JP2003230642A - メタルウッドクラブ - Google Patents
メタルウッドクラブInfo
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Abstract
を握る手が痺れることがなく、ゴルフボールを所望の方
向に遠くまで正確に飛ばすことのできるメタルウッドク
ラブを提供する。 【解決手段】 中空状クラブヘッド(10)を水平面上に自
然に置いて打撃フェイス(11)を意図するプレーの線の方
向に指向させた時の垂直投影平面におけるヘッド背面の
輪郭形状には、ヘッド重心(CG)を通って意図するプレー
の線の方向に延びる直線を垂直投影平面に投影した左右
基準線(A)とトー(15)との間及び左右基準線とヒール(1
6)との間の各々が垂直投影平面において左右基準線に対
して垂直な前後基準線(B) から最も後方に位置する最後
方点(20,21)を有するように膨出した輪郭形状が含まれ
るようにする。
Description
に関し、特にゴルフボールを打ち損じてもグリップを握
る手が痺れることがなく、しかもゴルフボールを所望の
方向に遠くまで正確に飛ばすことのできるようにしたク
ラブに関する。
上で、ゴルフクラブによる打球の方向安定性が重要であ
り、ヘッド形状やヘッド重心位置を改良したゴルフクラ
ブが種々提案されている(例えば、特許文献1、特許文
献2、特許文献3、特許文献4、特許文献5、特許文献
6、特許文献7、特許文献8、等参照)。
夫し、ゴルフボールを打撃するまでの間におけるヘッド
のトウダウン現象及びかぶり現象を抑制して打球の方向
安定性を向上させるようにしたウッド型クラブを開発
し、出願している(特許文献9、参照)。
ェアーウェイまでゴルフボールを飛ばしたが更にグリー
ンまで距離が残っている場合、アイアン型の、いわゆる
ユーティリティクラブ、あるいはスプーンやバフィ等の
フェアーウェイウッドを用いることがあるが、ゴルフボ
ールを残った距離だけ確実に飛ばしたい場合にはフェア
ーウェイウッドを使用することが多い。
はティアップしたゴルフボールを打撃するのではなく、
フェアーウェイ上に転がったゴルフボールを直接打撃す
るので、ゴルフボールを確実に打撃できるように打撃フ
ェースの大きさがドライバーに比して小さく設計されて
いる。
はいわゆるスイートゾーン(又はスイートスポット)の
大きさが小さく、ゴルフボールの打ち損ねが発生し、打
撃時にグリップを握る手が痺れることがあった。ゴルフ
の腕前があまり上達していないプレイヤーの場合には特
にフェアーウェイウッドは使い難いクラブの1つであっ
た。
打撃時に打ち損ねがあってもグリップを握る手が痺れる
ことがなく、しかもゴルフボールを所望の方向に遠くま
で正確に飛ばすことのできるようにしたメタルウッドク
ラブを提供することを課題とする。
タルウッドクラブは、中空状クラブヘッドを水平面上に
自然に置いて打撃フェイスを意図するプレーの線の方向
に指向させた時の垂直投影平面におけるヘッド背面の輪
郭形状には、ヘッド重心を通って意図するプレーの線の
方向に延びる直線を上記垂直投影平面に投影した左右基
準線とトーとの間及び上記左右基準線とヒールとの間の
各々が上記垂直投影平面において上記左右基準線に対し
て垂直な前後基準線からの水平距離で最も後方に位置す
る最後方点を有するように膨出した輪郭形状が含まれて
いることを特徴とする。
るヘッド背面の輪郭形状を、ヒール側及びトー側に2つ
の膨出部分を含む形状とした点にある。
るので、ゴルフボールの打ち損ねが発生しても、グリッ
プを握る手が痺れることは少ない。従って、ゴルフの腕
前があまり上達していないプレイヤーの場合にもフェア
ーウェイウッドを簡単に使いこなすことができる。
ヘッド重心を低くし、しかも重心深度(打撃フェイスか
らヘッド重心までの距離)を大きくすることにより、打
撃したゴルフボールを遠くまで飛ばすことができるとい
うのが従来の一般的な考え方であった。
の挙動について検討した場合、ダウンスイング中にはシ
ャフト上端部のグリップを握った手によってヘッド姿勢
をコントロールするが、重心深度を大きくするとヘッド
の背面側が重いので、打撃フェイスが上を向こうとする
力が働き、しかもダウンスイング時の慣性モーメントが
大きいので、グリップを握った手でヘッド姿勢をコント
ロールし難い。
おけるヘッド背面を、ヒール側及びトー側に2つの膨出
部分を含む輪郭形状、即ちヘッド背面の中央を凹ませた
輪郭形状としているので、ヘッド重心はヘッド背面の輪
郭形状がほぼ円弧状をなす従来のメタルウッドクラブに
比して打撃フェイス側に位置し、従来のメタルウッドク
ラブに比してヘッドの背面側が軽く、しかもダウンスイ
ング時の慣性モーメントが小さくなるので、グリップを
握った手でヘッド姿勢をコントロールしやすくなる。
ト角でもって打撃フェイスをゴルフボールに当てること
ができ、ヘッドの有する運動量をゴルフボールに効率よ
く与えることができ、ゴルフボールを遠くまで飛球させ
ることができる。
ついて検討した場合、打撃フェイスでゴルフボールを打
撃した瞬間にはヘッドにはゴルフボールから打撃の反力
が作用するが、打撃フェイスのスイートスポットから外
れた位置で打撃すると、ヘッドはヘッド重心の廻りに回
転させようとする反力が作用する。この時、ヘッド重心
廻りについてのヘッドの慣性モーメントが大きいと、ヘ
ッドはヘッド重心廻りに回転し難い。
い形状よりも大きい。従来のメタルウッドクラブはその
背面側が丸い形状であり、ヘッド重心廻りの慣性モーメ
ントは小さく、打撃の瞬間においてヘッドの姿勢が安定
せず、ゴルフボールの方向が安定しない。
ドクラブの形状に比して長方形状に近い形状となってい
るので、ヘッド重心廻りの慣性モーメントは大きく、打
撃の瞬間においてヘッドの姿勢が安定し、ゴルフボール
を意図する方向に正確に飛球させることができる。
イスでもって正確にゴルフボールを打撃することがで
き、打撃の瞬間にはゴルフボールからの反力に抗してヘ
ッドの姿勢が安定するので、ゴルフボールは意図する方
向に正確に、しかも遠くまで飛球する。本件発明者らの
試験によれば、従来のメタルウッドクラブではゴルフボ
ールの飛距離が200ヤード程度の腕前のプレイヤーが
本発明のメタルウッドクラブを用いると、ゴルフボール
の飛距離が230〜240ヤードになり、しかもゴルフ
ボールが意図する方向に正確に飛ぶことが確認された。
すると、トーからトー側の最後方点までの距離とヒール
からヒール側の最後方点までの距離とは等しいか、ある
いはトー又はヒールと最後方点との間の距離の5%以内
の寸法差にするのがよい。
後基準線の延びる方向の水平距離と、ヒール側の最後方
点とヒールとの間の前後基準線の延びる方向の水平距離
とが実質的に等しくなっているのがよい。ここで、「実
質的に等しい」とは上記の説明から、トー側の最後方点
とトーとの間の水平距離、又はヒール側の最後方点とヒ
ールとの間の水平距離の5%の寸法差があっても許容さ
れることを意味している。
ッドに比して打撃フェイス側に移行させ、ダウンスイン
グ時におけるヘッド姿勢のコントロール性及び打撃の瞬
間におけるヘッド姿勢の安定性を確保する上で、トー側
の最後方点とヒール側の最後方点と期間の距離はトーと
ヒールとの間の距離の35%〜50%、好ましくは40
%〜45%にするのがよい。
方点との間の前後基準線の延びる方向の水平距離が、ト
ーとヒール間の前後基準線の延びる方向の水平距離の3
5%以上50%以下の範囲内の寸法であるのが好まし
い。
制する上で、ヘッド重心はヘッドを通常のアドレスポジ
ションに置き該ヘッドを垂直に投影したヘッド外形状に
おけるトーとヒール間の中央かそれよりもヒール側に位
置させ、ヘッド重心とシャフト軸線との間の距離を短く
するのが好ましい。そこで、ヘッド背面の輪郭形状のト
ー側の膨らみとヒール側の膨らみをほぼ等しくするか、
あるいはヒール側の膨らみの方を大きくするのがよい。
方点とを結ぶ直線を垂直投影平面に投影した後方基準線
に対して垂直な方向におけるトー側の最後方点と打撃フ
ェイスとの間の水平距離と、ヒール側の最後方点と打撃
フェイスとの間の水平距離とが実質的に等しいか、又は
ヒール側の最後方点と打撃フェイスとの間の水平距離が
トー側の最後方点と打撃フェイスとの間の水平距離より
も大きくなっているのが好ましい。ここで、「実質的に
等しい」とはトー側の最後方点と打撃フェイスとの間の
水平距離がヒール側の最後方点と打撃フェイスとの間の
水平距離よりも5%程度大きくなっても許容されること
を意味している。
との間の水平距離をトー側の最後方点と打撃フェイスと
の間の水平距離よりも大きくした場合、ヘッド重心とシ
ャフトとの間の距離が短く、これによりダウンスイング
時にトーダウン現象を発生させる力はヘッド重心がトー
側にあるクラブヘッドに比して小さく、ヘッドのトーダ
ウン現象が抑制されるとともに、ヘッド重心とシャフト
との間の距離が短いと、ヘッド重心とシャフトとの間の
距離が長い場合に比し、打撃までの間においてヒール側
が後方に引ける量が少なくなり、その反作用としてトー
側が前方に進む、いわゆるかぶり現象も起きにくくな
る。
の間の部分は打撃フェイス側から見て凹形状になってい
ればよいが、凹形状の窪みが深いと、ヘッド背面の輪郭
形状がほぼ円弧状をなす従来のクラブの形状に慣れたゴ
ルフプレイヤーに違和感を与えるので、大きな違和感を
与えない程度の大きさの凹形状とするのがよい。例え
ば、トー側の最後方点とヒール側の最後方点とを結ぶ直
線と凹形状の最も深い位置との間の寸法を、打撃フェイ
スとヒール側の最後方点との間の水平距離の20%以内
にするのがよい。但し、ゴルフプレイヤーが本発明のク
ラブの形状に慣れ、違和感を感じないようになった時に
は、ヘッド材料やヘッド容積等に応じてヘッド重心を最
適な位置に設定するために、上記20%を越える寸法を
選択することも許される。
方点との間の形状は特に限定されず、例えば直線的な形
状、即ち三角形の2辺からなる形状としてもよいが、上
述のようにゴルフプレイヤーが違和感を感じるおそれが
あるので、滑らかな形状にするのがよい。
後方点とヒール側の最後方点との間が滑らかな曲率を有
する凹状をなし、ヘッド背面の輪郭形状が全体として把
握した時に滑らかな曲率の2つの膨出形状となっている
のがよい。
び「意図するプレーの線」の意味はゴルフ競技のルール
ブックに記載されている通りであるので、その詳細な説
明は省略するが、「通常のアドレスポジション」とはヘ
ッドを水平面に自然に置き、打撃フェイスを目標に正対
させた(ヘッド重心と、打撃フェイスのフェイスセンタ
ー(フェイス重心)とを結ぶ直線を水平面に投影した直
線を、意図するプレイの線を水平面に投影した直線に一
致させた)状態をいう。
て広いスイートゾーンが得られる理由を説明する。スイ
ートゾーンとはヘッドの有する運動量を有効にボールに
伝達でき、打撃時にグリップに加わる衝撃力が小さいよ
うな打撃ゾーンをいう。図8の(a)に示されるように、
トー側の厚みが薄く、ヒール側の厚みが厚い場合、ヘッ
ド重心CGはヒール側に偏る。ゴルフボールがヘッドの
トー側(先端側)に当たった時、ヘッドの質量をmH、
ヘッドの得るマイナスの速度増分をdvHとすると、ヘ
ッドの失う運動量は∫mHdvHとなる。また、ゴルフボ
ールの質量をmB、ゴルフボールが得るプラスの速度増
分をdvBとすると、ゴルフボールが得る運動量は∫mB
dvBとなる。mBdvBとmHdvHでヘッドが回転する
のを防止するために、ヘッドがシャフトに及ぼす力積は
力をF、時間の増分をdtとすると、∫Fdtとなる。
かゴルフボールに伝わらず、ゴルフボールは飛ばない。
また、|∫Fdt|≠0であるので、|∫Fdt|の反
力が手に伝わって手が痺れる。
側の厚みが厚く、ヒール側の厚みが薄い場合、ヘッド重
心CGはトー側に偏る。ゴルフボールがヘッドのヒール
側(根元側)に当たった時、力の釣り合いは、 |∫mBdvB|=|∫mHdvH|+|∫Fdt| である。また、モーメントの釣り合いは、 |∫mBdvB|/|∫Fdt|=x2/x1 であり、x1<x2であるので、 |∫Fdt|<|∫mBdvB| である。従って、ヘッドが失う運動量よりも大きな力積
に手が耐える必要がある。これが不可能でクラブを放り
投げてしまい、スイングが成り立たないか、あるいはヘ
ッドからは小さな|∫Fdt|よりも更に小さな運動量
|∫mBdvB|しかゴルフボールに与えられない。
側にかけてほぼ等しい場合、図8の(c)に示されるよう
に、手に衝撃が加わらず、ヘッドの有する運動量がその
ままゴルフボールに伝わる理想的な打撃状態が出現する
確立が高い。また、図8の(d)に示されるように、先端
側にゴルフボールが当たった場合にも図8の(a)の場合
に比して悪影響が少なく、図8の(e)に示されるよう
に、根元側にゴルフボールが当たった場合にも図8の
(b)の場合に比して悪影響が少ない。即ち、垂直投影平
面におけるヘッドの前後方向の厚みをトーからヒールま
で実質的に等しくする、即ち長方形状にすることによっ
て広いスイートゾーンが得られるので、本発明のように
ヒール側及びトー側に2つの膨出部分を形成することに
より垂直投影平面におけるヘッドの形状が長方形状に近
づき、広いスイートゾーンが得られることとなる。
ェアーウェイウッドに適用すればその効果が大きいが、
ドライバーに適用しても同様に大きな効果が得られる。
に限定されず、ホーゼル(短ホーゼルも含む)によって
シャフトを連結するタイプでもよく、ヘッドに嵌込み穴
を形成してシャフトを連結するタイプであっても同様に
適用できる。ヘッド重心とはホーゼルを有する場合には
ホーゼルを含むヘッド全体の重心をいう。
詳細に説明する。図1ないし図6は本発明に係るメタル
ウッドクラブの好ましい実施形態を示す。図において、
ヘッド10はヒール16側にシャフトを連結するほぼ円
筒状のホーゼル部14を一体的に形成した中空鋳造品
(中空鍛造品でもよい)である。ヘッド10は打撃フェ
イス11、トップフェイス12及びソール13から構成
され、打撃フェイス11のスイートゾーンSZは球面状
をなす一方、シャフトの上端部にはグリップが設けられ
ている。
フェイス11を意図するプレーの線の方向に指向させた
時(通常のアドレスポジションに置いた時)の垂直投影
平面におけるヘッド背面の輪郭形状には次のような輪郭
形状が含まれている。
レーの線の方向に延びる左右基準線Aとトー15との間
及び上記左右基準線Aとヒール16との間の各々には打
撃フェイス11近傍の左右基準線Aに対して垂直な前後
基準線Bから最も後方に位置する最後方点20、21が
設けられ、トー15側の最後方点20とヒール16側の
最後方点21との間の部分は滑らかな曲率を有する凹状
に形成され、垂直投影平面におけるヘッド背面の輪郭形
状には全体として把握した時には2つの膨出形状が含ま
れている。
の間の前後基準線Bの延びる方向の水平距離Wtと、ヒ
ール側の最後方点21とヒール16との間の前後基準線
Bの延びる方向の水平距離Whとは実質的に等しくなっ
ている。即ち、2つの水平距離Wt、Whは等しいか又
は両水平距離Wt、Whの寸法差が水平距離Wt又はW
hの5%以内となっている。
の最後方点21との間の前後基準線Bの延びる方向の水
平距離W1と、トー15とヒール16間の前後基準線B
の延びる方向の水平距離W0とは、水平距離W1が水平
距離W0の35%以上50%以下の範囲内の寸法、例え
ば40%になるように設定されている。
最後方点21とを結ぶ直線を垂直投影平面に投影した後
方基準線Cに対して垂直な方向におけるヒール側の最後
方点21と打撃フェイス11との間の水平距離Lhは、
トー側の最後方点20と打撃フェイス11との間の水平
距離Ltよりも大きくなっている(なお、上記トー側及
びヒール側の水平距離を等しいか、又は上記トー側の水
平距離が上記ヒール側の水平距離よりも5%程度大きい
寸法としてもよい)。
20とヒール側の最後方点21との間の凹状の最も深い
位置との間の寸法Dは、打撃フェイス11とヒール側の
最後方点21との間の水平距離Lhの20%以内、例え
ば12〜14%の寸法になっている。
配分となっている。
からダウンスイングを開始すると、クラブにはダウンス
イング時にヘッドのトーダウン現象を発生させる力が働
くが、本例のヘッド10は重心CGとシャフトとの間の
距離が短いので、トーダウンの程度は小さい。
側及びヒール16側に2つの膨出部分を形成した形状と
なっているので、ヘッド重心CGはヘッド背面の輪郭形
状がほぼ弧状をなす従来のメタルウッドクラブのヘッド
重心CG0に比して打撃フェイス11側に位置し、従来
のメタルウッドクラブに比してヘッド10の背面側が軽
くなっている。その結果、ヘッド背面側が重くなった従
来のメタルウッドクラブに比して打撃フェイス11が上
向きになりにくく、ヘッド10に与えられた本来のロフ
ト角でもってゴルフボールを打撃することができる。
ッドクラブのヘッド重心CG0に比して打撃フェイス1
1側に位置しているので、ダウンスイング時の慣性モー
メントは従来のメタルウッドクラブに比して小さくな
り、グリップを握った手でヘッド姿勢をコントロールし
やすい。
に、シャフト中心軸の位置にX軸を、X軸に垂直にY軸
を設定した場合を考える。X軸と本例のヘッド10のヘ
ッド重心CG及び従来のヘッドのヘッド重心CG0との
間の水平距離をL、L0、ヘッド重心CG、CG0の廻
りの慣性モーメントをIx とすると、X軸廻りの慣性モ
ーメントIX 、IX ’は、 IX =Ix +mL2 IX ’=Ix +mL02 で示され、L<L0であるので、IX <IX ’となる。
を打撃するまでの間にはヒール16側が後方に引ける動
きをするおそれがあるが,重心CGとシャフトとの間の
距離が短いので、ヒール16側が後方に引ける動きはほ
とんど示さず、トー15が前方に進む、いわゆるかぶり
現象も発生しない。
付与された本来のロフト角でもって打撃フェイス11を
ゴルフボールに打撃させることができ、ヘッド10の有
する運動量をゴルフボールに効率よく与えることがで
き、ゴルフボールを遠くまで飛球させることができる。
SZから外れた位置で打撃すると、打撃フェイス11で
ゴルフボールを打撃した瞬間にはヘッド10にはゴルフ
ボールからの打撃の反力に起因して、ヘッド重心の廻り
に回転させようとする反力が作用するが、本例のヘッド
10ではヘッド重心CGの廻りについての慣性モーメン
トが大きいので、ヘッド10はヘッド重心CG廻りに回
転し難い。
状となった従来のヘッドに比して長方形状に近い形状で
あるので、ヘッド重心廻りの慣性モーメントは従来のヘ
ッドに比して大きく、打撃の瞬間においてヘッドの姿勢
が安定し、ゴルフボールを意図する方向に正確に飛球さ
せることができる。
つの膨出部分を形成しているので、既に説明したように
スイートゾーンSZが広く、シャフトのクリップを握る
手に衝撃を受けることなく、ヘッドの有する運動量を効
率よくゴルフボールに伝えることができる。
確に飛行させることができるとともに、飛距離を大幅に
アップさせることができる。
実施形態を示す正面からの斜視図である。
る。
ための図である。
ための図である。
図である。
図である。
図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 中空状クラブヘッドを水平面上に自然に
置いて打撃フェイスを意図するプレーの線の方向に指向
させた時の垂直投影平面におけるヘッド背面の輪郭形状
には、ヘッド重心を通って意図するプレーの線の方向に
延びる直線を上記垂直投影平面に投影した左右基準線と
トーとの間及び上記左右基準線とヒールとの間の各々が
上記垂直投影平面において上記左右基準線に対して垂直
な前後基準線から最も後方に位置する最後方点を有する
ように膨出した輪郭形状が含まれていることを特徴とす
るウッド型クラブ。 - 【請求項2】 上記トー側の最後方点とトーとの間の上
記前後基準線の延びる方向の水平距離と、上記ヒール側
の最後方点とヒールとの間の上記前後基準線の延びる方
向の水平距離とが実質的に等しくなっている請求項1記
載のメタルウッドクラブ。 - 【請求項3】 上記トー側の最後方点とヒール側の最後
方点との間の上記前後基準線の延びる方向の水平距離
が、上記トーとヒールとの間の上記前後基準線の延びる
方向の水平距離の35%以上50%以下の範囲内の寸法
である請求項1又は2記載のメタルウッドクラブ。 - 【請求項4】 上記トー側の最後方点とヒール側の最後
方点とを結ぶ直線を上記垂直投影平面に投影した後方基
準線に対して垂直な方向における上記トー側の最後方点
と打撃フェイスとの間の水平距離と、上記ヒール側の最
後方点と打撃フェイスとの間の水平距離とが実質的に等
しいか、又は上記ヒール側の最後方点と打撃フェイスと
の間の水平距離が上記トー側の最後方点と打撃フェイス
との間の水平距離よりも大きくなっている請求項1ない
し3のいずれかに記載のメタルウッドクラブ。 - 【請求項5】 上記ヘッド背面の輪郭形状の上記トー側
の最後方点と上記ヒール側の最後方点との間の部分が滑
らかな曲率を有する凹状をなし、上記ヘッド背面の輪郭
形状が全体として把握した時に滑らかな曲率の2つの膨
出形状となっている請求項1ないし4のいずれかに記載
のメタルウッドクラブ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002332194A JP2003230642A (ja) | 2001-12-04 | 2002-11-15 | メタルウッドクラブ |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001369672 | 2001-12-04 | ||
JP2001-369672 | 2001-12-04 | ||
JP2002332194A JP2003230642A (ja) | 2001-12-04 | 2002-11-15 | メタルウッドクラブ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003230642A true JP2003230642A (ja) | 2003-08-19 |
Family
ID=27790447
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002332194A Pending JP2003230642A (ja) | 2001-12-04 | 2002-11-15 | メタルウッドクラブ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003230642A (ja) |
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-
2002
- 2002-11-15 JP JP2002332194A patent/JP2003230642A/ja active Pending
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