JP2003230882A - 浄水器および鉛の除去方法 - Google Patents

浄水器および鉛の除去方法

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JP2003230882A JP2002031416A JP2002031416A JP2003230882A JP 2003230882 A JP2003230882 A JP 2003230882A JP 2002031416 A JP2002031416 A JP 2002031416A JP 2002031416 A JP2002031416 A JP 2002031416A JP 2003230882 A JP2003230882 A JP 2003230882A
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Hatsubi Takeda
はつ美 竹田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価に鉛の除去ができる浄水器及び鉛の除去
方法を提供することを目的とする。 【解決手段】 濾過膜の前段に、被処理液のpHを9.
0〜10.0に調節する手段を有する浄水器は、高価な
濾材を使用することなく、したがってランニングコスト
を安く押えて鉛の除去を行うことができる。また、濾過
膜として中空糸膜を用いると、鉛の除去効率が高くなる
ため好ましく、ポリエチレン製中空糸膜を用いることが
更に好ましい。pHの調整手段としては、アルカリ性水
溶液を注入するか、電解を行うことが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水道水やその他の
原水中に含まれる鉛を除去することにより、安全な水を
供給するための浄水器及び鉛の除去方法に関する。
【0002】
【従来の技術】公共水道の古い配管には鉛管が使用され
ていることが多い。近年では、鉛が人体に与える影響が
明らかになり、鉛管から水道水中に微量に溶出する鉛が
問題となっている。
【0003】水道水中の鉛を除去する方法としては、特
開平11−347547号公報には、鉛の吸着能力を有
するアルミノケイ酸塩系無機イオン交換体と、pHを
5.0〜8.4に制御可能なpH調整剤との混合体に被
処理水を通水し、その後多孔質膜により濾過する水中の
重金属類の除去方法が開示されている。特開平11−3
47547号公報記載の方法は、アルミノケイ酸塩系無
機イオン交換体からわずかに溶出する可能性のあるアル
ミニウムイオンをアルミン酸イオンの形態とし、重金属
類と共沈不溶化させて、多孔質膜で濾過することにより
除去することを目的としてpHを5.0〜8.4に制御
している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】特開平11−3475
47号公報記載の方法は、高い重金属除去性能を長期間
維持することができるが、アルミノケイ酸塩系無機イオ
ン交換体と、pH調整剤混合体がやや高価であり、濾材
を交換する毎に費用がかかるものであった。本発明は、
安価に鉛の除去ができる浄水器及び鉛の除去方法を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の第一
の要旨は、濾過膜の前段に、被処理液のpHを9.0〜
10.0に調節する手段を有する浄水器、である。前記
濾過膜が中空糸膜であると、鉛の除去率が向上するため
好ましく、さらに中空糸膜がポリエチレン製であるとよ
り好ましい。pH調整手段としては、アルカリ性水溶液
を被処理液中に注入する手段が、簡便であるため好まし
く、アルカリ性水溶液としては次亜塩素酸ナトリウム水
溶液が安価であるため好ましい。次亜塩素酸ナトリウム
水溶液を使用する際は、濾過膜の後段に次亜塩素酸ナト
リウム除去手段を設けることが好ましい。別のpH調整
手段としては、被処理水を電解する方法があげられる。
【0006】また、一対の電極間に直流電流を流して得
られる電流値と、鉛濃度と電流値を元に予め作成した鉛
濃度検量線とを比較し、鉛濃度を算出する手段を設ける
と、鉛除去の効果が確認できるため好ましい。
【0007】本発明の第二の要旨は、被処理水のpH
を、9.0〜10.0に調整した後、濾過膜により濾過
する鉛の除去方法、である。本発明の方法において、前
記濾過膜が中空糸膜であると、鉛の除去率が向上するた
め好ましく、さらに中空糸膜がポリエチレン製であると
より好ましい。pH調整方法としては、アルカリ性水溶
液を被処理液中に注入させる方法が簡便であるため好ま
しく、アルカリ性水溶液としては次亜塩素酸ナトリウム
水溶液が安価であるため好ましい。また、次亜塩素酸ナ
トリウム水溶液を使用する場合、濾過膜で濾過後、次亜
塩素酸ナトリウムを除去することが好ましい。別のpH
調整方法としては、被処理水を電解する方法があげられ
る。
【0008】また、一対の電極間に直流電流を流して得
られる電流値と、鉛濃度と電流値を元に予め作成した鉛
濃度検量線とを比較し、鉛濃度を算出する工程を有する
と、鉛除去の効果が確認できるため好ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の浄水器及び鉛の除
去方法について説明する。本発明の浄水器は、濾過膜の
前段に、被処理水のpHを、9.0〜10.0に調節す
る手段を有する。被処理水のpHをこの範囲に調整する
ことにより、水中の鉛を水酸化鉛、ヒドロキシル炭酸
鉛、炭酸鉛等の不溶性の鉛とした後に、濾過膜により濾
過を行い除去するものである。
【0010】pHが9.0未満では、鉛は水中への溶解
性が高いため、濾過膜で除去することは困難であり、ま
たpHが10を超えると、生成する亜鉛酸が水中に溶解
するため、濾過膜で除去されにくくなる。被処理水のp
Hは、9.5〜10.0に調節することがより好まし
い。
【0011】本発明に用いられる濾過膜としては、公知
の逆浸透膜、ナノ濾過膜、限外濾過膜、精密濾過膜等を
必要に応じ適宜使用することができるが、精密濾過膜を
用いると、濾過流量を多くとることができるため好まし
く、平均孔径が0.01〜1μmであることが好まし
い。平均孔径が0.01μmよりも小さいと濾過流量が
不足し、1μmよりも大きいと分離性能が不足する。よ
り好ましい平均孔径の範囲は0.01〜0.2μmであ
る。
【0012】濾過膜の形態としては平膜、管状膜、中空
糸膜等を例示することができるが、なかでも中空糸膜
は、容積効率を高めることができることに加えて、鉛の
除去率が向上するため好ましい。
【0013】表1は、鉛180μg/Lを含む水のpH
を9.81に調整後、中空糸膜及び平膜状メンブレンフ
ィルターを用いて濾過を行った際の、濾液に含まれる鉛
の濃度を示したものである。なお、中空糸膜について
は、三菱レイヨン(株)製ポリエチレン中空糸膜(EX
410TS:外径410μm、内径280μm、公称孔
径0.1μm、膜モジュール体積約23cm、膜面積
70cm)を用いた。また、平膜状メンブレンフィル
ターについては、ミリポア(株)製セルロースアセテー
トメンブレンフィルター(直径2.9cm、公称孔径
0.2μm、膜モジュール体積約25cm3、膜面積4
cm)を用いた。
【0014】
【表1】
【0015】中空糸膜を用いた場合、平膜状メンブレン
フィルターを用いた場合と比較して、1/3に近い鉛濃
度にまで低下している事がわかる。膜表面において鉛の
吸着が起こっている可能性があり、従って単位体積あた
りの膜面積が大きい中空糸膜がより除去に有効であると
思われる。
【0016】中空糸膜は、外径0.2〜5mm、膜厚
0.01〜2mmであることが好ましい。外径が0.2
mmよりも小さいと、中空糸膜内部を流れる水の通水抵
抗が大きくなり、5mmを超えると耐圧性が低下すると
ともにモジュール化した際のコンパクトさを失う。ま
た、中空糸膜の空孔率としては、20〜90%であるこ
とが好ましい。空孔率が20%よりも低いと濾過流量が
不足し、90%よりも高いと耐圧性能が不足する。
【0017】濾過膜の材質としては、ポリオレフィン、
ポリスルフォン、ポリビニルアルコール、セルロース、
ポリアクリロニトリル、ポリアミド、ポリイミド、ポリ
テトラフルオロエチレン、ポリフッ化ビニリデン等を例
示することができ、材質が疎水性の場合には親水化処理
して用いることができる。なかでもポリオレフィンは溶
出がなくかつ丈夫であるため好ましく、特にポリエチレ
ンは強靭であることに加えて柔軟性があるため、好適に
用いられる。
【0018】pH調整手段としては、図1に示す例のよ
うに、アルカリ性水溶液を被処理液に注入する方法が挙
げられる。図1の浄水器は、pH調節手段2、膜濾過部
3、被処理水入口4、処理水出口5とから概略構成され
る。pH調節手段2は、試薬容器8及び供給ポンプ10
とから構成され、試薬タンク8内にはアルカリ性水溶液
9が収容されている。膜濾過部3は、U字状に折り返さ
れた中空糸膜6が、ポッティング部7の端面で開口した
状態で固定されている。
【0019】被処理水は、被処理水入口4からpH調節
手段2に入り、供給ポンプ10によりアルカリ性水溶液
9が注入される。アルカリ性水溶液の注入により被処理
水のpHが9.0〜10.0に調節され、鉛が不溶化さ
れる。次いで、被処理水は膜濾過部3に送られ、不溶化
した鉛が中空糸膜6の外表面に捕捉され、処理水出口5
からは鉛が低減された処理水が得られる。
【0020】アルカリ性水溶液としては、食品添加物と
して認められ、水に溶解してアルカリ性を示すものであ
れば用いることができる。その濃度としてはあまり薄い
とpH調整に多量の溶液が必要となり、一方あまり濃い
と送液し難く、また溶液が漏れた際に危険を伴うことか
ら、1〜20%の水溶液を用いることが好ましく、5〜
10%がより好ましい。アルカリ性水溶液としては、次
亜塩素酸ナトリウム水溶液を用いると、安価に入手で
き、かつ配管中に雑菌等が繁殖する懸念もなくなるため
好ましい。
【0021】アルカリ性水溶液を注入する方法として
は、被処理水中に少量ずつ注入することができればその
方法に特に制限はないが、ポンプを用いると、安価で簡
便な構成となるため好ましい。ポンプの種類は特に限定
はされないが、送液量として、0.1mL/min〜1
0mL/minの範囲で送液可能なものを使用すること
が好ましい。
【0022】なお、水中に、例えば次亜塩素酸カルシウ
ム等の溶解性の低い固体状のアルカリ性物質を配置し
て、徐々に溶解させることによってpHの調整を行うこ
とも可能であるが、水溶液を用いてポンプ注入すること
が、送液量のコントロールにより濃度調整を容易にでき
るためより好ましい。
【0023】アルカリ性水溶液として次亜塩素酸ナトリ
ウムを用いてpH調節した場合、膜濾過を行ったのみで
は塩素臭が残ることから飲用には適さない。そこで、図
2に示すように、膜濾過部3を通過後に、活性炭11を
配置し、過剰な次亜塩素酸ナトリウムの分解除去を行う
ことにより、飲用に適した水が得られる。活性炭11の
形状は、粒状、成形、繊維状等を使用することができ
る。また、抗菌性を付与するため銀等を添着したものを
使用することもできる。また、活性炭の他に他の吸着剤
を併用しても構わない。
【0024】なお、図1、図2の例においては、ポンプ
等のpH調整手段と濾過部とを一体の構成としている
が、別々に配置しても構わない。
【0025】図3は、本発明のpH調整手段の別の例で
あり、電解する手段を有する浄水器の概念図である。図
3において、浄水器1は、pH調節手段2、膜濾過部
3、被処理水入口4、処理水出口5とから概略構成され
る。pH調節手段2は、電解装置12から構成される。
電解装置12の内部は電解隔膜15により二つの電極室
16、17に分割されており、各電極室16、17には
それぞれ電極A、電極Bが配置される。
【0026】アルカリ水を生成する電極室16に配置し
た電極Aは通常陰極となり、酸性水を生成する電極室1
7に設けた電極Bは通常陽極となる。また、電極室16
は電極室17よりも容積が大きく設定されている。各電
極室16と17にはそれぞれ流入路18、19と流出路
13、14とが設けられ、流入路19には電解質供給装
置Cが設けられる。電解質供給装置Cは必要に応じて水
に電解質を添加するものであり、電解質としては乳酸カ
ルシウム、グリセロリン酸カルシウムなどの有機カルシ
ウム塩が一般に使用される。
【0027】電解装置12に入った水は流入路18を通
して電極室16に導入される水と流入路19を通して電
解質が添加された後に電極室17に導入される水とに分
流される。制御部20の操作により電極A、電極B間に
直流電流を流して電解が行われ、電極室16にアルカリ
水、電極室17に酸性水が生成される。アルカリ水は流
出路18から膜濾過部3に送られ、酸性水は流出路19
を通して外部に取り出される。
【0028】この際、図4に示すように、膜濾過部3に
加えて活性炭11を配置しても構わない。活性炭11の
形状は、粒状、成形、繊維状等を使用することができ
る。また、抗菌性を付与するため銀等を添着したものを
使用することもできる。また、活性炭の他に他の吸着剤
を併用しても構わない。
【0029】図5は、pH調節手段制御部に加えて鉛濃
度測定手段を備えた浄水器の一例を示す概念図である。
浄水器1は主にpH調節手段2、膜濾過部3、電解装置
12、制御部20、鉛濃度測定手段21から概略構成さ
れる。鉛濃度測定手段21には電極室22が設けられ、
内部に電極D、電極Eが配置される。
【0030】電極室22の中に入った処理水の残留鉛
は、電極D、電極E間に直流電流を流し、各鉛濃度に対
応した電流値を予め測定し、作成した鉛濃度検量線と対
比を行うことにより、得られた電流値から被処理水中の
鉛濃度を得ることができる。この時、鉛濃度の測定操作
の制御は、pH調節手段2の制御部20と兼用とする
と、構成が簡素となるため好ましい。なお、鉛濃度測定
手段21は膜濾過部3より前段に配置して処理前の鉛濃
度を測定してもよく、膜濾過部3より後段に配置して処
理後の鉛濃度を測定してもよい。さらに、膜濾過部3の
前後両方に配置して処理前および処理後の鉛濃度を測定
することもできる。鉛濃度測定手段は、前述したアルカ
リ性水溶液の注入によるpH調節手段と併用することも
可能である。
【0031】以下、実施例を基に本発明を具体的に説明
する。 <実施例1> 1.膜カートリッジの製作 中空糸膜として、ポリエチレン多孔質中空糸膜(三菱レ
イヨン(株)製:EX270TS、平均孔径0.1μ
m、外径380μm、膜厚55μm)を用いて、中空糸
膜がU字状に折り返されてポッティング部に開口状態で
固定された膜カートリッジ(膜面積0.13m)を製
作した。
【0032】2.浄水器の製作 製作した膜カートリッジを使用し、膜カートリッジの前
段に、次亜塩素酸ナトリウム水溶液(濃度10%)をポ
ンプにより注入する図1に示すような構造の浄水器を製
作した。
【0033】3.濾過試験 pH=9.0となるように次亜塩素酸ナトリウム水溶液
を注入するようにポンプの流量を調整し、被処理水とし
て鉛濃度を200μg/Lに調整した塩化鉛水溶液を用
いて、濾過流量2L/minで浄水器に通水し、濾過水
の鉛濃度を測定した。結果を表2に示した。
【0034】<実施例2>pHを9.5となるようにポ
ンプの流量を調整した以外は、実施例1と同様の浄水器
にて同様の通水を行い、濾過水の鉛濃度を測定した。結
果を表2に示した。
【0035】<実施例3>pHを10.0となるように
ポンプの流量を調整した以外は、実施例1と同様の浄水
器にて同様の通水を行い、濾過水の鉛濃度を測定した。
結果を表2に示した。
【0036】<実施例4>pH調整手段を、図3に示し
た電解装置を用い、pHを9.5となるように電流値を
調整した以外は、実施例1と同様の浄水器にて同様の通
水を行い、濾過水の鉛濃度を測定した。結果を表2に示
した。
【0037】<比較例1>pHを8.0となるようにポ
ンプの流量を調整した以外は、実施例1と同様の浄水器
にて同様の通水を行い、濾過水の鉛濃度を測定した。結
果を表2に示した。
【0038】<比較例2>pHを11.0となるように
ポンプの流量を調整した以外は、実施例1と同様の浄水
器にて同様の通水を行い、濾過水の鉛濃度を測定した。
結果を表2に示した。
【0039】<比較例3>pHを13.0となるように
ポンプの流量を調整した以外は、実施例1と同様の浄水
器にて同様の通水を行い、濾過水の鉛濃度を測定した。
結果を表2に示した。
【0040】
【表2】
【0041】以上の実施例及び比較例の結果より、pH
を9.0〜10.0に調整後、濾過を行った場合、この
範囲外のpHで濾過を行った場合と比較して、高い鉛除
去性能を示すことが解る。
【0042】
【発明の効果】本発明の浄水器及び鉛の除去方法によれ
ば、pHを9.0〜10.0に調整して膜濾過を行うこ
とにより、高コストな濾材を必要とせず、したがってラ
ンニングコストが安価な方法で鉛の除去を行うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の浄水器の一例を示す概略図である。
【図2】本発明の浄水器の別の一例を示す概略図であ
る。
【図3】本発明の浄水器の別の一例を示す概略図であ
る。
【図4】本発明の浄水器の別の一例を示す概略図であ
る。
【図5】本発明の浄水器の別の一例を示す概略図であ
る。
【符号の説明】
1 浄水器 2 pH調節手段 3 膜濾過部 4 被処理水入口 5 処理水出口 6 中空糸膜 7 ポッティング部 8 試薬容器 9 アルカリ性水溶液 10 供給ポンプ 11 処理部 12 電解装置 13 アルカリ水出口 14 酸性水出口 15 電解隔膜 16 電極室(アルカリ水生成) 17 電極室(酸性水生成) 18 流入路 19 流入路 20 制御部 21 鉛濃度測定手段 22 電極室 A 電極 B 電極 C 電極 D 電極 C 電解質供給装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4D006 GA03 GA06 GA07 HA03 HA21 HA41 HA95 KA03 KA72 KB30 KD17 KD24 MA01 MA02 MA03 MC22 MC29 MC30 MC39 MC54 MC58 MC62 PA01 PB06 PB70 PC51 4D038 AA04 AB24 AB74 BA04 BA06 BB09 BB10 BB13 BB20 4D061 DA03 DB10 EA02 EB04 EB12 EB37 FA09 FA20 GA06

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 濾過膜の前段に、被処理液のpHを9.
    0〜10.0に調節する手段を有する浄水器。
  2. 【請求項2】 前記濾過膜が中空糸膜である請求項1記
    載の浄水器。
  3. 【請求項3】 前記中空糸膜がポリエチレン製である請
    求項2記載の浄水器。
  4. 【請求項4】 アルカリ性水溶液を被処理液に注入して
    pHを調整する手段を有する請求項1〜3いずれか一項
    に記載の浄水器。
  5. 【請求項5】 前記アルカリ性水溶液が次亜塩素酸ナト
    リウム水溶液である請求項4記載の浄水器。
  6. 【請求項6】 前記濾過膜の後段に次亜塩素酸ナトリウ
    ムを除去する手段を有する請求項5記載の浄水器。
  7. 【請求項7】 被処理水を電解してpHを調整する手段
    を有する請求項1〜3いずれか一項に記載の浄水器。
  8. 【請求項8】 一対の電極間に直流電流を流して得られ
    る電流値と、鉛濃度と電流値を元に予め作成した鉛濃度
    検量線とを比較し、鉛濃度を算出する手段を有する請求
    項1〜7いずれか一項に記載の浄水器。
  9. 【請求項9】 被処理水のpHを、9.0〜10.0に
    調整した後、濾過膜により濾過する鉛の除去方法。
  10. 【請求項10】 前記濾過膜が中空糸膜である請求項9
    記載の鉛の除去方法。
  11. 【請求項11】 前記中空糸膜がポリエチレン製である
    請求項10記載の鉛の除去方法。
  12. 【請求項12】 被処理液中にアルカリ性水溶液を注入
    してpH調整する工程を有する請求項9〜11いずれか
    一項に記載の鉛の除去方法。
  13. 【請求項13】 前記アルカリ性水溶液が次亜塩素酸ナ
    トリウム水溶液である請求項12記載の鉛の除去方法。
  14. 【請求項14】 前記濾過膜で濾過した後、次亜塩素酸
    ナトリウムを除去する請求項13記載の鉛の除去方法。
  15. 【請求項15】 被処理水を電解してpH調整する工程
    を有する請求項9〜11いずれか一項に記載の鉛の除去
    方法。
  16. 【請求項16】 一対の電極間に直流電流を流し、得ら
    れる電流値と、鉛濃度と電流値を元に予め作成した鉛濃
    度検量線とを比較し、鉛濃度を算出する工程を有する請
    求項9〜15いずれか一項に記載の鉛の除去方法。
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