JP2003229030A - 極細同軸ケーブルを用いた多心ケーブル及びその接続端末部 - Google Patents

極細同軸ケーブルを用いた多心ケーブル及びその接続端末部

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JP2003229030A JP2002027767A JP2002027767A JP2003229030A JP 2003229030 A JP2003229030 A JP 2003229030A JP 2002027767 A JP2002027767 A JP 2002027767A JP 2002027767 A JP2002027767 A JP 2002027767A JP 2003229030 A JP2003229030 A JP 2003229030A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多心ケーブルを構成する各極細同軸ケーブル
の識別が容易な極細同軸ケーブルを用いた多心ケーブ
ル、及び接続端末部の接続性が良好な多心ケーブルの接
続端末部を提供するものである。 【解決手段】 本発明に係る極細同軸ケーブルを用いた
多心ケーブルは、内部導体11の外周に、順次、絶縁層
12、外部導体層14、保護層15を形成してなる極細
同軸ケーブル10を用いた多心ケーブルであって、銅又
は銅合金からなり、外径が0.127mm以下の単線材
で内部導体11を形成し、その内部導体11を用いて極
細同軸ケーブル10を形成し、複数本の極細同軸ケーブ
ル10を束ねて、長手方向に所定ピッチで平行固着部2
2と非固着部23とを交互に有する同軸ケーブルユニッ
ト20を形成し、この同軸ケーブルユニット20を撚っ
て形成したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、極細同軸ケーブル
を用いた多心ケーブル及びその接続端末部に係り、特
に、内部導体の外径が0.127mm以下の極細同軸ケ
ーブルを用いた多心ケーブル及びその接続端末部に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】多心ケーブルを構成する極細同軸ケーブ
ルとしては、主に、単心の極細同軸ケーブルを用いるも
のと、2心の極細同軸ケーブルを用いるものの2種類が
挙げられる。単心の極細同軸ケーブルは、内部導体の外
周に、順次、絶縁層、外部導体層、保護層(ジャケッ
ト)を形成したものである。また、2心の極細同軸ケー
ブルは、内部導体の外周に絶縁層を形成してコアを形成
し、そのコアを2本近接して配置すると共に、それらの
コアの外周に、順次、外部導体層、保護層(ジャケッ
ト)を形成したものである。
【0003】単心(又は2心)の極細同軸ケーブルを、
3〜20本撚り合わせて(又は束ねて)同軸ケーブルユ
ニットを形成し、同軸ケーブルユニットを複数撚り合わ
せる(又は束ねる)ことで、多心ケーブルを形成してい
る。ここで、多心ケーブルにおいては、各ユニット内の
極細同軸ケーブルのジャケット色を同じにし、かつ、各
ユニットごとのジャケット色を変えることで、各ユニッ
トの識別を行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の多心ケーブルに
おいては、各ユニット内の極細同軸ケーブルをコネクタ
又は基板に接続する際、先ず、各極細同軸ケーブルごと
に外部シールド処理及び絶縁層の剥離(皮むき)を行っ
た後、コネクタ又は基板の接続端子のピッチに合わせて
各極細同軸ケーブルの内部導体のピッチを整列させ、そ
の後、内部導体をコネクタ又は基板の接続端子に接続し
ている。ここで、内部導体のピッチを整列させる際、接
続されるコネクタ又は基板の各接続端子に対応して整列
させなければならないため、各極細同軸ケーブルの識別
を行う必要がある。
【0005】しかし、各ユニット内の極細同軸ケーブル
のジャケット色は全て同じであることから、目視だけで
各極細同軸ケーブルの識別を行うことは不可能であり、
各極細同軸ケーブルごとに導通確認を行って識別を行う
以外に方法はなかった。このため、内部導体の接続作業
に多大な労力・時間を要するという問題があった。
【0006】また、従来の極細同軸ケーブルにおいて
は、内部導体に十分な耐屈曲性を持たせるために、内部
導体として、銅線又は銅合金線の撚線材を用いている。
このため、各極細同軸ケーブルの絶縁層の剥離を行った
後は、各内部導体の撚りが解けて端末がバラバラになっ
てしまう。各内部導体の端末をコネクタ又は基板の接続
端子にはんだ付けによりそれぞれ接続すると、各接続部
間で接続強度に大きなバラツキが生じてしまうという問
題があった。
【0007】また特に、2心の極細同軸ケーブルを用い
た多心ケーブルにおいては、複数本の極細同軸ケーブル
を束ねて同軸ケーブルユニットを形成する際、各極細同
軸ケーブルを撚り合わせて束ねるのではなく、各極細同
軸ケーブルに端末加工を行った後、撚り合わせることな
く単にテープ等で束ねている。このため、同軸ケーブル
ユニットの屈曲特性が非常に悪く、屈曲特性を良好にす
るために、各極細同軸ケーブルを撚り合わせて束ねるこ
とが望まれている。
【0008】しかし、従来においては、コアの識別を容
易にするために、2心の極細同軸ケーブルの撚り合わせ
を行なっていなかった。具体的には、2心の同軸ケーブ
ルは、両コアの絶縁層の色分けを行うことでコアの識別
を行うことができるが、内部導体の外径が0.127m
m以下のコアの場合、コア径が非常に小さいことから、
目視によるコアの識別は困難である。ここで、極細同軸
ケーブル単体であれば、反転がないように揃えることで
容易にコアの識別を行うことができるが、極細同軸ケー
ブル単体であっても撚り合わせを行うと、何回反転して
いるのかわからなくなるため、導通確認によるコアの識
別が必要となる。
【0009】また、複数本の極細同軸ケーブルを撚り合
わせた場合、各極細同軸ケーブルごとに反転回数が異な
ってくることから、反転回数が多い極細同軸ケーブルほ
ど、遅延時間が大きくなり、極細同軸ケーブルの両コア
間の遅延時間の差(以下、対間skewと示す)が大き
くなるという問題があった。
【0010】以上の事情を考慮して創案された本発明の
一の目的は、多心ケーブルを構成する各極細同軸ケーブ
ルの識別が容易な極細同軸ケーブルを用いた多心ケーブ
ルを提供することにある。
【0011】本発明の他の目的は、接続端末部の接続性
が良好な多心ケーブルの接続端末部を提供することにあ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく第
1の実施の形態に係る極細同軸ケーブルを用いた多心ケ
ーブルは、内部導体の外周に、順次、絶縁層、外部導体
層、保護層を形成してなる極細同軸ケーブルを用いた多
心ケーブルにおいて、銅又は銅合金からなり、外径が
0.127mm以下の単線材で内部導体を形成し、その
内部導体を用いて極細同軸ケーブルを形成し、複数本の
極細同軸ケーブルを束ねて、長手方向に所定ピッチで平
行固着部と非固着部とを交互に有する同軸ケーブルユニ
ットを形成し、この同軸ケーブルユニットを撚って形成
したものである。
【0013】第2の実施の形態に係る極細同軸ケーブル
を用いた多心ケーブルは、内部導体の外周に、順次、絶
縁層、外部導体層、保護層を形成してなる極細同軸ケー
ブルを用いた多心ケーブルにおいて、銅又は銅合金から
なり、外径が0.127mm以下の単線材で内部導体を
形成し、その内部導体を用いて極細同軸ケーブルを形成
し、その極細同軸ケーブルを複数本配列すると共に束ね
て、長手方向に所定ピッチで平行固着部と非固着部とを
交互に有する同軸ケーブルユニットを形成し、この同軸
ケーブルユニットを複数ユニット撚り合わせて形成した
ものである。
【0014】また、上記同軸ケーブルユニットは、少な
くとも3本の極細同軸ケーブルを、平面状に、かつ、平
行に配列して形成してもよい。
【0015】また、上記各同軸ケーブルユニットの、幅
方向一方端から少なくとも1本の極細同軸ケーブルは、
保護層の色を各ユニット毎に異ならせて形成してもよ
い。
【0016】第3の実施の形態に係る極細同軸ケーブル
を用いた多心ケーブルは、内部導体の外周に絶縁層を形
成してコアを形成し、そのコアを2本近接して配列する
と共に、それらのコアの外周に、順次、外部導体層、保
護層を形成してなる2心の極細同軸ケーブルを用いた多
心ケーブルにおいて、銅又は銅合金からなり、外径が
0.127mm以下の単線材で内部導体を形成し、その
内部導体を用いて2心の極細同軸ケーブルを形成し、複
数本の極細同軸ケーブルを束ねて、長手方向に所定ピッ
チで平行固着部と非固着部とを交互に有する同軸ケーブ
ルユニットを形成し、この同軸ケーブルユニットを撚っ
て形成したものである。
【0017】第4の実施の形態に係る極細同軸ケーブル
を用いた多心ケーブルは、内部導体の外周に絶縁層を形
成してコアを形成し、そのコアを2本近接して配列する
と共に、それらのコアの外周に、順次、外部導体層、保
護層を形成してなる2心の極細同軸ケーブルを用いた多
心ケーブルにおいて、銅又は銅合金からなり、外径が
0.127mm以下の単線材で内部導体を形成し、その
内部導体を用いて2心の極細同軸ケーブルを形成し、そ
の極細同軸ケーブルを複数本配列すると共に束ねて、長
手方向に所定ピッチで平行固着部と非固着部とを交互に
有する同軸ケーブルユニットを形成し、この同軸ケーブ
ルユニットを複数ユニット撚り合わせて形成したもので
ある。
【0018】また、上記同軸ケーブルユニットは、少な
くとも4本の極細同軸ケーブルを、平面状に、かつ、平
行に配列して形成してもよい。
【0019】また、上記各同軸ケーブルユニットの、幅
方向一方端から少なくとも1本の2心極細同軸ケーブル
は、保護層の色を各ユニット毎に異ならせて形成しても
よい。
【0020】また、上記外部導体層は、外部導体と、編
組シールド、横巻シールド、又は金属層付きテープシー
ルド等とを複合させて形成してもよい。
【0021】以上の構成によれば、多心ケーブルを構成
する各極細同軸ケーブルの識別が容易な極細同軸ケーブ
ルを用いた多心ケーブルを得ることができる。
【0022】一方、第1の実施の形態に係る多心ケーブ
ルの接続端末部は、多心ケーブルにおける同軸ケーブル
ユニットの平行固着部に、一括外部シールド処理を施す
と共に、各極細同軸ケーブルの絶縁層を剥離したもので
ある。
【0023】以上の構成によれば、接続端末部の接続性
が良好な多心ケーブルの接続端末部を得ることができ
る。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適一実施の形態
を添付図面に基いて説明する。
【0025】(第1の実施の形態)単心の極細同軸ケー
ブルの断面図を図1に、図1の極細同軸ケーブルを用い
た同軸ケーブルユニットの断面図及び平面図を図2に示
す。ここで、図2(a)は横断面図、図2(b)は平面
図を示している。
【0026】第1の実施の形態に係る極細同軸ケーブル
を用いた多心ケーブルは、図1に示すように、銅又は銅
合金からなり、外径が0.127mm以下の単線材で内
部導体11を形成し、その内部導体11の外周に、順
次、絶縁層12、外部導体層14、保護層(ジャケッ
ト)15を形成して極細同軸ケーブル10を形成し、そ
の極細同軸ケーブル10を、図2に示すように、少なく
とも3本、好ましくは3〜20本(図2中では16
本)、平面状に、かつ、平行に配列すると共に、そのケ
ーブル群の両面(図2中では上下面)に、長手方向に所
定ピッチで束ねテープ21a,21bを貼り付けて平行
固着部22と非固着部23を交互に有する同軸ケーブル
ユニット20を形成し、この同軸ケーブルユニット20
を撚って形成したものである。撚ったユニット20の周
りには、適宜、編組シールド及びシース等が被覆され
る。
【0027】平行固着部22の長手方向の長さL1と非
固着部23の長手方向の長さL2との合計長さは、多心
ケーブルの加工長さと同じ長さとなるように形成する。
また、平行固着部22における内部導体11の配列ピッ
チpと、コネクタ又は基板における接続端子のピッチと
が同ピッチとなるように、各ケーブル10の離間距離を
調節して配列する。
【0028】内部導体11を構成する単線材としては、
ケーブル10の耐屈曲性を確保するために、引張強度8
00MPa以上の強度を有する銅合金が好ましい。これ
は、内部導体11を単線材で形成すると、ケーブル10
の可撓性が低下するためである。この単線材としては、
例えば、Cu−Sn系合金、Cu−Ag系合金、Cu−
Ag−Mg系合金、Cu−Cr系合金、Cu−Fe系合
金、又はCu−Nb系合金からなる線材の周囲に、Ag
めっき又はSnめっきを被覆したもの等が挙げられる。
【0029】外部導体層14は、多数本(図1中では3
1本)の外部導体14aを、絶縁層12の周りに横巻き
することで形成する。外部導体14aとしては、内部導
体11を構成する単線材と同じ線材を用いることが好ま
しい。また、外部導体層14は、外部導体14aと、編
組シールド、横巻シールド、又は金属層付きテープシー
ルド(図示せず)等とを複合させて形成してもよい。
【0030】束ねテープ21a,21bを構成するテー
プ材の構成材は、特に限定するものではなく、例えば、
ポリエステルフィルム等が挙げられる。また、テープ材
の片面に形成する接着層の構成樹脂としては、特に限定
するものではないが、例えば、アクリル系、合成ゴム系
などが挙げられる。
【0031】束ねテープ21a,21bのテープ厚は特
に限定するものではないが、ケーブル10の外径を1と
した場合、例えば、0.1〜0.3、好ましくは0.1
5〜0.2である。
【0032】本実施の形態の多心ケーブルの同軸ケーブ
ルユニット20においては、束ねテープ21a,21b
により全ての極細同軸ケーブル10を束ねているが、特
にこれに限定するものではない。例えば、極細同軸ケー
ブル10のジャケット15をPVC樹脂などの自己融着
性樹脂で形成し、そのケーブル10を複数本、平面状
に、かつ、平行に配列すると共に、長手方向に所定ピッ
チで加熱して平行固着部22と非固着部23とを形成す
るようにしてもよい。
【0033】次に、本実施の形態の作用を説明する。
【0034】本実施の形態の多心ケーブルにおいては、
多心ケーブルを構成する極細同軸ケーブル10の内部導
体11を単線材で形成していることから、各内部導体1
1の端末とコネクタ(又は基板)の接続端子との接続を
行う際に各極細同軸ケーブル10の絶縁層12を除去し
ても、各内部導体11の端末がバラバラになるというこ
とはない。よって、各内部導体11の端末とコネクタ
(又は基板)の接続端子とを、はんだ付けにより接続す
る際、安定してはんだ付けを行うことができ、また、各
接続部の接続強度は略一定となる。
【0035】また、内部導体11を単線材で形成したも
のと、内部導体11を撚線材で形成したものとを比較す
ると、同じ導体抵抗を得るための外径は、単線材で形成
した内部導体11の方が小さい。その結果、内部導体1
1を撚線材で形成した従来の極細同軸ケーブルと比較し
て、極細同軸ケーブル10の外径をより小さくすること
が可能となり、延いては多心ケーブルの外径をより小さ
くすることができる。
【0036】さらに、同軸ケーブルユニット20の長手
方向に所定ピッチで平行固着部22を形成していること
から、このケーブルユニット20の、ある平行固着部2
2に、一括外部シールド処理を施すと共に各極細同軸ケ
ーブル10の絶縁層12を剥離することで、容易に接続
端末部を形成することができる。この接続端末部がコネ
クタ(又は基板)の接続端子と接続されるが、その接続
性は良好である(接続が容易である)。
【0037】また、同軸ケーブルユニット20の長手方
向に所定ピッチで非固着部23を形成しており、この非
固着部23の長さL2は平行固着部22の長さL1より
も十分に長いため、ケーブルユニット20(多心ケーブ
ル)の可撓性(屈曲性)を損なうおそれはない。
【0038】さらに、本実施の形態の多心ケーブルにお
いて、同軸ケーブルユニット20内の、幅方向一方端
(図2(a)中では右端又は左端)の1本の極細同軸ケ
ーブル10について、ジャケット15の色を変えて形成
することが好ましい。この多心ケーブルは、先ず複数本
の極細同軸ケーブル10を束ねて、長手方向に所定ピッ
チで平行固着部22と非固着部23ととを交互に有する
同軸ケーブルユニット20を形成し、このユニット20
を撚って形成している。このため、撚った後において
も、ユニット20の両端末におけるケーブル10の配列
は、撚る前と同じ状態に保持されている。よって、ユニ
ット20内の、幅方向一方端の1本のケーブル10のジ
ャケット15について、その色を変えることで、その色
を変えたジャケット15が目印となって、コネクタ(又
は基板)に対するユニット20(多心ケーブル)の取付
け方向の視認性が向上する。
【0039】次に、本発明の他の実施の形態を添付図面
に基いて説明する。
【0040】(第2の実施の形態)図2の同軸ケーブル
ユニットを用いた多心ケーブルの平面図を図3に示す。
尚、図2と同様の部材には同じ符号を付し、説明を省略
している。
【0041】第2の実施の形態に係る極細同軸ケーブル
を用いた多心ケーブル30は、図3に示すように、前実
施の形態の同軸ケーブルユニット20(図2参照)を複
数ユニット(例えば、12ユニット)撚り合わせ、その
周りに編組シールド31、及びシース32を被覆したも
のである。
【0042】また、多心ケーブル30の接続端末部は、
多心ケーブル30を構成する各ユニット20のある平行
固着部22に、一括外部シールド処理を施すと共に、ユ
ニット20を構成する各極細同軸ケーブル10の絶縁層
12を剥離することで、容易に接続端末部を形成するこ
とができる。
【0043】本実施の形態の多心ケーブル30において
は、各同軸ケーブルユニット20の、幅方向一方端(図
2(a)中では右端又は左端)から少なくとも1本の極
細同軸ケーブル10について、ジャケット15の色を各
ユニット毎に異ならせて形成することが好ましい。幅方
向一方端から少なくとも1本のケーブル10のジャケッ
ト15について、その色の組み合わせを変えることで、
識別に用いるジャケット15の色数を、従来と比較して
少なくすることができる。具体的には、従来の多心ケー
ブルにおいては、同軸ケーブルユニット20の数が例え
ば9個、16個であった場合、識別に必要なジャケット
の色数は9色、16色であった。これに対して、本実施
の形態の多心ケーブル30においては、例えば、幅方向
一方端から2本のケーブル10について、ジャケット1
5の色を各ユニット毎に異ならせて形成することで、即
ち各ユニット20の、第1のケーブル10のジャケット
15、第2のケーブル10のジャケット15、及び第3
〜第16のケーブル10のジャケット15の色の組み合
わせを変えることで、同軸ケーブルユニット20の数が
例えば9個、16個であっても、識別に必要なジャケッ
ト15の色数は3色、4色となり、色数を少なく抑える
ことができる。
【0044】つまり、同軸ケーブルユニット20を構成
する各極細同軸ケーブル10のジャケット15の色の組
み合わせが、各ユニット20毎に異なることから、目視
だけで容易に各ユニット20の識別を行うことができ
る。また、各ユニット20の幅方向一方端から少なくと
も1本のケーブル10について、ジャケット15の色を
変えているため、その色を変えたジャケット15が目印
となって、コネクタ(又は基板)に対するユニット20
の取付け方向の視認性が良好となる。よって、多心ケー
ブル30の各接続端末部とコネクタ(又は基板)の接続
端子との接続の際、目視だけで容易に各ケーブル10及
び各ユニット20の識別が可能であることから、その接
続作業に要する労力及び/又は時間は、従来と比較して
著しく少なく及び/又は短くなる。
【0045】また、本実施の形態の多心ケーブル30に
おいても、第1の実施の形態の多心ケーブルと同様の作
用効果が得られる。
【0046】(第3の実施の形態)2心の極細同軸ケー
ブルの断面図を図4に、図4の極細同軸ケーブルを用い
た同軸ケーブルユニットの断面図及び平面図を図5に示
す。ここで、図5(a)は横断面図、図5(b)は平面
図を示している。尚、図1及び図2と同様の部材には同
じ符号を付し、説明を省略している。
【0047】第1の実施の形態に係る極細同軸ケーブル
を用いた多心ケーブルは、単心の極細同軸ケーブル10
を用いて形成したものであった。
【0048】これに対して、第3の実施の形態に係る極
細同軸ケーブルを用いた多心ケーブルは、図4に示すよ
うに、銅又は銅合金からなり、外径が0.127mm以
下の単線材で内部導体11を形成し、その内部導体11
の外周に絶縁層12を形成してコア43a,43bを形
成し、コア43a,43bを近接して配列すると共に、
その周りに、順次、外部導体層14、保護層(ジャケッ
ト)14を形成して極細同軸ケーブル40を形成し、そ
の極細同軸ケーブル40を、図5に示すように、少なく
とも4本、好ましくは4〜10本(図5中では4本)、
平面状に、かつ、平行に配列すると共に、そのケーブル
群の両面(52中では上下面)に、長手方向に所定ピッ
チで束ねテープ21a,21bを貼り付けて平行固着部
22と非固着部23とを交互に有する同軸ケーブルユニ
ット50を形成し、この同軸ケーブルユニット50を撚
って形成したものである。撚ったユニット50の周りに
は、適宜、編組シールド及びシース等が被覆される。
【0049】ここで、極細同軸ケーブル40におけるコ
ア43a,43bの配列方向と、同軸ケーブルユニット
50における各ケーブル40の配列方向とが、同じ方向
となるように形成する。また、外部導体層14は、外部
導体(図示せず)と、編組シールド、横巻シールド、又
は金属層付きテープシールド(図示せず)等とを複合さ
せて形成する。
【0050】本実施の形態に係る多心ケーブルにおいて
は、先ず複数本の極細同軸ケーブル40を束ねて、長手
方向に所定ピッチで平行固着部22と非固着部23とを
交互に有する同軸ケーブルユニット50を形成し、この
ユニット50を撚っているため、従来の同軸ケーブルユ
ニット(複数本の極細同軸ケーブルを撚り合わせること
なく単にテープ等で束ねたもの)と比較して、ユニット
の屈曲特性が良好となる。また、この時、複数本の極細
同軸ケーブル40群を長手方向全体に亘って固着するの
ではなく、非固着部23の長さL2が、平行固着部22
の長さL1よりも十分に長くなるようにしているため、
ケーブルユニット50(多心ケーブル)の可撓性(屈曲
性)を損なうおそれはない。
【0051】また、本実施の形態に係る多心ケーブルに
おいては、複数本の極細同軸ケーブル40を直接撚り合
わせるのではなく、ユニット50を撚っているため、ユ
ニット50内の各ケーブル40の反転回数は全て同じと
なる。よって、各ケーブル40の対間skewを非常に
小さく抑えることができる。
【0052】さらに、本実施の形態の多心ケーブルにお
いて、同軸ケーブルユニット50内の、幅方向一方端
(図5(a)中では右端又は左端)の1本の極細同軸ケ
ーブル40について、ジャケット15の色を変えて形成
することが好ましい。この多心ケーブルは、ユニット5
0を撚って形成したものであるため、撚った後において
も、ユニット50の両端末におけるケーブル40の配列
は、撚る前と同じ状態に保持されている。よって、ユニ
ット50内の、幅方向一方端の1本のケーブル40のジ
ャケット15について、その色を変えることで、その色
を変えたジャケット15が目印となって、コア43a,
43bの各絶縁層12の色分けを行わなくても、目視だ
けでコア43a,43bの識別を行うことができると共
に、コネクタ(又は基板)に対するユニット50(多心
ケーブル)の取付け方向の視認性が良好となる。
【0053】本実施の形態の多心ケーブルにおいても、
第1の実施の形態の多心ケーブルと同様の作用効果が得
られる。
【0054】(第4の実施の形態)図5の同軸ケーブル
ユニットを用いた多心ケーブルの平面図を図6に示す。
尚、図5と同様の部材には同じ符号を付し、説明を省略
している。
【0055】第4の実施の形態に係る極細同軸ケーブル
を用いた多心ケーブル60は、図6に示すように、前実
施の形態の同軸ケーブルユニット50(図5参照)を複
数ユニット(例えば、4ユニット)撚り合わせ、その周
りに編組シールド31、及びシース32を被覆したもの
である。
【0056】本実施の形態の多心ケーブル60において
は、各同軸ケーブルユニット50の、幅方向一方端(図
5(a)中では右端又は左端)から少なくとも1本の極
細同軸ケーブル10について、ジャケット15の色を各
ユニット毎に異ならせて形成することが好ましい。具体
的には、本実施の形態の多心ケーブル60においては、
各ユニット50の、第1のケーブル10のジャケット1
5、及び第2〜第4のケーブル10のジャケット15の
色の組み合わせを変えることで、各ユニット50の識別
を容易に行うことができる。例えば、同軸ケーブルユニ
ット50の数が4個の場合、ジャケットの色数は4色で
識別が可能となる。
【0057】つまり、同軸ケーブルユニット50を構成
する各極細同軸ケーブル40のジャケット15の色の組
み合わせが、各ユニット50毎に異なることから、目視
だけで容易に各ユニット50の識別を行うことができ
る。また、各ユニット50の幅方向一方端から少なくと
も1本のケーブル40について、ジャケット15の色を
変えているため、その色を変えたジャケット15が目印
となって、コネクタ(又は基板)に対するユニット50
の取付け方向の視認性が良好となる。よって、多心ケー
ブル60の各接続端末部とコネクタ(又は基板)の接続
端子との接続の際、目視だけで容易に各ケーブル40及
び各ユニット50の識別が可能であることから、その接
続作業に要する労力及び/又は時間は、従来と比較して
著しく少なく及び/又は短くなる。
【0058】また、本実施の形態の多心ケーブル60に
おいても、第3の実施の形態の多心ケーブルと同様の作
用効果が得られる。
【0059】以上、本発明の実施の形態は、上述した実
施の形態に限定されるものではなく、他にも種々のもの
が想定されることは言うまでもない。
【0060】
【実施例】(実施例1)外径0.079mm(40AW
G)、引張強度850MPaのSnめっき銅合金線の単
線材の周りにPFA樹脂からなる絶縁層を押出形成して
外径0.22mmのコアを形成し、このコアの周りに素
線径0.032mmのSnめっき銅線を24本横巻きし
て外部導体層を形成し、その外部導体層の周りにポリエ
ステルテープを巻回してジャケットを形成し、外径0.
33mmの単心の極細同軸ケーブルを形成する。
【0061】次に、この極細同軸ケーブルを、配列ピッ
チ0.5mmで16本、平面状に、かつ、平行に配列す
ると共に、そのケーブル群の両面に、長手方向に所定間
隔で接着層付きポリエステルテープを貼り付けて、長さ
60mmの平行固着部と長さ440mmの非固着部とを
交互に有する同軸ケーブルユニットを形成する。
【0062】この同軸ケーブルユニットを12ユニット
撚り合わせ、その周りに編組シールド及びPVC樹脂か
らなるシースを被覆して多心ケーブルを作製する。
【0063】(実施例2)外径0.079mm(40A
WG)、引張強度850MPaのSnめっき銅合金線の
単線材の周りにPFA樹脂からなる絶縁層を押出形成し
て外径0.22mmのコアを形成し、このコアの周りに
素線径0.032mmのSnめっき銅線を24本横巻き
して外部導体層を形成し、その外部導体層の周りにPV
C樹脂からなるジャケットを押出形成し、外径0.5m
mの単心の極細同軸ケーブルを形成する。
【0064】次に、この極細同軸ケーブルを、近接して
16本、平面状に、かつ、平行に配列すると共に、長手
方向に所定間隔で熱風による加熱処理を施し、長さ60
mmの平行固着部と長さ440mmの非固着部とを交互
に有する同軸ケーブルユニットを形成する。
【0065】この同軸ケーブルユニットを12ユニット
撚り合わせ、その周りに編組シールド及びPVC樹脂か
らなるシースを被覆して多心ケーブルを作製する。
【0066】(実施例3)外径0.079mm(40A
WG)、引張強度850MPaのSnめっき銅合金線の
単線材の周りにPFA樹脂からなる絶縁層を押出形成し
て外径0.19mmのコアを形成し、このコアを近接し
て配列すると共に、このコア群の周りに素線径0.04
mmのSnめっき銅線からなる編組シールを被覆して外
部導体層を形成し、その外部導体層の周りにポリエステ
ルテープを巻回してジャケットを形成し、高さ0.42
mm、横幅0.61mmの2心の極細同軸ケーブルを形
成する。
【0067】次に、この極細同軸ケーブルを、配列ピッ
チ1.0mmで4本、平面状に、かつ、平行に配列する
と共に、そのケーブル群の両面に、長手方向に所定間隔
で接着層付きポリエステルテープを貼り付けて、長さ6
0mmの平行固着部と長さ440mmの非固着部とを交
互に有する同軸ケーブルユニットを形成する。
【0068】この同軸ケーブルユニットを4ユニット撚
り合わせ、その周りに編組シールド及びPVC樹脂から
なるシースを被覆して多心ケーブルを作製する。
【0069】実施例1,2、実施例3の多心ケーブル
の、同軸ケーブルユニット内の各極細同軸ケーブルのジ
ャケット色の組み合わせを表1、表2に示す。
【0070】
【表1】
【0071】
【表2】
【0072】表1に示すように、実施例1,2の多心ケ
ーブルにおいては、各同軸ケーブルユニットを構成する
16本の極細同軸ケーブルの、幅方向一方端から2本の
極細同軸ケーブルのジャケット色の組み合わせをそれぞ
れ変えていることで、192心の極細同軸ケーブルをわ
ずか4色で容易に識別することができた。また、表2に
示すように、実施例3の多心ケーブルにおいては、各同
軸ケーブルユニットを構成する4本の極細同軸ケーブル
の、幅方向一方端から1本の極細同軸ケーブルのジャケ
ット色の組み合わせをそれぞれ変えていることで、16
対心の極細同軸ケーブルを4色で容易に識別することが
できた。よって、実施例1〜3のいずれの多心ケーブル
においても、多心ケーブルを構成する各極細同軸ケーブ
ルの識別が容易であった。
【0073】また、実施例1〜3のいずれの多心ケーブ
ルにおいても、コネクタの接続端子のピッチと同ピッチ
に、同軸ケーブルユニットにおける極細同軸ケーブルの
配列ピッチを予め調整して形成しているため、接続端末
部の接続が容易であった。
【0074】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、次のよう
な優れた効果を発揮する。
【0075】(1) 複数本の極細同軸ケーブルを束ね
て、長手方向に所定ピッチで平行固着部と非固着部とを
交互に有する同軸ケーブルユニットを形成し、この同軸
ケーブルユニットを撚って多心ケーブルを形成すること
で、多心ケーブルを構成する各極細同軸ケーブルの識別
が容易となる。
【0076】(2) (1)の多心ケーブルを用いるこ
とで、接続性が良好な接続端末部を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】単心の極細同軸ケーブルの断面図である。
【図2】図1の極細同軸ケーブルを用いた同軸ケーブル
ユニットの断面図及び平面図である。
【図3】図2の同軸ケーブルユニットを用いた多心ケー
ブルの平面図である。
【図4】2心の極細同軸ケーブルの断面図である。
【図5】図4の極細同軸ケーブルを用いた同軸ケーブル
ユニットの断面図及び平面図である。
【図6】図5の同軸ケーブルユニットを用いた多心ケー
ブルの平面図である。
【符号の説明】
10,40 極細同軸ケーブル 11 内部導体 12 絶縁層 14 外部導体層 14a 外部導体(外部導体層) 15 ジャケット(保護層) 20,50 同軸ケーブルユニット 22 平行固着部 23 非固着部 30,60 多心ケーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松井 量 東京都千代田区大手町一丁目6番1号 日 立電線株式会社内 Fターム(参考) 5G315 JA01 JA02 JB05 JC02 5G319 GA01

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部導体の外周に、順次、絶縁層、外部
    導体層、保護層を形成してなる極細同軸ケーブルを用い
    た多心ケーブルにおいて、銅又は銅合金からなり、外径
    が0.127mm以下の単線材で内部導体を形成し、そ
    の内部導体を用いて極細同軸ケーブルを形成し、複数本
    の極細同軸ケーブルを束ねて、長手方向に所定ピッチで
    平行固着部と非固着部とを交互に有する同軸ケーブルユ
    ニットを形成し、この同軸ケーブルユニットを撚って形
    成したことを特徴とする極細同軸ケーブルを用いた多心
    ケーブル。
  2. 【請求項2】 内部導体の外周に、順次、絶縁層、外部
    導体層、保護層を形成してなる極細同軸ケーブルを用い
    た多心ケーブルにおいて、銅又は銅合金からなり、外径
    が0.127mm以下の単線材で内部導体を形成し、そ
    の内部導体を用いて極細同軸ケーブルを形成し、その極
    細同軸ケーブルを複数本配列すると共に束ねて、長手方
    向に所定ピッチで平行固着部と非固着部とを交互に有す
    る同軸ケーブルユニットを形成し、この同軸ケーブルユ
    ニットを複数ユニット撚り合わせて形成したことを特徴
    とする極細同軸ケーブルを用いた多心ケーブル。
  3. 【請求項3】 上記同軸ケーブルユニットは、少なくと
    も3本の極細同軸ケーブルを、平面状に、かつ、平行に
    配列して形成した請求項2記載の極細同軸ケーブルを用
    いた多心ケーブル。
  4. 【請求項4】 上記各同軸ケーブルユニットの、幅方向
    一方端から少なくとも1本の極細同軸ケーブルは、保護
    層の色を各ユニット毎に異ならせて形成した請求項2又
    は3に記載の極細同軸ケーブルを用いた多心ケーブル。
  5. 【請求項5】 内部導体の外周に絶縁層を形成してコア
    を形成し、そのコアを2本近接して配列すると共に、そ
    れらのコアの外周に、順次、外部導体層、保護層を形成
    してなる2心の極細同軸ケーブルを用いた多心ケーブル
    において、銅又は銅合金からなり、外径が0.127m
    m以下の単線材で内部導体を形成し、その内部導体を用
    いて2心の極細同軸ケーブルを形成し、複数本の極細同
    軸ケーブルを束ねて、長手方向に所定ピッチで平行固着
    部と非固着部とを交互に有する同軸ケーブルユニットを
    形成し、この同軸ケーブルユニットを撚って形成したこ
    とを特徴とする極細同軸ケーブルを用いた多心ケーブ
    ル。
  6. 【請求項6】 内部導体の外周に絶縁層を形成してコア
    を形成し、そのコアを2本近接して配列すると共に、そ
    れらのコアの外周に、順次、外部導体層、保護層を形成
    してなる2心の極細同軸ケーブルを用いた多心ケーブル
    において、銅又は銅合金からなり、外径が0.127m
    m以下の単線材で内部導体を形成し、その内部導体を用
    いて2心の極細同軸ケーブルを形成し、その極細同軸ケ
    ーブルを複数本配列すると共に束ねて、長手方向に所定
    ピッチで平行固着部と非固着部とを交互に有する同軸ケ
    ーブルユニットを形成し、この同軸ケーブルユニットを
    複数撚り合わせて形成したことを特徴とする極細同軸ケ
    ーブルを用いた多心ケーブル。
  7. 【請求項7】 上記同軸ケーブルユニットは、少なくと
    も4本の極細同軸ケーブルを、平面状に、かつ、平行に
    配列して形成した請求項6記載の極細同軸ケーブルを用
    いた多心ケーブル。
  8. 【請求項8】 上記各同軸ケーブルユニットの、幅方向
    一方端から少なくとも1本の2心極細同軸ケーブルは、
    保護層の色を各ユニット毎に異ならせて形成した請求項
    6又は7に記載の極細同軸ケーブルを用いた多心ケーブ
    ル。
  9. 【請求項9】 上記外部導体層は、外部導体と、編組シ
    ールド、横巻シールド、又は金属層付きテープシールド
    等とを複合させて形成した請求項1から8いずれかに記
    載の極細同軸ケーブルを用いた多心ケーブル。
  10. 【請求項10】 請求項1から9いずれかに記載の多心
    ケーブルの、同軸ケーブルユニットの平行固着部に、一
    括外部シールド処理を施すと共に、各極細同軸ケーブル
    の絶縁層を剥離してなることを特徴とする多心ケーブル
    の接続端末部。
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