JP2003232995A - 光ピックアップレンズ - Google Patents

光ピックアップレンズ

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JP2003232995A
JP2003232995A JP2002035398A JP2002035398A JP2003232995A JP 2003232995 A JP2003232995 A JP 2003232995A JP 2002035398 A JP2002035398 A JP 2002035398A JP 2002035398 A JP2002035398 A JP 2002035398A JP 2003232995 A JP2003232995 A JP 2003232995A
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lens
optical pickup
aspherical
conditional expression
aspherical surface
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JP2002035398A
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Junji Hashimura
淳司 橋村
Tama Takada
球 高田
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Minolta Co Ltd
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Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】製造の容易さを保ちつつ高性能を達成すること
が可能な、光ピックアップレンズを提供する。 【解決手段】光源側から順に、第1面が光源側に凸面で
あり、第2面が像面側に凹面である単レンズであって、
レンズ媒質は均質であり、少なくとも1面に非球面を有
し、以下の条件式を満足する構成とする。 −15.0<θ1−θ2<35.0 0.59<(n−1)sinθ1<0.87 但し、θ1は第1面有効径最周辺に入射する光線(最外
光線)が第1面と成す角、θ2は第2面有効径最周辺か
ら射出する光線(最外光線)が第2面と成す角、nは単
レンズ使用波長における屈折率である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ピックアップレ
ンズに関するものであり、更に詳しくは、例えば光情報
記録装置や光磁気記録装置等に搭載される光ピックアッ
プに対物レンズとして用いられる、開口数(NA:nume
rical aperture)の大きい光ピックアップレンズに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、このような光ピックアップレ
ンズにおいては、様々な手段を用いることにより、高性
能化が図られている。例えば、特開平4−63312号
公報に記載されている如く、光源側に凸である平凸レン
ズと、同じく光源側に凸であるメニスカスレンズと、両
凸レンズとを備え、光源側の凸面を非球面とし、屈折率
分布型の媒質を用いたものが開示されている。
【0003】また、特開平4−163510号公報に記
載されている如く、両凸レンズを備え、両面を非球面と
したものが開示されている。また、特開平9−3112
71号公報に記載されている如く、両凸レンズ又は光源
側に凸のメニスカスレンズを備え、両面非球面及び回折
面を用いたものが開示されている。
【0004】また、特開2001−297471号公報
に記載されている如く、光源側に凸の平凸レンズを備
え、凸面を非球面とし、非球面の係数が30次まである
ものが開示されている。また、特開2001−3246
73号公報に記載されている如く、両凸レンズ又は光源
側に凸のメニスカスレンズを備え、両面を非球面とした
ものが開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平4−63312号公報に記載されているような構成
では、屈折率分布型のレンズが製造困難であるととも
に、コスト高である。また、上記特開平4−16351
0号公報に記載されているような構成では、両凸レンズ
が形状的に軸外性能を確保しようとするとワーキングデ
ィスタンス(WD)を確保しにくいものとなっている。
そのため、WDを確保しようとすると、レンズ焦点距離
を長くする必要が生じ、一方で高NA化しようとする
と、レンズ径が増大してしまう。従って、小型化する上
で問題になるとともに、光ピックアップのヘッドに搭載
する際に、重量も問題となる。
【0006】また、上記特開平9−311271号公報
に記載されているような構成では、回折レンズが製造困
難であるとともに、コスト高である。また、上記特開2
001−297471号公報に記載されているような構
成では、レンズの第2面が平面であるため、設計の自由
度が少なくなり、軸外性能の確保が困難となる。
【0007】また、上記特開2001−324673号
公報に記載されているような構成では、メニスカスレン
ズを備えた実施例については、屈折率と分散の高い硝材
を用いており、現実的なガラスが存在しない。また一般
に、高屈折率で高分散のガラスは、青色光の波長域での
分光透過率が低くなる。このため、青色光の波長域で用
いるには望ましくない。また、両凸レンズを備えた実施
例については、この両凸レンズが形状的に軸外性能を確
保しようとするとワーキングディスタンス(WD)を確
保しにくいものとなっている。そのため、WDを確保し
ようとすると、レンズ焦点距離を長くする必要が生じ、
一方で高NA化しようとすると、レンズ径が増大してし
まう。従って、小型化する上で問題になるとともに、光
ピックアップのヘッドに搭載する際に、重量も問題とな
る。
【0008】本発明は、上述したような問題点に鑑み、
製造の容易さを保ちつつ高性能を達成することが可能
な、光ピックアップレンズを提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、光源側から順に、第1面が光源側に凸
面であり、第2面が像面側に凹面である単レンズであっ
て、レンズ媒質は均質であり、少なくとも1面に非球面
を有し、以下の条件式を満足することを特徴とする。 −15.0<θ1−θ2<35.0 0.59<(n−1)sinθ1<0.87 但し、 θ1:第1面有効径最周辺に入射する光線(最外光線)
が第1面と成す角 θ2:第2面有効径最周辺から射出する光線(最外光
線)が第2面と成す角 n:単レンズ使用波長における屈折率 である。
【0010】また、少なくとも前記第1面が非球面であ
ることを特徴とする。
【0011】また、前記第1面が非球面であって、以下
の条件式 0.05<αmax−αmin<1.5 を満足し、或いは前記第2面が非球面であって、以下の
条件式 0.005<αmax−αmin<0.5 を満足することを特徴とする。但し、 α(h)≡dz(h)/dh−h/r/{1−(1+
k)・(h/r)21/2 Z(h)=r−{r2−(1+k)h21/2+(A4・
4+A6・H6+A8・H8+…) であり、 h:非球面に入射する軸上光線の光軸からの入射高さ hmax:非球面に入射する軸上マージナル光線の光軸か
らの入射高さ Z(h):非球面形状(各高さでの非球面の面頂点から
光軸に沿った方向の距離) r:非球面の近軸曲率半径 k:コーニック係数 Ai:hのi次の非球面係数 dz(h)/dh:非球面形状の入射高さに対する微分
値 f:対物レンズの焦点距離 である。
【0012】また、以下の条件式を満足することを特徴
とする。 0.6<r1/f<0.95 但し、 r1:単レンズの光源側面の曲率半径 f:単レンズの焦点距離 である。
【0013】また、以下の条件式を満足することを特徴
とする。 0.8<(r2+r1)/(r2−r1)<5.0 但し、 r1:単レンズの光源側面の曲率半径 r2:単レンズの像側面の曲率半径 である。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。本発明において、対物レンズは、少なくと
も第1面が非球面であることが望ましい。このことは、
高NA光ピックアップレンズにおいて、高性能を達成す
るための条件となる。特に、小型のレンズで高NAを達
成する場合、第1面の曲率半径が小さくなり、ここで発
生する収差を抑えるために、第1面を非球面とする必要
がある。
【0015】ここでは、以下の条件式(1)を満足する
ことが望ましい。 −15.0<θ1−θ2<35.0 (1) 但し、 θ1:第1面有効径最周辺に入射する光線(最外光線)
が第1面と成す角 θ2:第2面有効径最周辺から射出する光線(最外光
線)が第2面と成す角 である。
【0016】条件式(1)は、高NA光ピックアップレ
ンズにおいて、高性能を達成するための条件を規定して
いる。条件式(1)の下限値以下或いは上限値以上とな
ると、軸外特性が悪化し、偏心に対する感度が厳しくな
るので望ましくない。
【0017】また、以下の条件式(2)を満足すること
が望ましい。 0.59<(n−1)sinθ1<0.87 (2) 但し、 n:単レンズ使用波長における屈折率 θ1:第1面有効径最周辺に入射する光線(最外光線)
が第1面と成す角 である。
【0018】条件式(2)は、高NAピックアップレン
ズにおいて、製造の容易さを保ちつつ高性能を達成する
ための条件を規定している。条件式(2)の下限値以下
となると、高NAの確保が困難となり、望ましくない。
一方、上限値以上となると、θ1が極端に大きくなっ
て、レンズの製造が困難となるか、或いは屈折率が実用
的な光学ガラスが存在しなくなるので望ましくない。
【0019】また、以下の条件式(3)を満足すること
が望ましい。 0.6<r1/f<0.95 (3) 但し、 r1:単レンズの光源側面の曲率半径 f:単レンズの焦点距離 である。
【0020】条件式(3)は、高NAを達成しつつバッ
クフォーカスを確保するために望ましい条件を規定して
いる。条件式(3)の上限値以上になると、ワーキング
ディスタンスの確保が困難になるので望ましくない。一
方、条件式(3)の下限値以下になると、曲率半径が小
さくなりすぎて、高NA化を図った場合にレンズ周辺で
レンズの局所傾きがきつくなってしまい、製造が困難と
なる。つまり、一般にこの種のレンズはモールドにより
作成されるが、そのモールド金型の製造が困難となるの
で望ましくない。
【0021】また、以下の条件式(4)を満足すること
が望ましい。 1.0<r2/f<100 (4) 但し、 r2:単レンズの像側面の曲率半径 f:単レンズの焦点距離 である。
【0022】条件式(4)は、高NAを達成しつつバッ
クフォーカスを確保するために望ましい条件を規定して
いる。条件式(4)の下限値以下になると、レンズ曲率
半径が小さくなりすぎて、レンズコバ部分と記録媒体の
間隔が短くなってしまい、結局レンズが媒質に衝突しや
すくなってしまう。また、高次収差の補正も困難になっ
てしまうので望ましくない。一方、条件式(4)の上限
値以上になると、ワーキングディスタンスの確保が困難
になり、レンズが媒質に衝突しやすくなってしまうので
望ましくない。
【0023】また、以下の条件式(5)を満足すること
が望ましい。 0.5<t1/f<1.75 (5) 但し、 t1:単レンズの心厚 f:単レンズの焦点距離 である。
【0024】条件式(5)は、高NAを達成しつつバッ
クフォーカスを確保し、且つコンパクト性を保つために
望ましい条件を規定している。条件式(5)の上限値以
上になると、ワーキングディスタンスの確保が困難にな
るとともに、レンズ重量も大きくなってしまい、望まし
くない。一方、条件式(5)の下限値以下になると、レ
ンズコバ部分の厚み確保が困難となるので望ましくな
い。
【0025】また、以下の条件式(6)を満足すること
が望ましい。 0.05<WD/f<0.7 (6) 但し、 WD:ワーキングディスタンス f:単レンズの焦点距離 である。
【0026】条件式(6)は、高NAを達成しつつバッ
クフォーカスを確保し、且つコンパクト性を保つために
望ましい条件を規定している。条件式(6)の上限値以
上になると、軸外での収差性能確保が困難になり、レン
ズ径も大きくなってしまうので望ましくない。一方、条
件式(6)の下限値以下になると、ワーキングディスタ
ンスが短すぎて、レンズと媒体が衝突しやすくなってし
まうので望ましくない。
【0027】また、以下の条件式(7)を満足すること
が望ましい。 0.8<(r2+r1)/(r2−r1)<5.0 (7) 但し、 r1:単レンズの光源側面の曲率半径 r2:単レンズの像側面の曲率半径 である。
【0028】条件式(7)は、高NA光ピックアップレ
ンズにおいて、高性能を達成するための条件を規定して
おり、特に球面収差補正のための条件式となっている。
条件式(7)の下限値以下或いは上限値以上となると、
球面収差3次範囲での倒れが大きくなり、高次による補
正で収差がうねってしまう傾向となるので、高NA化が
困難となり、望ましくない。
【0029】第1面に非球面を用いる場合、以下の条件
式(8a)を満足することが望ましい。 0.05<αmax−αmin<1.5 (8a) ここで、 α(h)≡dz(h)/dh−h/r/{1−(1+
k)・(h/r)21/2 Z(h)=r−{r2−(1+k)h21/2+(A4・
4+A6・H6+A8・H8+…)
【0030】但し、 h:非球面に入射する軸上光線の光軸からの入射高さ hmax:非球面に入射する軸上マージナル光線の光軸か
らの入射高さ Z(h):非球面形状(各高さでの非球面の面頂点から
光軸に沿った方向の距離) r:非球面の近軸曲率半径 k:コーニック係数 Ai:hのi次の非球面係数 dz(h)/dh:非球面形状の入射高さに対する微分
値 f:対物レンズの焦点距離 である。
【0031】また、第2面に非球面を用いる場合、以下
の条件式(8b)を満足することが望ましい。 0.005<αmax−αmin<0.5 (8b) 但し、式中の符号は式(8a)のものと同じ意味であ
る。
【0032】条件式(8a)及び(8b)は、高NA光
ピックアップレンズにおいて、高性能を達成するための
条件を規定している。条件式(8a)或いは(8b)の
上限値以上となると、非球面による高次の収差が発生し
て収差補正が困難となるので、高性能化を図る上では望
ましくない。一方、条件式(8a)或いは(8b)の下
限値以下となると、非球面による収差補正効果が小さく
なる。特に球面収差補正が困難となることで、高性能化
を図ることが難しくなり、望ましくない。
【0033】第1面に非球面を用いる場合、以下の条件
式(9a)を満足することが望ましい。 0.01<Δ(hmax)/f<0.2 (9a) ここで、 Z(h)=r−{r2−(1+k)h21/2+(A4・
4+A6・H6+A8・H8+…)
【0034】但し、 Δ(h):光軸からの高さhにおける、非球面の面頂点
から光軸に沿った方向の距離Z(h)と、「r−{r2
−(1+k)h21/2」で表さ れる基準
2次曲面の面頂点から光軸に沿った方向の距離の差 h:非球面に入射する軸上光線の光軸からの入射高さ hmax:非球面に入射する軸上マージナル光線の光軸か
らの入射高さ Z(h):非球面形状(各高さでの非球面の面頂点から
光軸に沿った方向の距離) r:非球面の近軸曲率半径 k:コーニック係数 Ai:hのi次の非球面係数 f:対物レンズの焦点距離 である。
【0035】また、第2面に非球面を用いる場合、以下
の条件式(9b)を満足することが望ましい。 −0.05<Δ(hmax)/f<0.15 (9b) 但し、式中の符号は式(9a)のものと同じ意味であ
る。
【0036】条件式(9a)及び(9b)は、高NA光
ピックアップレンズにおいて、高性能を達成するための
条件を規定している。条件式(8a)或いは(8b)
の、それぞれ上限値以上或いは下限値以下となると、非
球面による高次の収差が発生して、収差補正が困難とな
るので、高性能化を図る上では望ましくない。
【0037】また、単レンズの屈折率nが以下の範囲を
満足していることが望ましい。 1.6<n<1.95 (10) 但し、 n:使用波長における屈折率 である。
【0038】条件式(10)は、レンズを製造可能とし
つつ青色波長に応用するための条件である。条件式(1
0)の下限値以下になると、レンズ曲率半径が小さくな
ってしまい、製造が困難となるので望ましくない。一
方、条件式(10)の上限値以上になると、実用的な光
学ガラスが存在しなくなることに加えて、一般的に屈折
率の高いガラスは青色付近の波長域で透過率が低下し、
青色領域への応用展開がしにくくなってしまうので望ま
しくない。
【0039】図1〜図18は、本発明の光ピックアップ
レンズの第1〜第18の実施形態にそれぞれ対応するレ
ンズ構成図である。各図の左側が物体側(光源側)、右
側が像側(記録面側)である。レンズ構成図中の面si(i
=1,2,3,...)は、光源側から数えてi番目の面、*印が
付された面siは非球面である。なお、Xは光軸、Dは絞
り、G1は光ピックアップレンズ、PLは記録媒体であ
るプレート(通常は光ディスク)である。
【0040】《実施例》以下、本発明の光ピックアップ
レンズの構成を、コンストラクションデータ、収差図等
を挙げて更に具体的に説明する。ここで挙げる実施例1
〜18は、前述した第1〜第18の実施形態にそれぞれ
対応しており、各実施形態を表す光学構成図(図1〜図
18)は、対応する実施例の光学構成をそれぞれ示して
いる。そして、表1から表35までの、奇数番号を付し
た表は、各実施例のコンストラクションデータを示して
おり、表2から表36までの、偶数番号を付した表は、
各実施例の非球面データを示している。各実施例のコン
ストラクションデータにおいては、光源側から数えてi
番目(i=1,2,3,...)の面のデータを示している。また、
各実施例中、*印が付された面は、非球面で構成された
面であることを示している。
【0041】
【表1】
【0042】
【表2】
【0043】
【表3】
【0044】
【表4】
【0045】
【表5】
【0046】
【表6】
【0047】
【表7】
【0048】
【表8】
【0049】
【表9】
【0050】
【表10】
【0051】
【表11】
【0052】
【表12】
【0053】
【表13】
【0054】
【表14】
【0055】
【表15】
【0056】
【表16】
【0057】
【表17】
【0058】
【表18】
【0059】
【表19】
【0060】
【表20】
【0061】
【表21】
【0062】
【表22】
【0063】
【表23】
【0064】
【表24】
【0065】
【表25】
【0066】
【表26】
【0067】
【表27】
【0068】
【表28】
【0069】
【表29】
【0070】
【表30】
【0071】
【表31】
【0072】
【表32】
【0073】
【表33】
【0074】
【表34】
【0075】
【表35】
【0076】
【表36】
【0077】図19〜図36は、実施例1〜実施例18
にそれぞれ対応する波面収差図であり、横軸にレンズの
全開口域の範囲をとり、縦軸に波面収差量をとってい
る。また、各図(a)はタンジェンシャル面、(b)は
サジタル面での収差量をそれぞれ示している。ここでは
一般に、いわゆるマレシャルの限界値70mλ以下であ
れば良いので、各実施例共、十分な性能が得られている
ことが分かる。
【0078】また、以下の表37〜表54に、各実施例
における条件式の値を示す。
【表37】
【0079】
【表38】
【0080】
【表39】
【0081】
【表40】
【0082】
【表41】
【0083】
【表42】
【0084】
【表43】
【0085】
【表44】
【0086】
【表45】
【0087】
【表46】
【0088】
【表47】
【0089】
【表48】
【0090】
【表49】
【0091】
【表50】
【0092】
【表51】
【0093】
【表52】
【0094】
【表53】
【0095】
【表54】
【0096】また、上述した具体的実施形態には、以下
の構成を有する発明が含まれている。 (1)光源側から順に、第1面が光源側に凸面であり、
第2面が像面側に凹面である単レンズであって、レンズ
媒質は均質であり、少なくとも1面に非球面を有し、以
下の条件式を満足することを特徴とする光ピックアップ
レンズ。 −15.0<θ1−θ2<35.0 0.59<(n−1)sinθ1<0.87 但し、θ1:第1面有効径最周辺に入射する光線(最外
光線)が第1面と成す角 θ2:第2面有効径最周辺から射出する光線(最外光
線)が第2面と成す角 n:単レンズ使用波長における屈折率 である。 (2)少なくとも前記第1面が非球面であることを特徴
とする前記(1)に記載の光ピックアップレンズ。 (3)前記第1面が非球面であって、以下の条件式 0.05<αmax−αmin<1.5 を満足し、或いは前記第2面が非球面であって、以下の
条件式 0.005<αmax−αmin<0.5 を満足することを特徴とする前記(1)に記載の光ピッ
クアップレンズ。但し、 α(h)≡dz(h)/dh−h/r/{1−(1+
k)・(h/r)21/2 Z(h)=r−{r2−(1+k)h21/2+(A4・
4+A6・H6+A8・H8+…) であり、 h:非球面に入射する軸上光線の光軸からの入射高さ hmax:非球面に入射する軸上マージナル光線の光軸か
らの入射高さ Z(h):非球面形状(各高さでの非球面の面頂点から
光軸に沿った方向の距離) r:非球面の近軸曲率半径 k:コーニック係数 Ai:hのi次の非球面係数 dz(h)/dh:非球面形状の入射高さに対する微分
値 f:対物レンズの焦点距離 である。 (4)以下の条件式を満足することを特徴とする前記
(1)に記載の光ピックアップレンズ。 0.6<r1/f<0.95 但し、 r1:単レンズの光源側面の曲率半径 f:単レンズの焦点距離 である。 (5)以下の条件式を満足することを特徴とする前記
(1)に記載の光ピックアップレンズ。 0.8<(r2+r1)/(r2−r1)<5.0 但し、 r1:単レンズの光源側面の曲率半径 r2:単レンズの像側面の曲率半径 である。 (6)以下の条件式を満足することを特徴とする前記
(1)に記載の光ピックアップレンズ。 1.0<r2/f<100 但し、 r2:単レンズの像側面の曲率半径 f:単レンズの焦点距離 である。 (7)以下の条件式を満足することを特徴とする前記
(1)に記載の光ピックアップレンズ。 0.5<t1/f<1.75 但し、 t1:単レンズの心厚 f:単レンズの焦点距離 である。 (8)以下の条件式を満足することを特徴とする前記
(1)に記載の光ピックアップレンズ。 0.05<WD/f<0.7 但し、 WD:ワーキングディスタンス f:単レンズの焦点距離 である。 (9)前記第1面が非球面であって、以下の条件式 0.01<Δ(hmax)/f<0.2 を満足し、或いは前記第2面が非球面であって、以下の
条件式 −0.05<Δ(hmax)/f<0.15 を満足することを特徴とする前記(1)に記載の光ピッ
クアップレンズ。但し、 Z(h)=r−{r2−(1+k)h21/2+(A4・
4+A6・H6+A8・H8+…) であり、 Δ(h):光軸からの高さhにおける、非球面の面頂点
から光軸に沿った方向の距離Z(h)と、「r−{r2
−(1+k)h21/2」で表さ れる基準
2次曲面の面頂点から光軸に沿った方向の距離の差 h:非球面に入射する軸上光線の光軸からの入射高さ hmax:非球面に入射する軸上マージナル光線の光軸か
らの入射高さ Z(h):非球面形状(各高さでの非球面の面頂点から
光軸に沿った方向の距離) r:非球面の近軸曲率半径 k:コーニック係数 Ai:hのi次の非球面係数 f:対物レンズの焦点距離 である。 (10)単レンズの屈折率nが以下の範囲を満足するこ
とを特徴とする前記(1)に記載の光ピックアップレン
ズ。 1.6<n<1.95 但し、 n:使用波長における屈折率である。
【0097】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
製造の容易さを保ちつつ高性能を達成することが可能
な、光ピックアップレンズを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光ピックアップレンズの第1の実施形
態に対応するレンズ構成図。
【図2】本発明の光ピックアップレンズの第2の実施形
態に対応するレンズ構成図。
【図3】本発明の光ピックアップレンズの第3の実施形
態に対応するレンズ構成図。
【図4】本発明の光ピックアップレンズの第4の実施形
態に対応するレンズ構成図。
【図5】本発明の光ピックアップレンズの第5の実施形
態に対応するレンズ構成図。
【図6】本発明の光ピックアップレンズの第6の実施形
態に対応するレンズ構成図。
【図7】本発明の光ピックアップレンズの第7の実施形
態に対応するレンズ構成図。
【図8】本発明の光ピックアップレンズの第8の実施形
態に対応するレンズ構成図。
【図9】本発明の光ピックアップレンズの第9の実施形
態に対応するレンズ構成図。
【図10】本発明の光ピックアップレンズの第10の実
施形態に対応するレンズ構成図。
【図11】本発明の光ピックアップレンズの第11の実
施形態に対応するレンズ構成図。
【図12】本発明の光ピックアップレンズの第12の実
施形態に対応するレンズ構成図。
【図13】本発明の光ピックアップレンズの第13の実
施形態に対応するレンズ構成図。
【図14】本発明の光ピックアップレンズの第14の実
施形態に対応するレンズ構成図。
【図15】本発明の光ピックアップレンズの第15の実
施形態に対応するレンズ構成図。
【図16】本発明の光ピックアップレンズの第16の実
施形態に対応するレンズ構成図。
【図17】本発明の光ピックアップレンズの第17の実
施形態に対応するレンズ構成図。
【図18】本発明の光ピックアップレンズの第18の実
施形態に対応するレンズ構成図。
【図19】実施例1に対応する波面収差図。
【図20】実施例2に対応する波面収差図。
【図21】実施例3に対応する波面収差図。
【図22】実施例4に対応する波面収差図。
【図23】実施例5に対応する波面収差図。
【図24】実施例6に対応する波面収差図。
【図25】実施例7に対応する波面収差図。
【図26】実施例8に対応する波面収差図。
【図27】実施例9に対応する波面収差図。
【図28】実施例10に対応する波面収差図。
【図29】実施例11に対応する波面収差図。
【図30】実施例12に対応する波面収差図。
【図31】実施例13に対応する波面収差図。
【図32】実施例14に対応する波面収差図。
【図33】実施例15に対応する波面収差図。
【図34】実施例16に対応する波面収差図。
【図35】実施例17に対応する波面収差図。
【図36】実施例18に対応する波面収差図。
【符号の説明】
X 光軸 D 絞り G1 光ピックアップレンズ PL プレート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H087 KA13 LA01 PA01 PA17 PB01 QA02 QA06 QA12 QA32 RA05 RA12 RA42

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源側から順に、第1面が光源側に凸面
    であり、第2面が像面側に凹面である単レンズであっ
    て、レンズ媒質は均質であり、少なくとも1面に非球面
    を有し、以下の条件式を満足することを特徴とする光ピ
    ックアップレンズ。 −15.0<θ1−θ2<35.0 0.59<(n−1)sinθ1<0.87 但し、 θ1:第1面有効径最周辺に入射する光線(最外光線)
    が第1面と成す角 θ2:第2面有効径最周辺から射出する光線(最外光
    線)が第2面と成す角 n:単レンズ使用波長における屈折率 である。
  2. 【請求項2】 少なくとも前記第1面が非球面であるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の光ピックアップレン
    ズ。
  3. 【請求項3】 前記第1面が非球面であって、以下の条
    件式 0.05<αmax−αmin<1.5 を満足し、或いは前記第2面が非球面であって、以下の
    条件式 0.005<αmax−αmin<0.5 を満足することを特徴とする請求項1に記載の光ピック
    アップレンズ。但し、 α(h)≡dz(h)/dh−h/r/{1−(1+
    k)・(h/r)21/2 Z(h)=r−{r2−(1+k)h21/2+(A4・
    4+A6・H6+A8・H8+…) であり、 h:非球面に入射する軸上光線の光軸からの入射高さ hmax:非球面に入射する軸上マージナル光線の光軸か
    らの入射高さ Z(h):非球面形状(各高さでの非球面の面頂点から
    光軸に沿った方向の距離) r:非球面の近軸曲率半径 k:コーニック係数 Ai:hのi次の非球面係数 dz(h)/dh:非球面形状の入射高さに対する微分
    値 f:対物レンズの焦点距離 である。
  4. 【請求項4】 以下の条件式を満足することを特徴とす
    る請求項1に記載の光ピックアップレンズ。 0.6<r1/f<0.95 但し、 r1:単レンズの光源側面の曲率半径 f:単レンズの焦点距離 である。
  5. 【請求項5】 以下の条件式を満足することを特徴とす
    る請求項1に記載の光ピックアップレンズ。 0.8<(r2+r1)/(r2−r1)<5.0 但し、 r1:単レンズの光源側面の曲率半径 r2:単レンズの像側面の曲率半径 である。
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