JP2003232320A - 締め忘れ防止ボルト - Google Patents
締め忘れ防止ボルトInfo
- Publication number
- JP2003232320A JP2003232320A JP2002067650A JP2002067650A JP2003232320A JP 2003232320 A JP2003232320 A JP 2003232320A JP 2002067650 A JP2002067650 A JP 2002067650A JP 2002067650 A JP2002067650 A JP 2002067650A JP 2003232320 A JP2003232320 A JP 2003232320A
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- JP
- Japan
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- bolt
- cap
- head
- tightening
- torque
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 ボルト単体で、レンチ等の通常締め付け具を
用いて、締め付けトルクの管理と締め忘れ防止ができる
ようにする。 【解決手段】キヤツプ1とボルト2からなり、キヤツプ
1の頭部3は締め込むための六角形の形状を有し、キヤ
ツプ1の下部は六角形状等を有するボルトの頭部4を包
み込んでいる。キヤツプ1はボルト2に圧入やインサー
トモールディング等によりしっかりと取り付けられた一
体型ボルトである。キヤツプ1が規定トルク以上になる
と脱落する構造とし、同時に締め忘れの防止を図る。
用いて、締め付けトルクの管理と締め忘れ防止ができる
ようにする。 【解決手段】キヤツプ1とボルト2からなり、キヤツプ
1の頭部3は締め込むための六角形の形状を有し、キヤ
ツプ1の下部は六角形状等を有するボルトの頭部4を包
み込んでいる。キヤツプ1はボルト2に圧入やインサー
トモールディング等によりしっかりと取り付けられた一
体型ボルトである。キヤツプ1が規定トルク以上になる
と脱落する構造とし、同時に締め忘れの防止を図る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は建築用途や機械用途
に用いられる組み付け用ボルトに係わるものであり、詳
しくはボルトの締め付け管理に関するものである。
に用いられる組み付け用ボルトに係わるものであり、詳
しくはボルトの締め付け管理に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のボルトの締め付け管理は、機械に
よる自動締め付けを除き、人手によるトルクレンチ及び
角度法締め付けによるものが知られている。また、締め
付け後に、ボルト頭部にインク、ペイント等によりチェ
ックマークを付け、締め忘れの防止を図ることが知られ
ている。
よる自動締め付けを除き、人手によるトルクレンチ及び
角度法締め付けによるものが知られている。また、締め
付け後に、ボルト頭部にインク、ペイント等によりチェ
ックマークを付け、締め忘れの防止を図ることが知られ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術で述べたも
ののうち、前者の締め付け管理はトルクレンチ及び角度
法締め付け装置等の機械を必要とする問題点を有してい
た。
ののうち、前者の締め付け管理はトルクレンチ及び角度
法締め付け装置等の機械を必要とする問題点を有してい
た。
【0004】また、後者のチェックマークに関しても現
場での作業においては困難を伴い、不完全な締め付け
や、マーキングをし忘れる等の問題点を有していた。チ
ェックマークを付けない場合は、締め忘れの問題を有し
ていた。
場での作業においては困難を伴い、不完全な締め付け
や、マーキングをし忘れる等の問題点を有していた。チ
ェックマークを付けない場合は、締め忘れの問題を有し
ていた。
【0005】本発明は、従来の技術に有するこのような
問題点の鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、作業現場において容易に締め付け管理が出来、
また締め忘れの防止を図ることである。
問題点の鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、作業現場において容易に締め付け管理が出来、
また締め忘れの防止を図ることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成させるた
めに、本考案におけるボルトはボルト単体でトルク管理
が出来るようにするため、キャップが規定トルク以上に
なると脱落する構造とし、同時に締め忘れの防止を図
る。
めに、本考案におけるボルトはボルト単体でトルク管理
が出来るようにするため、キャップが規定トルク以上に
なると脱落する構造とし、同時に締め忘れの防止を図
る。
【0007】
【発明実施の形態】考案の実施の形態について図面を参
照して説明する。図2において、キャップ1は、例えば
アセタール樹脂のような熱可塑性プラスチックを用い、
射出成形にて成形される。
照して説明する。図2において、キャップ1は、例えば
アセタール樹脂のような熱可塑性プラスチックを用い、
射出成形にて成形される。
【0008】ボルト2は、一般に用いられているJIS
規格等によるものである。
規格等によるものである。
【0009】ボルト2はキャップ1を射出成形する際、
金型内にボルト頭部4を出して挿入され、キャップ1が
射出成形されると同時にキャップ1と一体化される。ア
セタール樹脂のような熱可塑性プラスチックは冷却され
ると収縮するため、キャップはボルトにしっかりと取り
付けられる。
金型内にボルト頭部4を出して挿入され、キャップ1が
射出成形されると同時にキャップ1と一体化される。ア
セタール樹脂のような熱可塑性プラスチックは冷却され
ると収縮するため、キャップはボルトにしっかりと取り
付けられる。
【0010】キャップ1は射出成形でなくとも、アセタ
ール等のプラスチックの丸棒材から、削り出すことも可
能で、その場合は、ボルト頭部4に圧入にて取り付けら
れる。
ール等のプラスチックの丸棒材から、削り出すことも可
能で、その場合は、ボルト頭部4に圧入にて取り付けら
れる。
【0011】キャップ1の材質は亜鉛合金やアルミニウ
ムのように比較的柔らかい金属材でも良く、その場合
は、ボルト頭部4への取り付けは圧入もしくは鋳ぐるみ
になる。
ムのように比較的柔らかい金属材でも良く、その場合
は、ボルト頭部4への取り付けは圧入もしくは鋳ぐるみ
になる。
【0012】ボルトが締め付けられる際、規定トルク以
上になるとキャップ1のボルト2を包み込んでいる周囲
は、塑性変形を伴って拡大し、口開き状態となるため、
容易にキャップ1はボルト2から脱落する。
上になるとキャップ1のボルト2を包み込んでいる周囲
は、塑性変形を伴って拡大し、口開き状態となるため、
容易にキャップ1はボルト2から脱落する。
【0013】
【発明の効果】本考案は、上述のとおり構成されている
ので、次に記載する効果を奏する。
ので、次に記載する効果を奏する。
【0014】ボルト単体で、レンチ等の通常の締め具に
より締め付けトルク管理ができる。
より締め付けトルク管理ができる。
【0015】規定締め付けトルク以上になるとキャップ
が脱落するため、締め忘れの防止が図れる。
が脱落するため、締め忘れの防止が図れる。
【0016】ボルトがコンパクトなため、通常ボルトと
同様の取り扱いができる。
同様の取り扱いができる。
【図1】ボルトの上面図
【図2】ボルトの正面図
【図3】ボルトの下面図
1 キャップ
2 ボルト
3 キャップの頭部
4 ボルトの頭部
Claims (3)
- 【請求項1】 キャップ(1)とボルト(2)からな
り、キャップの頭部(3)は締め込むための六角等の形
状を有し、キャップ(1)の下部は六角形状等を有する
ボルトの頭部(4)を包み込んでいる構造のボルト。 - 【請求項2】 キャップ(1)はボルト(2)に圧入や
インサートモールディング等によりしっかりと取り付け
られた一体型ボルト。 - 【請求項3】 ボルト締め込み時に、キャップ(1)の
ボルトの頭部(4)を包み込んでいる周囲は、キャップ
の頭部(3)にレンチ等の通常の締め付け具により、規
定以上の回転トルクが掛かった際、塑性変形を伴って拡
大され、口開き状態になる構造を持つボルト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002067650A JP2003232320A (ja) | 2002-02-06 | 2002-02-06 | 締め忘れ防止ボルト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002067650A JP2003232320A (ja) | 2002-02-06 | 2002-02-06 | 締め忘れ防止ボルト |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003232320A true JP2003232320A (ja) | 2003-08-22 |
Family
ID=27785000
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002067650A Pending JP2003232320A (ja) | 2002-02-06 | 2002-02-06 | 締め忘れ防止ボルト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003232320A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012503154A (ja) * | 2008-09-22 | 2012-02-02 | エヨット ゲーエムベーハー ウント カンパニー カーゲー | 部品へとねじ込むことができるねじ |
WO2014141808A1 (ja) * | 2013-03-12 | 2014-09-18 | Ntn株式会社 | 車輪用軸受装置 |
JP2014205478A (ja) * | 2013-03-21 | 2014-10-30 | Ntn株式会社 | 車輪用軸受装置 |
WO2019139317A1 (ko) * | 2018-01-11 | 2019-07-18 | 이효석 | 부식 방지 장치 |
KR20190102194A (ko) * | 2017-01-05 | 2019-09-03 | 힐티 악티엔게젤샤프트 | 큰 개구각을 갖는 파단 표면을 포함하는 파단 너트 |
KR102018985B1 (ko) * | 2018-05-28 | 2019-09-05 | 이효석 | 부식 방지 캡 조립체 |
-
2002
- 2002-02-06 JP JP2002067650A patent/JP2003232320A/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012503154A (ja) * | 2008-09-22 | 2012-02-02 | エヨット ゲーエムベーハー ウント カンパニー カーゲー | 部品へとねじ込むことができるねじ |
WO2014141808A1 (ja) * | 2013-03-12 | 2014-09-18 | Ntn株式会社 | 車輪用軸受装置 |
EP2974883A4 (en) * | 2013-03-12 | 2016-11-09 | Ntn Toyo Bearing Co Ltd | BEARING DEVICE FOR WHEEL |
US10086649B2 (en) | 2013-03-12 | 2018-10-02 | Ntn Corporation | Bearing device for wheel |
JP2014205478A (ja) * | 2013-03-21 | 2014-10-30 | Ntn株式会社 | 車輪用軸受装置 |
KR20190102194A (ko) * | 2017-01-05 | 2019-09-03 | 힐티 악티엔게젤샤프트 | 큰 개구각을 갖는 파단 표면을 포함하는 파단 너트 |
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WO2019139317A1 (ko) * | 2018-01-11 | 2019-07-18 | 이효석 | 부식 방지 장치 |
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