JP2003229402A - 薬液供給装置、基板処理装置 - Google Patents

薬液供給装置、基板処理装置

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JP2003229402A
JP2003229402A JP2002027024A JP2002027024A JP2003229402A JP 2003229402 A JP2003229402 A JP 2003229402A JP 2002027024 A JP2002027024 A JP 2002027024A JP 2002027024 A JP2002027024 A JP 2002027024A JP 2003229402 A JP2003229402 A JP 2003229402A
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chemical liquid
tank
liquid
buffer tank
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JP2002027024A
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Kounosuke Hayashi
航之介 林
Shinsuke Ueki
慎介 植木
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Shibaura Mechatronics Corp
Original Assignee
Shibaura Mechatronics Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は供給タンクに微量の薬液を高精度
に供給することができる薬液供給装置を提供することに
ある。 【解決手段】 微量の薬液を供給タンクに供給する薬液
供給装置において、上記薬液が貯えられるバッファタン
ク22と、このバッファタンクに貯えられる薬液の液面
を所定の高さに制御する液面センサ32と、上下駆動可
能かつ上記バッファタンクの薬液内に没入可能に設けら
れた秤量部材29と、この秤量部材の上記バッファタン
ク内への没入長さを制御しその没入長さに応じた量の薬
液を上記バッファタンクから流出させて上記供給タンク
に供給する制御装置6とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は微量の薬液を精密
に供給するための薬液供給装置及びその薬液供給装置を
用いた基板処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置や液晶表示装置などを製造す
る場合、半導体ウエハやガラス基板などの基板に回路パ
ターンを形成するリソグラフィープロセスがある。この
リソグラフィープロセスは、周知のように上記基板にレ
ジストを塗布し、このレジストに回路パターンが形成さ
れたマスクを介して光を照射し、ついでレジストの光が
照射されない部分(あるいは光が照射された部分)を除
去し、除去された部分をエッチングするなどの一連の工
程を複数回繰り返すことで、上記基板に回路パターンを
形成するものである。
【0003】上記一連の各工程においては、たとえば上
記基板の自然酸化膜の成長を抑制したり、バクテリアの
発生を防止するなどの目的のために、上記基板を処理液
で処理するということが行なわれている。そのような処
理液としては、薬液としてフッ酸を希釈液としての純水
で、フッ酸の濃度が5〜10ppmの濃度になるよう希
釈したものが用いられることがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】薬液を希釈液によって
希釈する場合、一度に多量の処理液を作るようにすれ
ば、薬液の供給量も多くなるから、薬液の供給量の制御
が容易となる。しかしながら、その場合、多量の処理液
を収容するための供給タンクが必要となるから、供給タ
ンクの大型化を招くことになり、好ましくないというこ
とがある。
【0005】そこで、供給タンクを大型化させることな
く、所定濃度の処理液を供給するようにしている。つま
り、一度に作られる処理液の量を少なくすることで、処
理液を小さな供給タンクに収容できるようにしている。
その場合、所定濃度の処理液を作るために必要とする薬
液も微量となるから、微量の薬液を高精度に測定して供
給タンクに供給できるようにすることが要求されること
になる。
【0006】この発明は微量の薬液を供給タンクに高精
度に供給することができるようにした薬液供給装置及び
その薬液供給装置が用いられた基板処理装置を提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、微量
の薬液を供給タンクに供給する薬液供給装置において、
上記薬液が貯えられるバッファタンクと、このバッファ
タンクに貯えられる薬液の液面を所定の高さに制御する
液面制御手段と、上下駆動可能かつ上記バッファタンク
の薬液内に没入可能に設けられた秤量部材と、この秤量
部材の上記バッファタンク内への没入長さを制御しその
没入長さに応じた量の薬液を上記バッファタンクから流
出させて上記供給タンクに供給する供給制御手段とを具
備したことを特徴とする薬液供給装置にある。
【0008】請求項2の発明は、微量の薬液を供給タン
クに供給する薬液供給装置において、上記薬液が貯えら
れるバッファタンクと、このバッファタンクに貯えられ
る薬液の液面を所定の高さに制御する液面制御手段と、
上記バッファタンクに接続されこのバッファタンク内の
薬液を上記供給タンクに供給する供給制御弁と、この供
給制御弁を所定回数開閉させることでこの供給制御弁か
ら上記供給タンクに供給される薬液の供給量を制御する
供給制御手段とを具備したことを特徴とする薬液供給装
置にある。
【0009】請求項3の発明は、微量の薬液を供給タン
クに供給する薬液供給装置において、上記薬液が貯えら
れるバッファタンクと、上記バッファタンク内の薬液を
上記供給タンクに供給する薬液供給管と、この薬液供給
管に設けられた第1の供給制御弁と、上記薬液供給管の
上記第1の制御弁よりも所定長さ下流側に設けられた第
2の制御弁と、上記第1の制御弁と第2の制御弁と開閉
制御し、上記バッファタンク内の薬液を上記第2の制御
弁よりも上流側の部分に貯えた後、その部分に貯えられ
た薬液を上記供給タンクに供給する供給制御手段とを具
備したことを特徴とする薬液供給装置にある。
【0010】請求項4の発明は、薬液を希釈液によって
所定の濃度に希釈して処理液とし、その処理液を基板に
供給してこの基板を処理する基板処理装置において、上
記処理液の供給タンクと、この供給タンクに希釈液を供
給する希釈液供給ラインと、上記供給タンクに薬液を供
給する薬液供給ラインと、この薬液供給ラインに設けら
れ上記希釈液供給ラインによって上記供給タンクに供給
される希釈液に対して所定量の薬液を供給する薬液供給
装置とを具備し、上記薬液供給装置は請求項1乃至3の
いずれかに記載された構成であることを特徴とする基板
処理装置にある。
【0011】この発明によれば、供給タンクに微量の薬
液を高精度に供給することができるため、供給タンクを
大型化せずに、所定の濃度の処理液を供給することが可
能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながらこの発
明の実施の形態を説明する。
【0013】図1と図2はこの発明の第1の実施の形態
を示し、図1に示す基板処理装置は処理液の供給タンク
1を備えている。この供給タンク1には希釈液となる純
水供給ライン2と、この純水によって希釈される薬液と
してのフッ酸供給ライン3とが接続されている。
【0014】上記純水供給ライン2には、流量計4と第
1の開閉制御弁5とが順次設けられている。流量計4
は、上記純水供給ライン2を流れて上記供給タンク1に
供給される純水の流量を計測し、その計測信号を制御装
置6に入力する。上記第1の開閉制御弁5は上記制御装
置6からの駆動信号によって開閉制御される。具体的に
は上記流量計4によって測定される純水の流量が予め設
定された所定量になると、上記第1の開閉制御弁5が閉
じられるようになっている。
【0015】なお、上記制御装置6は、後述する薬液供
給装置8に供給されたフッ酸の液面制御手段と供給制御
手段の一部を構成している。
【0016】上記フッ酸供給ライン3には第2の開閉制
御弁7と薬液供給装置8とが順次接続されている。この
薬液供給装置8は、後述するようにフッ酸供給ライン3
から供給されたフッ酸を予め設定された数cc単位の微
小量で高精度に上記供給タンク1に供給する。
【0017】供給タンク1では、純水とフッ酸とを混合
して所定のフッ酸濃度の処理液を形成する。たとえば、
半導体ウエハなどの基板Wの自然酸化膜の成長を抑制し
たり、バクテリアの発生を防止するなどの場合には、純
水に対してフッ酸が5〜10ppmの濃度で添加された
処理液が用いられる。
【0018】上記供給タンク1には処理液供給管11の
一端が接続されている。この処理液供給管11の中途部
には供給ポンプ12と第3の開閉制御弁13とが順次接
続されている。処理液供給管11の他端は基板処理装置
としてのスピン処理装置14のノズル15に接続されて
いる。
【0019】上記スピン処理装置14はカップ体16を
有する。このカップ体16の周壁上部には取付け具17
が設けられている。この取付け具17には上記ノズル1
5が保持されている。
【0020】上記カップ体16内には上記基板Wを着脱
可能に保持する回転テーブル18が設けられている。こ
の回転テーブル18は駆動源19によって回転駆動され
る。上記供給ポンプ12、第3の開閉制御弁13及び上
記駆動源19は上記制御装置6によって駆動が制御され
る。
【0021】上記第3の開閉制御弁13を開いて上記供
給ポンプ12を作動させると、上記ノズル15から上記
回転テーブル18に保持された上記基板Wに向けて処理
液が噴射される。それによって、基板Wを処理液によっ
て処理することができる。
【0022】上記薬液供給装置8は図2に示すようにベ
ース板21を備えている。このベース板21の上面には
上記供給タンク1に比べて容積が十分に小さいバッファ
タンク22が設けられ、また一端にはガイド板23が立
設されている。上記バッファタンク22には上記第2の
開閉制御弁7を介して上記フッ酸供給ライン3が接続さ
れ、このフッ酸供給ライン3によってフッ酸が供給され
る。
【0023】上記取付け板23には直動ガイド24が上
下方向に沿って設けられ、このLMガイド24には可動
体25が移動可能に設けられている。上記可動体25に
は軸線を垂直にした駆動ねじ26が螺合されている。こ
の駆動ねじ26は上記制御装置6によって駆動が制御さ
れる駆動モータ27によって回転駆動される。それによ
って、上記可動体25はLMガイド24に沿って上下駆
動される。
【0024】上記可動体25には取付け部材28が設け
られている。この取付け部材28の先端部には長さ方向
において均等な断面形状をなした、たとえば円柱状や角
柱状などの秤量部材29が軸線を垂直にして保持されて
いる。この秤量部材29は上記バッファタンク22内に
挿入されている。
【0025】したがって、上記駆動モータ27を作動さ
せて上記秤量部材29を下降させれば、この秤量部材2
9の下端部をバッファタンク22に供給されたフッ酸内
に没入させることができるようになっている。
【0026】上記バッファタンク22の上部には薬液供
給管31の一端が接続されている。この薬液供給管31
の一端部は水平に配置され、その水平部には液面センサ
32が設けられている。
【0027】上記薬液供給管31の水平部に連続する垂
直部分には三方切換え弁33が設けられている。この三
方切換え弁33は第1乃至第3のポート33a〜33c
を有する。第1のポート33aは上記薬液供給管31に
接続され、第2のポート33bは上記供給タンク1に接
続されている。第3のポート33cはフッ酸の回収タン
ク(図示せず)に接続されている。
【0028】上記バッファタンク22にフッ酸を供給す
るとき、上記三方切換え弁33は上記制御装置6によっ
て第1のポート33aと第3のポート33cとが連通す
るよう切換え制御される。
【0029】バッファタンク22内にフッ酸が供給され
て液面が薬液供給管31の水平部分と同じレベルにな
り、フッ酸が薬液供給管31へ流出すると、そのことが
液面センサ32によって検出される。つまり、フッ酸の
液面が薬液供給管31と同じレベルに維持される。
【0030】液面センサ32の検出信号は制御装置6に
出力される。それによって、制御装置6は第2の開閉制
御弁7を閉じてバッファタンク22へのフッ酸の供給を
停止するとともに、三方切換え弁33を切換え制御して
第1のポート33aと第2のポート33bとを連通させ
る。
【0031】その状態で、駆動モータ27を作動して秤
量部材29を下降させ、その下端部を図2に鎖線で示す
ようにバッファタンク22のフッ酸内に没入させれば、
フッ酸内に没入した秤量部材29の没入長さの体積に応
じた量のフッ酸がバッファタンク22から薬液供給管3
1へ流れ、三方切換え弁33の第1のポート33aと第
3のポート33bを通って供給タンク1へ流入すること
になる。
【0032】つまり、秤量部材29の断面形状やフッ酸
内への没入長さを制御することで、バッファタンク22
から供給タンク1へのフッ酸の供給量を、cc単位の微
量で高精度に制御することができる。
【0033】つぎに、上記構成の基板処理装置によって
基板Wを所定濃度の処理液によって処理する手順を説明
する。
【0034】まず、薬液供給装置8のバッファタンク2
2にフッ酸供給ライン3を通じてフッ酸を供給する。バ
ッファタンク22にフッ酸を供給するとき、三方切換え
弁33は第1のポート33aと第3のポート33cが通
じるよう切換え制御されている。
【0035】したがって、バッファタンク22内のフッ
酸の液面が所定のレベルになり、その液面が液面センサ
32によって検出されると、その検出信号によって第2
の開閉制御弁7が閉じられ、バッファタンク22へのフ
ッ酸の供給が停止される。つまり、液面が所定のレベル
に設定される。それと同時に、三方切換え弁33が切換
えられ、第1のポート33aと第2のポート33bが連
通する。
【0036】このように、バッファタンク22内のフッ
酸の液面を所定のレベルに設定したならば、純水供給ラ
イン2を通じて所定量の純水を供給タンク1に供給する
とともに、純水に対して所定の濃度、たとえば5〜10
ppmの濃度になるよう、予め定められた数cc単位の
微量のフッ酸を薬液供給装置8によって供給タンク1に
供給する。
【0037】薬液供給装置8によって微量のフッ酸を供
給する場合、駆動モータ27を作動させて可動体25を
直動ガイド24に沿って下降させ、秤量部材29をバッ
ファタンク22に所定の液面レベルで貯えられたフッ酸
内に所定寸法だけ没入させる。
【0038】それによって、バッファタンク22から
は、フッ酸内に没入した秤量部材29の容積に応じた微
小量のフッ酸を薬液供給管31から流出させ、供給タン
ク1に供給することができる。つまり、バッファタンク
22のフッ酸内に没入させる秤量部材29の容積に応じ
て微量のフッ酸を供給タンク1に高精度で供給すること
ができる。
【0039】微量のフッ酸を供給タンク1に精密に供給
することができれば、供給タンク1の容積が小さくて
も、所定濃度の処理液を確実に得ることができる。つま
り、バッファタンク22から供給タンク1へ供給するフ
ッ酸の供給精度に応じて供給タンク1を小型化すること
ができるから、基板処理装置の小型化が可能となる。
【0040】このように、供給タンク1内において、所
定のフッ酸濃度の処理液が作られたならば、供給ポンプ
12を作動させるとともに第3の開閉制御弁13を開放
する。それによって、処理液供給管11に処理液が供給
され、先端のノズル15から回転テーブル18に保持さ
れた基板Wに向けて噴射されるから、この基板Wを所定
濃度のフッ酸を含む処理液によって処理することができ
る。
【0041】図3と図4はこの発明の第2の実施の形態
を示し、図5はこの発明の第3の実施の形態を示す。こ
れらの実施の形態は薬液供給装置の変形例であり、以
下、図面を参照して説明する。なお、第1の実施の形態
と同一部分には同一記号を付して説明を省略する。
【0042】図3と図4に示す第2の実施の形態の薬液
供給装置8Aは、バッファタンク22の底部壁に供給タ
ンク1に連通する薬液供給管41が接続されている。薬
液供給管41の中途部には、制御装置6によって開閉制
御される供給制御弁42が設けられている。
【0043】上記バッファタンク22の側壁には、一端
をバッファタンク22の上部に接続し、他端を下部に接
続した液面レベル管43が設けられている。この液面レ
ベル管43の中途部には液面センサ44が設けられてい
る。バッファタンク22に供給されるフッ酸の液面が所
定のレベルになると、そのことが上記液面センサ44に
よって検出される。
【0044】液面センサ44の検出信号は上記制御装置
6に入力される。それによって、バッファタンク22に
フッ酸を供給するフッ酸供給ライン2に設けられた第2
の開閉制御弁7が閉じられ、フッ酸の供給を停止するよ
うになっている。つまり、フッ酸の液面が所定のレベル
に設定される。
【0045】バッファタンク22内のフッ酸の液面が所
定のレベルに設定されると、微量のフッ酸がバッファタ
ンク22から供給タンク1に供給される。フッ酸を供給
タンク1に供給するには、上記供給制御弁42を制御装
置6によって複数回、繰り返して開閉制御する。なお、
供給制御弁42の開閉のサイクルは一定である。
【0046】図4は供給制御弁42の開閉回数とフッ酸
の供給量との関係を示すグラフである。このグラフから
分かるように、供給制御弁42の開閉回数と、フッ酸の
供給量とは比例する。したがって、フッ酸の供給量に応
じて制御装置6による供給制御弁42の開閉回数を設定
すれば、その開閉回数に応じて微量のフッ酸を高精度で
供給タンク1に供給することが可能となる。
【0047】なお、供給制御弁42の開閉の回数だけで
なく、開閉のサイクルを変えることによっても、フッ酸
の供給量を制御することができる。
【0048】図5に示すこの発明の第3の実施の形態の
薬液供給装置8Bは、バッファタンク22の側壁上部に
オーバフロー管46が接続されている。このオーバフロ
ー管46はフッ酸供給ライン3によってバッファタンク
22内に供給されるフッ酸の液面レベルを一定に維持す
る。
【0049】上記バッファタンク22の側壁下部には薬
液供給管47の一端が接続されている。この薬液供給管
47は水平部47aと垂直部47bとを有し、上記水平
部47aには第1の排液制御弁48が設けられ、上記垂
直部47bには第2の排液制御弁49が設けられてい
る。各排液制御弁48,49は制御装置6によって開閉
制御される。
【0050】上記水平部47aには、上記第1の排液制
御弁48よりも下流側に大気開放管51が接続されてい
る。この大気開放管51には上記制御装置6によって開
閉制御される大気開放弁52が上記オーバフロー管46
よりも高い位置に設けられている。
【0051】上記構成の薬液供給装置8Bによって微量
の薬液を供給タンク1に供給する場合には、まずバッフ
ァタンク22にフッ酸をオーバフロー管46からオーバ
フローするレベルまで供給する。つまり、フッ酸の液面
を所定レベルに設定する。つぎに、第2の排液制御弁4
9を閉じ、第1の排液制御弁48と大気開放弁52とを
開く。それによって、バッファタンク22内のフッ酸が
薬液供給管47を流れ、この薬液供給管47の水平部4
7aと垂直部47及び大気開放管52にフッ酸の液面レ
ベルとほぼ同じ高さまで溜まる。
【0052】つぎに、第1の排液制御弁48を閉じ、第
2の排液制御弁49を開く。それによって、上記薬液供
給管47の上記第1の排液制制御弁48と上記第2の排
液制御弁49との間の部分と、上記大気開放管51とに
貯えられた薬液が供給タンク1に供給されることにな
る。
【0053】つまり、第1の排液制御弁48と第2の排
液制御弁49とを開閉制御することで、薬液供給管47
と大気開放管51との上記第2の排液制御弁49よりも
上流側の部分に貯えられた薬液を供給することができ
る。したがって、フッ酸が貯えられる部分の配管長さや
管径を設定することで、その容積に応じた微量の薬液を
精密に供給することが可能となる。
【0054】なお、この発明は上記各実施の形態に限定
されるものでなく、種々変形可能である。たとえば薬液
としてはフッ酸に限られず、また希釈液も純水に限られ
るものでなく、他の薬液や希釈液を用いる場合であって
も、微量の薬液を希釈液によって希釈する場合にはこの
発明を適用することができる。
【0055】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、供給タ
ンクに微量の薬液を高精度に供給することができるた
め、供給タンクを大型化せずに、所定の濃度の処理液を
供給することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態の基板処理装置を
示す概略的構成図。
【図2】薬液供給装置の構成図。
【図3】この発明の第2の実施の形態の薬液供給装置を
示す構成図。
【図4】供給制御弁の開閉回数とフッ酸の供給量との関
係を示すグラフ。
【図5】この発明の第3の実施の形態の薬液供給装置を
示す構成図。
【符号の説明】
1…供給タンク 2…純水供給ライン(薬液供給ライン) 3…フッ酸供給ライン(希釈液供給ライン) 6…制御装置(液面制御手段、供給制御手段) 8…薬液供給装置 22…バッファタンク 29…秤量部材 32…液面センサ(液面制御手段) 42…供給制御弁

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 微量の薬液を供給タンクに供給する薬液
    供給装置において、 上記薬液が貯えられるバッファタンクと、 このバッファタンクに貯えられる薬液の液面を所定の高
    さに制御する液面制御手段と、 上下駆動可能かつ上記バッファタンクの薬液内に没入可
    能に設けられた秤量部材と、 この秤量部材の上記バッファタンク内への没入長さを制
    御しその没入長さに応じた量の薬液を上記バッファタン
    クから流出させて上記供給タンクに供給する供給制御手
    段とを具備したことを特徴とする薬液供給装置。
  2. 【請求項2】 微量の薬液を供給タンクに供給する薬液
    供給装置において、 上記薬液が貯えられるバッファタンクと、 このバッファタンクに貯えられる薬液の液面を所定の高
    さに制御する液面制御手段と、 上記バッファタンクに接続されこのバッファタンク内の
    薬液を上記供給タンクに供給する供給制御弁と、 この供給制御弁を所定回数開閉させることでこの供給制
    御弁から上記供給タンクに供給される薬液の供給量を制
    御する供給制御手段とを具備したことを特徴とする薬液
    供給装置。
  3. 【請求項3】 微量の薬液を供給タンクに供給する薬液
    供給装置において、 上記薬液が貯えられるバッファタンクと、 上記バッファタンク内の薬液を上記供給タンクに供給す
    る薬液供給管と、 この薬液供給管に設けられた第1の供給制御弁と、 上記薬液供給管の上記第1の制御弁よりも所定長さ下流
    側に設けられた第2の制御弁と、 上記第1の制御弁と第2の制御弁と開閉制御し、上記バ
    ッファタンク内の薬液を上記第2の制御弁よりも上流側
    の部分に貯えた後、その部分に貯えられた薬液を上記供
    給タンクに供給する供給制御手段とを具備したことを特
    徴とする薬液供給装置。
  4. 【請求項4】 薬液を希釈液によって所定の濃度に希釈
    して処理液とし、その処理液を基板に供給してこの基板
    を処理する基板処理装置において、 上記処理液の供給タンクと、 この供給タンクに希釈液を供給する希釈液供給ライン
    と、 上記供給タンクに薬液を供給する薬液供給ラインと、 この薬液供給ラインに設けられ上記希釈液供給ラインに
    よって上記供給タンクに供給される希釈液に対して所定
    量の薬液を供給する薬液供給装置とを具備し、 上記薬液供給装置は請求項1乃至3のいずれかに記載さ
    れた構成であることを特徴とする基板処理装置。
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