JP2003232956A - 光導波路モジュールおよびその製造方法 - Google Patents
光導波路モジュールおよびその製造方法Info
- Publication number
- JP2003232956A JP2003232956A JP2002033997A JP2002033997A JP2003232956A JP 2003232956 A JP2003232956 A JP 2003232956A JP 2002033997 A JP2002033997 A JP 2002033997A JP 2002033997 A JP2002033997 A JP 2002033997A JP 2003232956 A JP2003232956 A JP 2003232956A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- optical waveguide
- optical fiber
- optical
- light
- planar
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Optical Couplings Of Light Guides (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 高強度光を通過させても特性劣化等が生じな
い長期信頼性の高い光導波路モジュールを提供する。 【解決手段】 基板11上に平面光導波路10を形成し
て成る光導波路チップ13と、光導波路チップ13に光
接続される少なくとも1本の光ファイバ1とを設け、光
ファイバ1の一端側8を平面光導波路10の対応するコ
ア部7の端部と対向配置する。溶着用レーザ20から出
力した溶着用レーザ光を光ファイバ1の他端側18から
光ファイバ1に通光させ、この溶着用レーザ光を光ファ
イバ1の一端側8まで導波させることにより、前記溶着
用レーザ光によって光ファイバ1の一端側8と平面光導
波路10の対応するコア部7の端部とを溶着接続する。
い長期信頼性の高い光導波路モジュールを提供する。 【解決手段】 基板11上に平面光導波路10を形成し
て成る光導波路チップ13と、光導波路チップ13に光
接続される少なくとも1本の光ファイバ1とを設け、光
ファイバ1の一端側8を平面光導波路10の対応するコ
ア部7の端部と対向配置する。溶着用レーザ20から出
力した溶着用レーザ光を光ファイバ1の他端側18から
光ファイバ1に通光させ、この溶着用レーザ光を光ファ
イバ1の一端側8まで導波させることにより、前記溶着
用レーザ光によって光ファイバ1の一端側8と平面光導
波路10の対応するコア部7の端部とを溶着接続する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光通信用に適用さ
れ、特に波長多重光通信システム等で用いられる光導波
路モジュールおよびその製造方法に関するものである。
れ、特に波長多重光通信システム等で用いられる光導波
路モジュールおよびその製造方法に関するものである。
【0002】
【背景技術】近年、光通信においては、その伝送容量を
飛躍的に増加させる方法として、光波長多重通信の研究
開発が盛んに行なわれ、実用化が進みつつある。光波長
多重通信は、例えば互いに異なる波長を有する複数の光
を多重して伝送させるものであり、このような光波長多
重通信のシステムにおいては、種々の機能を持った光部
品が必要とされている。
飛躍的に増加させる方法として、光波長多重通信の研究
開発が盛んに行なわれ、実用化が進みつつある。光波長
多重通信は、例えば互いに異なる波長を有する複数の光
を多重して伝送させるものであり、このような光波長多
重通信のシステムにおいては、種々の機能を持った光部
品が必要とされている。
【0003】光部品の中でも、平面光導波路を用いた光
導波路モジュールは波長分割多重伝送システムの根幹を
成しており、波長分割多重伝送の実現に必要なキーデバ
イスの一つとなっている。光導波路モジュールは、基板
上に平面光導波路を形成して成る光導波路チップを有し
ており、一般に、光導波路チップの入出力端にはそれぞ
れ光ファイバが接続されている。
導波路モジュールは波長分割多重伝送システムの根幹を
成しており、波長分割多重伝送の実現に必要なキーデバ
イスの一つとなっている。光導波路モジュールは、基板
上に平面光導波路を形成して成る光導波路チップを有し
ており、一般に、光導波路チップの入出力端にはそれぞ
れ光ファイバが接続されている。
【0004】光導波路モジュールとして、例えばマッハ
ツェンダ光干渉計回路の平面光導波路を形成した光導波
路チップを有するマッハツェンダ型合分波器(Mach-Zeh
nderInterferometer:MZI)や、図6に示すように、アレ
イ導波路回折格子(ArrayedWaveguide Grating:AWG)の
平面光導波路10を形成した光導波路チップ13を有す
るアレイ導波路回折格子型光合分波器等の種々の光導波
路モジュールが使用されている。
ツェンダ光干渉計回路の平面光導波路を形成した光導波
路チップを有するマッハツェンダ型合分波器(Mach-Zeh
nderInterferometer:MZI)や、図6に示すように、アレ
イ導波路回折格子(ArrayedWaveguide Grating:AWG)の
平面光導波路10を形成した光導波路チップ13を有す
るアレイ導波路回折格子型光合分波器等の種々の光導波
路モジュールが使用されている。
【0005】図6において、光導波路チップ13はアレ
イ導波路回折格子の平面光導波路10を基板11上に形
成して成り、その入力端9にはそれぞれ光ファイバ1
(1a)が接続され、出力端15には光ファイバ1(1
b)が接続されている。アレイ導波路回折格子は、以下
に示す導波路構成を有する。
イ導波路回折格子の平面光導波路10を基板11上に形
成して成り、その入力端9にはそれぞれ光ファイバ1
(1a)が接続され、出力端15には光ファイバ1(1
b)が接続されている。アレイ導波路回折格子は、以下
に示す導波路構成を有する。
【0006】つまり、アレイ導波路回折格子の導波路構
成は、複数の光入力導波路2と、該光入力導波路2の出
力端に接続された第1のスラブ導波路3と、該第1のス
ラブ導波路3の出力端に接続されたアレイ導波路4と、
該アレイ導波路4の出力端に接続された第2のスラブ導
波路5と、該第2のスラブ導波路5の出力端に接続され
た少なくとも1本の光出力導波路6とを有する。
成は、複数の光入力導波路2と、該光入力導波路2の出
力端に接続された第1のスラブ導波路3と、該第1のス
ラブ導波路3の出力端に接続されたアレイ導波路4と、
該アレイ導波路4の出力端に接続された第2のスラブ導
波路5と、該第2のスラブ導波路5の出力端に接続され
た少なくとも1本の光出力導波路6とを有する。
【0007】前記アレイ導波路4は、第1のスラブ導波
路3から導出された光を伝搬するものであり、複数のチ
ャンネル導波路4aを並設して形成されている。隣り合
うチャンネル導波路4aの長さは互いに設定量(ΔL)
異なっている。
路3から導出された光を伝搬するものであり、複数のチ
ャンネル導波路4aを並設して形成されている。隣り合
うチャンネル導波路4aの長さは互いに設定量(ΔL)
異なっている。
【0008】なお、アレイ導波路4を構成するチャンネ
ル導波路4aは、通常、例えば100本といったように
多数設けられるが、同図においては、図の簡略化のため
に、これらのチャンネル導波路4aの本数を簡略的に示
してある。
ル導波路4aは、通常、例えば100本といったように
多数設けられるが、同図においては、図の簡略化のため
に、これらのチャンネル導波路4aの本数を簡略的に示
してある。
【0009】アレイ導波路回折格子は、互いに異なる複
数波長を持った波長多重光からそれぞれの波長の光を分
波する波長分波機能と、互いに異なる複数の波長の光を
合波する波長合波機能を有している。
数波長を持った波長多重光からそれぞれの波長の光を分
波する波長分波機能と、互いに異なる複数の波長の光を
合波する波長合波機能を有している。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、波長分割多
重伝送システムの開発は、より長距離・多波長化へ向か
っている。長距離化の手段の一つとして、信号光源の高
出力化が挙げられる。高出力化により、中継光アンプ間
の距離を長くすることができるため、伝送距離を延ばす
ことが可能になる。
重伝送システムの開発は、より長距離・多波長化へ向か
っている。長距離化の手段の一つとして、信号光源の高
出力化が挙げられる。高出力化により、中継光アンプ間
の距離を長くすることができるため、伝送距離を延ばす
ことが可能になる。
【0011】信号光源の高出力化と多波長化は、波長合
成後の光パワーの合計を増大させることにつながるた
め、そのシステムで使用される光部品にはハイパワーの
光に対する耐久性が必要となる。
成後の光パワーの合計を増大させることにつながるた
め、そのシステムで使用される光部品にはハイパワーの
光に対する耐久性が必要となる。
【0012】例えば、図6に示すように、アレイ導波路
回折格子の平面光導波路を有する光導波路チップ13を
用いて、互いに異なる64波長の光を合成する波長分割
多重伝送システムを形成する場合、合波光強度は以下の
ようになる。
回折格子の平面光導波路を有する光導波路チップ13を
用いて、互いに異なる64波長の光を合成する波長分割
多重伝送システムを形成する場合、合波光強度は以下の
ようになる。
【0013】つまり、例えば信号光源24の1個あたり
の出力強度を50mWとすると、信号光の光強度の合計
は50mW×64波=3200mWとなる。ここで、ア
レイ導波路回折格子の挿入損失を5dB(入力光の約6
8.4%が低減する)だと仮定すると、光導波路チップ
13の出力端(光導波路チップ13と光ファイバ1(1
b)との接続点)15を通過する光の強度は、3200
mW×0.316=1011.2mWで、1000mW
(1W)を越える値となる。
の出力強度を50mWとすると、信号光の光強度の合計
は50mW×64波=3200mWとなる。ここで、ア
レイ導波路回折格子の挿入損失を5dB(入力光の約6
8.4%が低減する)だと仮定すると、光導波路チップ
13の出力端(光導波路チップ13と光ファイバ1(1
b)との接続点)15を通過する光の強度は、3200
mW×0.316=1011.2mWで、1000mW
(1W)を越える値となる。
【0014】しかしながら、一般に、光導波路チップ1
3と光ファイバ1との接続固定は、アクリレート系等の
紫外線硬化接着剤が用いられており、上記のように1W
もの光強度の光が通過することに耐えることができな
い。また、アクリレート系の接着剤のみならず、現在、
上記のような1Wもの光強度の光が通過することに耐え
られるような有機系接着剤は存在しない。
3と光ファイバ1との接続固定は、アクリレート系等の
紫外線硬化接着剤が用いられており、上記のように1W
もの光強度の光が通過することに耐えることができな
い。また、アクリレート系の接着剤のみならず、現在、
上記のような1Wもの光強度の光が通過することに耐え
られるような有機系接着剤は存在しない。
【0015】そして、上記信号光源の高出力化と多波長
化は、今後、より一層進む可能性があり、波長合成後の
光パワーの合計が増大しても、そのハイパワーの光に対
する耐久性を有する光導波路モジュールの開発が待望さ
れていた。
化は、今後、より一層進む可能性があり、波長合成後の
光パワーの合計が増大しても、そのハイパワーの光に対
する耐久性を有する光導波路モジュールの開発が待望さ
れていた。
【0016】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたものであり、その目的は、通過光強度が大きくても
その光強度に耐えることができ、長期信頼性が良好な光
導波路モジュールおよびその製造方法を提供することに
ある。
れたものであり、その目的は、通過光強度が大きくても
その光強度に耐えることができ、長期信頼性が良好な光
導波路モジュールおよびその製造方法を提供することに
ある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は次のような構成をもって課題を解決するた
めの手段としている。すなわち、第1の発明の光導波路
モジュールは、基板上に平面光導波路を形成して成る光
導波路チップと、該光導波路チップに光接続される少な
くとも1本の光ファイバとを有し、該光ファイバの一端
側は前記平面光導波路の対応するコア部端部と対向配置
されており、前記光ファイバの他端側から該光ファイバ
に通光させた溶着用レーザ光を光ファイバの一端側まで
導波させることにより、前記溶着用レーザ光によって前
記光ファイバの一端側と前記平面光導波路の対応するコ
ア部端部とが溶着接続されている構成をもって課題を解
決する手段としている。
に、本発明は次のような構成をもって課題を解決するた
めの手段としている。すなわち、第1の発明の光導波路
モジュールは、基板上に平面光導波路を形成して成る光
導波路チップと、該光導波路チップに光接続される少な
くとも1本の光ファイバとを有し、該光ファイバの一端
側は前記平面光導波路の対応するコア部端部と対向配置
されており、前記光ファイバの他端側から該光ファイバ
に通光させた溶着用レーザ光を光ファイバの一端側まで
導波させることにより、前記溶着用レーザ光によって前
記光ファイバの一端側と前記平面光導波路の対応するコ
ア部端部とが溶着接続されている構成をもって課題を解
決する手段としている。
【0018】また、第2の発明の光導波路モジュール
は、上記第1の発明の構成に加え、前記平面光導波路の
コア部端部と光ファイバの一端側は間隔を介して対向配
置され、前記平面光導波路のコア部端面と前記光ファイ
バの一端面との間で溶着用レーザ光を多重反射させるこ
とにより該溶着用レーザ光の光エネルギーを増加させて
前記平面光導波路のコア部端部と前記光ファイバ一端側
とが溶着接続されている構成をもって課題を解決する手
段としている。
は、上記第1の発明の構成に加え、前記平面光導波路の
コア部端部と光ファイバの一端側は間隔を介して対向配
置され、前記平面光導波路のコア部端面と前記光ファイ
バの一端面との間で溶着用レーザ光を多重反射させるこ
とにより該溶着用レーザ光の光エネルギーを増加させて
前記平面光導波路のコア部端部と前記光ファイバ一端側
とが溶着接続されている構成をもって課題を解決する手
段としている。
【0019】さらに、第3の発明の光導波路モジュール
は、上記第2の発明の構成に加え、前記平面光導波路の
コア部端面と光ファイバの一端面との間隔を溶着用レー
ザ光波長の半分の約整数倍とした構成をもって課題を解
決する手段としている。
は、上記第2の発明の構成に加え、前記平面光導波路の
コア部端面と光ファイバの一端面との間隔を溶着用レー
ザ光波長の半分の約整数倍とした構成をもって課題を解
決する手段としている。
【0020】さらに、第4の発明の光導波路モジュール
は、上記第1の発明の構成に加え、前記平面光導波路の
コア部端部と光ファイバの一端側とが低融点ガラスを介
して対向配置され、該低融点ガラスの溶着用レーザ光に
よる融解によって前記平面光導波路のコア部端部と前記
光ファイバの一端側とが溶着接続されている構成をもっ
て課題を解決する手段としている。
は、上記第1の発明の構成に加え、前記平面光導波路の
コア部端部と光ファイバの一端側とが低融点ガラスを介
して対向配置され、該低融点ガラスの溶着用レーザ光に
よる融解によって前記平面光導波路のコア部端部と前記
光ファイバの一端側とが溶着接続されている構成をもっ
て課題を解決する手段としている。
【0021】さらに、第5の発明の光導波路モジュール
は、上記第4の発明の構成に加え、前記低融点ガラスは
溶着用レーザ光波長の光を吸収し、光導波路モジュール
の通信使用波長の光を透過する光透過特性を有する構成
をもって課題を解決する手段としている。
は、上記第4の発明の構成に加え、前記低融点ガラスは
溶着用レーザ光波長の光を吸収し、光導波路モジュール
の通信使用波長の光を透過する光透過特性を有する構成
をもって課題を解決する手段としている。
【0022】さらに、第6の発明の光導波路モジュール
は、上記第4または第5の発明の構成に加え、前記低融
点ガラスはTi、V、Cr、Mn、Fe、Co、Ni、
Cu、Ag、Yb、Nd、Tmのうち少なくとも1種類
の元素を含む構成をもって課題を解決する手段としてい
る。
は、上記第4または第5の発明の構成に加え、前記低融
点ガラスはTi、V、Cr、Mn、Fe、Co、Ni、
Cu、Ag、Yb、Nd、Tmのうち少なくとも1種類
の元素を含む構成をもって課題を解決する手段としてい
る。
【0023】さらに、第7の発明の光導波路モジュール
は、上記第1乃至第6のいずれか一つの発明の構成に加
え、光導波路チップに光接続される少なくとも2本の光
ファイバを有し、溶着用レーザ光を前記少なくとも2本
の光ファイバに分岐して通光し、これらの少なくとも2
本の光ファイバを同時に光導波路チップに溶着接続した
構成をもって課題を解決する手段としている。
は、上記第1乃至第6のいずれか一つの発明の構成に加
え、光導波路チップに光接続される少なくとも2本の光
ファイバを有し、溶着用レーザ光を前記少なくとも2本
の光ファイバに分岐して通光し、これらの少なくとも2
本の光ファイバを同時に光導波路チップに溶着接続した
構成をもって課題を解決する手段としている。
【0024】さらに、第8の発明の光導波路モジュール
の製造方法は、基板上に平面光導波路を形成して成る光
導波路チップと該光導波路チップに接続される少なくと
も1本の光ファイバとを用意し、前記光導波路チップの
平面光導波路のコア部端部と、該コア部端部に接続され
る前記光ファイバの一端側とを対向配置し、該光ファイ
バの他端側から該光ファイバに通光させた溶着用レーザ
光を光ファイバの一端側まで導波させることによって、
前記溶着用レーザ光によって前記光ファイバの一端側と
前記平面光導波路のコア部端部とを溶着接続する構成を
もって課題を解決する手段としている。
の製造方法は、基板上に平面光導波路を形成して成る光
導波路チップと該光導波路チップに接続される少なくと
も1本の光ファイバとを用意し、前記光導波路チップの
平面光導波路のコア部端部と、該コア部端部に接続され
る前記光ファイバの一端側とを対向配置し、該光ファイ
バの他端側から該光ファイバに通光させた溶着用レーザ
光を光ファイバの一端側まで導波させることによって、
前記溶着用レーザ光によって前記光ファイバの一端側と
前記平面光導波路のコア部端部とを溶着接続する構成を
もって課題を解決する手段としている。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。なお、本実施形態例の説明におい
て、従来例と同一名称部分には同一符号を付し、その重
複説明は省略する。
に基づいて説明する。なお、本実施形態例の説明におい
て、従来例と同一名称部分には同一符号を付し、その重
複説明は省略する。
【0026】図1の(a)には、本発明に係る光導波路
モジュールの第1実施形態例の要部構成が断面図により
模式的に示されている。本実施形態例の光導波路モジュ
ールは、Siの基板11上に平面光導波路10を形成し
て成る光導波路チップ13と、該光導波路チップ13に
光接続される少なくとも1本(ここでは1本)の光ファ
イバ1とを有している。なお、図1の(a)は、光導波
路モジュールを、光ファイバ1の光軸方向に切断した断
面図である。
モジュールの第1実施形態例の要部構成が断面図により
模式的に示されている。本実施形態例の光導波路モジュ
ールは、Siの基板11上に平面光導波路10を形成し
て成る光導波路チップ13と、該光導波路チップ13に
光接続される少なくとも1本(ここでは1本)の光ファ
イバ1とを有している。なお、図1の(a)は、光導波
路モジュールを、光ファイバ1の光軸方向に切断した断
面図である。
【0027】平面光導波路10は、下部クラッド部12
aと、コア部7と、上部クラッド部12bとを有してい
る。下部クラッド部12a、上部クラッド部12bはS
iO 2を主成分とするガラスにより形成され、コア部7
はSiO2を主成分とし、屈折率を高めるドーパントを
含んだガラスにより形成されている。
aと、コア部7と、上部クラッド部12bとを有してい
る。下部クラッド部12a、上部クラッド部12bはS
iO 2を主成分とするガラスにより形成され、コア部7
はSiO2を主成分とし、屈折率を高めるドーパントを
含んだガラスにより形成されている。
【0028】コア部7と、下部クラッド部12a、上部
クラッド部12bは、例えば火炎加水分解堆積法(Flam
e Hydrosys Deposision:FHD)法等を適用して形成され
ている。図3には、光導波路チップ13の接続端面が示
されており、この接続端面に露出されているコア部7の
端部に、図1の(a)に示したように、対応する光ファ
イバ1のコア17の一端側が対向配置されている。光フ
ァイバ1は、コア17の周りにクラッド19を設けて形
成されている。
クラッド部12bは、例えば火炎加水分解堆積法(Flam
e Hydrosys Deposision:FHD)法等を適用して形成され
ている。図3には、光導波路チップ13の接続端面が示
されており、この接続端面に露出されているコア部7の
端部に、図1の(a)に示したように、対応する光ファ
イバ1のコア17の一端側が対向配置されている。光フ
ァイバ1は、コア17の周りにクラッド19を設けて形
成されている。
【0029】本実施形態例は、図1の(b)に示すよう
に、溶着用レーザ20から出力されて光ファイバ1の他
端側18から該光ファイバ1に通光させた溶着用レーザ
光を、光ファイバ1の一端側8まで導波させることによ
り、図1の(a)に示すように、前記溶着用レーザ光に
よって光ファイバ1の一端側8と平面光導波路10の対
応するコア部7の端部とが溶着接続されていることを特
徴とする。
に、溶着用レーザ20から出力されて光ファイバ1の他
端側18から該光ファイバ1に通光させた溶着用レーザ
光を、光ファイバ1の一端側8まで導波させることによ
り、図1の(a)に示すように、前記溶着用レーザ光に
よって光ファイバ1の一端側8と平面光導波路10の対
応するコア部7の端部とが溶着接続されていることを特
徴とする。
【0030】上記溶着接続に際し、本実施形態例では、
図1の(b)および図2に示すように、平面光導波路1
0のコア部7の端部と光ファイバ1の一端側8が間隔を
介して対向配置され、溶着用レーザ20から出力される
溶着用レーザ光を平面光導波路10のコア部7の端面2
1と光ファイバ1の一端面22との間で多重反射させる
ことにより、該溶着用レーザ光の光エネルギーを集中さ
せて平面光導波路10のコア部7の端部と光ファイバ一
端側8とが溶着接続されている。
図1の(b)および図2に示すように、平面光導波路1
0のコア部7の端部と光ファイバ1の一端側8が間隔を
介して対向配置され、溶着用レーザ20から出力される
溶着用レーザ光を平面光導波路10のコア部7の端面2
1と光ファイバ1の一端面22との間で多重反射させる
ことにより、該溶着用レーザ光の光エネルギーを集中さ
せて平面光導波路10のコア部7の端部と光ファイバ一
端側8とが溶着接続されている。
【0031】上記溶着用レーザ20はYbイオンドープ
ファイバレーザの高出力レーザであり、出力波長は1.
06μm、レーザ出力は10Wとしている。
ファイバレーザの高出力レーザであり、出力波長は1.
06μm、レーザ出力は10Wとしている。
【0032】なお、本実施形態例では、上記溶着接続の
前に、光ファイバ1の一端面22を光軸に垂直にカット
し、エタノールにより十分超音波洗浄を行った。そし
て、図1の(b)に示すように、光ファイバ1の一端側
8を調心用治具23上に配置し、光導波路チップ13を
配置台25に配置した。光導波路チップ13の端面21
はコア部7の光軸に対して垂直に研磨されている。調心
用治具23は光ファイバ1の一端側8をX方向およびY
方向に移動して調心を行う治具である。
前に、光ファイバ1の一端面22を光軸に垂直にカット
し、エタノールにより十分超音波洗浄を行った。そし
て、図1の(b)に示すように、光ファイバ1の一端側
8を調心用治具23上に配置し、光導波路チップ13を
配置台25に配置した。光導波路チップ13の端面21
はコア部7の光軸に対して垂直に研磨されている。調心
用治具23は光ファイバ1の一端側8をX方向およびY
方向に移動して調心を行う治具である。
【0033】そして、光ファイバ1の一端面22と平面
光導波路10のコア部7の端面21との間隔をほぼ零と
した状態で、光導波路チップ13の端部16から波長
1.55μmの調心用の光を入力して、前記平面光導波
路10のコア部7と光ファイバ1のコア17とを調心し
た。
光導波路10のコア部7の端面21との間隔をほぼ零と
した状態で、光導波路チップ13の端部16から波長
1.55μmの調心用の光を入力して、前記平面光導波
路10のコア部7と光ファイバ1のコア17とを調心し
た。
【0034】その後、上記調心用の光を切り、光ファイ
バ1の他端側18から溶着用レーザ光を入力しながら、
図2に示すように、光ファイバ1の一端面22と平面光
導波路10のコア部7の端面21との間隔を広げていっ
た。そして、平面光導波路10のコア部7の端面21と
光ファイバ1の一端面22との間隔を溶着用レーザ光波
長の半分の約整数倍として溶着用レーザ20から出力さ
れる溶着用レーザ光を平面光導波路10のコア部7の端
面21と光ファイバ1の一端面22との間で多重反射さ
せた。
バ1の他端側18から溶着用レーザ光を入力しながら、
図2に示すように、光ファイバ1の一端面22と平面光
導波路10のコア部7の端面21との間隔を広げていっ
た。そして、平面光導波路10のコア部7の端面21と
光ファイバ1の一端面22との間隔を溶着用レーザ光波
長の半分の約整数倍として溶着用レーザ20から出力さ
れる溶着用レーザ光を平面光導波路10のコア部7の端
面21と光ファイバ1の一端面22との間で多重反射さ
せた。
【0035】平面光導波路10のコア部7の端面21と
光ファイバ1の一端面22とを間隔を介して配置して溶
着用レーザ光を入力すると、端面21,22間で溶着用
レーザ光が多重反射する。
光ファイバ1の一端面22とを間隔を介して配置して溶
着用レーザ光を入力すると、端面21,22間で溶着用
レーザ光が多重反射する。
【0036】そして、端面21,22の間隔が溶着用レ
ーザ光波長の半分の約整数倍となると、溶着用レーザ光
の干渉条件が満たされるようになり、端面21,22で
共振器が形成されて溶着用レーザ光の光エネルギーが増
加し、集中する。このように、局所的に光エネルギーが
集中することで、光ファイバ1と光導波路チップ13と
の接続部の温度が上昇し、両者のガラス同士が融解して
溶着接続される。
ーザ光波長の半分の約整数倍となると、溶着用レーザ光
の干渉条件が満たされるようになり、端面21,22で
共振器が形成されて溶着用レーザ光の光エネルギーが増
加し、集中する。このように、局所的に光エネルギーが
集中することで、光ファイバ1と光導波路チップ13と
の接続部の温度が上昇し、両者のガラス同士が融解して
溶着接続される。
【0037】本実施形態例では、端面21,22間の間
隔を約10.6μmとし、溶着用レーザ光の波長である
1.06μmの10倍の距離にすることにより、最も接
続強度を強くすることができた。
隔を約10.6μmとし、溶着用レーザ光の波長である
1.06μmの10倍の距離にすることにより、最も接
続強度を強くすることができた。
【0038】なお、端面21,22間の間隔は特に限定
されるものではなく適宜設定されるものであるが、端面
21,22間の間隔が小さすぎると、端面21,22に
よって形成される共振器のレーザ光閉じこめが弱いため
に光ファイバ1と光導波路チップ13との接続部の温度
上昇が不十分であり、溶着接続が良好に行われない。
されるものではなく適宜設定されるものであるが、端面
21,22間の間隔が小さすぎると、端面21,22に
よって形成される共振器のレーザ光閉じこめが弱いため
に光ファイバ1と光導波路チップ13との接続部の温度
上昇が不十分であり、溶着接続が良好に行われない。
【0039】また、端面21,22間の間隔が大きすぎ
ると、光ファイバ1の端面22から出力されるレーザ光
の広がりが大きいため、端面21,22間での共振がし
にくくなり、光ファイバ1と光導波路チップ13との接
続部の温度上昇が不十分であり、溶着接続が良好に行わ
れない。
ると、光ファイバ1の端面22から出力されるレーザ光
の広がりが大きいため、端面21,22間での共振がし
にくくなり、光ファイバ1と光導波路チップ13との接
続部の温度上昇が不十分であり、溶着接続が良好に行わ
れない。
【0040】そのため、端面21,22間の間隔を最適
値にすることにより、光導波路チップ13と光ファイバ
1との接続を良好にできる。端面21,22間の間隔の
最適値は、溶着用レーザ20から出力される溶着用レー
ザ光の強度や波長などの条件により異なる。
値にすることにより、光導波路チップ13と光ファイバ
1との接続を良好にできる。端面21,22間の間隔の
最適値は、溶着用レーザ20から出力される溶着用レー
ザ光の強度や波長などの条件により異なる。
【0041】上記のようにして光ファイバ1と光導波路
チップ13とを溶着接続した後、光ファイバ1の他端側
18を溶着用レーザ20から切り離し、本実施形態例の
光導波路モジュールを形成した。
チップ13とを溶着接続した後、光ファイバ1の他端側
18を溶着用レーザ20から切り離し、本実施形態例の
光導波路モジュールを形成した。
【0042】本実施形態例は以上のように構成されてお
り、光導波路チップ13と光ファイバ1とが溶着用レー
ザ光による溶着接続によって接続されているので、接着
剤を用いた接続のように接続部に有機物が存在すること
はなく、高出力の光を通過させても接続部の劣化が生じ
ない。したがって、本実施形態例の光導波路モジュール
は、ハイパワーの光に対する耐久性を有する光導波路モ
ジュールを実現できる。
り、光導波路チップ13と光ファイバ1とが溶着用レー
ザ光による溶着接続によって接続されているので、接着
剤を用いた接続のように接続部に有機物が存在すること
はなく、高出力の光を通過させても接続部の劣化が生じ
ない。したがって、本実施形態例の光導波路モジュール
は、ハイパワーの光に対する耐久性を有する光導波路モ
ジュールを実現できる。
【0043】図4の特性線aには、本実施形態例の光導
波路モジュールの耐ハイパワー試験の結果を示す。試験
光には波長1.55μm、出力強度1Wのレーザ光を用い
た。また、同図の特性線bには、従来の紫外線硬化接着
剤により光導波路チップ13と光ファイバ1を接続して
形成した光導波路モジュールの上記耐ハイパワー試験結
果を示す。
波路モジュールの耐ハイパワー試験の結果を示す。試験
光には波長1.55μm、出力強度1Wのレーザ光を用い
た。また、同図の特性線bには、従来の紫外線硬化接着
剤により光導波路チップ13と光ファイバ1を接続して
形成した光導波路モジュールの上記耐ハイパワー試験結
果を示す。
【0044】同図に示すように、従来の光導波路モジュ
ールは、試験光を50時間通したときに1dB以上損失
増加が生じたのに対し、本実施形態例の光導波路モジュ
ールは試験光を1000時間通しても損失変化量が0.
05dB以下の測定誤差範囲内であった。このように、
本実施形態例の光導波路モジュールは、ハイパワーの光
に対する耐久性を有する光導波路モジュールを実現でき
ることが確認できた。
ールは、試験光を50時間通したときに1dB以上損失
増加が生じたのに対し、本実施形態例の光導波路モジュ
ールは試験光を1000時間通しても損失変化量が0.
05dB以下の測定誤差範囲内であった。このように、
本実施形態例の光導波路モジュールは、ハイパワーの光
に対する耐久性を有する光導波路モジュールを実現でき
ることが確認できた。
【0045】したがって、本実施形態例の光導波路モジ
ュールにおける光導波路チップ13と光ファイバ1との
接続構成を、例えば図6に示すような導波路構成を有す
る光導波路チップ13と光ファイバ1(1b)との接続
部に適用すれば、光導波路チップ13によって合波され
た高強度の合波光が通過しても、接続部がその光に耐え
ることができるので、長期にわたって信頼性の高いアレ
イ導波路回折格子型光合分波器を実現できる。
ュールにおける光導波路チップ13と光ファイバ1との
接続構成を、例えば図6に示すような導波路構成を有す
る光導波路チップ13と光ファイバ1(1b)との接続
部に適用すれば、光導波路チップ13によって合波され
た高強度の合波光が通過しても、接続部がその光に耐え
ることができるので、長期にわたって信頼性の高いアレ
イ導波路回折格子型光合分波器を実現できる。
【0046】また、本実施形態例の光導波路モジュール
は、試験光によって光導波路チップ13のコア部7と光
ファイバ1のコア17とを調心した後、溶着用レーザ光
を光ファイバ1に通光させて光導波路チップ13と光フ
ァイバ1とを接続するので、光導波路チップ13のコア
部7と光ファイバ1のコア17とが接続時に位置ずれす
ることなく、的確に接続される。
は、試験光によって光導波路チップ13のコア部7と光
ファイバ1のコア17とを調心した後、溶着用レーザ光
を光ファイバ1に通光させて光導波路チップ13と光フ
ァイバ1とを接続するので、光導波路チップ13のコア
部7と光ファイバ1のコア17とが接続時に位置ずれす
ることなく、的確に接続される。
【0047】なお、光ファイバ1の外部に設けたレーザ
等の加熱手段により光ファイバ1を溶融させて、光ファ
イバ1と接続相手側の光部品とを接続する方法は従来か
ら実用化されていたが、この方法を光ファイバ1と光導
波路チップ13との接続に適用した場合、光ファイバ1
と光導波路チップ13との位置ずれに伴う挿入損失増加
が生じることが多かった。それに対し、本実施形態例で
は、この問題を回避できるので、挿入損失が小さい光導
波路モジュールを実現できる。
等の加熱手段により光ファイバ1を溶融させて、光ファ
イバ1と接続相手側の光部品とを接続する方法は従来か
ら実用化されていたが、この方法を光ファイバ1と光導
波路チップ13との接続に適用した場合、光ファイバ1
と光導波路チップ13との位置ずれに伴う挿入損失増加
が生じることが多かった。それに対し、本実施形態例で
は、この問題を回避できるので、挿入損失が小さい光導
波路モジュールを実現できる。
【0048】図5の(a)には、本発明に係る光導波路
モジュールの第2実施形態例が示されている。第2実施
形態例も上記第1実施形態例と同様に、光導波路チップ
13と、該光導波路チップ13に光接続される少なくと
も1本(ここでは1本)の光ファイバ1とを有してお
り、第2実施形態例の特徴は、平面光導波路10のコア
部7の端部と光ファイバ1の一端側とが低融点ガラス1
4を介して対向配置されていることである。
モジュールの第2実施形態例が示されている。第2実施
形態例も上記第1実施形態例と同様に、光導波路チップ
13と、該光導波路チップ13に光接続される少なくと
も1本(ここでは1本)の光ファイバ1とを有してお
り、第2実施形態例の特徴は、平面光導波路10のコア
部7の端部と光ファイバ1の一端側とが低融点ガラス1
4を介して対向配置されていることである。
【0049】第2実施形態例は、低融点ガラス14の溶
着用レーザ光による融解によって前記平面光導波路10
のコア部7の端部と前記光ファイバ1の一端側8とが溶
着接続されて形成されている。
着用レーザ光による融解によって前記平面光導波路10
のコア部7の端部と前記光ファイバ1の一端側8とが溶
着接続されて形成されている。
【0050】第2実施形態例では、上記第1実施形態例
と同様の方法により、光導波路チップ13と光ファイバ
1とを調心した後、図5の(b)に示すように、光導波
路チップ13のコア部7の端面21と光ファイバ1の一
端面22との間隔を10μmとし、この間隔に、バイン
ダーに分散された低融点ガラス14の粉末を設けて、溶
着用レーザ20からレーザ光を通光した。溶着用レーザ
20は上記第1実施形態例に適用したものと同様とし、
レーザ出力のみを5Wとした。
と同様の方法により、光導波路チップ13と光ファイバ
1とを調心した後、図5の(b)に示すように、光導波
路チップ13のコア部7の端面21と光ファイバ1の一
端面22との間隔を10μmとし、この間隔に、バイン
ダーに分散された低融点ガラス14の粉末を設けて、溶
着用レーザ20からレーザ光を通光した。溶着用レーザ
20は上記第1実施形態例に適用したものと同様とし、
レーザ出力のみを5Wとした。
【0051】第2実施形態例に適用した低融点ガラス1
4は、溶着用レーザ光波長の光を吸収し、光導波路モジ
ュールの通信使用波長の光を透過する光透過特性を有し
ている。低融点ガラスはCuOを重量割合で10%以上
含有したPbO−B2O3系のガラスである。
4は、溶着用レーザ光波長の光を吸収し、光導波路モジ
ュールの通信使用波長の光を透過する光透過特性を有し
ている。低融点ガラスはCuOを重量割合で10%以上
含有したPbO−B2O3系のガラスである。
【0052】Cu2+イオンは700〜1100nm付
近にブロードな吸収をもつため、1.06μmの波長の
光を吸収し、熱エネルギーに変換する。それにより低融
点ガラスのみ温度が上がり、融点以上になって融解し、
光ファイバ1と光導波路チップ13を溶着できる。ま
た、Cu2+イオンは光導波路モジュールの通信使用波
長の光である1.5μm〜1.6μmの波長域には吸収を
持たないため、接続損失を増加させない。
近にブロードな吸収をもつため、1.06μmの波長の
光を吸収し、熱エネルギーに変換する。それにより低融
点ガラスのみ温度が上がり、融点以上になって融解し、
光ファイバ1と光導波路チップ13を溶着できる。ま
た、Cu2+イオンは光導波路モジュールの通信使用波
長の光である1.5μm〜1.6μmの波長域には吸収を
持たないため、接続損失を増加させない。
【0053】第2実施形態例は以上のように構成されて
おり、第2実施形態例も上記第1実施形態例と同様の効
果を奏することができ、耐ハイパワー試験の結果も上記
第1実施形態例と同様であった。
おり、第2実施形態例も上記第1実施形態例と同様の効
果を奏することができ、耐ハイパワー試験の結果も上記
第1実施形態例と同様であった。
【0054】また、第2実施形態例は、溶着用レーザ2
0から出力される溶着用レーザ光によって低融点ガラス
14を溶解する構成であるため、光導波路チップ13と
光ファイバ1を溶着接続する時の溶着用レーザ20の出
力を上記第1実施形態例に比べて小さくできる。
0から出力される溶着用レーザ光によって低融点ガラス
14を溶解する構成であるため、光導波路チップ13と
光ファイバ1を溶着接続する時の溶着用レーザ20の出
力を上記第1実施形態例に比べて小さくできる。
【0055】なお、本発明は上記実施形態例に限定され
ることはなく、様々な実施の態様を採り得る。例えば上
記第2実施形態例では、低融点ガラス14はCuOを有
する重量割合で10%以上含有したPbO−B2O3系
のガラスとしたが、低融点ガラス14の構成元素やその
割合は特に限定されるものでなく適宜設定されるもので
ある。
ることはなく、様々な実施の態様を採り得る。例えば上
記第2実施形態例では、低融点ガラス14はCuOを有
する重量割合で10%以上含有したPbO−B2O3系
のガラスとしたが、低融点ガラス14の構成元素やその
割合は特に限定されるものでなく適宜設定されるもので
ある。
【0056】つまり、低融点ガラス14は、光ファイバ
1や光導波路チップ13を形成するガラスよりも融点が
低いガラスとすればよく、溶着用レーザ光波長の光を吸
収し、光導波路モジュールの通信使用波長の光を透過す
る光透過特性を有している低融点ガラス14を適用する
ことにより、光導波路チップ13と光ファイバ1とを上
記第2実施形態例と同様に良好に接続することができ
る。
1や光導波路チップ13を形成するガラスよりも融点が
低いガラスとすればよく、溶着用レーザ光波長の光を吸
収し、光導波路モジュールの通信使用波長の光を透過す
る光透過特性を有している低融点ガラス14を適用する
ことにより、光導波路チップ13と光ファイバ1とを上
記第2実施形態例と同様に良好に接続することができ
る。
【0057】低融点ガラス14は、例えばTi、V、C
r、Mn、Fe、Co、Ni、Cu、Ag、Yb、N
d、Tmのうち少なくとも1種類の元素を含むものによ
り形成することができる。これらの元素が、ある特定価
数のイオン状態でガラス中に添加されると、通信使用波
長の光である1.5μm〜1.6μm以外の波長域に光
吸収を持つ。
r、Mn、Fe、Co、Ni、Cu、Ag、Yb、N
d、Tmのうち少なくとも1種類の元素を含むものによ
り形成することができる。これらの元素が、ある特定価
数のイオン状態でガラス中に添加されると、通信使用波
長の光である1.5μm〜1.6μm以外の波長域に光
吸収を持つ。
【0058】また、光導波路モジュールの光導波路チッ
プ13に形成する平面光導波路10の構成は特に限定さ
れるものではなく適宜設定されるものであり、例えばア
レイ導波路回折格子の回路、マッハツェンダ光干渉計回
路、1×N(Nは2以上の整数)光導波路回路等、様々
な回路が適用される。
プ13に形成する平面光導波路10の構成は特に限定さ
れるものではなく適宜設定されるものであり、例えばア
レイ導波路回折格子の回路、マッハツェンダ光干渉計回
路、1×N(Nは2以上の整数)光導波路回路等、様々
な回路が適用される。
【0059】そして、例えばこれらの回路によって合波
した合波光出力部に光ファイバ1を接続する構成を、上
記各実施形態例に適用した光導波路チップ13と光ファ
イバ1との接続構成にすることにより、挿入損失が小さ
く、かつ、合波光強度が大きくてもその高強度光に耐え
られる信頼性の高い光導波路モジュールを実現できる。
した合波光出力部に光ファイバ1を接続する構成を、上
記各実施形態例に適用した光導波路チップ13と光ファ
イバ1との接続構成にすることにより、挿入損失が小さ
く、かつ、合波光強度が大きくてもその高強度光に耐え
られる信頼性の高い光導波路モジュールを実現できる。
【0060】さらに、本発明の光導波路モジュールは、
基板上に平面光導波路を形成して成る光導波路チップ1
3と、該光導波路チップ13に光接続される少なくとも
1本の光ファイバ1とを有する構成であり、光ファイバ
1の本数を複数本としてもよい。
基板上に平面光導波路を形成して成る光導波路チップ1
3と、該光導波路チップ13に光接続される少なくとも
1本の光ファイバ1とを有する構成であり、光ファイバ
1の本数を複数本としてもよい。
【0061】この場合、それぞれの光ファイバ13の一
端側を平面光導波路10の対応するコア部7の端部と対
向配置し、それぞれの光ファイバ1の他端側から該光フ
ァイバ1に通光させた溶着用レーザ光を光ファイバの一
端側まで導波させることにより、溶着用レーザ光によっ
て光ファイバ1の一端側と平面光導波路10の対応する
コア部端部とを溶着接続する。
端側を平面光導波路10の対応するコア部7の端部と対
向配置し、それぞれの光ファイバ1の他端側から該光フ
ァイバ1に通光させた溶着用レーザ光を光ファイバの一
端側まで導波させることにより、溶着用レーザ光によっ
て光ファイバ1の一端側と平面光導波路10の対応する
コア部端部とを溶着接続する。
【0062】上記溶着接続に際し、例えば、溶着用レー
ザ20から出力されるレーザ光を適宜の分岐手段により
分岐して複数本の光ファイバ1に同時に入力すれば、複
数本の光ファイバ1と対応するコア部7とを一度に溶着
接続することができる。
ザ20から出力されるレーザ光を適宜の分岐手段により
分岐して複数本の光ファイバ1に同時に入力すれば、複
数本の光ファイバ1と対応するコア部7とを一度に溶着
接続することができる。
【0063】また、複数本の光ファイバ1の配列間隔
は、例えば250μmといった一般的な光ファイバテー
プに配列されている間隔にすることも可能であり、それ
により光導波路モジュールの小型化も実現できる。
は、例えば250μmといった一般的な光ファイバテー
プに配列されている間隔にすることも可能であり、それ
により光導波路モジュールの小型化も実現できる。
【0064】なお、光ファイバ1の外部に設けたレーザ
等の加熱手段により光ファイバ1を溶融させて光ファイ
バ1と接続相手側の光部品とを接続する方法を用い、複
数本の光ファイバ1と光導波路チップ13等の接続相手
側の光部品を接続する場合、2本以上の光ファイバを同
時に溶着接続することは不可能であった。
等の加熱手段により光ファイバ1を溶融させて光ファイ
バ1と接続相手側の光部品とを接続する方法を用い、複
数本の光ファイバ1と光導波路チップ13等の接続相手
側の光部品を接続する場合、2本以上の光ファイバを同
時に溶着接続することは不可能であった。
【0065】また、従来は、光ファイバ1同士の配列間
隔は1mm程度であり、例えば250μmといった狭い
間隔で複数の光ファイバ1同士を配列することはできな
かった。それに対し、本発明は、狭い間隔で配列してい
る光ファイバを光導波路チップに的確に接続できる効果
も発揮できる。
隔は1mm程度であり、例えば250μmといった狭い
間隔で複数の光ファイバ1同士を配列することはできな
かった。それに対し、本発明は、狭い間隔で配列してい
る光ファイバを光導波路チップに的確に接続できる効果
も発揮できる。
【0066】
【発明の効果】本発明によれば、光導波路チップの平面
光導波路のコアと光ファイバの一端側は、光ファイバの
他端側から該光ファイバに通光させた溶着用レーザ光を
光ファイバの一端側まで導波させることにより溶着接続
されており、光導波路チップの平面光導波路のコアと光
ファイバの一端側との接続部に接着剤等の有機物を介在
させていないので、前記接続部を高強度光が通過しても
接続部の劣化が生じない。したがって、本発明の光導波
路モジュールは、高強度光の通過に耐えられる信頼性の
高い光導波路モジュールを実現できる。
光導波路のコアと光ファイバの一端側は、光ファイバの
他端側から該光ファイバに通光させた溶着用レーザ光を
光ファイバの一端側まで導波させることにより溶着接続
されており、光導波路チップの平面光導波路のコアと光
ファイバの一端側との接続部に接着剤等の有機物を介在
させていないので、前記接続部を高強度光が通過しても
接続部の劣化が生じない。したがって、本発明の光導波
路モジュールは、高強度光の通過に耐えられる信頼性の
高い光導波路モジュールを実現できる。
【0067】また、本発明の光導波路モジュールにおい
て、平面光導波路のコア部端部と光ファイバの一端側は
間隔を介して対向配置され、前記平面光導波路のコア部
端面と前記光ファイバの一端面との間で溶着用レーザ光
を多重反射させることにより該溶着用レーザ光の光エネ
ルギーを増加させて前記平面光導波路のコア部端部と前
記光ファイバ一端側とが溶着接続されている構成によれ
ば、光導波路チップの平面光導波路のコアと光ファイバ
の一端側との接続をより一層良好に行うことができる。
て、平面光導波路のコア部端部と光ファイバの一端側は
間隔を介して対向配置され、前記平面光導波路のコア部
端面と前記光ファイバの一端面との間で溶着用レーザ光
を多重反射させることにより該溶着用レーザ光の光エネ
ルギーを増加させて前記平面光導波路のコア部端部と前
記光ファイバ一端側とが溶着接続されている構成によれ
ば、光導波路チップの平面光導波路のコアと光ファイバ
の一端側との接続をより一層良好に行うことができる。
【0068】さらに、本発明の光導波路モジュールにお
いて、平面光導波路のコア部端面と光ファイバの一端面
との間隔を溶着用レーザ光波長の半分の約整数倍として
光ファイバと光導波路チップとを溶着接続した構成によ
れば、光導波路チップの平面光導波路のコアと光ファイ
バの一端側との接続をさらにより一層良好に行うことが
できる。
いて、平面光導波路のコア部端面と光ファイバの一端面
との間隔を溶着用レーザ光波長の半分の約整数倍として
光ファイバと光導波路チップとを溶着接続した構成によ
れば、光導波路チップの平面光導波路のコアと光ファイ
バの一端側との接続をさらにより一層良好に行うことが
できる。
【0069】さらに、本発明の光導波路モジュールにお
いて、平面光導波路のコア部端部と光ファイバの一端側
とが低融点ガラスを介して対向配置され、該低融点ガラ
スの溶着用レーザ光による融解によって前記平面光導波
路のコア部端部と前記光ファイバの一端側とが溶着接続
されている構成によれば、溶着用レーザの出力を小さめ
にしても、低融点ガラスの溶解によって、光導波路チッ
プの平面光導波路のコアと光ファイバの一端側との接続
を良好に行うことができる。
いて、平面光導波路のコア部端部と光ファイバの一端側
とが低融点ガラスを介して対向配置され、該低融点ガラ
スの溶着用レーザ光による融解によって前記平面光導波
路のコア部端部と前記光ファイバの一端側とが溶着接続
されている構成によれば、溶着用レーザの出力を小さめ
にしても、低融点ガラスの溶解によって、光導波路チッ
プの平面光導波路のコアと光ファイバの一端側との接続
を良好に行うことができる。
【0070】さらに、上記のように低融点ガラスを設け
て光導波路モジュールと光ファイバとを接続する本発明
の光導波路モジュールにおいて、低融点ガラスは溶着用
レーザ光波長の光を吸収し、光導波路モジュールの通信
使用波長の光を透過する光透過特性を有する構成によれ
ば、溶着用レーザのレーザ光によって低融点ガラスを的
確に溶解して光導波路チップの平面光導波路のコアと光
ファイバの一端側を接続でき、かつ、通信使用波長の光
の挿入損失が小さい光導波路モジュールを実現できる。
て光導波路モジュールと光ファイバとを接続する本発明
の光導波路モジュールにおいて、低融点ガラスは溶着用
レーザ光波長の光を吸収し、光導波路モジュールの通信
使用波長の光を透過する光透過特性を有する構成によれ
ば、溶着用レーザのレーザ光によって低融点ガラスを的
確に溶解して光導波路チップの平面光導波路のコアと光
ファイバの一端側を接続でき、かつ、通信使用波長の光
の挿入損失が小さい光導波路モジュールを実現できる。
【0071】さらに、上記のように低融点ガラスを設け
て光導波路モジュールと光ファイバとを接続する本発明
の光導波路モジュールにおいて、低融点ガラスはTi、
V、Cr、Mn、Fe、Co、Ni、Cu、Ag、Y
b、Nd、Tmのうち少なくとも1種類の元素を含む構
成によれば、溶着用レーザ光波長の光を吸収し、光導波
路モジュールの通信使用波長の光を透過する光透過特性
を有する低融点ガラスを容易に形成でき、上記効果を発
揮することができる。
て光導波路モジュールと光ファイバとを接続する本発明
の光導波路モジュールにおいて、低融点ガラスはTi、
V、Cr、Mn、Fe、Co、Ni、Cu、Ag、Y
b、Nd、Tmのうち少なくとも1種類の元素を含む構
成によれば、溶着用レーザ光波長の光を吸収し、光導波
路モジュールの通信使用波長の光を透過する光透過特性
を有する低融点ガラスを容易に形成でき、上記効果を発
揮することができる。
【0072】さらに、従来は、2本以上の光ファイバを
光導波路チップ等の光部に同時に溶着接続することは不
可能であったのに対し、本発明の光導波路モジュールに
おいて、光導波路チップに光接続される少なくとも2本
の光ファイバを有し、溶着用レーザ光を前記少なくとも
2本の光ファイバに分岐して通光し、前記少なくとも2
本の光ファイバを同時に溶着接続した構成によれば、2
本以上の光ファイバを同時に光導波路チップに正確に溶
着接続することができる。
光導波路チップ等の光部に同時に溶着接続することは不
可能であったのに対し、本発明の光導波路モジュールに
おいて、光導波路チップに光接続される少なくとも2本
の光ファイバを有し、溶着用レーザ光を前記少なくとも
2本の光ファイバに分岐して通光し、前記少なくとも2
本の光ファイバを同時に溶着接続した構成によれば、2
本以上の光ファイバを同時に光導波路チップに正確に溶
着接続することができる。
【0073】したがって、この構成の光導波路モジュー
ルは、少なくとも2本の光ファイバを光導波路チップに
溶着接続した、製造作業性が良好な光導波路モジュール
を実現できる。
ルは、少なくとも2本の光ファイバを光導波路チップに
溶着接続した、製造作業性が良好な光導波路モジュール
を実現できる。
【図1】本発明に係る光導波路モジュールの第1実施形
態例の要部構成図(a)と、この第1実施形態例の製造
工程図(b)である。
態例の要部構成図(a)と、この第1実施形態例の製造
工程図(b)である。
【図2】上記第1実施形態例の光導波路モジュール製造
時の光導波路チップと光ファイバの配置構成を示す説明
図である。
時の光導波路チップと光ファイバの配置構成を示す説明
図である。
【図3】上記第1実施形態例に適用されている光導波路
チップの接続端面を示す説明図である。
チップの接続端面を示す説明図である。
【図4】上記第1実施形態例の耐ハイパワー試験結果を
従来例における結果と共に示すグラフである。
従来例における結果と共に示すグラフである。
【図5】本発明に係る光導波路モジュールの第2実施形
態例の要部構成図(a)と、この第2実施形態例の製造
工程図(b)である。
態例の要部構成図(a)と、この第2実施形態例の製造
工程図(b)である。
【図6】光導波路モジュールの構成例を示す説明図であ
る。
る。
1,1a,1b 光ファイバ
7 コア部
8 一端側
10 平面光導波路
11 基板
13 光導波路チップ
14 低融点ガラス
17 コア
18 他端側
20 溶着用レーザ
フロントページの続き
(72)発明者 椎野 雅人
東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古
河電気工業株式会社内
Fターム(参考) 2H037 AA01 BA24 DA02 DA04 DA16
Claims (8)
- 【請求項1】 基板上に平面光導波路を形成して成る光
導波路チップと、該光導波路チップに光接続される少な
くとも1本の光ファイバとを有し、該光ファイバの一端
側は前記平面光導波路の対応するコア部端部と対向配置
されており、前記光ファイバの他端側から該光ファイバ
に通光させた溶着用レーザ光を光ファイバの一端側まで
導波させることにより、前記溶着用レーザ光によって前
記光ファイバの一端側と前記平面光導波路の対応するコ
ア部端部とが溶着接続されていることを特徴とする光導
波路モジュール。 - 【請求項2】 平面光導波路のコア部端部と光ファイバ
の一端側は間隔を介して対向配置され、前記平面光導波
路のコア部端面と前記光ファイバの一端面との間で溶着
用レーザ光を多重反射させることにより該溶着用レーザ
光の光エネルギーを増加させて前記平面光導波路のコア
部端部と前記光ファイバ一端側とが溶着接続されている
ことを特徴とする請求項1記載の光導波路モジュール。 - 【請求項3】 平面光導波路のコア部端面と光ファイバ
の一端面との間隔を溶着用レーザ光波長の半分の約整数
倍としたことを特徴とする請求項2記載の光導波路モジ
ュール。 - 【請求項4】 平面光導波路のコア部端部と光ファイバ
の一端側とが低融点ガラスを介して対向配置され、該低
融点ガラスの溶着用レーザ光による融解によって前記平
面光導波路のコア部端部と前記光ファイバの一端側とが
溶着接続されていることを特徴とする請求項1記載の光
導波路モジュール。 - 【請求項5】 低融点ガラスは溶着用レーザ光波長の光
を吸収し、光導波路モジュールの通信使用波長の光を透
過する光透過特性を有することを特徴とする請求項4記
載の光導波路モジュール。 - 【請求項6】 低融点ガラスはTi、V、Cr、Mn、
Fe、Co、Ni、Cu、Ag、Yb、Nd、Tmのう
ち少なくとも1種類の元素を含むことを特徴とする請求
項4または請求項5記載の光導波路モジュール。 - 【請求項7】 光導波路チップに光接続される少なくと
も2本の光ファイバを有し、溶着用レーザ光を前記少な
くとも2本の光ファイバに分岐して通光し、これらの少
なくとも2本の光ファイバを同時に光導波路チップに溶
着接続したことを特徴とする請求項1乃至請求項6記載
の光導波路モジュール。 - 【請求項8】 基板上に平面光導波路を形成して成る光
導波路チップと該光導波路チップに接続される少なくと
も1本の光ファイバとを用意し、前記光導波路チップの
平面光導波路のコア部端部と、該コア部端部に接続され
る前記光ファイバの一端側とを対向配置し、該光ファイ
バの他端側から該光ファイバに通光させた溶着用レーザ
光を光ファイバの一端側まで導波させることによって、
前記溶着用レーザ光によって前記光ファイバの一端側と
前記平面光導波路のコア部端部とを溶着接続することを
特徴とする光導波路モジュールの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002033997A JP2003232956A (ja) | 2002-02-12 | 2002-02-12 | 光導波路モジュールおよびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002033997A JP2003232956A (ja) | 2002-02-12 | 2002-02-12 | 光導波路モジュールおよびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003232956A true JP2003232956A (ja) | 2003-08-22 |
Family
ID=27776630
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002033997A Pending JP2003232956A (ja) | 2002-02-12 | 2002-02-12 | 光導波路モジュールおよびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003232956A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021009215A (ja) * | 2019-07-01 | 2021-01-28 | 住友ベークライト株式会社 | 光配線部品および電子機器 |
JP2021009216A (ja) * | 2019-07-01 | 2021-01-28 | 住友ベークライト株式会社 | 光配線部品および電子機器 |
-
2002
- 2002-02-12 JP JP2002033997A patent/JP2003232956A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021009215A (ja) * | 2019-07-01 | 2021-01-28 | 住友ベークライト株式会社 | 光配線部品および電子機器 |
JP2021009216A (ja) * | 2019-07-01 | 2021-01-28 | 住友ベークライト株式会社 | 光配線部品および電子機器 |
JP7293917B2 (ja) | 2019-07-01 | 2023-06-20 | 住友ベークライト株式会社 | 光配線部品および電子機器 |
JP7408933B2 (ja) | 2019-07-01 | 2024-01-09 | 住友ベークライト株式会社 | 光配線部品および電子機器 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3749652B2 (ja) | 光合分波器、光導波路モジュールおよび光通信装置 | |
US7113674B2 (en) | Method of manufacturing a fiber-type optical coupler with slanting bragg diffraction gratings | |
US5661835A (en) | Optical composite module and method of assembling the same | |
US6839492B2 (en) | Packaging device for optical waveguide element | |
JP4010012B2 (ja) | 光導波路を含む光システム | |
KR100897887B1 (ko) | 광섬유어레이를 이용한 평판형 광도파로 소자와 능동소자의하이브리드 집적구조 | |
JP2003500863A (ja) | 集積化された光チャネル導波路増幅器およびポンプ源を有する小型光増幅器パッケージ | |
JP2008209520A (ja) | 光フィルタモジュール | |
JPH10307221A (ja) | 半導体光結合装置及びその組立方法 | |
JP2005010373A (ja) | 光導波路部品およびその製造方法 | |
US20100021103A1 (en) | Wavelength blocker | |
JP2003232956A (ja) | 光導波路モジュールおよびその製造方法 | |
JP4712591B2 (ja) | 光回路モジュール | |
JPH0255304A (ja) | 光集積回路 | |
US20020102057A1 (en) | All fiber dwdm multiplexer and demultiplexer | |
JP4319067B2 (ja) | 光合分波器 | |
KR101501140B1 (ko) | 광 파워 모니터 구조를 개량시킨 평판형 광도파로 소자 모듈 | |
KR100487216B1 (ko) | 정렬성이 향상된 온도 무의존형 파장분할 다중화/역다중화장치 및 그 정렬방법 | |
US6690856B2 (en) | Optical waveguide filter using multi-mode interference | |
JP3357979B2 (ja) | 光波長合分波器 | |
Gamano et al. | Compact 1.31&1. 49/1.55 μ m WDM using fiber type lens | |
JP2006003786A (ja) | 光部品及びその製造方法 | |
CN118655664A (zh) | 一种cpo模块 | |
JP2005173213A (ja) | 光コリメータおよびこれを用いた光部品 | |
Gamano et al. | Compact 1.31&1. 49/1.55/spl mu/m WDM using fiber type lens |