JP2003229656A - はんだパターン形成方法及び多面取り回路基板 - Google Patents

はんだパターン形成方法及び多面取り回路基板

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JP2003229656A
JP2003229656A JP2002027350A JP2002027350A JP2003229656A JP 2003229656 A JP2003229656 A JP 2003229656A JP 2002027350 A JP2002027350 A JP 2002027350A JP 2002027350 A JP2002027350 A JP 2002027350A JP 2003229656 A JP2003229656 A JP 2003229656A
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board
circuit
circuit board
boards
circuit boards
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JP2002027350A
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Masayuki Suzuki
雅之 鈴木
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NEC AccessTechnica Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 異なる機能を有する回路基板が混在する場合
であっても、生産コストを低減することができる。 【解決手段】 多面取り回路基板1は、互いに表裏が反
転された以外は同一の回路パターンを有し、マスクRO
M等が実装されることとなる2つのROMボード2、3
と、互いに表裏が反転された以外は同一の回路パターン
を有し、SDRAM等が実装されることとなる2つのR
AMボード4、5とを備えている。ここで、ROMボー
ド2、3のうち一方は、他方を反転軸Y0の周りに18
0°回転させた状態で配置され、かつ、RAMボード
4、5のうち一方は、他方を上記反転軸Y0の周りに1
80°回転させた状態で配置されていることにより、各
ボードの配置状態は、多面取り回路基板1の表面1a側
と裏面1b側とで、細部まで同一とされている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、はんだパターン
形成方法及び多面取り回路基板に係り、多面取り回路基
板を構成しROMやRAM等が実装される各回路基板に
はんだパターンを形成するためのはんだパターン形成方
法、及びROM機能やRAM能等異なる機能を有する回
路基板が混在する多面取り回路基板に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばハンドヘルドPC等の携帯情報端
末では、異なる言語のモデルの生産やOSのバージョン
アップを容易に行えるようにするために、ROM機能を
ドータボード化し、容易に交換可能なように構成してい
る。また、RAM機能もオプションでの容量アップを実
現するために、同じくドータボード化している。すなわ
ち、これらのドータボードをマザーボードに搭載してメ
モリ容量の増大や機能の拡張が容易となるようにしてい
る。また、これらのドータボードは、装置の小型化のた
めに、両面実装基板とされている。また、これらのドー
タボードは外形が小さいので、基板単価を安くし生産コ
ストを低減するために、比較的大型の基板から複数個の
小型の基板を取り出す多面取りによって製造される。
【0003】すなわち、大型のままで基板材料の加工か
ら部品搭載又は回路基板を製品に組み込む直前の工程ま
で取り扱って基板を作成し、この後分割して最終形状の
回路基板を複数作成している。これにより、基板作成の
効率向上を図っている。しかしながら、両面実装基板と
している場合には、例えば、はんだ塗布の際に用いるメ
タルマスク等の専用治具が表面と裏面とで2種類必要と
なる。また、電子部品の表面側の実装と裏面側の実装と
で、それぞれ自動搭載機における設定を別々に行う必要
があるために、時間や手間を要し、生産コストの上昇を
招くという問題がある。
【0004】この問題を解決するために、例えば、特開
平5−21909号公報に記載されているように、表面
と裏面とに電子部品が実装される複数のプリント基板
を、1枚の基板上にその外形が線対称となるように配置
する技術が提案されている。これにより、メタルマスク
を2枚から1枚に削減することができ、自動搭載機の設
定を1回にすることができるので、生産コストを低減す
ることができる。また、特開平11−163477号公
報には、表面側の配置と裏面側の配置とを同一として、
メタルマスクを1枚で済むように工夫する技術が開示さ
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術では、いずれも、例えば、ROM機能やRAM機
能のように、異なる機能を有する基板を製造する際に
は、それぞれ別々のメタルマスクが必要となる。また、
自動搭載機の設定も別々に行う必要がある。また、異な
る機能を有する複数種類の基板に電子部品を実装し、こ
れらをマザーボードに搭載して装置に組み込む一連の工
程のなかで、製造に要する時間を短縮するためには、1
台の自動搭載機での設定を順番に繰り返して行うか、複
数台の自動搭載機を用いて並行処理を行う必要が生じて
しまう。このように、異なる機能を有する回路基板が混
在する場合には対応できないので、この場合には、生産
コストの低減は図ることができないという問題がある。
また、例えば、特開平11−163477号公報に記載
された技術では、同一寸法の基板を連結しているので、
回路基板を異なる外形や大きさとした場合には適用でき
ないという問題がある。したがって、特に小型化のため
に無駄なスペースを排除したい場合には、設計上の自由
度に制約を与えるために、上記技術が適用できないとい
う問題がある。
【0006】この発明は、上述の事情に鑑みてなされた
もので、例えば異なる機能を有する回路基板が混在する
場合であっても、生産コストを低減することができるは
んだパターン形成方法及び多面取り回路基板を提供する
ことを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、両実装面にそれぞれ電子部
品が実装される複数の回路基板を隣接させて配置して多
面取り回路基板を作成した後に、該多面取り回路基板を
構成する各回路基板の上記両実装面にはんだパターンを
形成するはんだパターン形成方法に係り、共に複数の上
記回路基板からなる第1及び第2の基板群を、互いに反
転軸の周りに反転させた形態で該反転軸に対して軸対称
に配置して上記多面取り回路基板を作成する多面取り回
路基板作成工程と、該多面取り回路基板を構成する上記
各回路基板のはんだ塗布箇所以外を遮蔽するためのマス
ク部材を、上記多面取り回路基板の上記各回路基板の第
1の実装面が配置された側に位置合わせして配置し、は
んだを塗布する第1のはんだ塗布工程と、 該第1のは
んだ塗布工程で用いた上記マスク部材を、上記多面取り
回路基板の上記各回路基板の第2の実装面が配置された
側に位置合わせして配置し、はんだを塗布する第2のは
んだ塗布工程とを含むことを特徴としている。
【0008】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載のはんだパターン形成方法に係り、上記多面取り回路
基板作成工程では、連結部材を用いて各回路基板を連結
して一体化し、上記多面取り回路基板を作成することを
特徴としている。
【0009】また、請求項3記載の発明は、請求項1又
は2記載のはんだパターン形成方法に係り、上記第1及
び第2のはんだ塗布工程で用いる上記マスク部材には、
上記各回路基板の上記第1の実装面に形成されたパッド
の配置領域及び上記第2の実装面に形成されたパッドの
配置領域に対応する箇所に、開口が形成されていること
を特徴としている。
【0010】また、請求項4記載の発明は、請求項1、
2又は3記載の多面取り回路基板に係り、上記多面取り
回路基板作成工程では、上記第1の基板群を構成し、上
記第1及び第2の実装面にそれぞれ所定の第1及び第2
の回路パターンが形成された任意の上記回路基板を、上
記反転軸の周りに反転させることによって、上記第2の
基板群を構成し、上記第1及び第2の実装面に上記第1
の基板群の対応する上記回路基板の第2及び第1の回路
パターンがそれぞれ形成された上記回路基板が得られる
ように、上記第1及び第2の基板群を配置して、上記多
面取り回路基板を作成することを特徴としている。
【0011】また、請求項5記載の発明は、請求項1乃
至4のいずれか1に記載のはんだパターン形成方法に係
り、上記第1の基板群を構成する上記回路基板のうち少
なくとも2つの上記回路基板同士は、異なる種類の回路
基板であることを特徴としている。
【0012】また、請求項6記載の発明は、請求項5記
載のはんだパターン形成方法に係り、上記第1の基板群
を構成する上記回路基板のうち少なくとも2つの上記回
路基板同士は、異なる寸法又は外形を有していることを
特徴としている。
【0013】また、請求項7記載の発明は、請求項5又
は6記載のはんだパターン形成方法に係り、上記第1の
基板群を構成する上記回路基板のうち少なくとも2つの
上記回路基板同士は、異なる機能を有していることを特
徴としている。
【0014】また、請求項8記載の発明は、両実装面に
それぞれ電子部品が実装される複数の回路基板が配置さ
れてなる多面取り回路基板に係り、共に複数の上記回路
基板からなり、互いに反転軸の周りに反転させた形態で
該反転軸に対して軸対称に配置されている第1及び第2
の基板群を備えたことを特徴としている。
【0015】また、請求項9記載の発明は、請求項8記
載の多面取り回路基板に係り、上記各回路基板の第1の
実装面には、それぞれ所定の第1の回路パターンが形成
されていると共に、上記各回路基板の第2の実装面に
は、それぞれ所定の第2の回路パターンが形成され、上
記第1の基板群を構成し、上記第1及び第2の実装面に
それぞれ所定の上記第1及び第2の回路パターンが形成
された任意の上記回路基板を、上記反転軸の周りに反転
させた形態で配置されている上記第2の基板群を構成す
る対応する上記回路基板の上記第1及び第2の実装面に
は、上記第1の基板群の対応する上記回路基板の第2及
び第1の回路パターンがそれぞれ形成されていることを
特徴としている。
【0016】また、請求項10記載の発明は、請求項8
又は9記載の多面取り回路基板に係り、上記第1の基板
群を構成する上記回路基板のうち少なくとも2つの上記
回路基板同士は、異なる種類の回路基板であることを特
徴としている。
【0017】また、請求項11記載の発明は、請求項1
0記載の多面取り回路基板に係り、上記第1の基板群を
構成する上記回路基板のうち少なくとも2つの上記回路
基板同士は、異なる寸法又は外形を有していることを特
徴としている。
【0018】また、請求項12記載の発明は、請求項1
0又は11記載の多面取り回路基板に係り、上記第1の
基板群を構成する上記回路基板のうち少なくとも2つの
上記回路基板同士は、異なる機能を有していることを特
徴としている。
【0019】また、請求項13記載の発明は、請求項8
乃至12のいずれか1に記載の多面取り回路基板に係
り、上記各回路基板を互いに連結し、一体化するための
連結部材を備えたことを特徴としている。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施の形態について説明する。説明は、実施例を用い
て具体的に行う。 ◇第1実施例 図1は、この発明の第1実施例である多面取り回路基板
の構成を示す平面図、図2は、同多面取り回路基板の構
成を示す下面図、図3は、同多面取り回路基板上にはん
だを塗布する際に用いられるメタルマスクの構成を示す
平面図、図4は、電子部品が実装された状態の同多面取
り回路基板を示す平面図、図5は、電子部品が実装され
た状態の同多面取り回路基板のマスクROM等が実装さ
れたROMボードの構成を示す図であって、同図(a)
は、同ROMボードの構成を示す平面図、同図(b)
は、同側面図、同図(c)は、同下面図、図6は、電子
部品が実装された状態の同多面取り回路基板の図5で図
示されたROMボードが反転された形態のROMボード
の構成を示す図であって、同図(a)は、同ROMボー
ドの構成を示す平面図、同図(b)は、同側面図、同図
(c)は、同下面図、図7は、電子部品が実装された状
態の同多面取り回路基板のSDRAM等が実装されたR
AMボードの構成を示す図であって、同図(a)は、同
RAMボードの構成を示す平面図、同図(b)は、同側
面図、同図(c)は、同下面図、また、図8は、電子部
品が実装された状態の同多面取り回路基板の図7で図示
されたRAMボードが反転された形態のRAMボードの
構成を示す図であって、同図(a)は、同RAMボード
の構成を示す平面図、同図(b)は、同側面図、同図
(c)は、同下面図である。
【0021】この例の多面取り回路基板1は、図1及び
図2に示すように、互いに表裏が反転された以外は同一
の回路パターンを有し、マスクROM等が実装されるこ
ととなる2つのROMボード(回路基板)2、3と、互
いに表裏が反転された以外は同一の回路パターンを有
し、SDRAM等が実装されることとなる2つのRAM
ボード(回路基板)4、5と、ROMボード2、3、R
AMボード4、5を互いに連結して一体化するための連
結部材(連結手段)6とを備え、当該多面取り回路基板
1の表面1aと裏面1bとは、回路パターンの配置状態
が同一とされている。ここで、ROMボード2及びRA
Mボード4は、第1の基板群を構成し、ROMボード3
及びRAMボード5は、第2の基板群を構成している。
ROMボード2、3、RAMボード4、5は、矩形状を
呈し略同一寸法の電気絶縁性基板の表裏両面に多数のパ
ッドを含むそれぞれ所定の回路パターンが形成されてな
っている。
【0022】この例では、同図に示すように、互いに表
裏反転されて配置された一対のROMボード2、3のう
ち、一方のROMボード2の表側実装面(第1の実装
面)2aには、マスクROMを実装するためのマスクR
OM実装領域7a、7bが形成され、裏側実装面(第2
の実装面)2bには、フラッシュROMを実装するため
のフラッシュROM実装領域8と、コネクタを実装する
ためのコネクタ実装領域9が形成されている。他方のR
OMボード3の表側実装面(第1の実装面)3aには、
フラッシュROMを実装するためのフラッシュROM実
装領域11と、コネクタを実装するためのコネクタ実装
領域12が形成され、裏側実装面(第2の実装面)3b
には、マスクROMを実装するためのマスクROM実装
領域13a、13bが形成されている。
【0023】また、互いに表裏反転されて配置された一
対のRAMボード4、5のうち、一方のRAMボード4
の表側実装面(第1の実装面)4aには、SDRAM
(Synchronous Dynamic Random Access Memory)を実
装するためのSDRAM実装領域14a、14bが形成
され、裏側実装面(第2の実装面)4bには、SDRA
Mを実装するためのSDRAM実装領域15a、15b
と、コネクタを実装するためのコネクタ実装領域16が
形成されている。他方のRAMボード5の表側実装面
(第1の実装面)5aには、SDRAMを実装するため
のSDRAM実装領域17a、17bと、コネクタを実
装するためのコネクタ実装領域18が形成され、裏側実
装面(第2の実装面)5bには、SDRAMを実装する
ためのSDRAM実装領域19a、19bが形成されて
いる。
【0024】ここで、ROMボード3は、ROMボード
2をROMボード2の外部領域の当該多面取り回路基板
1内を通る反転軸Y0の周りに180°回転させた形態
で配置されている。同時に、ROMボード2は、ROM
ボード3を反転軸Y0の周りに180°回転させた形態
で配置されている。したがって、ROMボード2、3
は、外形が反転軸Y0に対して互いに線対称の関係とな
るように配置されている。ROMボード2のマスクRO
M実装領域7a、7bには、ROMボード3のマスクR
OM実装領域13a、13bと同一種類の回路パターン
が形成されており、それぞれ、同一種類のマスクROM
が実装されることとなる。また、ROMボード2の表側
実装面2aにおけるマスクROM実装領域7a、7bの
配置状態と、ROMボード3の裏側実装面3bにおける
マスクROM実装領域13a、13bの配置状態とは同
一とされ、同一種類のマスクROMが同一の配置状態で
実装されることとなる。
【0025】ROMボード2のフラッシュROM実装領
域8及びコネクタ実装領域9には、ROMボード3のフ
ラッシュROM実装領域11及びコネクタ実装領域12
と同一種類の回路パターンが形成されており、それぞ
れ、同一種類のフラッシュROMやコネクタが実装され
ることとなる。また、ROMボード2の裏側実装面2b
におけるフラッシュROM実装領域8及びコネクタ実装
領域9の配置状態と、ROMボード3の表側実装面3a
におけるフラッシュROM実装領域11及びコネクタ実
装領域12の配置状態とは同一とされ、同一種類のフラ
ッシュROMやコネクタが同一の配置状態で実装される
こととなる。
【0026】また、RAMボード5は、RAMボード4
をRAMボード4の外部領域を通る上記反転軸Y0の周
りに180°回転させた形態で配置されている。同時
に、RAMボード4は、RAMボード5を反転軸Y0の
周りに180°回転させた形態で配置されている。した
がって、RAMボード4、5は、外形が反転軸Y0に対
して互いに線対称の関係となるように配置されている。
RAMボード4のSDRAM実装領域14a、14bに
は、RAMボード5のSDRAM実装領域19a、19
bと同一種類の回路パターンが形成されており、それぞ
れ、同一種類のSDRAMが実装されることとなる。ま
た、RAMボード4の表側実装面4aにおけるSDRA
M実装領域14a、14bの配置状態と、RAMボード
5の裏側実装面5bにおけるSDRAM実装領域19
a、19bの配置状態とは同一とされ、同一種類のSD
RAMが同一の配置状態で実装されることとなる。
【0027】また、RAMボード4のSDRAM実装領
域15a、15b及びコネクタ実装領域16にはと、R
AMボード5のSDRAM実装領域17a、17b及び
コネクタ実装領域18とは、同一種類の回路パターンが
形成されており、それぞれ、同一種類のSDRAMやコ
ネクタが実装されることとなる。また、RAMボード4
の裏側実装面4bにおけるSDRAM実装領域15a、
15b及びコネクタ実装領域16の配置状態と、RAM
ボード5の表側実装面5aにおけるSDRAM実装領域
17a、17b及びコネクタ実装領域18の配置状態と
は同一とされ、同一種類のSDRAMやコネクタが同一
の配置状態で実装されることとなる。
【0028】この例では、反転軸Y0は、ROMボード
2、3、RAMボード4、5の短端縁に対して平行とな
るように、かつ、ROMボード2、3、RAMボード
4、5の外部領域に設けられている。上述したように、
ROMボード2、3のうち一方は、他方を反転軸Y0の
周りに180°回転させた状態で配置され、かつ、RA
Mボード4、5のうち一方は、他方を上記反転軸Y0の
周りに180°回転させた状態で配置されていることに
より、各ボードの配置状態は、多面取り回路基板1の表
面1a側と裏面1b側とで、細部まで同一とされてい
る。したがって、電子部品が実装された際には、各ボー
ドの配置はもちろん、電子部品の配置状態も表裏同一と
なる。
【0029】連結部材6は、図1及び図2に示すよう
に、ROMボード2、3及びRAMボード4、5の周囲
に配置され当該多面取り回路基板1をハンドリングする
ための枠部材21、22、23、24と、ROMボード
2(RAMボード4)と、ROMボード3(RAMボー
ド5)との間に配置されてROMボード2、3及びRA
Mボード4、5の連結状態を補強するための補強部材2
5と、枠部材21、22、23、24や補強部材25と
ROMボード2、3、RAMボード4、5、ROMボー
ド2、3、RAMボード4、5同士、及び枠部材同士を
結合するための結合部材26、26、…とを有してい
る。なお、連結部材6は、電子部品の実装が完了し、各
ボードが分離された後は廃棄される。
【0030】次に、図3乃至図8を参照して、この例の
多面取り回路基板1への電子部品の実装方法について説
明する。この例では、自動搭載機を用いて、はんだクリ
ームの印刷や、多面取り回路基板1への電子部品の載
置、リフロー処理等が行われる。まず、はんだクリーム
印刷用の金属製のメタルマスク(マスク部材)31を用
意する。このメタルマスク31は、図3に示すように、
ROMボード2のマスクROM実装領域7a、7b(R
OMボード3のマスクROM実装領域13a、13
b)、ROMボード3のフラッシュROM実装領域11
(ROMボード2のフラッシュROM実装領域8)、R
OMボード3のコネクタ実装領域12(ROMボード2
のコネクタ実装領域9)、RAMボード4のSDRAM
実装領域14a、14b(RAMボード5のSDRAM
実装領域19a、19b)、RAMボード5のSDRA
M実装領域17a、17b(RAMボード4のSDRA
M実装領域15a、15b)、RAMボード5のコネク
タ実装領域18(RAMボード4のコネクタ実装領域1
6)にそれぞれ対応するように配置されたマスクROM
用マスク領域32a、32bと、フラッシュROM用マ
スク領域33と、コネクタ用マスク領域34と、SDR
AM用マスク領域35a、35b、36a、36bと、
コネクタ用マスク領域37とを有し、各ボードのパッド
にのみはんだクリームが塗布されるように、各ボードの
パッドが設けられた領域に対応する箇所に、開口が形成
されている。
【0031】次に、多面取り回路基板1の表面1a側に
メタルマスク31を位置合わせして配置する。ここで、
多面取り回路基板1の反転軸Y0とメタルマスク31の
中心軸Ymとは一致するようにされている。次に、半溶
解状のはんだクリームをメタルマスク31の上から塗布
する。次に、多面取り回路基板1の表面1a側からメタ
ルマスク31を取り外し、表面1a側に電子部品を載置
し仮着する。なお、電子部品を載置する前に予め接着剤
を塗布しておく。ここで、図4に示すように、マスクR
OM実装領域7a、7bにマスクROM(電子部品)4
1a、41bを載置し、フラッシュROM実装領域11
にフラッシュROM(電子部品)42を載置し、コネク
タ実装領域12にコネクタ(電子部品)43を載置す
る。また、SDRAM実装領域14a、14bにSDR
AM(電子部品)44a、44bを載置し、SDRAM
実装領域17a、17bにSDRAM(電子部品)45
a、45bを載置し、コネクタ実装領域18にコネクタ
(電子部品)46を載置する。
【0032】次に、リフロー炉において多面取り回路基
板1に熱を照射することによって、半溶解状のはんだを
一旦溶融させる。この後、多面取り回路基板1を外気に
晒すことで、はんだを凝固させる。これによって、多面
取り回路基板1の表面1a側に、電子部品が実装され
る。次に、この同一のメタルマスク31を多面取り回路
基板1の裏面1b側に位置合わせして配置する。次に、
半溶解状のクリームはんだをメタルマスク31の上から
塗布する。次に、多面取り回路基板1の裏面1b側から
メタルマスク31を取り外した後、裏面1b側に電子部
品を載置し仮着する。この場合も、電子部品を載置する
前に予め接着剤を塗布しておく。
【0033】ここで、マスクROM実装領域13a、1
3bにマスクROM41a、41bを載置し、フラッシ
ュROM実装領域8にフラッシュROM42を載置し、
コネクタ実装領域9にコネクタ43を載置する。また、
SDRAM実装領域19a、19bにSDRAM44
a、44bを載置し、SDRAM実装領域15a、15
bにSDRAM45a、45bを載置し、コネクタ実装
領域16にコネクタ46を載置する。次に、リフロー炉
において多面取り回路基板1に熱を照射することによっ
て、半溶解状のはんだを一旦溶融させる。この後、多面
取り回路基板1を外気に晒すことで、はんだを凝固させ
る。これによって、多面取り回路基板1の裏面1b側に
も、電子部品が実装される。
【0034】こうして、図5に示すように、ROMボー
ド2の表面2a側には、マスクROM41a、41b
が、表面2b側には、フラッシュROM42及びコネク
タ43がそれぞれ実装される。また、図6に示すよう
に、ROMボード3の表面3a側には、フラッシュRO
M42及びコネクタ43が、裏面3b側には、マスクR
OM41a、41bがそれぞれ実装される。また、図7
に示すように、RAMボード4の表面4a側には、SD
RAM44a、44bが、裏面4b側には、SDRAM
45a、45b及びコネクタ46がそれぞれ実装され
る。また、図8に示すように、RAMボード5の表面5
a側には、SDRAM45a、45b及びコネクタ46
が、裏面5b側には、SDRAM44a、44bが、そ
れぞれ実装される。このように、ROMボード2及びR
OMボード3は互いに、表裏反転された状態で、同一種
類のものが、多面取り回路基板1において連結されてい
るために、多面取り回路基板1から分離すると、同一種
類の2つのROMボードが得られる。
【0035】また、同様に、RAMボード4及びRAM
ボード5も、互いに表裏反転された状態で、同一種類の
ものが、多面取り回路基板1において連結されているた
めに、多面取り回路基板1から分離すると、同一種類の
2つのRAMボードが得られる。こうして、多面取り回
路基板1から、電子部品の実装が完了したROMボード
2、3、RAMボード4、5は、分離されて取り出さ
れ、ドータボードとして用いられて、マザーボードに搭
載されて、例えば携帯電話機等に組み込まれる。
【0036】このように、この例の構成によれば、RO
MボードやRAMボード等異なる機能を有する回路基板
が混在する場合であっても、生産コストを低減すること
ができる。すなわち、多面取り回路基板1の表面1a側
の各ボード及び回路パターンの配置形態と、裏面1b側
の配置形態とは同一とされているので、はんだ塗布時に
必要なメタルマスクは1枚で済むこととなる。ここで、
異なる機能としてROM機能を有するROMボードとR
AM機能を有するRAMボードとが混在していても、例
えば、上側にROM機能を有するROMボード、下側に
RAM機能を有するRAMボードをそれぞれ配置するこ
とによって、多面取り回路基板1を反転させた場合に、
各ボード及び回路パターンの配置形態は、反対側の面と
同一であるので、必要なメタルマスクを1枚で済ませる
ことができる。したがって、多面取り回路基板1に電子
部品を実装することによって、1枚の多面取り回路基板
1から異なる機能を有するボードを複数得ることができ
る。
【0037】また、電子部品を自動搭載機を用いて搭載
する際に、ROM機能を有する電子部品とRAM機能を
有する電子部品とを別々の設定で搭載する必要がないの
で、生産プロセスを合理化し、生産コストを低減するこ
とができる。また、ROM機能を有するROMボード、
RAM機能を有するRAMボードを1台の自動搭載機を
用いて同時に製造することができるので、ドータボード
としてのROMボードやRAMボードを例えばマザーボ
ードに搭載して、携帯情報端末等の電子機器に組み込む
際にも、迅速にかつ低コストでこの電子機器を製造する
ことができる。
【0038】◇第2実施例 図9は、この発明の第2実施例である多面取り回路基板
の構成を示す平面図である。この例が上述した第1実施
例と大きく異なるところは、例えばROMボードとRA
Mボードとで大きさ及び形状を違えられている点であ
る。これ以外の構成は、上述した第1実施例と略同一で
あるので、その説明を簡略にする。
【0039】この例の多面取り回路基板1Aは、図9に
示すように、互いに表裏が反転された以外は同一の回路
パターンを有し、マスクROM等が実装されることとな
る2つのROMボード51、52と、互いに表裏が反転
された以外は同一の回路パターンを有し、SDRAM等
が実装されることとなる2つのRAMボード53、54
と、ROMボード51、52、RAMボード53、54
を互いに連結して一体化するための連結部材6Aとを備
え、当該多面取り回路基板1Aの表面と裏面とは、回路
パターンの配置状態が同一とされている。ここで、RO
Mボード51及びRAMボード53は、第1の基板群を
構成し、ROMボード52及びRAMボード54は、第
2の基板群を構成している。ROMボード51、52、
RAMボード53、54は、電気絶縁性基板の表裏両面
に多数のパッドを含むそれぞれ所定の回路パターンが形
成されてなっている。この例では、RAMボード53、
54は、矩形状の外形を有し、ROMボード51、52
は、RAMボード53、54よりも寸法が小さく、か
つ、矩形の一部の角部が切り欠かれた形状を有してい
る。
【0040】この例の構成によれば、第1実施例で述べ
たのと略同一の効果を得ることができる。また、機能が
異なるROMボード51、52とRAMボード53、5
4とが混在していても、表裏両面で同一のメタルマスク
を用いることができるのに加えて、ROMボード51、
52とRAMボード53、54とで寸法や外形が異なっ
ていても、表裏両面で同一のメタルマスクを用いること
ができるので、一段と汎用性を向上させることができ
る。
【0041】◇第3実施例 図10は、この発明の第3実施例である多面取り回路基
板の構成を一部破断して示す平面図である。この例が上
述した第1実施例と大きく異なるところは、例えばRO
Mボード及びRAMボードをそれぞれn(nは3以上の
自然数)個得られるように構成した点である。これ以外
の構成は、上述した第1実施例と略同一であるので、そ
の説明を簡略にする。
【0042】この例の多面取り回路基板1Bは、図10
に示すように、表裏同一向きに揃えられマスクROM等
が実装されることとなる同一種類のn個のROMボード
611、612、…、61nと、ROMボード611、61
2、…、61nと表裏が反転された以外は同一の回路パタ
ーンを有するn個のROMボード621、622、…、6
2nと、表裏同一向きに揃えられSDRAM等が実装さ
れることとなる同一種類のn個のRAMボード631、
632、…、63nと、RAMボード631、632、…、
63nと表裏が反転された以外は同一の回路パターンを
有するn個のRAMボード641、642、…、64n
と、ROMボード611、612、…、61n、621、6
22、…、62n、RAMボード631、632、…、63
n、641、642、…、64nを互いに連結して一体化す
るための連結部材6Bとを備えている。ここで、ROM
ボード611、612、…、61nとRAMボード631、
632、…、63nとは、第1の基板群を構成し、ROM
ボード621、622、…、62nとRAMボード641、
642、…、64nとは、第2の基板群を構成している。
【0043】この例の構成によれば、第1実施例で述べ
たのと略同一の効果を得ることができる。加えて、1枚
の多面取り回路基板1Bから、それぞれ多数(この例で
は2n個)のROMボード及びRAMボードを効率的に
かつ低コストで得ることができる。
【0044】◇第4実施例 図11は、この発明の第4実施例である多面取り回路基
板の構成を一部破断して示す平面図である。この例が上
述した第1実施例と大きく異なるところは、例えばRO
MボードやRAMボード以外にn(nは3以上の自然
数)種類の機能を持った機能ボードが得られるように構
成した点である。これ以外の構成は、上述した第1実施
例と略同一であるので、その説明を簡略にする。
【0045】この例の多面取り回路基板1Cは、図11
に示すように、それぞれ所定の機能を有するn個(n種
類)の機能ボード711、712、…、71nと、機能ボ
ード711、712、…、71nと表裏が反転された以外
は同一の回路パターンを有するn個(n種類)の機能ボ
ード721、722、…、72nと、機能ボード711、7
12、…、71n、721、722、…、72nを互いに連
結して一体化するための連結部材6Cとを備えている。
ここで、機能ボード711、712、…、71nは、第1
の基板群を構成し、機能ボード721、722、…、72
nは、第2の基板群を構成している。
【0046】この例の構成によれば、第1実施例で述べ
たのと略同一の効果を得ることができる。また、1枚の
多面取り回路基板1Cから、ROM機能やRAM機能に
加えて、例えばインタフェース機能やブルートゥース規
格に対応する機能等を有する機能ボードを、効率的にか
つ低コストで得ることができる。
【0047】以上、この発明の実施例を図面を参照して
詳述してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られる
ものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計
の変更等があってもこの発明に含まれる。例えば、上述
の実施例では、ROMボードやRAMボード等の各ボー
ドを連結部材を用いて連結して多面取り回路基板1を形
成する場合について述べたが、例えば1枚の比較的大型
の基板にミシン目やVカット等を施して複数のボードに
分離が容易なように構成しても良い。
【0048】また、第1実施例乃至第3実施例におい
て、ボードの機能としては、ROM機能やRAM機能に
限らず、例えばインタフェース機能やブルートゥース規
格に対応する機能等であっても良い。また、反転軸は、
ROMボードやRAMボードの端縁に平行又は垂直でな
くても例えば鋭角で傾いていても良い。図12に示すよ
うに、例えば互いに直交する向きに、かつ反転軸Y0に
対して外形が対称となるように機能ボード81aと機能
ボード81b、及び機能ボード82aと機能ボード82
bを配置するようにしても良い。この場合も、表裏同一
のメタルマスクを用いることができる。また、ROM機
能やRAM機能等同一機能のボードであっても、外形が
異なる場合に、すなわち、種類が異なる場合にも、適用
することができる。また、上述した実施例では、反転軸
の一方の片側に配置されたROMボードやRAMボード
等のボードが反転された形態のボードを他方の側に配置
する場合について述べたが、これに限らず、反転軸の両
側に配置されたボードが反転された形態のボードを互い
に重ならないように配置するようにしても良い。
【0049】また、第4実施例においても、同一種類の
機能ボードを多数配列するようにしても良い。すなわ
ち、図13に示すように、それぞれ所定の機能を有する
m(mは3以上の自然数)種類のn(nは3以上の自然
数)個の機能ボード9111(9112、9113、…、9
11n)、9121(9122、9123、…、912n)、…、
91m1(91m2、91m3、…、91mn)と、機能ボード
9111(9112、9113、…、911n)、9121(9
122、9123、…、912n)、…、91m1(91m2、9
1m3、…、91mn)と表裏が反転された以外は同一の回
路パターンを有するm種類のn個の機能ボード9211
(9212、9213、…、921n)、9221(9222、9
223、…、922n)、…、92m1(92m2、92m3、
…、92mn)を互いに連結して一体化し、多面取り回路
基板を構成するようにしても良い。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、当該多面取り回路基板において、異なる種類の回路
基板が混在する場合であっても、生産コストを低減する
ことができる。すなわち、多面取り回路基板の表面側の
各回路基板の配置形態と、裏面側の各回路基板の配置形
態とは同一とされているので、はんだ塗布時に必要なメ
タルマスクは1枚で済むこととなる。したがって、当該
外多面取り回路基板に電子部品を実装することによっ
て、1枚の多面取り回路基板から異なる種類の回路基板
を複数得ることができる。また、電子部品を自動搭載機
を用いて搭載する際に、異なる種類の回路基板に、電子
部品を別々の設定で搭載する必要がないので、生産プロ
セスを合理化し、生産コストを低減することができる。
また、異なる種類の回路基板を1台の自動搭載機を用い
て同時に製造することができるので、例えばドータボー
ドとしての回路基板をマザーボードに搭載して、電子機
器に組み込む際にも、迅速にかつ低コストでこの電子機
器を製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例である多面取り回路基板
の構成を示す平面図である。
【図2】同多面取り回路基板の構成を示す下面図であ
る。
【図3】同多面取り回路基板上にはんだを塗布する際に
用いられるメタルマスクの構成を示す平面図である。
【図4】電子部品が実装された状態の同多面取り回路基
板を示す平面図である。
【図5】電子部品が実装された状態の同多面取り回路基
板のマスクROM等が実装されたROMボードの構成を
示す図であって、同図(a)は、同ROMボードの構成
を示す平面図、同図(b)は、同側面図、同図(c)
は、同下面図である。
【図6】電子部品が実装された状態の同多面取り回路基
板の図5で図示されたROMボードが反転された形態の
ROMボードの構成を示す図であって、同図(a)は、
同ROMボードの構成を示す平面図、同図(b)は、同
側面図、同図(c)は、同下面図である。
【図7】電子部品が実装された状態の同多面取り回路基
板のSDRAM等が実装されたRAMボードの構成を示
す図であって、同図(a)は、同RAMボードの構成を
示す平面図、同図(b)は、同側面図、同図(c)は、
同下面図である。
【図8】電子部品が実装された状態の同多面取り回路基
板の図7で図示されたRAMボードが反転された形態の
RAMボードの構成を示す図であって、同図(a)は、
同RAMボードの構成を示す平面図、同図(b)は、同
側面図、同図(c)は、同下面図である。
【図9】この発明の第2実施例である多面取り回路基板
の構成を示す平面図である。
【図10】この発明の第3実施例である多面取り回路基
板の構成を一部破断して示す平面図である。
【図11】この発明の第4実施例である多面取り回路基
板の構成を一部破断して示す平面図である。
【図12】この発明の第1実施例の変形例である多面取
り回路基板の構成を模式的に示す模式平面図である。
【図13】この発明の第4実施例の変形例である多面取
り回路基板の構成を模式的に示す模式平面図である。
【符号の説明】
1、1A、1B、1C 多面取り回路基板 2 ROMボード(回路基板、第1の基板群の一
部) 3 ROMボード(回路基板、第2の基板群の一
部) 4 RAMボード(回路基板、第1の基板群の一
部) 5 RAMボード(回路基板、第2の基板群の一
部) 2a、3a、4a、5a 表側実装面(第1の実装
面) 2b、3b、4b、5b 裏側実装面(第2の実装
面) 6、6A、6B、6C 連結部材(連結手段) 31 メタルマスク(マスク部材) 41a、41b マスクROM(電子部品) 42 フラッシュROM(電子部品) 43、46 コネクタ(電子部品) 44a、44b、45a、45b SDRAM(電
子部品) Y0 反転軸

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両実装面にそれぞれ電子部品が実装され
    る複数の回路基板を隣接させて配置して多面取り回路基
    板を作成した後に、該多面取り回路基板を構成する各回
    路基板の前記両実装面にはんだパターンを形成するはん
    だパターン形成方法であって、 共に複数の前記回路基板からなる第1及び第2の基板群
    を、互いに反転軸の周りに反転させた形態で該反転軸に
    対して軸対称に配置して前記多面取り回路基板を作成す
    る多面取り回路基板作成工程と、 該多面取り回路基板を構成する前記各回路基板のはんだ
    塗布箇所以外を遮蔽するためのマスク部材を、前記多面
    取り回路基板の前記各回路基板の第1の実装面が配置さ
    れた側に位置合わせして配置し、はんだを塗布する第1
    のはんだ塗布工程と、 該第1のはんだ塗布工程で用いた前記マスク部材を、前
    記多面取り回路基板の前記各回路基板の第2の実装面が
    配置された側に位置合わせして配置し、はんだを塗布す
    る第2のはんだ塗布工程とを含むことを特徴とするはん
    だパターン形成方法。
  2. 【請求項2】 前記多面取り回路基板作成工程では、連
    結部材を用いて各回路基板を連結して一体化し、前記多
    面取り回路基板を作成することを特徴とする請求項1記
    載のはんだパターン形成方法。
  3. 【請求項3】 前記第1及び第2のはんだ塗布工程で用
    いる前記マスク部材には、前記各回路基板の前記第1の
    実装面に形成されたパッドの配置領域及び前記第2の実
    装面に形成されたパッドの配置領域に対応する箇所に、
    開口が形成されていることを特徴とする請求項1又は2
    記載のはんだパターン形成方法。
  4. 【請求項4】 前記多面取り回路基板作成工程では、前
    記第1の基板群を構成し、前記第1及び第2の実装面に
    それぞれ所定の第1及び第2の回路パターンが形成され
    た任意の前記回路基板を、前記反転軸の周りに反転させ
    ることによって、前記第2の基板群を構成し、前記第1
    及び第2の実装面に前記第1の基板群の対応する前記回
    路基板の第2及び第1の回路パターンがそれぞれ形成さ
    れた前記回路基板が得られるように、前記第1及び第2
    の基板群を配置して、前記多面取り回路基板を作成する
    ことを特徴とする請求項1、2又は3記載のはんだパタ
    ーン形成方法。
  5. 【請求項5】 前記第1の基板群を構成する前記回路基
    板のうち少なくとも2つの前記回路基板同士は、異なる
    種類の回路基板であることを特徴とする請求項1乃至4
    のいずれか1に記載のはんだパターン形成方法。
  6. 【請求項6】 前記第1の基板群を構成する前記回路基
    板のうち少なくとも2つの前記回路基板同士は、異なる
    寸法又は外形を有していることを特徴とする請求項5記
    載のはんだパターン形成方法。
  7. 【請求項7】 前記第1の基板群を構成する前記回路基
    板のうち少なくとも2つの前記回路基板同士は、異なる
    機能を有していることを特徴とする請求項5又は6記載
    のはんだパターン形成方法。
  8. 【請求項8】 両実装面にそれぞれ電子部品が実装され
    る複数の回路基板が配置されてなる多面取り回路基板で
    あって、 共に複数の前記回路基板からなり、互いに反転軸の周り
    に反転させた形態で該反転軸に対して軸対称に配置され
    ている第1及び第2の基板群を備えたことを特徴とする
    多面取り回路基板。
  9. 【請求項9】 前記各回路基板の第1の実装面には、そ
    れぞれ所定の第1の回路パターンが形成されていると共
    に、前記各回路基板の第2の実装面には、それぞれ所定
    の第2の回路パターンが形成され、 前記第1の基板群を構成し、前記第1及び第2の実装面
    にそれぞれ所定の前記第1及び第2の回路パターンが形
    成された任意の前記回路基板を、前記反転軸の周りに反
    転させた形態で配置されている前記第2の基板群を構成
    する対応する前記回路基板の前記第1及び第2の実装面
    には、前記第1の基板群の対応する前記回路基板の第2
    及び第1の回路パターンがそれぞれ形成されていること
    を特徴とする請求項8記載の多面取り回路基板。
  10. 【請求項10】 前記第1の基板群を構成する前記回路
    基板のうち少なくとも2つの前記回路基板同士は、異な
    る種類の回路基板であることを特徴とする請求項8又は
    9記載の多面取り回路基板。
  11. 【請求項11】 前記第1の基板群を構成する前記回路
    基板のうち少なくとも2つの前記回路基板同士は、異な
    る寸法又は外形を有していることを特徴とする請求項1
    0記載の多面取り回路基板。
  12. 【請求項12】 前記第1の基板群を構成する前記回路
    基板のうち少なくとも2つの前記回路基板同士は、異な
    る機能を有していることを特徴とする請求項10又は1
    1記載の多面取り回路基板。
  13. 【請求項13】 前記各回路基板を互いに連結し、一体
    化するための連結部材を備えたことを特徴とする請求項
    8乃至12のいずれか1に記載の多面取り回路基板。
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