 スクリーンに対してユーザが描画を行う
    にあたってその描画を補助するシステムであって、 指示体の前記スクリーンに対する指示を検出する指示検
    出手段と、前記スクリーンに画像を表示する画像表示手
    段とを備え、 前記画像表示手段は、前記指示検出手段の検出結果に基
    づいて、仮想表示領域の一部に属する画像を前記スクリ
    ーンに表示するようになっていることを特徴とする描画
    補助システム。
  9. 【請求項9】 請求項8において、 前記画像表示手段は、前記仮想表示領域を複数の領域に
    区分し、前記指示検出手段の検出結果に基づいて、前記
    複数の区分領域のうちいずれかに表示を切り換えるよう
    になっていることを特徴とする描画補助システム。
  10. 【請求項10】 請求項8において、 前記画像表示手段は、前記スクリーン上の指示体による
    指示位置が前記仮想表示領域の中心となるように、前記
    仮想表示領域の一部に属する画像を前記スクリーンに表
    示するようになっていることを特徴とする描画補助シス
    テム。
  11. 【請求項11】 請求項1乃至10のいずれかにおい
    て、 前記指示検出手段の検出結果に基づいて前記表示画像を
    印刷する画像印刷手段を備えることを特徴とする描画補
    助システム。
  12. 【請求項12】 スクリーンに対してユーザが描画を行
    うにあたってその描画を補助するシステムであって、 前記スクリーンに貼付可能なマーカを前記スクリーンに
    貼付したときの当該マーカの貼付位置を検出するマーカ
    位置検出手段と、前記スクリーンに画像を表示する画像
    表示手段とを備え、 前記画像表示手段は、前記マーカ位置検出手段の検出結
    果に基づいて、前記ユーザによる描画を補助するための
    補助画像を前記スクリーンに表示するようになっている
    ことを特徴とする描画補助システム。
  13. 【請求項13】 請求項12において、 前記スクリーンに貼付されたマーカの種別を認識するマ
    ーカ種別認識手段を備え、 前記画像表示手段は、前記マーカ位置検出手段の検出結
    果及び前記マーカ種別認識手段の認識結果に基づいて、
    前記補助画像を表示するようになっていることを特徴と
    する描画補助システム。
  14. 【請求項14】 請求項13において、 前記マーカの種別として、表又は枠を表示するための表
    枠マーカが設定可能であり、 前記画像表示手段は、前記マーカ種別認識手段の認識結
    果が前記表枠マーカであると判定したときは、前記マー
    カ位置検出手段で検出した表枠マーカの貼付位置を基準
    として、表又は枠を前記補助画像として表示するように
    なっていることを特徴とする描画補助システム。
  15. 【請求項15】 請求項13及び14のいずれかにおい
    て、 前記マーカの種別として、日付情報、タイトル情報又は
    その他の補助情報を表示するための補助情報マーカが設
    定可能であり、 前記画像表示手段は、前記マーカ種別認識手段の認識結
    果が前記補助情報マーカであると判定したときは、前記
    マーカ位置検出手段で検出した補助情報マーカの貼付位
    置を基準として、日付情報、タイトル情報又はその他の
    補助情報を前記補助画像として表示するようになってい
    ることを特徴とする描画補助システム。
  16. 【請求項16】 スクリーンに対してユーザが描画を行
    うにあたってその描画を補助するシステムであって、 前記スクリーンに貼付可能なマーカを前記スクリーンに
    貼付したときの当該マーカの貼付位置を検出するマーカ
    位置検出手段と、前記スクリーンに画像を表示する画像
    表示手段とを備え、 前記画像表示手段は、前記マーカ位置検出手段の検出結
    果に基づいて、前記スクリーンの表示画像のうち複数の
    マーカで囲まれた領域の画像を編集するようになってい
    ることを特徴とする描画補助システム。
  17. 【請求項17】 請求項16において、 前記スクリーンに貼付されたマーカの種別を認識するマ
    ーカ種別認識手段を備え、 前記画像表示手段は、前記マーカ位置検出手段の検出結
    果及び前記マーカ種別認識手段の認識結果に基づいて、
    前記表示画像のうち複数のマーカで囲まれた領域の画像
    を編集するようになっていることを特徴とする描画補助
    システム。
  18. 【請求項18】 請求項17において、 前記マーカの種別として、文字修飾の対象となる文字が
    属する領域の開始位置を指示するための修飾開始位置指
    示マーカと、文字修飾の対象となる文字が属する領域の
    終了位置を指示するための修飾終了位置指示マーカとが
    設定可能であり、 前記画像表示手段は、前記マーカ種別認識手段の認識結
    果が前記修飾開始位置指示マーカであると判定したとき
    は、前記マーカ位置検出手段で検出した修飾開始位置指
    示マーカの貼付位置を修飾開始位置として設定し、前記
    マーカ種別認識手段の認識結果が前記修飾終了位置指示
    マーカであると判定したときは、前記マーカ位置検出手
    段で検出した修飾終了位置指示マーカの貼付位置を修飾
    終了位置として設定し、前記表示画像のうち前記修飾開
    始位置及び前記修飾終了位置により特定される領域に属
    する文字に対して、文字色の変更、文字背景色の変更、
    下線の付加、文字の太字化又はその他の文字修飾を行う
    ようになっていることを特徴とする描画補助システム。
  19. 【請求項19】 請求項17及び18のいずれかにおい
    て、 前記表示画像は、前記画像表示手段の制御下において前
    記スクリーンに書換可能に表示された画像であり、 前記マーカの種別として、複写又は移動の対象となる画
    像が属する領域の開始位置を指示するための複写元開始
    位置指示マーカと、複写又は移動の対象となる画像が属
    する領域の終了位置を指示するための複写元終了位置指
    示マーカとが設定可能であり、 前記画像表示手段は、前記マーカ種別認識手段の認識結
    果が前記複写元開始位置指示マーカであると判定したと
    きは、前記マーカ位置検出手段で検出した複写元開始位
    置指示マーカの貼付位置を複写元開始位置として設定
    し、前記マーカ種別認識手段の認識結果が前記複写元終
    了位置指示マーカであると判定したときは、前記マーカ
    位置検出手段で検出した複写元終了位置指示マーカの貼
    付位置を複写元終了位置として設定し、前記表示画像の
    うち前記複写元開始位置及び前記複写元終了位置により
    特定される領域に属する画像を、前記スクリーン内で複
    写し又は移動するようになっていることを特徴とする描
    画補助システム。
  20. 【請求項20】 請求項19において、 前記マーカの種別として、複写先又は移動先となる領域
    を指示するための複写先位置指示マーカが設定可能であ
    り、 前記画像表示手段は、前記マーカ種別認識手段の認識結
    果が前記複写先位置指示マーカであると判定したとき
    は、前記マーカ位置検出手段で検出した複写先位置指示
    マーカの貼付位置を複写先位置として設定し、前記表示
    画像のうち前記複写元開始位置及び前記複写元終了位置
    により特定される領域に属する画像を、前記複写先位置
    により特定される領域に複写し又は移動するようになっ
    ていることを特徴とする描画補助システム。
  21. 【請求項21】 請求項17乃至20のいずれかにおい
    て、 前記表示画像は、前記画像表示手段の制御下において前
    記スクリーンに書換可能に表示された画像であり、 前記マーカの種別として、拡大又は縮小の対象となる画
    像が属する領域の開始位置を指示するための拡大元開始
    位置指示マーカと、拡大又は縮小の対象となる画像が属
    する領域の終了位置を指示するための拡大元終了位置指
    示マーカとが設定可能であり、 前記画像表示手段は、前記マーカ種別認識手段の認識結
    果が前記拡大元開始位置指示マーカであると判定したと
    きは、前記マーカ位置検出手段で検出した拡大元開始位
    置指示マーカの貼付位置を拡大元開始位置として設定
    し、前記マーカ種別認識手段の認識結果が前記拡大元終
    了位置指示マーカであると判定したときは、前記マーカ
    位置検出手段で検出した拡大元終了位置指示マーカの貼
    付位置を拡大元終了位置として設定し、前記表示画像の
    うち前記拡大元開始位置及び前記拡大元終了位置により
    特定される領域に属する画像を、前記スクリーン内で拡
    大し又は縮小するようになっていることを特徴とする描
    画補助システム。
  22. 【請求項22】 請求項21において、 前記マーカの種別として、拡大後又は縮小後の画像を配
    置する領域の開始位置を指示するための拡大先開始位置
    指示マーカと、拡大後又は縮小後の画像を配置する領域
    の終了位置を指示するための拡大先終了位置指示マーカ
    とが設定可能であり、 前記画像表示手段は、前記マーカ種別認識手段の認識結
    果が前記拡大先開始位置指示マーカであると判定したと
    きは、前記マーカ位置検出手段で検出した拡大先開始位
    置指示マーカの貼付位置を拡大先開始位置として設定
    し、前記マーカ種別認識手段の認識結果が前記拡大先終
    了位置指示マーカであると判定したときは、前記マーカ
    位置検出手段で検出した拡大先終了位置指示マーカの貼
    付位置を拡大先終了位置として設定し、前記表示画像の
    うち前記拡大元開始位置及び前記拡大元終了位置により
    特定される領域に属する画像を、前記拡大先開始位置及
    び前記拡大先終了位置により特定される領域に拡大し又
    は縮小するようになっていることを特徴とする描画補助
    システム。
  23. 【請求項23】 スクリーンに対してユーザが描画を行
    うにあたってその描画を補助するシステムであって、 前記スクリーンに貼付可能なマーカを前記スクリーンに
    貼付したときの当該マーカの貼付位置を検出するマーカ
    位置検出手段と、前記スクリーンに画像を表示する画像
    表示手段とを備え、 前記画像表示手段は、前記マーカ位置検出手段の検出結
    果に基づいて、仮想表示領域の一部に属する画像を前記
    スクリーンに表示するようになっていることを特徴とす
    る描画補助システム。
  24. 【請求項24】 請求項23において、 前記スクリーンに貼付されたマーカの種別を認識するマ
    ーカ種別認識手段を備え、 前記画像表示手段は、前記仮想表示領域を複数の領域に
    区分し、前記マーカ位置検出手段の検出結果及び前記マ
    ーカ種別認識手段の認識結果に基づいて、前記複数の区
    分領域のうちいずれかに表示を切り換えるようになって
    いることを特徴とする描画補助システム。
  25. 【請求項25】 請求項24において、 前記マーカの種別として、表示領域を切り換えるための
    表示領域切換マーカが設定可能であり、 前記画像表示手段は、前記マーカ種別認識手段の認識結
    果が前記表示領域切換マーカであると判定したときは、
    前記スクリーン全体を前記仮想表示領域全体と対応させ
    た場合に、前記複数の区分領域のうち、前記マーカ位置
    検出手段で検出した表示領域切換マーカの貼付位置に対
    応するものに表示を切り換えるようになっていることを
    特徴とする描画補助システム。
  26. 【請求項26】 請求項23において、 前記スクリーンに貼付されたマーカの種別を認識するマ
    ーカ種別認識手段を備え、 前記マーカの種別として、表示領域を切り換えるための
    表示領域切換マーカが設定可能であり、 前記画像表示手段は、前記マーカ種別認識手段の認識結
    果が前記表示領域切換マーカであると判定したときは、
    前記マーカ位置検出手段で検出した表示領域切換マーカ
    の貼付位置が前記仮想表示領域の中心となるように、前
    記仮想表示領域の一部に属する画像を前記スクリーンに
    表示するようになっていることを特徴とする描画補助シ
    ステム。
  27. 【請求項27】 請求項12乃至26のいずれかにおい
    て、 前記スクリーンに画像を投影する投影手段を備え、 前記画像表示手段は、前記投影手段により前記スクリー
    ンに画像を表示するようになっていることを特徴とする
    描画補助システム。
  28. 【請求項28】 請求項27において、 前記マーカは、無線信号を発信する発信器を有し、 前記発信器からの無線信号を受信するための複数のアン
    テナを備え、 前記マーカ位置検出手段は、前記複数のアンテナからの
    受信信号に基づいて、前記マーカの貼付位置を検出する
    ようになっていることを特徴とする描画補助システム。
  29. 【請求項29】 請求項27において、 前記マーカは、発光体を有し、 前記スクリーン全体の画像を撮影する撮影手段を備え、 前記マーカ位置検出手段は、前記撮影手段で撮影した画
    像データに基づいて、前記マーカの貼付位置を検出する
    ようになっていることを特徴とする描画補助システム。
  30. 【請求項30】 スクリーンに表示されている表示画像
    を印刷するシステムであって、 前記スクリーンに貼付可能なマーカを前記スクリーンに
    貼付したときの当該マーカの貼付位置を検出するマーカ
    位置検出手段と、前記スクリーンに貼付されたマーカの
    種別を認識するマーカ種別認識手段と、前記表示画像を
    印刷する画像印刷手段とを備え、 前記マーカの種別として、印刷の対象となる画像が属す
    る領域の開始位置を指示するための印刷開始位置指示マ
    ーカと、印刷の対象となる画像が属する領域の終了位置
    を指示するための印刷終了位置指示マーカとが設定可能
    であり、 前記画像印刷手段は、前記マーカ種別認識手段の認識結
    果が前記印刷開始位置指示マーカであると判定したとき
    は、前記マーカ位置検出手段で検出した印刷開始位置指
    示マーカの貼付位置を印刷開始位置として設定し、前記
    マーカ種別認識手段の認識結果が前記印刷終了位置指示
    マーカであると判定したときは、前記マーカ位置検出手
    段で検出した印刷終了位置指示マーカの貼付位置を印刷
    終了位置として設定し、前記表示画像のうち前記印刷開
    始位置及び前記印刷終了位置により特定される領域に属
    する画像を印刷するようになっていることを特徴とする
    画像印刷システム。
  31. 【請求項31】 スクリーンに対してユーザが描画を行
    うにあたってその描画を補助するプログラムであって、 指示体の前記スクリーンに対する指示を検出する指示検
    出手段、及び前記スクリーンに画像を表示する画像表示
    手段として実現される処理をコンピュータに実行させる
    ためのプログラムであり、 前記画像表示手段は、前記指示検出手段の検出結果に基
    づいて、前記ユーザによる描画を補助するための補助画
    像を前記スクリーンに表示するようになっていることを
    特徴とする描画補助プログラム。
  32. 【請求項32】 スクリーンに対してユーザが描画を行
    うにあたってその描画を補助するプログラムであって、 指示体の前記スクリーンに対する指示を検出する指示検
    出手段、及び前記スクリーンに画像を表示する画像表示
    手段として実現される処理をコンピュータに実行させる
    ためのプログラムであり、 前記画像表示手段は、前記指示検出手段の検出結果に基
    づいて、前記スクリーンの表示画像を編集するようにな
    っていることを特徴とする描画補助プログラム。
  33. 【請求項33】 スクリーンに対してユーザが描画を行
    うにあたってその描画を補助するプログラムであって、 指示体の前記スクリーンに対する指示を検出する指示検
    出手段、及び前記スクリーンに画像を表示する画像表示
    手段として実現される処理をコンピュータに実行させる
    ためのプログラムであり、 前記画像表示手段は、前記指示検出手段の検出結果に基
    づいて、仮想表示領域の一部に属する画像を前記スクリ
    ーンに表示するようになっていることを特徴とする描画
    補助プログラム。
  34. 【請求項34】 スクリーンに対してユーザが描画を行
    うにあたってその描画を補助するプログラムであって、 前記スクリーンに貼付可能なマーカを前記スクリーンに
    貼付したときの当該マーカの貼付位置を検出するマーカ
    位置検出手段、及び前記スクリーンに画像を表示する画
    像表示手段として実現される処理をコンピュータに実行
    させるためのプログラムであり、 前記画像表示手段は、前記マーカ位置検出手段の検出結
    果に基づいて、前記ユーザによる描画を補助するための
    補助画像を前記スクリーンに表示するようになっている
    ことを特徴とする描画補助プログラム。
  35. 【請求項35】 スクリーンに対してユーザが描画を行
    うにあたってその描画を補助するプログラムであって、 前記スクリーンに貼付可能なマーカを前記スクリーンに
    貼付したときの当該マーカの貼付位置を検出するマーカ
    位置検出手段、及び前記スクリーンに画像を表示する画
    像表示手段として実現される処理をコンピュータに実行
    させるためのプログラムであり、 前記画像表示手段は、前記マーカ位置検出手段の検出結
    果に基づいて、前記スクリーンの表示画像のうち複数の
    マーカで囲まれた領域の画像を編集するようになってい
    ることを特徴とする描画補助プログラム。
  36. 【請求項36】 スクリーンに対してユーザが描画を行
    うにあたってその描画を補助するプログラムであって、 前記スクリーンに貼付可能なマーカを前記スクリーンに
    貼付したときの当該マーカの貼付位置を検出するマーカ
    位置検出手段、及び前記スクリーンに画像を表示する画
    像表示手段として実現される処理をコンピュータに実行
    させるためのプログラムであり、 前記画像表示手段は、前記マーカ位置検出手段の検出結
    果に基づいて、仮想表示領域の一部に属する画像を前記
    スクリーンに表示するようになっていることを特徴とす
    る描画補助プログラム。
  37. 【請求項37】 スクリーンに表示されている表示画像
    を印刷するプログラムであって、 前記スクリーンに貼付可能なマーカを前記スクリーンに
    貼付したときの当該マーカの貼付位置を検出するマーカ
    位置検出手段、前記スクリーンに貼付されたマーカの種
    別を認識するマーカ種別認識手段、及び前記表示画像を
    印刷する画像印刷手段として実現される処理をコンピュ
    ータに実行させるためのプログラムであり、 前記マーカの種別として、印刷の対象となる画像が属す
    る領域の開始位置を指示するための印刷開始位置指示マ
    ーカと、印刷の対象となる画像が属する領域の終了位置
    を指示するための印刷終了位置指示マーカとが設定可能
    であり、 前記画像印刷手段は、前記マーカ種別認識手段の認識結
    果が前記印刷開始位置指示マーカであると判定したとき
    は、前記マーカ位置検出手段で検出した印刷開始位置指
    示マーカの貼付位置を印刷開始位置として設定し、前記
    マーカ種別認識手段の認識結果が前記印刷終了位置指示
    マーカであると判定したときは、前記マーカ位置検出手
    段で検出した印刷終了位置指示マーカの貼付位置を印刷
    終了位置として設定し、前記表示画像のうち前記印刷開
    始位置及び前記印刷終了位置により特定される領域に属
    する画像を印刷するようになっていることを特徴とする
    画像印刷プログラム。
  38. 【請求項38】 スクリーンに対してユーザが描画を行
    うにあたってその描画を補助する方法であって、 指示体の前記スクリーンに対する指示を検出する指示検
    出ステップと、前記スクリーンに画像を表示する画像表
    示ステップとを含み、 前記画像表示ステップは、前記指示検出ステップの検出
    結果に基づいて、前記ユーザによる描画を補助するため
    の補助画像を前記スクリーンに表示することを特徴とす
    る描画補助方法。
  39. 【請求項39】 スクリーンに対してユーザが描画を行
    うにあたってその描画を補助する方法であって、 指示体の前記スクリーンに対する指示を検出する指示検
    出ステップと、前記スクリーンに画像を表示する画像表
    示ステップとを含み、 前記画像表示ステップは、前記指示検出ステップの検出
    結果に基づいて、前記スクリーンの表示画像を編集する
    ことを特徴とする描画補助方法。
  40. 【請求項40】 スクリーンに対してユーザが描画を行
    うにあたってその描画を補助する方法であって、 指示体の前記スクリーンに対する指示を検出する指示検
    出ステップと、前記スクリーンに画像を表示する画像表
    示ステップとを含み、 前記画像表示ステップは、前記指示検出ステップの検出
    結果に基づいて、仮想表示領域の一部に属する画像を前
    記スクリーンに表示することを特徴とする描画補助方
    法。
  41. 【請求項41】 スクリーンに対してユーザが描画を行
    うにあたってその描画を補助する方法であって、 前記スクリーンに貼付可能なマーカを前記スクリーンに
    貼付したときの当該マーカの貼付位置を検出するマーカ
    位置検出ステップと、前記スクリーンに画像を表示する
    画像表示ステップとを含み、 前記画像表示ステップは、前記マーカ位置検出ステップ
    の検出結果に基づいて、前記ユーザによる描画を補助す
    るための補助画像を前記スクリーンに表示することを特
    徴とする描画補助方法。
  42. 【請求項42】 スクリーンに対してユーザが描画を行
    うにあたってその描画を補助する方法であって、 前記スクリーンに貼付可能なマーカを前記スクリーンに
    貼付したときの当該マーカの貼付位置を検出するマーカ
    位置検出ステップと、前記スクリーンに画像を表示する
    画像表示ステップとを含み、 前記画像表示ステップは、前記マーカ位置検出ステップ
    の検出結果に基づいて、前記スクリーンの表示画像のう
    ち複数のマーカで囲まれた領域の画像を編集することを
    特徴とする描画補助方法。
  43. 【請求項43】 スクリーンに対してユーザが描画を行
    うにあたってその描画を補助する方法であって、 前記スクリーンに貼付可能なマーカを前記スクリーンに
    貼付したときの当該マーカの貼付位置を検出するマーカ
    位置検出ステップと、前記スクリーンに画像を表示する
    画像表示ステップとを含み、 前記画像表示ステップは、前記マーカ位置検出ステップ
    の検出結果に基づいて、仮想表示領域の一部に属する画
    像を前記スクリーンに表示することを特徴とする描画補
    助方法。
  44. 【請求項44】 スクリーンに表示されている表示画像
    を印刷する方法であって、 前記スクリーンに貼付可能なマーカを前記スクリーンに
    貼付したときの当該マーカの貼付位置を検出するマーカ
    位置検出ステップと、前記スクリーンに貼付されたマー
    カの種別を認識するマーカ種別認識ステップと、前記表
    示画像を印刷する画像印刷ステップとを含み、 前記マーカの種別として、印刷の対象となる画像が属す
    る領域の開始位置を指示するための印刷開始位置指示マ
    ーカと、印刷の対象となる画像が属する領域の終了位置
    を指示するための印刷終了位置指示マーカとが設定可能
    であり、 前記画像印刷ステップは、前記マーカ種別認識ステップ
    の認識結果が前記印刷開始位置指示マーカであると判定
    したときは、前記マーカ位置検出ステップで検出した印
    刷開始位置指示マーカの貼付位置を印刷開始位置として
    設定し、前記マーカ種別認識ステップの認識結果が前記
    印刷終了位置指示マーカであると判定したときは、前記
    マーカ位置検出ステップで検出した印刷終了位置指示マ
    ーカの貼付位置を印刷終了位置として設定し、前記表示
    画像のうち前記印刷開始位置及び前記印刷終了位置によ
    り特定される領域に属する画像を印刷することを特徴と
    する画像印刷方法。
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