JP2003231675A - ニコチアナミン又はニコチアナミン含有物の製造法 - Google Patents

ニコチアナミン又はニコチアナミン含有物の製造法

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典男 山口
Shoji Asai
祥二 浅井
Emiko Yamazaki
恵美子 山崎
Akio Obata
明雄 小幡
Emiko Kinoshita
恵美子 木下
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Abstract

(57)【要約】 【課題】大豆の水抽出液から効率よくニコチアナミンを
製造する。 【解決の手段】大豆の水抽出液にエタノールなどの有機
溶媒添加による沈殿法、及び又は限外濾過膜又はサイズ
排除クロマトグラフィーによる分子量分画に、活性炭ろ
過、陽又は陰イオン交換樹脂処理、ポリアミド、オクタ
デシルシリカなどの吸着材処理を適宜組み合わせて、必
要な純度のニコチアナミンを精製する。また上述の手法
によって得られるニコチアナミン含有物を各種飲食品に
添加して健康食品とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、大豆の水抽出物か
らアンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害作用を有す
る二コチアナミン又はニコチアナミン含有物を製造する
方法及び二コチアナミン含有物を機能成分とする健康食
品に関する。
【0002】
【従来の技術】ニコチアナミンは、ACE阻害作用を有
することから、血圧降下作用を有している。ニコチアナ
ミンは、タバコ、イネ、クコ、ブナなど、広く植物界に
分布し、これらの植物の葉から取得できること(特開昭
63-87990)、またいんげん豆や大豆にも存在し、これを
水又は熱水抽出した液を合成樹脂を用いてニコチアナミ
ンを精製する方法が知られている(特開平5-246865)。
【0003】しかしながら、上記のようにニコチアナミ
ンを植物の葉などから抽出法によって取得する場合、大
量の植物体を恒常的に確保することが困難であり、ま
た、いんげん豆は生産量が非常に少ないため、ニコチア
ナミンの製造原料として安定供給に欠けるきらいがあ
る。一方、安定供給が可能な大豆の蒸煮廃液、浸漬廃液
などの大豆の水抽出液を原料として、合成樹脂を用いた
吸脱着によりニコチアナミンを製造する場合、収率が低
くコスト高になるという欠点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、大豆又
は大豆原料から効率よくニコチアナミンを製造する方法
を開発するために検討を重ねた結果、先に大豆の水抽出
液に有機溶媒を添加することにより沈殿物が生成し、該
沈殿物中にはニコチアナミンが高濃度に含有するという
知見を得た。そして新たに、大豆の水抽出液から採取さ
れる分子量1,000以下の画分にニコチアナミンが高濃度
に含まれるという知見を得た。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明はこれらの知見に
基づくものであって、大豆の水抽出液に有機溶媒を添加
し、生ずる沈殿物を精製するか又はそのまま粗精製物と
して採取するニコチアナミン又はニコチアナミン含有物
の製造法において、有機溶媒の添加の前又は後に、水抽
出液を限外濾過膜若しくはサイズ排除クロマトグラフィ
ー処理、イオン交換樹脂処理、活性炭ろ過又は吸着剤処
理の何れか一つ以上の手法を組み合わせて処理すること
を特徴とするニコチアナミン又はニコチアナミン含有物
の製造法であり、また大豆の水抽出液を限外濾過膜或い
はサイズ排除クロマトグラフィーで処理し、分子量1,00
0 以下の画分を採取することを特徴とするニコチアナミ
ン含有物の製造法であり、さらにこれらの製造法により
得られるニコチアナミン含有物を機能成分とする健康食
品である。
【0006】本発明のニコチアナミン又はニコチアナミ
ン含有物の製造法によれば、大豆の水抽出液、特に大豆
ホエーから、アンジオテンシン変換酵素阻害作用を有す
るニコチアナミン又はニコチアナミン含有物を効率よく
製造することができ、またこれらのニコチアナミン又は
ニコチアナミン含有物をそのまま、もしくは各種食品に
添加することにより、ニコチアナミンを含有する健康食
品が得られ、これらを摂取することにより、高血圧の症
状の改善及び予防が出来る。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明において用いられる大豆
は、丸大豆、脱皮丸大豆、挽き割り大豆(半割大豆)、
あるいは醤油原料などに用いられる脱脂大豆などであ
り、また大豆の水抽出液とは、上記大豆を水もしくは熱
水で抽出した液、浸漬廃液、蒸煮廃液、分離大豆タンパ
ク質を製造する際に副生する大豆ホエー、又は豆腐製造
に際し生ずる“ゆ”などである。これらの大豆の水抽出
液はそのままでも使用できるが、予め、溶解している蛋
白質を除去することが好ましい。これらの蛋白質はニコ
チアナミンの精製度の低下をもたらしたり、あるいはA
CE阻害活性の低下の原因となるからである。蛋白質の
除去は、通常の方法、例えば大豆の水抽出液のpHを
4.5前後に調整して沈殿除去すればよい。大豆の水抽
出液としては、例えば、原料大豆に、該大豆重量の1〜
20重量倍の水または熱水を5分以上、好ましくは1〜
20時間接触させて得られたものが好ましい。なお、水
抽出は抽出効率の点からpH7〜9の条件で行うことが
好ましい。
【0008】こうして得られた大豆の水抽出液に酸を添
加し、pHを4.5前後に調整し、遠心により沈殿を取
り除いた上清を原料とすることが好ましい。特に、分離
大豆タンパク質製造時に副生する大豆ホエーは、従来そ
の多くは廃棄処分されていたことから、資源の有効利用
という観点からも特に有利に用いることができる。
【0009】上述の大豆の水抽出液は必要により濃縮
し、有機溶媒を添加する。有機溶媒はメタノール、エタ
ノール、アセトンなど、水に親和性のある有機溶媒であ
り、特にエタノールが好ましい。有機溶媒の添加量は水
抽出液の濃縮の度合いによっても異なるが、大豆の水抽
出液の有機溶媒濃度が好ましくは30%(重量%、以下
同じ)以上、より好ましくは50%以上となるように添
加する。
【0010】なお、大豆の水抽出液の濃縮度が高いほど
低い有機溶媒濃度で沈殿が生じ易い傾向があり、例えば
10倍の水で抽出した大豆ホエーをそのまま使用する場
合は、有機溶媒濃度は70〜90%が好適であるが、こ
のホエーを3〜4倍に濃縮したものを使用する場合は5
0〜60%の有機溶媒濃度でも十分な沈殿物が得られ
る。なお、大豆ホエーなどの大豆の水抽出液をそのまま
乾燥粉末化することも考えられるが、水抽出液には種々
の物質が溶解しているためニコチアナミンの純度が低く
なること、粉末化しにくいこと、きれいな粉末が得られ
ないことなどの不具合がある。
【0011】ニコチアナミンの精製法は、例えば特開平
5−246865号公報の実施例2に記載された方法と
同様の方法を採用することができる。またこうして得ら
れたニコチアナミンの理化学的性質は同じく、特開平5
−246865号公報の段落〔0014〕に記載された
通りのものである。
【0012】大豆の水抽出液に有機溶媒を添加する前又
は後に、イオン交換樹脂処理、活性炭ろ過又は吸着剤処
理の何れか一つ以上の手法を組み合わせることにより、
不純物を低減する事が出来る。
【0013】ニコチアナミンは両性イオン化合物である
ため、陽イオン交換樹脂と陰イオン交換樹脂の何れも好
適に用いることが出来る。また、ニコチアナミンは極性
が高く、実質的に活性炭と相互作用しないため、活性炭
ろ過により大豆ホエーに含まれるオリゴ糖などの不純物
を除去することが出来る。比較的極性の低い有機物(イ
ソフラボン類、サポニン類など)を除去する方法とし
て、オクタデシルシリカ、ポリアミド、合成吸着剤
(例:三菱化学製ダイヤイオンHP-20 )などに通過させ
ても良い。
【0014】また、ニコチアナミンは分子量が303 なの
で、各種の塩として存在する場合を考慮しても分画分子
量1,000 程度の限外濾過膜を通過しうる。或いはサイズ
排除クロマトグラフィーにより、分子量1,000 以下の分
画として回収される。従って、大豆ホエーなどの大豆の
水抽出液を限外濾過膜或いはサイズ排除クロマトグラフ
ィーで処理し、分子量1,000 以下の画分を採取すること
によっても、ニコチアナミン又はニコチアナミン含有物
を得ることができる。
【0015】大豆の水抽出液を限外濾過膜或いはサイズ
排除クロマトグラフィーで処理する場合、該処理の前又
は後に、上記のイオン交換樹脂処理、活性炭ろ過又は吸
着剤処理の何れか一つ以上の手法を適宜組み合わせるこ
とにより、高純度のニコチアナミン又はニコチアナミン
含有物を得ることが出来る。更に、電気透析などの手法
により、本発明のニコチアナミン含有物から脱塩操作を
行っても良い。この処理液にはニコチアナミンが高濃度
に含有するので、これを真空、あるいは凍結乾燥、スプ
レードライなどにより乾燥粉末化してニコチアナミン粗
精製物とするか、あるいはこれを上述の精製法などの適
宜の方法で精製することによりニコチアナミン精製物を
得ることができる。この様に必要に応じて、目的とする
純度までニコチアナミン含有物を精製することが出来
る。
【0016】また、上記有機溶媒を添加する方法と上記
限外濾過膜或いはサイズ排除クロマトグラフィーで処理
する方法とを組み合わせることにより、ニコチアナミン
含量が0.3%以上のニコチアナミン含有物を得ること
が出来る。また、この場合も、有機溶媒の添加又は限外
濾過膜或いはサイズ排除クロマトグラフィーによる処理
の前後において、上記のイオン交換樹脂処理、活性炭ろ
過又は吸着剤処理の何れか一つ以上の手法を適宜組み合
わせることが出来る。例えば、大豆の水抽出液、好まし
くは大豆ホエーを活性炭ろ過し、限外濾過膜或いはサイ
ズ排除クロマトグラフィーで処理し、分子量1,000 以下
の画分を採取し、これに有機溶媒濃度が30重量%以上
となるように有機溶媒を添加し、生ずる沈殿物を採取
し、ニコチアナミン含量が0.3重量%以上のニコチア
ナミン含有物を得る方法があげられる。
【0017】本発明はまた上記した製造法によって得ら
れるニコチアナミン又はニコチアナミン含有物(ニコチ
アナミン精製物又はニコチアナミン粗精製物)を機能成
分とする健康食品を含むものであり、例えばニコチアナ
ミン粗精製物を通常の賦形剤と混合、打錠して健康食品
錠剤としたり、各種の飲食品、例えばパン、ケーキ、ビ
スケット、クッキーなどのパン、菓子類や、そば、うど
ん、中華麺などの麺類や、天ぷら、フライなどの惣菜類
や、豆腐、納豆などの大豆加工食品や、ジュース、コー
ヒー、ココア、ウーロン茶、緑茶、健康飲料などの飲料
類などに添加することにより、ニコチアナミンの血圧降
下作用を有する機能性飲食品とすることができる。
【0018】以下、実施例を示して本発明を具体的に説
明する。 実施例1 粉砕した脱脂大豆ミール400グラムに水5リットルを
添加し、pH9に調製した。25℃で90分間浸漬した
後、脱脂大豆ミールを除去し、水抽出液4.7リットル
を得た。ついで、水抽出液のpHを4.5に調製し、遠心
分離(7500G、30分)し、生じた沈殿を除去し、
4.5リットルの上清を得た。この大豆の水抽出液(大
豆ホエー)4.5リットルに対し、活性炭(武田薬品工
業製精製白鷺)150gを添加し、室温で3時間攪拌
し、不純物を吸着させた。これに珪藻土ろ過助剤(ラジ
オライト500 )150gを混和し、No.2ろ紙上で吸引ろ
過し、ろ液を得た。このろ液を分画分子量1,000 の中空
糸型限外濾過モジュール(日本ミリポア社製のプレップ
スケールUFカートリッジPLAC型)で処理し、透過
液を凍結乾燥して白色の粉末30gを得た。この中には
ニコチアナミンが0.3%含有していた。
【0019】実施例2 実施例1で得られた粉末を蒸留水200mlで再溶解
し、ここにエタノールを添加しエタノール濃度80%の
溶液とした。これを4℃で遠心分離(7500G、30
分)して得られた沈殿物を凍結乾燥して5.4gの白色
状のニコチアナミン粗精製粉末を得た。この中には、ニ
コチアナミンが1.0%含有していた。
【0020】実施例3 実施例1で得られる限外濾過液を、陰イオン交換樹脂
(三菱化学製ダイヤイオンPA318 )カラム(容積1リッ
トル。OH型) に供し、蒸留水2リットルで洗浄、更に
0.5規定塩酸2リットルで溶出した。続いてこれを陽
イオン交換樹脂(ダウケミカル製ダウエックス50W ×
2)カラム(容積1 リットル。H 型)に供し、蒸留水2
リットルで洗浄、更に0.5%アンモニア水溶液で溶出
した。2リットル目から3リットル目までを分取し、ロ
ータリーエバポレーターを用いて100ミリリットルま
で濃縮した。最終的にこれを凍結乾燥し、100mgの
白色粉末を得た。この中にはニコチアナミンが40%含
有していた。
【0021】実施例4 実施例3で得られたニコチアナミン含有粉末を少量の水
に溶解し、予め100%エタノールで平衡化したポリアミド
C-200 (和光純薬製)カラム(容積0.5リットル)に
供し、100%エタノール、90%エタノール、80%エタノー
ル、70%エタノール、60%エタノール、50%エタノール
をそれぞれ1リットルずつ用いて、順次溶出させた。70
%エタノール、60%エタノール、50%エタノールの溶出
画分を濃縮後、ろ過して凍結乾燥したところ、白色粉末
40mgを得た。この中にはニコチアナミンが80%含
有していた。
【0022】実施例5 大豆の蒸煮廃液400グラムに水2リットルを添加し、
25℃で90分保持した後、生じた沈殿を分離除去し、
1.9リットルの上清を得た。この上清に、エタノール
を添加し、80%のエタノール溶液として、4℃の遠心
分離(7500G、30分)により得られた沈殿物を凍
結乾燥して4gの白色状のニコチアナミン粗精製粉末を
得た。この中には、ニコチアナミンが0.15%含有し
ていた。
【0023】実施例6 実施例1で得られたニコチアナミン粗精製粉末と乳糖、
結晶セルロース、タルク、及びカルボキシメチルセルロ
ース(結合剤)を下記の組成で均一に混合し、顆粒状と
した後、常法により打錠し、500mg/錠の錠剤を製
造した。 〔組成〕 実施例1で得られたニコチアナミン粗精製粉末 300g 乳糖 100g 結晶セルロース 93g タルク 5g カルボキシメチルセルロース 2g
【0024】実施例7 実施例1で得られたニコチアナミン粗精製粉末を下記配
合でケーキ原料に配合し、常法によりケーキを製造し
た。 〔配合〕 小麦粉 100 重量部 卵 100 重量部 砂糖 100 重量部 実施例1で得られたニコチアナミン粗精製粉末 3 重量部 水 40 重量部 得られたケーキは、通常品に比べて、内相、外観とも差
がなく、食感、風味も良好であった。
【0025】実施例8 実施例1で得られたニコチアナミン粗精製粉末を、市販
の炭酸飲料に1%添加したところ、速やかに溶解し、得
られた飲料は風味が全く変わらず良好であった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小幡 明雄 千葉県野田市野田250番地キッコーマン株 式会社内 (72)発明者 木下 恵美子 千葉県野田市野田250番地キッコーマン株 式会社内 Fターム(参考) 4B018 LB01 LB08 LB10 MD15 MD18 MD58 ME04 MF01 MF14

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】大豆の水抽出液に有機溶媒を添加し、生ず
    る沈殿物を精製するか又はそのまま粗精製物として採取
    するニコチアナミン又はニコチアナミン含有物の製造法
    において、有機溶媒の添加の前又は後に、水抽出液を限
    外濾過膜若しくはサイズ排除クロマトグラフィー処理、
    イオン交換樹脂処理、活性炭ろ過又は吸着剤処理の何れ
    か一つ以上の手法を組み合わせて処理することを特徴と
    するニコチアナミン又はニコチアナミン含有物の製造
    法。
  2. 【請求項2】大豆の水抽出液を限外濾過膜或いはサイズ
    排除クロマトグラフィーで処理し、分子量1,000 以下の
    画分を採取し、これに有機溶媒を添加し、生ずる沈殿物
    を採取し、ニコチアナミン含量が0.3重量%以上のニ
    コチアナミン含有物を得ることを特徴とするニコチアナ
    ミン含有物の製造法。
  3. 【請求項3】大豆ホエーを活性炭ろ過し、限外濾過膜或
    いはサイズ排除クロマトグラフィーで処理し、分子量1,
    000 以下の画分を採取し、これに有機溶媒濃度が30重
    量%以上となるように有機溶媒を添加し、生ずる沈殿物
    を採取し、ニコチアナミン含量が0.3重量%以上のニ
    コチアナミン含有物を得ることを特徴とするニコチアナ
    ミン含有物の製造法。
  4. 【請求項4】大豆の水抽出液を限外濾過膜或いはサイズ
    排除クロマトグラフィーで処理し、分子量1,000 以下の
    画分を採取することを特徴とするニコチアナミン含有物
    の製造法。
  5. 【請求項5】限外濾過膜或いはサイズ排除クロマトグラ
    フィーで処理する前又は後に、大豆の水抽出液をイオン
    交換樹脂処理、活性炭ろ過又は吸着剤処理の何れか一つ
    以上の手法を組み合わせて処理することを特徴とする請
    求項4記載のニコチアナミン又はニコチアナミン含有物
    の製造法。
  6. 【請求項6】請求項1ないし請求項5の製造法により得
    られるニコチアナミン含有物を機能成分とする健康食
    品。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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