JP2003231642A - 歯周療法剤、歯内療法剤、歯科材料及び義歯洗浄剤 - Google Patents

歯周療法剤、歯内療法剤、歯科材料及び義歯洗浄剤

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JP2003231642A
JP2003231642A JP2002015372A JP2002015372A JP2003231642A JP 2003231642 A JP2003231642 A JP 2003231642A JP 2002015372 A JP2002015372 A JP 2002015372A JP 2002015372 A JP2002015372 A JP 2002015372A JP 2003231642 A JP2003231642 A JP 2003231642A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】安全で効果的な歯周療法剤、歯内療法剤、歯科
材料及び義歯洗浄剤を提供する。 【構成】本発明は、竹酢液単独又は竹酢液及び梅酢液か
らなる歯周療法剤、歯内療法剤、歯科材料及び義歯洗浄
剤である。歯周療法剤としては、例えば、含嗽・洗口
液、液体歯磨き、口内マッサージ液、練り歯磨きとして
使用できる。歯内療法剤としては、例えば、根管消毒
剤、貼薬剤、根管充填剤、ポイント、覆髄剤として使用
できる。歯科材料としては、例えば、初期齲蝕小窩裂溝
填塞材、充填材、装着材として使用可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、歯周療法剤(例え
ば、含嗽・洗口液、液体歯磨き、口内マッサージ液、練
り歯磨き、歯周ポケット用装填剤)、歯内療法剤(例え
ば、根管消毒剤、貼薬剤、根管充填剤、ポイント[メイ
ンポイント、アクセサリーポイント]、覆髄剤)、歯科
材料(例えば、初期齲蝕小窩裂溝填塞材、充填材料、装
着材料)及び義歯洗浄剤に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】<歯周
療法剤>歯垢は口内のカビ(カンジダ菌等)や細菌(ト
レポネーマ菌等)により形成されるもので、適切に除去
しなければ歯槽膿漏等の歯周病の原因となる。歯垢を除
去するため、従来強調されてきたのは、歯ブラシの適切
な使用、歯垢分解酵素を含有する歯磨き剤の使用であ
る。また、最近の新聞報道等によれば、抗カビ剤のアム
ホテリシンB(「ハリゾンシロップ」、「ファンギゾ
ン」という商品名で知られる)も歯垢除去に有効である
とされている(例えば、平成11年6月9日付朝日新聞
朝刊参照)。
【0003】歯ブラシの適切な使用が重要であることは
いうまでもないが、忙しい現代人は歯磨きになかなか時
間をかけられないでいるのが現状である。一方、抗カビ
剤は主として抗生物質であり、多用、頻用することによ
り耐性菌を生じさせたり、人体の自然治癒力を減退させ
るなどの問題点が指摘されている。
【0004】<歯内療法剤>一方、歯科医院における感
染根管処置後の根管消毒剤や根管貼薬時の貼薬剤として
は従来、3−10%のNaOCl(次亜塩素酸ナトリウ
ム)と3%のH22(過酸化水素)の交互洗浄した後
で、ホルマリン(ホルマリンクレゾール、ホルマリング
アヤコール)、フェノール製剤(フェノール、フェノー
ルカンフル、パラクロロフェノールカンフル、クレサチ
ン、グアヤコール、クレゾール)、ヨウ素製剤(ヨード
チンキ)、抗生物質(クロラムフェニコールPBSSな
ど)を根管内に挿入している。
【0005】根管充填時の根管充填剤(根管内の空隙を
満たすセメント類)としては従来、亜鉛華ユージノール
セメント、水酸化カルシウム剤、ホルムアルデヒド系材
料が使用されてきた。
【0006】根管充填時のポイント(メインポイント<
マスターポイント>、アクセサリーポイント)としては
従来、ガッターパーチャポイント(商品名)及びフレッ
クスポイント(商品名)が使用されてきた。
【0007】覆髄剤(歯髄を生活させたまま保存する歯
髄保存法に用いる薬剤)としては従来、間接覆髄剤とし
て、亜鉛華ユージノール製剤、亜鉛華クレオソート製
剤、バラホルムセメント、キャビティバーニッシュが、
直接覆髄剤として水酸化カルシウム製剤、亜鉛華ユージ
ノール製剤が、それぞれ使用されてきた。
【0008】<歯科材料>初期齲蝕小窩裂溝填塞材とし
ては従来、例えば光重合型複合レジンやグラスアイオノ
マーセメントが用いられている。
【0009】充填材料としては従来、光重合型複合レジ
ン、光重合型充填用レジン強化グラスアイオノマー、グ
ラスアイオノマーセメント、複合レジン、歯科用珪酸セ
メント、珪リン酸セメント、歯科充填用即時硬化レジン
用いられている。
【0010】装着材料としては、接着性セメント、グラ
スアイオノマー系レジンセメント、グラスアイオノマー
セメント、FHセメント、接着性複合レジンセメント、
歯科用リン酸亜鉛セメント、ハイボンドリン酸亜鉛セメ
ント、カルボキシレートセメント、水硬性セメント、歯
科充填用即時硬化レジン、仮着用セメントが用いられて
いる。
【0011】<義歯洗浄剤>義歯洗浄剤としては、従
来、酸化剤による漂白、界面活性剤による洗浄、酵素に
よる基質分解、アルカリによる洗浄分解、キレート剤に
よる洗浄補助、及び発泡攪拌によっていた。
【0012】上記歯周療法剤、歯科材料、義歯洗浄剤の
うち、ホルマリンやホルムアルデヒドを使用するものに
ついていえば、これらがシックハウス症候群の原因物質
でもあることから、過敏症の人には使用できない。抗生
物質を使用するものについては前述の耐性菌等の問題が
ある。その他の薬剤についてはそのような問題はない
が、高価であったり、劇薬成分が含まれていたり、数年
ないし数十年にわたる長期連続使用の安全性が十分科学
的に検証されていなかったりするものがある。
【0013】そこで、本発明では、安全で効果的な歯周
療法剤、歯内療法剤、歯科材料及び義歯洗浄剤を提供す
ることを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、第1の観点で
は、竹酢液単独、又は、竹酢液及び梅酢液を含有するこ
とを特徴とする液体状の歯周療法剤である。第2の観点
では、竹酢液単独、又は、竹酢液及び梅酢液を含有する
ことを特徴とするペースト状の歯周療法剤である。第3
の観点では竹酢液単独、又は、竹酢液及び梅酢液を含有
する歯内療法剤である。第4の観点では、竹酢液単独、
又は、竹酢液及び梅酢液を含有する歯科材料である。第
5の観点では、竹酢液単独、又は、竹酢液及び梅酢液を
含有する義歯洗浄剤である。第6の観点では、総括的
に、食酢を含有することを特徴とする歯周療法剤、歯内
療法剤、歯科材料及び義歯洗浄剤である。第7の観点で
は、唐辛子を含有することを特徴とする歯周療法剤、歯
内療法剤、歯科材料及び義歯洗浄剤である。第8の観点
では、木酢液を含有することを特徴とする歯周療法剤、
歯内療法剤、歯科材料及び義歯洗浄剤である。
【0015】
【発明の実施の態様】竹酢は竹を竹炭の前段階まで焼
き、その過程で抽出したものである。竹炭同様、優れた
脱臭、殺菌力を有するとされているが、独特の強烈な匂
いのために利用範囲が限定されている。精製段階に応じ
てさまざまなものが存在するが、本発明においては口中
に含むのであるから衛生上なるべく精製されたものが好
ましい。例えば、コンドー自然農園(高知県)製造の
「さりげな」(商標)を使用することができる。
【0016】一方、梅酢は梅干しの製造過程において生
ずる副産物である。梅干しは、梅に塩をまぶして塩漬け
し、浸出する漬け汁から梅を引き上げ、天日あるいは機
械で干すことにより製造されている。赤い梅干しは、こ
の漬け汁にシソの葉を混ぜて赤色に着色した赤い漬け汁
を用意し、これに干した梅をさらに漬け込むことにより
得られる。この過程により生じる漬け汁が梅酢であり、
優れた殺菌作用を有することが知られている。
【0017】<第1発明>本発明は、第1の観点では、
竹酢液単独、又は、竹酢液と梅酢液を混合攪拌して得ら
れる液体状の歯周療法剤である。例えば、含嗽・洗口
液、液体歯磨き、歯周ポケット用装填剤として使用す
る。
【0018】竹酢液と梅酢液を混合させる場合、混合比
率は、竹酢液0.01%〜10%(重量)、好ましくは
0.1%〜5%(重量)であるのに対して、梅酢液9
9.99%〜90%(重量)、好ましくは99.9%〜
95%(重量)である。現段階で最も好ましいと考えら
れているのは竹酢液1%(重量)に対して梅酢液99%
(重量)である。
【0019】竹酢液の使用割合は多ければ多いほど歯垢
除去には有効であるが、その強烈な匂いが耐え難いの
で、自ずと使用量を控えざるを得ない。この匂いを隠蔽
するマスキング剤を使用することにより、竹酢液の混合
比率を上げることが可能である。梅酢液はそれ自身歯垢
除去に有効であるが、竹酢液のマスキングの役目も有し
ている。その他のマスキング剤も併用可能である。
【0020】竹酢液単独、又は、竹酢液と梅酢液の混合
液は原液のまま使用するのが一番効果的であるが、匂い
や酸味が耐え難い場合は水(精製水又は水道水)で10
〜20倍に希釈して使用することもできる。
【0021】本発明の歯周療法剤には上記マスキング剤
や水の他に、さらに必要に応じて、添加物として、香
料、甘味料、粘度調整剤、増量剤、着色剤、酸化防止
剤、保存料(食品防腐剤)を添加することができる。
【0022】香料としては、ペパーミント,スペアミン
トなどが使用可能であるが、梅酢自身が香料の役目を果
たすため、通常使用する必要ないか、又は僅かな使用で
よい。
【0023】甘味料としては、ステビオサイト,グリチ
ルリチン,カルコン,ジヒドロカルコン,ペパーミント
などを配合すればよい。
【0024】保存料としては、パラオキシ安息香酸エス
テル類などがあり、その他必要に応じて乳酸アルミニウ
ム,エテド酸塩,色素などが使用できる。しかし、竹酢
及び梅酢自身が保存効果を有するので、通常使用する必
要ないか、又は僅かな使用でよい。
【0025】含嗽・洗口液、液体歯磨きとして第1発明
を使用するときには、従来通りの使用法でよい。例え
ば、含嗽・洗口液として使用するときには、クロルヘキ
シジン、ポピドンヨード、リステリン等の含嗽・洗口液
に竹酢液単独、又は、竹酢液と梅酢液を加えて含嗽・洗
口に用いる。歯周ポケット用装填剤として使用するとき
には、例えば、これらの液体を糸や布にしみ込ませたも
のを歯周ポケットに挿入する。
【0026】<第2発明>第2の観点では、本発明は、
竹酢液成分単独、又は、竹酢液成分及び梅酢液成分を含
有するペースト状の歯周療法剤であり、例えば、練り歯
磨き剤、歯周ポケット用装填用軟膏として使用する。
【0027】本発明の歯磨き剤は、通常の歯磨き剤に含
有される精製水、研磨剤、香料、甘味料、発泡剤、潤滑
剤、粘結剤、保存料等の中に、竹酢液成分単独、又は、
竹酢液成分及び梅酢液成分双方の適宜量を加え練り固め
てペースト状にしたものである。
【0028】竹酢液及び梅酢液については、第1発明で
説明したとおりである。竹酢液単独、又は、竹酢液及び
梅酢液が全体に占める割合は0.5〜20%(重量)程
度が適当であり、より好ましくは1〜10%(重量)程
度である。竹酢液単独、又は、竹酢液及び梅酢液は予め
濃縮乾燥して、ペースト状、固形又は粉末状にしておい
て、これを使用してもよい。
【0029】研磨剤としては炭酸カルシウム,炭酸マグ
ネシウム,第二リン酸カルシウム,第三リン酸カルシウ
ム,リン酸マグネシウム,シリカ,ゼオライト,メタリ
ン酸ナトリウム,水酸化アルミニウム,水酸化マグネシ
ウム,ピロリン酸カルシウム,ベンガラ,硫酸カルシウ
ムなどが使用可能である。
【0030】香料としては、ペパーミント,スペアミン
トなどが使用可能であるが、梅酢自身が香料の役目を果
たすため、使用する必要ないか、又は僅かな使用でよ
い。
【0031】甘味料としては、ステビオサイト,グリチ
ルリチン,カルコン,ジヒドロカルコン,ペパーミント
などを配合すればよい。
【0032】発泡剤としては、ラウリル硫酸ナトリウ
ム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム,ラウリル
スルホ酢酸ナトリウム,N−ラウリルスルホン酸ナトリ
ウム,N−ラウロイルザルコシン酸ナトリウム,ショ糖
脂肪酸エステル,ポリオキシエチレンソルビタン,ポリ
オキシエチレンノニルフェニルエーテル,アルキロール
アミドなどが使用できる。
【0033】潤滑剤としては、グリセリン,ソルビトー
ル,プロピレングリコール,ポリエチレングリコール,
キシリトール,ジプロピレングリコール,乳酸ナトリウ
ム,マルチトールなどが使用できる。粘結剤としては、
カツボキシメチルセルロース,カルボキシメチルセルロ
ースナトリウム,ヒドロキシエチルセルロース,アルギ
ン酸塩,ガラギーナン,アラビアガム,ポリビニルアル
コール,メチルセルロース,酸化マグネシウム,アルミ
ナゾル,ケイ酸カルシウム,モンモリロナイト,ペクチ
ン,グアガム,カオリンなどを適宜使用する。
【0034】保存料としては、パラオキシ安息香酸エス
テル類などがあり、その他必要に応じて乳酸アルミニウ
ム,エテド酸塩,色素などが使用できる。しかし、竹酢
及び梅酢自身が保存効果を有するので、通常使用する必
要ないか、又は僅かな使用でよい。
【0035】練り歯磨き剤として第2発明を使用すると
きには従来通りの使用法でよい。歯周ポケット装填用軟
膏として使用するときには、例えば、公知の軟膏基材
(ソルベース等)と混ぜて、歯周ポケットに挿入する。
【0036】<第3発明>第3の観点では、本発明は竹
酢液単独、又は、竹酢液及び梅酢液を含有する歯内療法
剤である。例えば、根管消毒剤、貼薬剤、根管充填剤、
ポイント(メインポイント、アクセサリーポイント)、
覆髄剤として使用可能である。
【0037】本発明の歯内療法剤は、従来の歯内療法剤
に代えて、またはそれと共に、竹酢液単独、又は、竹酢
液及び梅酢液の適宜量を添加使用するものである。
【0038】竹酢液及び梅酢液については、第1発明で
説明したとおりである。竹酢液と梅酢液を混合させる場
合、その混合比は竹酢液0.01%〜10%(重量)、
好ましくは0.1%〜5%(重量)であるのに対して、
梅酢液99.99%〜90%(重量)、好ましくは9
9.9%〜95%(重量)である。現段階で最も好まし
いと考えられているのは竹酢液1%(重量)に対して梅
酢液99%(重量)である。
【0039】竹酢液単独、又は、竹酢液と梅酢液が全体
に占める割合は、製品により異なるが、一般に50〜1
00%(重量)程度が適当であり、より好ましくは90
〜100%(重量)程度である。残部は精製滅菌水また
は前記した従来製品の成分の全部又は一部である。竹酢
液単独、又は、竹酢液及び梅酢液は予め濃縮乾燥して、
ペースト状、固形又は粉末状にしておいて、これを使用
してもよい。本発明の歯内療法剤は、用途・対象に応じ
て液体状又はペースト状とすることができる。
【0040】本発明の歯内療法剤の使用法は基本的に従
来法に準ずる。すなわち、根管消毒剤・貼薬剤として用
いる場合、NaOCl(次亜塩素酸ナトリウム)とH2
2(過酸化水素)の交互洗浄の代わりに液体状の本発
明製剤を使用して洗浄したり、液体状又はペースト状の
本発明製剤を滅菌小綿球や綿繊維に浸潤させて、窩内又
は根管に挿入し、仮封したりする。
【0041】根管充填剤として用いる場合、練板上に散
剤(酸化亜鉛等)と液体状又はペースト状の本発明製剤
の適当量をとり、練合して根管内に充填する。
【0042】ポイントとして用いる場合、液体状又はペ
ースト状の本発明製剤の入った根充剤をメインポイント
に付け、根管内に挿入し、さらに、液体状又はペースト
状の本発明製剤の入ったアクセサリーポイントを使用し
て緊密に充填する。
【0043】覆髄剤として用いる場合、液体状又はペー
スト状の本発明製剤を入れた覆髄剤の適量を直接的又は
間接的に歯髄に塗布する。
【0044】本発明が歯内療法剤として有効であるとい
う科学的な根拠は次のとおりである。歯の象牙質は象牙
細管の集合でできており、象牙細管内に細菌が感染する
ことにより、各種症状が現れるというのが定説である。
すなわち、有髄歯の場合は、しみたり、不快な症状が出
る。そのため、感染象牙質を除去した後で覆髄剤を使用
する。無髄歯の場合は、感染根管処置の予後が悪いこと
が多々ある。さらに、カビ(カンジダ菌)も象牙細管内
に浸入している可能性があるという報告もある(生田図
南 国際歯周病内科学研究会会長)。
【0045】最近、象牙細管内の除菌のために3Mix
という3種類の抗生物質を混ぜ合わせて、その感染部位
に貼薬し、感染象牙質を除去することなく治療を施し、
良好な成績を収めたという報告がなされている(星野悦
郎新潟大学教授及び岩久正明新潟大学教授)。
【0046】歯周ポケット内に存在する細菌も、象牙細
管内に存在する細菌も主に嫌気性菌であり、3Mixに
よる除菌が有効であるなら、本発明製剤も同様に有効で
あると考えられる。
【0047】このように、本発明製剤を少なくとも各薬
剤及びメインポイント、アクセサリーポイントの成分の
1つとして使用することにより、身体に害のある抗菌剤
の使用をなくしたり、減らしたりすることができる。
【0048】<第4発明>第4の観点では、本発明は竹
酢液単独、又は、竹酢液及び梅酢液を含有する歯科材料
である。例えば、初期齲蝕小窩裂溝填塞材、充填材料、
装着材料として使用可能である。
【0049】本発明の歯科材料は、従来の歯科材料に代
えて、またはそれと共に、竹酢液単独、又は、竹酢液及
び梅酢液の適宜量を添加するものである。
【0050】竹酢液及び梅酢液については、第1発明で
説明したとおりである。竹酢液と梅酢液を混合させる場
合、その混合比は竹酢液0.01%〜10%(重量)、
好ましくは0.1%〜5%(重量)であるのに対して、
梅酢液99.99%〜90%(重量)、好ましくは9
9.9%〜95%(重量)である。現段階で最も好まし
いと考えられているのは竹酢液1%(重量)に対して梅
酢液99%(重量)である。
【0051】竹酢液単独、又は、竹酢液と梅酢液が全体
に占める割合は、製品により異なるが、一般に0.1〜
10%(重量)程度が適当であり、より好ましくは1〜
5%(重量)程度である。残部は前記した従来製品の成
分の全部又は一部である。竹酢液単独、又は、竹酢液及
び梅酢液は予め濃縮乾燥して、ペースト状、固形又は粉
末状にしておいて、これを使用してもよい。
【0052】本発明の歯科材料の使用法は基本的に従来
法に準ずる。すなわち、従来の歯科材料に本発明成分を
加えて練合して、ペースト状とする。齲蝕した部位を切
削削除し、小窩裂溝や窩洞部にこの材料を成形修復材と
して充填する。本発明によれば、装着後の不快症状(し
み、脱離、2次齲蝕)が軽減される。
【0053】本発明製剤が歯科材料として有効である科
学的根拠は歯内療法剤の箇所で説明したのとほぼ同じで
ある。
【0054】<第5発明>第5の観点では、竹酢液単
独、又は、竹酢液及び梅酢液を含有する義歯洗浄剤であ
る。
【0055】竹酢液及び梅酢液については、第1発明で
説明したとおりである。竹酢液と梅酢液を混合させる場
合、その混合比は竹酢液0.01%〜10%(重量)、
好ましくは0.1%〜5%(重量)であるのに対して、
梅酢液99.99%〜90%(重量)、好ましくは9
9.9%〜95%(重量)である。現段階で最も好まし
いと考えられているのは竹酢液1%(重量)に対して梅
酢液99%(重量)である。
【0056】竹酢液単独、又は、竹酢液と梅酢液が全体
に占める割合は、製品により異なるが、一般に0.1〜
10%(重量)程度が適当であり、より好ましくは1〜
5%(重量)程度である。残部は前記した従来製品の成
分の全部又は一部である。竹酢液単独、又は、竹酢液及
び梅酢液は予め濃縮乾燥して、ペースト状、固形又は粉
末状にしておいて、これを使用してもよい。
【0057】本発明の歯科材料の使用法は基本的に従来
法に準ずる。すなわち、従来の歯科材料に本発明成分を
加えて練合して、液体状又はペースト状とする。これを
ブラシに付け、義歯を洗浄する。
【0058】本発明製剤が義歯洗浄剤として有効である
科学的根拠は歯内療法剤の箇所で説明したのとほぼ同じ
である。
【0059】<第6発明>第6発明は、前記第1−4発
明と「梅酢」部分において重複するが、総括的に、食酢
成分を含有することを特徴とする歯周療法剤、歯内療法
剤、歯科材料及び義歯洗浄剤である。
【0060】食酢は、4〜5%の酢酸を主体とするもの
であり、醸造酢、合成酢、酢酸水溶液が該当する。醸造
酢は含アルコールもろみが酢酸菌の酸化発酵により食酢
となるもので、原料により多種類のものがある。合成酢
は氷酢酸または酢酸の希釈液に醸造酢を40%以上配合
したものである。酢酸水溶液は氷酢酸又は酢酸の希釈液
が用いられる。ここで上記醸造酢に係る具体的種類を示
すと、酒精酢(アルコール酢)、黒酢(玄米酢)、穀物
酢(麦芽酢、粕酢、コーン酢、小麦酢、鳩麦酢、ライ麦
酢、小麦胚芽酢、そば酢)、米酢(純米酢)、果実酢
(柿酢、桃酢、ストロベリー酢、ブルーベリー酢、プル
ーン酢)、リンゴ酢(アップルビネガー)、ブドウ酢
(ワインビネガー)、穀物酢及び果実酢以外の醸造酢
(タマネギ酢、トマト酢、梅酢、しそ酢、ハーブ酢、海
藻酢、アマランサス酢)がある。また醸造酢及び合成酢
にはJAS適合品もある。これらの食酢は単独で使用し
てもよいし、複数種類を混合してもよい。さらに、竹酢
及び/又は梅酢とともに使用してもよい。食酢の使用
量、使用法は概して梅酢に準ずる。
【0061】酢酸には殺菌作用があり、宿主の細菌に対
して有効に作用するので、歯周療法剤、歯内療法剤、歯
科材料及び義歯洗浄剤として優れた効果を有する。
【0062】<第7発明>第7発明は、唐辛子(鷹の
爪)を含有することを特徴とする歯周療法剤、歯内療法
剤、歯科材料及び義歯洗浄剤である。
【0063】唐辛子は、粉末状にするか、又は溶媒中に
漬けてそのエキス分を溶出させ、その粉末またはエキス
を歯周療法剤、歯内療法剤又は歯科材料中に加える。溶
媒としては竹酢及び/又は梅酢が好ましい。例えば、梅
酢液500mlに対して唐辛子を15−30g加え、そ
のエキス分を溶出させて使用する。
【0064】唐辛子には殺菌効果と血行促進効果がある
ことがよく知られている。殺菌力を増強し、歯肉の血行
を改善することが、宿主の細菌に対する抵抗力を増大さ
せるので、歯周療法剤、歯内療法剤、歯科材料及び義歯
洗浄剤として優れた効果を有する。
【0065】<第8発明>第8発明は、木酢液を含有す
ることを特徴とする歯周療法剤、歯内療法剤、歯科材料
及び義歯洗浄剤である。
【0066】木酢液は木材を炭化させる際に生じる煙を
冷却し、液化した赤褐色の液体で有機酸類、フェノール
類、アルコール類など200以上もの成分を含んでいる
が、主成分は酢酸、フェノール酸、メタノール等であ
る。木酢液は単独で使用してもよいし、竹酢及び/又は
梅酢とともに使用してもよい。木酢液の使用量、使用法
は概して竹酢に準ずる。
【0067】木酢液には殺菌作用があり、宿主の細菌に
対して有効に作用するので、歯周療法剤、歯内療法剤、
歯科材料及び義歯洗浄剤として優れた効果を有する。
【0068】第1−8発明は、相互に矛盾したり、副作
用を生じさせたりしない限り、組み合わせることもでき
る。例えば、竹酢及び/又は梅酢に唐辛子や木酢液を加
えて液体歯磨きとする、等である。
【0069】
【実施例】以下、本発明を実施例により説明する。
【0070】<製造例1>梅酢として、市販の梅酢を使
用し、竹酢として、コンドー自然農園(高知県)製造の
「さりげな」(商標)を使用した。梅酢99ml、竹酢
1mlを常温で混合攪拌し、赤褐色の液体100mlを
得た。
【0071】<製造例2>製造例1の液体2mlを市販
の練り歯磨き剤「PCクリニカ(商品名)」(ライオン
株式会社製造販売)10gに加えて練合し、薄桃色の練
り歯磨きを得た。竹酢や梅酢の匂いが相当に軽減してい
た。なお、「PCクリニカ(商品名)」の成分は次のと
おりである。
【0072】研磨剤 − 水酸化アルミニウム 湿潤剤 − ソルビット液、プロピレングリコール 薬用成分 − モノフルオロリン酸ナトリウム、ラウロ
イルサルコシンナトリウム、デキストラーゼ 香味料 − 香料(ペパーミナント)、サッカリンナト
リウム 発泡剤 − ラウリル硫酸ナトリウム 粘結剤 − アルギン酸ナトリウム 保存料 − パラベン <製造例3>梅酢500mlに唐辛子24gを入れて2
週間放置し、そのエキス分を抽出させた。製造例1の液
体50mlに対して、この梅酢・唐辛子液を4ml加え
て、常温で混合攪拌し、赤褐色の液体54mlを得た。
【0073】<使用例1>上記製造例1による液体を液
体歯磨きとして使用した。4人の被験者が1日1回、こ
の液体を一口口に含み、歯ブラシで歯をブラッシングし
た。実験開始後1週間で全員、歯垢中のカビや細菌が激
減したことを位相差顕微鏡で確認した。図1(a)はあ
る被験者の使用前の歯垢拡大映像模写(3600倍)、
(b)は同被験者の実験開始5日後の歯垢拡大映像模写
(3600倍)である。(a)ではカンジダアルビカン
スの菌糸が複雑に重なり合っており、また、トレポネー
マ及び運動性菌が多く見られる。それに対して、(b)
では、カンジタの菌糸が切れており、また、トレポネー
マは完全に消失しており、運動性菌は少なくなっている
のが分かる。
【0074】<使用例2>上記製造例1による液体を含
嗽・洗口液として使用した。上記4人の被験者が使用例
1の実験に引き続き、この液体を含嗽・洗口液として1
週間にわたり1日1回使用した。歯の付着物を位相差顕
微鏡で確認したところ、カビや細菌の増殖が抑制されて
いた。
【0075】<使用例3>上記4人の被験者が使用例2
の実験に引き続き、上記製造例2の練り歯磨き剤を1週
間にわたり1日1回使用した。歯の付着物を位相差顕微
鏡で確認したところ、カビや細菌の増殖が抑制されてい
た。
【0076】<使用例4>上記製造例3による液体を液
体歯磨きとして使用した。3人の被験者が1日1回、こ
の液体を一口口に含み、歯ブラシで歯をブラッシングし
た。実験開始後1週間で全員、歯垢中のカビや細菌が激
減したことを位相差顕微鏡で確認した。さらに、歯肉の
血行がよくなったのを確認した。
【0077】
【発明の効果】本発明製剤は梅酢を含む食酢、竹酢、木
酢液からなり、持続的な抗菌力を有するとともに、古来
使用されてきて安全性が確立している材料なので、今ま
で歯周病治療や根管治療に使用されてきた種々の抗菌薬
剤よりも安全である。
【0078】本発明によれば、非常に効果的に歯垢の原
因となる歯垢内のカビや細菌を除去することができるだ
けでなく、歯科医院においては、その製剤を歯内治療に
用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)は被験者の使用前の歯垢拡大映像模
写、(b)は同被験者の実験開始5日後の歯垢拡大映像
模写である。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 7/16 A61K 7/16 4C089 7/30 7/30 9/06 9/06 9/08 9/08 9/70 405 9/70 405 A61P 1/02 A61P 1/02 31/04 31/04 // A61C 5/04 A61C 5/04 17/00 17/00 E 17/02 A61L 2/18 A61L 2/18 A61C 17/036 Fターム(参考) 4C052 AA16 AA17 HH10 MM05 4C058 AA13 BB07 JJ08 JJ21 4C076 AA06 AA12 BB22 CC31 4C083 AA111 AA112 AB222 AB472 AC132 AC482 AC782 AC862 AD302 CC41 CC42 DD22 DD23 EE31 4C088 AB50 AB52 AB76 BA08 CA02 CA03 MA07 MA16 MA57 NA14 ZA67 4C089 AA07 BC05 BC20 CA03 CA04

Claims (34)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】竹酢液を含有することを特徴とする液体状
    の歯周療法剤。
  2. 【請求項2】竹酢液及び梅酢液を含有することを特徴と
    する液体状の歯周療法剤。
  3. 【請求項3】液体歯磨きである請求項1又は2記載の歯
    周療法剤。
  4. 【請求項4】含嗽・洗口液である請求項1又は2記載の
    歯周療法剤。
  5. 【請求項5】竹酢液を含有することを特徴とするペース
    ト状の歯周療法剤。
  6. 【請求項6】 竹酢液及び梅酢液を含有することを特徴
    とするペースト状の歯周療法剤。
  7. 【請求項7】練り歯磨き剤である請求項5又は6記載の
    歯周療法剤。
  8. 【請求項8】歯周ポケット装填剤である請求項5又は6
    記載の歯周療法剤。
  9. 【請求項9】竹酢液を含有することを特徴とする歯内療
    法剤。
  10. 【請求項10】竹酢液及び梅酢液を含有することを特徴
    とする歯内療法剤。
  11. 【請求項11】感染根管処置後の根管消毒剤である請求
    項9又は10記載の歯内療法剤。
  12. 【請求項12】根管貼薬時の貼薬剤である請求項9又は
    10記載の歯内療法剤。
  13. 【請求項13】根管充填時の根管充填剤である請求項9
    又は10記載の歯内療法剤。
  14. 【請求項14】根管充填時のポイントである請求項9又
    は10記載の歯内療法剤。
  15. 【請求項15】覆髄剤である請求項9又は10記載の歯
    内療法剤。
  16. 【請求項16】竹酢液を含有することを特徴とする歯科
    材料。
  17. 【請求項17】竹酢液及び梅酢液を含有することを特徴
    とする歯科材料。
  18. 【請求項18】初期齲蝕小窩裂溝填塞材である請求項1
    6又は17記載の歯科材料。
  19. 【請求項19】 充填材料である請求項16又は17記
    載の歯科材料。
  20. 【請求項20】 装着材料である請求項15又は16記
    載の歯科材料。
  21. 【請求項21】竹酢液を含有することを特徴とする義歯
    洗浄剤。
  22. 【請求項22】竹酢液及び梅酢液を含有することを特徴
    とする義歯洗浄剤。
  23. 【請求項23】 食酢を含有することを特徴とする歯周
    療法剤。
  24. 【請求項24】 食酢を含有することを特徴とする歯内
    療法剤。
  25. 【請求項25】 食酢を含有することを特徴とする歯科
    材料。
  26. 【請求項26】 食酢を含有することを特徴とする義歯
    洗浄剤。
  27. 【請求項27】 唐辛子を含有することを特徴とする歯
    周療法剤。
  28. 【請求項28】 唐辛子を含有することを特徴とする歯
    内療法剤。
  29. 【請求項29】 唐辛子を含有することを特徴とする歯
    科材料。
  30. 【請求項30】 唐辛子を含有することを特徴とする義
    歯洗浄剤。
  31. 【請求項31】 木酢液を含有することを特徴とする歯
    周療法剤。
  32. 【請求項32】 木酢液を含有することを特徴とする歯
    内療法剤。
  33. 【請求項33】 木酢液を含有することを特徴とする歯
    科材料。
  34. 【請求項34】 木酢液を含有することを特徴とする義
    歯洗浄剤。
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