JPH11151324A - ウッドクラブヘッド - Google Patents
ウッドクラブヘッドInfo
- Publication number
- JPH11151324A JPH11151324A JP9336423A JP33642397A JPH11151324A JP H11151324 A JPH11151324 A JP H11151324A JP 9336423 A JP9336423 A JP 9336423A JP 33642397 A JP33642397 A JP 33642397A JP H11151324 A JPH11151324 A JP H11151324A
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- JP
- Japan
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- head
- height
- crown
- face
- wood club
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 低重心でありながらも有効打点距離が長くて
飛距離が増大し、しかもスライスが発生し難いものとす
る。 【解決手段】 ライ角通りにヘッド本体1をセットした
状態でフェース面2と正対する正面図におけるクラウン
部4の頂部輪郭線4Aを半径70mm以下の円弧に大略重
なるように形成し、ライ角通りにヘッド本体1をセット
した状態でボーゼル5高さからクラウン部4最頂部41
の高さを差し引いた値が+5乃至−10mmの範囲とさ
れ、ライ角通りにヘッド本体をセットした状態でトウ側
7のサイド11表面とクラウン部4表面とが交差して作
られる交線の高さが、クラウン部4最頂部の高さより1
0mm以上低位とされている。
飛距離が増大し、しかもスライスが発生し難いものとす
る。 【解決手段】 ライ角通りにヘッド本体1をセットした
状態でフェース面2と正対する正面図におけるクラウン
部4の頂部輪郭線4Aを半径70mm以下の円弧に大略重
なるように形成し、ライ角通りにヘッド本体1をセット
した状態でボーゼル5高さからクラウン部4最頂部41
の高さを差し引いた値が+5乃至−10mmの範囲とさ
れ、ライ角通りにヘッド本体をセットした状態でトウ側
7のサイド11表面とクラウン部4表面とが交差して作
られる交線の高さが、クラウン部4最頂部の高さより1
0mm以上低位とされている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ゴルフクラブヘ
ッドのウッドクラブヘッドに関する。
ッドのウッドクラブヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】ドライバーとかスプーンなどと呼ばれる
ウッドクラブでは、大きな飛距離と正確な方向性が要求
される。非力な一般のプレーヤーを対象にこの要求を満
たすものとして、近年、長尺でヘッドが大きくしかも軽
量なクラブが主流となってきている。長尺・軽量化によ
ってヘッドスピードを増加するとともに、ヘッドを大き
くしてスウィートエリアを広げボールとのミート率を向
上させるようになっている。また、ヘッドは低重心が進
められて、インパクト時にボールが高く上がり易いよう
に設計されている。
ウッドクラブでは、大きな飛距離と正確な方向性が要求
される。非力な一般のプレーヤーを対象にこの要求を満
たすものとして、近年、長尺でヘッドが大きくしかも軽
量なクラブが主流となってきている。長尺・軽量化によ
ってヘッドスピードを増加するとともに、ヘッドを大き
くしてスウィートエリアを広げボールとのミート率を向
上させるようになっている。また、ヘッドは低重心が進
められて、インパクト時にボールが高く上がり易いよう
に設計されている。
【0003】さらに、最近ではインパクト時にボールに
発生するバックスピンの量を少なくして飛距離を伸ばす
ために、フェース面の重心位置より上側のフェース面で
ボールを打撃し易いクラブヘッドが提案されていて、こ
のようなヘッドではフェース面上で重心からクラウン部
最頂部までの距離、即ち有効打点距離が大きく設定され
ている。
発生するバックスピンの量を少なくして飛距離を伸ばす
ために、フェース面の重心位置より上側のフェース面で
ボールを打撃し易いクラブヘッドが提案されていて、こ
のようなヘッドではフェース面上で重心からクラウン部
最頂部までの距離、即ち有効打点距離が大きく設定され
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、従来のウッ
ドクラブでは、ヘッドを大きくして長尺軽量とされた場
合においても、前述の有効打点距離を大きくしたヘッド
では、フェース面100のヒール101側からトウ10
2側に亘るフェースの全幅で前記有効打点距離が大きく
設定されているために、フェース面100は、図4に示
されるように、フェース面100の重心から上側の面積
(従って体積)が大きいほぼ四辺形の形状とされてい
る。このため、ヘッドの重心が十分に低くならず、特
に、非力なプレーヤーにとって打球が上がり難く飛距離
が伸びないという問題があった。
ドクラブでは、ヘッドを大きくして長尺軽量とされた場
合においても、前述の有効打点距離を大きくしたヘッド
では、フェース面100のヒール101側からトウ10
2側に亘るフェースの全幅で前記有効打点距離が大きく
設定されているために、フェース面100は、図4に示
されるように、フェース面100の重心から上側の面積
(従って体積)が大きいほぼ四辺形の形状とされてい
る。このため、ヘッドの重心が十分に低くならず、特
に、非力なプレーヤーにとって打球が上がり難く飛距離
が伸びないという問題があった。
【0005】また、ヘッドを大きくし長尺で軽量にした
結果、インパクト時にフェース面がターゲット方向に対
し直角となる所謂スクウェアな状態に戻り難くなること
から、打球がターゲット方向の右側(右打ちの場合)に
飛ぶスライス系の球筋となる傾向が発生し、打球の飛距
離、方向性ともに低下するという問題があった。
結果、インパクト時にフェース面がターゲット方向に対
し直角となる所謂スクウェアな状態に戻り難くなること
から、打球がターゲット方向の右側(右打ちの場合)に
飛ぶスライス系の球筋となる傾向が発生し、打球の飛距
離、方向性ともに低下するという問題があった。
【0006】そこで、この発明は、低重心でありながら
も有効打点距離が長くて飛距離が増大し、しかもスライ
スが発生し難い一般ゴルファー向けのウッドクラブヘッ
ドを提供することを目的とするものである。
も有効打点距離が長くて飛距離が増大し、しかもスライ
スが発生し難い一般ゴルファー向けのウッドクラブヘッ
ドを提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、この発明は、前面にボールを打撃するフェース面と
底部に前面から後面に延びるソール面及び上部に前面か
ら後面に延びるクラウン部を備えたヘッド本体にシャフ
トが装着されるホーゼルを設けたウッドクラブヘッドに
おいて、ライ角通りにヘッド本体をセットした状態でフ
ェース面と正対する正面図におけるクラウン部の頂部輪
郭線を半径70mm以下の円弧に大略重なるように形成し
たものである。
め、この発明は、前面にボールを打撃するフェース面と
底部に前面から後面に延びるソール面及び上部に前面か
ら後面に延びるクラウン部を備えたヘッド本体にシャフ
トが装着されるホーゼルを設けたウッドクラブヘッドに
おいて、ライ角通りにヘッド本体をセットした状態でフ
ェース面と正対する正面図におけるクラウン部の頂部輪
郭線を半径70mm以下の円弧に大略重なるように形成し
たものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下にこの発明の好適な実施例に
ついて図面を参照にして説明する。
ついて図面を参照にして説明する。
【0009】図1は、本実施例のドライバーウッドクラ
ブのヘッドの正面図である。このウッドクラブヘッド
は、前面にボールを打撃するフェース面2と底部に前面
から後面に延びるソール面3及び上部に前面から後面に
延びるクラウン部4を備えたヘッド本体1にシャフト1
0が装着されるホーゼル5を設けてある。このヘッド本
体1をライ角通りにセットした状態でフェース面2を正
対して見たときを正面図としてある。また、図2は、そ
の側面図を示す。なお、ヘッドは、全体がチタン合金の
鋳造で、270ccの大型ヘッドとしている。図1で、ヘ
ッド前方(ヘッド幅Wの中点よりフェース側)のクラウ
ン部4では、フェース面2を正しく飛球線にセットした
とき、この飛球線に直交する面に沿ったヘッド断面に於
いて、クラウン部4の頂部輪郭線4Aが半径70mmの円
弧とされている。また、フェース面2の頂部輪郭線2A
もほぼ全体が半径70mmの円弧とされている。フェース
面2の中央にソール面3より24mmの高さにフェース面
2の重心C.G.が配されており、その周辺に刻印した
4個の黒点6で囲む領域がスウィートエリアとされてい
る。前記重心C.G.からフェース面2の上端までの距
離、即ち有効打点距離は25mmに設定されている。
ブのヘッドの正面図である。このウッドクラブヘッド
は、前面にボールを打撃するフェース面2と底部に前面
から後面に延びるソール面3及び上部に前面から後面に
延びるクラウン部4を備えたヘッド本体1にシャフト1
0が装着されるホーゼル5を設けてある。このヘッド本
体1をライ角通りにセットした状態でフェース面2を正
対して見たときを正面図としてある。また、図2は、そ
の側面図を示す。なお、ヘッドは、全体がチタン合金の
鋳造で、270ccの大型ヘッドとしている。図1で、ヘ
ッド前方(ヘッド幅Wの中点よりフェース側)のクラウ
ン部4では、フェース面2を正しく飛球線にセットした
とき、この飛球線に直交する面に沿ったヘッド断面に於
いて、クラウン部4の頂部輪郭線4Aが半径70mmの円
弧とされている。また、フェース面2の頂部輪郭線2A
もほぼ全体が半径70mmの円弧とされている。フェース
面2の中央にソール面3より24mmの高さにフェース面
2の重心C.G.が配されており、その周辺に刻印した
4個の黒点6で囲む領域がスウィートエリアとされてい
る。前記重心C.G.からフェース面2の上端までの距
離、即ち有効打点距離は25mmに設定されている。
【0010】前記重心C.G.のほぼ真上にクラウン部
4の最頂部4Tが配されており、これよりトウ7側のサ
イド11の表面とクラウン部4の表面とが交差して形成
される交線12までの距離は正面図上で20mmとされて
いる。また、ソール面3を基点として、クラブシャフト
10が装着されるホーゼル5の高さから前記クラウン部
4の最頂部4Tの高さを減じた値を+2mmと小さくし
て、ホーゼル5の長さを短くして低重心に寄与させてい
る。なお、フェース面2には、ソール面3を接地してク
ラブをアドレスした際、水平面に対して傾斜することと
なるスコアライン13が刻設されていて、プレーヤーに
アップライトに構えた感じを生じせしめ、スライスが発
生しない安心感を与えるように配慮されている。なお、
符号8はヒールを示す。
4の最頂部4Tが配されており、これよりトウ7側のサ
イド11の表面とクラウン部4の表面とが交差して形成
される交線12までの距離は正面図上で20mmとされて
いる。また、ソール面3を基点として、クラブシャフト
10が装着されるホーゼル5の高さから前記クラウン部
4の最頂部4Tの高さを減じた値を+2mmと小さくし
て、ホーゼル5の長さを短くして低重心に寄与させてい
る。なお、フェース面2には、ソール面3を接地してク
ラブをアドレスした際、水平面に対して傾斜することと
なるスコアライン13が刻設されていて、プレーヤーに
アップライトに構えた感じを生じせしめ、スライスが発
生しない安心感を与えるように配慮されている。なお、
符号8はヒールを示す。
【0011】図2において、ヘッドの側面は、ヘッド後
部4Rの厚さをヘッド前部4Fの厚さに比べて急減した
所謂シャローバック形状として、重心位置を低く抑える
とともに、重量をヘッド後方に残して重心位置をできる
だけフェース後方に偏位させ重心深度を深めるような形
状とされている。また、図2の側面図から明らかのよう
に、前記交線12は、全線に亘ってクラウン部4の最頂
部4Tからほぼ19mm以上低位とされている。
部4Rの厚さをヘッド前部4Fの厚さに比べて急減した
所謂シャローバック形状として、重心位置を低く抑える
とともに、重量をヘッド後方に残して重心位置をできる
だけフェース後方に偏位させ重心深度を深めるような形
状とされている。また、図2の側面図から明らかのよう
に、前記交線12は、全線に亘ってクラウン部4の最頂
部4Tからほぼ19mm以上低位とされている。
【0012】図3において、トウ7側に突出されたヘッ
ドのトウ頂点11Tがフェース面2から後方の位置に配
されており、フェース面2の後方の重量が増加され重心
深度を一層深めるようにされている。このように重心深
度を深めることによって、低重心化によるスウィートエ
リアの減少が防止されている。また、フェース面2は、
1.5度のフック角αが付けられ、スライス防止が図ら
れている。本実施例では、上記構成とされている為、深
い重心深度でスウィートエリアが広く維持され、有効打
点距離の大きなセンターディープ形状と低重心とが両立
されて正確性と飛距離の増大が得られることに加え、斜
めのスコアライン13とフェース面2のフック角によっ
てスライスが起こり難く、シニアプレーヤーを含めた非
力なプレーヤーに最も適したウッドクラブヘッドが提供
される。
ドのトウ頂点11Tがフェース面2から後方の位置に配
されており、フェース面2の後方の重量が増加され重心
深度を一層深めるようにされている。このように重心深
度を深めることによって、低重心化によるスウィートエ
リアの減少が防止されている。また、フェース面2は、
1.5度のフック角αが付けられ、スライス防止が図ら
れている。本実施例では、上記構成とされている為、深
い重心深度でスウィートエリアが広く維持され、有効打
点距離の大きなセンターディープ形状と低重心とが両立
されて正確性と飛距離の増大が得られることに加え、斜
めのスコアライン13とフェース面2のフック角によっ
てスライスが起こり難く、シニアプレーヤーを含めた非
力なプレーヤーに最も適したウッドクラブヘッドが提供
される。
【0013】この発明において、クラウン頂部の輪郭に
ついては、クラウン頂部を凸状として、スイートエリア
上部の面積を広くするために、クラウン頂部を形成す
る前記円弧の半径は70〜40mmの範囲とし、フェー
ス長さのほぼ40%に相当するフェース中央部分のクラ
ウン頂部が上記範囲の値の半径の円弧で形成されている
ことが好ましい。また、前記クラウン部4の最頂部4T
の位置は、フェース面2内で、所謂スウィートエリアの
ほぼ真上に設定するのが好ましい。なお、上記実施例で
は、クラウン部4の頂部輪郭線4Aとともにフェース面
2の頂部輪郭線2Aも半径70mmの円弧としたが、本発
明の趣旨からして、クラウン部4の頂部輪郭線4Aのみ
を半径70mm以下の円弧とし、フェース面2の頂部輪郭
線2Aはクラウン頂部輪郭線4Aに近似する多角形等の
形状とすることができる。
ついては、クラウン頂部を凸状として、スイートエリア
上部の面積を広くするために、クラウン頂部を形成す
る前記円弧の半径は70〜40mmの範囲とし、フェー
ス長さのほぼ40%に相当するフェース中央部分のクラ
ウン頂部が上記範囲の値の半径の円弧で形成されている
ことが好ましい。また、前記クラウン部4の最頂部4T
の位置は、フェース面2内で、所謂スウィートエリアの
ほぼ真上に設定するのが好ましい。なお、上記実施例で
は、クラウン部4の頂部輪郭線4Aとともにフェース面
2の頂部輪郭線2Aも半径70mmの円弧としたが、本発
明の趣旨からして、クラウン部4の頂部輪郭線4Aのみ
を半径70mm以下の円弧とし、フェース面2の頂部輪郭
線2Aはクラウン頂部輪郭線4Aに近似する多角形等の
形状とすることができる。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、前面にボールを打撃するフェース面と底部に前面か
ら後面に延びるソール面及び上部に前面から後面に延び
るクラウン部を備えたヘッド本体にシャフトが装着され
るホーゼルを設けたウッドクラブヘッドにおいて、ライ
角通りにヘッド本体をセットした状態でフェース面と正
対する正面図におけるフェース面の頂部輪郭線又はこれ
とクラウン部の頂部輪郭線を半径70mm以下の円弧に大
略重なるように形成したので、クラウン頂部からトウ側
及びヒール側に向かってヘッドの厚さが急激に薄くな
り、トウ及びヒール側のヘッド上方の体積が減少されて
ヘッドが容易に低重心化され打球が上がり易くなる。し
かもフェース上方の輪郭もヘッドのクラウン部の輪郭に
近似するとされるため、クラウン頂部の下方のフェース
面ではフェース厚さが著しく厚くなって、前記有効打点
距離が大きくなる。この結果、打撃時フェース面に起こ
るギア効果によりバックスピン量が減少し飛距離の増大
が得られる。なお、前記円弧の半径が70mmを越えて大
きいと、トウ及びヒール側のヘッドが厚くなり過ぎて低
重心化と有効打点距離大の両立が困難となる。
ば、前面にボールを打撃するフェース面と底部に前面か
ら後面に延びるソール面及び上部に前面から後面に延び
るクラウン部を備えたヘッド本体にシャフトが装着され
るホーゼルを設けたウッドクラブヘッドにおいて、ライ
角通りにヘッド本体をセットした状態でフェース面と正
対する正面図におけるフェース面の頂部輪郭線又はこれ
とクラウン部の頂部輪郭線を半径70mm以下の円弧に大
略重なるように形成したので、クラウン頂部からトウ側
及びヒール側に向かってヘッドの厚さが急激に薄くな
り、トウ及びヒール側のヘッド上方の体積が減少されて
ヘッドが容易に低重心化され打球が上がり易くなる。し
かもフェース上方の輪郭もヘッドのクラウン部の輪郭に
近似するとされるため、クラウン頂部の下方のフェース
面ではフェース厚さが著しく厚くなって、前記有効打点
距離が大きくなる。この結果、打撃時フェース面に起こ
るギア効果によりバックスピン量が減少し飛距離の増大
が得られる。なお、前記円弧の半径が70mmを越えて大
きいと、トウ及びヒール側のヘッドが厚くなり過ぎて低
重心化と有効打点距離大の両立が困難となる。
【0015】また、ライ角通りにヘッド本体をセットし
た状態でホーゼル高さからクラウン部最頂部の高さを差
し引いた値が+5乃至−10mmの範囲とされるもので
は、クラウン最頂部の高さとホーゼル高さとの関係が規
定されるので、クラウン最頂部の高さがホーゼル高さよ
り極端に低くなることがなく、前記有効打点距離を大き
く設定し易くなる。なお、ホーゼル高さからクラウン最
頂部高さを引いた値が+5mmより大となるとホーゼルが
長くなり過ぎてヘッドのトウ・ヒール方向の慣性モーメ
ントがアンバランスとなり、他方前記値が−10mmを越
すとホーゼル長さが過小となりシャフト先端の耐久性を
低下させる惧れがある。
た状態でホーゼル高さからクラウン部最頂部の高さを差
し引いた値が+5乃至−10mmの範囲とされるもので
は、クラウン最頂部の高さとホーゼル高さとの関係が規
定されるので、クラウン最頂部の高さがホーゼル高さよ
り極端に低くなることがなく、前記有効打点距離を大き
く設定し易くなる。なお、ホーゼル高さからクラウン最
頂部高さを引いた値が+5mmより大となるとホーゼルが
長くなり過ぎてヘッドのトウ・ヒール方向の慣性モーメ
ントがアンバランスとなり、他方前記値が−10mmを越
すとホーゼル長さが過小となりシャフト先端の耐久性を
低下させる惧れがある。
【0016】さらに、ライ角通りにヘッド本体をセット
した状態でトウ側のサイド表面とクラウン面とが交差し
て作られる交線の高さをクラウン最頂部の高さより10
mm以上低く設定したものにあっては、ヘッドの低重心化
が容易となるとともにトウ側の重量が確実に減少される
ことからフェース面上の重心位置とシャフト軸間の距離
で表わされる重心距離が過大となることが抑制されて、
クラブスウイング時目標方向に対してフェース面が開く
スライス系の球筋となるトラブルを防ぎ易くなる。な
お、上記設定値は10〜30mmの範囲を好適とする。ま
た、この値が10mm未満となると少なくともトウ部分は
従来品の形状(図4参照)に近くなって本願の目的が達
成されない。
した状態でトウ側のサイド表面とクラウン面とが交差し
て作られる交線の高さをクラウン最頂部の高さより10
mm以上低く設定したものにあっては、ヘッドの低重心化
が容易となるとともにトウ側の重量が確実に減少される
ことからフェース面上の重心位置とシャフト軸間の距離
で表わされる重心距離が過大となることが抑制されて、
クラブスウイング時目標方向に対してフェース面が開く
スライス系の球筋となるトラブルを防ぎ易くなる。な
お、上記設定値は10〜30mmの範囲を好適とする。ま
た、この値が10mm未満となると少なくともトウ部分は
従来品の形状(図4参照)に近くなって本願の目的が達
成されない。
【図1】正面図。
【図2】側面図。
【図3】平面図。
【図4】従来例を示す正面図。
1 ヘッド本体 2 フェース面 3 ソール面 4 クラウン部 2A,4A 頂部輪郭線 5 ホーゼル 10 シャフト
Claims (3)
- 【請求項1】 前面にボールを打撃するフェース面と底
部に前面から後面に延びるソール面及び上部に前面から
後面に延びるクラウン部を備えたヘッド本体にシャフト
が装着されるホーゼルを設けたウッドクラブヘッドにお
いて、 ライ角通りにヘッド本体をセットした状態でフェース面
と正対する正面図におけるクラウン部の頂部輪郭線を半
径70mm以下の円弧に大略重なるように形成したことを
特徴とするウッドクラブヘッド。 - 【請求項2】 ライ角通りにヘッド本体をセットした状
態でホーゼル高さからクラウン部最頂部の高さを差し引
いた値が+5乃至−10mmの範囲とされることを特徴と
する請求項1に記載のウッドクラブヘッド。 - 【請求項3】 ライ角通りにヘッド本体をセットした状
態でトウ側のサイド表面とクラウン部表面とが交差して
作られる交線の高さが、クラウン部最頂部の高さより1
0mm以上低位とされていることを特徴とする請求項1又
は2に記載のウッドクラブヘッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9336423A JPH11151324A (ja) | 1997-11-20 | 1997-11-20 | ウッドクラブヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9336423A JPH11151324A (ja) | 1997-11-20 | 1997-11-20 | ウッドクラブヘッド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11151324A true JPH11151324A (ja) | 1999-06-08 |
Family
ID=18298984
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9336423A Pending JPH11151324A (ja) | 1997-11-20 | 1997-11-20 | ウッドクラブヘッド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11151324A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000262655A (ja) * | 1999-03-15 | 2000-09-26 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | ウッド型ゴルフクラブ |
JP2003010363A (ja) * | 2001-07-02 | 2003-01-14 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | ウッド型ゴルフクラブヘッド |
JP2008142321A (ja) * | 2006-12-11 | 2008-06-26 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | ゴルフクラブ |
-
1997
- 1997-11-20 JP JP9336423A patent/JPH11151324A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000262655A (ja) * | 1999-03-15 | 2000-09-26 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | ウッド型ゴルフクラブ |
JP2003010363A (ja) * | 2001-07-02 | 2003-01-14 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | ウッド型ゴルフクラブヘッド |
JP2008142321A (ja) * | 2006-12-11 | 2008-06-26 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | ゴルフクラブ |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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