JP2003231511A - Co2粒子による無菌化装置及びco2粒子による無菌化方法 - Google Patents

Co2粒子による無菌化装置及びco2粒子による無菌化方法

Info

Publication number
JP2003231511A
JP2003231511A JP2002030287A JP2002030287A JP2003231511A JP 2003231511 A JP2003231511 A JP 2003231511A JP 2002030287 A JP2002030287 A JP 2002030287A JP 2002030287 A JP2002030287 A JP 2002030287A JP 2003231511 A JP2003231511 A JP 2003231511A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
particles
sterilized
chamber
sterilization
nozzle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002030287A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisashi Abe
寿 阿部
Takumi Kobayashi
小林  巧
Satoshi Masaoka
諭 正岡
Yoshihiro Miyahara
美啓 宮原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Universal Technics Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Universal Technics Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd, Universal Technics Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP2002030287A priority Critical patent/JP2003231511A/ja
Publication of JP2003231511A publication Critical patent/JP2003231511A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 環境にやさしく無菌化機能をより向上させた
CO2粒子による無菌化装置及び無菌化方法を提供す
る。 【解決手段】 本発明に係るCO2粒子による無菌化装
置はフィルム状包装品4を無菌化する装置である。この
装置は、チャンバー1と、このチャンバー内に配置され
た、CO2粒子を生成して噴霧する第1及び第2のCO2
粒子生成ノズル8,9と、これらのノズルにサイフォン
管10,11を介してCO2を供給する第1及び第2の
サイフォン管式CO2ボンベ12,13と、処理前のフ
ィルム状包装品4を巻き回す処理前ロール15と、この
フィルム状包装品がチャンバー内に供給され、上記ノズ
ルからCO2粒子が噴霧された上記包装品が巻き取られ
る処理済ロール16と、を具備し、チャンバー内の微生
物を吸引する排気ポンプ6,7を更に含む。この排気ポ
ンプにより包装品に微生物が再付着するのを抑制でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CO2粒子による
無菌化装置及び無菌化方法に関するものである。特に
は、環境にやさしく殺菌機能をより向上させたCO2
子による無菌化装置及び無菌化方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、殺菌には幾つかの方法があり、そ
れらの方法には長所と短所がある。以下、従来の殺菌方
法について説明する。
【0003】まず、熱による殺菌方法について説明す
る。この殺菌方法は、被殺菌物を加熱することにより、
該被殺菌物を熱により殺菌する方法である。この殺菌方
法の長所としては、装置が取り扱い易いこと、設備投資
及びランニングコストが安価であることが挙げられる。
一方、短所としては、プラスチックなどの熱に弱いもの
が被殺菌物の場合、その被殺菌物が熱により変形してし
まうことが挙げられる。
【0004】次いで、薬剤による殺菌方法について説明
する。この殺菌方法は、被殺菌物に薬剤を接触させるこ
とにより、該被殺菌物を薬剤により殺菌する方法であ
る。この殺菌方法の長所は、比較的に安い設備投資額で
実現できることである。一方、短所としては、薬剤が被
殺菌物に残留し易いことである。また、薬剤による殺菌
方法にはガスによる殺菌方法も含まれる。この殺菌方法
は、被殺菌物にガスを接触することにより該被殺菌物を
殺菌する方法である。この殺菌方法の長所は、熱に弱い
被殺菌物であっても変形することなく殺菌できることで
ある。一方、短所としては、ガスが被殺菌物に残留する
こと、バッチ処理で行うことになるため処理能力が低い
ことが挙げられる。
【0005】次いで、紫外線による殺菌方法について説
明する。この殺菌方法は、被殺菌物に紫外線を照射する
ことにより該被殺菌物を殺菌する方法である。この殺菌
方法の長所は、比較的に安い設備投資額で実現できるこ
とである。一方、短所としては、被殺菌物が複雑な立体
的な形状の場合、殺菌できない部分が発生することであ
る。
【0006】次いで、ガンマ線による殺菌方法について
説明する。この殺菌方法は、被殺菌物にガンマ線を照射
することにより該被殺菌物を殺菌する方法である。この
殺菌方法の長所は、熱に弱い被殺菌物であっても変形す
ることなく殺菌できること、殺菌後に被殺菌物に薬剤の
場合のような残留するものがないことが挙げられる。一
方、短所としては、設備投資額が高くなること、バッチ
処理で行うことになるため処理能力が低いことが挙げら
れる。
【0007】次いで、電子線による殺菌方法について説
明する。この殺菌方法は、被殺菌物に電子線を照射する
ことにより該被殺菌物を殺菌する方法である。この殺菌
方法の長所は、ガンマ線による殺菌方法と同様である。
一方、短所としては、設備投資額が高くなること、被殺
菌物の品質が低下することが挙げられる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】殺菌とは上記の不法等
で、被処理物から微生物を積極的に死滅させることによ
る無菌化法の一種であるが、上述したような短所があ
る。一方、微生物を死滅させなくても被処理物から微生
物を完全に除去(即ち完全除菌)できれば、それも無菌
化と同義である。そこで、本発明者らは、CO2微粒子
を用いて被処理物から微生物を完全除菌することによ
り、環境にやさしい無菌化装置及び無菌化方法について
鋭意研究・開発を行ってきた。
【0009】本発明は上記のような事情を考慮してなさ
れたものであり、その目的は、環境にやさしく無菌化機
能をより向上させたCO2粒子による無菌化装置及び無
菌化方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係るCO2粒子による無菌化装置は、被無
菌化物にCO2粒子を噴霧することにより、該被無菌化
物を無菌化する装置であって、CO2粒子を噴霧するノ
ズルと、このノズルにCO2粒子を供給する供給機構を
具備することを特徴とする。
【0011】上記CO2粒子による無菌化装置によれ
ば、被無菌化物にCO2粒子を噴霧することで該被無菌
化物の無菌化が可能となる。また、CO2粒子を用いて
いるため、環境にやさしく殺菌機能をより向上させるこ
とが可能となる。
【0012】また、本発明に係るCO2粒子による無菌
化装置においては、上記ノズル及び被無菌化物を収容す
るチャンバーと、このチャンバー内の微生物を吸引する
排気ポンプとを含むことも可能である。これにより、無
菌化を行った被無菌化物に微生物が再付着することを抑
制できる。
【0013】また、本発明に係るCO2粒子による無菌
化装置においては、上記チャンバー内の異物をトラップ
するフィルタをさらに含むことも可能である。なお、こ
こでいう異物とはゴミや塵等である。
【0014】また、本発明に係るCO2粒子による無菌
化装置においては、上記被無菌化物から静電気を除去す
る除電機構をさらに含むことも可能である。これによ
り、被無菌化物にCO2粒子を噴霧した際に静電気が発
生しても、この除電機構により静電気を除去することが
できる。
【0015】また、本発明に係るCO2粒子による無菌
化装置においては、上記被無菌化物にアルコールを塗布
するアルコール供給機構をさらに含むことも可能であ
る。これにより、無菌化効果を更に高めることができ
る。
【0016】また、本発明に係るCO2粒子による無菌
化装置においては、上記被無菌化物に超音波を印加する
超音波発振機構をさらに含むことも可能である。これに
より、無菌化効果を更に高めることができる。
【0017】本発明に係るCO2粒子による無菌化装置
は、被無菌化フィルムにCO2粒子を噴霧することによ
り、該被無菌化フィルムを無菌化する装置であって、チ
ャンバーと、このチャンバー内に配置された、CO2
子を生成して噴霧するノズルと、このノズルにCO2
供給する供給機構と、処理前の被無菌化フィルムを巻き
回す処理前ロールと、この被無菌化フィルムがチャンバ
ー内に供給され、上記ノズルからCO2粒子が噴霧され
た被無菌化フィルムが引き出される引き出し機構と、を
具備することを特徴とする。
【0018】本発明に係るCO2粒子による無菌化装置
は、被無菌化容器にCO2粒子を噴霧することにより、
該被無菌化容器を無菌化する装置であって、チャンバー
と、このチャンバー内に配置された、CO2粒子を噴霧
するノズルと、このノズルにCO2粒子を供給する供給
機構と、被無菌化容器を載置するステージを具備するこ
とを特徴とする。
【0019】本発明に係るCO2粒子による無菌化方法
は、請求項1に記載のCO2粒子による無菌化装置を用
いて被無菌化物を無菌化する方法であって、供給機構か
らノズルにCO2粒子を供給し、ノズルからCO2粒子を
被無菌化物に噴霧することにより、該被無菌化物を無菌
化することを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。図1は、本発明に係る第1
の実施の形態によるCO2粒子による無菌化装置の概略
を示す側面図である。
【0021】図1に示すCO2粒子による無菌化装置は
チャンバー1を備えている。このチャンバー1は、被無
菌化物であるフィルム状包装品4に無菌化を行う無菌化
室2と、この無菌化室2で無菌化を行ったフィルム状包
装品4を収容する収容室3と、から構成されている。無
菌化室2はフィルム状包装品4を収容室3へ搬送する搬
送経路5aによって収容室3と繋がっている。また、無
菌化室2はフィルム状包装品4を外部から搬入する搬入
経路5bによって外部と繋がっている。この搬入経路5
bは外部との気密性を保持できる機構が取り付けられて
おり、無菌化の処理を行っている際に無菌化室内の気密
性を保持するようになっている。
【0022】無菌化室2の外部には処理前のフィルム状
包装品4が巻き回された処理前ロール15が配置されて
いる。収容室3の内部には無菌化済みのフィルム状包装
品4が巻き回された処理済ロール16が配置されてい
る。処理前ロール15に巻かれているフィルム状包装品
4は、ガイド17、搬入経路5bを介して無菌化室2に
搬入され、この無菌化室2の内部を横切り、搬送経路5
aを通って収容室3の内部に搬送され、収容室3内のガ
イド18を介して処理済ロール16に巻き取られるよう
に構成されている。なお、処理済ロール16にはロール
を回転させる駆動機構(図示せず)が取り付けられてい
る。また、ここでは無菌化済みのフィルム状包装品4を
処理済ロール16が巻き取るように構成しているが、処
理済ロールは必ずしも必要なものではなく、処理済ロー
ル16に代えて無菌化済みのフィルム状包装品4を収容
室3に引き出す引き出し機構を配置する構成とすること
も可能である。この場合、収容室3に引き出された無菌
化済みのフィルム状包装品に対して無菌化状態でのパッ
ケージを行うことも可能であるし、他の処理工程を行う
ことも可能である。
【0023】無菌化室2には第1及び第2の排気ポンプ
6,7が接続されている。第1の排気ポンプ6はフィル
ム状包装品4の一方側に配置されており、第2の排気ポ
ンプ7はフィルム状包装品4の他方側に配置されてい
る。無菌化室2及び収容室3は第1及び第2の排気ポン
プ6,7によって所定圧力の減圧状態にされるようにな
っている。第1及び第2の排気ポンプ6,7によりチャ
ンバー1内の気流を制御しているため、無菌化を行った
フィルム状包装品4に微生物等が再付着することを抑制
できる。
【0024】収容室3の内部にはHEPA又はULPA
などのフィルタ19が配置されており、このフィルタ1
9にはモータ(図示せず)で駆動するファン(図示せ
ず)が取り付けられている。モータでファンを回転させ
ることにより、収容室3の内部のゴミや塵などの異物を
フィルタ19にトラップするようになっている。
【0025】また、無菌化室2の内部にはHEPA又は
ULPAなどのフィルタ20が配置されており、このフ
ィルタ20にはモータ(図示せず)で駆動するファン
(図示せず)が取り付けられている。モータでファンを
回転させることにより、無菌化室2の内部のゴミや塵な
どの異物をフィルタ20にトラップするようになってい
る。
【0026】無菌化室2の内部にはCO2粒子を生成し
て噴霧する第1及び第2のCO2粒子生成ノズル8,9
が配置されており、第1及び第2のCO2粒子生成ノズ
ル8,9それぞれはノズル支持台(図示せず)によって
支持されている。第1のCO2粒子生成ノズル8はフィ
ルム状包装品4の一方側の面にCO2粒子を噴霧するよ
うに配置されており、第2のCO2粒子生成ノズル9は
フィルム状包装品4の他方側の面にCO2粒子を噴霧す
るように配置されている。第1及び第2のCO2粒子生
成ノズル8,9は、CO2粒子の粒径、密度、流速を制
御できるように構成されている。
【0027】CO2粒子生成ノズル8,9から噴霧され
るCO2粒子とは、ドライアイス状の粒子であって0.
1μm〜10μm程度の粒子径を有し、5〜10m/s
ecの流速からなるCO2粒子である。なお、0.1μ
m〜10μm程度の粒子径及び5〜10m/secの流
速は好ましい一例であり、必ずしもこれに限定されるも
のではない。
【0028】上記ノズル支持台は、フィルム状包装品4
に無菌化を行っている処理中に包装品のフィルム幅に移
動するように構成されている。このようにノズル支持台
が移動することにより、第1及び第2のCO2粒子生成
ノズル8,9それぞれを包装品のフィルム幅に移動させ
ることができ、その結果、フィルム状包装品4の両面の
全面にCO2粒子を噴霧することが可能となる。なお、
ノズル支持台を移動させる移動機構は種々のものを用い
ることが可能であり、例えばステッピングモータを用い
ることも可能である。
【0029】尚、ここではフィルム状包装品4の全面に
CO2粒子を噴霧するためにノズル支持台をフィルム幅
に移動する構成としているが、これに限定されるもので
はなく、第1及び第2のCO2粒子生成ノズル8,9の
各々をフィルム幅方向に複数配置することにより、ノズ
ルを移動させなくてもフィルム状包装品4の全面にCO
2粒子を噴霧できる構成とすることも可能である。
【0030】第1のCO2粒子生成ノズル8はサイフォ
ン管10を介して第1のサイフォン管式CO2ボンベ1
2に接続されており、第2のCO2粒子生成ノズル9は
サイフォン管11を介して第2のサイフォン管式CO2
ボンベ13に接続されている。第1及び第2のサイフォ
ン管式CO2ボンベ12,13それぞれには液体CO2
収納されている。サイフォン管10,11の各々の内径
は6mm〜15mm程度であることが好ましい。第1の
サイフォン管式CO2ボンベ12からCO2粒子がサイフ
ォン管10を通って第1のCO2粒子生成ノズル8に供
給されるようになっている。また、第2のサイフォン管
式CO2ボンベ13からCO2粒子がサイフォン管11を
通って第2のCO2粒子生成ノズル9に供給されるよう
になっている。
【0031】無菌化室2の内部には複数の照明用白熱電
球14が配置されている。なお、本実施の形態では、6
個の照明用白熱電球14を配置しているが、照明用白熱
電球の数は適宜変更可能である。また、照明用白熱電球
14は、CO2粒子の噴霧による無菌化室2内の温度低
下を防ぐ加熱機構としての役割を果たす場合もある。ま
た、本無菌化装置は、無菌化室2内の温度調整機構(図
示せず)をさらに含むことも可能である。この温度調整
機構により無菌化室2を無菌化処理に最適な温度に調整
して処理を行うことが可能となる。また、無菌化室2内
には、CO2粒子が噴霧された後のフィルム状包装品4
から静電気を除去する除電システム(図示せず)が配置
されている。これにより、フィルム状包装品にCO2
子を噴霧した際に静電気が発生しても、この除電システ
ムにより静電気を除去することができる。
【0032】次に、上述したCO2粒子による無菌化装
置を用いて被無菌化物を無菌化する方法について説明す
る。
【0033】まず、薬剤等を用いてチャンバー1内を無
菌化状態にする。次いで、フィルム状包装品4を巻き回
した処理前ロール15を準備し、この処理前ロール15
を無菌化室2の外部の所定位置に配置する。次いで、第
1及び第2の排気ポンプ6,7を作動させて無菌化室2
の内部を所定圧力に減圧する。これにより、無菌化を行
ったフィルム状包装品4に微生物が再付着することを抑
制できる。これと共に、モータでファンを回転させてフ
ィルタ19,20に収容室3及び無菌化室2それぞれの
内部の異物等を引き込むことにより、チャンバー1内の
異物等をフィルタ19,20でトラップする。
【0034】次いで、第1及び第2のサイフォン管式C
2ボンベ12,13それぞれからサイフォン管10,
11を通して第1及び第2のCO2粒子生成ノズル8,
9にCO2を供給し、第1及び第2のCO2粒子生成ノズ
ル8,9からCO2粒子をフィルム状包装品4の両面に
噴霧する。この際、処理済ロール16にフィルム状包装
品4を徐々に巻き取ることでフィルム状包装品を収容室
側に徐々に移動させながら、ノズル支持台をフィルム幅
方向に移動させることにより、フィルム状包装品の両面
全面にCO2粒子を適切な粒径、密度、流速で噴霧す
る。この噴霧によりフィルム状包装品に発生した静電気
を除電システムにより除去する。このようにしてフィル
ム状包装品の無菌化を連続的に行う。処理前ロール15
に巻き回されているフィルム状包装品の処理が全て終了
したら、無菌化状態で処理済ロール16を収容室3から
取り出す。次いで、処理前ロールを取り外し、フィルム
状包装品が巻き回された新たな処理前ロールを取り付け
て、上述したような無菌化処理を繰り返す。
【0035】なお、照明用白熱電球は、無菌化を行って
いる間など必要な時に必要に応じて点灯すれば良い。
【0036】上記第1の実施の形態によれば、被無菌化
物であるフィルム状包装品4の両面全面にCO2粒子を
噴霧することにより、フィルム状包装品の無菌化が可能
となる。また、CO2粒子を用いているため、環境にや
さしく無菌化機能をより向上させることができる。CO
2粒子による無菌化方法においての無菌化の効果につい
ては後述する。
【0037】尚、上述した第1の実施の形態によるCO
2粒子による無菌化装置に、アルコール供給機構及び超
音波発振器の少なくともいずれか一方を加えることも可
能である。
【0038】上記アルコール供給機構は、無菌化室2に
導入されCO2粒子が噴霧される前のフィルム状包装品
4にアルコールを所定量噴霧する機構である。また、ア
ルコール供給機構は、第1及び第2のCO2粒子生成ノ
ズル8,9にアルコールを供給し、アルコールをCO2
粒子に混合してフィルム状包装品に噴霧する機構であっ
ても良い。このようにアルコールをフィルム状包装品に
噴霧することにより、無菌化効果を更に高めることが可
能となる。ここでいうアルコールとは、第1級〜第3級
のアルコールをいい、例えばエタノール、メタノール、
イソプロピルアルコール等である。
【0039】上記超音波発振器は、ガイド17に接続さ
れており、このガイド17に所定周波数の超音波を印加
し、このガイド17を介してフィルム状包装品4に超音
波を印加するように構成されている。このように超音波
をフィルム状包装品に印加することにより、無菌化効果
を更に高めることが可能となる。
【0040】図2は、本発明に係る第2の実施の形態に
よるCO2粒子による無菌化装置の概略を示す側面図で
ある。
【0041】図2に示すCO2粒子による無菌化装置は
チャンバー21を備えている。このチャンバー21の内
部には被無菌化物である食料品用カップ(例えばプリン
容器)24を保持する第1〜第3のステージ25a〜2
5cが配置されている。各々のステージ25a〜25c
は無菌化の処理を行っている間に回転及び上下に移動す
るように構成されている。ステージを回転させる駆動機
構及びステージを上下に移動させる駆動機構としては、
種々のものを用いることが可能であるが、例えばモータ
を用いても良い。なお、ここでは第1〜第3のステージ
を配置しているが、ステージの数は限定されるものでは
ない。
【0042】チャンバー21には、その内部に食料品用
カップ24を出し入れするための蓋部(図示せず)が設
けられている。無菌化の処理が済んだ食料品用カップは
蓋部からチャンバーの外部に取り出され、また蓋部から
未処理の食料品用カップがチャンバー内に挿入される。
【0043】チャンバー21には排気ポンプ26が接続
されている。この排気ポンプ26はチャンバー内の下方
側に配置されており、排気ポンプ26に繋げられた排気
管27の先端はステージ上の食料品用カップの近傍に配
置されている。チャンバー21は排気ポンプ26によっ
て所定圧力の減圧状態にされるようになっている。排気
ポンプ26によりチャンバー21内の気流を制御してい
るため、無菌化を行った食料品用カップに微生物等が再
付着することを抑制できる。
【0044】チャンバー21の内部にはHEPA又はU
LPAなどのフィルタ(図示せず)が配置されており、
このフィルタにはモータ(図示せず)駆動するファン
(図示せず)が取り付けられている。モータでファンを
回転させることにより、チャンバー21の内部のゴミや
塵などの異物をフィルタにトラップするようになってい
る。
【0045】チャンバー21の内部にはCO2粒子を生
成して噴霧する第1〜第3のCO2粒子生成ノズル群2
8〜30が配置されている。各々のCO2粒子生成ノズ
ル群28〜30には第1〜第3のノズルが形成されてい
る。各々の第1のノズルは食料品用カップの内面にCO
2粒子を噴霧するように構成され、各々の第2のノズル
は食料品用カップの一方側の側面にCO2粒子を噴霧す
るように構成され、各々の第3のノズルは食料品用カッ
プの他方側の側面にCO2粒子を噴霧するように構成さ
れている。また、第1〜第3のCO2粒子生成ノズル群
28〜30それぞれはノズル支持台(図示せず)によっ
て支持されている。第1〜第3のCO2粒子生成ノズル
群28〜30は、CO2粒子の粒径、密度、流速を制御
できるように構成されている。
【0046】上述したように各々のCO2粒子生成ノズ
ル群28〜30が第1〜第3のノズルを有し、各々のス
テージ25a〜25cを回転及び上下移動することによ
り、食料品用カップ24の内面及び側面の全面にCO2
粒子を噴霧することが可能となる。
【0047】第1のCO2粒子生成ノズル群28はサイ
フォン管31を介して第1のサイフォン管式CO2ボン
ベ34に接続されており、第2のCO2粒子生成ノズル
群29はサイフォン管32を介して第2のサイフォン管
式CO2ボンベ35に接続されており、第3のCO2粒子
生成ノズル群30はサイフォン管33を介して第3のサ
イフォン管式CO2ボンベ36に接続されている。第1
〜第3のサイフォン管式CO2ボンベ34〜36それぞ
れには液体CO2が収納されている。サイフォン管31
〜33の各々の内径は6mm〜15mm程度であること
が好ましい。各々のサイフォン管式CO2ボンベ34〜
36からCO2粒子が各々のサイフォン管31〜33を
通って各々のCO2粒子生成ノズル群28〜30に供給
されるようになっている。また、各々のサイフォン管3
1〜33は、各々の第1〜第3のノズルに分配するよう
に構成されている。
【0048】チャンバー21の内部には複数の照明用白
熱電球37が配置されている。なお、本実施の形態で
は、6個の照明用白熱電球37を配置しているが、照明
用白熱電球の数は適宜変更可能である。また、照明用白
熱電球37は、CO2粒子の噴霧によるチャンバー21
内の温度低下を防ぐ加熱機構としての役割を果たす場合
もある。また、本無菌化装置は、チャンバー21内の温
度調整機構(図示せず)をさらに含むことも可能であ
る。この温度調整機構によりチャンバー21を無菌化処
理に最適な温度に調整して処理を行うことが可能とな
る。
【0049】次に、上述したCO2粒子による無菌化装
置を用いて被無菌化物を無菌化する方法について説明す
る。
【0050】まず、薬剤等を用いてチャンバー21内を
無菌化状態にする。次いで、食料品用カップ24をステ
ージ25a〜25cの上に載置する。次いで、排気ポン
プ26を作動させてチャンバー21の内部を所定圧力に
減圧する。これと共に、モータでファンを回転させてフ
ィルタにチャンバー21の内部の異物等を引き込むこと
により、異物等をフィルタでトラップする。
【0051】次いで、第1〜第3のサイフォン管式CO
2ボンベ34〜36それぞれからサイフォン管31〜3
3を通して第1〜第3のCO2粒子生成ノズル群28〜
30にCO2を供給し、各々のCO2粒子生成ノズル群の
第1〜第3のノズルからCO 2粒子を食料品用カップ2
4の内面及び側面に噴霧する。この際、各々のステージ
25a〜25cを回転させながら上下に移動させること
により、食料品用カップの内面及び側面の全面にCO2
粒子を適切な粒径、密度、流速で噴霧する。このように
してステージ上の食料品用カップの無菌化を行う。
【0052】次いで、蓋部から無菌化の処理済みの食料
品用カップをチャンバー外部に取り出し、未処理の食料
品用カップをステージ上に載置する。次いで、上述した
ような無菌化処理を繰り返すことにより、食料品用カッ
プの無菌化処理を連続的に行う。なお、照明用白熱電球
は、無菌化を行っている間など必要な時に必要に応じて
点灯すれば良い。
【0053】上記第2の実施の形態によれば、被無菌化
物である食料品用カップ24の全面にCO2粒子を噴霧
することにより、食料品用カップの無菌化が可能とな
る。また、CO2粒子を用いているため、環境にやさし
く無菌化機能をより向上させることができる。
【0054】尚、本発明は上記実施の形態に限定され
ず、種々変更して実施することが可能である。例えば、
上記実施の形態では、被無菌化物としてフィルム状包装
品やカップを適用しているが、これらに限定されるもの
ではなく、無菌化を行う必要のあるものであれば、種々
の被無菌化物に適用することが可能である。
【0055】また、上記第2の実施の形態では、駆動機
構によりステージ25a〜25cを回転させ、駆動機構
によりステージを上下に移動させることで食料品用カッ
プの全面にCO2粒子を照射しているが、これに限定さ
れるものではなく、ステージを固定し、第1〜第3のC
2粒子生成ノズル群28〜30を駆動機構により回転
及び上下に移動させることで、食料品用カップの全面に
CO2粒子を照射することも可能である。
【0056】尚、上述した第2の実施の形態によるCO
2粒子による無菌化装置に、アルコール供給機構及び超
音波発振器の少なくともいずれか一方を加えることも可
能である。
【0057】上記アルコール供給機構は、チャンバー2
1に導入されCO2粒子が噴霧される前の食料品用カッ
プ24にアルコールを所定量噴霧する機構である。ま
た、アルコール供給機構は、第1〜第3のCO2粒子生
成ノズル群28〜30にアルコールを供給し、アルコー
ルをCO2粒子に混合して食料品用カップに噴霧する機
構であっても良い。このようにアルコールを食料品用カ
ップに噴霧することにより、無菌化効果を更に高めるこ
とが可能となる。
【0058】上記超音波発振器は、第1〜第3のステー
ジ25a〜25cそれぞれに接続されており、これらの
ステージ25a〜25cに所定周波数の超音波を印加
し、ステージを介して食料品用カップ24に超音波を印
加するように構成されている。このように超音波を食料
品用カップに印加することにより、無菌化効果を更に高
めることが可能となる。
【0059】次に、CO2粒子による無菌化効果に関す
る実験を行ったので、その実験方法及び実験結果につい
て説明する。図3は、CO2粒子による無菌化効果に関
する実験の方法を説明する図である。この実験は噴霧ノ
ズルを固定して行ったものである。
【0060】図3に示すように、PETフィルム41上
に枯草菌または黒カビを付着させた試料をCO2噴霧チ
ャンバー42内のステージ43に設置した。CO2噴霧
チャンバー内には湿度調整機構(図示せず)が備え付け
られており、これによりチャンバー42内を所定の湿度
に調整した。PETフィルム41の上方には先端φ8m
mのCO2粒子噴霧ノズル44が配置されており、この
ノズル44には純度が5Nグレード(99.995%)
で供給量が0.2kg/minのCO2粒子が供給され
るようになっている。PETフィルム41の大きさはφ
8mmである。CO2粒子噴霧ノズル44の先端とPE
Tフィルム41との間の距離は20mmとした。
【0061】CO2粒子噴霧ノズル44から菌付けを施
したPETフィルム41にCO2粒子を所定時間噴霧し
た。噴霧後、PETフィルム41を表1の条件で培養し
た。
【0062】
【表1】
【0063】無菌化テストの実験条件及び結果を表2に
示した。
【0064】
【表2】
【0065】この実験結果(表2)に示すように、CO
2粒子を噴霧した後のPETフィルム上の生残菌数はB.
subtilis(枯草菌)、A.niger(黒カビ)ともに0個と
なり、15秒のCO2噴霧でPETフィルム上の付着菌
を無菌化(完全除去)することができた。従って前述し
た第1及び第2の実施の形態によるCO2粒子による無
菌化装置及び無菌化方法は非常に優れた無菌化効果を奏
するものであるといえる。
【0066】次に、CO2粒子噴霧ノズル44を菌付け
PETフィルム41上で移動(スキャン)させ、その移
動速度(表3に示す)を変化させることにより、無菌化
効果への影響を検討するノズル移動実験を実施した。P
ETフィルムとCO2粒子噴霧ノズル4との間の距離を
10mmとし、PETフィルムの大きさを8mm×50
mmとした。これ以外は、前述した噴霧ノズルを固定し
て行った実験と同様の条件とした。噴霧後、PETフィ
ルムを表1の条件で培養した。
【0067】無菌化効果を高める目的で、CO2粒子噴
霧前にPETフィルムの表面にエタノールを1試料当た
り2g噴霧し、これによる効果も確認した(表3に示
す)。
【0068】図4は、無菌化効果を高める目的でCO2
粒子噴霧時にPETフィルムへの超音波照射を併用した
ものであって、ステージ及びPETフィルムを拡大した
断面図である。なお、ステージ及びPETフィルム以外
の部分の構成は図3に示す実験装置と同様である。
【0069】図4に示すように、超音波発振装置46の
発振部46aをステンレス製容器45に挿入した。ステ
ンレス製容器45の内部は水で満たされており、水の厚
みは約5mmである。発振部46aは水に接触してお
り、発振部46aから発振された超音波は水を介してス
テンレス製容器45に伝えられるようになっている。ス
テンレス製容器45の表面に菌付けしたPETフィルム
41を貼付し、これをCO2粒子噴霧装置内のステージ
43に設置した。ここで用いた超音波発振装置46の発
振部46aの大きさは直径15mmであり、発振周波数
は20KHzに設定した。
【0070】無菌化テストの実験条件及び結果を表3に
示した。
【0071】
【表3】
【0072】この実験結果(表3)に示すように、B.s
ubtilis(枯草菌)、A.niger(黒カビ)ともに、CO2
粒子噴霧前のアルコール処理、またはCO2粒子噴霧時
の超音波処理を施すことにより、無菌化効果が高まるこ
とが確認された。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、被
無菌化物にCO2粒子を噴霧することで該被無菌化物の
無菌化を行う。したがって、環境にやさしく無菌化機能
をより向上させたCO2粒子による無菌化装置及び無菌
化方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1の実施の形態によるCO2
子による無菌化装置の概略を示す側面図である。
【図2】本発明に係る第2の実施の形態によるCO2
子による無菌化装置の概略を示す側面図である。
【図3】CO2粒子による無菌化効果に関する実験の方
法を説明する図である。
【図4】ステージ及びPETフィルムを拡大した断面図
である。
【符号の説明】
1,21…チャンバー 2…無菌化室 3…収容室 4…フィルム状包
装品 5a…搬送経路 5b…搬入経路 6…第1のポンプ 7…第2のポンプ 8…第1のCO2粒子生成ノズル 9…第2のCO2
子生成ノズル 10,11,31〜33…サイフォン管 12…第1のサイフォン管式CO2ボンベ 13…第2のサイフォン管式CO2ボンベ 14,37…照明用白熱電球 15…処理前ロー
ル 16…処理済ロール 17,18…ガイ
ド 19,20…フィルタ 24…食料品用カ
ップ 25a…第1のステージ 25b…第2のス
テージ 25c…第3のステージ 26…排気ポンプ 27…排気管 28…第1のCO
2粒子生成ノズル群 29…第2のCO2粒子生成ノズル群 30…第3のCO2粒子生成ノズル群 34…第1のサイフォン管式CO2ボンベ 35…第2のサイフォン管式CO2ボンベ 36…第3のサイフォン管式CO2ボンベ 41…PETフィルム 42…CO2噴霧
チャンバー 43…ステージ 44…CO2粒子
噴霧ノズル 45…ステンレス製容器 46…超音波発振
装置 46a…発振部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 巧 千葉県流山市大字西平井956番地の1株式 会社ユーテック内 (72)発明者 正岡 諭 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号大 日本印刷株式会社内 (72)発明者 宮原 美啓 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号大 日本印刷株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被無菌化物にCO2粒子を噴霧すること
    により、該被無菌化物を無菌化する装置であって、 CO2粒子を噴霧するノズルと、 このノズルにCO2粒子を供給する供給機構と、 を具備することを特徴とするCO2粒子による無菌化装
    置。
  2. 【請求項2】 上記ノズル及び被無菌化物を収容するチ
    ャンバーと、このチャンバー内の微生物を吸引する排気
    ポンプとを含むことを特徴とする請求項1に記載のCO
    2粒子による無菌化装置。
  3. 【請求項3】 上記チャンバー内の異物をトラップする
    フィルタをさらに含むことを特徴とする請求項2に記載
    のCO2粒子による無菌化装置。
  4. 【請求項4】 上記被無菌化物から静電気を除去する除
    電機構をさらに含むことを特徴とする請求項2又は3に
    記載のCO2粒子による無菌化装置。
  5. 【請求項5】 上記被無菌化物にアルコールを塗布する
    アルコール供給機構をさらに含むことを特徴とする請求
    項1〜4のうちいずれか1項記載のCO2粒子による無
    菌化装置。
  6. 【請求項6】 上記被無菌化物に超音波を印加する超音
    波発振機構をさらに含むことを特徴とする請求項1〜5
    のうちいずれか1項記載のCO2粒子による無菌化装
    置。
  7. 【請求項7】 被無菌化フィルムにCO2粒子を噴霧す
    ることにより、該被無菌化フィルムを無菌化する装置で
    あって、 チャンバーと、 このチャンバー内に配置された、CO2粒子を生成して
    噴霧するノズルと、 このノズルにCO2を供給する供給機構と、 処理前の被無菌化フィルムを巻き回す処理前ロールと、 この被無菌化フィルムがチャンバー内に供給され、上記
    ノズルからCO2粒子が噴霧された被無菌化フィルムが
    引き出される引き出し機構と、 を具備することを特徴とするCO2粒子による無菌化装
    置。
  8. 【請求項8】 被無菌化容器にCO2粒子を噴霧するこ
    とにより、該被無菌化容器を無菌化する装置であって、 チャンバーと、 このチャンバー内に配置された、CO2粒子を噴霧する
    ノズルと、 このノズルにCO2粒子を供給する供給機構と、 被無菌化容器を載置するステージと、 を具備することを特徴とするCO2粒子による無菌化装
    置。
  9. 【請求項9】 請求項1に記載のCO2粒子による無菌
    化装置を用いて被無菌化物を無菌化する方法であって、 供給機構からノズルにCO2粒子を供給し、ノズルから
    CO2粒子を被無菌化物に噴霧することにより、該被無
    菌化物を無菌化することを特徴とするCO2粒子による
    無菌化方法。
JP2002030287A 2002-02-07 2002-02-07 Co2粒子による無菌化装置及びco2粒子による無菌化方法 Pending JP2003231511A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002030287A JP2003231511A (ja) 2002-02-07 2002-02-07 Co2粒子による無菌化装置及びco2粒子による無菌化方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002030287A JP2003231511A (ja) 2002-02-07 2002-02-07 Co2粒子による無菌化装置及びco2粒子による無菌化方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003231511A true JP2003231511A (ja) 2003-08-19

Family

ID=27774092

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002030287A Pending JP2003231511A (ja) 2002-02-07 2002-02-07 Co2粒子による無菌化装置及びco2粒子による無菌化方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003231511A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007201374A (ja) * 2006-01-30 2007-08-09 Shibaura Mechatronics Corp 基板の洗浄処理装置及び洗浄処理方法
ITPI20110015A1 (it) * 2011-02-17 2012-08-18 Crios Srl Metodo ed apparecchiatura per la sanificazione di prodotti alimentari e/o delle macchine per il trattamento e/o la movimentazione dei prodotti alimentari

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007201374A (ja) * 2006-01-30 2007-08-09 Shibaura Mechatronics Corp 基板の洗浄処理装置及び洗浄処理方法
ITPI20110015A1 (it) * 2011-02-17 2012-08-18 Crios Srl Metodo ed apparecchiatura per la sanificazione di prodotti alimentari e/o delle macchine per il trattamento e/o la movimentazione dei prodotti alimentari

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9302896B2 (en) Method of sterilizing bottles with electron radiation and a sterilizing arrangement therefor
JP5141185B2 (ja) 容器殺菌装置
KR100843572B1 (ko) 용기 살균 장치 및 용기 살균 방법
US8337760B2 (en) Resonant frequency bottle sanitation
JP2007297067A (ja) 開口容器用電子線照射装置
JP3315918B2 (ja) 充填機の滅菌方法及びその滅菌装置
US20120294760A1 (en) Method and apparatus for the sterilization of packaging means
JP2009538787A (ja) 処理媒体による瓶或いは同様な容器を処理する方法と装置
JP2018188206A (ja) 無菌充填機及び無菌充填方法
JP7201231B2 (ja) 連続除染装置
JP2003231511A (ja) Co2粒子による無菌化装置及びco2粒子による無菌化方法
JP2021191697A (ja) 無菌充填機及び無菌充填方法
WO2023157540A1 (ja) 連続除染・滅菌装置
US9358312B2 (en) Method and apparatus for the sterilization of containers with cleaning of a radiation outlet window
JP2001301721A (ja) 容器の殺菌方法および殺菌装置
JP3888715B2 (ja) 滅菌装置及び滅菌方法
JP6457279B2 (ja) 殺菌装置
JP2001000513A (ja) マットレスの抗菌処理方法及びその装置
JP2006248617A (ja) 包装材料の殺菌方法
WO2017110501A1 (ja) 殺菌システム
JP4033337B2 (ja) 食品用包装容器の殺菌方法、殺菌装置及び包装充填装置
JP7357988B1 (ja) 除染システム
JPH0958630A (ja) 包装材料の殺菌方法及び殺菌装置
JPH08173509A (ja) 電子線照射装置を使用した容器の殺菌方法及び装置
JP2019001512A (ja) 樹脂製容器の表面処理方法および表面処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050119

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071207

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080304

A02 Decision of refusal

Effective date: 20080701

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02