JP2003229601A - リン化硼素系半導体素子、その製造方法、および発光ダイオード - Google Patents
リン化硼素系半導体素子、その製造方法、および発光ダイオードInfo
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Abstract
GaRInYN(但し、0≦Q<1、0≦R<1、0<Y
≦1、Q+R+Y=1)で表わされるインジウム(I
n)を含有するIII族窒化物半導体結晶からなる活性
層を設けるにあたり、インジウム組成が均一な活性層を
得るための技術手段を提示する。 【解決手段】活性層をなすIII族窒化物半導体結晶層
のインジウム組成の1/2以下のインジウム組成を有す
るIII−V族化合物半導体からなる中間層をリン化硼
素系半導体結晶層と活性層との間に設ける。結晶型の相
違する結晶体を含む多結晶層から中間層を構成する。
Description
体結晶層上に活性層を備えてなるリン化硼素系半導体素
子を構成するための技術に係わり、特に、素子特性の向
上をもたらす組成の均一性に優れた活性層を構成するた
めの技術に関する。
導体としてリン化硼素(BP)が知られている(寺本
巌著、「半導体デバイス概論」(1995年3月30
日、(株)培風館発行初版、28頁参照)。リン化硼素
は、間接遷移型の半導体であるため、リン化硼素を基材
として構成されるリン化硼素系半導体を具備する素子
(リン化硼素系半導体素子)では、活性層以外の機能層
を構成するにもっぱら利用されている。リン化硼素系半
導体素子、例えば発光素子にあって、リン化硼素半導体
からなる結晶層は、活性層(発光層)ではなく、緩衝層
(米国特許6,069,021号参照)或いはオーミッ
ク(Ohmic)性電極を形成するためのコンタクト
(contact)層(特開平2−288388号公報
参照)として利用されている。また、従来では、これら
のリン化硼素系半導体発光素子を珪素(Si)単結晶
(シリコン)を基板として構成する例が開示されている
(上記の米国特許6,069,021号参照)。
性層(発光層)は直接遷移型のIII−V族化合物半導
体結晶層から構成されるのがもっぱらである。例えば、
近紫外、青色或いは緑色発光ダイオード(LED)或い
はレーザダイオード(LD)の活性層は、窒化ガリウム
・インジウム(Ga1-YInYN:0≦Y≦1)混晶から
構成されている(特開昭55−3834号公報参照)。
リン化硼素系半導体発光素子にあっても、発光層をGa
1-YInYN(0<Y≦1)とする例が公知となっている
(上記の米国特許6,069,021号参照)。従来の
リン化硼素系半導体発光素子にあって、Ga1-YInYN
(0<Y≦1)からなる発光層は例えば、リン化硼素・
インジウム(B1-XInXP:0≦X<1)混晶からなる
結晶層上に設けられている。
de)のリン化硼素系半導体にあって、例えば、単量体
のリン化硼素(boron monophosphid
e:BP)の格子定数は4.538Åであり(上記の
「半導体デバイス概論」、28頁参照)、格子定数を
4.509Åとする立方晶の窒化ガリウム(GaN)と
の格子整合性に優れている(「日本結晶成長学会誌」、
Vol.25,No.3(1998)、A28頁参
照)。このため、リン化硼素(BP)は、窒化ガリウム
(GaN)等のIII族窒化物半導体結晶層を形成する
際の下地層として好適となる可能性が指摘されている
(「日本結晶成長学会誌」、Vol.26,No.2
(1999)、29頁参照)。
ら短波長の発光をもたらすに好適とされる例えば、Ga
1- YInYN(0<Y≦1)からなる活性層をリン化硼素
(BP)層上に設けようとしても、層厚の増加方向にイ
ンジウム組成(=Y)を均一とするGa1-YInYN(0
<Y≦1)結晶層が得られ難いことが問題となってい
る。インジウム組成を層厚方向で不均一とする活性層か
らは高い電子移動度或いは単色性に優れる発光を得るこ
とはできないため、特性に優れるリン化硼素系半導体素
子を得るに支障を来しているのが現状である。
を解決すべくなされたもので、リン化硼素系半導体結晶
層上に、Ga1-YInYN(0<Y≦1)等の一般式Al
QGaRInYN(但し、0≦Q<1、0≦R<1、0<
Y≦1、Q+R+Y=1)で表わされるインジウム(I
n)を含有するIII族窒化物半導体結晶からなる活性
層を設けるにあたり、インジウム組成が均一な活性層を
得るための技術手段を提示するものである。また、この
技術手段を利用して電気的或いは光学的な特性に優れる
リン化硼素系半導体素子を提供するものである。
設けられたリン化硼素系半導体結晶層と、該リン化硼素
系半導体結晶層上に設けられたIII−V族化合物半導
体結晶からなる中間層と、該中間層上に設けられたイン
ジウム組成をY(0<Y≦1)とする一般式AlQGaR
InYN(但し、0≦Q<1、0≦R<1、Q+R+Y
=1)で表わされるIII族窒化物半導体結晶からなる
活性層とを備えたリン化硼素系半導体素子に於いて、前
記中間層がインジウムを含有するIII−V族化合物半
導体結晶からなり、該中間層のインジウム組成が前記活
性層をなすIII族窒化物半導体結晶のインジウム組成
(Y)の1/2以下であることを特徴とするリン化硼素
系半導体素子。 (2)前記中間層が、閃亜鉛鉱型(zinc blen
de)の結晶体を含むウルツ鉱型(Wurtzite)
のIII−V族化合物半導体結晶からなる多結晶層から
構成されることを特徴とする上記(1)に記載のリン化
硼素系半導体素子。 (3)前記中間層が、ウルツ鉱型の結晶体を含む閃亜鉛
鉱型のIII−V族化合物半導体結晶からなる多結晶層
から構成されることを特徴とする上記(1)に記載のリ
ン化硼素系半導体素子。 (4)前記リン化硼素系半導体結晶層がリン化窒化硼素
・インジウム(BAInDN1- δPδ:0<A≦1、0≦
D<1、A+D=1、0<δ≦1)混晶から構成され、
前記中間層が窒化アルミニウム・ガリウム・インジウム
(AlγGaβInαN:0<α≦0.5、0≦β<
1、0≦γ<1、、α+β+γ=1)混晶から構成さ
れ、前記活性層が窒化アルミニウム・ガリウム・インジ
ウム(AlQGaRInYN:0<Y≦1、0≦Q<1、
0≦R<1、Q+R+Y=1)混晶から構成され、α≦
0.5×Yであることを特徴とする上記(1)乃至
(3)に記載のリン化硼素系半導体素子。 (5)前記リン化硼素系半導体結晶層がリン化硼素・イ
ンジウム(BAInDP:0<A≦1、0≦D<1、A+
D=1)混晶から構成され、前記中間層が窒化ガリウム
・インジウム(GaβInαN:0<α≦0.5、0≦
β<1、α+β=1)混晶から構成され、活性層が窒化
ガリウム・インジウム(GaRInYN:0<Y≦1、0
≦R<1、R+Y=1)混晶から構成され、α≦0.5
×Yであることを特徴とする上記(4)に記載のリン化
硼素系半導体素子。 (6)前記中間層を有機金属化学的気相堆積法(MOC
VD法)で成膜する上記(1)ないし(5)に記載のリ
ン化硼素系半導体素子の製造方法。 (7)前記中間層の成長温度を700℃〜950℃とす
る上記(6)に記載のリン化硼素系半導体素子の製造方
法。 (8)上記(1)ないし(5)に記載のリン化硼素系半
導体素子からなる発光ダイオード。 である。
て、珪素単結晶基板上に設けるリン化硼素系半導体結晶
層は、硼素(B)とリン(P)とを構成元素として含
む、例えば、BAAlBGaCInDP1- δAsδ(0<A
≦1、0≦B<1、0≦C<1、0≦D<1、A+B+
C+D=1、0≦δ<1)結晶からなる層である。ま
た、例えば、BAAlBGaCInDP1- δNδ(0<A≦
1、0≦B<1、0≦C<1、0≦D<1、A+B+C
+D=1、0≦δ<1)結晶からなる層である。リン化
硼素系半導体発光素子にあって、活性層(発光層)より
も禁止帯幅の広い半導体結晶から構成されたリン化硼素
系半導体結晶層は活性層に対する障壁層として利用でき
る。また、例えば、酸素(O)等を添加した高抵抗のリ
ン化硼素系半導体結晶層は、例えば、電界効果型トラン
ジスタ(FET)にあって、活性層からの動作電流の漏
洩を抑制し、相互コンダクタンス(gm)に優れる緩衝
層として利用できる。
或いは{111}面を有する珪素単結晶(シリコン)を
利用できる。特定の結晶方向に傾斜した結晶面を表面と
する珪素単結晶も、基板として利用できる。例えば、<
110>結晶方向に角度にして約7度(°)傾斜した
{111}結晶面を表面とする珪素単結晶を基板として
利用できる。リン化硼素系半導体発光素子にあって、n
形またはp形伝導性の珪素単結晶を基板とすれば、基板
の裏面に正負、何れかの極性のオーミック(Ohmi
c)性電極を敷設できるため、簡便に発光素子を構成す
るに寄与できる。特に、抵抗率を1ミリオーム(mΩ)
以下、より望ましくは0.1mΩ以下とする低い比抵抗
(=抵抗率)の導電性単結晶基板は、順方向電圧(所
謂、Vf)の低いLEDをもたらすに貢献する。また、
放熱性に優れるため安定した発振をもたらすLDを構成
するに有効となる。リン化硼素系半導体発光素子にあっ
て、基板とする珪素単結晶に接合させてリン化硼素系半
導体結晶層を設ける場合、基板の珪素単結晶とリン化硼
素系半導体結晶層の伝導形を同一とするのが望ましい。
単結晶基板上に緩衝層を介して設けることができる。特
に、非晶質または多結晶のリン化硼素系半導体層から構
成された緩衝層は、基板をなす珪素単結晶との格子不整
合性を緩和して、ミスフィット転位等の結晶欠陥密度の
小さいリン化硼素系半導体結晶層をもたらすに効果を発
揮する。また、リン化硼素系半導体層からなる緩衝層を
構成する硼素とリンは、成長を促進する「成長核」とし
ての作用を発揮し、その上に連続性のあるリン化硼素系
半導体結晶層をもたらすに効果を奏する。例えば、MO
CVD法により250℃〜750℃の温度で形成した非
晶質または多結晶のリン化硼素(BP)から緩衝層を構
成する例を挙げられる(米国特許6,069,021号
参照)。緩衝層102の層厚は約1nm以上で50nm
以下、更には2nm以上で15nm以下とするのが好ま
しい。
ウムを含有するIII−V族化合物半導体結晶からなる
中間層を設ける。本第1の実施形態に於ける特徴は、中
間層を特定のインジウム組成(=α)を有するIII−
V族化物半導体結晶層から構成していることにある。中
間層は例えば、窒化ガリウム・インジウム(Ga1- αI
nαN)等のIII−V族化合物半導体結晶から構成す
るが、そのインジウム組成(=α)は、0<α≦0.5
×Yとする。ここでYは、中間層の上に形成される、一
般式AlQGaRInYN(但し、0≦Q<1、0≦R<
1、Q+R+Y=1)で表わされるIII族窒化物半導
体結晶からなる活性層のインジウム組成(但し0<Y≦
1)である。活性層をなすIII族窒化物半導体結晶層
のインジウム組成(=Y)とは、例えば、層内で均一な
インジウム組成を有する活性層にあっては、その組成そ
のものである。また、層厚の増加方向にインジウム組成
に勾配を有する活性層にあっては、中間層と接する側の
表面に於けるインジウム組成である。また、インジウム
組成を相違する結晶相の集合体からなる多相構造の活性
層にあっては、各結晶相のインジウム組成の平均値であ
る。
向)にインジウム組成(=Y)を均一とする活性層をも
たらすために設けられるものである。中間層をなすII
I−V族化合物半導体結晶層のインジウム組成(=α)
が活性層をなすIII族窒化物半導体結晶のインジウム
組成(=Y)の半値を越える高値であると、深さ方向に
均一な所望のインジウム組成(=Y)を有する活性層を
安定して得ることができない。特に、図1に例示する如
く、中間層から活性層側へのインジウム(In)原子の
拡散に起因して、活性層の層厚の増加方向に漸次、イン
ジウム組成(=Y)が減少した組成的に不均一な活性層
が帰結される。逆に、中間層をインジウム(In)を含
まないIII−V族化合物半導体結晶層から構成する
と、所望のインジウム組成(=Y)に満たない活性層が
帰結され易くなる。特に、図2に例示する様に、活性層
の深部の中間層側の領域に於いてインジウム組成が低下
した組成的に不均一な活性層が帰結される。この様なイ
ンジウム組成(=Y)の不均一なIII族窒化物半導体
結晶からなる活性層を発光層として利用しても、インジ
ウム組成(=Y)の変化に対応した種々の発光が生じ、
単色性に優れる発光をもたらすリン化硼素系半導体発光
素子を得るに至らない。
のインジウム組成(=Y)の半値(=1/2)を越える
ものとする中間層上には、表面の平坦性に優れる活性層
を安定して形成できない。αが0.5×Yを越えると、
活性層の表面に凹凸が急激に顕著となる。粗雑に荒れた
表面の活性層では、平滑な接合界面を構成できない。従
って、例えば、この様な粗雑な表面を有する活性層を電
子走行層(チャネル層)とするヘテロ(異種)接合構造
して利用して高移動度FETを構成することを意図して
も、ヘテロ接合界面の近傍のチャネル(channe
l)層の内部に効率的に2次元電子を局在させることが
できず、相互コンダクタンス(gm)に優れる2次元電
子ガスFET(TEGFET)は得られず不都合とな
る。TEGFETに利用する中間層は、電子走行層と同
一の伝導形或いは高抵抗のIII−V族化合物半導体結
晶層から構成するのが望ましい。また、FETに好適に
利用できる中間層の層厚は活性層の1/2以下である。
例えば、層厚を15nmとする活性層について、中間層
として好適な層厚は7.5nm下である。更に、好まし
くは約5nm以下である。層厚が約1nm未満の極薄膜
の中間層では、下地のリン化硼素系半導体結晶層の表面
全体を均一に被覆するに至らず、従って、深さ方向或い
は平面的に均一なインジウム組成を有する活性層を得る
に支障となる。
中間層は、リン化硼素系半導体素子の特性の向上に支障
を来す要因となる場合がある。中間層を構成するための
III−V族化合物半導体の多くは直接遷移型の半導体
である(上記の「半導体デバイス概論」、28頁参
照)。従って、例えば、リン化硼素系半導体発光素子に
あって、中間層に流入する素子動作電流によって、活性
層に加え中間層からの発光が副次的に発生してしまう場
合がある。本第1の実施形態では、中間層を活性層と同
一の材料から構成する場合にあっても、インジウム組成
(=α)は活性層のそれ(=Y)とは相違させているの
で、中間層からの副次的な発光の波長は、本来所望する
活性層からの発光波長とは異なるものとなる。通常、中
間層の層厚を大とする程、中間層からの副次的な発光の
強度は増大するため、発光の単色性に優れるリン化硼素
系半導体発光素子を得るに支障となる。中間層の層厚
を、活性層の層厚の1/2以下とすると副次的な発光の
強度は、急激に低下させられる。発光素子を構成するに
利用する中間層の伝導形は、活性層またはリン化硼素系
半導体結晶層の何れかと一致させる。
ジウム組成をY(0<Y≦1)とする一般式AlQGaR
InYN(但し、0≦Q<1、0≦R<1、Q+R+Y
=1)で表わされるIII族窒化物半導体結晶から構成
する。本発明に係わるリン化硼素系半導体素子の活性層
は、量子井戸(Quantum Well:QW)構造
からも構成できる。例えば、リン化硼素系半導体層上に
設ける活性層を、Ga1 ー YInYN(0<Y≦1)等から
なる結晶層を井戸(well)層として備えた単一(S
ingle QW:SQW)或いは多重(Multi
QW:MQW)構造から構成することもできる。バリア
(barrier)層は窒化アルミニウム・ガリウム
(Al1-XGaXN:0≦X≦1)やGaN1- δPδ(0
≦δ≦1)等から構成できる。本発明の云う活性層と
は、量子井戸構造にあっては、発光をもたらす或いは電
子が走行する井戸層である。従って、リン化硼素系半導
体結晶層上に量子構造体を設けるに際しても、本発明の
中間層を例えば、バリア層上に設けた後、井戸層を形成
することとすれば、深さ方向或いは平面的にインジウム
組成(=Y)を均一とする井戸層(活性層)がもたらさ
れる利点がある。
殊な結晶構造を有するIII−V族化合物半導体結晶か
らなる多結晶層から構成する。すなわち、閃亜鉛鉱型
(zinc blende)の結晶体を含むウルツ鉱型
(Wurtzite)のIII−V族化合物半導体結晶
からなる多結晶層から構成する。単一の結晶型の結晶か
ら画一的に構成されているのではなく、この様な異なる
結晶型の結晶が混在している結晶層を本発明では多結晶
層と称する。例えば、単量体のリン化硼素(BP)から
なるリン化硼素系半導体結晶層上に設ける中間層を、閃
亜鉛鉱型の結晶体を含むウルツ鉱型の窒化ガリウム・イ
ンジウム(Ga1- αInαN:0<α≦0.5×Y)の
多結晶層から構成する。リン化硼素系半導体結晶は一般
に閃亜鉛鉱型の結晶構造を有するため、ウルツ鉱型の結
晶層から中間層を構成する場合、この様な閃亜鉛鉱型の
結晶体を含む中間層からは、リン化硼素系半導体結晶層
と中間層との間の熱膨張率或いは格子定数の差異等に起
因して発生する格子歪を緩和する作用が得られる。ま
た、中間層は、活性層の成膜時に於ける、下地のリン化
硼素系半導体結晶層より活性層側に拡散して来るリン
(P)を吸収して、活性層内のリン(P)の原子濃度を
抑制するに効果を奏する。
を上記とは異なる結晶構造を有するIII−V族化合物
半導体結晶層から構成する。すなわち、ウルツ鉱型の結
晶体を含む閃亜鉛鉱型のIII−V族化合物半導体結晶
からなる多結晶層から構成する。例えば、ウルツ鉱型の
窒化ガリウム・インジウムからなる結晶体を含む閃亜鉛
鉱型のIII−V族化合物半導体の多結晶層から構成す
る。III族窒化物半導体結晶は一般にウルツ鉱型であ
るため、ウルツ鉱型の結晶体を含む閃亜鉛鉱型のIII
−V族化合物半導体結晶からなる多結晶層から構成され
る中間層は、中間層とIII族窒化物半導体結晶からな
る活性層との間の熱膨張率或いは格子定数の差異等に起
因して発生する格子歪を緩和して、結晶性に優れる活性
層をもたらす作用を有する。また、中間層は、活性層の
成膜時に於ける、下地のリン化硼素系半導体結晶層より
活性層側に拡散して来るリン(P)を吸収して、活性層
内のリン(P)の原子濃度を抑制するに効果を奏する。
系半導体結晶層をリン化窒化硼素・インジウム(BAI
nDN1- δPδ:0<A≦1、0≦D<1、A+D=
1、0<δ≦1)混晶から構成し、リン化硼素系半導体
結晶層上に設ける中間層を窒化アルミニウム・ガリウム
・インジウム(AlγGaβInαN:0<α≦0.
5、0≦β<1、0≦γ<1、α+β+γ=1)混晶か
ら構成し、且つ活性層を窒化アルミニウム・ガリウム・
インジウム(AlQGaRInYN:0<Y≦1、0≦Q
<1、0≦R<1、Q+R+Y=1)混晶から構成す
る。ここでα≦0.5×Yとする。リン化窒化硼素・イ
ンジウム混晶からは、基板とする珪素単結晶に格子整合
するリン化硼素系半導体結晶層を構成できる利点がある
(特開2000−22211号公報参照)。また、窒化
アルミニウム・ガリウム・インジウム混晶は、一種のワ
イドバンドギャップ(wide bandgap)材料
であるため、例えば、近紫外帯光或いは短波長可視帯光
を出射するに好都合な活性層を構成できる。また、規定
されたインジウム組成(α、但し0<α≦0.5でα≦
0.5×Y)を有し、且つ活性層の構成元素を含んでな
る窒化アルミニウム・ガリウム・インジウム(AlγG
aβInαN:0<α≦0.5、0≦β<1、0≦γ<
1、α+β+γ=1)混晶から構成した中間層は、活性
層の成長に於ける「成長核」を提供して、活性層の成膜
を促進すると共に、インジウム組成(=Y)の均一な活
性層をもたらせる。
化硼素系半導体結晶層をリン化硼素・インジウム(BA
InDP:0<A≦1、0≦D<1、A+D=1)混晶
から構成し、リン化硼素系半導体結晶層上に設ける中間
層を窒化ガリウム・インジウム(GaβInαN:0<
α≦0.5、0≦β<1、α+β=1)混晶から構成
し、活性層を窒化ガリウム・インジウム(GaRIn
YN:0<Y≦1、0≦R<1、R+Y=1)混晶から
構成する。ここでα≦0.5×Yとする。BAInDP混
晶は構成元素がより少なく、従って、リン化硼素系半導
体結晶層の形成を簡便とできる。特に、室温での禁止帯
幅を約3eV前後とする単量体のリン化硼素(BP)結
晶層からは、活性層(発光層)に対する障壁層(クラッ
ド層)となるリン化硼素系半導体結晶層を構成できる。
また、酸素(O)等の不純物を含む高抵抗のリン化硼素
(BP)結晶層からは、例えば、FET用途の緩衝層を
構成できる。また、中間層をインジウム組成は異にする
ものの、活性層と同様の材料から構成すれば、相互の格
子ミスマッチ度を小と出来るため、ミスフィット(mi
sfit)転位等の結晶欠陥密度の低い良質の活性層を
構成できる。特に、閃亜鉛鉱型の結晶体を混在したウル
ツ鉱型結晶からなる中間層は、結晶欠陥密度の少ない結
晶性に優れる活性層をもたらすに貢献できる。
間層は、リン化硼素系半導体結晶層或いは活性層と同様
に、例えば、有機金属化学的気相堆積法(MOCVD
法)等の成長手段により成膜できる。例えば、トリエチ
ル硼素((C2H5)3B)/シクロペンタジエニルイン
ジウム(C5H5In)/ホスフィン(PH3)原料系M
OCVD法に依り成膜できる。ルイス(Lewis)塩
基性のPH3に対し、強度のルイス酸性を呈しないC5H
5Inをインジウム原料とすれば、PH3とのポリマー
(polymer)化反応が抑制され、常圧(略大気
圧)下のMOCVD法でも良質のインジウムを含有する
中間層を形成できる(日本国特許2098388号参
照)。MOCVD法に依り中間層を成膜するに際し、そ
の層厚は、珪素単結晶基板上への硼素(B)及びインジ
ウム(In)等のIII族構成元素の原料の供給量及び
その供給時間により制御できる。中間層のインジウム組
成(=α)は、III族構成元素の供給量の総量に対す
るインジウム原料の供給量の濃度比率を変化させて調整
する。また、中間層のキャリア濃度は、III族構成元
素の原料の供給量に対するV族構成元素の供給量の比率
(所謂、V/III比率)を適宣、選択することに依
り、または不純物を故意に添加(ドーピング)して調整
する。n形の中間層を得るに適する不純物としては、珪
素(Si)、錫(Sn)、硫黄(S)、セレン(Se)
やテルル(Te)等を例示できる。p形のドーパント
(dopant)には、亜鉛(Zn)、マグネシウム
(Mg)、炭素(C)等がある。
設けられた例えば、単量体のリン化硼素(BP)結晶か
らなるリン化硼素系半導体結晶層上に、窒化アルミニウ
ム・ガリウム・インジウム(AlγGaβInαN:0
<α≦0.5、0≦β<1、0≦γ<1、α+β+γ=
1)混晶から構成される中間層を成膜するに際し、リン
化硼素結晶層は約750℃〜約1200℃の範囲で、成
膜するのが好ましい。約1200℃を越える高温では、
B6P、B13P2等の多量体のリン化硼素結晶が生成さ
れ、単量体のリン化硼素からなる均質な結晶層が得られ
ず不適である。中間層はそれより低温の約700℃〜約
950℃の範囲で成膜するのが適する。インジウム組成
(α)を大とする中間層程、成膜温度を低温とすると、
平坦な表面の中間層が得られる。アルミニウム(Al)
を含むIII族窒化物半導体結晶層からなる中間層を成
膜するには、成膜温度を、上記の温度範囲内で比較的高
温とするのが適する。中間層上に積層する活性層を、イ
ンジウム組成は相違するものの、同様の結晶材料から構
成すると、活性層を中間層と略同等の温度で簡便に形成
できる利点がある。中間層或いは活性層のインジウム組
成(αまたはY)は、例えば、X線回折法、2次イオン
質量分析法(SIMS)、オージェ(Auger)分光
分析法(AES)等の組成分析手段を利用して定量でき
る。
族窒化物半導体結晶層からなる活性層との中間に設けら
れた、活性層のインジウム組成を基に規定されたインジ
ウム組成を有する中間層は、活性層のインジウム組成を
均一化させる作用を有する。また、表面の平坦性に優れ
る活性層をもたらす作用を有する。
されたインジウム組成を有し、且つ結晶型を相違する結
晶体を含む多結晶層からなる中間層は、結晶性に優れる
活性層をもたらす作用を有する。
ード(LED)を作製した例に挙げて、本発明の内容を
具体的に説明する。本実施例に係わるLED1Bの平面
模式図を図3に示す。また、図3に示す破線X−X’に
沿ったLED1Bの断面模式図を図4に示す。
11)結晶面を表面とする硼素(B)を添加したp形の
Si単結晶を基板101として構成した。基板101上
には、トリエチル硼素((C2H5)3B)/ホスフィン
(PH3)/水素(H2)系常圧MOCVD法により、3
50℃で、as−grown状態で非晶質を主体とする
リン化硼素からなる緩衝層102を堆積した。緩衝層1
02の層厚は約10nmとした。緩衝層102の表面に
は、上記のMOCVD気相成長手段を利用して、105
0℃で成長させたp形の単量体リン化硼素(BP)結晶
からなるリン化硼素系半導体結晶層103を積層した。
p形のリン化硼素系半導体結晶層103のキャリア濃度
は約7×1018cm-3とし、また、層厚は約400nm
とした。p形のリン化硼素系半導体結晶層103をなす
単量体のBP層の室温での禁止帯幅は大凡、3.0eV
であった。
には、トリメチルガリウム((CH3)3Ga)/シクロ
ペンタジエニルインジウム(C5H5In)/アンモニア
(NH3)/H2系常圧MOCVD法により、インジウム
組成を0.06(=6%)とするウルツ鉱結晶型のn形
窒化ガリウム・インジウム(Ga0.94In0.06N)から
なる中間層104を積層した。中間層104の成膜温度
は800℃とし、また、層厚は15nmとした。透過型
電子顕微鏡(TEM)を用いた断面TEM像及び制限視
野電子線回折図形から、中間層104の内部には閃亜鉛
鉱型の結晶体104aの存在が確認された。結晶体10
4aは特に、リン化硼素系半導体結晶層103との接合
界面の近傍の領域に多く存在していた。結晶体104a
の大きさは概ね、約2nmから約5nmであった。
成を0.15(=15%)とするウツツ鉱型の珪素(S
i)ドープn形窒化ガリウム・インジウム(Ga0.85I
n0.15N)からなる活性層(発光層)105を堆積し
た。活性層105の成膜温度は、中間層104と同じく
800℃とし、層厚は約300nmとした。また、活性
層105のキャリア濃度は約6×1017cm-3に設定し
た。2次イオン質量分析法(SIMS)に依り計測した
活性層105内部のインジウム組成の深さ方向の分布は
図5に示す如く、中間層104との接合界面に至る迄、
約0.15と均一であった。中間層104との接合界面
の近傍の活性層105の内部領域に於けるリン(P)原
子の濃度は約1×1018cm-3未満であり、p形のリン
化硼素系半導体結晶層103より拡散して来るリン
(P)原子に対する中間層104の捕獲作用が顕現され
ていた。また、断面TEM技法による観察では、リン化
硼素系半導体層103から活性層105内に貫通してく
る転位は殆ど視認されなかった。
(BP)からなるn形のリン化硼素系半導体結晶層10
6を積層した。n形のリン化硼素系半導体結晶層106
のキャリア濃度は約1×1019cm-3とし、また、層厚
は約400nmとした。n型のリン化硼素系半導体結晶
層106は、室温での禁止帯幅を大凡、3.0eVとす
る単量体のリン化硼素結晶より構成した。n形のリン化
硼素系半導体結晶層106及びp形のリン化硼素系半導
体結晶層103と活性層105とから、中間層104と
p形リン化硼素系半導体結晶層103とのpn接合構造
を備えたダブルヘテロ(DH)構造の発光部を構成し
た。
表面の中央部には、結線用の台座電極を兼ねる3層構造
の表面オーミック電極107を配置した。表面オーミッ
ク電極107は直径を約120μmとする円形とした。
表面オーミック電極107の、n形リン化硼素半導体結
晶層106と接触する部位107aは、金(Au)・ゲ
ルマニウム(Ge)合金の真空蒸着膜(膜厚≒700n
m)から構成した。Au・Ge真空蒸着膜107aの上
には、ニッケル(Ni)真空蒸着膜(膜厚≒100n
m)107b被着させた。Ni真空蒸着膜107bの上
には、Au真空蒸着膜(膜厚≒1000nm)107c
を被着させた。一方、p形Si単結晶基板101の導電
性を活用して、基板101の裏面の略全面には、アルミ
ニウム(Al)真空蒸着膜(膜厚≒700nm)からな
る裏面オーミック電極108を配置した。その後、積層
構造体1Aを、基板101のSi単結晶の<211>結
晶方向に平行及び垂直な方向に沿って裁断して、一辺を
約350μmとする正方形のLED1Bとした。
ク電極108との間に、順方向に20ミリアンペア(m
A)の動作電流を通流し、LED1Bの発光特性を調査
した。発光中心波長は460nmとなった。中間層10
4のインジウム組成(=0.06)を、活性層105の
インジウム組成(=0.15)の半値(=1/2)以下
としたため、この主たる発光スペクトル以外に副次的な
発光は認められず、発光は半値幅(=FWHM)を約2
0nmとする単色性に優れるものであった。また、結晶
型の相違する結晶体を含む構成からなる中間層104の
作用により、貫通転位の少ない活性層105をもたらす
ことが出来たため、一般の積分球を使用してチップ(c
hip)状態で計測される輝度は9ミリカンデラ(mc
d)となった。また、通常の電流−電圧(I−V)特性
から求められた順方向電圧(Vf)は約3.7V(順方
向電流=20mA)であった。また、逆方向電流が10
μAに到達する際の電圧である逆方向電圧(Vr)は約
10V以上であり、良好なpn接合特性(整流特性)が
顕現された。以上、本発明に依って、高い発光強度を呈
しつつ且つ耐圧性に優れるリン化硼素系半導体LEDが
提供される結果となった。
けられたリン化硼素系半導体結晶層と、リン化硼素系半
導体結晶層上に設けられた活性層の下地層となる中間層
と、中間層上にインジウム組成をY(0<Y≦1)とす
るIII族窒化物半導体結晶からなる活性層とを利用し
てリン化硼素系半導体素子を構成するに際し、本発明で
は、活性層をなすIII族窒化物半導体結晶層のインジ
ウム組成の1/2以下のインジウム組成のIII−V族
化合物半導体から中間層を構成することとしたので、例
えば、LED等のリン化硼素系半導体発光素子にあっ
て、発光の単色性を乱す副次的な発光を回避でき、単色
性に優れる発光素子をもたらすに効果を奏する。
を、活性層をなすIII族窒化物半導体結晶層のインジ
ウム組成の1/2以下とするに加え、結晶型の相違する
結晶体を含む多結晶層から中間層を構成することとした
ので、例えば、発光強度と電気的な耐圧特性に優れるリ
ン化硼素系半導体素子からなる発光ダイオードを提供で
きた。
深さ方向のインジウム組成の分布を示す図である。
深さ方向のインジウム組成の分布を示す図である。
る。
模式図である。
ンジウム組成の分布を示す図である。
Claims (8)
- 【請求項1】珪素(Si)単結晶からなる基板と、該基
板上に設けられたリン化硼素系半導体結晶層と、該リン
化硼素系半導体結晶層上に設けられたIII−V族化合
物半導体結晶からなる中間層と、該中間層上に設けられ
たインジウム組成をY(0<Y≦1)とする一般式Al
QGaRInYN(但し、0≦Q<1、0≦R<1、Q+
R+Y=1)で表わされるIII族窒化物半導体結晶か
らなる活性層とを備えたリン化硼素系半導体素子に於い
て、前記中間層がインジウムを含有するIII−V族化
合物半導体結晶からなり、該中間層のインジウム組成が
前記活性層をなすIII族窒化物半導体結晶のインジウ
ム組成(Y)の1/2以下であることを特徴とするリン
化硼素系半導体素子。 - 【請求項2】前記中間層が、閃亜鉛鉱型(zinc b
lende)の結晶体を含むウルツ鉱型(Wurtzi
te)のIII−V族化合物半導体結晶からなる多結晶
層から構成されることを特徴とする請求項1に記載のリ
ン化硼素系半導体素子。 - 【請求項3】前記中間層が、ウルツ鉱型の結晶体を含む
閃亜鉛鉱型のIII−V族化合物半導体結晶からなる多
結晶層から構成されることを特徴とする請求項1に記載
のリン化硼素系半導体素子。 - 【請求項4】前記リン化硼素系半導体結晶層がリン化窒
化硼素・インジウム(B AInDN1- δPδ:0<A≦
1、0≦D<1、A+D=1、0<δ≦1)混晶から構
成され、前記中間層が窒化アルミニウム・ガリウム・イ
ンジウム(AlγGaβInαN:0<α≦0.5、0
≦β<1、0≦γ<1、、α+β+γ=1)混晶から構
成され、前記活性層が窒化アルミニウム・ガリウム・イ
ンジウム(AlQGaRInYN:0<Y≦1、0≦Q<
1、0≦R<1、Q+R+Y=1)混晶から構成され、
α≦0.5×Yであることを特徴とする請求項1乃至3
に記載のリン化硼素系半導体素子。 - 【請求項5】前記リン化硼素系半導体結晶層がリン化硼
素・インジウム(BAInDP:0<A≦1、0≦D<
1、A+D=1)混晶から構成され、前記中間層が窒化
ガリウム・インジウム(GaβInαN:0<α≦0.
5、0≦β<1、α+β=1)混晶から構成され、活性
層が窒化ガリウム・インジウム(GaRInYN:0<Y
≦1、0≦R<1、R+Y=1)混晶から構成され、α
≦0.5×Yであることを特徴とする請求項4に記載の
リン化硼素系半導体素子。 - 【請求項6】前記中間層を有機金属化学的気相堆積法
(MOCVD法)で成膜する請求項1ないし5に記載の
リン化硼素系半導体素子の製造方法。 - 【請求項7】前記中間層の成長温度を700℃〜950
℃とする請求項6に記載のリン化硼素系半導体素子の製
造方法。 - 【請求項8】請求項1ないし5に記載のリン化硼素系半
導体素子からなる発光ダイオード。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2002027869A JP2003229601A (ja) | 2002-02-05 | 2002-02-05 | リン化硼素系半導体素子、その製造方法、および発光ダイオード |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005043635A1 (en) * | 2003-10-31 | 2005-05-12 | Showa Denko K.K. | Compound semiconductor light-emitting device having pn-junction type hetero structure and forming method thereof |
JP2009059974A (ja) * | 2007-09-03 | 2009-03-19 | Univ Meijo | 半導体基板、半導体発光素子および半導体基板の製造方法 |
US9595632B2 (en) | 2012-08-29 | 2017-03-14 | Nitto Optical Co., Ltd. | Method for producing GaN-based crystal and semiconductor device |
-
2002
- 2002-02-05 JP JP2002027869A patent/JP2003229601A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2005043635A1 (en) * | 2003-10-31 | 2005-05-12 | Showa Denko K.K. | Compound semiconductor light-emitting device having pn-junction type hetero structure and forming method thereof |
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JP2009059974A (ja) * | 2007-09-03 | 2009-03-19 | Univ Meijo | 半導体基板、半導体発光素子および半導体基板の製造方法 |
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