JP2003231768A - 改良されたボイド含有物品 - Google Patents

改良されたボイド含有物品

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JP2003231768A JP2002376748A JP2002376748A JP2003231768A JP 2003231768 A JP2003231768 A JP 2003231768A JP 2002376748 A JP2002376748 A JP 2002376748A JP 2002376748 A JP2002376748 A JP 2002376748A JP 2003231768 A JP2003231768 A JP 2003231768A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 架橋したマイクロビーズを含む成形物品の黄
変性及び熱安定性を改良する。 【解決手段】 架橋した第二のポリマーの複数個のマイ
クロビーズを分散させて含む連続した第一のポリマー相
を含み、それらのマイクロビーズがボイド空間と隣り合
っている成形物品であって、第二のポリマーが誘導され
るモノマーが低黄変性で且つ熱安定性のマイクロビーズ
を生成するように選択される成形物品が開示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、配向した第一のポ
リマーの連続相及びその中に分散されたボイドと少なく
とも部分的に隣り合った第二のポリマーのマイクロビー
ズを有する成形物品であって、第二のポリマーが誘導さ
れるモノマーが低黄変性で且つ熱安定性のマイクロビー
ズを与えるように選択される成形物品に関する。
【0002】
【従来の技術】マイクロボイド含有構造を生成するため
の、線状ポリエステルと有機又は無機性質の他の非相溶
性材料とのブレンドは当該技術分野で公知である。特許
文献1には、例えば炭酸カルシウムとブレンドした線状
ポリエステルが開示されている。特許文献2には、3〜
27%のエチレン又はプロピレンポリマーのような有機
材料との線状ポリエステルのブレンドが開示されてい
る。特許文献3には、8%のポリスルホン又はポリ(4
−メチル−1−ペンテン)のような有機材料とブレンド
したポリ(エチレンテレフタレート)の使用が開示され
ている。特許文献4には、ポリプロピレンマトリックス
中でマイクロボイド生成を開始するための小パーセンテ
ージの他の非相溶性有機材料であるナイロンとの、マト
リックスとして機能するポリプロピレンのブレンドが開
示されている。特許文献5には、微細に分割された硫酸
バリウムの粒子がポリエチレン、ポリプロピレン又はポ
リ−4−メチル−1−ペンテンのようなボイド生成促進
ポリオレフィンと一緒にブレンドされた、不透明熱可塑
性フィルム支持体を製造するための線状ポリエステルポ
リマーが開示されている。
【0003】上記の特許には、ブレンドをフィルムに押
し出し、このフィルムを急冷し、二軸延伸しそしてヒー
トセットした後、紙様特性を有するフィルムを生成する
ために、非相溶性ブレンドを使用することが公知である
ことが示されている。このブレンドの少量成分は、ブレ
ンドの主成分とのその非相溶性のために、フィルムに溶
融押出する際に、一般的に、球状粒子を形成し、この粒
子のそれぞれは、主成分により形成された、得られるマ
トリックス中でマイクロボイドを開始する。ボイド開始
粒子の融点は、有機材料を使用する場合に、ブレンドの
主成分のガラス転移温度、特に二軸延伸の温度よりも高
くなくてはならない。
【0004】特許文献4に示されているように、球状粒
子は、押し出されたフィルムの二軸延伸の後に、マトリ
ックス材料全体の層形成関係に於いて異常な規則性及び
配向のボイドを開始する。それぞれのボイドは、類似の
形状のものである傾向があり、必ずしも類似のサイズの
ものではない。それは、ボイドのサイズが、粒子のサイ
ズに依存するからである。ボイドは、一般的に、独立気
泡である傾向があり、それ故、それを通って液体又は気
体が移動する、二軸配向フィルムの一方の側から他方の
側に開いた通路は殆ど存在しない。本明細書に於いて、
用語「ボイド」は固体物質が欠けていることを意味する
ために使用されるが、ボイドには気体が含有されている
と思われる。
【0005】得られた押出フィルムを二軸延伸する際
に、フィルムは白く、不透明になり、この不透明性は、
マイクロボイドの壁から散乱された光から得られる。フ
ィルムを通る光の透過は、各マイクロボイド内の粒子の
サイズに対して、マイクロボイドの増加した数及び増加
したサイズと共に減少するようになる。
【0006】特許文献2には、また、フィルムの押出、
急冷及び延伸は、フラットフィルム方法又はバブル若し
くはチューブ方法によるような、配向フィルムを製造す
るための当該技術分野で公知の任意の方法により実施で
きることが示されている。フラットフィルム方法には、
ブレンドをスリットダイを通して押し出し、押し出され
たウエブを冷却された流延ドラム上で急速に冷却して、
フィルムのポリエステル成分が無定形状態に急冷される
ようにすることが含まれる。次いで、この急冷されたフ
ィルムを、相互に垂直な方向で、ポリエステルのガラス
転移温度よりも高い温度で延伸することにより二軸配向
させる。このフィルムは、一つの方向に延伸し、次いで
第二の方向に延伸することができるか又は同時に両方向
に延伸することができる。フィルムを延伸した後、延伸
の両方向での収縮に対してフィルムを抑制しながら、ポ
リエステルを結晶化させるために十分な温度に加熱する
ことによって、これをヒートセットする。
【0007】紙は、本質的に、より多く又はより少なく
ランダムに整列された繊維の不織シートである。これら
の構造の重要な特徴は、不透明度、表面組織、強度及び
安定性である。天然ポリマーは、一般的に、弱く、安定
性が低い。例えば、重大な問題点は、紙及び繊維の明る
さ逆転又は減退である。
【0008】不透明媒体を製造する多くの方法が存在す
るが、本発明は、プラスチック材料を延伸又は配向し
て、光、好ましくは白色光及び紫外光を散乱するマイク
ロボイドを誘発することによって、不透明度を作ること
に関する。先行技術の大部分はこの技術に関係してお
り、その場合、多数の無機固体粒子が、その周りにマイ
クロボイドが形成する分散相として使用されている。こ
のアプローチに付随する幾つかの重要な問題点は、
(1)凝集及び粒子サイズ制御、(2)押出装置、ガイ
ド及びカッターの磨損、(3)これらの固体の高い比
重、(4)液体に比して低い固体の熱収縮及びポリマー
濡れ及び固体表面への接着に起因する、固体の周りの劣
ったボイド核生成、(5)体積基準のこれらの材料の費
用並びに(6)一般的に取り扱い及び加工問題である。
【0009】本発明に関して特に関心のあるものは、ボ
イド空間によって少なくとも部分的に隣り合った、架橋
したマイクロビーズを分散させた連続ポリエステル相か
らなる成形物品に指向している特許文献6及び架橋した
マイクロビーズを含有する記載された支持体からなる、
熱色素転写用の色素受容要素を開示している特許文献7
である。
【0010】
【特許文献1】米国特許第3,154,461号
【特許文献2】米国特許第3,944,699号
【特許文献3】米国特許第3,640,944号
【特許文献4】米国特許第4,377,616号
【特許文献5】英国特許第1,563,591号明細書
【特許文献6】米国特許第5,143,765号
【特許文献7】米国特許第5,100,862号
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記の架橋したマイク
ロビーズを含む成形物品の種類で解決すべき問題点は、
この物品が黄変性及び熱安定性の観点から不満足である
傾向にあることである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、架橋した第二
のポリマーの複数個のマイクロビーズを分散させて含む
連続した第一のポリマー相を含み、それらのマイクロビ
ーズがボイド空間と隣り合っている成形物品であって、
第二のポリマーが誘導されるモノマーが低黄変性で且つ
熱安定性のマイクロビーズを与えるように選択される成
形物品を提供する。
【0013】本発明は、このような物品の製造方法も提
供する。この物品には、熱安定性を維持しながら、黄変
に対する改良された耐性を示す、マイクロビーズが含有
されている。
【0014】
【発明の実施の形態】一般的に前記したような本発明の
成形物品は、ある種の望ましい特性を示す。これらの特
性には、望ましい表面組織、不透明度、低密度、白色度
及び安定性がある。この物品は、フィルム若しくはシー
ト材料(例えば紙代替物として)の形態であるとき又は
二軸配向ボトル(飲料容器)若しくはチューブ(食品容
器)の形態であるとき特に有用である。溶融加工の間
に、この配向性ポリマーは、以下の点、即ち(a)配向
することを困難にする、マトリックスポリマーの結晶化
動力学の変更、(b)マトリックスポリマーの分解、
(c)マイクロビーズの分解、(d)マトリックスポリ
マーへのマイクロビーズの接着又は(e)毒性若しくは
濃色成分のような、望ましくない反応生成物の発生の1
個又はそれ以上を、顕著な又は許容できない程度まで起
こす原因となるような方法で、マイクロビーズポリマー
及び/又はその皮膜と化学的に又は物理的に反応しな
い。
【0015】本発明は、UV光への露光下で低黄変性
で、熱安定性であるポリマーマイクロビーズを含む成形
物品を提供する。低黄変性によって、CIELABカラ
ー空間内の黄色度へのb値の変化(Δb)が0.2
以下であることが意味される。
【0016】熱安定性によって、マイクロビーズが2%
の重量損失を受ける温度が、ASTM D3418で規
定されている通りの、連続第一ポリマー相の結晶性ピー
ク融点よりも少なくとも20℃高いことが意味される。
下記の実施例で使用されるポリエステルについて、これ
は、250℃の結晶性ピーク融点よりも20℃高いか又
は270℃であろう。
【0017】本発明は、マイクロボイドが少なくとも部
分的に隣り合っているポリマーのマイクロビーズをその
中に分散させた、連続熱可塑性ポリマー相を含み、ポリ
マーのマイクロビーズが、適切には、約0.1〜50μ
m、典型的に約0.2〜30μm、普通に約0.5〜5
μmのサイズを有し、連続相ポリマーの重量基準で約5
〜50重量%の量で存在する成形物品を適切に提供す
る。このマイクロボイドは、典型的には、成形物品の約
2〜60体積%を占め、典型的に、0.2〜30μmの
高さで縦及び横方向(機械及び機械横断方向)で0.6
〜150μm、更に通常、0.5〜5.0μmの高さで
縦及び横方向で1.5〜25μmの寸法を有する。成形
物品の組成は、ポリマー連続相及びボイドによって隣接
されたマイクロビーズのみからなるとき、1.20より
小さい、典型的には約0.3〜1.0の比重、約0.9
0〜約1.0のクベルカ−ムンク(Kubelka-Munk)R値
(不特定厚さ)及び3ミル厚さのフィルムに成形したと
き下記のクベルカ−ムンク値、即ち、 不透明度:約0.78〜約1.0、 SX:25以下、 KX:約0.001〜0.2、 Ti:約0.02〜1.0 (但し、不透明度値は、物品が不透明であることを示
し、SX値は、物品の厚さを通って散乱する多量の光を
示し、KX値は、物品の厚さを通って散乱する少量の光
を示し、そしてTi値は、物品の厚さの内部透過度の低
レベル量を示す)によって特徴付けられる。R(不特定
厚さ)値は、多量の光反射を示す。明らかに、物品の厚
さに依存するクベルカ−ムンク値は、一定の厚さで特定
しなくてはならない。成形物品自体は非常に薄くて、例
えば1ミル未満でよいか又はこれは厚くて、例えば20
ミルでよいが、Rの不特定性を除いて、クベルカ−ムン
ク値は、3ミルで、光学特性に影響を与える任意の添加
剤の不存在で特定される。それで、成形物品が求められ
る光学特性を有するかどうかを決定するために、ボイド
が少なくとも部分的に隣り合ったマイクロビーズを含有
するポリエステルは、添加剤無しで、クベルカ−ムンク
値の決定のために3ミル厚さのフィルムに成形しなくて
はならない。本発明に従った成形物品は、例えば、シー
ト、フィルム、環、ボトル、リボン、繊維又は棒及びワ
イヤー皮膜のような任意の商品形態にあるとき有用であ
る。添加剤又は着色剤の不存在下で、これらは非常に白
く、非常に心地よい感触又は手触りを有し、特にポリエ
ステルマトリックスは、筆記具、特に一般的なボールペ
ンからインクを受け入れやすい。この成形物品は、磨
耗、水分、油及び引裂に対して非常に耐性である。
【0018】この成形物品は、適切には、厚さが約0.
10〜20ミルの紙状シートの形態である。この成形物
品は、また、射出吹込成形によって製造された配向ボト
ルであってよく又は繊維又は棒の形態であってよい。好
ましくは、この物品は、当該技術分野で公知の方法を使
用して、二軸延伸により製造される。本発明に従って製
造された製品は、非常に耐久性である。例えば二軸配向
フィルムに製造されたとき、得られた合成紙は、強く、
超白色であり、非常に不透明で、長期間耐久性である。
このような紙は、「保存用」記録のために適しており、
今日の所謂「保存用品質」紙に比較したときでも、非常
に長い期間に亘ってその特性を保持するであろう。本発
明の製品は、環境的に望ましい製品である。
【0019】連続した第一のポリマー相ポリマーは、フ
ィルム若しくはシートに流延し、次いで延伸することが
できる、繊維に紡糸することができる、棒若しくは押出
物に押し出すことができる又はボトルのような容器に吹
込成形することができる等の任意の熱可塑性ポリマーで
あってよい。熱可塑性ポリマーの適当な種類には、ポリ
エステル、ポリオレフィン、ポリアミド、ポリカーボネ
ート、セルロース性エステル、ポリスチレン、ポリビニ
ル樹脂、ポリスルホンアミド、ポリエーテル、ポリイミ
ド、ポリフッ化ビニリデン、ポリウレタン、ポリフェニ
レンスルフィド、ポリテトラフルオロエチレン、ポリア
セタール及びポリスルホネートが含まれる。これらのポ
リマーのコポリマー及び/又は混合物も使用できる。適
当なポリエステルには、炭素数4〜20の芳香族、脂肪
族又はシクロ脂肪族ジカルボン酸及び炭素数2〜24の
脂肪族又は脂環式グリコールから製造されるものが含ま
れる。適当なジカルボン酸の例には、テレフタル酸、イ
ソフタル酸、フタル酸、ナフタレンジカルボン酸、コハ
ク酸、グルタル酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバシ
ン酸、フマル酸、マレイン酸、イタコン酸、1,4−シ
クロヘキサンジカルボン酸、ソジオスルホイソフタル酸
及びこれらの混合物が含まれる。適当なグリコールの例
には、エチレングリコール、プロピレングリコール、ブ
タンジオール、ペンタンジオール、ヘキサンジオール、
1,4−シクロヘキサンジメタノール、ジエチレングリ
コール、他のポリエチレングリコール及びこれらの混合
物が含まれる。
【0020】このようなポリエステルは当該技術分野で
公知であり、公知の技術、例えば米国特許第2,465,319
号及び同第2,901,466号に記載されているものによって
製造することができる。好ましい連続マトリックスポリ
エステルは、テレフタル酸又はナフタレンジカルボン酸
と、エチレングリコール、1,4−ブタンジオール及び
1,4−シクロヘキサンジメタノールから選択された少
なくとも1種のグリコールとからの繰り返し単位を有す
るものである。少量の他のモノマーによって変性するこ
とができるポリ(エチレンテレフタレート)が、特に好
ましい。他の適当なポリエステルには、適当な量のスチ
ルベンジカルボン酸のような共酸成分を含有させること
によって生成された液晶コポリエステルが含まれる。こ
のような液晶コポリエステルの例は、米国特許第4,420,
607号、同第4,459,402号及び同第4,468,510号に開示さ
れているものである。適当なポリオレフィンには、ポリ
エチレン、ポリプロピレン、ポリメチルペンテン及びこ
れらの混合物が含まれる。
【0021】エチレンとプロピレンとのコポリマーを含
むポリオレフィンコポリマーも有用である。有用なポリ
アミドは、ナイロン6、ナイロン66及びこれらの混合
物である。ポリアミドのコポリマーも適当な連続相ポリ
マーである。有用なポリカーボネートの例は、ビスフェ
ノールAポリカーボネートである。連続相ポリマーとし
て使用するために適したセルロース性エステルは、硝酸
セルロース、三酢酸セルロース、二酢酸セルロース、酢
酸プロピオン酸セルロース、酢酸酪酸セルロース及びこ
れらの混合物である。有用なポリビニル樹脂には、ポリ
塩化ビニル、ポリ(ビニルアセタール)及びこれらの混
合物が含まれる。ビニル樹脂のコポリマーも使用するこ
とができる。
【0022】マイクロビーズのために有用な適当な架橋
した第二のポリマーは、改良された黄変性及び熱安定性
を共に与えるものである。適当には、これらは、スチレ
ン系モノマーが少ないか又はスチレン系モノマーが本質
的に含有されないように選択される。その例には、式:
【0023】CH=C(R’)C(O)(OR)
【0024】(式中、Rは、水素及び典型的には炭素数
約1〜12のアルキル基からなる群から選択されたもの
のような置換基であり、そしてR’は、水素及びメチル
からなる群から選択される)のもののようなアクリレー
ト型モノマー;塩化ビニルと塩化ビニリデン、臭化ビニ
ル、式:
【0025】CH=CH(O)COR
【0026】(式中、Rは、炭素数2〜18のもののよ
うなアルキル基である)を有するビニルエステル、アク
リル酸、メタクリル酸、イタコン酸、シトラコン酸、マ
レイン酸、フマル酸、オレイン酸及びビニル安息香酸群
とのコポリマーからなる群から選択された員が含まれ
る。
【0027】典型的なモノマーの例は、アクリル酸又は
メタクリル酸並びにこれらのアルキルエステル、例えば
メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル
酸ブチル、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アク
リル酸ヘキシル、アクリル酸n−オクチル、メタクリル
酸ラウリル、メタクリル酸2−エチルヘキシル、アクリ
ル酸ノニル、メタクリル酸ベンジル;同じ酸のヒドロキ
シアルキルエステル、例えばアクリル酸2−ヒドロキシ
エチル、メタクリル酸2−ヒドロキシエチル及びメタク
リル酸2−ヒドロキシプロピル;同じ酸のニトリル及び
アミド、例えばアクリロニトリル、メタクリロニトリ
ル、アクリルアミド、t−ブチルアクリルアミド及びメ
タクリルアミド;ビニル化合物、例えば酢酸ビニル、プ
ロピオン酸ビニル、ビニルピリジン及びビニルイミダゾ
ール、ジアルキルエステル、例えばマレイン酸ジアルキ
ル、イタコン酸ジアルキル及びメチレン−マロン酸ジア
ルキルである。典型的な架橋剤は、1,4−ブタンジオ
ールジアクリレート、1,4−ブタンジオールジメタク
リレート、1,3−ブチレングリコールジアクリレー
ト、1,3−ブチレングリコールジメタクリレート、シ
クロヘキサンジメタノールジアクリレート、シクロヘキ
サンジメタノールジメタクリレート、ジエチレングリコ
ールジアクリレート、ジエチレングリコールジメタクリ
レート、ジプロピレングリコールジアクリレート、ジプ
ロピレングリコールジメタクリレート、エチレングリコ
ールジアクリレート、エチレングリコールジメタクリレ
ート、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート、1,
6−ヘキサンジオールジメタクリレート、ネオペンチル
グリコールジアクリレート、ネオペンチルグリコールジ
メタクリレート、テトラエチレングリコールジアクリレ
ート、テトラエチレングリコールジメタクリレート、ト
リエチレングリコールジアクリレート、トリエチレング
リコールジメタクリレート、トリプロピレングリコール
ジアクリレート、トリプロピレングリコールジメタクリ
レート、ペンタエリスリトールトリアクリレート、トリ
メチロールプロパントリアクリレート、トリメチロール
プロパントリメタクリレート、ジペンタエリスリトール
ペンタアクリレート、ジトリメチロールプロパンテトラ
アクリレート、ペンタエリスリトールテトラアクリレー
ト、アリルメタクリレート、アリルアクリレート、フタ
ル酸ジアリル、マレイン酸ジアリル、ブタジエン及びイ
ソプレンのようなジエン並びにこれらの混合物である。
【0028】スチレン系モノマーを実質的に含有しない
ことによって、マイクロビーズは、スチレン系線状モノ
マー又はスチレン系架橋モノマーを使用しないで合成さ
れることを意味する。スチレン系モノマーは、置換され
ているか又は置換されていない任意のビニル芳香族化合
物、例えば、スチレン、t−ブチルスチレン、エチルビ
ニルベンゼン、クロロメチルスチレン、ビニルトルエ
ン、スチレンスルホニルクロリド及びジビニルベンゼン
を意味する。
【0029】望ましくは、このビーズには、15重量%
以下のスチレン系モノマー、好ましくは10重量%以
下、又は1重量%以下ですらスチレン系モノマーが含ま
れる。
【0030】当該技術分野で公知の方法によって、広い
粒子サイズ分布によって特徴付けられる、不均一のサイ
ズの粒子が生成される。得られるビーズは、篩い分けに
よって分級して、元のサイズ分布の範囲に亘るビーズを
製造することができる。懸濁重合、限定凝集のような他
の方法によって、非常に均一なサイズの粒子が直接生成
される。任意に、コロイドシリカ、コロイドアルミナ並
びに酸化スズ及び酸化アルミニウムのような金属酸化物
を含むスリップ剤又は滑剤が、マイクロビーズ表面上に
存在してよい。好ましいスリップ剤は、コロイドシリカ
及びアルミナであり、最も好ましくはシリカである。架
橋したマイクロビーズは、当該技術分野で公知の方法に
よって製造することができる。例えば一般的な懸濁重合
又は乳化重合方法。架橋したポリマーマイクロビーズを
製造するために、「限定凝集(limited coalescenc
e)」技術を使用することが好ましい。この方法は、米
国特許第3,615,972号及び同第5,378,577号に記載されて
いる。しかしながら、本発明で使用するためのマイクロ
ビーズの製造は、米国特許第3,615,972号に記載されて
いるような発泡剤を利用しない。下記の一般的手順を、
限定凝集技術で使用することができる。
【0031】1.重合性液体を、水性非溶媒液体媒体中
に分散させて、ポリマーマイクロビーズのために所望さ
れるサイズよりも大きくないサイズを有する液滴の分散
液を形成する、そうして 2.この分散液を、分散した液滴の限定凝集が、より少
ない数の、より大きい液滴の形成と共に起こる時間の
間、僅かに穏和な攪拌をするか又は攪拌しないで放置す
る、このような凝集は、懸濁媒体の組成のために限定さ
れ、それによって分散した液滴のサイズは著しく均一に
なり、所望の大きさのものになる、そして 3.次いで、均一な液滴分散液を、水性懸濁媒体に増粘
剤を添加することによって任意に安定化させ、それによ
って、均一サイズの分散した液滴を、凝集に対して更に
保護し、また、分散相の密度と連続相の密度とに於ける
差に起因する分散液中の濃縮化から保護する、そして 4.このような安定化した分散液中の重合性液体又は油
相を、重合条件に付し、重合させ、それによって、回転
楕円面形状及び著しく均一で所望のサイズ(このサイズ
は、基本的に、初期の水性液体懸濁媒体の組成によって
予め決定される)を有するポリマーの小球体が得られ
る。重合性液体の小滴の直径及びそれでポリマーのビー
ズの直径は、約0.5マイクロメートル又はそれ以下か
ら約0.5センチメートルまでの範囲内で、水性分散液
の組成の計画的変化により、予定通り変化させることが
できる。任意の特定の操作について、液体の小滴の直径
及びそれでポリマービーズの直径の範囲は、臨界攪拌手
順を使用する通常の懸濁重合方法により製造された小滴
及びビーズの直径についての10以上の係数に対照する
とき、3又はそれ以下のオーダーの係数を有する。この
方法に於けるビーズサイズ、例えば直径は、基本的に、
水性懸濁液の組成により決定されるので、攪拌の程度、
使用する装置のサイズ及び設計並びに運転の規模のよう
な機械的条件は、高度に重要ではない。更に、同じ組成
物を使用することによって、運転を繰り返すことができ
るか又は運転の規模を変えることができ、実質的に同じ
結果を得ることができる。
【0032】本明細書で参照したマイクロビーズは、任
意に、シリカのような「スリップ剤」の皮膜を有してい
てよい。この用語によって、マイクロビーズの表面での
摩擦が大きく減少することが意味される。スリップ剤
は、それを懸濁重合混合物中に含有させることによっ
て、マイクロビーズの形成の間にその表面上に形成させ
ることができる。マイクロビーズサイズは、例えば、シ
リカのモノマーに対する比によって調節することができ
る。典型的に、架橋したポリマーのマイクロビーズは、
約0.1〜50μmのサイズ範囲内であり、そしてポリ
エステルの重量基準で約5〜50重量%の量で存在す
る。
【0033】架橋したポリマーのマイクロビーズは、ボ
イドと少なくとも部分的に隣り合っている。成形物品中
のボイド空間は、成形物品の約2〜60体積%、好まし
くは約30〜50体積%を占めなくてはならない。成形
物品を製造する方法に依存して、ボイドはマイクロビー
ズを完全に取り囲むことができ、例えばボイドは、マイ
クロビーズを取り囲むドーナッツ形(又は平らにしたド
ーナッツ形)の形状であってよく又はボイドはマイクロ
ビーズに部分的にのみ隣接していてよく、例えば、一対
のボイドが反対側でマイクロビーズに隣接していてよ
い。
【0034】本発明は、充填材、顔料、粘着防止剤、帯
電防止剤、可塑剤、染料、安定剤、核生成剤、光学増白
剤等のような、複数の有機又は無機材料の使用又は添加
を、必要としないが、許容する。これらの材料は、マト
リックス相の中に、分散相の中に含有させることができ
又は別個の分散相が存在していてもよい。延伸の間に、
ボイドは、紙状フィルムのバランスした二軸配向から、
マイクロボイド形成/サテン状繊維の一軸配向までの特
徴的な形状をとる。バランスしたマイクロボイドは、配
向の平面内で主として円形であり、一方繊維マイクロボ
イドは、繊維軸の方向に伸ばされる。マイクロボイドの
サイズ及び最終物理的特性は、配向の程度及びバラン
ス、延伸の温度及び速度、結晶化動力学、マイクロビー
ズのサイズ分布等に依存する。
【0035】本発明に従った成形物品は、(a)溶融連
続マトリックスポリマー及び架橋したポリマーの混合物
(ここで、架橋したポリマーは、マトリックスポリマー
全体に均一に分散された多数のマイクロビーズであり、
マトリックスポリマーは後で説明する通りであり、架橋
したポリマーマイクロビーズは後で説明する通りであ
る)を形成すること、(b)押出、流延又は成形によっ
て、この混合物から成形物品を形成すること、(c)延
伸によって物品を配向させて、物品全体に均一に分布さ
れた架橋したポリマーのマイクロビーズ及び配向の方向
又は方向群内のその側面上のマイクロビーズに少なくと
も部分的に隣接するボイドを形成することによって製造
することができる。
【0036】この混合物は、マトリックスポリマーの溶
融物を形成し、その中に架橋したポリマーを混合するこ
とによって形成することができる。この架橋したポリマ
ーは、固体又は半固体マイクロビーズの形であってよ
い。マトリックスポリマーと架橋したポリマーとの間の
非相溶性のために、それらの間に引力又は接着は存在せ
ず、それは、混合の際にマトリックスポリマー中に均一
に分散されるようになる。
【0037】マイクロビーズがマトリックスポリマー中
に均一に分散されたとき、成形物品が、押出、流延又は
成形のような方法によって形成される。押出又は流延の
例は、フィルム又はシートを押し出し又は流延すること
であり、成形の例は、ボトルを射出又は再加熱吹込成形
することである。このような成形方法は当該技術分野で
公知である。シート又はフィルム材料を流延又は押出す
る場合、このような物品が、延伸によって少なくとも一
方向に配向することが重要である。シート又はフィルム
材料を一横方向又は二横方向に延伸する方法は、当該技
術分野で公知である。基本的に、このような方法は、シ
ート又はフィルムを流延するか又は押し出した後に、そ
の元の寸法の約1.5〜10倍の量で、それを少なくと
も機械又は縦方向で延伸することからなる。このような
シート又はフィルムは、また、当該技術分野で公知の装
置及び方法によって、一般的に元の寸法の1.5〜10
倍(通常、ポリエステルについて3〜4倍、ポリプロピ
レンについて6〜10倍)の量で、横又は機械交差方向
で延伸することができる。このような装置及び方法は、
当該技術分野で公知であり、米国特許第3,903,234号に
記載されている。
【0038】成形物品がボトルの形態である場合、ボト
ルは吹込成形されるので、ボトルは全ての方向で延伸さ
れるので、配向は一般的に二軸である。ボトルのこのよ
うな形成は当該技術分野で公知である。例えば、米国特
許第3,849,530号参照。
【0039】本明細書に於いてマイクロビーズを取り囲
むことを指すボイド又はボイド空間は、連続マトリック
スポリマーが、マトリックスポリマーのTgよりも高い
温度で延伸されるとき形成される。架橋したポリマーの
マイクロビーズは、連続マトリックスポリマーに比較し
て相対的に堅い。また、マイクロビーズとマトリックス
ポリマーとの間の非相溶性及び非混和性のために、連続
マトリックスポリマーは、それが延伸されるときマイク
ロビーズの上の滑って、延伸の方向又は方向群内の側面
でボイドが形成されるようにし、マトリックスポリマー
が延伸され続けるときボイドが伸びる。そうして、ボイ
ドの最終サイズ及び形状は、延伸の方向及び量に依存す
る。延伸が一方向のみ内である場合、マイクロボイド
は、延伸の方向内のマイクロビーズの側面で形成するで
あろう。延伸が二方向内(二方向延伸)である場合、実
際上このような延伸は、任意の与えられた位置から半径
方向に伸びるベクトル成分を有し、それぞれのマイクロ
ビーズを取り囲むドーナッツ形状のボイドになる。
【0040】好ましいプリフォーム延伸操作は、同時
に、マイクロボイドを開き、マトリックス材料を配向さ
せる。最終製品特性は、延伸時間−温度関係に依存し、
それによって制御することができ、そして延伸のタイプ
及び程度に依存する。最大不透明度及び表面組織のため
に、延伸は、マトリックスポリマーのガラス転移温度の
直ぐ上で行われる。延伸がより高いガラス転移温度の付
近で行われるとき、両方の相は一緒に延伸され、不透明
性が低下するであろう。前者の場合に、材料は引き離さ
れる、機械的反相溶化(anticompatibilization)方法。
二つの例は、繊維の高速溶融紡糸並びに不織/スパンボ
ンド製品を形成するための繊維及びフィルムの溶融吹込
成形である。要するに、本発明の範囲には、ここに説明
した形成操作の完全な範囲が含まれる。
【0041】一般的に、ボイド形成は、マトリックスポ
リマーの結晶性配向に無関係に起こり、これを必要とし
ない。不透明なマイクロボイド生成フィルムは、マトリ
ックス相として完全に無定形の非結晶化コポリエステル
を使用して、本発明の方法に従って製造された。結晶性
/配向性(歪み硬化)マトリックス材料が、引張強度及
びバリヤーのようなある種の特性のために好ましい。他
方、無定形マトリックス材料は、耐引裂性及びヒートシ
ール適性のような他の領域で特別の有用性を有する。特
別のマトリックス組成物を、多くの製品要求に合致する
ように適合させることができる。結晶性マトリックスポ
リマーから無定形マトリクスポリマーまでの完全な範囲
が、本発明の部分である。
【0042】このようなマイクロビーズの製造の間に、
界面活性剤、乳化剤、顔料等のような他の成分が、しば
しば添加される。これらの添加剤の性質のために、これ
らはマイクロビーズの表面上に留まる傾向がある。換言
すると、これらは、ポリマーと懸濁重合が実施される非
混和性媒体との間の界面で蓄積される傾向がある。しか
しながら、このような方法の性質のために、これらの材
料の幾らかがビーズのコアの中に留まり、その幾らかが
非混和性媒体の中に留まることができる。例えば、加工
及び配合は、成分をビーズの中に捕捉するように行うこ
とができる。他の場合に、目標は、成分をビーズの表面
上に濃縮することであろう。
【0043】本発明の受容要素の色素画像受容層は、例
えばポリカーボネート、ポリウレタン、ポリエステル、
ポリ塩化ビニル、ポリ(スチレン−共−アクリロニトリ
ル)、ポリ(カプロラクトン)又はこれらの混合物から
なっていてよい。色素画像受容層は意図する目的のため
に有効である任意の量で存在していてもよい。一般的
に、約1〜約5g/mの濃度で良好な結果が得られ
る。本発明の好ましい態様に於いて、色素画像受容層は
ポリカーボネートである。本明細書で使用する用語「ポ
リカーボネート」は、炭酸とグリコール又は二価フェノ
ールとのポリエステルを意味する。このようなグリコー
ル又は二価フェノールの例は、p−キシリレングリコー
ル、2,2−ビス(4−オキシフェニル)プロパン、ビ
ス(4−オキシフェニル)メタン、1,1−ビス(4−
オキシフェニル)エタン、1,1−ビス(オキシフェニ
ル)ブタン、1,1−ビス(オキシフェニル)シクロヘ
キサン及び2,2−ビス(オキシフェニル)ブタンであ
る。特に好ましい態様に於いて、少なくとも約25,0
00の数平均分子量を有するビスフェノール−A−ポリ
カーボネートが使用される。好ましいポリカーボネート
の例には、ゼネラル・エレクトリック・レキサン(Gener
al Electric LEXAN)(登録商標)ポリカーボネート樹脂
及びバイエル・アーゲー・マクロロン(Bayer AG MACROL
ON)5700(登録商標)が含まれる。
【0044】本発明の熱色素受容要素と共に使用される
色素供与体要素は、その上に色素含有層を有する支持体
を含む。任意の色素を、それが熱の作用によって色素受
容層に転写可能である限り、本発明に於いて使用される
色素供与体中に使用することができる。特に良好な結果
は、昇華性色素、例えばアントラキノン色素、例えば、
スミカロン・バイオレット(Sumikalon Violet)RS(登
録商標)(住友化学工業株式会社の製品)、ダイヤニッ
クス・ファースト・バイオレット(Dianix FastViolet)
3RFS(登録商標)(三菱化成工業株式会社の製品)
並びにカヤロン・ポリオール・ブリリアント・ブルー(K
ayalon Polyol Brilliant Blue)N−BGM(登録商
標)及びKSTブラック146(登録商標)(日本化薬
株式会社の製品);アゾ色素、例えばカヤロン・ポリオ
ール・ブリリアント・ブルーBM(登録商標)、カヤロ
ン・ポリオール・ダーク・ブルー(Kayalon Polyol Dark
Blue)2BM(登録商標)及びKSTブラックKR(登
録商標)(日本化薬株式会社の製品)、スミカロン・ジ
アゾ・ブラック5G(登録商標)(住友化学工業株式会
社の製品)並びにミクタゾール・ブラック(Miktazol Bl
ack)5GH(登録商標)(三井東圧化学株式会社の製
品);直接色素、例えばダイレクト・ダーク・グリーン
(Direct Dark Green)B(登録商標)(三菱化成工業株
式会社の製品)並びにダイレクト・ブラウン(Direct Br
own)M(登録商標)及びダイレクト・ファースト・ブラ
ックD(登録商標)(日本化薬株式会社の製品);酸性
色素、例えばカヤノール・ミリング・シアニン(Kayanol
Milling Cyanine)5R(登録商標)(日本化薬株式会
社の製品);塩基性色素、例えばスミカクリル・ブルー
(Sumicacryl Blue)6G(登録商標)(住友化学工業株
式会社の製品)及びアイゼン・マラカイト・グリーン(A
izen Malachite Green)(登録商標)(保土谷化学工業
株式会社の製品);
【0045】
【化1】
【0046】又は米国特許第4,541,830号に開示されて
いる任意の色素で得られた。上記の色素は、単独で又は
単色を得るように組み合わせて使用することができる。
この色素は、約0.05〜約1g/mの塗布量で使用
することができ、好ましくは疎水性である。
【0047】色素供与体要素中の色素は、セルロース誘
導体、例えば、セルロースアセテート水素フタレート(c
ellulose acetate hydrogenphthalate)、酢酸セルロー
ス、酢酸プロピオン酸セルロース、酢酸酪酸セルロー
ス、三酢酸セルロース;ポリカーボネート;ポリ(スチ
レン−共−アクリロニトリル);ポリ(スルホン)又は
ポリ(フェニレンオキシド)のようなポリマーバインダ
ー中に分散させる。バインダーは約0.1〜約5g/m
の塗布量で使用することができる。
【0048】色素供与体要素の色素層は、支持体上に塗
布するか又はグラビア法のような印刷技術により支持体
上に印刷することができる。色素供与体要素の反対側
は、プリントヘッドが色素供与体要素に粘着することを
防ぐためにスリップ層で塗布されていてもよい。このよ
うなスリップ層は、ポリマーバインダと共に又はバイン
ダー無しに、界面活性剤、液体滑剤、固体滑剤又はこれ
らの混合物のような潤滑材料からなっているであろう。
好ましい潤滑材料には、油又はポリ(ステアリン酸ビニ
ル)、蜜蝋、過フッ化アルキルエステルポリエーテル、
ポリ(カプロラクトン)、カーボワックス若しくはポリ
(エチレングリコール)のような100℃より低い温度
で溶融する半結晶性有機固体が含まれる。スリップ層用
の適当なポリマーバインダーには、ポリ(ビニルアルコ
ール−共−ブチラール)、ポリ(ビニルアルコール−共
−アセタール)、ポリ(スチレン)、ポリ(酢酸ビニ
ル)、酢酸酪酸セルロース、酢酸セルロース又はエチル
セルロースが含まれる。
【0049】スリップ層に使用する潤滑材料の量は潤滑
材料の種類に大きく依存しているが、一般的に約0.0
01〜約2g/mの範囲内である。ポリマーバインダ
ーを使用する場合には、潤滑材料は、使用するポリマー
バインダーの0.1〜50重量%、好ましくは0.5〜
40重量%の範囲内で存在する。
【0050】前記のように、本発明の色素供与体要素及
び受容要素は、色素転写画像を形成するために使用され
る。このような方法は、前記のような色素供与体要素を
画像様加熱し、色素画像を色素受容要素に転写して、色
素転写画像を形成させることからなる。
【0051】色素供与体要素は、シート状で又は連続ロ
ール若しくはリボンで使用することができる。連続ロー
ル又はリボンを使用する場合には、これは、その上に1
種の色素のみを有していてもよく又は米国特許第4,541,
830号に記載されているように、昇華性シアン、マゼン
タ、イエロー、黒等のような、異なった色素の交互領域
を有していてもよい。それで、1色、2色、3色又は4
色(又はそれより多い数)の要素が本発明の範囲内に含
まれる。
【0052】好ましい態様に於いて、色素供与体要素
は、シアン、マゼンタ及びイエロー色素の連続する繰り
返し領域で塗布されたポリ(エチレンテレフタレート)
支持体からなっており、上記の方法工程が、各色につい
て連続して実施されて、三色色素転写画像を得る。勿
論、この方法を単一の色についてのみ実施するとき、単
色の色素転写画像が得られる。
【0053】色素供与体要素から受容要素に色素を転写
するのに使用することができるサーマルプリントヘッド
は市販されている。例えば富士通サーマルヘッド(Fujit
su Thermal Head)(FTP−040MCS001)、T
DKサーマルヘッドF415HH7−1089又はロー
ム(Rohm)サーマルヘッドKE2008−F3を使用する
ことができる。
【0054】本発明の熱色素転写集成体は、a)前記の
ような色素供与体要素及びb)前記のような色素受容要
素からなり、色素受容要素は、供与体要素の色素層が、
受容要素の色素画像受容層と接触状態であるように、色
素供与体要素と重ねられた関係になっている。これらの
二つの要素からなる上記の集成体は、単色画像を得ると
き一体ユニットとして予備集成することができる。これ
は二つの要素をそれらの周辺部で一時的に一緒に接着す
ることによって行うことができる。転写した後、色素受
容要素を剥がして色素転写画像を現す。
【0055】三色画像を得るとき、サーマルプリントヘ
ッドにより熱をかけている間、上記の集成体を3回形成
する。最初の色素を転写した後、要素を剥がす。次いで
第二の色素供与体要素(又は異なった色素領域を有する
供与体要素の他の領域)を色素受容要素と見当合わせ
し、この工程を繰り返す。同じ方法で第三の色が得られ
る。
【0056】
【実施例】黄変試験 マイクロビーズを含有する試験サンプルを、下記の順序
で製造した。 (1)ベース支持体を、包装用フィルムに積層した支持
体を使用して製造した。支持体は、ポンティアック・メ
イプル(Pontiac Maple)51(コンソリデーティッド・
ポンティアック社(Consolidated Pontiac Inc.))及び
アルファ・ハードウッド・サルファイト(Alpha Hardwoo
d Sulfite)(ウェアハウザー・ペーパー社(Weyerhauser
Paper Co.))のブレンドからの紙原料からなってい
た。包装用フィルムは、オッパライト(OPPalyte)350
K18(エクソン−モービル社(Exxon-Mobile Co.))で
ある。続いて塗布する前に、ベース支持体を、包装用フ
ィルムを積層した側に、約450ジュール/mでコロ
ナ放電処理した。 (2)プロシル(Prosil)221及びプロシル2210
(PCR社)(1:1重量比)の下塗り層は、共にエタ
ノール−メタノール−水溶媒混合物中の有機オキシシラ
ンである。得られた溶液(0.1g/m)には、約1
%のシラン成分、1%の水及び98%の3Aアルコール
が含有されていた。 (3)表Iに記載したようなマイクロビーズ(3g/m
)、PETG6763(イーストマン・ケミカルス社
(Eastman Chemicals))のポリエステルコポリマーバイ
ンダー(7g/m)及びダイノール(Dynol)604
(エアー・プロダクツ社(Air Products))(0.03g
/m)及びフルオラド(Fluorad)FC−431(過フ
ッ化アルキルスルホンアミドアルキルエステル界面活性
剤)(3M社)(0.01g/m)を含有するマイク
ロビーズ含有層を、塩化メチレン及びトリクロロエチレ
ンの溶媒混合物(4:1重量比)から、上記製造したベ
ース支持体の下塗り層の上に塗布した。
【0057】製造した試験サンプル(〜4インチ×5イ
ンチ)を、UVシミュレート高強度日光(50Kルック
ス)に、1週間露光した。黄色度測定のために、グレタ
グ(GRETAG)SPM100分光光度計を使用して、CIE
LABカラー空間内のb(黄色度)値を測定した。Δ
は、1週間の高強度日光露光後のbの変化であ
り、Δb値が高いほど、黄色度の方への望ましくない
シフトが大きくなる。表Iに、試験した材料及び黄変結
果を示す。Δbの許容できるレベルは、0.2以下で
ある。
【0058】熱安定性試験 重量損失測定及び熱安定性を、TAインスツルメンツ(T
A Instruments)(デラウエア州、ニューキャッスル(New
Castle))モデル2950Hi−Res TGA(高分
離度熱重量分析器)で行った。サンプルサイズは10〜
30mgであり、サンプルを白金秤量パン内に保持し
た。加熱は、100cc/分のパージ速度を有する窒素
ガス雰囲気内で行った。加熱速度は10℃/分であり、
温度範囲は環境温度(約25℃)から600℃までであ
る。サンプル重量の2%が失われる温度を報告する。表
II〜VIに、試験した材料及び熱安定性試験結果を示
す。2%損失温度についての許容できるレベルは、下記
の実施例で使用したポリエステル連続相の第一のポリマ
ーについて270℃である。
【0059】
【表1】
【0060】上記のデータは、マイクロビーズを、増加
しているスチレン系モノマーから製造したとき、UV光
への露光下での黄変が悪くなることを示している。他
方、モノマーを、スチレン系モノマーではなく、アクリ
ル系、メタクリル系又はアリル系モノマーに、より多く
依存したとき、UV光への露光下での黄変は許容できる
ようになることを示している。
【0061】
【表2】
【0062】上記のデータは、マイクロビーズを上記の
メタクリル系モノマーから製造したとき、熱安定性が許
容できないことを示している。
【0063】
【表3】
【0064】上記のデータは、マイクロビーズを上記の
アクリル系モノマーから製造したとき、熱安定性が許容
できることを示している。
【0065】
【表4】
【0066】上記のデータは、マイクロビーズを、メタ
クリル系線状モノマー及びアクリル系架橋モノマーから
製造したとき、或る場合には熱安定性が許容でき、他の
場合には許容できないことを示している。
【0067】
【表5】
【0068】上記のデータは、上記のマイクロビーズ
を、メタクリル系線状モノマー及びアリル系架橋モノマ
ーから製造したとき、熱安定性は許容できないが、マイ
クロビーズを、アクリル系線状モノマー及びアリル系架
橋モノマーから製造したとき、熱安定性は許容できるこ
とを示している。
【0069】
【表6】
【0070】上記のデータは、マイクロビーズを上記の
メタクリル系又はアクリル系架橋モノマーから製造した
とき、熱安定性は、メタクリル系又はアクリル系架橋モ
ノマーの量を増加させることによって向上することを示
している。
【0071】物品実施例 マイクロボイド含有支持体の製造 例1 270℃に加熱したライストリッツ(Leistritz)27m
m二軸スクリュー配合押出機を使用して、ジビニルベン
ゼンによって30%架橋した1.7μmのポリ(メタク
リル酸メチル)ビーズと、ポリ(エチレンテレフタレー
ト)(「PET」、イーストマン・ケミカル社から#7
352として市販されている)及びPETG6763
(イーストマン・ケミカル社からのポリエステルコポリ
マー)の1:1ブレンドとを混合した。全ての成分を配
合機の中に計量し、ビーズをポリエステルマトリックス
の中に分散させるために、1回の通過で十分であった。
このマイクロビーズを添加して、マトリックス中の30
体積%含有量を達成した。配合した材料を、ストランド
ダイを通して押し出し、水浴中で冷却し、そしてペレッ
ト化した。次いで、このペレットを、乾燥剤乾燥機の中
で65℃で12時間乾燥させた。
【0072】流延シートを、配合したペレットを押し出
すための2−1/2インチ押出機を使用して流延シートに
押し出した。270℃の溶融物流を、これも270℃に
加熱した7インチのフィルムダイの中に供給した。押し
出されたシートがダイから出てきたとき、これを55℃
に設定された急冷ロールの上に流延した。連続流延シー
トの最終寸法は、幅18cm及び厚さ300μmであっ
た。次いで、この流延シートを、110℃で、最初にX
方向に3.0倍、次いでY方向に3.4倍延伸した。次
いで、延伸したシートを150℃でヒートセットした。
【0073】例2 例1の、ジビニルベンゼンで30%架橋した1.7マイ
クロメートルのポリ(メタクリル酸メチル)ビーズの代
わりに、1,6−ヘキサンジオールジアクリレートで3
0%架橋した1.7μmのポリ(メタクリル酸メチル)
ビーズを使用した他のサンプルを評価した。例1に於け
ると同じ得られる物理的サイズで同じ方法を使用した。
【0074】例3 例1の、ジビニルベンゼンで30%架橋した1.7マイ
クロメートルのポリ(メタクリル酸メチル)ビーズの代
わりに、エチレングリコールジメタクリレートで30%
架橋した1.7μmのポリ(メタクリル酸メチル)ビー
ズを使用した他のサンプルを評価しようと試みた。例1
に於けると同じ得られる物理的サイズで同じ方法を試み
た。しかしながら、押出の間に、煙及び有害なガスが押
出機から発生し、このマイクロビーズの許容できない熱
安定性を示した。サンプルはできなかった。
【0075】色素受容要素の製造 熱色素受容要素を、上記のマイクロボイド含有支持体か
ら、マイクロボイド含有支持体の表面に下記の層を順に
被覆することによって製造した。
【0076】a)エタノール−メタノール−水溶媒混合
物中に、プロシル221(0.055g/m)及びプ
ロシル2210(0.055g/m)(PCR社)
(共に有機オキシシランである)を、LiCl(0.0
033g/m)と共に含有する下塗り層。得られる溶
液(0.1133g/m)には、約1%のシラン成
分、1%の水及び98%の3Aアルコールが含有されて
いた。
【0077】b)ビスフェノールAポリカーボネート
(50モル%)、ジエチレングリコール(49モル%)
及びポリジメチルシロキサン(1モル%)(2500M
W)ブロック単位のランダムターポリマー(0.48g
/m)、1,4−シクロヘキシレンテレフタレート、
エチレングリコール及び4,4’−ビス(ヒドロキシエ
チル)ビスフェノールAのランダムポリエステルターポ
リマー(2.00g/m )、GEレキサン141−1
12(ビスフェノールAポリカーボネート)(ゼネラル
・エレクトリック社(General Electric Co.))(0.0
8g/m)、ドラペックス(Drapex)429ポリエステ
ル可塑剤(ウィットコ社(Witco Corp.))(0.08g
/m)、セバシン酸ジオクチル(アルドリッチ社(Ald
rich Co.))(0.20g/m)及びフルオラドFC
−431(過フッ化アルキルスルホンアミドアルキルエ
ステル界面活性剤)(3M社)(0.011g/m
を含有する色素受容層を、ジクロロメタン及びトリクロ
ロエチレンの溶媒混合物から塗布した。
【0078】以下に本発明の態様を示す。 1.架橋した第二のポリマーの複数個のマイクロビーズ
を分散させて含む連続した第一のポリマー相を含んでな
り、それらのマイクロビーズがボイド空間と隣り合って
いる成形物品であって、第二のポリマーが誘導されるモ
ノマーが低黄変性で且つ熱安定性のマイクロビーズを生
成するように選択される成形物品。 2.それから第二のポリマーが誘導されるモノマーが1
5重量%より少ないスチレン系モノマーを含む態様1に
記載の物品。 3.第二のポリマーが誘導されるモノマーがスチレン系
モノマーを実質的に含まない態様2に記載の物品。 4.第二のポリマーが誘導されるモノマーがアクリル
系、メタクリル系及びアリル系モノマーからなる群から
選択される態様1記載の物品。 5.第二のポリマーが誘導されるモノマーがアクリル系
及びメタクリル系モノマーからなる群から選択される態
様4に記載の物品。 6.第二のポリマーが誘導されるモノマーがアクリル系
モノマーを含む態様5に記載の物品。 7.アクリル系モノマーがアクリル酸メチル、1,6−
ヘキサンジオールジアクリレート、トリメチロールプロ
パントリアクリレート及びジプロピレングリコールジア
クリレートからなる群から選択される態様6に記載の物
品。 8.マイクロビーズが(a)メタクリル酸メチル及び
1,6−ヘキサンジオールジアクリレート又は(b)メ
タクリル酸メチル及びトリメチロールプロパントリアク
リレートから誘導されるコポリマーを含む態様5に記載
の物品。 9.マイクロビーズが0.2〜30μmの範囲内のサイ
ズを有する態様1に記載の物品。 10.マイクロビーズが0.5〜5μmの範囲内のサイ
ズを有する態様9に記載の物品。 11.マイクロビーズが第一のポリマーの重量基準で約
5〜50重量%の量で存在する態様1に記載の物品。 12.ボイド空間が成形物品の約2〜60体積%を占め
る態様1に記載の物品。 13.マイクロビーズがスリップ剤で被覆されている態
様1に記載の物品。 14.第一のポリマーが主としてポリエステル又はポリ
プロピレンポリマーである態様1に記載の物品。 15.第一のポリマーが主としてポリエステルポリマー
である態様14に記載の物品。 16.第一のポリマーがポリエチレンテレフタレートで
ある態様15に記載の物品。 17.物品が色素拡散熱転写色素受容シートである態様
1に記載の物品。 18.第二のポリマーが20重量%より多い架橋性モノ
マーを含むモノマーから誘導される態様1に記載の物
品。 19.モノマーがメタクリル酸メチルを含む態様18に
記載の物品。 20.1週間シミュレート高強度日光(50Kルック
ス)試験のΔbが0.2以下である態様1に記載の物
品。 21.架橋した第二のポリマーのマイクロビーズを分散
させて含む連続した第一のポリマー相を含み、マイクロ
ビーズがボイド空間と隣り合っている成形物品であっ
て、第二のポリマーが誘導されるモノマーが15重量%
以下のスチレン系モノマーを含む物品。 22.第二のポリマーかスチレンモノマーを実質的に含
まない態様21に記載の物品。 23.第二のポリマーが誘導されるモノマーがアクリル
系、メタクリル系及びアリル系モノマーからなる群から
選択される態様21に記載の物品。 24.第二のポリマーが誘導されるモノマーがアクリル
系及びメタクリル系モノマーからなる群から選択される
態様23に記載の物品。 25.第二のポリマーが誘導されるモノマーがアクリル
系モノマーを含む態様24に記載の物品。 26.第二のポリマーが誘導されるアクリル系モノマー
がアクリル酸メチル、1,6−ヘキサンジオールジアク
リレート、トリメチロールプロパントリアクリレート及
びジプロピレングリコールジアクリレートからなる群か
ら選択される態様25に記載の物品。 27.マイクロビーズが(a)メタクリル酸メチル及び
1,6−ヘキサンジオールジアクリレート又は(b)メ
タクリル酸メチル及びトリメチロールプロパントリアク
リレートから誘導されるポリマーを含む態様26に記載
の物品。 28.マイクロビーズが0.2〜30μmの範囲内のサ
イズを有する態様21記載の物品。 29.マイクロビーズが0.5〜5μmの範囲内のサイ
ズを有する態様21に記載の物品。 30.マイクロビーズが第一のポリマーの重量基準で約
5〜50重量%の量で存在する態様21に記載の物品。 31.ボイド空間が成形物品の約2〜60体積%を占め
る態様21に記載の物品。 32.マイクロビーズがスリップ剤で被覆されている態
様21に記載の物品。 33.第一のポリマーが主としてポリエステル又はポリ
プロピレンポリマーである態様21に記載の物品。 34.第一のポリマーが主としてポリエステルポリマー
である態様21に記載の物品。 35.第一のポリマーがポリエチレンテレフタレートで
ある態様34に記載の物品。 36.物品が色素拡散熱転写色素受容シートである態様
21に記載の物品。 37.第二のポリマーが20重量%より多い架橋モノマ
ーを含むモノマーから誘導される態様21に記載の物
品。 38.モノマーがメタクリル酸メチルを含む態様37に
記載の物品。 39.成形物品が繊維、棒、チューブ、シート、フィル
ム又は容器の形状である態様1に記載の物品。 40.成形物品が、シリカ又はアルミナを含むスリップ
剤で被覆されている態様39に記載の物品。 41.第二のポリマーのマイクロビーズを連続した第一
のポリマー層中に分散させ、その後、物品を延伸して、
マイクロビーズに隣り合ったボイドの生成を引き起こす
ことを含んでなる態様1に記載の物品の生成方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 67:02 (72)発明者 テー−ミン クン アメリカ合衆国,ニューヨーク 14618, ロチェスター,トレールウッド サークル 9 (72)発明者 トーマス マイルズ レイニー アメリカ合衆国,ニューヨーク 14559, スペンサーポート,ワシントン ストリー ト 304 (72)発明者 ジョン レオナード ミュールバウアー アメリカ合衆国,ニューヨーク 14143, スタッフォード,スウィートランド ロー ド 6464 Fターム(参考) 4F074 AA33N AA65 CA06 CA07 4J002 AB021 BB031 BB121 BB171 BG022 CF031 CF061 CF181 CG011 CL031 FD012 GC00 GG01 GS00

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 架橋した第二のポリマーの複数個マイク
    ロビーズを分散させて含む連続した第一のポリマー相を
    含んでなり、それらのマイクロビーズがボイド空間と隣
    り合っている成形物品であって、第二のポリマーが誘導
    されるモノマーが低黄変性で且つ熱安定性のマイクロビ
    ーズを生成するように選択される成形物品。
  2. 【請求項2】 第二のポリマーが誘導されるモノマーが
    スチレン系モノマーを実質的に含まない請求項1に記載
    の物品。
  3. 【請求項3】 マイクロビーズが(a)メタクリル酸メ
    チル及び1,6−ヘキサンジオールジアクリレート又は
    (b)メタクリル酸メチル及びトリメチロールプロパン
    トリアクリレートから誘導されるコポリマーを含む請求
    項1に記載の物品。
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