JP2003231297A - 画像記録装置 - Google Patents

画像記録装置

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JP2003231297A
JP2003231297A JP2002350881A JP2002350881A JP2003231297A JP 2003231297 A JP2003231297 A JP 2003231297A JP 2002350881 A JP2002350881 A JP 2002350881A JP 2002350881 A JP2002350881 A JP 2002350881A JP 2003231297 A JP2003231297 A JP 2003231297A
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Japan
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condenser lens
recording head
temperature
printing plate
distance
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JP2002350881A
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English (en)
Inventor
Masahiro Oba
昌宏 大場
Ichiro Miyagawa
一郎 宮川
Fumiaki Miyamaru
文章 宮丸
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 集光レンズへ入射する光ビームが発散光であ
る場合でも記録ヘッドの温度変化に拘らず記録画像の倍
率のずれを防止できる画像記録装置を得る。 【解決手段】 露光部では、記録ヘッド38がファイバ
ーアレー光源56からコリメータレンズ58及び集光レ
ンズ60を経た光ビームを印刷版へ照射することで露光
処理を行う。ここで、記録ヘッド38の温度センサ62
が記録ヘッド38の温度を測定し、この測定温度に基づ
いてパルスモータ52を駆動させることで、コリメータ
レンズ58と集光レンズ60との間の距離が調整され
る。このため、記録ヘッド38の温度変化による膨張ま
たは収縮に拘らず、パルスモータ52によってコリメー
タレンズ58と集光レンズ60との間の距離を一定にで
き、したがって、集光レンズ60へ入射する光ビームが
発散光である場合でも、記録ヘッド38の温度変化に拘
らず、記録画像の倍率のずれを防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷版に画像を記
録する画像記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】印刷版露光装置(画像記録装置)として
は、シート状の印刷版(例えば所謂フォトポリプレー
ト)における支持体上の画像形成層(感光層)に、直接
光ビーム(レーザビーム)で画像を記録(露光)するも
のが開発されてきている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】ところで、印刷版露光装置が例えば所謂印
刷用CTP(コンピュータ・トゥ・プレート)である場
合には、上記光ビームは、記録ヘッド(露光ヘッド)の
コリメータレンズから集光レンズを経て印刷版に照射さ
れる。ここで、記録ヘッドが温度変化すると記録ヘッド
の熱膨張でコリメータレンズと集光レンズとの間の距離
が変化してしまうが、従来記録画像の倍率が固定倍率で
あったため、コリメータレンズから集光レンズへ入射す
る光ビームを平行光にすることで、コリメータレンズと
集光レンズとの間の距離が変化しても記録画像の倍率が
ずれない構成とされていた。
【0004】しかしながら、画質仕様の変更等のために
画像の解像度を切り替える場合等には記録画像の倍率を
切り替える必要があり、このためには、コリメータレン
ズから集光レンズへ入射する光ビームを発散光にする必
要がある。したがって、記録ヘッドの温度変化によって
コリメータレンズと集光レンズとの間の距離が変化して
しまうと、記録画像の倍率にずれが生じるという問題が
ある。
【0005】また、記録ヘッドの温度が変化すると、記
録ヘッドが膨張または収縮して、記録ヘッドと印刷版と
の間の距離が変化する。このため、集光レンズと印刷版
との間の距離が変化し、これにより、記録画像のピント
にずれが生じるという問題もある。
【0006】しかも、記録ヘッドの温度が変化すると、
コリメータレンズや集光レンズの温度変化によってコリ
メータレンズや集光レンズが膨張または収縮する。この
ため、コリメータレンズからの光ビームの発散量や集光
レンズからの光ビームの焦点距離にずれが生じ、これに
より、記録画像の倍率やピントにずれが生じるという問
題も重ねて起こる。
【0007】
【特許文献1】特開2001−265005公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮し、集光レンズへ入射する光ビームが発散光である場
合でも記録ヘッドの温度変化に拘らず記録画像の倍率の
ずれを防止できる画像記録装置、または、記録ヘッドの
温度変化に拘らず記録画像のピントのずれを防止できる
画像記録装置を得ることが目的である。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の画像記
録装置は、光ビームを送出する送出手段と前記送出手段
から送出された光ビームが入射する集光レンズとを有
し、前記送出手段及び集光レンズを経た光ビームを印刷
版へ照射することで前記印刷版に画像を記録する記録ヘ
ッドと、前記記録ヘッドの温度または前記記録ヘッドの
温度の推定に結び付く場所の温度を測定する測定手段
と、前記測定手段によって測定された温度に基づいて前
記送出手段と前記集光レンズとの間の距離を調整する調
整手段と、を備えている。
【0010】請求項1に記載の画像記録装置では、記録
ヘッドの送出手段及び集光レンズを経た光ビームを印刷
版へ照射することで、印刷版に画像が記録される。
【0011】ここで、測定手段が記録ヘッドの温度また
は記録ヘッドの温度の推定に結び付く場所の温度を測定
し、この測定された温度に基づいて調整手段が送出手段
と集光レンズとの間の距離を調整する。このため、記録
ヘッドの温度変化による記録ヘッドの膨張または収縮に
拘らず、調整手段によって送出手段と集光レンズとの間
の距離を一定にすることができる。しかも、記録ヘッド
の温度変化により送出手段の温度が変化して送出手段が
膨張または収縮することで、送出手段からの光ビームの
発散量にずれが生じた場合でも、調整手段によって送出
手段と集光レンズとの間の距離を調整して送出手段から
集光レンズへ入射する光ビームの発散量のずれをなくす
ことができる。
【0012】したがって、送出手段から集光レンズへ入
射する光ビームが発散光である場合でも、記録ヘッドの
温度変化に拘らず(記録ヘッド(送出手段)の温度を制
御することなく)、記録画像の倍率のずれを防止するこ
とができる。
【0013】請求項2に記載の画像記録装置は、集光レ
ンズを有し、前記集光レンズからの光ビームを印刷版へ
照射することで前記印刷版に画像を記録する記録ヘッド
と、前記記録ヘッドに設けられ、前記記録ヘッドの温度
または前記記録ヘッドの温度の推定に結び付く場所の温
度を測定する測定手段と、前記測定手段によって測定さ
れた温度に基づいて前記集光レンズと前記印刷版との間
の距離を調整するピント調整手段と、を備えている。
【0014】請求項2に記載の画像記録装置では、記録
ヘッドの集光レンズからの光ビームを印刷版へ照射する
ことで、印刷版に画像が記録される。
【0015】ここで、測定手段が記録ヘッドの温度また
は記録ヘッドの温度の推定に結び付く場所の温度を測定
し、この測定された温度に基づいてピント調整手段が集
光レンズと印刷版との間の距離を調整する。このため、
記録ヘッドの温度変化により記録ヘッドが膨張または収
縮することで、記録ヘッドと印刷版との間の距離が変化
して集光レンズと印刷版との間の距離が変化した場合で
も、ピント調整手段によって集光レンズと印刷版との間
の距離を一定にすることができる。しかも、記録ヘッド
の温度変化により集光レンズの温度が変化して集光レン
ズが膨張または収縮することで、集光レンズからの光ビ
ームの焦点距離にずれが生じた場合でも、ピント調整手
段によって集光レンズと印刷版との間の距離を調整して
集光レンズからの光ビームの焦点距離のずれをなくすこ
とができる。
【0016】したがって、記録ヘッドの温度が変化した
場合でも、記録ヘッド(集光レンズ)の温度を制御する
ことなく、記録画像のピントのずれを防止することがで
きる。
【0017】
【発明の実施の形態】図1には、本発明の画像記録装置
が適用されて構成された実施の形態に係る印刷版自動露
光装置10が側面図にて示されている。
【0018】本実施の形態に係る印刷版自動露光装置1
0は、所謂印刷用CTP(コンピュータ・トゥ・プレー
ト)であり、フォトポリプレートやサーマルプレート等
の印刷版12における支持体上の画像形成層(感光層、
乳剤面)に画像を露光(記録)するものである。印刷版
自動露光装置10は、搬送ガイドユニット14とパンチ
部16と露光部18とに分かれており、搬送ガイドユニ
ット14の前方にパンチ部16及び露光部18が配置さ
れると共に、パンチ部16の下方に露光部18が配置さ
れている。
【0019】搬送ガイドユニット14は、略四角形平板
状の給版ガイド20と、略四角形平板状の排版ガイド2
2と、を有しており、給版ガイド20と排版ガイド22
とは互いの相対位置関係が横V字型とされている。搬送
ガイドユニット14は、図1の中央付近を中心として所
定角度回動する構造となっており、この回動によって、
給版ガイド20や排版ガイド22を選択的にパンチ部1
6や露光部18に対応させることができる。また、給版
ガイド20には、印刷版12が供給されて載置される。
【0020】ここで、搬送ガイドユニット14が回動さ
れて給版ガイド20がパンチ部16に対応(対向)され
ることで、給版ガイド20上の印刷版12の前端部がパ
ンチ部16内に搬送されて、パンチ部16によって印刷
版12の前端部に例えば円孔と長孔等の所定数のパンチ
孔(図示省略)が穿孔される。パンチ部16での処理が
終了すると、印刷版12が給版ガイド20上へ戻され
る。
【0021】露光部18は、円柱状の回転ドラム24を
備えており、回転ドラム24は左右方向に平行に配置さ
れて、図1の矢印A及び矢印Bの方向へ回転可能とされ
ている。ここで、上述の如くパンチ部16から給版ガイ
ド20上へ印刷版12が戻されると、搬送ガイドユニッ
ト14が回動されて給版ガイド20が露光部18に対応
される(回転ドラム24の接線方向に対向される)こと
で、回転ドラム24の外周上に印刷版12の前端が搬送
されて、印刷版12が位置決めされる。
【0022】回転ドラム24の外周には、印刷版12の
前端が搬送される位置において、板状の前端チャック2
6が設けられている。前端チャック26の前後方向略中
央部分は回転ドラム24に回転自在に支持されると共
に、前端チャック26の前側には回転ドラム24外周か
ら離間される方向へ弾性力が付与されている。
【0023】前端チャック26の上方には装着カム28
が設けられており、装着カム28が前端チャック26の
前側を押圧することで、前端チャック26の後側が回転
ドラム24外周から離間している。これにより、上述の
如く給版ガイド20から回転ドラム24外周上に搬送さ
れる印刷版12の前端が前端チャック26の後側と回転
ドラム24外周との間に挿入され、この状態で上記印刷
版12の位置決めが行われる。また、上記印刷版12の
位置決めが終了した後には、装着カム28が回動して前
端チャック26前側の押圧を解除することで、前端チャ
ック26後側が前記弾性力により印刷版12の前端を押
圧して、回転ドラム24外周に印刷版12の前端が保持
される。さらに、回転ドラム24外周に印刷版12の前
端が保持されると、回転ドラム24が図1の矢印Aの方
向へ回転されて、印刷版12が回転ドラム24外周に巻
き付けられる。
【0024】回転ドラム24の外周近傍には、装着カム
28よりも図1の矢印Aの方向側において、スクイズロ
ーラ30が配設されている。スクイズローラ30は、回
転ドラム24側へ移動されることで、回転ドラム24に
巻き付けられる印刷版12を回転ドラム24へ向けて押
圧しつつ回転され、印刷版12を回転ドラム24の外周
に密着させる。
【0025】回転ドラム24の外周近傍には、装着カム
28とスクイズローラ30との間において、後端チャッ
ク着脱ユニット32が配設されている。後端チャック着
脱ユニット32はシャフト34を有しており、シャフト
34は回転ドラム24へ向けて移動可能とされている。
シャフト34の先端には後端チャック36が装着されて
おり、回転ドラム24に巻き付けた印刷版12の後端が
後端チャック着脱ユニット32に対向すると、シャフト
34が後端チャック36を回転ドラム24側へ移動させ
て回転ドラム24の所定の位置に装着する同時に、シャ
フト34から後端チャック36が離脱される。これによ
り、後端チャック36が印刷版12の後端を押圧して、
回転ドラム24外周に印刷版12の後端が保持される。
【0026】このように、前端チャック26及び後端チ
ャック36によって印刷版12の前端及び後端が回転ド
ラム24に保持されると、スクイズローラ30が回転ド
ラム24から離間された後に、回転ドラム24が所定の
回転速度で高速回転される。
【0027】回転ドラム24外周の後側近傍には、記録
ヘッド(露光ヘッド)38が配設されており、記録ヘッ
ド38は回転ドラム24の軸線方向(左右方向)へ移動
可能とされている。図2及び図3に示す如く、記録ヘッ
ド38は支持台80を備えており、支持台80上には前
後方向に沿って所定数の支持レール82が固定されてい
る。所定数の支持レール82の上方には設置台40が配
置されており、設置台40の下面には所定数の支持ガイ
ド84が固定されている。各支持ガイド84は各支持レ
ール82に嵌合されており、各支持ガイド84が各支持
レール82に対しスライドされることで、設置台40が
前後方向へスライド可能とされている。
【0028】設置台40上の前後方向略中央部分には、
下記コリメータレンズ58や集光レンズ60から左方へ
オフセットされた位置において、ピント調整手段を構成
するメネジ板86が固定されており、メネジ板86には
前後方向に沿ってメネジ(図示省略)が形成されてい
る。このメネジにはピント調整手段を構成するオネジ8
8が螺合されており、オネジ88はピント調整手段を構
成するパルスモータ64(ピント補正装置)の駆動軸と
されている。パルスモータ64は、設置台40の前側部
位に形成された貫通孔90を介して支持台80上に固定
されており、パルスモータ64が駆動されてオネジ88
が回転されることで、メネジ板86が前後方向へ移動さ
れて、設置台40が前後方向へスライドされる。また、
パルスモータ64は制御装置(図示省略)に接続されて
いる。なお、オネジ88には円柱状の回転柱92が固定
されており、回転柱92を手動で回転させてオネジ88
を回転させることで、メネジ板86を前後方向へ移動さ
せて、設置台40を前後方向へスライドさせることもで
きる。
【0029】設置台40上の後側部位には、前後方向に
沿ってレール42が固定されている。レール42の上方
には移動ステージ44が配置されており、移動ステージ
44の下面には所定数(本実施の形態では2つ)のスラ
イドガイド46が固定されている。各スライドガイド4
6はレール42に嵌合されており、各スライドガイド4
6がレール42に対しスライドされることで、移動ステ
ージ44が前後方向へスライド可能とされている。
【0030】移動ステージ44の左側壁には調整手段を
構成するメネジ板48が固定されており、メネジ板48
には前後方向に沿ってメネジ(図示省略)が形成されて
いる。このメネジには調整手段を構成するオネジ50が
螺合されており、オネジ50は調整手段を構成するパル
スモータ52の駆動軸とされている。パルスモータ52
は設置台40上に固定されており、パルスモータ52が
駆動されてオネジ50が回転されることで、メネジ板4
8が前後方向へ移動されて、移動ステージ44が前後方
向へスライドされる。また、パルスモータ52は上記制
御装置に接続されている。なお、オネジ50には円柱状
の回転柱54が固定されており、回転柱54を手動で回
転させてオネジ50を回転させることで、メネジ板48
を前後方向へ移動させて、移動ステージ44を前後方向
へスライドさせることもできる。
【0031】移動ステージ44上の後側部位にはファイ
バーアレー光源56が固定されており、ファイバーアレ
ー光源56は、読み込まれた画像データに基づいて変調
された光ビームを前方へ向けて送出する。移動ステージ
44上の前側部位には、送出手段としてのコリメータレ
ンズ58が設けられており、コリメータレンズ58はフ
ァイバーアレー光源56から入射した光ビームを所定の
平行光や発散光として前方へ送出する。
【0032】設置台40上の前端部には、集光レンズ6
0が固定されている。集光レンズ60は、コリメータレ
ンズ58の前方に配置されており、コリメータレンズ5
8から送出された光ビームが入射することでこの光ビー
ムを集束させつつ前方へ照射する。ここで、記録ヘッド
38の集光レンズ60から、上述の如く高速回転される
回転ドラム24に向け、この回転ドラム24の回転に同
期させて、ハイパワーの光ビーム(レーザビーム)を照
射することで、印刷版12が画像データに基づいて露光
される(印刷版12に画像が記録(描画)される)。こ
の露光処理は、回転ドラム24を高速で回転させながら
(主走査)、記録ヘッド38を回転ドラム24の軸線方
向へ移動させる(副走査)、所謂走査露光である。
【0033】設置台40上には、集光レンズ60と移動
ステージ44(コリメータレンズ58)との間において
測定手段としての温度センサ62が設けられており、温
度センサ62は、例えば印刷版12の露光処理前に、集
光レンズ60とコリメータレンズ58との間の設置台4
0(記録ヘッド38)の温度を測定する。また、温度セ
ンサ62は上記制御装置に接続されており、温度センサ
62が設置台40の温度を測定すると、予め制御装置に
テーブルとして記憶されたデータ(集光レンズ60とコ
リメータレンズ58との間の距離と温度センサ62設置
場所の温度との関係に関するデータ)から移動ステージ
44の必要スライド量(スライドの方向を含む)を求
め、これに基づきパルスモータ52を駆動させて移動ス
テージ44をスライドさせることで、集光レンズ60と
コリメータレンズ58との間の距離を常に一定に保つ構
成である。
【0034】さらに、温度センサ62が設置台40の温
度を測定すると、予め制御装置にテーブルとして記憶さ
れたデータ(温度センサ62設置場所の温度とコリメー
タレンズ58からの光ビームの発散量との関係に関する
データ)から移動ステージ44の必要スライド量(スラ
イドの方向を含む)を求め、これに基づきパルスモータ
52を駆動させて移動ステージ44をスライドさせるこ
とで、集光レンズ60とコリメータレンズ58との間の
距離を調整してコリメータレンズ58から集光レンズ6
0へ入射する光ビームの発散量のずれをなくす構成であ
る。
【0035】また、温度センサ62が設置台40の温度
を測定すると、予め制御装置にテーブルとして記憶され
たデータ(回転ドラム24に巻き付けられた印刷版12
と集光レンズ60との間の距離と温度センサ62設置場
所の温度との関係に関するデータ)から設置台40の必
要スライド量(スライドの方向を含む)を求め、これに
基づきパルスモータ64を駆動させて設置台40をスラ
イドさせることで、回転ドラム24に巻き付けられた印
刷版12と集光レンズ60との間の距離を常に一定に保
つ構成である。
【0036】さらに、温度センサ62が設置台40の温
度を測定すると、予め制御装置にテーブルとして記憶さ
れたデータ(温度センサ62設置場所の温度と集光レン
ズ60からの光ビームの焦点距離との関係に関するデー
タ)から設置台40の必要スライド量(スライドの方向
を含む)を求め、これに基づきパルスモータ64を駆動
させて設置台40をスライドさせることで、回転ドラム
24に巻き付けられた印刷版12と集光レンズ60との
間の距離を調整して集光レンズ60からの光ビームの焦
点距離のずれをなくす構成である。
【0037】ところで、上記印刷版12への走査露光が
終了すると、後端チャック36がシャフト34に対向す
る位置で回転ドラム24が一時停止され、シャフト34
によって回転ドラム24から後端チャック36が取り外
されて(シャフト34に後端チャック36が装着され
て)、後端チャック36による印刷版12後端の押圧が
解除される。さらに、搬送ガイドユニット14が回動さ
れて排版ガイド22が露光部18に対応された後(回転
ドラム24の接線方向に対向された後)、回転ドラム2
4が図1の矢印Bの方向へ回転されることで、印刷版1
2が後端側から後方へ搬送されて排版ガイド22へ排出
される。この際、装着カム28が回動されて前端チャッ
ク26の前側を押圧することで、前端チャック26後側
による印刷版12の前端の押圧が解除される。また、印
刷版12が排版ガイド22に送られると、搬送ガイドユ
ニット14が回動されて、排版ガイド22から印刷版1
2が排出される構成である。
【0038】次に、本実施の形態の作用を説明する。
【0039】以上の構成の印刷版自動露光装置10で
は、印刷版12を給版ガイド20に載置すると、まず、
搬送ガイドユニット14を回動させて給版ガイド20を
パンチ部16に対応させることで、印刷版12の前端部
をパンチ部16内に搬送する。パンチ部16内に搬送さ
れた印刷版12は、前端部にパンチ部16により所定数
のパンチ孔が穿孔された後、給版ガイド20上に戻され
る。
【0040】さらに、搬送ガイドユニット14を回動さ
せて給版ガイド20を露光部18に対応させることで、
印刷版12を露光部18へ搬送して、位置決めする。位
置決めされた印刷版12は、前端と後端とがそれぞれ前
端チャック26と後端チャック36とによって回転ドラ
ム24の外周に保持されると共にスクイズローラ30に
よって回転ドラム24の外周に密着されつつ、回転ドラ
ム24の外周に巻き付けられる。回転ドラム24の外周
に印刷版12を巻き付けると、回転ドラム24を高速回
転させた状態で、記録ヘッド38がファイバーアレー光
源56からコリメータレンズ58及び集光レンズ60を
経た光ビームを印刷版12へ照射することで、露光処理
を行う。
【0041】露光処理が終了すると、搬送ガイドユニッ
ト14を回動させて排版ガイド22を回転ドラム24へ
対応させると共に、前端チャック26及び後端チャック
36による印刷版12の回転ドラム24外周への保持を
解除しつつ、印刷版12を回転ドラム24から排版ガイ
ド22へ排出する。その後、搬送ガイドユニット14を
回動させて排版ガイド22から印刷版12を排出する。
【0042】ここで、記録ヘッド38に設けられた温度
センサ62が記録ヘッド38の温度(集光レンズ60と
移動ステージ44との間の設置台40の温度)を測定
し、この測定された記録ヘッド38の温度に基づいてパ
ルスモータ52が駆動されることで、コリメータレンズ
58と集光レンズ60との間の距離が調整される。この
ため、記録ヘッド38の温度変化による記録ヘッド38
の膨張または収縮に拘らず、パルスモータ52によって
コリメータレンズ58と集光レンズ60との間の距離を
一定にすることができる。しかも、記録ヘッド38の温
度変化によりコリメータレンズ58の温度が変化してコ
リメータレンズ58が膨張または収縮することで、コリ
メータレンズ58からの光ビームの発散量にずれが生じ
た場合でも、パルスモータ52によってコリメータレン
ズ58と集光レンズ60との間の距離を調整してコリメ
ータレンズ58から集光レンズ60へ入射する光ビーム
の発散量のずれをなくすことができる。
【0043】したがって、コリメータレンズ58から集
光レンズ60へ入射する光ビームが発散光である場合で
も、記録ヘッド38の温度変化に拘らず(記録ヘッド3
8(コリメータレンズ58)の温度を制御することな
く)、記録画像の倍率のずれを防止することができる。
【0044】また、温度センサ62によって測定された
記録ヘッド38の温度に基づいてパルスモータ64が駆
動されることで、集光レンズ60と回転ドラム24に巻
き付けられた印刷版12との間の距離が調整される。こ
のため、記録ヘッド38の温度変化により記録ヘッド3
8が膨張または収縮することで、記録ヘッド38と印刷
版12との間の距離が変化して集光レンズ60と印刷版
12との間の距離が変化した場合でも、パルスモータ6
4によって集光レンズ60と印刷版12との間の距離を
一定にすることができる。しかも、記録ヘッド38の温
度変化により集光レンズ60の温度が変化して集光レン
ズ60が膨張または収縮することで、集光レンズ60か
らの光ビームの焦点距離にずれが生じた場合でも、パル
スモータ64によって集光レンズ60と印刷版12との
間の距離を調整して集光レンズ60からの光ビームの焦
点距離のずれをなくすことができる。
【0045】したがって、記録ヘッド38の温度が変化
した場合でも、記録ヘッド38(集光レンズ60)の温
度を制御することなく、記録画像のピント(ズーム)の
ずれを防止することができる。
【0046】さらに、集光レンズ60と移動ステージ4
4との間の設置台40は、温度が変化すると、集光レン
ズ60とコリメータレンズ58との間の距離、集光レン
ズ60と回転ドラム24に巻き付けられた印刷版12と
の間の距離、コリメータレンズ58及び集光レンズ60
の温度に影響を与え易い場所である。このため、温度セ
ンサ62が集光レンズ60と移動ステージ44との間の
設置台40の温度を測定することで、コリメータレンズ
58と集光レンズ60との間の距離の変化、集光レンズ
60と印刷版12との間の距離の変化、コリメータレン
ズ58及び集光レンズ60の温度の変化を良好に検出で
き、これにより、コリメータレンズ58と集光レンズ6
0との間の距離及び集光レンズ60と回転ドラム24に
巻き付けられた印刷版12との間の距離を良好に調整す
ることができる。
【0047】また、パルスモータ52によってコリメー
タレンズ58と集光レンズ60との間の距離を調整でき
るため、コリメータレンズ58(移動ステージ44)と
集光レンズ60とを組み付ける際にコリメータレンズ5
8と集光レンズ60と間の前後方向(ビーム光照射方
向)における距離の精度を考慮する必要を無くすことが
できる。
【0048】さらに、パルスモータ64によって集光レ
ンズ60と回転ドラム24との間の距離を調整できるた
め、集光レンズ60と回転ドラム24とを組み付ける際
に集光レンズ60と回転ドラム24と間の前後方向(ビ
ーム光照射方向)における距離の精度を考慮する必要を
無くすことができる。
【0049】なお、本実施の形態では、パルスモータ5
2の駆動によって移動ステージ44をスライドさせてコ
リメータレンズ58と集光レンズ60との間の距離を調
整する構成としたが、図4に示す構成としてもよい。す
なわち、図4に示す構成では、設置台40上に弾性を有
する一対の板ばね70が立設されており、一対の板ばね
70は前後方向において互いに対向している。一対の板
ばね70間には上部において移動ステージ44が架け渡
されており、移動ステージ44は一対の板ばね70が弾
性変形することで前後方向へ移動可能とされている。一
対の板ばね70の後方には、調整手段を構成する偏心カ
ム等のカム72が設けられており、カム72は調整手段
を構成する駆動モータ(図示省略)に接続されて駆動モ
ータによって回転駆動される。また、この駆動モータ
は、上記制御装置に接続されている。
【0050】ここで、この構成では、温度センサ62に
よって測定された記録ヘッド38の温度に基づいて駆動
モータを駆動させることで、カム72を回転させて一対
の板ばね70を弾性変形させる。これにより、移動ステ
ージ44が前後方向へ移動されて、コリメータレンズ5
8と集光レンズ60との間の距離が調整される。
【0051】また、本実施の形態では、パルスモータ6
4の駆動によって設置台40をスライドさせて集光レン
ズ60と回転ドラム24(印刷版12)との間の距離を
調整する構成としたが、図4と同様の構成としてもよ
い。すなわち、支持台80に立設された弾性を有する一
対の板ばね間に設置台40を架け渡し、かつ、温度セン
サ62によって測定された記録ヘッド38の温度に基づ
いて、ピント調整手段を構成する偏心カム等のカムを回
転させて一対の板ばねを弾性変形させることで、設置台
40が前後方向へ移動されて、集光レンズ60と回転ド
ラム24との間の距離が調整される。
【0052】さらに、本実施の形態では、温度センサ6
2を記録ヘッド38に設けて記録ヘッド38の温度(集
光レンズ60と移動ステージ44との間の設置台40の
温度)を測定する構成としたが、温度センサ(測定手
段)を記録ヘッドの温度の推定に結び付く場所に設けて
当該場所の温度を測定する構成としてもよい。例えば、
図5に示す如く、温度センサ62を集光レンズ60と移
動ステージ44との間の設置台40上方近傍に設けて、
温度センサ62がその設置位置の温度(記録ヘッド38
近傍の雰囲気の温度)を測定する構成としてもよい。
【0053】また、本実施の形態では、本発明を印刷用
CTPに適用した構成としたが、本発明はズーム機構付
きの画像記録装置に適用できる。
【0054】
【発明の効果】請求項1に記載の画像記録装置では、測
定手段が記録ヘッドの温度または記録ヘッドの温度の推
定に結び付く場所の温度を測定し、この測定温度に基づ
いて調整手段が送出手段と集光レンズとの間の距離を調
整するため、調整手段によって、送出手段と集光レンズ
との間の距離を一定にすることができると共に、送出手
段と集光レンズとの間の距離を調整して送出手段から集
光レンズへ入射する光ビームの発散量のずれをなくすこ
とができ、したがって、送出手段から集光レンズへ入射
する光ビームが発散光である場合でも、記録ヘッドの温
度変化に拘らず記録画像の倍率のずれを防止することが
できる。
【0055】請求項2に記載の画像記録装置では、測定
手段が記録ヘッドの温度または記録ヘッドの温度の推定
に結び付く場所の温度を測定し、この測定温度に基づい
てピント調整手段が集光レンズと印刷版との間の距離を
調整するため、ピント調整手段によって、集光レンズと
印刷版との間の距離を一定にすることができると共に、
集光レンズと印刷版との間の距離を調整して集光レンズ
からの光ビームの焦点距離のずれをなくすことができ、
したがって、記録ヘッドの温度変化に拘らず、記録画像
のピントのずれを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る印刷版自動露光装置
を示す概略的な側面図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る記録ヘッドを示す平
面図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る記録ヘッドを示す側
面図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る記録ヘッドの別例の
主要部を示す側面図である。
【図5】本発明の実施の形態に係る記録ヘッドにおける
温度センサの設置場所の別例を示す側面図である。
【符号の説明】
10 印刷版自動露光装置(画像記録装置) 12 印刷版 38 記録ヘッド 48 メネジ板(調整手段) 50 オネジ(調整手段) 52 パルスモータ(調整手段) 58 コリメータレンズ(送出手段) 60 集光レンズ 62 温度センサ(測定手段) 64 パルスモータ(ピント調整手段) 72 カム(調整手段) 86 メネジ板(ピント調整手段) 88 オネジ(ピント調整手段)
フロントページの続き (72)発明者 宮丸 文章 神奈川県足柄上郡開成町宮台798番地 富 士写真フイルム株式会社内 Fターム(参考) 2C162 AE28 AE48 AE52 AE55 AF29 FA04 FA18 FA44 FA48 FA50 FA54 FA58 FA59 FA67 5C051 AA02 CA07 DB22 DB30 DE22 FA05 5C072 AA03 BA12 DA02 DA23 HA02 JA02 XA03

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ビームを送出する送出手段と前記送出
    手段から送出された光ビームが入射する集光レンズとを
    有し、前記送出手段及び集光レンズを経た光ビームを印
    刷版へ照射することで前記印刷版に画像を記録する記録
    ヘッドと、 前記記録ヘッドの温度または前記記録ヘッドの温度の推
    定に結び付く場所の温度を測定する測定手段と、 前記測定手段によって測定された温度に基づいて前記送
    出手段と前記集光レンズとの間の距離を調整する調整手
    段と、 を備えた画像記録装置。
  2. 【請求項2】 集光レンズを有し、前記集光レンズから
    の光ビームを印刷版へ照射することで前記印刷版に画像
    を記録する記録ヘッドと、 前記記録ヘッドの温度または前記記録ヘッドの温度の推
    定に結び付く場所の温度を測定する測定手段と、 前記測定手段によって測定された温度に基づいて前記集
    光レンズと前記印刷版との間の距離を調整するピント調
    整手段と、 を備えた画像記録装置。
JP2002350881A 2001-12-06 2002-12-03 画像記録装置 Pending JP2003231297A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106772901A (zh) * 2016-12-27 2017-05-31 杭州东信光电科技有限公司 多精度镜头

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN106772901A (zh) * 2016-12-27 2017-05-31 杭州东信光电科技有限公司 多精度镜头

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