JP2003232657A - 車両用指針計器 - Google Patents

車両用指針計器

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JP2003232657A
JP2003232657A JP2002034415A JP2002034415A JP2003232657A JP 2003232657 A JP2003232657 A JP 2003232657A JP 2002034415 A JP2002034415 A JP 2002034415A JP 2002034415 A JP2002034415 A JP 2002034415A JP 2003232657 A JP2003232657 A JP 2003232657A
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light
light emitting
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vehicle
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JP2002034415A
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Hiroshi Tsuchiya
裕志 土屋
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Denso Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 目盛盤2の外周側に透明な外周リング3を
設け指針4の回動に連動して外周リング3を局部的に発
光させることにより、指針4の視認性を向上させつつ、
斬新な見栄えを有するコンビネーションメータ1を提供
する。 【解決手段】 目盛盤2の外周側に同軸上に配置された
透明材料からなる外周リング3を設け、選択発光手段と
して導光体である指針4および第1の光源である発光ダ
イオード5を設け、発光ダイオード5からの光を指針4
の先端から外周リング3に入射させる構成とした。これ
により、指針4と、外周リング3の発光面3cの指針4
径方向延長上に当たる部分とを発光させることができ、
指針4の長さを、目盛盤2の外径側の外周リング3まで
延長した場合と同等の視認性が得られるので、運転者に
よる速度指示の視認性を向上しつつ、斬新な見栄えのコ
ンビネーションメータ1を提供することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両、たとえば自
動車、二輪車等に採用するに適した車両用指針計器に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、車両に装備される車両用指針計器
においては、見栄えのある斬新な視認性を確保するため
に様々な方法が採られている。例えば、実開昭63−1
13917号公報に開示される指針表示装置では、リン
グ状の目盛盤の裏側(運転者から見て目盛盤よりも遠い
側)に指針を配置している。つまり、一般的な指針表示
装置に対して、目盛盤と指針の前後方向位置関係を逆に
して、斬新な見栄えを得ようとするものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この指
針表示装置においては、走行速度等の物理量を指示する
指針は、リング状の目盛盤の内径部においてのみ視認さ
れる。言い換えると、通常の指針計器より指針の長さが
短く視認されるため、運転者による指針の視認性が低下
する可能性があった。
【0004】そこで、本発明は、このようなことに対処
するため、目盛盤の外周側に透明な外周リングを設け
て、指針の回動に連動してこの外周リングを局部的に発
光させることにより、指針の視認性を向上させつつ、斬
新な見栄えを有する車両用指針計器を提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、以下の技術的手段を採用する。
【0006】本発明の請求項1に記載の車両用指針計器
は、目盛盤の外周側に同軸上に配置された透明材料から
なる外周リングと、指針の回動に連動して外周リングを
局部的に発光させる選択発光手段とを備える構成とし
た。これにより、従来の車両用指針計器における指針の
みによる物理量指示に代わって、指針と、目盛盤の外周
側に配置された透明な外周リングによる発光表示との両
方により物理量指示を行えるので、指針の視認性を向上
させつつ、斬新な見栄えを有する車両用指針計器を提供
できる。
【0007】本発明の請求項2に記載の車両用指針計器
では、選択発光手段は、指針軸に固定されて指針軸と一
体的に回動する導光体と、この導光体に光を入射させる
第1の光源とを備え、導光体に入射した第1の光源から
の光を外周リングに向けて出射させる構成とした。これ
により、指針の回動に連動して外周リングの指針の指示
方向延長上に対応する部分のみを容易に発光表示させる
ことができる。
【0008】本発明の請求項3に記載の車両用指針計器
は、選択発光手段は、外周リングに対応して円弧状に複
数個配置された第2の光源と、指針の回動に連動して第
2の光源の点灯・消灯を切換える切換え手段とを備える
構成とした。これにより、指針の回動に連動して常に指
針の指示方向延長上に対応する1個の第2の光源を点灯
させて、外周リングの指針の指示方向延長上に対応する
部分のみを容易に発光表示させることができる。
【0009】本発明の請求項4に記載の車両用指針計器
は、選択発光手段は、指針軸に固定されて指針軸と一体
的に回動する第3の光源であって、この第3の光源は、
指針の指示方向(指針の長手方向)に光を照射し、且つ
外周リングに光を入射可能であるように配置された構成
とした。これにより、指針の回動に連動して常に外周リ
ングの指針の指示方向延長上に対応する部分のみを容易
に発光表示させることができる。
【0010】本発明の請求項5に記載の車両用指針計器
は、選択発光手段は、外周リングの裏面側に外周リング
に対応して配置されたリング状または円弧状の発光体
と、外周リングと発光体との間に配置され指針軸と一体
的に回動する円盤状の遮光板とを備え、この遮光板に
は、指針と対応した位置に発光体からの光が外周リング
に向けて透過する開口部が設けられた構成とした。これ
により、指針の回動に連動して常に外周リングの指針の
指示方向延長上に対応する部分のみを容易に発光表示さ
せることができる。
【0011】本発明の請求項6に記載の車両用指針計器
は、導光体は指針を形成する構成とした。これにより、
車両用指針計器の部品点数、組付け工数を低減すること
ができる。
【0012】本発明の請求項7に記載の車両用指針計器
は、第1の光源は指針に内蔵される構成とした。これに
より、車両用指針計器の部品点数、組付け工数を低減す
ることができる。
【0013】本発明の請求項8に記載の車両用指針計器
は、第3の光源は指針を形成する構成とした。これによ
り、車両用指針計器の部品点数、組付け工数を低減する
ことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明による車両用指針計
器を自動車用コンビネーションメータに適用した場合を
例に図面に基づいて説明する。
【0015】(第1の実施形態)図1は、本発明の第1
の実施形態による車両用指針計器であるコンビネーショ
ンメータ1の断面図であり、図2のI−I線断面図であ
る。
【0016】図2は、コンビネーションメータ1の正面
図である。
【0017】コンビネーションメータ1は、自動車の運
転席前方の運転者から視認可能な位置に配設されて自動
車の走行速度を表示すると共に、走行距離、各種警告等
の情報を表示している。自動車の走行速度は、リング状
の目盛盤2と、外部からの電気信号である車速信号に応
じて指針軸6aを回動させるムーブメント6と、指針軸
6aの先端部に支持された指針4とにより表示される。
また、走行距離、各種警告等の情報は、指針4のムーブ
メント6側(図1の右側)に配置された表示盤9上に表
示される。
【0018】目盛盤2は、非透光性材料からなり、たと
えばアルミニウムの薄板によりリング状に形成されてい
る。目盛盤2には、自動車の走行速度を表示するための
目盛部2a、数字部2b、文字部2cが形成されてい
る。すなわち、目盛部2a、数字部2b、文字部2c
は、プレス加工、あるいはエッチング処理により、各形
状の孔を開けて形成されている。また、目盛盤2の表面
2dは見栄え向上のためにヘアライン仕上げが施されて
いる。また、目盛盤2には、目盛盤2の内径部を塞ぐよ
うに透明材料、たとえばポリカーボネート樹脂の薄板か
らなるカバー14が取付けられて、コンビネーションメ
ータ1内への水滴や埃の侵入を防止している。ここで、
目盛盤2およびカバー14は、運転者側(図1の左側)
に対して凹面状を成すように成形されている。これによ
り、運転者側(図1の左側)からの外来光、たとえば太
陽光等が目盛盤2およびカバー14上で反射して運転者
を眩惑することを防止できる。
【0019】目盛盤2の裏面(図1の右側)には、透明
あるいは半透明材料、たとえばアクリル樹脂等からなる
導光リング7が目盛盤2に密着して取付けられている。
そして、導光リング7には光源として発光ダイオード8
が装着され、発光ダイオード8から導光リング7内に入
射した光を目盛部2a、数字部2b、文字部2cへ導
き、これらを発光表示させている。
【0020】目盛盤2の外周側には、同軸上に外周リン
グ3が配置されている。外周リング3は、透明材料、た
とえばアクリル樹脂等から略円筒状形成され、外周リン
グ3には、内周面3a、反射面3b、運転者側(図1の
左側)端部に発光面3cがそれぞれ設けられている。
【0021】目盛盤2の裏面側には、外部からの電気信
号、すなわち車速信号に応じて指針軸6aを回動させる
ムーブメント6が配設されている。ムーブメント6は、
コンビネーションメータ1の電気回路部を構成するプリ
ント基板12に実装されている。指針軸6aの先端部に
は、目盛盤2の裏面側に沿って回動する指針4が固定さ
れている。
【0022】指針4は、透明な材料、たとえばアクリル
樹脂等から形成されている。この指針4は、指針4の回
動に連動して外周リング3を局部的に発光させる選択発
光手段の構成部材である導光体を兼ねている。そして、
指針4には、選択発光手段の他の構成部材であり導光体
に光を入射させる第1の光源としての発光ダイオード5
が取付けられている。発光ダイオード5からの光は、図
1中の矢印のように進み、指針4を運転者が視認可能な
ように発光表示させると同時に、内周面3aから外周リ
ング3内に入射する。さらに反射面3b上で反射して外
周リング3の発光面3cから出射して発光する。
【0023】指針4とプリント基板12の中間には、表
示盤9が設置されている。表示盤9は、透明または半透
明材料、たとえばアクリル樹脂等からなり、図2に示す
ように、警告表示部9aが設けられている。警告表示部
9aは、表示盤9に印刷あるいはホットスタンプを施し
て形成され、表示盤9の裏面側から発光ダイオード13
の発する光に照射されて発光表示される。また、表示盤
9の開口部9bには、液晶表示装置11が運転者から視
認可能に嵌め込まれている。この液晶表示装置11は、
液晶パネル10上に自動車の走行距離を表示している。
ここで、発光ダイオード13および液晶表示装置11
は、プリント基板12上に実装されている。なお、プリ
ント基板12には、各発光ダイオード5、8、13、液
晶表示装置11およびムーブメント6を駆動するための
コントローラ16が実装されている。さらに、表示盤9
は、プリント基板12やその上に実装されている部品等
を運転者の視線から遮る役割を果たしている。
【0024】上述の各構成部品は、樹脂あるいは金属か
らなるケース15内に収容・保持されている。
【0025】次に、本発明の第1の実施形態によるコン
ビネーションメータ1の電気回路構成について説明す
る。図3には、本発明の第1の実施形態によるコンビネ
ーションメータ1の電気回路構成図を示す。図3に示す
ように、コントローラ16には、バッテリ40から電力
が常時供給されている。また、コントローラ16には、
車速センサ17、エンジン冷却水温度を検出する水温セ
ンサ18が接続されている。コントローラ16は、車速
センサ17の検出信号に基づいてムーブメント6を駆動
し指針4を回動させて車速を指示する。また、コントロ
ーラ16は、車速センサ17からの検出信号に基づき該
自動車の走行距離を算出し、液晶表示装置11を駆動し
て液晶パネル10上にそれを表示する。また、コントロ
ーラ16は、水温センサ18からの検出信号に基づき該
自動車のエンジン冷却水温を算出し、予め設定された温
度より高くなると発光ダイオード13を点灯させて警告
表示部9aを発光表示させる。
【0026】次に、このように構成した本発明の第1の
実施形態によるコンビネーションメータ1の視認状態に
ついて説明する。
【0027】(1)イグニッションスイッチ30がON
された場合。
【0028】運転者によりイグニッションスイッチ30
がONされバッテリ40の電圧がコントローラ16に印
加されると、コントローラ16はイグニッションスイッ
チ30がONされたことを検知して、発光ダイオード
5、8を点灯駆動する。同時に、液晶表示装置11およ
びムーブメント6を駆動して、液晶パネル10上に自動
車の走行距離を表示すると共に、走行速度に応じて指針
4を回動させる。これにより、目盛盤2の目盛部2a、
数字部2b、文字部21cおよび指針4が発光表示され
る。さらに、発光ダイオード5からの光により外周リン
グ3の発光面3cの指針4に対応した部分、つまり指針
4の延長上に相当する部分のみが明るく発光する。そし
て、自動車が走り出して走行速度が上がると指針4が回
動する。この指針4の回動に同期して、常に指針4の延
長上に当たる発光面3cが発光ダイオードするように、
発光面3c上の発光部位も移動する。すなわち、本発明
の第1の実施形態によるコンビネーションメータ1にお
いては、従来のコンビネーションメータにおける指針の
みによる車速指示に代えて、指針4と外周リング3の発
光面3cの両者により車速を指示することができるの
で、運転者が速度指示を読み取る視認性を向上させると
共に、斬新な見栄えのコンビネーションメータ1を提供
することができる。
【0029】(2)イグニッションスイッチ30がOF
Fされた場合。
【0030】運転者によりイグニッションスイッチ30
がOFFされると、コントローラ16は、イグニッショ
ンスイッチ30がOFFされたことを検知して発光ダイ
オード5、8を消灯する。同時に、液晶表示装置11お
よびムーブメント6の駆動を停止する。
【0031】以上説明した、本発明の第1の実施形態に
よるコンビネーションメータ1においては、目盛盤2の
外周側に同軸上に配置された透明材料からなる外周リン
グ3と、指針4の回動に連動して外周リング3を局部的
に発光させる選択発光手段とを備える構成とした。これ
により、指針4と、外周リング3の発光面3cの指針4
径方向延長上に当たる部分の両方を同時に発光させるこ
とにより車速を指示することができる。言い換えると、
従来のコンビネーションメータにおいて、目盛盤2の内
径までであった指針の長さを、目盛盤2の外径側の外周
リング3まで延長した場合と同等の視認性向上(読取易
さ)効果が得られる。したがって、運転者による速度指
示の視認性の向上と、斬新な見栄えの実現とを両立させ
たコンビネーションメータ1を提供することができる。
【0032】また、選択発光手段の構成部材であり指針
軸6aに固定されて指針軸6aと一体的に回動する導光
体として、透明材料からなる指針4を兼用させ、選択発
光手段の他の構成部材であり導光体に光を入射させる第
1の光源である発光ダイオード5を指針4に取付け、発
光ダイオード5が発する光が指針4を経由して外周リン
グ3に入射する構成とした。これにより、指針4の回動
に連動して外周リング3の指針の指示方向延長線上に対
応する部分のみを容易に確実に発光表示させることがで
きる。また、部品点数、組付け工数を低減してコンビネ
ーションメータ1のコストを抑えることができる。
【0033】なお、以上説明した、本発明の第1の実施
形態によるコンビネーションメータ1において、指針4
自体を光源から形成してもよい。すなわち、指針4を、
棒状の光源、たとえば発光ダイオードの集合体あるいは
冷陰極管等により形成して、その光の一部を外周リング
3の内周面3aに入射させてもよい。
【0034】(第2の実施形態)次に、本発明の第2の
実施形態によるコンビネーションメータ1について説明
する。図4は、本発明の第2の実施形態によるコンビネ
ーションメータ1の断面図である。
【0035】第2の実施形態においては、第1の実施形
態に対して、指針4の回動に連動して外周リング3を局
部的に発光させる選択発光手段を変更している。すなわ
ち、第2の実施形態においては、選択発光手段として、
外周リング3に対応して円弧状に複数個配列された第2
の光源として発光ダイオード19と、指針4の回動に連
動して第2の光源の点灯・消灯を切換える切換え手段と
して指針4の回転角度を検出する角度センサ20を設け
ている。図5には、外周リング3と発光ダイオード19
との位置関係を説明する外観斜視図を示す。
【0036】第2の光源である発光ダイオード19は、
図5に示すように、プリント基板12上に外周リング3
に対応して同軸上の円弧状に配列して実装されている。
発光ダイオード19が点灯すると、外周リング3の発光
面3cの点灯した発光ダイオード19に対応した部分の
みが明るく発光する。
【0037】一方、角度センサ20は、ムーブメント6
の指針4と反対側端面に、指針軸6aの回転角度を検出
可能に取付けられて、角度信号を出力する。
【0038】次に、本発明の第2の実施形態によるコン
ビネーションメータ1の電気回路構成について説明す
る。図6に、本発明の第2の実施形態によるコンビネー
ションメータ1の電気回路構成図を示す。第2の実施形
態においては、図3に示す第1の実施形態によるコンビ
ネーションメータ1の電気回路に対して、発光ダイオー
ド9および角度センサ20がコントローラ16に追加接
続されている。
【0039】次に、本発明の第2の実施形態によるコン
ビネーションメータ1の作動および視認状態について説
明する。 (1)イグニッションスイッチ30がONされた場合。
【0040】運転者によりイグニッションスイッチ30
がONされバッテリ40の電圧がコントローラ16に印
加されると、コントローラ16はイグニッションスイッ
チ30がONされたことを検知して、液晶表示装置11
およびムーブメント6を駆動して、液晶パネル10上に
自動車の走行距離を表示すると共に、走行速度に応じて
指針4を回動させる。同時に、発光ダイオード5、8を
点灯駆動する。さらにコントローラ16は、角度センサ
20からの角度信号に基づいて指針4の角度に対応し
た、すなわち指針4の径方向延長上に位置している発光
ダイオード19を点灯駆動する。これにより、第1の実
施形態の場合と同様に、外周リング3の発光面3cの指
針4径方向延長上に当たる部分を発光させることができ
るので、運転者が速度指示を読み取る視認性を向上させ
ると共に、斬新な見栄えのコンビネーションメータ1を
提供することができる。
【0041】(2)イグニッションスイッチ30がOF
Fされた場合。
【0042】運転者によりイグニッションスイッチ30
がOFFされると、コントローラ16は、イグニッショ
ンスイッチ30がOFFされたことを検知して発光ダイ
オード5、8、19を消灯する。同時に、液晶表示装置
11およびムーブメント6の駆動を停止する。
【0043】以上説明した、本発明の第2の実施形態に
よるコンビネーションメータ1においては、常に、指針
4の径方向延長上に位置している1個の発光ダイオード
19を点灯駆動しているが、これを複数点灯駆動しても
よい。すなわち、自動車の走行速度が0における指針4
の角度から、或る速度における指針4の角度までに対応
するすべての発光ダイオード19を点灯駆動してもよ
い。この場合、外周リング3の発光面3cの発光形状は
点状(走行速度が0の時)あるいは円弧状になる。そし
て、発光面3cの円弧状発光部の速度0と反対側端部
が、指針4の指示位置に対応する。これにより、運転者
が速度指示を読み取る視認性を向上させると共に、斬新
な見栄えのコンビネーションメータ1を提供することが
できる。
【0044】(第3の実施形態)次に、本発明の第3の
実施形態によるコンビネーションメータ1について説明
する。図7は、本発明の第3の実施形態によるコンビネ
ーションメータ1の断面図である。
【0045】第3の実施形態においては、第1の実施形
態に対して、指針4の回動に連動して外周リング3を局
部的に発光させる選択発光手段を変更している。すなわ
ち、第3の実施形態においては、選択発光手段として、
外周リング3に対応して配置されたリング状または円弧
状の発光体21と、外周リング3とこの発光体21との
間に配置され且つ指針軸6aと一体的に回動する遮光板
22とを設けている。さらに、遮光板22には、指針4
に対応した位置に、発光体21からの光を外周リング3
に入射させるための開口部である孔22bが設けられて
いる。
【0046】発光体21は、透明または半透明な樹脂
と、光源、たとえば発光ダイオードあるいは電球とから
構成され、光源(図示せず)が点灯されると、発光体2
1の表面21a全体がほぼ均一な明るさで発光する。ま
た、発光体21は、図7に示すように、表示盤9の目盛
盤2側に取付けられている。
【0047】遮光板22は、透明な材料、たとえばアク
リル樹脂等の薄板から円盤状に形成され、図7に示すよ
うに、外周リング3と発光体21との間に位置させて指
針軸6aに固定されている。それにより、遮光板22は
指針4と同期して回動する。また、遮光板22の外周部
には、印刷、ホットスタンプ等により遮光部22aが形
成されている。この遮光部22aは、発光体21からの
光が外周リング3に入射しないように遮っている。図8
には、遮光板22の部分外観斜視図を示す。遮光板22
の遮光部22aには、図8に示すように、指針4に対応
して、すなわち指針4と同位相上に孔22bが設けられ
ている。なお、孔22bの設ける代わりに、遮光部22
aの孔22b相当位置を透明状態としてもよい。したが
って、孔22bを透過して外周リング3に入射した発光
体21からの光により、発光面3cの孔22bに対応し
た部分、つまり指針4に対応した部分だけを発光させる
ことができる。
【0048】これにより、第1の実施形態の場合と同様
に、外周リング3の発光面3cの指針4径方向延長上に
当たる部分を発光させることができるので、運転者が速
度指示を読み取る視認性を向上させると共に、斬新な見
栄えのコンビネーションメータ1を提供することができ
る。
【0049】以上説明した、本発明の第1の実施形態に
おける第1の光源、第2の実施形態における第2の光源
として、それぞれ発光ダイオード5、19を用いている
が、他の光源、たとえば電球等を用いてもよい。第1の
光源および第2の光源として発光ダイオード7を用いた
が、他の光源、たとえば電球を用いてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態によるコンビネーショ
ンメータ1の断面図で、図2中のI−I線断面図であ
る。
【図2】本発明の第1の実施形態によるコンビネーショ
ンメータ1の正面図である。
【図3】本発明の第1の実施形態によるコンビネーショ
ンメータ1の電気回路構成図である。
【図4】本発明の第2の実施形態によるコンビネーショ
ンメータ1の断面図である。
【図5】本発明の第2の実施形態によるコンビネーショ
ンメータ1の部分斜視外観図である。
【図6】本発明の第2の実施形態によるコンビネーショ
ンメータ1の電気回路構成図である。
【図7】本発明の第3の実施形態によるコンビネーショ
ンメータ1の断面図である。
【図8】本発明の第3の実施形態によるコンビネーショ
ンメータ1の部分斜視外観図である。
【符号の説明】
1 コンビネーションメータ(車両用指針計器) 2 目盛盤 3 外周リング 3c 発光面 4 指針(導光体、選択発光手段) 5 発光ダイオード(第1の光源、選択発光手段) 6 ムーブメント 6a 指針軸 7 導光板 8 発光ダイオード 9 表示盤 10 液晶パネル 11 液晶表示装置 12 プリント基板 13 発光ダイオード 14 カバー 15 ケース 16 コントローラ 17 車速センサ 18 水温センサ 19 発光ダイオード(第2の光源、選択発光手段) 20 角度センサ(切換え手段、選択発光手段) 21 発光体(選択発光手段) 22 遮光板(選択発光手段) 30 イグニッションスイッチ 40 バッテリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01P 1/08 G01P 1/08 C

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リング状の目盛盤と、 前記目盛盤の裏面側に配設されて外部からの電気信号に
    応じて指針軸を回動させるムーブメントと、 前記指針軸の先端部に支持され、且つ前記目盛盤の裏面
    側に沿って回動する指針とを備える車両用指針計器にお
    いて、 前記目盛盤の外周側に同軸上に配置された透明材料から
    なる外周リングと、 前記指針の回動に連動して前記外周リングを局部的に発
    光させる選択発光手段とを備えることを特徴とする車両
    用指針計器。
  2. 【請求項2】 前記選択発光手段は、前記指針軸に固定
    されて前記指針軸と一体的に回動する導光体と、 前記指針軸に固定されて前記指針軸と一体的に回動する
    導光体と、 前記導光体に光を入射させる第1の光源とを備え、 前記導光体は、前記導光体に入射した前記第1の光源か
    らの光を前記外周リングに向けて出射させることを特徴
    とする請求項1に記載の車両用指針計器。
  3. 【請求項3】 前記選択発光手段は、前記外周リングに
    対応して円弧状に複数個配置された第2の光源と、 前記指針の回動に連動して前記第2の光源の点灯・消灯
    を切換える切換え手段とを備えることを特徴とする請求
    項1に記載の車両用指針計器。
  4. 【請求項4】 前記選択発光手段は、前記指針軸に固定
    されて前記指針軸と一体的に回動する第3の光源であっ
    て、 前記第3の光源は、前記指針の指示方向(長手方向)に
    光を照射し、且つ前記外周リングに光を入射可能である
    ように配置されたことを特徴とする請求項1に記載の車
    両用指針計器。
  5. 【請求項5】 前記選択発光手段は、前記外周リングの
    裏面側に前記外周リングに対応して配置されたリング状
    または円弧状の発光体と、 前記外周リングと前記発光体との間に配置され前記指針
    軸と一体的に回動する円盤状の遮光板とを備え、 前記遮光板には、前記指針と対応した位置に前記発光体
    からの光が前記外周リングに向けて透過する開口部が設
    けられたことを特徴とする請求項1に記載の車両用指針
    計器。
  6. 【請求項6】 前記導光体は前記指針を形成することを
    特徴とする請求項2に記載の車両用指針計器。
  7. 【請求項7】 前記第1の光源は前記指針に内蔵される
    ことを特徴とする請求項6に記載の車両用指針計器。
  8. 【請求項8】 前記第3の光源は前記指針を形成するこ
    とを特徴とする請求項4に記載の車両用指針計器。
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