JP2003229871A - 移動端末用識別子確保システムおよびその移動端末用識別子の確保方法 - Google Patents

移動端末用識別子確保システムおよびその移動端末用識別子の確保方法

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JP2003229871A
JP2003229871A JP2002027786A JP2002027786A JP2003229871A JP 2003229871 A JP2003229871 A JP 2003229871A JP 2002027786 A JP2002027786 A JP 2002027786A JP 2002027786 A JP2002027786 A JP 2002027786A JP 2003229871 A JP2003229871 A JP 2003229871A
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Nobuyuki Nakamura
信之 中村
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 移動端末が新たなサブネット領域内に移動す
る前に、次のサブネット領域で使用可能なアドレスを取
得することにより、ハンドオフ時の遅延やデータの損失
を減少させることができる移動端末用識別子確保ルータ
を提供する。 【解決手段】 移動端末は、移動体対応ルータに移動端
末用識別子とサブネット情報を含むメッセージを要求
し、受信したメッセージから移動端末用識別子の重複性
を検出して、重複性が無い場合には重複性の確認を中断
させ、移動体対応ルータは、移動端末からメッセージを
受信して隣接するサブネット領域の移動体対応ルータの
アドレスリストを保持し、移動端末に確保した移動端末
用識別子を送出し、また、移動端末用識別子を検出して
重複する移動端末用識別子を検出し、検出されない場合
に移動端末用識別子が使用可能であることを移動端末に
通知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多数の基地局毎の
サービス領域を切替ながら移動体の通信を継続させるこ
とができる移動通信網でIP(インターネットプロトコ
ル)パケットを送受信する移動通信システムにおいて、
移動端末用のアドレスとして使用される移動端末用識別
子を確保するシステムに関し、特に、移動通信網内に配
置されて移動端末用識別子を確保する移動体対応ルータ
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、IPパケットを用いる移動通
信網は、小さな通信網(ネットワーク)が集合して構成
されており、各通信網は、固有のネットワーク識別子を
有しており、個々の通信網を示す場合にはサブネット領
域と称されている。
【0003】各サブネット領域内には、少なくとも1個
以上の移動体に対応したルータが設置されており、その
ルータにより、各サブネット領域間の通信接続、およ
び、移動体中の移動端末と他の端末装置あるいは他のサ
ブネット領域との通信接続が可能になっている。
【0004】また、移動端末は、通信接続時に、その移
動端末に固有の1個のアドレスと、各サブネット領域で
一時的に使用可能である1個以上のアドレスを取得する
ことにより、他の端末装置との通信が可能である。特
に、移動端末が2個のサブネット領域間を移動中である
場合には、現行のサブネット領域を移動中に新しいサブ
ネット領域を移動端末が検出した段階で、移動端末が新
しいサブネット領域から、一時的に使用するアドレスを
取得しておき、サブネット領域のアドレス変更により通
信接続ができない時間が少なくなるように構成されてい
る。
【0005】一時的に使用するアドレスは、例えば、移
動体から、その移動体に対応するルータに対してルータ
自体のアドレスを移動体に貸し与えるように要求する方
法と、移動体から移動通信網中に設けられたアドレス発
行サーバに対してアドレスの発行要求を送出し、アドレ
ス発行サーバから一時的に使用するアドレスを貸しても
らう方法の2通りがある。
【0006】また、次世代のプロトコル仕様では、上記
した一時的に使用するアドレスについて、サブネット領
域により一意に定まるネットワーク識別子と、各移動端
末における通信網とのインターフェース部にサブネット
領域側から割り当てられる移動端末用識別子とを用い
て、移動端末がそのサブネット領域中で一時的に使用す
るアドレスを生成するようになっている。なお、移動端
末用識別子は、例えば、MAC(媒体アドレス制御)ア
ドレスを拡張することにより構成される。また、移動端
末用識別子としては、移動端末のインターフェース識別
子を用いる場合もあり、以下の説明における移動端末用
識別子という用語を用いる場合は、インターフェース識
別子を意味する場合を含んでいる。
【0007】MACアドレスは、例えば、通信回線網に
接続するための通信端末のインターフェースカード等の
製造時に割り当てられるアドレスであり、その部品特有
の値になっており、メーカーコード、製品番号等で構成
され、ハードウエア・アドレスと称されることもある。
MACアドレスは、上記したように部品特有の値を用い
ているため、あまり重複する事態は考えられないが、部
品番号等で各メーカー毎に設定する文字列が重複する可
能性がゼロであるとは断定できない。
【0008】そのため、次世代のプロトコル仕様を用い
る移動端末では、サブネット領域で一時的に使用するア
ドレスを生成する際に、近隣のサブネット領域で使用さ
れているアドレスと重複する事態が発生しないように、
事前に移動端末用識別子の重複がないことの確認を隣接
するサブネット領域のルータに対して行う。
【0009】移動端末用識別子の重複がないことの確認
方法としては、例えば、移動端末が、その移動装置の移
動端末用識別子が一部分となるアドレスを生成し、その
アドレスに対して、返事を要求するメッセージを送出す
る。つまり、一部が移動端末用識別子と一致するアドレ
スを生成して、メッセージを送出し、返事の有無を確認
する。返事が無ければ、重複するアドレスが無いことに
なり、そのアドレスをサブネット領域内で使用すること
ができる。
【0010】つまり、次世代のプロトコル仕様では、移
動端末が新たなサブネット領域内に移動した後に、移動
体からその新たなサブネット領域をサービス領域として
いるルータに対して、そのサブネット領域隣接するサブ
ネット領域で一時的に使用可能であるアドレスが使用可
能であるか否かが確認され、その結果が出てから、サブ
ネット領域で一時的に使用するアドレスが設定されてい
た。
【0011】上記した従来の各方法では、何れにして
も、移動端末が新たなサブネット領域内に移動した後
に、サブネット領域で一時的に使用するアドレスを取得
している。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、例え
ば、次世代のプロトコル仕様では、移動端末が新たなサ
ブネット領域内に移動した後に、移動端末用識別子から
生成したアドレスを隣接する各サブネット領域のルータ
に送出するので、返事が返ってくるまでに一定時間が必
要である。そのため、サブネット領域で使用するアドレ
スを取得するまでに時間が必要であることから、データ
送受信時の遅延時間が増大し、遅延時間中の送受信デー
タの損失が増加する場合があった。
【0013】本発明は、上述した如き従来の問題を解決
するためになされたものであって、移動端末が新たなサ
ブネット領域内に移動する前に、次のサブネット領域で
使用可能なアドレスを取得することにより、ハンドオフ
時の遅延やデータの損失を減少させることができる移動
端末用識別子確保システムおよび移動端末用識別子確保
ルータを提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、請求項1に記載した本発明の移動端末用識別子確保
システムは、各サブネット領域内に少なくとも1個以上
の移動端末に対応する移動体対応ルータが設置され、I
Pパケットを送受信する移動通信網において、移動端末
と各サブネット領域内の移動体対応ルータから構成さ
れ、サブネット領域内で移動端末が一時使用するアドレ
スを生成するための移動端末用識別子を確保するシステ
ムであって、移動端末は、サブネット情報を含むメッセ
ージの受信状況により、該移動端末が第1のサブネット
領域内に移動したことを検出し、第1のサブネット領域
の移動体対応ルータに対して、移動端末用識別子とサブ
ネット情報を含むメッセージを要求するメッセージを送
信するサブネット移動検出回路と、第1のサブネット領
域に隣接する少なくとも1個以上の第2のサブネット領
域から受信したメッセージから移動端末用識別子の重複
性の確認結果を検出する重複性通知検出回路と、該重複
性通知検出回路の検出結果で重複性が無い場合に、移動
端末内部で実施していた第2のサブネット領域における
移動端末用識別子の重複性の確認処理を中断させる探索
中断回路とを備え、移動体対応ルータは、移動端末から
の移動端末用識別子とサブネット情報を含むメッセージ
を要求するメッセージを受信することにより、サブネッ
ト領域内に移動端末が移動してきたことを検出する移動
端末検出回路と、自サブネット領域に隣接するサブネッ
ト領域の移動体対応ルータのアドレスのリストを保持す
る隣接移動体対応ルータリスト保持回路と、移動端末検
出回路で移動端末が検出された時に、隣接移動体対応ル
ータリスト保持回路にリストされた各アドレスの移動体
対応ルータに対して、確保した移動端末用識別子を重複
確認用に送出する移動端末用識別子送信回路と、受信し
た内容から確保された移動端末用識別子を検出する移動
端末用識別子受信検出回路と、検出された移動端末用識
別子と重複する移動端末用識別子を自サブネット領域内
から検出する移動端末用識別子重複可能性検出回路と、
検出された移動端末用識別子と重複する移動端末用識別
子が自サブネット領域内から検出されなかった場合に移
動端末用識別子が使用可能であり、検出された場合に移
動端末用識別子が使用不可能であることを移動端末に通
知する移動端末用識別子使用可能通知回路とを備えるこ
とを特徴とする。
【0015】また、請求項2の本発明は、請求項1に記
載の移動端末用識別子確保システムにおいて、移動体対
応ルータは、第2のサブネット領域中のルータとして使
用される場合に、移動端末からのサブネット情報を含む
メッセージを要求するメッセージを受信することによ
り、サブネット領域内に前記移動端末が移動してきたこ
とを検出する第2の移動端末検出回路を備え、移動端末
用識別子使用可能通知回路は、第2の移動端末検出回路
が移動端末を検出し、移動端末用識別子受信検出回路が
移動端末用識別子を受信した場合、移動端末用識別子が
使用可能であるかあるいは不可能であるかを前記移動端
末に通知することを特徴とする。
【0016】また、請求項3の本発明は、請求項1に記
載の移動端末用識別子確保システムにおいて、移動端末
のサブネット移動検出回路は、以前のサブネット領域か
らサブネット情報を含むメッセージを受信できなくなっ
た場合に、移動端末が第2のサブネット領域内に移動し
たことを検出することを特徴とする。
【0017】また、請求項4の本発明は、請求項1〜3
の何れかに記載の移動端末用識別子確保システムにおい
て、移動端末は、該移動端末が移動を開始したことを検
出し、第1のサブネット領域の移動体対応ルータに移動
開始メッセージを送出する移動開始検出回路を備え、移
動体対応ルータは、前記移動開始メッセージを受信する
ことにより、サブネット領域内の前記移動端末が移動開
始したことを検出する第2の移動開始検出回路を備え、
移動端末用識別子送信回路は、第2の移動開始検出回路
で移動開始が検出された時に、隣接移動体対応ルータリ
スト保持回路にリストされた各アドレスの移動体対応ル
ータに対して、確保した移動端末用識別子を重複確認用
に送出することを特徴とする。
【0018】また、請求項5の本発明は、請求項1〜4
の何れかに記載の移動端末用識別子確保システムにおい
て、移動体対応ルータは、隣接移動体対応ルータリスト
保持回路から送出されるアドレスリストから、所定のア
ルゴリズムに基づく選択を実施し、選択したアドレスを
移動端末用識別子送信回路に送信する移動体対応ルータ
選択回路を備えることを特徴とする。
【0019】また、請求項6の本発明は、請求項1〜5
の何れかに記載の移動端末用識別子確保システムにおい
て、移動端末は、移動端末用識別子使用可能通知回路か
ら、移動端末用識別子が使用不可能であることを受信し
た場合、移動体対応ルータで確保された移動端末用識別
子を用いて、サブネット領域内で移動端末が一時使用す
るアドレスを生成する処理を中止することを特徴とす
る。
【0020】また、請求項7の本発明は、請求項6に記
載の移動端末用識別子確保システムにおいて、移動端末
は、移動体対応ルータから受信した内容からアドレス通
知を検出するアドレス通知検出回路を備えることを特徴
とする。
【0021】また、請求項8の本発明は、請求項1〜7
の何れかに記載の移動端末用識別子確保システムにおい
て、移動端末は、該移動端末の移動速度を検出し、第1
のサブネット領域の移動体対応ルータに移動速度メッセ
ージを送出する移動速度検出回路を備え、移動体対応ル
ータは、移動速度メッセージを受信することにより、サ
ブネット領域内の移動端末の移動速度を検出する第2の
移動速度検出回路と、第2の移動速度検出回路で検出さ
れた移動速度により、移動端末用識別子送信回路からリ
ストされた各アドレスの移動体対応ルータに対して送出
される確保された移動端末用識別子の送出タイミング用
の信号を送出する速度依存タイミング検出回路を備える
ことを特徴とする。
【0022】また、請求項9の本発明は、請求項1〜8
の何れかに記載の移動端末用識別子確保システムにおい
て、移動体対応ルータは、移動端末が移動する間に、各
サブネット領域の各移動体対応ルータ間で送受信される
通信内容を基にして、現状の移動端末の位置で最適とな
るように、隣接移動体対応ルータリスト保持回路に保持
される隣接するサブネット領域の移動体対応ルータのア
ドレスのリスト内容を更新する隣接移動体対応ルータ検
出回路を備えることを特徴とする。
【0023】また、請求項10の本発明は、請求項1〜
8の何れかに記載の移動端末用識別子確保システムにお
いて、移動体対応ルータは、移動端末用識別子重複可能
性検出回路で重複する移動端末用識別子が検出された場
合、該サブネット領域内にアドレスを供給するサーバと
通信することにより代理アドレスを得て保持する代理ア
ドレス確保回路と、代理アドレス確保回路に保持された
代理アドレスを移動端末に送出する代理アドレス通知回
路を備えることを特徴とする。
【0024】また、請求項11の本発明は、請求項1〜
8の何れかに記載の移動端末用識別子確保システムにお
いて、移動体対応ルータは、移動端末から送出される移
動端末用識別子を確認するためのパケットを検出する移
動端末用識別子重複可能性検出回路と、移動端末用識別
子重複可能性検出回路の検出タイミングと、移動端末用
識別子受信検出回路の検出タイミングとから、両者が略
同時刻に検出されたことを判定する判定回路と、該判定
回路が略同時刻であることを判定した場合に、以降の移
動体対応ルータ側で実施する移動端末用識別子の重複性
を調査する処理を中止する処理中断回路を備えることを
特徴とする。
【0025】また、請求項12記載した本発明の移動端
末用識別子の確保方法は、各サブネット領域内に少なく
とも1個以上の移動端末に対応する移動体対応ルータが
設置され、IPパケットを送受信する移動通信網で、移
動端末と各サブネット領域内の移動体対応ルータから構
成される移動端末用識別子確保システムにおいて、移動
端末は、サブネット情報を含むメッセージの受信状況に
より、該移動端末が第1のサブネット領域内に移動した
ことを検出し、第1のサブネット領域の移動体対応ルー
タに対して、移動端末用識別子とサブネット情報を含む
メッセージを要求し、第1のサブネット領域に隣接する
少なくとも1個以上の第2のサブネット領域から受信し
たメッセージから移動端末用識別子の重複性の確認結果
を検出し、該重複性の検出結果で重複性が無い場合に、
移動端末内部で実施していた第2のサブネット領域にお
ける移動端末用識別子の重複性の確認処理を中断させ、
移動体対応ルータは、前記移動端末からの前記移動端末
用識別子とサブネット情報を含むメッセージを要求する
メッセージを受信することにより、サブネット領域内に
前記移動端末が移動してきたことを検出し、自サブネッ
ト領域に隣接するサブネット領域の移動体対応ルータの
アドレスのリストを保持し、移動端末が検出された時
に、リストされた各アドレスの移動体対応ルータに対し
て、確保した移動端末用識別子を重複確認用に送出し、
受信した内容から確保された移動端末用識別子を検出
し、検出された移動端末用識別子と重複する移動端末用
識別子を自サブネット領域内から検出し、検出された移
動端末用識別子と重複する移動端末用識別子が自サブネ
ット領域内から検出されなかった場合に移動端末用識別
子が使用可能であり、検出された場合に移動端末用識別
子が使用不可能であることを移動端末に通知するように
して、サブネット領域内で移動端末が一時使用するアド
レスを生成するための移動端末用識別子を確保すること
を特徴とする。
【0026】また、請求項13の本発明は、請求項12
に記載の移動端末用識別子の確保方法において、移動端
末は、該移動端末が移動を開始したことを検出し、第1
のサブネット領域の移動体対応ルータに移動開始メッセ
ージを送出し、移動体対応ルータは、移動開始メッセー
ジを受信することにより、サブネット領域内の移動端末
が移動開始したことを検出し、移動開始が検出された時
に、リストされた各アドレスの移動体対応ルータに対し
て、確保した移動端末用識別子を重複確認用に送出する
ことを特徴とする。
【0027】また、請求項14の本発明は、請求項12
または13に記載の移動端末用識別子の確保方法におい
て、移動端末は、該移動端末の移動速度を検出し、第1
のサブネット領域の移動体対応ルータに移動速度メッセ
ージを送出し、移動体対応ルータは、移動速度メッセー
ジを受信することにより、サブネット領域内の移動端末
の移動速度を検出し、該検出された移動速度により、リ
ストされた各アドレスの移動体対応ルータに対して送出
される確保された移動端末用識別子の送出タイミング用
の信号を送出することを特徴とする。
【0028】また、請求項15の本発明は、請求項12
〜14の何れかに記載の移動端末用識別子の確保方法に
おいて、移動体対応ルータは、重複する移動端末用識別
子が検出された場合、該サブネット領域内にアドレスを
供給するサーバと通信することにより代理アドレスを得
て、該代理アドレスを移動端末に送出することを特徴と
する。
【0029】また、請求項16の本発明は、請求項12
〜15の何れかに記載の移動端末用識別子の確保方法に
おいて、移動体対応ルータは、移動端末から送出される
移動端末用識別子を確認するためのパケットを検出し、
該パケットの検出タイミングと、確保された移動端末用
識別子の検出タイミングとから、両者が略同時刻に検出
されたことを判定し、両者が略同時刻であると判定した
場合に、以降の移動体対応ルータ側で実施する移動端末
用識別子の重複性を調査する処理を中止することを特徴
とする。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示した実施形態
に基づいて説明する。 実施の形態1.図1は、本発明の実施の形態1の移動端
末用識別子確保システムが使用される状況を説明する図
である。
【0031】まず、当初の時点では、移動通信網と通信
接続可能な移動端末を備える車両等である移動体V1
は、少なくとも1個の移動体対応ルータを備える1つの
サブネット領域(サービス領域)内を移動中であり、こ
れから、移動体対応ルータR1を備えるサブネット領域
A1に入るところであることとする。
【0032】移動体V1は、サブネット領域A1内を移
動し続け、やがて、サブネット領域A1と移動体対応ル
ータR2を備えるサブネット領域A2とが重なる領域に
入る。このサブネット領域A1とサブネット領域A2が
重なる領域では、移動体V1は、移動体対応ルータR1
および移動体対応ルータR2の両方と通信することにな
る。
【0033】さらに移動体V1が移動し続けると、サブ
ネット領域A1とサブネット領域A2は重ならなくな
り、サブネット領域A2のみの領域を移動することにな
る。この場合には、移動体V1は、移動体対応ルータR
2のみと通信することになる。
【0034】一方、1個の移動体対応ルータは、隣接す
る各移動体対応ルータと専用通信回線等で接続されてお
り、各移動体対応ルータ間で自在に通信することができ
る。図1では、例えば、移動体対応ルータR1の場合
は、移動体対応ルータR2だけでなく、移動体対応ルー
タR4、移動体対応ルータR6、移動体対応ルータR
8、移動体対応ルータR9、および、移動体対応ルータ
R19と専用通信回線等で接続されている。同様に、移
動体対応ルータR2の場合は、移動体対応ルータR1、
移動体対応ルータR3、移動体対応ルータR4、移動体
対応ルータR5、移動体対応ルータR6、および、移動
体対応ルータR7と専用通信回線等で接続されている。
【0035】図1の移動通信網は、各サブネット領域A
1〜A7内に少なくとも1個以上の移動端末に対応する
移動体対応ルータR1〜R7が設置され、IPパケット
を送受信する移動通信網である。移動体V1中に設置さ
れた移動端末と、各サブネット領域A1〜A7内の移動
体対応ルータR1〜R7は、各々、移動端末が位置する
サブネット領域内では、自在に通信することができる。
また、移動端末がサブネット領域内で一時使用するアド
レスは、上記したように、移動装置の移動端末用識別子
が一部分となるアドレスが用いられる。
【0036】図2は、本発明の実施の形態1の移動端末
用識別子確保システムで用いられる移動端末の構成を示
すブロック図である。移動端末1は、従来からの移動端
末としての機能を有する移動端末従来機能部10と、受
信した内容(メッセージ等)からそれらに含まれる通知
内容を検出する通知検出部20、サブネット情報を含む
メッセージの受信状況により、移動端末1が、第1のサ
ブネット領域(サービス領域:例えば、サブネット領域
A1)内に移動したことを検出し、第1のサブネット領
域の移動体対応ルータ(例えば、移動体対応ルータR
1)に対して、移動端末用識別子とサブネット情報を含
むメッセージを要求するメッセージを送信するサブネッ
ト移動検出回路31と、後述する重複性通知検出回路2
1の検出結果で重複性が無い場合に、移動端末1の内部
で実施していた第2のサブネット領域における移動端末
用識別子の重複性の確認処理を中断させる探索中断回路
32とを備えている。
【0037】移動端末従来機能部10内には、移動体対
応ルータとメッセージ等のデータを送受信するために信
号の各種パラメータの調整や変換を実施するネットワー
ク・インターフェース11と、受信内容から、移動体対
応ルータからのサブネット情報を含むメッセージを検出
するメッセージ検出回路12と、サブネット情報を含む
メッセージを検出した場合等に、隣接するサブネット領
域の移動体対応ルータに対して、例えば、移動端末用識
別子とサブネット情報を含むメッセージを要求するメッ
セージを送信すること等により、隣接するサブネット領
域における移動端末用識別子の重複状況を調べる近隣探
索部13を有している。
【0038】また、通知検出部20内には、第1のサブ
ネット領域(例えば、サブネット領域A1)に隣接する
少なくとも1個以上の第2のサブネット領域(例えば、
サブネット領域A2、サブネット領域A4、サブネット
領域A6、サブネット領域A8、サブネット領域A9、
および、サブネット領域A19)から受信したメッセー
ジから移動端末用識別子の重複性の確認結果を検出する
重複性通知検出回路21を有している。
【0039】また、移動端末1のサブネット移動検出回
路31は、例えば、移動体V1がサブネット領域A1に
入り、以前のサブネット領域からサブネット情報を含む
メッセージを受信できなくなった場合に、移動端末1が
第1のサブネット領域であるサブネット領域A1内に移
動したことを検出し、移動体V1がサブネット領域A2
に入り、サブネット領域A1からサブネット情報を含む
メッセージを受信できなくなった場合に、移動端末1が
第2のサブネット領域であるサブネット領域A2内に移
動したことを検出する。
【0040】図3は、本発明の実施の形態1の移動端末
用識別子確保システムで用いられる移動体対応ルータの
一部構成を示すブロック図であり、隣接する移動体対応
ルータに移動端末用識別子を送信する場合に用いられる
構成を示している。
【0041】移動体対応ルータ4は、従来からの移動体
対応ルータとしての機能を有するルータ従来機能部40
と、移動端末1が例えば移動体対応ルータR1のサブネ
ット領域A1に入ったこと、および、移動端末1の各種
動作のメッセージを検出するトリガ検出部50と、サブ
ネット領域A4に隣接する各サブネット領域の移動体対
応ルータのアドレスを送信先リストとして格納し、移動
端末用識別子の重複性の確認に必要途となるアドレスを
送出する送信先リスト記録部60と、送信先リスト記録
部60から出力されるリスト内容のアドレスに、トリガ
検出部50からの出力をトリガとして移動端末用識別子
を送信する移動端末用識別子送信回路70とを備えてい
る。
【0042】ルータ従来機能部40内には、移動体対応
ルータとメッセージ等のデータを送受信するために信号
の各種パラメータの調整や変換を実施するネットワーク
・インターフェース41を有している。
【0043】トリガ検出部50内には、移動端末1から
の移動端末用識別子とサブネット情報を含むメッセージ
を要求するメッセージを受信することにより、サブネッ
ト領域A1内に移動端末1が移動してきたことを検出す
る移動端末検出回路51を有している。
【0044】送信先リスト記録部60内には、自サブネ
ット領域A1に隣接するサブネット領域(A2、A4、
A6等)の移動体対応ルータ(R2、R4、R6等)の
アドレスのリストを保持する隣接移動体対応ルータリス
ト保持回路61を有している。
【0045】また、移動端末用識別子送信回路70は、
移動端末検出回路51で移動端末1が検出された時に、
隣接移動体対応ルータリスト保持回路61にリストされ
た各アドレスの移動体対応ルータ(R2、R4、R6
等)に対して、確保した移動端末用識別子を重複確認用
に送出する。
【0046】図4は、本発明の実施の形態1の移動端末
用識別子確保システムで用いられる移動体対応ルータの
一部構成を示すブロック図であり、移動端末用識別子を
受信する場合の隣接する移動体対応ルータに用いられる
構成を示している。
【0047】移動体対応ルータ4は、図4に示したよう
に、さらに、受信した内容から確保された移動端末用識
別子を検出する移動端末用識別子受信検出回路80と、
移動端末検出回路51と同様に通信相手が移動端末1で
ある場合に、移動端末1からの移動端末用識別子とサブ
ネット情報を含むメッセージを要求するメッセージを受
信することにより、サブネット領域A1内に移動端末1
が移動してきたことを検出する移動端末検出回路90
(第2の移動端末検出回路)と、移動端末用識別子の重
複調査、あるいは、他のアドレス資源を確保しておく調
査・資源確保部100と、アドレス資源あるいは移動端
末用識別子等を移動端末等に送信する送信回路部110
とを備えている。
【0048】なお、移動端末検出回路51と、第2の移
動端末検出回路である移動端末検出回路90とは共通し
た回路を用いても良い。
【0049】また、調査・資源確保部100には、検出
された移動端末用識別子と重複する移動端末用識別子を
自サブネット領域A1内から検出する移動端末用識別子
重複可能性検出回路101を有している。
【0050】また、送信回路部110には、検出された
移動端末用識別子と重複する移動端末用識別子が自サブ
ネット領域内から検出されなかった場合に移動端末用識
別子が使用可能であり、検出された場合に移動端末用識
別子が使用不可能であることを移動端末1に通知する移
動端末用識別子使用可能通知回路111を有している。
【0051】また、移動端末用識別子使用可能通知回路
111は、移動体対応ルータが第2のサブネット領域中
のルータとして使用される場合で、移動端末検出回路9
0(第2の移動端末検出回路)が移動端末1からのサブ
ネット情報を含むメッセージを要求するメッセージを受
信することにより、サブネット領域A1内に移動端末1
が移動してきたことを検出し、移動端末用識別子受信検
出回路80が移動端末用識別子を受信した場合には、移
動端末用識別子が使用可能であるかあるいは不可能であ
るかを移動端末1に通知する。
【0052】本実施の形態の動作としては、以下のよう
になる。図5は、本実施の形態1の移動端末用識別子確
保システムの動作を示すフローチャートである。
【0053】まず、ステップS1は、例えば、図2に示
した構成を有する移動端末1において実施される処理で
ある。 (A1) 移動体V1の移動により移動端末1が第1のルー
タ(例えば、R1)のサービス領域A1内に移動する。 (A2) メッセージ検出回路12では、前のルータ(例え
ばR8)のサブネット情報を含むメッセージの受信がで
きなくなる(不可)を検出する。 (A3) サブネット移動検出回路31では、第1のルータ
(例えばR1)に移動端末用識別子とサブネット情報を
含むメッセージの要求メッセージを送信する。 (A4) 近隣探索部13により、移動端末1独自により、
隣接サービス領域(例えば、A2、A4、A6等)内で
移動端末用識別子が重複する端末装置の存在を調査開始
する。
【0054】ステップS2は、例えば、図3に示した構
成を有する第1のルータ(例えば、R1)において実施
される処理である。 (B1) 移動端末検出回路51では、第1のルータへの要
求メッセージを受信する。 (B2) 移動端末検出回路51では、上記(B1)の受信によ
り、移動端末1が自サブネット領域(A1)に位置する
ことを検出する。 (B3) 移動端末用識別子送信回路70では、移動端末1
の移動端末用識別子を確保する。 (B4) 移動端末用識別子送信回路70は、隣接移動体対
応ルータリスト保持回路61から隣接ルータのアドレス
リストを読み出す。 (B5) 移動端末用識別子送信回路70は、読み出された
各隣接ルータのアドレスに向けて確保した移動端末用識
別子を送出する。
【0055】ステップS3は、例えば、図4に示した構
成を有する第2のルータ(例えば、R2)において実施
される処理である。 (C1) 移動端末用識別子受信検出回路80では、移動端
末用識別子を受信する。 (C2) 調査・資源確保部100では、移動端末用識別子
重複可能性検出回路101が、近隣探索により自サービ
ス領域A2内で移動端末用識別子が重複する端末装置の
存在を確認する。
【0056】ステップS4は、例えば、図2に示した移
動端末1において実施される処理である。 (A7) 移動体V1の移動により移動端末1は第2のルー
タ(R2)のサービス領域(A2)内に移動する。 (A8) メッセージ検出回路12は、第1のルータ(R
1)のサブネット情報を含むメッセージが受信できなく
なったこと(不可)を検出する。 (A9) サブネット移動検出回路31は、第2のルータ
(R2)に移動端末用識別子とサブネット情報を含むメ
ッセージの要求メッセージを送信する。 (A10) 近隣探索部13では、移動端末独自の調査とし
て、近隣探索部13によりサービス領域A2の隣接サー
ビス領域(A1、A3、A4、A5、A6、および、A
7)内で移動端末用識別子が重複する端末装置の存在を
調査開始する。
【0057】ステップS5は、再び、第2のルータにお
いて実施される処理であるが、この時点では、移動体V
1の移動により移動端末1は第2のルータ(R2)のサ
ービス領域(A2)内に移動しているので、まず、図3
に示した構成が用いられる。 (C4) 移動端末検出回路51では、第2のルータR2へ
の要求メッセージを受信する。 (C5) 移動端末検出回路51では、上記(C4)の受信によ
り移動端末1がサブネット(サービス)領域A2内に位
置することを検出する。 (C6) ここで、図4の移動端末用識別子重複可能性検出
回路101に格納されていた重複確認結果が読み出され
て、移動端末用識別子仕様可能通知回路111から、移
動端末1の移動端末用識別子の重複確認結果(OK)が移動
端末1に向けて送出される。
【0058】ステップS6は、再び、図2に示した移動
端末1において実施される処理である。 (A11) 重複性通知検出回路21では、第2のルータR2
からの重複確認結果(OK)を受信する。 (A12) 重複性通知検出回路21で重複確認結果を受信
したことから、探索中断回路32は、移動端末1側の近
隣探索部13で実施していた重複端末の調査を終了させ
る。
【0059】このように、本実施の形態では、移動端末
11が実際にそのサブネット領域に入る手前の領域に入
った段階で、そのサブネット領域における移動端末用識
別子の重複を確認することができるので、移動端末が新
たなサブネット領域内に移動する前に、次のサブネット
領域で使用可能なアドレスを取得することができ、ハン
ドオフ時の遅延やデータの損失を減少させることができ
る。
【0060】実施の形態2.上記した実施の形態1で
は、移動体V1が移動中に、サブネットA1に入り、次
に、サブネットA2へと移動する場合について説明した
が、以下の実施の形態2では、移動体V1が、例えば、
停車している状態から移動を開始する場合について説明
する。
【0061】本実施の形態2の移動端末用識別子確保シ
ステムが使用される状況は、実施の形態1と同様に図1
の場合である。また、図2は、本発明の実施の形態2の
移動端末用識別子確保システムで用いられる移動端末の
構成を示すブロック図である。
【0062】尚、以下の図において、図1〜図5に示し
た実施の形態1と同じ機能の部分については同じ符号を
付し、重複する説明を省略する。図6に示した本実施の
形態の移動端末が図2に示した実施の形態1の移動端末
と異なる点は、以下の点である。
【0063】本実施の形態の移動端末1aは、移動端末
1aが移動を開始したことを検出し、第1のサブネット
領域A1の移動体対応ルータR1に移動開始メッセージ
を送出する移動開始検出回路33を備えている点。
【0064】本実施の形態の移動端末1aは、移動端末
用識別子使用可能通知回路111から、移動端末用識別
子が使用不可能であることを受信した場合、移動体対応
ルータR1で確保された移動端末用識別子を用いて、サ
ブネット領域A1内で移動端末1が一時使用するアドレ
スを生成する処理を中止する点。
【0065】また、図7および図8に示した本実施の形
態の移動体対応ルータが図3および図4に示した実施の
形態1の移動体対応ルータと異なる点は、以下の点であ
る。
【0066】本実施の形態の移動体対応ルータ4aは、
移動開始メッセージを受信することにより、サブネット
領域A1内の移動端末1が移動開始したことを検出する
(第2の)移動開始検出回路52を備える点。
【0067】本実施の形態の移動体対応ルータ4aの移
動端末用識別子送信回路70は、(第2の)移動開始検
出回路52で移動開始が検出された時に、隣接移動体対
応ルータリスト保持回路61にリストされた各アドレス
の移動体対応ルータに対して、確保した移動端末用識別
子を重複確認用に送出する点。
【0068】さらに、本実施の形態の移動体対応ルータ
4aは、隣接移動体対応ルータリスト保持回路61から
送出されるアドレスリストから、所定のアルゴリズムに
基づく選択を実施し、選択したアドレスを移動端末用識
別子送信回路70に送信する移動体対応ルータ選択回路
62を備える点。
【0069】本実施の形態の動作としては、以下のよう
になる。図9は、本実施の形態2の移動端末用識別子確
保システムの動作を示すフローチャートである。
【0070】まず、ステップS11は、例えば、図6に
示した構成を有する移動端末1aにおいて実施される処
理である。 (D1) 移動開始検出回路33は、移動体V1が移動を開
始したことを検出する。 (D2) 移動開始検出回路33は、第1のルータ(例えば
R1)に移動開始のメッセージを送信する。 (D3) 近隣探索部13により、移動端末1独自により、
隣接サービス領域(例えば、A2、A4、A6等)内で
移動端末用識別子が重複する端末装置の存在を調査開始
する。
【0071】ステップS12は、例えば、図7に示した
構成を有する第1のルータ(例えば、R1)において実
施される処理である。 (E1) 移動開始検出回路52では、第1のルータへの移
動開始メッセージを受信する。 (E2) 移動開始検出回路52では、上記(E1)の受信によ
り、移動端末1を検出する。 (E3)〜(E5)の処理は、基本的には、実施の形態1の(B3)
〜(B5)の処理と類似するので説明を一部省略するが、(E
5)で隣接ルータから所定のアルゴリズムに基づき選択処
理を実施し、(E6)では選択されたアドレスを送出する点
で異なる。
【0072】ステップS13は、例えば、図8に示した
構成を有する第2のルータ(例えば、R2)において実
施される処理である。(F1)〜(F2)の処理も、基本的に
は、実施の形態1の(C1)〜(C2)の処理と同様であるので
説明を省略する。
【0073】ステップS14は、例えば、図6に示した
移動端末1において実施される処理である。(D6)〜(D9)
の処理は、実施の形態1の(A7)〜(A10)の処理と同様で
あるので説明を省略する。
【0074】ステップS15は、再び、第2のルータに
おいて実施される処理である。(F4)〜(F6)の処理も、基
本的には、実施の形態1の(C4)〜(C6)の処理と同様であ
るので説明を省略するが、(F6)の重複確認結果が、実施
の形態1ではOKであったものが、本実施の形態ではN
Gになっており、NGの重複確認結果を送信する点が異
なっている。
【0075】ステップS16は、再び、図6に示した移
動端末1において実施される処理である。(D10)の処理
も、基本的には、実施の形態1の(A11)〜(A12)の処理と
同様であるので説明を省略する。ただし、重複確認結果
が、実施の形態1ではOKであったものが、本実施の形
態ではNGになっており、NGの重複確認結果を受信す
る点が異なっている。また、(D11)の処理に示したよう
に、本実施の形態では、NGの重複確認結果を受信して
いることから、上記処理後に、移動端末用識別子が使用
不可能時に通常実施される処理を継続する点が異なって
いる。
【0076】このように、本実施の形態では、移動端末
1a内に移動開始検出回路33を設け、移動体対応ルー
タ4aにも移動開始検出回路52を設け、さらに、移動
体対応ルータ選択回路62を備えたので、移動体V1
が、例えば、停車している状態から移動を開始する場合
にも、そのサブネット領域における移動端末用識別子の
重複を確認することができ、選択処理により、移動する
可能性の高い移動体対応ルータを選択できるので、ネッ
トワーク資源を有効活用することができる。
【0077】実施の形態3.上記した実施の形態2で
は、移動体V1が停車している状態から移動を開始する
場合について説明したが、以下の実施の形態3では、移
動体V1の速度を検出して、速度に応じて移動端末用識
別子の送出と確認を実施する場合について説明する。
【0078】本実施の形態3の移動端末用識別子確保シ
ステムが使用される状況も、実施の形態1、2と同様に
図1の場合である。また、図10は、本発明の実施の形
態3の移動端末用識別子確保システムで用いられる移動
端末の構成を示すブロック図である。
【0079】図10に示した本実施の形態の移動端末が
図2に示した実施の形態1の移動端末と異なる点は、以
下の点である。
【0080】本実施の形態の移動端末1bは、移動体対
応ルータから受信した内容からアドレス通知を検出する
アドレス通知検出回路を備える点。
【0081】本実施の形態の移動端末1bは、移動端末
1の移動速度を検出し、第1のサブネット領域A1の移
動体対応ルータR1に移動速度メッセージを送出する移
動速度検出回路34を備える点。
【0082】図11および図12に示した本実施の形態
の移動体対応ルータが図3および図4に示した実施の形
態1の移動体対応ルータと異なる点は、以下の点であ
る。
【0083】本実施の形態の移動体対応ルータ4cは、
移動速度メッセージを受信することにより、サブネット
領域A1内の移動端末1の移動速度を検出する(第2
の)移動速度検出回路54と、移動速度検出回路54で
検出された移動速度により、移動端末用識別子送信回路
70からリストされた各アドレスの移動体対応ルータに
対して送出される確保された移動端末用識別子の送出タ
イミング用の信号を送出する速度依存タイミング検出回
路54を備える点。
【0084】本実施の形態の移動体対応ルータ4cは、
移動端末1が移動する間に、各サブネット領域の各移動
体対応ルータ間で送受信される通信内容を基にして、現
状の移動端末1の位置で最適となるように、隣接移動体
対応ルータリスト保持回路61に保持される隣接するサ
ブネット領域の移動体対応ルータのアドレスのリスト内
容を更新する隣接移動体対応ルータ検出回路63を備え
る点。
【0085】本実施の形態の移動体対応ルータ4cは、
移動端末用識別子重複可能性検出回路101で重複する
移動端末用識別子が検出された場合、そのサブネット領
域内にアドレスを供給するサーバと通信することにより
代理アドレスを得て保持する代理アドレス確保回路10
2と、代理アドレス確保回路102に保持された代理ア
ドレスを移動端末1に送出する代理アドレス通知回路1
12を備える点。
【0086】本実施の形態の動作としては、以下のよう
になる。図13は、本実施の形態3の移動端末用識別子
確保システムの動作を示すフローチャートである。
【0087】まず、ステップS31は、例えば、図10
に示した構成を有する移動端末1bにおいて実施される
処理である。 (G1) 移動速度検出回路34は、移動体V1の移動速度
を検出する。この移動速度の検出は、例えば、スピード
メータの信号から得ても良いし、GPS等で位置を検出
し、その単位時間あたりの位置の移動量から速度を算出
するようにしても良い。 (G2) 移動速度検出回路34は、第1のルータ(例えば
R1)に移動速度のメッセージを送信する。 (G3) 近隣探索部13により、移動端末1独自により、
隣接サービス領域(例えば、A2、A4、A6等)内で
移動端末用識別子が重複する端末装置の存在を調査開始
する。
【0088】ステップS32は、例えば、図11に示し
た構成を有する第1のルータ(例えば、R1)において
実施される処理である。 (H1) 移動速度検出回路53では、第1のルータへの移
動速度メッセージを受信する。 (H2) 移動速度検出回路53では、上記(H1)の受信によ
り、移動端末1を検出する。 (H3) 速度依存タイミング検出回路54では、移動速度
に対応させて、ハンドオフ準備開始タイミングを決定す
る。 (H4) この処理は、実施の形態1の(B3)の処理と同様で
あるので説明を省略する。 (H5) 移動端末用識別子送信回路70は、隣接移動体対
応ルータ検出回路63の処理により更新されている隣接
移動体対応ルータリスト保持回路61内のリストを、速
度依存タイミング検出回路54からのタイミング信号に
対応させて読み出す。 (H6) 移動体対応ルータ選択回路62では、読み出した
隣接ルータのアドレスから所定のアルゴリズムに基づき
選択処理を実施する。 (H7) この処理は、実施の形態1の(B5)の処理と同様で
あるので説明を省略する。
【0089】ステップS33は、例えば、図12に示し
た構成を有する第2のルータ(例えば、R2)において
実施される処理である。(J1)〜(J2)の処理も、基本的に
は、実施の形態1の(C1)〜(C2)の処理と同様であるので
説明を省略する。 (J4) 移動端末用識別子重複可能性検出回路101で、
重複する端末装置が検出された場合に、本実施の形態の
代理アドレス確保回路102は、そのサブネット領域A
1内にアドレスを供給するサーバ(不図示)と通信する
ことにより代理アドレスを得て保持する。
【0090】ステップS34は、例えば、図10に示し
た移動端末1において実施される処理である。(G9)〜(G
12)の処理は、実施の形態1の(A7)〜(A10)の処理と同様
であるので説明を省略する。
【0091】ステップS35は、再び、第2のルータに
おいて実施される処理である。(J5)〜(J7)の処理も、基
本的には、実施の形態1の(C4)〜(C6)の処理と同様であ
るので説明を省略するが、(J7)の重複確認結果が、実施
の形態1ではOKであったものが、本実施の形態ではN
Gになっており、NGの重複確認結果を送信する点が異
なっている。 (J8) 代理アドレス確保回路102に保持された代理ア
ドレスを一時的に利用可能なアドレスとして移動端末1
に送出する。
【0092】ステップS36は、再び、図10に示した
移動端末1において実施される処理である。(G13)〜(G1
4)の処理も、基本的には、実施の形態1の(A11)〜(A12)
の処理と同様であるので説明を省略するが、(G13)の重
複確認結果が、実施の形態1ではOKであったものが、
本実施の形態ではNGになっており、NGの重複確認結
果と一時的に利用可能なアドレスを受信する点が異なっ
ている。 (G15) また、本実施の形態では、一時的に利用可能な
代理アドレスを用いることができるので、上記処理後
に、通信を継続できる点が異なっている。
【0093】このように、本実施の形態では、移動端末
1b内に移動速度検出回路34を設け、移動体対応ルー
タ4bにも隣接移動体対応ルータ検出回路63、代理ア
ドレス確保回路102、および、代理アドレス通知回路
112を備えたので、移動体V1の移動速度に応じてア
ドレスを得ることができ、動的に隣接移動体対応ルータ
リストを更新でき、設置の際にそのサブネット領域周辺
の移動体対応ルータのアドレス等を入力する必要が無く
なり、設置が容易になる。
【0094】実施の形態4.上記した各実施の形態で
は、移動通信網内で使用される移動端末1および移動体
対応ルータが全て本発明に対応している場合について説
明したが、以下の実施の形態4では、移動通信網内で使
用される移動体対応ルータの中に本発明をサポートしな
い移動体対応ルータが混在している場合について説明す
る。
【0095】本実施の形態4の移動端末用識別子確保シ
ステムが使用される状況も、実施の形態1、2と同様に
図1の場合である。また、図14は、本発明の実施の形
態4の移動端末用識別子確保システムで用いられる移動
端末の構成を示すブロック図である。
【0096】図14に示した本実施の形態の移動端末が
図10に示した実施の形態3の移動端末と異なる点は、
以下の点である。
【0097】実施の形態2の移動開始検出回路33を備
える点。
【0098】図15および図16に示した本実施の形態
の移動体対応ルータが図11および図12に示した実施
の形態3の移動体対応ルータと異なる点は、以下の点で
ある。
【0099】本実施の形態の移動体対応ルータ4cは、
移動端末1から送出される移動端末用識別子を確認する
ためのパケットを検出する移動端末用識別子重複可能性
検出回路120と、移動端末用識別子重複可能性検出回
路120の検出タイミングと、移動端末用識別子受信検
出回路80の検出タイミングとから、両者が略同時刻に
検出されたことを判定する判定回路130と、判定回路
130が略同時刻であることを判定した場合に、以降の
移動体対応ルータ側で実施する移動端末用識別子の重複
性を調査する処理を中止する処理中断回路140を備え
る点である。
【0100】本実施の形態の動作としては、以下のよう
になる。図17は、本実施の形態4の移動端末用識別子
確保システムの動作を示すフローチャートである。
【0101】まず、ステップS51は、例えば、図14
に示した構成を有する移動端末1cにおいて実施される
処理である。 (K1) 移動端末1cは、上記した実施の形態1〜3の何
れかのメッセージ(要求メッセージ、移動開始メッセー
ジ、移動速度メッセージ)を第1の移動体対応ルータに
送信する。 (K2) 近隣探索部13により、移動端末1独自により、
隣接サービス領域(例えば、A2、A4、A6等)内で
移動端末用識別子が重複する端末装置の存在を調査開始
する。
【0102】ステップS52は、例えば、図15に示し
た構成を有する第1のルータ(例えば、R1)において
実施される処理である。 (L1) トリガ検出部50では、(K1)の何れかのメッセー
ジを受信する。 (L2) トリガ検出部50では、上記(L1)の受信により、
移動端末1を検出する。(L3)〜(L7)の処理は、実施の形
態3の(H3)〜(H7)の処理と同様であるので説明を省略す
る。
【0103】ステップS53は、例えば、図16に示し
た構成を有する第2のルータ(例えば、R2)において
実施される処理である。(M1)〜(M4)の処理も、実施の形
態3の(J1)〜(J4)の処理と同様であるので説明を省略す
る。
【0104】ステップS54は、例えば、図14に示し
た移動端末1において実施される処理である。(K5)、(K
7)、(K8)の処理は、実施の形態3の(G9)、(G11)、(G12)
の処理と同様であるので説明を省略する。 (K6) 上記した各実施の形態では、第1のルータのサブ
ネット情報を含むメッセージの受信不可を検出した後の
処理だったが、本実施の形態では、第1のルータのサブ
ネット情報を含むメッセージを継続して受信できる状態
で、かつ、第1のルータのサブネット情報を含むメッセ
ージを受信できる状態となっている。
【0105】ステップS55は、再び、第2のルータに
おいて実施される処理である。 (M5) 上記した実施の形態3の(J5)の処理と同様である
ので説明を省略する。 (M6) 移動端末用識別子重複可能性検出回路120で
は、移動端末1の近隣探索部13による移動端末用識別
子の重複を確認するためのパケットを検出する。 (M7) 判定回路130では、移動端末用識別子重複可能
性検出回路120の検出タイミングと、移動端末用識別
子受信回路80の検出タイミングが略同時刻であるか否
かを判定する。 (M8) 処理中断回路140は、上記した(M7)の判定結果
が略同時刻である場合に、以降の移動体対応ルータ側で
実施する移動端末用識別子の重複性を調査する処理を中
止し、その旨を移動端末1に送出する。
【0106】ステップS56は、再び、図14に示した
移動端末1において実施される処理である。 (K9) 実施の形態3の(G14)の処理と同様であるので説
明を省略する。このように、本実施の形態では、2つの
サブネットの両方の移動体対応ルータと通信可能である
場合に、移動端末1の近隣探索部13からのによる移動
端末用識別子の重複を確認するためのパケットを検出す
る移動端末用識別子重複可能性検出回路120と、移動
端末用識別子重複可能性検出回路120の検出タイミン
グと、移動端末用識別子受信回路80の検出タイミング
が略同時刻であるか否かを判定する判定回路130と、
判定回路130の判定結果が略同時刻である場合に、以
降の移動体対応ルータ側で実施する移動端末用識別子の
重複性を調査する処理を中止し、その旨を移動端末1に
送出する処理中断回路140を設けたので、移動通信網
内で使用される移動体対応ルータの中に本発明をサポー
トしない移動体対応ルータが混在している場合であって
も、従来の移動装置や移動体対応ルータの動作に悪影響
を与えることがなくなる。
【0107】また、本実施の形態では、移動端末1c内
に、サブネット移動検出回路31に加えて、移動開始検
出回路33と移動速度検出回路34を設け、移動体対応
ルータ4cにも、移動端末検出回路51に加えて、移動
開始検出回路52、移動速度検出回路53、および、速
度依存タイミング検出回路54を設けているので、上記
した実施の形態1〜3で説明した各種のメッセージの全
ての場合に対応させて、移動端末用識別子の重複確認を
実施することができる。
【0108】
【発明の効果】上記のように本発明では、移動端末が実
際にそのサブネット領域に入る手前の領域に入った段階
で、そのサブネット領域における移動端末用識別子の重
複を確認することができるので、移動端末が新たなサブ
ネット領域内に移動する前に、次のサブネット領域で使
用可能なアドレスを取得することができ、ハンドオフ時
の遅延やデータの損失を減少させることができる。
【0109】また、移動端末内に移動開始検出回路を設
け、移動体対応ルータにも移動開始検出回路を設け、さ
らに、移動体対応ルータ選択回路を備えた本発明では、
移動体が、例えば、停車している状態から移動を開始す
る場合にも、そのサブネット領域における移動端末用識
別子の重複を確認することができ、選択処理により、移
動する可能性の高い移動体対応ルータを選択できるの
で、ネットワーク資源を有効活用することができる。
【0110】また、移動端末内に移動速度検出回路を設
け、移動体対応ルータにも隣接移動体対応ルータ検出回
路、代理アドレス確保回路、および、代理アドレス通知
回路を備えた本発明では、移動体の移動速度に応じてア
ドレスを得ることができ、動的に隣接移動体対応ルータ
リストを更新できるので、設置の際にそのサブネット領
域周辺の移動体対応ルータのアドレス等を入力する必要
が無くなり、設置が容易になる。
【0111】また、2つのサブネットの両方の移動体対
応ルータと通信可能である場合に、移動端末の近隣探索
部からのによる移動端末用識別子の重複を確認するため
のパケットを検出する移動端末用識別子重複可能性検出
回路と、移動端末用識別子重複可能性検出回路の検出タ
イミングと、移動端末用識別子受信回路の検出タイミン
グが略同時刻であるか否かを判定する判定回路と、判定
回路の判定結果が略同時刻である場合に、以降の移動体
対応ルータ側で実施する移動端末用識別子の重複性を調
査する処理を中止し、その旨を移動端末に送出する処理
中断回路を設けた本発明では、移動通信網内で使用され
る移動体対応ルータの中に本発明をサポートしない移動
体対応ルータが混在している場合であっても、従来の移
動装置や移動体対応ルータの動作に悪影響を与えること
がなくなる。
【0112】また、移動端末内に、サブネット移動検出
回路に加えて、移動開始検出回路と移動速度検出回路を
設け、移動体対応ルータにも、移動端末検出回路に加え
て、移動開始検出回路、移動速度検出回路、および、速
度依存タイミング検出回路を設けた本発明では、各種
(要求メッセージ、移動開始メッセージ、移動速度メッ
セージ)のメッセージの全ての場合に対応させて、移動
端末用識別子の重複確認を実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1の移動端末用識別子確保システ
ムが使用される状況を説明する図である。
【図2】 実施の形態1の移動端末用識別子確保システ
ムで用いられる移動端末の構成を示すブロック図であ
る。
【図3】 実施の形態1の移動端末用識別子確保システ
ムで用いられる移動体対応ルータの一部構成を示すブロ
ック図である。
【図4】 実施の形態1の移動端末用識別子確保システ
ムで用いられる移動体対応ルータの一部構成を示すブロ
ック図である。
【図5】 実施の形態1の移動端末用識別子確保システ
ムの動作を示すフローチャートである。
【図6】 実施の形態2の移動端末用識別子確保システ
ムで用いられる移動端末の構成を示すブロック図であ
る。
【図7】 実施の形態2の移動端末用識別子確保システ
ムで用いられる移動体対応ルータの一部構成を示すブロ
ック図である。
【図8】 実施の形態2の移動端末用識別子確保システ
ムで用いられる移動体対応ルータの一部構成を示すブロ
ック図である。
【図9】 実施の形態2の移動端末用識別子確保システ
ムの動作を示すフローチャートである。
【図10】 実施の形態3の移動端末用識別子確保シス
テムで用いられる移動端末の構成を示すブロック図であ
る。
【図11】 実施の形態3の移動端末用識別子確保シス
テムで用いられる移動体対応ルータの一部構成を示すブ
ロック図である。
【図12】 実施の形態3の移動端末用識別子確保シス
テムで用いられる移動体対応ルータの一部構成を示すブ
ロック図である。
【図13】 実施の形態3の移動端末用識別子確保シス
テムの動作を示すフローチャートである。
【図14】 実施の形態4の移動端末用識別子確保シス
テムで用いられる移動端末の構成を示すブロック図であ
る。
【図15】 実施の形態4の移動端末用識別子確保シス
テムで用いられる移動体対応ルータの一部構成を示すブ
ロック図である。
【図16】 実施の形態4の移動端末用識別子確保シス
テムで用いられる移動体対応ルータの一部構成を示すブ
ロック図である。
【図17】 実施の形態4の移動端末用識別子確保シス
テムの動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1、1a〜1c 移動端末、 4、4a〜4c 移動体
対応ルータ、 10移動端末従来機能部、 11 ネッ
トワーク・インターフェース、 12 メッセージ検出
回路、 13 近隣探索部、 20 通知検出部、 2
1 重複性通知検出回路、 31 サブネット移動検出
回路、 32 探索中断回路、 40ルータ従来機能
部、 41 ネットワーク・インターフェース、 50
トリガ検出部、 51 移動端末検出回路、 60
送信先リスト記録部、 61隣接移動体対応ルータリス
ト保持回路、 70 移動端末用識別子送信回路、80
移動端末用識別子受信回路、 90 移動端末検出回
路、 100 調査・資源確保部、 101 移動端末
用識別子重複可能性検出回路、 110 送信回路部、
111 移動端末用識別子使用可能通知回路。

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各サブネット領域内に少なくとも1個以
    上の移動端末に対応する移動体対応ルータが設置され、
    IPパケットを送受信する移動通信網において、移動端
    末と各サブネット領域内の移動体対応ルータから構成さ
    れ、サブネット領域内で移動端末が一時使用するアドレ
    スを生成するための移動端末用識別子を確保するシステ
    ムであって、 前記移動端末は、 サブネット情報を含むメッセージの受信状況により、該
    移動端末が第1のサブネット領域内に移動したことを検
    出し、第1のサブネット領域の移動体対応ルータに対し
    て、移動端末用識別子とサブネット情報を含むメッセー
    ジを要求するメッセージを送信するサブネット移動検出
    回路と、 第1のサブネット領域に隣接する少なくとも1個以上の
    第2のサブネット領域から受信したメッセージから移動
    端末用識別子の重複性の確認結果を検出する重複性通知
    検出回路と、 該重複性通知検出回路の検出結果で重複性が無い場合
    に、移動端末内部で実施していた前記第2のサブネット
    領域における移動端末用識別子の重複性の確認処理を中
    断させる探索中断回路とを備え、 前記移動体対応ルータは、 前記移動端末からの前記移動端末用識別子とサブネット
    情報を含むメッセージを要求するメッセージを受信する
    ことにより、サブネット領域内に前記移動端末が移動し
    てきたことを検出する移動端末検出回路と、 自サブネット領域に隣接するサブネット領域の移動体対
    応ルータのアドレスのリストを保持する隣接移動体対応
    ルータリスト保持回路と、 前記移動端末検出回路で移動端末が検出された時に、前
    記隣接移動体対応ルータリスト保持回路にリストされた
    各アドレスの移動体対応ルータに対して、確保した移動
    端末用識別子を重複確認用に送出する移動端末用識別子
    送信回路と、 受信した内容から前記確保された移動端末用識別子を検
    出する移動端末用識別子受信検出回路と、 検出された前記移動端末用識別子と重複する移動端末用
    識別子を自サブネット領域内から検出する移動端末用識
    別子重複可能性検出回路と、 検出された前記移動端末用識別子と重複する移動端末用
    識別子が自サブネット領域内から検出されなかった場合
    に前記移動端末用識別子が使用可能であり、検出された
    場合に前記移動端末用識別子が使用不可能であることを
    前記移動端末に通知する移動端末用識別子使用可能通知
    回路とを備えることを特徴とする移動端末用識別子確保
    システム。
  2. 【請求項2】 前記移動体対応ルータは、前記第2のサ
    ブネット領域中のルータとして使用される場合に、前記
    移動端末からのサブネット情報を含むメッセージを要求
    するメッセージを受信することにより、サブネット領域
    内に前記移動端末が移動してきたことを検出する第2の
    移動端末検出回路を備え、 前記移動端末用識別子使用可能通知回路は、第2の移動
    端末検出回路が前記移動端末を検出し、前記移動端末用
    識別子受信検出回路が前記移動端末用識別子を受信した
    場合、前記移動端末用識別子が使用可能であるかあるい
    は不可能であるかを前記移動端末に通知することを特徴
    とする請求項1に記載の移動端末用識別子確保システ
    ム。
  3. 【請求項3】 前記移動端末のサブネット移動検出回路
    は、以前のサブネット領域からサブネット情報を含むメ
    ッセージを受信できなくなった場合に、移動端末が前記
    第2のサブネット領域内に移動したことを検出すること
    を特徴とする請求項1に記載の移動端末用識別子確保シ
    ステム。
  4. 【請求項4】 前記移動端末は、該移動端末が移動を開
    始したことを検出し、前記第1のサブネット領域の移動
    体対応ルータに移動開始メッセージを送出する移動開始
    検出回路を備え、 前記移動体対応ルータは、前記移動開始メッセージを受
    信することにより、サブネット領域内の前記移動端末が
    移動開始したことを検出する第2の移動開始検出回路を
    備え、 前記移動端末用識別子送信回路は、前記第2の移動開始
    検出回路で移動開始が検出された時に、前記隣接移動体
    対応ルータリスト保持回路にリストされた各アドレスの
    移動体対応ルータに対して、確保した移動端末用識別子
    を重複確認用に送出することを特徴とする請求項1〜3
    の何れかに記載の移動端末用識別子確保システム。
  5. 【請求項5】 前記移動体対応ルータは、前記隣接移動
    体対応ルータリスト保持回路から送出されるアドレスリ
    ストから、所定のアルゴリズムに基づく選択を実施し、
    選択したアドレスを移動端末用識別子送信回路に送信す
    る移動体対応ルータ選択回路を備えることを特徴とする
    請求項1〜4の何れかに記載の移動端末用識別子確保シ
    ステム。
  6. 【請求項6】 前記移動端末は、前記移動端末用識別子
    使用可能通知回路から、前記移動端末用識別子が使用不
    可能であることを受信した場合、前記移動体対応ルータ
    で確保された前記移動端末用識別子を用いて、サブネッ
    ト領域内で移動端末が一時使用するアドレスを生成する
    処理を中止することを特徴とする請求項1〜5の何れか
    に記載の移動端末用識別子確保システム。
  7. 【請求項7】 前記移動端末は、前記移動体対応ルータ
    から受信した内容からアドレス通知を検出するアドレス
    通知検出回路を備えることを特徴とする請求項6に記載
    の移動端末用識別子確保システム。
  8. 【請求項8】 前記移動端末は、該移動端末の移動速度
    を検出し、前記第1のサブネット領域の移動体対応ルー
    タに移動速度メッセージを送出する移動速度検出回路を
    備え、 前記移動体対応ルータは、前記移動速度メッセージを受
    信することにより、サブネット領域内の前記移動端末の
    移動速度を検出する第2の移動速度検出回路と、 該第2の移動速度検出回路で検出された移動速度によ
    り、前記移動端末用識別子送信回路からリストされた各
    アドレスの移動体対応ルータに対して送出される確保さ
    れた移動端末用識別子の送出タイミング用の信号を送出
    する速度依存タイミング検出回路を備えることを特徴と
    する請求項1〜7の何れかに記載の移動端末用識別子確
    保システム。
  9. 【請求項9】 前記移動体対応ルータは、前記移動端末
    が移動する間に、前記各サブネット領域の各移動体対応
    ルータ間で送受信される通信内容を基にして、現状の移
    動端末の位置で最適となるように、前記隣接移動体対応
    ルータリスト保持回路に保持される隣接するサブネット
    領域の移動体対応ルータのアドレスのリスト内容を更新
    する隣接移動体対応ルータ検出回路を備えることを特徴
    とする請求項1〜8の何れかに記載の移動端末用識別子
    確保システム。
  10. 【請求項10】 前記移動体対応ルータは、前記移動端
    末用識別子重複可能性検出回路で重複する移動端末用識
    別子が検出された場合、該サブネット領域内にアドレス
    を供給するサーバと通信することにより代理アドレスを
    得て保持する代理アドレス確保回路と、 代理アドレス確保回路に保持された代理アドレスを移動
    端末に送出する代理アドレス通知回路を備えることを特
    徴とする請求項1〜8の何れかに記載の移動端末用識別
    子確保システム。
  11. 【請求項11】 前記移動体対応ルータは、移動端末か
    ら送出される移動端末用識別子を確認するためのパケッ
    トを検出する移動端末用識別子重複可能性検出回路と、 移動端末用識別子重複可能性検出回路の検出タイミング
    と、前記移動端末用識別子受信検出回路の検出タイミン
    グとから、両者が略同時刻に検出されたことを判定する
    判定回路と、 該判定回路が略同時刻であることを判定した場合に、以
    降の移動体対応ルータ側で実施する移動端末用識別子の
    重複性を調査する処理を中止する処理中断回路を備える
    ことを特徴とする請求項1〜8の何れかに記載の移動端
    末用識別子確保システム。
  12. 【請求項12】 各サブネット領域内に少なくとも1個
    以上の移動端末に対応する移動体対応ルータが設置さ
    れ、IPパケットを送受信する移動通信網で、移動端末
    と各サブネット領域内の移動体対応ルータから構成され
    る移動端末用識別子確保システムにおいて、 前記移動端末は、 サブネット情報を含むメッセージの受信状況により、該
    移動端末が第1のサブネット領域内に移動したことを検
    出し、第1のサブネット領域の移動体対応ルータに対し
    て、移動端末用識別子とサブネット情報を含むメッセー
    ジを要求し、 第1のサブネット領域に隣接する少なくとも1個以上の
    第2のサブネット領域から受信したメッセージから移動
    端末用識別子の重複性の確認結果を検出し、 該重複性の検出結果で重複性が無い場合に、移動端末内
    部で実施していた前記第2のサブネット領域における移
    動端末用識別子の重複性の確認処理を中断させ、 前記移動体対応ルータは、 前記移動端末からの前記移動端末用識別子とサブネット
    情報を含むメッセージを要求するメッセージを受信する
    ことにより、サブネット領域内に前記移動端末が移動し
    てきたことを検出し、 自サブネット領域に隣接するサブネット領域の移動体対
    応ルータのアドレスのリストを保持し、 前記移動端末が検出された時に、前記リストされた各ア
    ドレスの移動体対応ルータに対して、確保した移動端末
    用識別子を重複確認用に送出し、 受信した内容から前記確保された移動端末用識別子を検
    出し、 検出された前記移動端末用識別子と重複する移動端末用
    識別子を自サブネット領域内から検出し、 検出された前記移動端末用識別子と重複する移動端末用
    識別子が自サブネット領域内から検出されなかった場合
    に前記移動端末用識別子が使用可能であり、検出された
    場合に前記移動端末用識別子が使用不可能であることを
    前記移動端末に通知するようにして、サブネット領域内
    で移動端末が一時使用するアドレスを生成するための移
    動端末用識別子を確保することを特徴とする移動端末用
    識別子の確保方法。
  13. 【請求項13】 前記移動端末は、該移動端末が移動を
    開始したことを検出し、前記第1のサブネット領域の移
    動体対応ルータに移動開始メッセージを送出し、 前記移動体対応ルータは、前記移動開始メッセージを受
    信することにより、サブネット領域内の前記移動端末が
    移動開始したことを検出し、 移動開始が検出された時に、前記リストされた各アドレ
    スの移動体対応ルータに対して、確保した移動端末用識
    別子を重複確認用に送出することを特徴とする請求項1
    2に記載の移動端末用識別子の確保方法。
  14. 【請求項14】 前記移動端末は、該移動端末の移動速
    度を検出し、前記第1のサブネット領域の移動体対応ル
    ータに移動速度メッセージを送出し、 前記移動体対応ルータは、前記移動速度メッセージを受
    信することにより、サブネット領域内の前記移動端末の
    移動速度を検出し、 該検出された移動速度により、前記リストされた各アド
    レスの移動体対応ルータに対して送出される確保された
    移動端末用識別子の送出タイミング用の信号を送出する
    ことを特徴とする請求項12または13に記載の移動端
    末用識別子の確保方法。
  15. 【請求項15】 前記移動体対応ルータは、前記重複す
    る移動端末用識別子が検出された場合、該サブネット領
    域内にアドレスを供給するサーバと通信することにより
    代理アドレスを得て、 該代理アドレスを移動端末に送出することを特徴とする
    請求項12〜14の何れかに記載の移動端末用識別子の
    確保方法。
  16. 【請求項16】 前記移動体対応ルータは、移動端末か
    ら送出される移動端末用識別子を確認するためのパケッ
    トを検出し、 該パケットの検出タイミングと、前記確保された移動端
    末用識別子の検出タイミングとから、両者が略同時刻に
    検出されたことを判定し、 前記両者が略同時刻であると判定した場合に、以降の移
    動体対応ルータ側で実施する移動端末用識別子の重複性
    を調査する処理を中止することを特徴とする請求項12
    〜15の何れかに記載の移動端末用識別子の確保方法。
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