JP2003231029A - チューブ挿入方法及びチューブ自動挿入装置 - Google Patents
チューブ挿入方法及びチューブ自動挿入装置Info
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Abstract
を円滑に行なうことができるようにする。 【解決手段】インナチューブ1の基端及びアウタチュー
ブ2の先端の双方から加圧エアを供給しながら、インナ
チューブ1の先端をアウタチューブ2の基端から挿入し
ていくことにより、インナチューブ1の外周面とアウタ
チューブ2の内周面との間に摩擦抵抗を減ずるエア層が
確実に形成されるようにする。
Description
びチューブ自動挿入装置に関する。
し装置の構成要素となっている場合、このチューブを二
重にすることを求められる場合がある。例えば、自動車
のエンジンルームに配管されるフューエルチューブの場
合、熱からの保護や他の部品との干渉防止のためにコル
ゲートチューブ、ラバーチューブ等のプロテクタチュー
ブが被せられている。
来はインナチューブのアウタチューブへの挿入は一般に
は手作業で行なわれている。また、その挿入を容易にす
るために、インナチューブの外周面又はアウタチューブ
の内周面に挿入時の摩擦抵抗を小さくする挿入助剤を塗
布することが行なわれている。しかし、挿入後の洗浄が
手間になり、また、チューブが長くなると、挿入作業が
難しくなり、量産には向かないという問題がある。一
方、内径の大きなアウタチューブを採用することによ
り、インナチューブの挿入を容易にすることも行なわれ
ているが、挿入後にアウタチューブのずれや脱落を生ず
る問題がある。
報には、加圧エアを利用してアウタチューブへのインナ
チューブの挿入を容易にすることが記載されている。す
なわち、それは、両端が開口したインナチューブの下端
を軟質のアウタチューブに上から挿入し、その状態でア
ウタチューブの下端開口から加圧エアを供給することに
より、アウタチューブの内径を拡大するとともに、該ア
ウタチューブの硬度を高めて、インナチューブの挿入を
容易にする、というものである。また、同公報にはイン
ナチューブの外周面とアウタチューブの内周面との間か
らエアが外部に洩れる状態が図示されている(同公報図
3参照)。
載の挿入方法では、アウタチューブの下端から供給され
たエアがインナチューブを通って外部に放出されるた
め、アウタチューブの内径を拡大するには、エアの供給
圧を相当高くする必要があり、実際にはアウタチューブ
の内径の拡大、インナチューブの外周面とアウタチュー
ブの内周面との間へのエアの供給は難しい。また、エア
がチューブ内を高速で大量に流れるようにすると、チュ
ーブの振動を招き、挿入作業自体も難しくなる。
ーブ内の加圧エアがインナチューブの外周面とアウタチ
ューブの内周面との間のみから外部に抜けるようにし
て、上記課題の解決を図った。
チューブをアウタチューブに挿入するチューブ挿入方法
であって、上記インナチューブの先端を上記アウタチュ
ーブにその基端から挿入し、上記インナチューブの基端
及びアウタチューブの先端からエア洩れを生じないよう
にして、該インナチューブの基端及びアウタチューブの
先端のうちの少なくとも一方から加圧エアを両チューブ
内に供給しながら、上記インナチューブをアウタチュー
ブに挿入していくことを特徴とする。
た加圧エアが外部に抜け出る場所はインナチューブの外
周面とアウタチューブの内周面との間だけになる。従っ
て、エアの供給圧が比較的低い場合でも、アウタチュー
ブの内径が簡単に拡大して、当該外周面と内周面との間
からエアが外部に抜けるようになる。そうして、この両
チューブの内外周面間にエア層が形成されることによっ
て、インナチューブをアウタチューブに挿入していくと
きの摩擦抵抗が小さくなり、その挿入が円滑になる。し
かも、チューブ内にエアを高速で流す必要がないから、
両チューブの振動を生ずることが避けられ、円滑な挿入
に有利になる。
基端及びアウタチューブの先端のいずれか一方のみから
供給するようにしてもよいが、両方から供給すると、チ
ューブ内圧を短時間に高めることができ、迅速な挿入、
生産性の向上に有利になる。
アウタチューブに挿入するチューブ自動挿入装置であっ
て、上記インナチューブを支持する手段と、上記アウタ
チューブを支持する手段と、上記両チューブの少なくと
も一方を、他方に対してチューブ挿入方向へ相対的に移
動させる手段と、上記インナチューブの先端を上記アウ
タチューブにその基端から挿入していくときに、該イン
ナチューブの基端及びアウタチューブの先端からエア洩
れを生じないように、該インナチューブの基端及びアウ
タチューブの先端のうちの少なくとも一方から加圧エア
を供給する手段とを備えていることを特徴とする。
アウタチューブを支持し、移動手段を作動させれば、両
チューブの少なくとも一方を他方に対して相対的に移動
させることにより、インナチューブの先端をアウタチュ
ーブにその基端から挿入していくことができる。そうし
て、加圧エア供給手段の作動によって、インナチューブ
の基端及びアウタチューブの先端のうちの少なくとも一
方から加圧エアを供給すると、その加圧エアが外部に抜
け出る場所はインナチューブの外周面とアウタチューブ
の内周面との間だけであるから、エアの供給圧が比較的
低い場合でも、アウタチューブの内径が簡単に拡大し
て、当該外周面と内周面との間からエアが外部に抜ける
ようになる。
ア層が確実に形成され、インナチューブをアウタチュー
ブに挿入していくときの摩擦抵抗が小さくなり、しか
も、チューブ内をエアが高速で流れるわけではないか
ら、両チューブの振動を生ずることが避けられ、その挿
入が円滑になる。
基端及びアウタチューブの先端のいずれか一方のみから
供給するようにしてもよいが、両方から供給すると、チ
ューブ内圧を短時間に高めることができ、迅速な挿入、
生産性の向上に有利になる。
れているチューブ自動挿入装置において、上記アウタチ
ューブの先端に外嵌めされるパイプを備え、上記パイプ
の中間部内周面には、上記アウタチューブが該中間部よ
り奥へ進入することを規制する一方、上記インナチュー
ブが該中間部より奥へ進入することを許容する複数のス
トッパが、該パイプの周方向に間隔をおいて設けられ、
上記パイプの上記アウタチューブ外嵌め口とは反対側
に、盲栓又はエア供給ホースが取付けられるようになっ
ていることを特徴とする。
したときに、ストッパによってアウタチューブの進入が
規制されるため、このパイプとアウタチューブとの相対
的な位置決めに有利になる。また、インナチューブはス
トッパ位置を越えてパイプの奥へ進入することができる
から、インナチューブをアウタチューブから突き抜けた
状態にすることができる。
に間隔をおいて形成されているから、インナチューブの
先端がアウタチューブを突き抜けた状態になっても、相
隣るストッパ間から加圧エアがインナチューブとアウタ
チューブとの間に供給される。このため、この両チュー
ブの内外周面間にエア層が形成された状態が保たれ、イ
ンナーチューブの先端をアウタチューブ先端から所望位
置まで突出させる上で有利になる。
ューブの先端をアウタチューブにその基端から挿入し、
該インナチューブの基端及びアウタチューブの先端から
エア洩れを生じないようにして、該インナチューブの基
端及びアウタチューブの先端のうちの少なくとも一方か
ら加圧エアを両チューブ内に供給しながら、上記インナ
チューブをアウタチューブに挿入していくようにしたか
ら、エアの供給圧が比較的低い場合でも、アウタチュー
ブの内径が簡単に拡大して、両チューブの内外周面間に
エア層が形成され、しかも両チューブが振動することが
避けられ、インナチューブのアウタチューブへの挿入が
円滑になる。
ーブ支持手段と、アウタチューブ支持手段と、両チュー
ブの少なくとも一方を他方に対してチューブ挿入方向へ
相対的に移動させる手段と、インナチューブの先端をア
ウタチューブにその基端から挿入していくときに、該イ
ンナチューブの基端及びアウタチューブの先端からエア
洩れを生じないように、該インナチューブの基端及びア
ウタチューブの先端のうちの少なくとも一方から加圧エ
アを供給する手段とを備えているから、エアの供給圧が
比較的低い場合でも、アウタチューブの内径が簡単に拡
大して、両チューブの内外周面間にエア層が確実に形成
され、しかも両チューブが振動することが避けられ、イ
ンナチューブのアウタチューブへの挿入が円滑になる。
記載されているチューブ自動挿入装置において、上記ア
ウタチューブの先端に外嵌めされるパイプを備え、該パ
イプの中間部内周面には、上記アウタチューブが該中間
部より奥へ進入することを規制する一方、上記インナチ
ューブが該中間部より奥へ進入することを許容する複数
のストッパが、該パイプの周方向に間隔をおいて設けら
れているから、パイプとアウタチューブとの相対的な位
置決めに有利になるとともに、インナチューブの先端が
アウタチューブを突き抜けた状態になっても、両チュー
ブの内外周面間にエア層が形成された状態が保たれ、ア
ウタチューブを突き抜けてインナーチューブの先端を所
望位置まで突出させる上で有利になる。
に基づいて説明する。
装置において、1はインナチューブ、2は伸縮性を有し
加圧エアの供給によって内径を拡大させることができる
アウタチューブ、3はインナチューブ支持手段、4はア
ウタチューブ支持手段である。本例のインナチューブ1
は自動車用の樹脂製フューエルチューブであり、アウタ
チューブ2はフューエルチューブを保護するゴム製のプ
ロテクタである。
ル5が差し込まれ、アウタチューブ2の先端にはエア供
給パイプ6が外嵌めされるようになっている。そうし
て、図2に示すように、インナチューブ1の先端をアウ
タチューブ2の基端に挿入し、エア源7からエア供給ノ
ズル5及びエア供給パイプ6の各々を介して両チューブ
1,2に矢符で示すように加圧エアを供給しながら、イ
ンナチューブ1をアウタチューブ2内に挿入していくよ
うになっている。
向に駆動してインナチューブ1に差し込むためのノズル
駆動手段、12はエア供給パイプ6を反チューブ挿入方
向に駆動してアウタチューブ2に外嵌めするためのパイ
プ駆動手段である。両駆動手段11,12はシリンダ装
置によって構成されている。13はエア供給ノズル5を
駆動してインナチューブ1をチューブ挿入方向に移動さ
せるチューブ移動手段、14はエア供給パイプ6をアウ
タチューブ2の長さに応じて移動させるためのパイプ移
動手段である。また、15はインナチューブ1をアウタ
チューブ2に挿入する際にアウタチューブ2の基端開口
径を拡大するための拡管手段である。
を介して供給されるようになっており、このバルブ16
の他、上記駆動手段11,12、移動手段13,14、
拡管手段15等を各種センサの信号に基づいて作動させ
るための制御手段17が設けられている。
すように、インナチューブ支持手段3は、左右に並んで
チューブ長手方向に延びる一対のガイドプレート21,
21を備え、この両ガイドプレート21,21によって
インナチューブ1をチューブ挿入方向に移動自在に支持
するガイド22が形成されている。すなわち、図5に示
すように、両ガイドプレート21,21は、インナチュ
ーブ1の直径よりも小さな隙間を存して並設され、この
隙間を存して相対する各側部の上部にインナチューブ1
の側部を受ける切欠き23が形成されている。この両切
欠き23,23によって上記ガイド22が形成されてい
るものである。図6に示すように、左右のガイドプレー
ト21,21の各々は、ベース24上の支柱25に支持
された支持プレート26に支持されている。
すように、インナチューブ1が上記ガイド22から浮き
上がらないようにするアッパプレート27が設けられて
いる。このアッパプレート27は、ガイド22へのイン
ナチューブ1の装填のために、一方のガイドプレート2
1に取り付けたシリンダ装置28によって側方へ退避で
きるようにしている。
先端にインナチューブ1の基端に差し込まれるテーパ部
5aを備え、後端にエア供給ホース取付孔5bが開口し
ており、ノズル駆動手段(シリンダ装置)11によって
駆動される縦プレート29の上端に取付けられている。
この縦プレート29は上記ガイドプレート21,21間
の隙間を通るようになっている。
動手段13は、インナチューブ支持手段3の後方に配置
されていて、インナチューブ1をその挿入方向に移動さ
せるべくノズル駆動手段11をチューブ挿入方向に進退
させるものである。すなわち、図3に示すように、ノズ
ル駆動手段11の支持プレート33にはフランジナット
35が取付けられ、このフランジナット35がチューブ
挿入方向に延びるボールねじ36に螺合しており、この
ボールねじ36を上記移動手段13によって回転駆動す
るようになっている。
に、アウタチューブ支持手段4は、アウタチューブ2の
先端部を保持する先端チャック手段40、アウタチュー
ブ2の中間部を保持する3つの可動チャック手段41、
並びにアウタチューブ2の基端部を保持する第1及び第
2の基端チャック手段42,43を備えている。先端チ
ャック手段40及び3つの可動チャック手段41はガイ
ドレール44に支持されてチューブ挿入方向に移動自在
に設けられ、基端チャック手段42,43はアウタチュ
ーブ支持手段4の基端部に固定して設けられている。
はパイプ駆動手段12と同じ支持プレート45に取付け
られ、支持プレート45は前後の摺動部材46,46に
よってガイドレール44に移動自在に支持されている。
に、一対のチャック部材47,47を有する。このチャ
ック部材47,47は、図10にも示すように、駆動手
段(シリンダ装置)48,48によりチューブ挿入方向
と直交する左右方向において互いに接離動されるように
なっている。このチャック部材47,47の下側にはア
ウタチューブ2を受けるチューブ受け49が設けられて
いる。
方向に延びる断面四半円形状の保持面51,51が相対
するように形成されている。チューブ受け49の上面に
はチューブ挿入方向に延びる断面半円形状の受け溝52
が形成されている。保持面51,51及び受け溝52は
チャック部材47,47及びチューブ受け49に装着さ
れたクッション材53によって形成されている。両チャ
ック部材47,47をチューブ受け49の上で突き合わ
せた状態にすると、2つの相対する保持面51,51と
受け溝52とによってアウタチューブ2と略同径の断面
円形の保持孔が形成される。
ット54によってチューブ受け49に支持されている。
チューブ受け49は摺動部材46に固定された受台55
に固定されている。受台55の側面にはジョイントホル
ダ56が固定されている。ジョイントホルダ56にはチ
ューブ長手方向の3つの孔が上下に間隔をおいてが形成
されていて、各孔にチューブ長手方向に延びるストレー
トピン57が挿入されている。これらストレートピン5
7は、先端チャック手段40に対して3つの可動チャッ
ク手段41の各々を所定間隔で位置決めするためのもの
である。
示すようにナット取付板60が固定され、該ナット取付
板60にフランジナット61が固定されている。このフ
ランジナット61はチューブ挿入方向に延びるボールね
じ62に螺合されている。ボールねじ62はその両端が
軸受63,63によって回転自在に支持されていて、図
9に示すパイプ駆動手段(サーボモータ)14によって
回転駆動されるようになっている。すなわち、パイプ移
動手段14の出力軸とボールねじ62の端部にはプーリ
65,66が結合され、この両プーリ65,66に伝動
ベルト67が巻き掛けられている。
プレート68の支持孔に差し込まれてホルダナット69
によって固定されており、エア供給パイプ6をチューブ
挿入方向に進退させるパイプ駆動手段12の進退ロッド
がプレート68に結合されている。
パイプ6は、アウタチューブ2の先端に外嵌めされるも
のであって、一端に開口した外嵌め口71にはアウタチ
ューブ2の嵌入を案内するテーパが形成されている。こ
のエア供給パイプ6の中間部内周面には、アウタチュー
ブ2が該中間部より奥へ進入することを規制する一方、
インナチューブ1が該中間部より奥へ進入することを許
容する複数(4つ)のストッパ72がパイプ周方向に間
隔をおいて形成されている。このストッパ72は、上記
中間部よりエア供給パイプ6の他端まで延び、相隣るス
トッパ間は溝72aになっている。
なっていて、その外周面にはホルダナット69を螺合す
るために雄ねじ73が形成されている。そうして、この
ホルダナット69に図8に示すエア供給ホース74の接
続具74aが接続されるようになっている。
示すように、先端チャック手段40と同じく、駆動手段
48,48によって接離動する一対のチャック部材4
7,47を有し、その下側にチューブ受け49が設けら
れ、チャック部材47には保持面51が形成され、チュ
ーブ受け49には受け溝52が形成されている。但し、
先端チャック手段40とは違って、クッション材は設け
られておらず、両チャック部材47,47を突き合わせ
ると、2つの保持面51,51と受け溝52とによって
アウタチューブ2よりも若干大径の断面円形の保持孔が
形成されるようになっている。
ューブ受け49に支持され、チューブ受け49は摺動部
材56に固定された受台55に固定され、受台55の側
面のジョイントホルダ56の孔にストレートピン57が
挿入されている点は先端チャック手段40と同じであ
る。
受け79が支持部材75に取付けられている点を除く
他、基本的には可動チャック手段と同じであるが、2つ
のチャック部材47の保持面とチューブ受け79の受け
溝とによって形成される円形保持孔は、加圧エア供給前
のアウタチューブ2をずれなく保持できるように該アウ
タチューブ2と略同径になっている。
至図17に示すように、先端チャック手段40と同じ
く、駆動手段78,78によって接離動する一対のチャ
ック部材77,77を有し、その下側にチューブ受け7
9が設けられ、チャック部材77には保持面81が形成
され、チューブ受け79には受け溝82が形成されてい
る。但し、チャック部材77は、先端チャック手段40
とは違って、チューブ挿入方向に長く形成され、また、
クッション材は設けられていない。両チャック部材7
7,77を突き合わせると、2つの保持面81,81と
受け溝82とによってアウタチューブ2よりも若干大径
の円形保持孔が形成されるようになっている。駆動手段
78はブラケット84によってチューブ受け79に支持
されている。
アウタチューブ2の基端開口を拡大する拡管手段15は
インナチューブ支持手段3とアウタチューブ支持手段4
との間に設けられている。この拡管手段15は、図18
及び図19に示すように、アウタチューブ2の基端開口
まわりに120度の角度をもって配置された3つの爪部
材85を備えている。各爪部材85の先端にはチューブ
挿入方向に延びた円弧状の拡管爪85aが形成されてお
り、この拡管爪85aをアウタチューブ2の基端開口に
差し込んで半径方向外方へ移動させることによって、こ
のアウタチューブ2の開口径を拡大するようになってい
る。
開口まわりで半径方向に進退させるために、支持プレー
ト86に支持された駆動手段(シリンダ装置)87に取
付けられている。また、爪部材85の拡管爪85aをア
ウタチューブ2の基端開口に差し込むことができるよう
に、支持プレート86は駆動手段(シリンダ装置)88
によってチューブ挿入方向に進退されるようになってい
る。
動挿入装置を用いたチューブ挿入方法を説明する。
パイプ6を各々の原点位置にセットする。
せ、エア供給ノズル5を原点位置(ノズル先端がインナ
チューブ1の基端から所定距離だけ離れた位置)にセッ
トする。また、パイプ移動手段14を作動させ、エア供
給パイプ6を原点位置(パイプ6の外嵌め口71がアウ
タチューブ2の先端から所定距離だけ離れた位置)にセ
ットする。
2を各々の支持手段3,4にセットする。
ーブ支持手段3のガイド22に嵌め込み、駆動手段28
を作動させてアッパプレート27によってインナチュー
ブ1が浮き上がらないようにする。また、アウタチュー
ブ2をチャック手段40〜43のチューブ受け49,7
9の受け溝52,82に嵌め込み、駆動手段48,78
によってチャック部材47,77をチャック方向(左右
のチャック部材が互いに当接する方向)に作動させる。
これにより、アウタチューブ2は、その両端部が先端チ
ャック手段40と第1の基端チャック手段42とによっ
て動かないように位置決め保持されるが、他のチャック
手段41,43ではその保持孔内面とアウタチューブ2
との間に遊びがある。
る一方、アウタチューブ2の先端にエア供給パイプ6を
嵌める。
によって3つの爪部材85をチューブ挿入方向に移動さ
せることにより、各爪部材85の拡管爪85aをアウタ
チューブ2の基端開口に差し込む。このとき、アウタチ
ューブ2の基端部が第1の基端チャック手段42によっ
て位置決め保持されているから、拡管爪85aの差し込
みが確実なものになる。
ンダ装置)87によって半径方向外方へ移動させること
により、3つの拡管爪85aによってアウタチューブ2
の基端開口を拡大する。
給パイプ6を反チューブ挿入方向に前進させることによ
り、該エア供給パイプ6をアウタチューブ2の先端に外
嵌めする。このとき、アウタチューブ2の先端部が先端
チャック手段40によって位置決め保持されているか
ら、エア供給パイプ6の嵌め込みが確実なものになる。
エア供給パイプ6はアウタチューブ2の先端がストッパ
72に当接若しくは近接した状態になるまで前進させ
る。
ューブ2のエア供給パイプ6内への過度の進入が避けら
れ、アウタチューブ2とエア供給パイプ6との相対的な
位置決めに有利になる。
チャック手段42によるアウタチューブ2のチャックを
解放する。これは、アウタチューブ2へのインナチュー
ブ1の挿入を容易にするためである。
5及びエア供給パイプ6から例えば0.5MPa程度の
加圧エアをインナチューブ1及びアウタチューブ2に供
給しながら、チューブ移動手段13を作動させてエア供
給ノズル5をチューブ挿入方向に所定速度で前進させ
る。
aによって拡大させられているから、エア供給ノズル5
はその先端部の該開口への挿入が円滑且つ確実なものに
なる。上記加圧エアの供給により、ゴム製のアウタチュ
ーブ2はその内圧が高くなって膨らむ。すなわち、アウ
タチューブ2の内径が拡大する。この場合、インナチュ
ーブ1の基端及びアウタチューブ2の先端の双方から加
圧エアが供給されるから、アウタチューブ2の内圧を速
やかに高めることができ、インナチューブ1の迅速な挿
入に有利になる。また、エアがインナチューブ1の基端
及びアウタチューブ2の先端から逃げないから、エア供
給圧をそれほど高くしなくても、アウタチューブ2を膨
張させることができる。
の外周面がチャック手段41,43の受け溝52,82
の内面及び保持面51,81に当接する。これにより、
アウタチューブ2がその支持手段4から外れることが避
けられる。
よってインナチューブ1の挿入が円滑なものになる。図
2に示すように、チューブ内に供給されたエアはインナ
チューブ1の外周面とアウタチューブ2の内周面との間
から外部に抜け、この両チューブ1,2の内外周面間に
エア層が形成されることになる。
ブ2に挿入していくときの摩擦抵抗が小さくなり、その
挿入が円滑になる。しかも、加圧エアがチューブ内を高
速で流れるわけではないから、両チューブ1,2の振動
を生ずることが避けられ、円滑な挿入に有利になる。
0に示すように、その先端がストッパ72を越えてエア
供給パイプ6の奥へ進み、インナチューブ1の先端がア
ウタチューブ2を突き抜けた状態になる。このような状
態になっても、矢符で示すように相隣るストッパ72間
の溝72aからインナチューブ1の外周面とアウタチュ
ーブ2の内周面との間に加圧エアが供給されるから、こ
の両チューブ1,2の内外周面間にエア層が形成された
状態が保たれ、アウタチューブ2を突き抜けてインナー
チューブ1の先端を所望位置まで突出させる上で有利に
なる。
したら、バルブ16を閉じることによって加圧エアの供
給を停止し、先端チャック手段40及び第1の基端チャ
ック手段42によってアウタチューブ2を保持する。そ
うして、エア供給ノズル5をインナチューブ1から抜き
取って爪部材85をインナチューブ1から抜き取る一
方、エア供給パイプ6をアウタチューブ2から抜き取
る。しかる後、全てのチャック手段40〜43を解放状
態にして、インナチューブ1が挿入されたアウタチュー
ブ2を支持手段4から取り外す。
ーブ2に挿入するときは、ストレートピンを外し、図1
及び図15に鎖線で示すように、可動チャック手段41
をインナチューブ支持手段3側へ寄せ、エア供給パイプ
6もインナチューブ支持手段3側へ移動させて、チュー
ブ挿入作業を行なう。
を供給する場合は、エア供給パイプ6のホルダナット6
9に盲栓を螺合すればよい。
の全体構成図。
ューブ及び加圧エアの関係を示す断面図。
略して示す側面図。
す平面図。
部省略した背面図。
した側面図。
分を示す側面図。
にした側面図。
側部分と拡管手段を示す側面図。
側部分と拡管手段を示す平面図(但し、拡管手段の一部
及びアウタチューブの図示は省略している。)。
図。
係を示す斜視図。
アウタチューブの先端を突き抜けたときの加圧エアの流
れを示す断面図。
Claims (3)
- 【請求項1】 インナチューブをアウタチューブに挿入
するチューブ挿入方法であって、 上記インナチューブの先端を上記アウタチューブにその
基端から挿入し、 上記インナチューブの基端及びアウタチューブの先端か
らエア洩れを生じないようにして、該インナチューブの
基端及びアウタチューブの先端のうちの少なくとも一方
から加圧エアを両チューブ内に供給しながら、上記イン
ナチューブをアウタチューブに挿入していくことを特徴
とするチューブ挿入方法。 - 【請求項2】 インナチューブをアウタチューブに挿入
するチューブ自動挿入装置であって、 上記インナチューブを支持する手段と、 上記アウタチューブを支持する手段と、 上記両チューブの少なくとも一方を、他方に対してチュ
ーブ挿入方向へ相対的に移動させる手段と、 上記インナチューブの先端を上記アウタチューブにその
基端から挿入していくときに、該インナチューブの基端
及びアウタチューブの先端からエア洩れを生じないよう
に、該インナチューブの基端及びアウタチューブの先端
のうちの少なくとも一方から加圧エアを供給する手段と
を備えていることを特徴とするチューブ自動挿入装置。 - 【請求項3】 請求項2に記載されているチューブ自動
挿入装置において、 上記アウタチューブの先端に外嵌めされるパイプを備
え、 上記パイプの中間部内周面には、上記アウタチューブが
該中間部より奥へ進入することを規制する一方、上記イ
ンナチューブが該中間部より奥へ進入することを許容す
る複数のストッパが、該パイプの周方向に間隔をおいて
設けられ、 上記パイプの上記アウタチューブ外嵌め口とは反対側
に、盲栓又はエア供給ホースが取付けられるようになっ
ていることを特徴とするチューブ自動挿入装置。
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CN102729041A (zh) * | 2012-06-21 | 2012-10-17 | 苏州凯尔博精密机械有限公司 | 一种自动穿管机 |
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