JP2003233086A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JP2003233086A
JP2003233086A JP2002034941A JP2002034941A JP2003233086A JP 2003233086 A JP2003233086 A JP 2003233086A JP 2002034941 A JP2002034941 A JP 2002034941A JP 2002034941 A JP2002034941 A JP 2002034941A JP 2003233086 A JP2003233086 A JP 2003233086A
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pixel
cdd
line
pixel electrode
gate line
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JP2002034941A
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Takashi Okada
隆史 岡田
Yukio Tanaka
幸生 田中
Masanori Kimura
雅典 木村
Katsuhiko Kumakawa
克彦 熊川
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Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大型、高精細液晶表示装置において、低コス
トを維持し、かつ表示ムラを低減した、すなわち画像性
能の高い液晶表示装置を実現する。 【解決手段】 ソース信号駆動回路においてマルチプレ
クサ構成を採用し、かつ前後段の画素電極間容量の値
を、マルチプレクサ駆動により信号が振り分けられる複
数のカラムに接続される画素間において異なった値とな
るように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示装置に関
し、低コスト、及び高画質を同時に満たすように構成し
たものである。
【0002】
【従来の技術】近年、液晶表示装置の大型化、高精細
化、高画質化が急激に進んでおり、これらの要求を満た
すための取り組みが盛んに行われている。
【0003】液晶表示装置の高精細化が進むと、表示部
に画像信号を供給するためのソースドライバの出力端子
数が増大するためにコスト高になるという問題が生じ
る。これを解決する方法として、マルチプレクサ駆動が
よく用いられる。マルチプレクサ駆動とは、1本のソー
スドライバからの出力を複数のソースラインに振り分け
る駆動方法であり、これによってソースドライバ出力端
子数を減らすことが可能となる。例えば、3ライン分の
シリアルデータをマルチプレクサ素子に入力し、これを
パラレルに変換して画素に書き込む場合は、ソースドラ
イバ出力端子数は3分の1に低減できるため、従来では
例えば1パネルにつき3個のソースドライバICが必要
であったところを、1個でまかなうことが可能となる。
構成上は、振り分け数はいくつでも可能であるが、通常
では2ライン振り分け、或いは3ライン振り分けが一般
的である。振り分け数が多くなるとその分、1ソースラ
インあたりのマルチプレクサゲートのオン期間が短くな
り、各ソースラインへのデータ書き込みに対して充電誤
差が生じやすくなる。従って、この充電誤差が許容範囲
内に入る程度に、ライン振り分け数を決定することが一
般的である。
【0004】一方、マルチプレクサ駆動に伴うもう1つ
の課題として、ソースラインに信号が書き込まれ、マル
チプレクサ素子がオフした後、ソースドライバ入力信号
レベルが大きく変動することにより、その変動がマルチ
プレクサ素子等の容量を介して、保持されているソース
ライン信号を変動させることによる表示ムラが挙げられ
る。これに対する対策としては、例えば特開2001−
109435号公報に開示されているように、マルチプ
レクサ駆動に伴うソース信号書き込みの振り分け順序
を、1水平期間ごとに異なるように駆動することによ
り、電位変動を分散させて視認しにくいようにする方法
や、特開2001−324963に開示されているよう
に、ソースラインの保持電位の変動分に応じて予め入力
電位をシフトすることにより補正する方法などが用いら
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、マルチ
プレクサ駆動に伴うソース信号書き込みの振り分け順序
を工夫した場合においても、電位変動が減少するわけで
はないため、表示ムラは視認される場合もある。又、ソ
ース入力信号で補正する場合も、複雑な調整が必要とな
るという欠点も有する。
【0006】本発明は、以上のような課題を解決するた
めになされたものであり、ソース信号供給方法としてマ
ルチプレクサ駆動を用いることによる低コスト化の利点
を損なうことなく、表示ムラ等を画質上問題とならない
水準にまで低減させることを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の液晶表示装置
は、請求項1に記載のように、ソース信号回路にマルチ
プレクサ駆動を用いる液晶表示装置であって、注目する
ゲートラインに画素トランジスタを介して接続される画
素電極と、同一のソースラインに前記画素トランジスタ
を介して接続され、前記注目するゲートラインの1ライ
ン後段のゲートラインに画素トランジスタを介して接続
される前記画素電極との間に形成される容量値をCdd
とおくとき、前記マルチプレクサ駆動により、1水平期
間内の複数の選択期間で駆動される隣接する前記ソース
ラインに、前記画素トランジスタを介して接続される前
記画素電極の間で、前記Cddを異なった値となるよう
に構成されることを特徴とする。
【0008】又、請求項4に記載のように、ソース信号
回路にマルチプレクサ駆動を用いる液晶表示装置であっ
て、注目するゲートラインに画素トランジスタを介して
接続される画素電極と、同一のソースラインに前記画素
トランジスタを介して接続され、前記注目するゲートラ
インの1ライン後段のゲートラインに画素トランジスタ
を介して接続される前記画素電極との間に形成される容
量値をCddとおくとき、同じく同一の前記ソースライ
ンに前記画素トランジスタを介して接続される複数の前
記画素電極に対応する前記Cddの値が、前記画素電極
に、それぞれ前記画素トランジスタを介して接続されて
いる複数のゲートラインおきに規則的に異なる値を有す
るような前記ソースラインが表示領域内に少なくとも1
本は存在するように構成されることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図1から図8を用いて説明する。
【0010】(実施の形態1)まず、マルチプレクサ駆
動の定義を明確化するために、マルチプレクサ駆動を行
うための構成、及び各ノードにおける信号波形について
述べる。図6(a)はマルチプレクサ駆動部の構成を示
す説明図、図6(b)は従来の駆動方法での各ノードの
理想信号波形を示す説明図である。以下に図6を用い
て、画素に信号がどのようにして書き込まれるかを順を
追って説明する。
【0011】まず、ソース信号入力ノード101にソー
スシリアル信号入力パルス波形119が外部のソースド
ライバから入力される。ここでは通常よく用いられるラ
イン反転駆動を想定しており、1水平期間ごとに信号の
極性が切り変わる。この際、通常の駆動方法では1水平
期間内に入力される信号は1本のソースラインに書き込
まれる信号のみであるのに対し、マルチプレクサ駆動で
は複数本のソースラインに書き込まれる信号を有してお
り、図6の例では2本分である。すなわち、1水平期間
のうち前半と後半に信号を分けてシリアルに2種類のソ
ース信号電位1(119(a))、ソース信号電位2
(119(b))を出力しており、通常この期間は等間
隔であるので2分の1水平期間ごとに信号を切り換えて
いる。ライン反転駆動の場合はこの1水平期間内のシリ
アル信号は全て同極性となっているが、ドット反転駆動
の場合にはこれらのシリアル信号間も互いに逆極性に交
互に出力される。本発明において課題としている表示ム
ラは、ドット反転駆動の場合に主に発生するものである
ため、図6においてはドット反転駆動を想定することに
している。
【0012】次に、画素用ゲート信号入力ノード110
に入力されている画素用ゲート信号入力パルス波形12
0がオンすると、画素用ゲート信号ライン111を通し
て画素トランジスタ素子1(112(a))、画素トラ
ンジスタ素子2(112(b))が導通する。次に、マ
ルチプレクサ用ゲート信号入力ノード1(103)に入
力されているマルチプレクサ用ゲート信号入力パルス波
形1(121(a))がオンすると、マルチプレクサ素
子1(107(a))が導通し、ソース信号電位1(1
19(a))が、マルチプレクサ素子1(107
(a))、ソースライン1(108(a))、ソース電
極1(109(a))、及び画素トランジスタ素子1
(112(a))を介して画素電極1(113(a))
に書き込まれる。この時、マルチプレクサ用ゲート信号
入力ノード2(105)に入力されているマルチプレク
サ用ゲート信号入力パルス波形2(121(b))はま
だオフ状態であるので、画素電極2(113(b))に
はソース信号電位1(119(a))は書き込まれな
い。マルチプレクサ用ゲート信号入力パルス波形1(1
21(a))がオフし書き込みが終了した後、マルチプ
レクサ用ゲート信号入力パルス波形2(121(b))
がオンすると、今度はマルチプレクサ素子2(107
(b))が導通し、ソース信号電位2(119(b))
が、マルチプレクサ素子2(107(b))、ソースラ
イン2(108(b))、ソース電極2(109
(b))、及び画素トランジスタ素子2(112
(b))を介して画素電極2(113(b))に書き込
まれる。この時、マルチプレクサ用ゲート信号入力ノー
ド1(103)に入力されているマルチプレクサ用ゲー
ト信号入力パルス波形1(121(a))はすでにオフ
状態となっているので、画素電極1(113(a))に
はソース信号電位2(119(b))は書き込まれず、
従って直前に書き込まれたソース信号電位1(119
(a))を保持している。
【0013】ここで、ソース電極1(109(a))の
電位変化、すなわちソース信号出力パルス波形1(12
2(a))に着目すると、まずマルチプレクサ用ゲート
信号入力パルス波形1(121(a))がオンするタイ
ミングで電位が変動し、信号のスルー状態を経て、マル
チプレクサ用ゲート信号入力パルス波形1(121
(a))がオフした後、そのまま信号のホールド状態に
移行するので電位そのものは前の状態が維持される。こ
の状態は、次の1水平期間において再びマルチプレクサ
用ゲート信号入力パルス波形1(121(a))がオン
状態になるまで維持され、この時点で新たな信号電位に
切り替わる。また、ソース電極2(109(b))の電
位変化についても同様にして、電位が切り替わる。次
に、画素電極1(113(a))の電位変化、すなわち
画素書き込み電位パルス波形1(123(a))に着目
すると、まずソース信号出力パルス波形1(122
(a))の変動に追随して電位が変動し、信号のスルー
状態を経て、画素用ゲート信号入力パルス波形120が
オフした後、そのまま信号のホールド状態に移行するの
で電位そのものは前の状態が維持される。この状態は、
次のフレームにおいて再び画素用ゲート信号入力パルス
波形120がオン状態になるまで維持され、この時点で
新たな信号電位に切り替わる。また、画素電極2(11
3(b))の電位変化についても同様にして、電位が切
り替わる。以上がマルチプレクサ駆動の基本動作につい
ての説明である。
【0014】尚、図6は簡単のためソースラインの2ラ
イン振り分け方式の場合を例にとって示しているが、3
ライン振り分け、もしくはそれ以上についても原理的に
可能であり、基本的な動作は同じである。従って、以下
の実施の形態に記載する例も、全て2ライン振り分け方
式に対して説明するが、これらはあくまで例であり、2
ライン振り分け方式のみに限るものではない。
【0015】次に、マルチプレクサ駆動を実際に行う際
に表示ムラが発生する原因を、図7を用いて説明する。
図7は、マルチプレクサ駆動部の実信号波形を示す説明
図である。図7において、ソース信号電位1(119
(a))とソース信号電位2(119(b))とは互い
に逆極性であるため、電位変動の振幅が大きい。この
時、マルチプレクサ用ゲート信号入力パルス波形1(1
21(a))はすでにオフ状態となっていて、ソース信
号出力パルス波形1(122(a))はすでにホールド
状態にあるため、マルチプレクサ素子1(107
(a))のソース信号入力ライン102、及びソースラ
イン1(108(a))にそれぞれ接続している端子間
に生じている容量、或いはソース配線間容量等を介し
て、上述の電位変動の影響を受けて、ソース信号出力変
動電圧201が生じる。一方、画素書き込み電位パルス
波形1(123(a))は、ソース信号出力変動電圧2
01が発生する時点ではスルー状態であるため、ソース
信号出力変動電圧201に相当する画素書き込み変動電
圧202が生じ、この結果、表示ムラが発生することに
なり、画質上問題となることがわかる。
【0016】図8は、以上のような駆動回路を有した液
晶表示装置を示す説明図である。アレイ基板301上に
ソースドライバ302、ゲートドライバ303等の他
に、マルチプレクサ素子1(107(a))、2(10
7(b))及び、マルチプレクサ用ゲートライン1(1
04)、2(106)に、図7に示すようなマルチプレ
クサ用ゲート信号入力パルス波形1(121(a))、
及び2(121(b))を出力するためのマルチプレク
サ駆動用コントローラIC304が設けられている。パ
ルス波形は、このマルチプレクサ駆動用コントローラI
C304が有するパルス発生機能により生成され、出力
される。
【0017】以下に、上記のような表示ムラの課題を解
決するための、本発明における実施の形態1について述
べる。図2は、本発明の実施の形態1の液晶表示装置に
おいて、信号書き込み前後における画素電極の電位波形
を示す説明図である。図2において、(a)は図6に示
す画素電極1(113(a))(以下、画素Pと記
述)、(b)は同じく画素電極2(113(b))(以
下、画素Qと記述)に対する電位波形をそれぞれ示して
いる。ここで、本実施の形態1における駆動方法として
は、1水平期間ごとに、画素電位の書込電位が逆極性と
なる、いわゆる1Hライン反転を想定している。さら
に、上下方向に隣り合う画素電極間で形成される容量を
Cddとおくとき、Cddがある特定の値を有すること
を想定している。以下に図2を用いて、画素電極の電位
変動について順を追って説明する。
【0018】まず、図2(a)において、画素用ゲート
信号入力パルス波形(n段目)401がオンすると、ソ
ース信号入力波形402の正極側ソース電位402
(a)に向かい、画素書込電位パルス波形(n段目)4
03が変化する。次に、画素用ゲート信号入力パルス波
形(n段目)401がオフすると、画素書込電位パルス
波形(n段目)403はスルー状態からホールド状態へ
移行する。その後、1水平期間遅れて同様に画素用ゲー
ト信号入力パルス波形(n+1段目)404がオンする
と、ソース信号入力波形402の負極側ソース電位40
2(b)に向かい、画素書込電位パルス波形(n+1段
目)405が変化する。この際に、画素書込電位パルス
波形(n段目)403が、画素書込電位パルス波形(n
+1段目)405が変化するタイミングで、負極側に若
干の電位変動を生じている。これは、上述したCddの
容量を介して画素書込電位パルス波形(n+1段目)4
05の変動が画素書込電位パルス波形(n段目)403
に影響したためである。同様にして画素書込電位パルス
波形(n+1段目)405は、正極側に若干の電位変動
を生じる。すなわち、1Hライン反転を想定した場合、
Cddを介した電位変動は、表示内の全画素電極に対
し、液晶に印加される電圧が小さくなる方向に発生する
ことがわかる。つまり、通常のノーマリーホワイトで動
作する液晶を用いた場合では、画面全体にわたり、若干
白っぽく表示されることになる。
【0019】尚、図2ではマルチプレクサ駆動を想定し
ない場合の電位波形を示しており、本実施の形態1はマ
ルチプレクサ駆動を前提としたものであるが、上記画素
電位の変動の仕方はマルチプレクサ駆動とは本質的に無
関係な現象であるため、説明の煩雑さを避けるために、
マルチプレクサ駆動を想定しない場合について説明を行
った。
【0020】ところで、本発明の目的はマルチプレクサ
駆動に起因する表示ムラを低減することであるが、図6
における画素電極1(113(a))(画素Pに相
当)、画素電極2(113(b))(画素Qに相当)に
おいて、上記容量Cddが同じ値である場合は、上記表
示ムラは何ら解決されない。そこで本発明は、上記容量
Cddを介した電位変動を積極的に利用し、画素Pと画
素Qとで上記容量Cddの値を故意に異ならせるように
構成することで、表示ムラを低減させることを目論んだ
ものである。以下にそのメカニズムについて説明する。
【0021】画素P、及び画素QにおけるCddの値を
それぞれCdd(P)、及びCdd(Q)とおくと、図
2に示すCdd(P)起因での画素電位変動量△Vp
(Cdd)406(a)、及びCdd(Q)起因での画
素電位変動量△Vq(Cdd)406(b)は、Cdd
(P)とCdd(Q)の大きさの比に応じて変化する。
そこで、画素P、及び画素Qの全変動量をそれぞれ△V
p、△Vqとおくと、これらはCdd(P)起因での画
素電位変動量△Vp(Cdd)406(a)、Cdd
(Q)起因での画素電位変動量△Vq(Cdd)406
(b)、及びソース信号出力変動電圧△V(Cmx)2
01を用いて以下のように表せる。
【0022】△Vp=△Vp(Cdd)+△V(Cm
x)、△Vq=△Vq(Cdd) ここで、電圧変動が小さくなる方向をマイナスと考える
と、△Vp(Cdd)<0、△Vp(Cdd)<0、△
V(Cmx)<0となる。表示ムラは、△Vp−△Vq
≠0となることに対応する。ここで、Cdd(P)=C
dd(Q)の場合、△Vp(Cdd)=△Vq(Cd
d)となり、△Vp−△Vq=△V(Cmx)≠0とな
り、表示ムラが発生する。そこで、Cdd(P)<Cd
d(Q)とした場合を考える。この場合、|△Vp(C
dd)|<|△Vq(Cdd)|となり、0<|△Vp
−△Vq|<|△V(Cmx)|、すなわち表示ムラを
低減することが可能であることがわかる。
【0023】次に、Cdd(P)<Cdd(Q)を実現
するための、具体的な画素構成について図1、図3を用
いて述べる。図1は、1画素内の構造を示した平面図で
あり、(a)は画素P、(b)は画素Qをそれぞれ示し
ている。図1において、前後段間の画素容量部(画素
P)501(a)はCdd(P)なる容量値を有し、同
じく前後段間の画素容量部(画素Q)501(b)はC
dd(Q)なる容量値を有し、Cdd(P)<Cdd
(Q)となるようにそれぞれ形成されている。Cddな
る容量は、画素電極(n段目)502と画素電極(n+
1段目)503との間に形成され、これらはいわゆるオ
ーバラップ容量ではなく、平行平板容量により形成され
る。この場合、平行平板容量は、画素電極(n段目)5
02と画素電極(n+1段目)503との間の距離Di
ntの逆数と、これらの対向する長さLintとの積に
比例する形で決定される。従って、容量Cddを異なら
しめる方法として、上記2種類の値(Dint、Lin
t)のどちらかを変化させる、すなわち2通りの方法が
あり、どちらの方法を用いても良いが、図1ではLin
tは固定とし、Dintの方を変化させている。図1に
おいて、画素電極間距離Dint(P)(画素P)50
4(a)、及び画素電極間距離Dint(Q)(画素
Q)504(b)は、Dint(P)>Dint(Q)
となるように構成されており、この結果、Cdd(P)
<Cdd(Q)を満足することが可能となっている。図
3は、図1に示した1画素内の構造の平面図におけるA
−A'矢視断面図を示したものであり、(a)は画素
P、(b)は画素Qをそれぞれ示している。図3におい
て、蓄積容量電極(n段目)505と画素電極(n段
目)502との間にいわゆるオーバラップ容量により、
蓄積容量部(n段目)506が形成されている。この蓄
積容量部(n段目)506は、書き込まれた画素電位を
保持するために必要となるものである。一方、蓄積容量
電極(n段目)505と画素電極(n+1段目)503
との間にもいわゆるオーバラップ容量により、蓄積容量
電極(n段目)−画素電極(n+1段目)間容量部50
7が形成されている。この容量は、実際には必要な容量
ではないにも関わらず、このようなオーバラップ構成に
する理由は、Dintの値を画素によって変えたい時
に、画素電極(n+1段目)503のエッジの位置を変
更する方法が最も好ましいが、それに伴って開口率が変
化するのを防ぐためである。Dintの値を変える方法
として、画素電極(n段目)502のエッジの位置を変
更する方法もあり、こちらもオーバラップ構成であるた
め開口率の変動はないが、蓄積容量部(n段目)506
の容量値が画素によって変化してしまい、表示特性に影
響する可能性があるので好ましくない。一方、蓄積容量
電極(n段目)−画素電極(n+1段目)間容量部50
7は、画素電極(n+1段目)503のエッジの位置の
変更により同じく変化してしまうが、上述のようにもと
もと必要な容量でないので設計的な制約を受けておら
ず、従って表示上は問題とならない。以上述べたように
構成することによって、表示ムラを低減することができ
る。
【0024】尚、図3の構成は、特にトップゲート型の
薄膜トランジスタの形成プロセスを想定した場合の構成
となっているが、ボトムゲート型の薄膜トランジスタの
形成プロセスを用いる場合においても同様の考え方で構
成することは可能である。又、高開口率を実現する、い
わゆるHA(High Apurture)構成や、C
OA(Color Filter On Array)
構成を用いても、同様に構成することは可能である。
【0025】(実施の形態2)表示ムラの課題を解決す
るための、本発明における実施の形態2について以下に
述べる。
【0026】まず本題に入る前に、実施の形態1との比
較において、前提となる駆動条件についての違いと、そ
の違いを考慮しなければならない背景について述べる。
実施の形態1では、駆動方法として1Hライン反転駆動
を前提としており、通常はこのような方法を用いる。そ
れに対し、実施の形態2は、複数ラインごとのライン反
転駆動を前提とするものである。これは、例えばOCB
(OpticallyCompensated Bir
efringence)液晶など、高速応答する液晶を
用いる場合、逆転移と呼ばれる現象を防止するために黒
挿入と呼ばれる駆動を行う必要があるが、これは1走査
期間の複数倍の期間に1回の割合で黒信号を書き込むも
のであり、例えば4H期間に1回の割合で黒信号を書き
込む場合は、4ラインごとのライン反転駆動を行う必要
が生じる。この駆動方法を4Hライン反転駆動と呼ぶこ
とにし、以下にこれを前提として説明していく。
【0027】図4は、本発明の実施の形態2の液晶表示
装置において、信号書き込み前後における画素電極の電
位波形を示す説明図である。図4において、(a)は1
ライン後段の画素の電位極性が同極性のライン、(b)
は同じく1ライン後段の画素の電位極性が逆極性のライ
ンに対する電位波形をそれぞれ示している。ここで実施
の形態1の場合と同様に、上下方向に隣り合う画素電極
間で形成される容量をCddとおくとき、Cddがある
特定の値を有することを想定している。以下に図4を用
いて、画素電極の電位変動について順を追って説明す
る。
【0028】まず、図4(a)において、画素用ゲート
信号入力パルス波形(n段目)701がオンすると、ソ
ース信号入力波形702の正極側ソース電位1(702
(a))に向かい、画素書込電位パルス波形(n段目)
703が変化する。次に、画素用ゲート信号入力パルス
波形(n段目)701がオフすると、画素書込電位パル
ス波形(n段目)703はスルー状態からホールド状態
へ移行する。その後、1水平期間遅れて同様に画素用ゲ
ート信号入力パルス波形(n+1段目)704がオンす
ると、ソース信号入力波形702の正極側ソース電位2
(702(b))に向かい、画素書込電位パルス波形
(n+1段目)705が変化する。この際に、画素書込
電位パルス波形(n段目)703が、画素書込電位パル
ス波形(n+1段目)705が変化するタイミングで、
正極側に若干の電位変動を生じている。これは、上述し
たCddの容量を介して画素書込電位パルス波形(n+
1段目)705の変動が画素書込電位パルス波形(n段
目)703に影響したためである。
【0029】次に、図4(b)の後段が逆極性の場合に
ついてであるが、これは実施の形態1の1Hライン反転
の類推からわかる通り、負極側に若干の電位変動を生じ
る。すなわち、1ライン後段の画素の電位極性が同極性
の場合と、逆極性の場合とでは電位変動の受ける方向が
逆になることがわかる。ところで、4Hライン反転を想
定した場合、1ライン後段の画素の電位極性は、同極性
が3ライン続いた後、逆極性が1ラインというように、
規則的に同極性と逆極性が繰り返される。従って、容量
Cddを介した電位変動は、周期的な横筋という形で表
示上視認され、表示ムラの新たな原因の1つとなる。
【0030】尚、図2において前に説明したのと同様
に、図4においてもマルチプレクサ駆動を想定しない場
合の電位波形を示しており、本実施の形態2はマルチプ
レクサ駆動を前提としたものであるが、上記画素電位の
変動の仕方はマルチプレクサ駆動とは本質的に無関係な
現象であるため、説明の煩雑さを避けるために、マルチ
プレクサ駆動を想定しない場合について説明を行った。
【0031】次に、4Hライン反転に、通常考えられる
1Vカラム反転を組み合わせた、いわゆる4H1V反転
駆動を想定した場合の充電ムラが生じるメカニズムを図
5(a)を用いて説明する。図5(a)は、従来型の4
H1V反転駆動における画素電位極性を示す説明図であ
る。図5(a)において、画素は電位変動の受け方によ
って4種類に分けられる。すなわち、画素P(1ライン
後段:同極性)801(a)、画素P(1ライン後段:
逆極性)802(a)、画素Q(1ライン後段:同極
性)803(a)、画素Q(1ライン後段:逆極性)8
04(a)の4種類である。この4週類の画素に対し、
画素電位の全変動量をそれぞれ、△Vpp、△Vpm、
△Vqp、△Vqmとおき、Cdd起因での画素電位変
動量の絶対値を|△V(Cdd)|、Cmx起因での画
素電位変動量の絶対値を|△V(Cmx)|とおくと
き、△Vpp、△Vpm、△Vqp、△Vqmを、△V
(Cdd)、△V(Cmx)を用いて以下のように表せ
る。
【0032】 △Vpp=+|△V(Cdd)|−|△V(Cmx)| △Vpm=−|△V(Cdd)|−|△V(Cmx)| △Vqp=+|△V(Cdd)| △Vqm=−|△V(Cdd)| ただし、議論の単純化のため、ここでの容量Cddは全
画素について共通の値であると仮定する。
【0033】上式からわかるように、画素Pに着目する
と、△Vppは△V(Cmx)による電位変動を△V
(Cdd)により、低減する方向に作用しているのに対
し、△Vppは、逆に△V(Cmx)による電位変動を
△V(Cdd)により、増長する方向に作用している。
そこで本発明において、4H1V駆動の方法に工夫を施
すことにより、充電ムラの低減することを目論んだ。以
下にその方法について図5(b)を用いて説明する。
【0034】図5(b)は、本発明における4H1V反
転駆動における画素電位極性を示す説明図である。従来
型では画素Pと画素Qの極性は、1ライン後段が同極性
であろうと逆極性であろうと、常に互いに逆極性である
のに対し、本発明においては、画素P(1ライン後段:
同極性)801(b)と同ラインにおける隣りの画素Q
の極性は、互いに逆極性となり、かつ、画素P(1ライ
ン後段:逆極性)802(b)と同ラインにおける隣り
の画素Qの極性は、互いに同極性となるように駆動され
ている。すなわち、4ラインに1ラインの割合で、画素
Pと画素Qが同極性であるため、完全な1V反転とはな
っていない。そもそも従来、1V反転を用いている理由
は、2カラム以上の反転駆動においては、画素電極の左
右にそれぞれ存在するソース−画素間容量に起因する周
期的な縦筋、或いは表示パターンによってはフリッカが
発生する懸念が生じるからである。その意味では本発明
の駆動方法はいわば、疑似1V反転ともいえるものであ
り、4ライン中3ラインは1V反転とすることにより、
実際上は、縦筋、フリッカ等は問題ないレベルに抑制さ
れている。この場合の画素電位変動について同様に表す
と、 △Vpp=+|△V(Cdd)|−|△V(Cmx)| △Vpm=−|△V(Cdd)| △Vqp=+|△V(Cdd)| △Vqm=−|△V(Cdd)| となり、従来駆動において問題となっていた、△Vpm
における電位変動の増長を抑制することが可能となる。
一方、△Vppは、|△V(Cdd)|≒|△V(Cm
x)|となるように|△V(Cdd)|を制御すること
により、△Vpp≒0とすることが可能である。しかし
ながら、ここで問題となることは、△Vpp≒0となる
程度にまで|△V(Cdd)|を大きくとると、今度は
|△Vpm|、|△Vqp|、|△Vqm|が増大して
しまう点である。このうち、△Vqpについては、隣接
が△Vpp≒0であるため、さほど問題とはならないの
に対し、△Vpmと△Vqmとは隣接し、かつ共に同程
度の変動量であることから、横スジとして視認される懸
念がある。そこで本発明では、画素P(1ライン後段:
逆極性)802(b)と、画素Q(1ライン後段:逆極
性)804(b)に対応するCddの値をCdd(H
1)とし、1ライン後段が同極性である画素、すなわち
画素P(1ライン後段:同極性)801(b)と、画素
Q(1ライン後段:同極性)803(b)に対応するC
ddの値をCdd(H2)とするとき、Cdd(H1)
<Cdd(H2)となるように構成する。このとき、画
素電位変動量を改めて記述すると、 △Vpp=+|△V(Cdd(H2))|−|△V(C
mx)| △Vpm=−|△V(Cdd(H1))| △Vqp=+|△V(Cdd(H2))| △Vqm=−|△V(Cdd(H1))| と表せる。このようにすることにより、|△Vpp|を
小さく保ったまま、同時に|△Vpm|、及び|△Vp
m|も小さく保つことができ、表示ムラをさらに低減す
ることが可能となる。
【0035】尚、本実施の形態2では、説明を簡略化す
るため、画素Pと画素Qとの間でCddを同じ値として
説明を行ったが、これらを互いに異ならしめるよう設定
してもよい。特に、画素P(1ライン後段:同極性)8
01(b)と、画素Q(1ライン後段:同極性)803
(b)に対応するCddの値をそれぞれCdd(H2:
P)、Cdd(H2:Q)とし、Cdd(H2:P)>
Cdd(H2:Q)を満たすよう設定すれば、△Vqp
も同時に低減することができ、さらに効果的である。画
素Pと画素QとでCddを異ならせる点については、実
施の形態1においてもすでに述べている。ただし、Cd
d(P)<Cdd(Q)であり、不等号が本実施の形態
2の場合と逆である点には留意する必要がある。これ
は、実施の形態1が、1Hライン反転駆動を想定したも
のであることに起因しており、4Hライン反転において
は不等号が逆になることは、実施の形態1からの類推に
より明らかである。
【0036】尚、Cdd(H1)<Cdd(H2)を実
現するための具体的な画素構成については、実施の形態
1においてCdd(P)<Cdd(Q)を実現するため
の、具体的な画素構成として示した図1、図3の構成を
適用することが可能であることはいうまでもない。以上
述べたように構成することによって、表示ムラを低減す
ることができる。
【0037】尚、本実施の形態2においては、発明の要
素として2つの項目がある。すなわち、4H1V反転駆
動の新規方式、及びCdd(H1)<Cdd(H2)と
する画素構成であり、本実施の形態2の記述では、まず
最初に4H1V反転駆動の新規方式の効果について述
べ、次にこの駆動方式を前提とし、さらにCdd(H
1)<Cdd(H2)の構成を組み合わせることで、さ
らなる効果が得られることを述べたが、これらはそれぞ
れ単独で用いる場合においても個別に効果を奏するもの
である。上述したように、OCB液晶等を用いる際に必
要となる黒挿入駆動を行うためには例えば4H1V反転
のような、複数ラインごとの反転駆動を用いる必要があ
るが、ここでいう4H1V反転とは、本実施の形態2の
記述における、従来型の4H1V反転の場合を指してお
り、新規方式では黒挿入駆動を行うことはできない。従
って、OCB液晶等を用いる場合は、従来型の4H1V
反転を用いざるを得ないが、これに本実施の形態2にお
ける発明の要素の1つであるCdd(H1)<Cdd
(H2)の構成を組み合わせることにより、表示ムラの
低減効果を得ることは可能である。一方、OCB液晶等
を用いない場合は、このような制約はなく、従来型の4
H1V反転、4H1V反転の新規方式、或いは1Hごと
の反転というこれら3通りのどれを用いてもよい。この
際にこれらの駆動を選定する方法としては、ΔV(Cd
d)に起因する横筋ムラ要因と、ΔV(Cmx)に起因
する縦筋ムラ要因のどちらが表示ムラの主要因であるか
によって判断すればよい。すなわち、前者の場合であれ
ば1Hごとの反転駆動を用い、後者の場合であれば従来
型の4H1V反転を用いればよいが、4H1V反転の新
規方式を用いれば、さらに表示ムラは低減される。
【0038】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。すなわ
ち、大型、高精細液晶表示装置において、低コストを維
持し、かつ表示ムラを低減した、すなわち画像性能の高
い液晶表示装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の液晶表示装置における
画素構成を示す平面図
【図2】本発明の実施の形態1の液晶表示装置における
画素電位波形を示す説明図
【図3】本発明の実施の形態1の液晶表示装置における
画素構成を示す断面図
【図4】本発明の実施の形態2の液晶表示装置における
画素電位波形を示す説明図
【図5】本発明の実施の形態2の液晶表示装置における
画素電位極性を示す説明図
【図6】マルチプレクサ駆動部の構成及び各ノードの理
想信号波形を示す説明図
【図7】マルチプレクサ駆動部の実信号波形を示す説明
【図8】マルチプレクサ駆動部を有する液晶表示装置の
全体構成を示す説明図
【符号の説明】
101 ソース信号入力ノード 102 ソース信号入力ライン 103 マルチプレクサ用ゲート信号入力ノード1 104 マルチプレクサ用ゲートライン1 105 マルチプレクサ用ゲート信号入力ノード2 106 マルチプレクサ用ゲートライン2 107(a) マルチプレクサ素子1 107(b) マルチプレクサ素子2 108(a) ソースライン1 108(b) ソースライン2 109(a) ソース電極1 109(b) ソース電極2 110 画素用ゲート信号入力ノード 111 画素用ゲート信号ライン 112(a) 画素トランジスタ素子1 112(b) 画素トランジスタ素子2 113(a) 画素電極1(画素P) 113(b) 画素電極2(画素Q) 114(a) 液晶容量1 114(b) 液晶容量2 115(a) 蓄積容量1 115(b) 蓄積容量2 116 共通容量線信号入力ノード 117 共通容量線信号入力ライン 118 対向電極 119 ソースシリアル信号入力パルス波形 119(a) ソース信号電位1 119(b) ソース信号電位2 120 画素用ゲート信号入力パルス波形 121(a) マルチプレクサ用ゲート信号入力パルス
波形1 121(b) マルチプレクサ用ゲート信号入力パルス
波形2 122(a) ソース信号出力パルス波形1 122(b) ソース信号出力パルス波形2 123(a) 画素書き込み電位パルス波形1 123(b) 画素書き込み電位パルス波形2 201 ソース信号出力変動電圧 202 画素書き込み変動電圧 301 アレイ基板 302 ソースドライバ 303 ゲートドライバ 304 マルチプレクサ駆動用コントローラIC 401 画素用ゲート信号入力パルス波形(n段目) 402 ソース信号入力波形 402(a) 正極側ソース電位 402(b) 負極側ソース電位 403 画素書込電位パルス波形(n段目) 404 画素用ゲート信号入力パルス波形(n+1段
目) 405 画素書込電位パルス波形(n+1段目) 406(a) Cdd(P)起因での画素電位変動量Δ
Vp(Cdd) 406(b) Cdd(Q)起因での画素電位変動量Δ
Vq(Cdd) 501(a) 前後段間の画素容量部(画素P) 501(b) 前後段間の画素容量部(画素Q) 502 画素電極(n段目) 503 画素電極(n+1段目) 504(a) 画素電極間距離Dint(P)(画素
P) 504(b) 画素電極間距離Dint(Q)(画素
Q) 505 蓄積容量電極(n段目) 506 蓄積容量部(n段目) 507 蓄積容量電極(n段目)−画素電極(n+1段
目)間容量部 601 ガラス基板 602 アンダーコート絶縁膜 603 ゲート絶縁膜 604 層間絶縁膜 605 パッシベーション用絶縁膜 701 画素用ゲート信号入力パルス波形(n段目) 702 ソース信号入力波形 702(a) 正極側ソース電位1 702(b) 正極側ソース電位2 703 画素書込電位パルス波形(n段目) 704 画素用ゲート信号入力パルス波形(n+1段
目) 705 画素書込電位パルス波形(n+1段目) 801(a) 画素P(1ライン後段:同極性) 801(b) 画素P(1ライン後段:同極性) 802(a) 画素P(1ライン後段:逆極性) 802(b) 画素P(1ライン後段:逆極性) 803(a) 画素Q(1ライン後段:同極性) 803(b) 画素Q(1ライン後段:同極性) 804(a) 画素Q(1ライン後段:逆極性) 804(b) 画素Q(1ライン後段:逆極性)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09G 3/20 G09G 3/20 623Y 624 624B 642 642A 680 680F 3/36 3/36 (72)発明者 木村 雅典 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 熊川 克彦 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 2H092 JA24 JB22 JB31 JB61 NA01 2H093 NA06 NA16 NA31 NC02 NC16 NC34 NC35 ND10 5C006 AC11 AC26 AC27 AF42 BA19 BB16 BC06 BC08 BC23 FA22 FA38 GA02 5C080 AA10 BB05 CC03 DD05 DD07 DD22 DD28 FF11 FF13 JJ02 JJ04 JJ06 5C094 AA03 AA05 AA14 BA03 BA43 CA19 EA04 EA07 FB19

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ソース信号回路にマルチプレクサ駆動を
    用いる液晶表示装置であって、注目するゲートラインに
    画素トランジスタを介して接続される画素電極と、同一
    のソースラインに前記画素トランジスタを介して接続さ
    れ、前記注目するゲートラインの1ライン後段のゲート
    ラインに画素トランジスタを介して接続される前記画素
    電極との間に形成される容量値をCddとおくとき、前
    記マルチプレクサ駆動により、1水平期間内の複数の選
    択期間で駆動される隣接する前記ソースラインに、前記
    画素トランジスタを介して接続される前記画素電極の間
    で、前記Cddを異なった値となるように構成されるこ
    とを特徴とする液晶表示装置。
  2. 【請求項2】 前記1水平期間内の複数の選択期間のう
    ち、最初の前記選択期間で駆動される前記画素電極に相
    当する前記CddをCdd(V1)、同じく2番目以降
    の前記選択期間で駆動される前記画素電極に相当する前
    記Cddを総称してCdd(Vn)とおくとき、表示領
    域内の全ての前記画素電極において、Cdd(V1)<
    Cdd(Vn)を満たすように構成されることを特徴と
    する請求項1に記載の液晶表示装置。
  3. 【請求項3】 前記注目するゲートラインに画素トラン
    ジスタを介して接続される画素電極に書き込まれる電圧
    極性と、前記注目するゲートラインの1ライン後段のゲ
    ートラインに画素トランジスタを介して接続される前記
    画素電極に書き込まれる電圧極性とは、表示領域内の全
    ての前記画素電極において互いに逆極性であり、かつ前
    記1水平期間内の複数の選択期間で駆動される前記画素
    電極にそれぞれ書き込まれる電圧極性は、隣り合う前記
    画素電極間においては、表示領域内の全ての前記画素電
    極において互いに逆極性となるよう駆動することを特徴
    とする請求項2に記載の液晶表示装置。
  4. 【請求項4】 ソース信号回路にマルチプレクサ駆動を
    用いる液晶表示装置であって、注目するゲートラインに
    画素トランジスタを介して接続される画素電極と、同一
    のソースラインに前記画素トランジスタを介して接続さ
    れ、前記注目するゲートラインの1ライン後段のゲート
    ラインに画素トランジスタを介して接続される前記画素
    電極との間に形成される容量値をCddとおくとき、同
    じく同一の前記ソースラインに前記画素トランジスタを
    介して接続される複数の前記画素電極に対応する前記C
    ddの値が、前記画素電極に、それぞれ前記画素トラン
    ジスタを介して接続されている複数のゲートラインおき
    に規則的に異なる値を有するような前記ソースラインが
    表示領域内に少なくとも1本は存在するように構成され
    ることを特徴とする液晶表示装置。
  5. 【請求項5】 前記注目するゲートラインに画素トラン
    ジスタを介して接続される画素電極に書き込まれる電圧
    極性と、前記注目するゲートラインの1ライン後段のゲ
    ートラインに画素トランジスタを介して接続される前記
    画素電極に書き込まれる電圧極性とが互いに逆極性であ
    るときの、前記注目するゲートラインに画素トランジス
    タを介して接続される画素電極に対応する前記Cddを
    Cdd(H1)、同じく前記注目するゲートラインに画
    素トランジスタを介して接続される画素電極に書き込ま
    れる電圧極性と、前記注目するゲートラインの1ライン
    後段のゲートラインに画素トランジスタを介して接続さ
    れる前記画素電極に書き込まれる電圧極性とが互いに同
    極性であるときの、前記注目するゲートラインに画素ト
    ランジスタを介して接続される画素電極に対応する前記
    CddをCdd(H2)とおくとき、表示領域内の少な
    くとも特定の一部の領域は、Cdd(H1)<Cdd
    (H2)を満たすように構成されることを特徴とする請
    求項4に記載の液晶表示装置。
  6. 【請求項6】 前記Cddとして前記Cdd(H1)を
    有する前記画素電極に書き込まれる電圧と、前記画素電
    極に前記画素トランジジスタを介して接続されている前
    記同一のゲートラインに属し、かつ前記画素電極に電圧
    が書き込まれた選択期間の次の選択期間に画素電極に書
    き込まれる電圧とは互いに逆極性となり、かつ前記Cd
    dとして前記Cdd(H2)を有する前記画素電極に書
    き込まれる電圧と、前記画素電極に前記画素トランジジ
    スタを介して接続されている前記同一のゲートラインに
    属し、かつ前記画素電極に電圧が書き込まれた選択期間
    の次の選択期間に画素電極に書き込まれる電圧とは互い
    に同極性となるように、表示領域内の少なくとも特定の
    一部の領域は駆動するように構成されることを特徴とす
    る請求項5に記載の液晶表示装置。
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