JP2003229043A - 電磁開閉装置 - Google Patents

電磁開閉装置

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JP2003229043A
JP2003229043A JP2002312564A JP2002312564A JP2003229043A JP 2003229043 A JP2003229043 A JP 2003229043A JP 2002312564 A JP2002312564 A JP 2002312564A JP 2002312564 A JP2002312564 A JP 2002312564A JP 2003229043 A JP2003229043 A JP 2003229043A
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Japan
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coil
contact
control circuit
switch
electromagnetic
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JP2002312564A
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English (en)
Inventor
Riichi Uotome
利一 魚留
Hideki Enomoto
英樹 榎本
Hideki Kuzumi
秀樹 来住
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電磁石を形成するコイルで費やされる消費電
力が、より少なくなるようにし、また、制御回路ブロッ
クを備えた場合に、これを簡易に接続できるような機構
を備えた電磁開閉装置を、簡単な構成で低コストにて提
供すること。 【解決手段】 本発明の電磁開閉装置は、電磁石を形成
するコイルを、接点を閉じるときに少なくとも励磁され
る第1のコイル15aと、同接点が閉じている状態のと
きに少なくとも励磁される第2のコイル15bと、から
構成し、入力操作信号に応じて所定時間だけ第1のコイ
ル15aを通電させる第1のスイッチ21、及び第2の
コイル15bを通電させる第2のスイッチ22を設けた
ものであって、第1のスイッチ21は、入力操作信号が
印加されて第2のスイッチ22がオン状態になった後
に、オン状態になり、接点が閉じた後の所定時間後に、
オフ状態になるものにしたことを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パワー負荷用のリ
レーとして好適な封止接点装置等に係る電磁開閉装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の電磁開閉装置として、例
えば図17に示すような封止接点装置1がある(例え
ば、特許文献1参照。)。
【0003】この封止接点装置1は、リレー接点部が気
密空間に収められているため、接点間を開放させるとき
に発生するアークが装置外に漏れることがないので、気
中開閉器では必要であったアークスペースが不要にな
り、実装密度を上げるための密着取り付けが可能なもの
で、次のように構成されている。
【0004】封止接点装置1は、絶縁材料製の封止容器
2と、固定接点3a,3aを有し封止容器2に気密接合
される固定端子3,3と、固定接点3a,3aに接離す
る可動接触子4と、一方向へ駆動されて移動する可動鉄
芯5と、この可動鉄芯5に対向してその可動鉄芯5の一
方向へ吸引し駆動させる固定鉄芯6と、可動鉄芯5を収
納する有底の筒体7と、この筒体7に気密接合される第
1の接合部材8と、水素又は水素を主体とするガスが気
密封止されるよう封止容器2及び第1の接合部材8に気
密接合されることによって各接点3a,3a及び各鉄芯
5,6を収容するための気密空間を形成する第2の接合
部材9と、可動鉄芯5に連結される可動軸10と、可動
接触子4を各接点3a,3aの当接方向へ付勢する接圧
ばね11と、可動接触子4が可動軸10に連設されるよ
う接圧ばね11を圧縮懸架状態で保持する保持部材12
と、可動鉄芯5を一方向へ付勢する復帰ばね13と、固
定鉄芯6を介して可動鉄芯5を吸引し駆動させるための
継鉄14及びコイル15と、コイルが巻回されるコイル
ボビン16と、ハウジング17と、を備えて構成されて
いる。
【0005】次に、上記構成による封止接点装置1の固
定端子3,3間を、入力操作信号により、導通、開放さ
せる動作を説明する。
【0006】封止接点装置1に入力操作信号を入力しコ
イル15を励磁させると、可動鉄芯5が移動することに
より、その可動鉄芯5に固定された可動軸10が移動す
る。すると、固定接点3a,3aと所定の接点ギャップ
を有して対向していた可動接触子4は、接点ギャップを
徐々に小さくしてゆき、やがて固定接点3a,3aに当
接し、この可動接触子4を介して固定端子3,3間が導
通する。
【0007】また、入力操作信号が止みコイル15の励
磁が切られると、可動接触子4は、主として接圧ばね1
1及び復帰ばね13の付勢力でもって復帰して、可動接
触子4が固定接点3a,3aから開離するとともに、可
動鉄芯5も所定の距離だけ移動して元の状態に戻る。そ
して、復帰時に接点間に発生するアークは、図外磁気手
段の磁場により可動接触子4の両端方向へ十分に引き伸
ばされて消弧される。その結果、固定端子3,3間が開
放される。
【0008】また、従来の電磁石装置として、投入コイ
ル及び保持コイルと、これらのコイルを巻装する第1及
び第2の固定鉄心と、を有し、第1の固定鉄心と第2の
固定鉄心の双方の外周に、投入コイルと保持コイルのい
ずれか一方を内側に、他方を外側にして巻装するととも
に、それぞれの投入コイルどうし、及びそれぞれの投入
コイルどうしを並列に接続しているものもある(例え
ば、特許文献2参照。)。
【0009】この電磁石装置は、電磁接触器に取り付け
られ、電磁力を利用して主回路の投入時における駆動力
及び保持力を発生させるものであって、切り替え接点に
流れるアークエネルギーを減少させ、切り替え接点の消
耗を減らすことができるものである。
【0010】
【特許文献1】特許第3107288号公報(第3−4
頁、第1図)
【特許文献2】特開2000−82374号公報(第1
−3頁、第2図)
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記封止接点装置1
(特許文献1)等の電磁開閉装置が、パワー負荷用のリ
レー等として使用される場合、入力操作信号を印加した
際に、コイルで費やされる消費電力がより少ないことが
好ましい。また、このような電磁開閉装置に、その接点
の駆動制御を行うための制御回路を形成した制御回路ブ
ロックを備えさせる場合、この制御回路ブロックの電極
をコイルに電気的に接続するときに、簡易に接続できる
ようにすることが好ましい。
【0012】ところで、コイルによる消費電力を少なく
する方策として、上記電磁石装置(特許文献2)及び、
一般に、PWM制御(Pulse Width Mod
ulation;パルス幅変調)等が行われているが、
コイルから出てくる放射ノイズが比較的大きくなってし
まい、コイル周辺の電子部品等に、悪影響を与えること
が懸念されていた。
【0013】本発明は、上記事由に鑑みてなしたもの
で、その目的とするところは、電磁石を形成するコイル
で費やされる消費電力がより少なくなるようにし、ま
た、制御回路ブロックを備えた場合に、これを簡易に接
続できるような機構を備えた電磁開閉装置を、簡単な構
成で低コストにて提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明の電
磁開閉装置は、入力操作信号に応じて励磁する電磁石に
よって接点が駆動される電磁開閉装置において、前記電
磁石を形成するコイルを、前記接点を閉じるときに少な
くとも励磁される第1のコイルと、同接点が閉じている
状態のときに少なくとも励磁される第2のコイルと、か
ら構成し、前記第1及び第2のコイルを並列又は直列に
接続すると共に、前記入力操作信号に応じて所定時間だ
け前記第1のコイルを通電させる第1のスイッチ、及び
前記第2のコイルを通電させる第2のスイッチを設けた
ものであって、前記第1のスイッチは、前記入力操作信
号が印加されて前記第2のスイッチがオン状態になった
後に、オン状態になり、前記接点が閉じた後の所定時間
後に、オフ状態になるものにしたことを特徴としてい
る。
【0015】請求項2に係る発明の電磁開閉装置は、請
求項1記載の構成において、前記入力操作信号が所定値
を超えたときに前記第1のスイッチを動作させる第3の
スイッチを設けてなるものとしている。
【0016】請求項3に係る発明の電磁開閉装置は、請
求項1又は2記載の構成において、前記第1のスイッチ
をMOSFETにて形成し、このMOSFETのゲート
・ソース間に、抵抗と、一端が前記MOSFETのゲー
トに接続されるコンデンサとアノードが前記MOSFE
Tのソースに接続されるツエナーダイオードとを直接に
接続した回路と、を並列に接続し、前記コンデンサと前
記ツエナーダイオードとの接続点に前記入力操作信号を
入力するものとしている。
【0017】請求項4に係る発明の電磁開閉装置は、請
求項1乃至3記載の構成において、前記第2のスイッチ
をMOSFETにて形成したものとしている。
【0018】請求項5に係る発明の電磁開閉装置は、請
求項1乃至4記載の構成において、前記第2のスイッチ
を外部信号によって制御するように構成したものとして
いる。
【0019】請求項6に係る発明の電磁開閉装置は、請
求項2乃至5記載の構成において、前記第3のスイッチ
を、フォトトランジスタ又はMOSFETにて形成した
ものとしている。
【0020】請求項7に係る発明の電磁開閉装置は、請
求項1乃至6記載の構成において、前記第1のコイルと
直列に接続されるダイオードを備え、そのダイオードの
カソード側を、前記第1のコイル側に接続したものとし
ている。
【0021】請求項8に係る発明の電磁開閉装置は、請
求項1乃至7記載の構成において、前記第1のスイッチ
をなすMOSFETのゲート・ソース間に、抵抗と、カ
ソードがこのMOSFETのゲートに接続されアノード
がこのMOSFETのソースに接続されるダイオード
と、を並列に接続したものとしている。
【0022】請求項9に係る発明の電磁開閉装置は、請
求項1乃至8記載の構成において、前記第1のコイル
は、電磁石の径方向における外方側に巻回し、前記第2
のコイルは、電磁石の径方向における内方側に巻回する
と共に、両コイルの中心軸線に沿って発生させる磁束の
向きが略同一方向を向く方向に通電するものとしてい
る。
【0023】請求項10に係る発明の電磁開閉装置は、
請求項1乃至9記載の構成において、前記電磁開閉装置
は、電磁石の励磁を制御する制御回路が形成された制御
回路ブロックを備え、前記制御回路と前記コイルとを電
気的に接続する手段を設けたことを特徴としている。
【0024】請求項11に係る発明の電磁開閉装置は、
請求項10記載の構成において、前記コイルが巻回され
るコイルボビンは、前記制御回路ブロックを固定するス
リットが形成されたことを特徴としている。
【0025】請求項12に係る発明の電磁開閉装置は、
請求項11記載の構成において、前記スリットは、一端
が前記制御回路ブロックに形成した電極に電気的に接続
され、他端が前記コイルに電気的に接続される導電性部
材を備えたものとしている。
【0026】請求項13に係る発明の電磁開閉装置は、
請求項12記載の構成において、前記導電性部材の前記
一端は、同導電性部材と一体的に形成されたバネ部を有
するものであって、前記制御回路ブロックを前記スリッ
トに装着したときに、同制御回路ブロックに形成した電
極と前記導電性部材がバネ部を介して電気的に接続され
るようにしたものとしている。
【0027】請求項14に係る発明の電磁開閉装置は、
請求項10記載の構成において、前記制御回路ブロック
は、前記制御回路と電気的に接続されるコンタクトを備
えたコネクタを設け、前記コイルが巻回されるコイルボ
ビンに、前記コイルと電気的に接続されると共にコイル
ボビンから突出して前記コンタクトと電気的に接続し得
るコイル端子を設けたものとしている。
【0028】請求項15に係る発明の電磁開閉装置は、
請求項14記載の構成において、前記コイル端子は、少
なくとも、その先端部が、コイルの中心軸線に略平行な
方向を向いているものとしている。
【0029】請求項16に係る発明の電磁開閉装置は、
請求項14又は15記載の構成において、所定の配線パ
ターンを有し前記コイルボビンに固定される配線基板を
備え、この配線基板に、前記配線パターンと電気的に接
続すると共に前記コンタクトと電気的に接続し得る基板
コンタクトを有する基板コネクタを設け、前記コイル端
子と前記配線パターンとを電気的に接続したものとして
いる。
【0030】請求項17に係る発明の電磁開閉装置は、
請求項1乃至16記載の構成において、前記電磁開閉装
置は、絶縁材料製の封止容器と、固定接点を有し前記封
止容器に気密接合される固定端子と、可動接点を有し前
記固定接点に接離する可動接触子と、一方向へ駆動され
て移動する可動鉄芯と、前記可動鉄芯を収納する有底の
筒体と、同筒体に気密接合される第1の接合部材と、水
素又は水素を主体とするガスが気密封止されるよう前記
封止容器及び前記第1の接合部材に気密接合されること
によって前記の各接点及び鉄芯を収容するための気密空
間を形成する第2の接合部材と、前記可動鉄芯に連結さ
れる可動軸と、前記可動接触子を前記各接点の当接方向
へ付勢する接圧ばねと、前記可動鉄芯を一方向へ付勢す
る復帰ばねと、前記可動鉄芯を吸引し駆動させるための
継鉄及びコイルと、ハウジングと、を備えた封止接点装
置としている。
【0031】
【発明の実施の形態】本発明の電磁開閉装置は、コイル
で費やされる消費電力がより少なくなるようにし、ま
た、制御回路ブロックを備えた場合に、これを簡易に接
続できるような機構を備えるという目的を、下記のよう
に実現した。
【0032】以下、図面に沿って、本発明の電磁開閉装
置について説明する。なお、以下に述べる説明では、コ
イル15等、従来の技術において説明したものと基本的
機能が実質的に同様の部分には同じ符号を付している。
【0033】図1は、本発明の電磁開閉装置の第1の実
施の形態に係るコイルブロック及び制御回路ブロックを
示す説明図である。このコイルブロック及び制御回路ブ
ロックは、例えば図17に示す封止接点装置1に備えて
使用することができる。
【0034】このコイルブロックは、コイルで費やされ
る消費電力が比較的少なくなるように構成しているもの
であって、投入コイル(第1のコイル)15a及び保持
コイル(第2のコイル)15b(図6参照)によって形
成されるコイル15と、コイルボビン16と、略L字形
状をした複数の導電性部材19とを備えている。また、
制御回路ブロック18は、コイル15の励磁を制御する
制御回路(図示省略)が形成されるものであって、導電
性部材19と電気的に接続するための電極18aを複数
設けている。
【0035】コイルボビン16は、コイル15が巻回さ
れるものであって、上部には制御回路ブロック18を装
着するスリット16aを形成している。導電性部材19
は、コイル15と制御回路ブロック18との間を電気的
に接続するものであって、一端(バネ部)19aを、略
J字形状をしたバネ性を持つように形成して、この部分
で制御回路ブロック18に形成した電極18aに電気的
に接続するようにし、他端19bをコイル15に電気的
に接続している。
【0036】上記構成によれば、制御回路ブロック18
が、コイルボビン16に形成したスリット16aに装着
された場合、導電性部材19のバネ性を持つバネ部19
aが、制御回路ブロック18の電極18aに押し付けら
れるので、導電性部材19と電極18aとの間の電気的
な接続が確実になる。なお、この部分を半田等で接続す
れば、電気的な接続がより一層確実にできることは言う
までもない。
【0037】図2は、本発明の電磁開閉装置の第2の実
施の形態に係るコイルブロック及び制御回路ブロックを
示す説明図である。
【0038】この実施の形態のコイルブロックは、上述
した第1の実施の形態に係るものとは、導電性部材19
の一端19aの構造が異なっている。すなわち、導電性
部材19の一端19aを、略直線形状に形成しており、
上述したような略J字形状をしたバネ性を持つようには
形成していない。
【0039】この構成によっても、制御回路ブロック1
8が、コイルボビン16に形成したスリット16aに装
着された場合、導電性部材19の一端19aが、制御回
路ブロック18の電極18aに接触するので、この部分
で電気的に接続されることとなる。また、この部分を半
田等で接続すれば、電気的な接続がより一層確実にでき
ることは、上述した第1の実施の形態に係る構成のもの
と同様である。
【0040】上記構成によれば、導電性部材19が、比
較的簡単な形状をしているので、この部材を比較的簡単
に製造することができるようになる。その結果、コイル
ブロックを比較的簡単に製造することができるようにな
るので、以って、これを備えた電磁開閉装置を比較的簡
単に製造することができるようになる。
【0041】図3は、本発明の電磁開閉装置の第3の実
施の形態に係るコイルブロック及び制御回路ブロックを
示す説明図である。
【0042】この第3の実施の形態に係るものは、上述
した第1及び第2の実施の形態に係るものとは、コイル
ブロックが、導電性部材19(図1及び図2参照)を備
えておらず、また、制御回路ブロック18には、周囲が
導電性物質で囲まれた孔状の電極18aを複数設けてい
る点が、相違している。
【0043】この構成では、制御回路ブロック18に設
けた複数の電極18aと、投入コイルの両端15a,1
5a及び保持コイルの両端15b,15bとを半田等で
電気的に接続すると共に、制御回路ブロック18を、コ
イルボビン16に形成したスリット16aに装着して固
定する。
【0044】この場合、コイルブロックが、導電性部材
19(図1及び図2参照)を備えていないため、部品点
数が少なくなるので、以って、これを備えた電磁開閉装
置を比較的、低コストにて提供することができるように
なる。
【0045】図4乃至図9は、本発明に係る電磁開閉装
置(封止接点装置)の第4の実施の形態を示す図であ
り、図4及び図5は封止接点装置1のそれぞれ正面断面
図及び側面断面図、図6はコイル15の上面断面図、図
7は回路図、図8は制御回路ブロック18の斜視図、図
9はコイル15と制御回路ブロック18とを電気的に接
続する部分の要部断面図である。
【0046】この封止接点装置1は、絶縁材料製の封止
容器2と、固定接点3a,3aを有し封止容器2に気密
接合される固定端子3,3と、固定接点3a,3aに接
離する可動接触子4と、一方向へ駆動されて移動する可
動鉄芯5と、可動鉄芯5を収納する有底の筒体7と、こ
の筒体7に気密接合される第1の接合部材8と、可動鉄
芯5に連結される可動軸10と、可動接触子4を各接点
3a,3aの当接方向へ付勢する接圧ばね11と、可動
接触子4が可動軸10に連設されるよう接圧ばね11を
圧縮懸架状態で保持する保持部材12と、可動鉄芯5を
一方向へ付勢する復帰ばね13と、可動鉄芯5を吸引し
駆動させるための継鉄14及びコイル15と、コイル1
5が巻回されるコイルボビン16と、ハウジング17
と、コイル15の励磁を制御する制御回路(図示省略)
が形成された制御回路ブロック18と、を有し、制御回
路ブロック18とコイル15とを電気的に接続するよう
構成してある。
【0047】コイル15は、接点を閉じるときに少なく
とも励磁する投入コイル(第1のコイル)15aと、同
接点が閉じている状態のときに少なくとも励磁する保持
コイル(第2のコイル)15bと、から構成してある。
そして、図6に示すように、投入コイル15aは、径方
向における外方側に巻回し、保持コイル15bは、径方
向における内方側に巻回すると共に、両コイル15a,
15bの中心軸線に沿って発生させる磁束の向きが略同
一方向を向く方向に通電するものとしている。こうする
と、コイル15a,15bを励磁又は消磁させるときに
発生する輻射ノイズを、比較的、低く抑えることができ
るのである。さらに、図7に示すように、投入コイル1
5aと保持コイル15bとを並列に接続すると共に、入
力操作信号に応じて所定時間だけ投入コイル15aを通
電させる第1のスイッチ21、及び保持コイル15bを
通電させる第2のスイッチ22をそれぞれ直列に接続し
てある。
【0048】制御回路ブロック18は、図8に示すよう
に、制御回路(図示省略)と電気的に接続する5個のコ
ンタクト181a乃至181eを備えたコネクタ181
を設け、後述する基板コンタクト183a(図9参照)
又はコイル端子161(図10及び図11参照)と電気
的に接続し得るように構成してある。そして、制御回路
ブロック18は、ポッティング剤18A(図5参照)に
より、やや弾力性をもった状態でハウジング17に固定
するのである。なお、ポッティング剤18Aは、例えば
ウレタン系の樹脂材料からなるものであり、制御回路ブ
ロック18の制御回路を覆うことにより、制御回路に水
分が浸入するのを防止すると共に、制御回路で発生して
熱を放出する役割も果たすのである。
【0049】次に、コイル15と制御回路ブロック18
(図8参照)との間を電気的に接続する部分の構成を図
9に基づいて説明する。
【0050】コイル15が巻回されるコイルボビン16
には、コイル端子161及び配線基板182を固着し、
さらに、配線基板182には基板コネクタ183を固着
してある。
【0051】詳しくは、コイル端子161は、導電性材
料により大略L字状に形成され、基端部161aをコイ
ルボビン16に形成した挿着孔16bに挿着固定し、コ
イル15の外方側にコイルボビン16から突出する中央
部161bにコイル15の一端を絡げて電気的に接続す
ると共に、コイルの中心軸線に略平行な方向に向かって
およそ90°屈曲した先端部161cを、後述する配線
基板182に形成した挿通孔182aに挿通して半田付
け等により配線パターン(図示省略)に電気的に接続し
ている。
【0052】配線基板182は、コイル端子161の先
端部161cを挿通させる挿通孔182aと、後述する
基板コネクタ183に設けた基板コンタクト183aを
挿通させる挿通孔182bと、を形成すると共に、挿通
孔182aと挿通孔182bとの間を電気的に接続する
配線パターン(図示省略)を適宜設けてある。そして、
配線基板182は、その一端182cが、コイルボビン
16に形成した挿着溝16cに挿着固定されるのであ
る。
【0053】基板コネクタ183は、導電性材料により
形成された基板コンタクト183aを有しており、基板
コンタクト183aの一端を挿通孔182bに挿通して
半田付け等により配線パターン(図示省略)に電気的に
接続し、基板コンタクト183aの他端がコネクタ18
1のコンタクト181a乃至181eと電気的に接続し
得るように構成してある。
【0054】かくして、コイル15は、コイル端子16
1、配線基板182の配線パターン、基板コンタクト1
83a、及びコネクタ181を経由して、制御回路ブロ
ック18の制御回路と電気的に接続するのである。
【0055】上記構成によれば、コイル端子161乃至
配線基板182等により、コネクタ181と基板コネク
タ183との間を接続する際における位置関係を適宜調
整し得るものとなるので、コイルボビン16と制御回路
ブロック18との間の距離が離れている場合等、比較
的、接続しにくい状況であっても、コイル15と制御回
路との間の電気的接続を適宜行い得るものとなる。ま
た、基板コンタクト183aがコンタクト181a乃至
181eに挿入されて電気的に接続されるように構成し
てあるので、接点の開閉等による振動が生じた場合であ
っても、電気的接続が切断されにくいものとなる。これ
により、制御回路ブロック18が、ポッティング剤18
A(図5参照)により、やや弾力性をもった状態でハウ
ジング17に固定されることと相俟って、電気的な接触
信頼性が向上させられるものとなる。
【0056】なお、コイル15と制御回路ブロック18
(図8参照)との間を電気的に接続する部分の構成は種
々の変形が可能であり、例えば図10及び図11に示す
構成にすることもできる。
【0057】図10に示す構成は、配線基板182及び
基板コネクタ183(いずれも図9参照)を用いない
で、コイル端子161をコネクタ181のコンタクト1
81a乃至181eと直接、電気的に接続し得るように
構成したことを特徴とするものである。
【0058】具体的には、コイル端子161は、導電性
材料により大略L字状に形成され、基端部161aをコ
イルボビン16に形成した挿着孔16bに挿着固定し、
コイル15の外方側にコイルボビン16から突出する中
央部161bにコイル15の一端を絡げて電気的に接続
すると共に、コイルの中心軸線に略平行な方向に向かっ
ておよそ90°屈曲した先端部161cを、コネクタ1
81のコンタクト181a乃至181eに挿着して、直
接、電気的に接続し得るように構成してある。
【0059】この構成によれば、配線基板182及び基
板コネクタ183を設けることなく電気的に接続するこ
とが可能なものとなるので、部品点数を削減することが
できて、封止接点装置1を低コストにて提供することが
できるものとなる。
【0060】図11に示す構成は、同じく、配線基板1
82及び基板コネクタ183(いずれも図9参照)を設
けないで、コイル端子161をコネクタ181のコンタ
クト181a乃至181eと直接、電気的に接続するこ
とができるように構成したことを特徴とするものであ
る。
【0061】具体的には、コイル端子161は、導電性
材料により形成され、基端部161aをコイルボビン1
6に形成した挿着孔16bに挿着固定し、コイル15の
外方側にコイルボビン16から突出する中央部161b
にコイル15の一端を絡げて電気的に接続してある。そ
して、中央部161bから連続して一体的に形成した先
端部161cを、コネクタ181のコンタクト181a
乃至181eに挿着して、直接、電気的に接続し得るよ
うに構成してある。
【0062】この構成によれば、配線基板182及び基
板コネクタ183を設けることなく電気的に接続するこ
とが可能なものとなるので、部品点数を削減することが
でき、また、コイル端子161の形状が簡単なため、こ
れを容易に製造することができるものとなるので、封止
接点装置1を低コストにて提供し得るものとなる。
【0063】なお、上述した第4の実施の形態において
は、コイルボビン16側に所謂、オスコネクタたるコイ
ル端子161乃至基板コネクタ183を設け、制御回路
ブロック18側に所謂、メスコネクタたるコネクタ18
1を設けているが、この構成とは逆に、コイルボビン1
6側に所謂、メスコネクタを設け、制御回路ブロック1
8側に所謂、オスコネクタを設ける構成にすることもで
き、かかる構成によっても、上述した本発明の作用効果
が損なわれることがないことは言うまでもない。
【0064】上述した第1乃至第4の実施の形態によれ
ば、電磁開閉装置の組み立てる際には、制御回路ブロッ
ク18を簡易にコイルボビン16に装着することができ
るので、電磁開閉装置の組み立てが容易になり、しか
も、組み立てる前には、制御回路ブロック18とコイル
ボビン16を別々に保管、運搬することができるので、
利便性が向上する。
【0065】図12は、本発明の電磁開閉装置の第5の
実施の形態に係る回路を説明する回路図である。
【0066】この実施の形態に係る回路20は、投入コ
イル(第1のコイル)15a及び保持コイル(第2のコ
イル)15bを入力端子20a,20b間に並列に接続
して構成している。
【0067】投入コイル15aには、MOSFET(第
1のスイッチ)21を直列に接続すると共に、MOSF
ET21のゲート・ソース間に、抵抗23と、接続点に
抵抗26を介して一方の入力端子20aに接続される、
コンデンサ24とツエナーダイオード25とを直接に接
続した回路と、を並列に接続している。
【0068】保持コイル15bには、MOSFET(第
2のスイッチ)22を直列に接続し、このMOSFET
22のゲートを、入力端子20a,20b間に直列に接
続した抵抗28と抵抗29との接続点に接続している。
【0069】また、投入コイル15a及び保持コイル1
5bには、サージ吸収用の素子30及び31を、それぞ
れ並列に接続すると共に、入力操作信号が止んだときに
回生電流Iが流れるのを防止するためのダイオード27
及び32をそれぞれ直列に接続している。これにより、
電磁開閉装置のオフ時に、接点の開極速度が低下して、
出力側の遮断性能が低下することを抑えることができる
ようになる。また、入力端子20a,20b間に印加す
る入力操作電圧の極性を誤って逆方向に印加した場合
に、投入コイル15a及び保持コイル15bに電流が流
れないようにすることができる。但し、保持コイル15
bに通電されても接点不動作するだけであるから、ダイ
オード32に代えて、この部分を導線にて接続するよう
にしても良い。なお、サージ吸収用の素子31は、例え
ばダイオード311とツエナーダイオード312とを直
列に接続して構成することができる。
【0070】次に、上記構成による回路20の動作につ
いて図13に示す説明図に沿って説明する。
【0071】入力端子20a,20b間に入力操作電圧
Vを印加すると、抵抗28と抵抗29との分圧比によっ
て決定される電圧が、MOSFET22のゲートに与え
られて、このMOSFET22のドレイン・ソース間が
導通する。すると、保持コイル15bの両端の電圧V
(15b)が上昇するので、この保持コイル15bに電
流が流れ始める。一方、MOSFET21のゲートに
は、抵抗23及び26等によって決定される所定の電圧
が印加された後、MOSFET21のゲート電圧Vg
(21)は、抵抗23、コンデンサ24、ツエナーダイ
オード25によって決定される時定数にしたがって徐々
に低下する。そうすると、MOSFET21のゲート電
圧Vg(21)が、このMOSFET21のしきい値V
th(21)を超えている所定の時間tの間だけ、MO
SFET21のドレイン・ソース間が導通するので、投
入コイル15aの両端の電圧V(15a)が上昇して、
この投入コイル15aに電流が流れる。
【0072】つまり、所定の時間tの間だけ、投入コイ
ル15aに電流が流れて励磁し、比較的大きな吸引力に
よって可動鉄芯5が固定鉄芯6に引き付けられ、可動接
触子4が固定接点3a,3a(いずれも図17参照)に
接する。そして、所定の時間tの後には、投入コイル1
5aに電流が流れなくなって、保持コイル15bにだけ
電流が流れてこれが励磁しているだけであるが、それほ
ど大きな吸引力が必要ではないため、この状態が維持さ
れる。これにより、保持コイル15bにだけ電流が流れ
るので、入力操作電力の消費を比較的低く抑えることが
できるうえ、前述したPWM制御と異なり、コイルから
は、放射ノイズが全く出ないようにすることができる。
【0073】また、投入コイル15aを比較的太い導線
にて形成すれば、これに電流が流れたときに、より大き
な磁力を発生させることができるため、接点が当接する
までの時間をより短くすることができる。また、保持コ
イル15bを比較的細い導線にて形成すれば、接点間が
当接しているときの消費電力をより低く抑えることがで
きるようになる。
【0074】また、投入コイル15aに電流が流れる時
間tは、抵抗23、コンデンサ24、ツエナーダイオー
ド25の回路定数によって調整することができるため、
接点を当接させるのに必要な時間だけ電流を流すように
構成することができる。その結果、投入コイル15aが
異常に温度上昇して、やがて焼損に至るのを防ぐことが
できる。
【0075】なお、ダイオード27及び32に代えて、
この部分を導線にて接続したり、また、MOSFET
(第2のスイッチ)22を外部信号によって制御するよ
うに構成しても、上述した本発明の作用効果が損なわれ
ることがないことは、言うまでもない。
【0076】図14は、本発明の電磁開閉装置の第6の
実施の形態に係る回路を説明する回路図である。
【0077】この実施の形態に係る回路20は、上述し
た第5の実施の形態に係るものとは、投入コイル(第1
のコイル)15a及び保持コイル(第2のコイル)15
bを入力端子20a,20b間に直列に接続して構成し
ている点が異なっている。
【0078】詳しくは、投入コイル15aと保持コイル
15bとを直列に接続すると共に、保持コイル15bと
MOSFET(第2のスイッチ)22とを直列に接続し
た回路と、MOSFET(第1のスイッチ)21とダイ
オード32とを直列に接続した回路と、を更に並列に接
続し、MOSFET21のゲート・ソース間に、抵抗2
3と、接続点に抵抗26を介して一方の入力端子20a
に接続される、コンデンサ24とツエナーダイオード2
5とを直接に接続した回路とを並列に接続し、MOSF
ET22のゲートを、入力端子20a,20b間に直列
に接続した抵抗28と抵抗29の接続点に接続し、投入
コイル15aと直列にダイオード27を接続し、ダイオ
ード27、投入コイル15a及び保持コイル15bと並
列にサージ吸収用の素子31を接続して構成している。
保持コイル15bには、これと並列にダイオード32が
接続されているので、MOSFET21がオフして接点
の当接を保持する状態に移行するときには、ダイオード
32の電圧降下分に相当する電圧が保持コイル15bの
両端に印加されるため、保持吸引力が安定するまでの時
間が短くなって、保持状態が安定し易くなる。
【0079】この構成によると、入力端子20a,20
b間に入力操作電圧Vを印加したときに、所定の時間t
の間、投入コイル15aだけに電流が流れ、保持コイル
15bには電流が流れないので、磁力による吸引力は比
較的小さくなるが、接点間が当接しているときには、投
入コイル15aと保持コイル15bの両方に電流が流れ
るので、上述した第4の実施の形態に係るものと比べ
て、保持状態がより安定するようになる。
【0080】なお、ダイオード27及び32に代えて、
この部分を導線にて接続したり、また、MOSFET
(第2のスイッチ)22を外部信号によって制御するよ
うに構成しても、上述した本発明の作用効果が損なわれ
ることがないことは、言うまでもない。
【0081】図15は、本発明の電磁開閉装置の第7の
実施の形態に係る回路図である。この実施の形態に係る
回路20は、投入コイル(第1のコイル)15a及び保
持コイル(第2のコイル)15bを入力端子20a,2
0b間に並列に接続して構成している。
【0082】詳しくは、入力端子20a,20b間に、
アノードが入力端子20aに接続されるダイオード39
と、一端がダイオード39のカソードに接続され他端が
後述するMOSFET(第1のスイッチ)21のドレイ
ンに接続される投入コイル15aと、ドレインが投入コ
イル15aの他端に接続されソースが入力端子20bに
接続されるMOSFET21と、を直列に接続し、ダイ
オード39のカソードと入力端子20bとの間に、保持
コイル15bと、ドレインが保持コイル15bに接続さ
れソースが入力端子20bに接続されるMOSFET
(第2のスイッチ)22と、を直列に接続し、保持コイ
ル15bと並列にサージ吸収用の素子31を接続し、ダ
イオード39のカソードとMOSFET22のゲートと
の間に抵抗28を接続し、MOSFET22のゲートと
入力端子20bとの間に抵抗29を接続してある。サー
ジ吸収用の素子31は、保持コイル15bの通電を停止
したときに発生させる逆起電力を吸収し、電磁開閉装置
(封止接点装置)の出力側の開放を迅速に行なわせるも
のであって、例えばバリスタや、ダイオードとパワーツ
エナーダイオードとを直列に接続した回路、等にて構成
することができる。
【0083】さらに、MOSFET21のゲート・ソー
ス間には、所謂、ワンショットパルス回路Aを接続し、
ダイオード39のカソードとワンショットパルス回路A
との間に、所謂、電圧反応型電子スイッチ(第3のスイ
ッチ)36を接続している。
【0084】ワンショットパルス回路Aは、入力操作電
圧に応じて所定の時間だけMOSFET21のゲート・
ソース間に所定の電圧を発生させるものであって、一端
がMOSFET21のゲートに接続され他端が後述する
コンデンサ24に接続される抵抗34と、抵抗34と後
述するツエナーダイオード25のカソードとの間に接続
されるコンデンサ24と、カソードがコンデンサ24に
接続されアノードがMOSFET21のソースに接続さ
れるツエナーダイオード25と、を直列に接続し、MO
SFET21のゲート・ソース間に、抵抗23と、カソ
ードがMOSFET21のゲートに接続されアノードが
MOSFET21のソースに接続されるダイオード33
と、を並列に接続し、ツエナーダイオード25と並列に
抵抗35を接続している。
【0085】電圧反応型電子スイッチ36は、入力操作
電圧(入力操作信号)が所定値を超えたときにワンショ
ットパルス回路Aを動作させるものであって、フォトト
ランジスタカプラ36にて構成している。すなわち、フ
ォトトランジスタカプラ36の入力側を、ダイオード3
9のカソードと接地端子との間に直列に接続される抵抗
37と抵抗38との接続点に接続し、フォトトランジス
タカプラ36の出力側の一端を、抵抗26を介してダイ
オード39のカソードに接続し、フォトトランジスタカ
プラ36の出力側の他端を、コンデンサ24とツエナー
ダイオード25との接続点に接続してある。なお、電圧
反応型電子スイッチ36は、例えば低圧駆動タイプのM
OSFETにて構成することもできる。この場合、MO
SFETのゲートを抵抗37と抵抗38との接続点に接
続し、MOSFETのドレインを抵抗26に接続し、M
OSFETのソースをコンデンサ24とツエナーダイオ
ード25との接続点に接続すればよい。
【0086】次に、上記構成による回路20の動作につ
いて図16に基づいて説明する。時間T0に、入力端子
20a,20b間に入力操作電圧Vを印加すると、抵抗
28と抵抗29との分圧比によって決定される電圧が、
MOSFET22のゲートに与えられる。そして、t1
時間が経過して、その電圧がMOSFET22のしきい
値Vth(21)を超えると、このMOSFET22の
ドレイン・ソース間が導通する。すると、保持コイル1
5bの両端の電圧V(15b)が上昇するので、この保
持コイル15bに電流が流れ始める(時間T1)。
【0087】一方、フォトトランジスタカプラ36の入
力側には、抵抗37と抵抗38との分圧比によって決定
される電圧が与えられている。そして、t2時間が経過
して、その電圧がおよそ0.7V乃至1.1Vになる
と、入力側のLEDが発光し、フォトトランジスタカプ
ラ36の出力側を導通させる。すると、MOSFET2
1のゲート電圧Vg(21)が、このMOSFET21
のしきい値Vth(21)を超えるので、MOSFET
21のドレイン・ソース間が導通し、投入コイル15a
の両端の電圧V(15a)が上昇して、この投入コイル
15aに電流が流れ始めて、電磁開閉装置(封止接点装
置)の出力側が導通し始める(時間T2)。ここで、M
OSFET21のゲートには、コンデンサ24及び抵抗
34を介してツエナーダイオード25を接続してあるの
で、MOSFET21のゲート電圧Vg(21)の最大
値は、ツエナーダイオード25のツエナー電圧Vzd
(25)程度の電圧に抑えられる。なお、本実施の形態
においては、入力操作電圧Vのピーク値をおよそ12V
にしてある。
【0088】やがてMOSFET21のゲート電圧Vg
(21)は、抵抗23、コンデンサ24、ツエナーダイ
オード25等によって決定される所定の時定数にしたが
って徐々に低下する。そして、t3時間が経過して、M
OSFET21のゲート電圧Vg(21)が、このMO
SFET21のしきい値Vth(21)より低くなる
と、MOSFET21のドレイン・ソース間が遮断する
ので、投入コイル15aに電流が流れなくなる(時間T
3)。なお、本実施の形態においては、t3時間がおよ
そ100msになるよう、抵抗23、コンデンサ24等
の回路定数を設定してある。
【0089】そして、保持コイル15bにだけ電流が流
れる状態により、所望のt4時間だけ、電磁開閉装置
(封止接点装置)の出力側を導通させた後、入力操作電
圧Vの印加を停止させる。すると、MOSFET22の
ゲート電圧が低下し、その電圧がMOSFET22のし
きい値Vth(21)より低くなると、このMOSFE
T22のドレイン・ソース間が遮断する。これにより、
保持コイル15bに電流が流れなくなって、電磁開閉装
置(封止接点装置)の出力側が遮断するのである(時間
T5)。
【0090】したがって、上記構成によると、保持コイ
ル15bにだけ電流を流して電磁開閉装置(封止接点装
置)の出力側の導通状態を維持するので、入力操作電力
の消費が比較的低く抑えられるものとなる。
【0091】また、保持コイル15bには、投入コイル
15aが励磁される前から電流が流されており、投入コ
イル15aが消磁された後にも電流が流されてるように
構成してあるので、投入コイル15aの両端に逆起電力
が発生しにくいものとなる。
【0092】また、入力操作電圧Vが所定値を超えたと
きに動作する所謂、電圧反応型電子スイッチとしてのフ
ォトトランジスタカプラ36を設けて、入力端子20
a,20b間にノイズが印加された場合であっても、投
入コイル15aには電流が流れない構成にしてある。こ
れにより、投入コイル15aが異常に温度上昇するのが
抑えられると共に、電磁開閉装置(封止接点装置)の出
力側を導通させる動作が安定させられるものとなる。ま
た、電圧反応型電子スイッチとしてのフォトトランジス
タカプラ36は、入力操作電圧Vが所定値を超えたとき
に投入コイル15aを励磁させるので、比較的、緩やか
に立ち上がる入力操作電圧Vが印加された場合であって
も、電磁開閉装置(封止接点装置)の出力側を確実に導
通させることができるものとなる。
【0093】また、MOSFET21のゲート電圧Vg
(21)は、抵抗23、コンデンサ24、ツエナーダイ
オード25等によって決定される所定の時定数にしたが
って徐々に低下するよう構成することにより、投入コイ
ル15aに接続するMOSFET(第1のスイッチ)2
1が除々に通電オフするので、機械的なスイッチを用い
た場合と比較すると、投入コイル15aがオフするとき
に発生させる逆起電力が極めて低く抑えられるものとな
る。
【0094】また、投入コイル(第1のコイル)15a
と直列に接続されるダイオード39を備え、そのダイオ
ード39のカソード側を、投入コイル15a側に接続し
たものとしているので、このダイオード39のアノード
側すなわち入力端子20aを負電位とするような入力操
作電圧を印加した場合には、制御回路20に電流が流れ
ないため投入コイル15aが励磁しない。この場合、電
磁開閉装置(封止接点装置)1が動作しないので、入力
端子20a,20b間に印加する入力操作電圧の極性が
誤っていることが容易に判明させられるものとなる。
【0095】また、MOSFET21のゲート・ソース
間には、抵抗23と、ダイオード33と、を並列に接続
してあるので、入力操作電圧Vの印加を停止したとき
に、コンデンサ24の電荷を急速に放電させることがで
きる。これにより、入力操作電圧Vの印加、停止を短時
間に繰り返し行なった場合であっても、それに応じて電
磁開閉装置(封止接点装置)の出力側の導通、開放を確
実に行なうことができるものとなる。
【0096】
【発明の効果】請求項1に係る発明の電磁リレーは、第
1のスイッチは、前記入力操作信号が印加されて前記第
2のスイッチがオン状態になった後に、オン状態にな
り、前記接点が閉じた後の所定時間後に、オフ状態にな
るものにしたので、電磁開閉装置を駆動するときに入力
側で費やされる消費電力が、比較的少なくなると共に、
コイルからは、放射ノイズが殆ど出ないようにすること
ができる。
【0097】請求項2に係る発明の電磁開閉装置は、請
求項1記載の構成において、前記入力操作信号が所定値
を超えたときに前記第1のスイッチを動作させる第3の
スイッチを設けてなるものとしているので、入力端子間
にノイズが印加された場合であっても、投入コイルには
電流が流れないから、電磁開閉装置の出力側を導通させ
る動作が安定させられるものとなる。
【0098】請求項3に係る発明の電磁開閉装置は、請
求項1又は2記載の構成において、前記第1のスイッチ
をMOSFETにて形成し、このMOSFETのゲート
・ソース間に、抵抗と、一端が前記MOSFETのゲー
トに接続されるコンデンサとアノードが前記MOSFE
Tのソースに接続されるツエナーダイオードとを直接に
接続した回路と、を並列に接続し、前記コンデンサと前
記ツエナーダイオードとの接続点に前記入力操作信号を
入力するものとしているので、電磁開閉装置を駆動する
ときに入力側で費やされる消費電力が、比較的少なくな
る。
【0099】請求項4に係る発明の電磁開閉装置は、請
求項1乃至3記載の構成において、前記第2のスイッチ
をMOSFETにて形成したものとしているので、第2
のコイルがオフするときに発生させる逆起電力が低く抑
えられるものとなる。
【0100】請求項5に係る発明の電磁開閉装置は、請
求項1乃至4記載の構成において、前記第2のスイッチ
を外部信号によって制御するように構成したものとして
いるので、保持状態がより一層安定させられるものとな
る。
【0101】請求項6に係る発明の電磁開閉装置は、請
求項2乃至5記載の構成において、前記第3のスイッチ
を、フォトトランジスタ又はMOSFETにて形成した
ものとしているので、電磁開閉装置の出力側を導通させ
る動作がより一層安定させられるものとなる。
【0102】請求項7に係る発明の電磁開閉装置は、請
求項1乃至6記載の構成において、前記第1のコイルと
直列に接続されるダイオードを備え、そのダイオードの
カソード側を、前記第1のコイル側に接続したものとし
ているので、このダイオードのアノード側を負電位とす
るような入力操作電圧を印加した場合には、制御回路に
電流が流れないため投入コイルが励磁しない。この場
合、電磁開閉装置が動作しないので、入力端子間に印加
する入力操作電圧の極性が誤っていることが容易に判明
させられるものとなる。
【0103】請求項8に係る発明の電磁開閉装置は、請
求項1乃至7記載の構成において、前記第1のスイッチ
をなすMOSFETのゲート・ソース間に、抵抗23
と、カソードがこのMOSFETのゲートに接続されア
ノードがこのMOSFET21のソースに接続されるダ
イオードと、を並列に接続したものとしているので、電
磁開閉装置のオフ時に、出力側の遮断性能が低下するこ
とをより一層抑えられるものとなる。
【0104】請求項9に係る発明の電磁開閉装置は、請
求項1乃至8記載の構成において、前記第1のコイル
は、電磁石の径方向における外方側に巻回し、前記第2
のコイルは、電磁石の径方向における内方側に巻回する
と共に、両コイルの中心軸線に沿って発生させる磁束の
向きが略同一方向を向く方向に通電するものとしている
ので、コイルを励磁又は消磁させるときに発生する輻射
ノイズを、比較的、低く抑えることができるものとな
る。
【0105】請求項10に係る発明の電磁開閉装置は、
請求項1乃至9記載の構成において、前記電磁開閉装置
は、電磁石の励磁を制御する制御回路が形成された制御
回路ブロックを備え、前記制御回路と前記コイルとを電
気的に接続する手段を設けたことを特徴としているの
で、制御回路ブロックを備えた電磁開閉装置の組み立て
が容易になる。
【0106】請求項11に係る発明の電磁開閉装置は、
請求項10記載の構成において、前記コイルが巻回され
るコイルボビンは、前記制御回路ブロックを固定するス
リットが形成されたことを特徴としているので、制御回
路ブロックを備えた電磁開閉装置の組み立てがより一層
容易になる。
【0107】請求項12に係る発明の電磁開閉装置は、
請求項11記載の構成において、前記スリットは、一端
が前記制御回路ブロックに形成した電極に電気的に接続
され、他端が前記コイルに電気的に接続される導電性部
材を備えたものとしているので、コイルと制御回路ブロ
ックに設けた電極との間の電気的な接続が確実になる。
【0108】請求項13に係る発明の電磁開閉装置は、
請求項12記載の構成において、前記導電性部材の前記
一端は、同導電性部材と一体的に形成されたバネ部を有
するものであって、前記制御回路ブロックを前記スリッ
トに装着したときに、同制御回路ブロックに形成した電
極と前記導電性部材がバネ部を介して電気的に接続され
るようにしたものとしているので、コイルと制御回路ブ
ロックに設けた電極との間の電気的な接続がより一層確
実になる。
【0109】請求項14に係る発明の電磁開閉装置は、
請求項10記載の構成において、前記制御回路ブロック
は、前記制御回路と電気的に接続されるコンタクトを備
えたコネクタを設け、前記コイルが巻回されるコイルボ
ビンに、前記コイルと電気的に接続されると共にコイル
ボビンから突出して前記コンタクトと電気的に接続し得
るコイル端子を設けたものとしているので、制御回路ブ
ロックを備えた電磁開閉装置の組み立てが容易なものと
なる。
【0110】請求項15に係る発明の電磁開閉装置は、
請求項14記載の構成において、前記コイル端子は、少
なくとも、その先端部が、コイルの中心軸線に略平行な
方向を向いているものとしているので、制御回路ブロッ
クを備えた電磁開閉装置の組み立てがより一層容易なも
のとなる。
【0111】請求項16に係る発明の電磁開閉装置は、
請求項14又は15記載の構成において、所定の配線パ
ターンを有し前記コイルボビンに固定される配線基板を
備え、この配線基板に、前記配線パターンと電気的に接
続すると共に前記コンタクトと電気的に接続し得る基板
コンタクトを有する基板コネクタを設け、前記コイル端
子と前記配線パターンとを電気的に接続したものとして
いるので、コイルボビンと制御回路ブロックとの間の距
離が離れている場合等、比較的、接続しにくい状況であ
っても、コイルと制御回路との間の電気的接続を適宜行
い得るものとなる。
【0112】請求項17に係る発明の電磁開閉装置は、
請求項1乃至16記載の構成において、前記電磁開閉装
置は、封止接点装置としているので、封止接点装置を駆
動するときに入力側で費やされる消費電力が、比較的少
なくなると共に、コイルからは、放射ノイズが殆ど出な
いようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電磁開閉装置の第1の実施の形態に係
るコイルブロック及び制御回路ブロックを示す説明図で
ある。
【図2】同電磁開閉装置の第2の実施の形態に係るコイ
ルブロック及び制御回路ブロックを示す説明図である。
【図3】同電磁開閉装置の第3の実施の形態に係るコイ
ルブロック及び制御回路ブロックを示す説明図である。
【図4】同電磁開閉装置(封止接点装置)の第4の実施
の形態を示す正面断面図である。
【図5】同上の側面断面図である。
【図6】同上のコイルの上面断面図である。
【図7】同上の回路図である。
【図8】同上の制御回路ブロックの斜視図である。
【図9】同上のコイルと制御回路ブロックとを電気的に
接続する部分の要部断面図である。
【図10】同上の別の構成を示す要部断面図である。
【図11】同上の更なる別の構成を示す要部断面図であ
る。
【図12】同電磁開閉装置の第5の実施の形態に係る回
路を説明する回路図である。
【図13】同回路の動作について説明する説明図であ
る。
【図14】同電磁開閉装置の第6の実施の形態に係る回
路を説明する回路図である。
【図15】同電磁開閉装置の第7の実施の形態に係る回
路図である。
【図16】同回路の動作を示す図である。
【図17】従来例の電磁開閉装置(封止接点装置)を示
す図である。
【符号の説明】
1 電磁開閉装置(封止接点装置) 2 封止容器 3 固定端子 3a 固定接点 4 可動接触子(可動接点) 5 可動鉄芯 7 筒体 8 第1の接合部材 9 第2の接合部材 10 可動軸 11 接圧ばね 12 保持部材 13 復帰ばね 14 継鉄 15 コイル 15a 第1のコイル(投入コイル) 15b 第2のコイル(保持コイル) 16 コイルボビン 16a コイルボビンに形成したスリット 161 コイル端子 161c コイル端子の先端部 17 ハウジング 18 制御回路ブロック 18a 制御回路ブロックに形成した電極 181 コネクタ 181a,181b,181c,181d,181e
コンタクト 182 配線基板 183 基板コネクタ 183a 基板コンタクト 19 導電性部材 19a 導電性部材の一端(バネ部) 19b 導電性部材の他端 21 第1のスイッチ(MOSFET) 22 第2のスイッチ(MOSFET) a 第2のスイッチを制御する外部信号 23 抵抗 24 コンデンサ 25 ツエナーダイオード 27 ダイオード 36 第3のスイッチ(フォトトランジスタ)
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01H 50/44 H01H 50/44 D (72)発明者 来住 秀樹 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 Fターム(参考) 5G051 RA09 RA14 5G057 AA08 BB02 BB06 BD04 KK12 KK19 RR01 RR07 RR10 RS01

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力操作信号に応じて励磁する電磁石に
    よって接点が駆動される電磁開閉装置において、前記電
    磁石を形成するコイルを、前記接点を閉じるときに少な
    くとも励磁される第1のコイルと、同接点が閉じている
    状態のときに少なくとも励磁される第2のコイルと、か
    ら構成し、前記第1及び第2のコイルを並列又は直列に
    接続すると共に、前記入力操作信号に応じて所定時間だ
    け前記第1のコイルを通電させる第1のスイッチ、及び
    前記第2のコイルを通電させる第2のスイッチを設けた
    ものであって、 前記第1のスイッチは、前記入力操作信号が印加されて
    前記第2のスイッチがオン状態になった後に、オン状態
    になり、前記接点が閉じた後の所定時間後に、オフ状態
    になるものにしたことを特徴とする電磁開閉装置。
  2. 【請求項2】 前記入力操作信号が所定値を超えたとき
    に前記第1のスイッチを動作させる第3のスイッチを設
    けてなる請求項1記載の電磁開閉装置。
  3. 【請求項3】 前記第1のスイッチをMOSFETにて
    形成し、このMOSFETのゲート・ソース間に、抵抗
    と、一端が前記MOSFETのゲートに接続されるコン
    デンサとアノードが前記MOSFETのソースに接続さ
    れるツエナーダイオードとを直接に接続した回路と、を
    並列に接続し、前記コンデンサと前記ツエナーダイオー
    ドとの接続点に前記入力操作信号を入力するものとした
    請求項1又は2記載の電磁開閉装置。
  4. 【請求項4】 前記第2のスイッチをMOSFETにて
    形成した請求項1乃至3のいずれかに記載の電磁開閉装
    置。
  5. 【請求項5】 前記第2のスイッチを外部信号によって
    制御するように構成した請求項1乃至4のいずれかに記
    載の電磁開閉装置。
  6. 【請求項6】 前記第3のスイッチを、フォトトランジ
    スタ又はMOSFETにて形成した請求項2乃至5のい
    ずれかに記載の電磁開閉装置。
  7. 【請求項7】 前記第1のコイルと直列に接続されるダ
    イオードを備え、そのダイオードのカソード側を、前記
    第1のコイル側に接続した請求項1乃至6のいずれかに
    記載の電磁開閉装置。
  8. 【請求項8】 前記第1のスイッチをなすMOSFET
    のゲート・ソース間に、抵抗と、カソードがこのMOS
    FETのゲートに接続されアノードがこのMOSFET
    のソースに接続されるダイオードと、を並列に接続した
    請求項1乃至7のいずれかに記載の電磁開閉装置。
  9. 【請求項9】 前記第1のコイルは、電磁石の径方向に
    おける外方側に巻回し、前記第2のコイルは、電磁石の
    径方向における内方側に巻回すると共に、両コイルの中
    心軸線に沿って発生させる磁束の向きが略同一方向を向
    く方向に通電するものである請求項1乃至8のいずれか
    に記載の電磁開閉装置。
  10. 【請求項10】 前記電磁開閉装置は、電磁石の励磁を
    制御する制御回路が形成された制御回路ブロックを備
    え、前記制御回路と前記コイルとを電気的に接続する手
    段を設けたことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか
    に記載の電磁開閉装置。
  11. 【請求項11】 前記コイルが巻回されるコイルボビン
    は、前記制御回路ブロックを固定するスリットが形成さ
    れたことを特徴とする請求項10記載の電磁開閉装置。
  12. 【請求項12】 前記スリットは、一端が前記制御回路
    ブロックに形成した電極に電気的に接続され、他端が前
    記コイルに電気的に接続される導電性部材を備えたもの
    である請求項11記載の電磁開閉装置。
  13. 【請求項13】 前記導電性部材の前記一端は、同導電
    性部材と一体的に形成されたバネ部を有するものであっ
    て、前記制御回路ブロックを前記スリットに装着したと
    きに、同制御回路ブロックに形成した電極と前記導電性
    部材がバネ部を介して電気的に接続されるようにしたも
    のである請求項12記載の電磁開閉装置。
  14. 【請求項14】 前記制御回路ブロックは、前記制御回
    路と電気的に接続されるコンタクトを備えたコネクタを
    設け、前記コイルが巻回されるコイルボビンに、前記コ
    イルと電気的に接続されると共にコイルボビンから突出
    して前記コンタクトと電気的に接続し得るコイル端子を
    設けたものである請求項10記載の電磁開閉装置。
  15. 【請求項15】 前記コイル端子は、少なくとも、その
    先端部が、コイルの中心軸線に略平行な方向を向いてい
    るものである請求項14記載の電磁開閉装置。
  16. 【請求項16】 所定の配線パターンを有し前記コイル
    ボビンに固定される配線基板を備え、この配線基板に、
    前記配線パターンと電気的に接続すると共に前記コンタ
    クトと電気的に接続し得る基板コンタクトを有する基板
    コネクタを設け、前記コイル端子と前記配線パターンと
    を電気的に接続したものである請求項14又は15記載
    の電磁開閉装置。
  17. 【請求項17】 前記電磁開閉装置は、絶縁材料製の封
    止容器と、固定接点を有し前記封止容器に気密接合され
    る固定端子と、可動接点を有し前記固定接点に接離する
    可動接触子と、一方向へ駆動されて移動する可動鉄芯
    と、前記可動鉄芯を収納する有底の筒体と、同筒体に気
    密接合される第1の接合部材と、水素又は水素を主体と
    するガスが気密封止されるよう前記封止容器及び前記第
    1の接合部材に気密接合されることによって前記の各接
    点及び鉄芯を収容するための気密空間を形成する第2の
    接合部材と、前記可動鉄芯に連結される可動軸と、前記
    可動接触子を前記各接点の当接方向へ付勢する接圧ばね
    と、前記可動鉄芯を一方向へ付勢する復帰ばねと、前記
    可動鉄芯を吸引し駆動させるための継鉄及びコイルと、
    ハウジングと、を備えた封止接点装置である請求項1乃
    至16のいずれかに記載の電磁開閉装置。
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