JP2003228101A - 赤目緩和装置を備えたカメラおよび調整方法 - Google Patents

赤目緩和装置を備えたカメラおよび調整方法

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JP2003228101A
JP2003228101A JP2002025418A JP2002025418A JP2003228101A JP 2003228101 A JP2003228101 A JP 2003228101A JP 2002025418 A JP2002025418 A JP 2002025418A JP 2002025418 A JP2002025418 A JP 2002025418A JP 2003228101 A JP2003228101 A JP 2003228101A
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red
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reducing device
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Koichi Katsura
宏一 桂
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 赤目緩和装置における効率を向上させる。 【解決手段】赤目緩和装置を光学部材14aと発光部1
4bと反射笠14cとで構成し、発光部は保持部材14
dによって保持され、保持部材の発光部保持部は長穴を
形成しており、発光部の光軸位置、倒れ位置、回転位置
がそれぞれ上記保持部材に対して任意の位置に調整可能
な構造とする。また、上記構成をCCDカメラで撮影す
ることにより、発光部の光軸方向位置、倒れ位置、回転
方向位置の少なくとも1つ以上をそれぞれ調整すること
ができる為、組立における作業効率が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ストロボ撮影を行
う場合に問題となる赤目現象の防止もしくは緩和させる
ための赤目緩和装置を備えたカメラに関するものであ
る。さらには、発光部から照射される光を有効に利用す
るための赤目緩和装置の調整機構ならびに調整方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】カメラ等の撮影装置において、被写体輝
度が低い場合にはストロボのような閃光を放つ照明装置
が広く用いられている。このような瞬時に被写体を照射
する装置を用いて撮影する場合においては、被写体であ
る人物や動物の目が赤く撮影される、いわゆる赤目現象
が発生することがある。赤目現象は周囲が暗い状況にお
いて、大きく開いた瞳孔を通して、網膜が強い閃光によ
って照明され、その赤い波長を多く含む反射光が撮影さ
れることによって生ずるものである。したがって、目に
対する閃光装置からの光の入射方向と、撮影光軸が平行
に近くなるほど強くなる傾向があり、特に近年はカメラ
の小型化が進んでおり、ストロボを内蔵したカメラでは
撮影光軸からストロボまでの距離が大きくとれないため
赤目現象が発生し易い。この赤目現象を防止または緩和
させるためには、大きく開いた瞳孔を撮影直前に小さく
絞ればよいとの考えに基づいて、撮影時のストロボ発光
に先立って予備的な照明を行う方法が種々提案されてい
る。
【0003】1つの方法として、カメラまたはストロボ
の一部に予備発光を行うための高輝度の光源(赤目ラン
プ)を別に設け、露光開始に先立って一定時間被写体を
照射するものがある。一方、他の方法として、撮影時の
ストロボのメイン発光に先立ってストロボを数回パルス
状に予備的に発光させるものが知られている。さらに別
の方法として、予備発光を行うための光源をストロボの
反射笠の内部に設ける方法も知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上に説明した赤目現
象を防止もしくは緩和させる方法はそれぞれ特長ととも
に問題点を有している。
【0005】第1の方法においては、十分な赤目緩和効
果を達成するためには大きな光源と、光源を発光させる
ための大きな電流が必要となり、特に近年の小型のカメ
ラに組み込むことは非常に困難である。一方、第2の方
法では予備発光のための別の照射装置が不要であるた
め、スペース効率の観点では非常に有利であるが、予備
発光を行うための電気的な制御回路やコンデンサが必要
となる。また制御方法によっては予備発光させることで
ストロボのメイン発光時の光量、すなわち、ガイドナン
バーが低下する可能性がある。さらに、第3の方法では
ストロボの反射笠およびフレネルをそのまま利用して被
写体に投光することができるため、特別な光学系を設け
る必要はなく、光源の光をある程度効率よく被写体へ照
射させることが可能である。しかし、この方法が有効で
あるのは、予備発光用の光源をストロボの反射笠の内部
に挿入したことによる影響が無視できる程度に反射笠や
フレネルが十分に大きい場合に限られ、第1の方法と同
様に通常のカメラに組み込むことは困難である。そこ
で、本発明においては、赤目現象の発生を防止もしくは
緩和させるために光学部材と発光部と反射笠とから構成
される赤目緩和装置をカメラに設け、発光部の位置を調
整することで発光部から放たれる光を効率よく使用でき
る赤目緩和装置とその調整方法を提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明では、ストロボ撮影時の赤目現象を緩和さ
せるために、被写体に向けて光を照射する赤目緩和装置
を備えたカメラにおいて、上記赤目緩和装置は光源と光
学部材と反射笠とから構成され、発光部は保持部材によ
って保持され、保持部材の発光部保持部は長穴を形成し
ており、発光部の光軸位置、倒れ位置、回転位置がそれ
ぞれ上記保持部材に対して任意の位置に調整可能である
ことを特徴としている。また、上記の調整の構成につい
て、CCDカメラ等で撮影することによって発光部の光
軸方向位置、倒れ位置、回転方向位置の少なくとも1つ
以上をそれぞれ調整することを特徴としている。
【0007】この構成並びに調整方法によれば、発光部
のフィラメント位置がばらついても効率よく発光させる
ことができる。特に、上記の赤目緩和装置の発光部をA
F補助光として用いる場合には、集光性が必要となるた
め上記のような発光部の調整が必要不可欠となる。ま
た、効率よく発光させることが可能であるため、発光に
必要とされる電流も低減させることが可能となる。さら
に、別に調整のための複雑な機構や部品が必要とされな
いので、小型化、低コスト化が可能となる。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は本発明における赤目緩和装
置を備えたカメラの斜視図である。11はカメラ本体、
12はレンズ鏡筒、13はストロボ、14は赤目緩和装
置、15はシャッタレリーズボタンである。図2は図1
におけるA−A方向から見た赤目緩和装置14の構成を
示しており、光学部材(レンズ)14a、発光部(ラン
プ)14b、反射笠14cとから構成されており、発光
部14bは保持部材14dによって保持されている。図
3は赤目緩和装置14における発光部14bと保持部材
14dの関係を示した正面図であり、保持部材14dに
は発光部14bを保持するための長穴部14eが設けら
れている。長穴14eは保持部材14dを貫通するよう
に形成されている。そのため、発光部14bの光軸方向
は発光部14bを保持部材14dの長穴部14eに対し
て抜差しする方向に移動させることで調整を行う。ま
た、図4に示すように発光部14bの倒れ調整、回転調
整も同様に保持部材14dの長穴部14eに対して発光
部14bを傾けたり回転させたりすることで行う。
【0009】次に、赤目緩和装置14における発光部1
4bの調整方法について説明する。図5は調整方法の概
略を示した図であり、発光部14bの位置はCCDカメ
ラ16等によって発光部の光軸方向前方から撮影され
る。このカメラ16のピントはあらかじめ発光部14b
のフィラメント(光源)14fが所定の位置に配置され
る場合に合焦されるように設定しておく。カメラ16の
位置、合焦の状況は上記の状態を保持したままカメラ1
6の合焦する位置になるように発光部14bを光軸方向
に前後移動させることで発光部14bの光軸方向の位置
調整を行う。発光部14bのフィラメント14fの倒
れ、回転方向の調整も光軸位置の調整と同様に発光部1
4bの光軸方向前方からカメラ16で撮影を行う。図6
は発光部14bの前方からカメラ16で撮影した画像が
図示しない表示装置17に表示されている様子を示して
いる。ここで17aは図示しない表示装置17に表示さ
れる撮影画面、18はカメラ16の内部、あるいは、表
示装置17上に設けられた指標18であり、この指標1
8によりフィラメント14fの位置が確認できる。フィ
ラメント14fの位置が指標18内に収まるように発光
部14bの倒れ量や、回転量を調整することでフィラメ
ント14fを適切な位置に配置することができる。上記
に説明した発光部14bの光軸方向、倒れ、回転方向の
位置を調整した後、図7に示すように発光部14bは保
持部材14eに接着剤19を発光部14bの端子側から
塗布することによって固定される。
【0010】本実施の形態においては赤目緩和装置14
をカメラ11の正面からみて鏡筒12の右側に配置した
例について説明を行ったが、赤目緩和装置14の配置位
置はこれに限定するものではない。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように、ストロボ撮影時の
赤目現象を緩和させるために、被写体に向けて光を照射
する赤目緩和装置を備えたカメラにおいて、上記赤目緩
和装置は発光部と光学部材と反射笠とから構成され、発
光部は保持部材に保持され、発光部の光軸位置、倒れ位
置、回転位置の少なくとも1つ以上を上記保持部材に対
してそれぞれ任意の方向に調整することが可能な構成に
したために、発光部のフィラメントの位置がばらついて
も、調整機構を設けることで発光部から放たれる光を効
率よく利用することが可能となった。特に上記の赤目緩
和装置の発光部をAF補助光として用いる場合には適切
に集光させることが可能となり、必要とされる輝度を小
電流で満足させることが可能となった。また、発光部か
らの光を効率よく利用できるために発光部を発光させる
ために必要となる電流も低減させることが可能となっ
た。さらに本発明による発光部の調整機構は発光部の保
持部に長穴を形成するだけでよいので調整のための別の
部品や複雑な機構が不要であり小型化設計とコストダウ
ンが可能となった。一方、CCDカメラ等を用いて上記
赤目緩和装置の発光部の位置調整を行うことで簡単にか
つ精度良く発光部の位置を調整することが可能となっ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の赤目緩和装置を備えたカメラの斜視図
【図2】本発明の赤目緩和装置の構成図
【図3】本発明の赤目緩和装置を構成する発光部と保持
部材の上面図
【図4】本発明による調整状況を示す図
【図5】本発明の赤目緩和装置調整方法の概念図
【図6】本発明の赤目緩和装置調整方法の概念図
【図7】本発明の赤目緩和装置調整後の発光部の接着状
況を示す図
【符号の説明】
11 カメラ本体 12 レンズ鏡筒 13 ストロボ 14 赤目緩和装置 14a 光学部材(レンズ) 14b 発光部(赤目ランプ) 14c 反射笠 14d 保持部材 14e 保持部材に設けられた長穴 14f 発光部フィラメント 15 シャッタレリーズボタン 16 CCDカメラ 17a 表示装置による表示部 18 指標 19 接着剤

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ストロボ発光時の赤目現象を緩和させる
    ために、被写体に向けて光を照射する赤目緩和装置を備
    えたカメラにおいて、赤目緩和装置は光学部材と発光部
    と反射笠とから構成され、上記発光部は保持部材によっ
    て保持され、発光部の光軸位置、倒れ位置、回転位置の
    少なくとも1つを、それぞれ上記保持部材に対して任意
    の位置に調整することが可能であることを特徴とする赤
    目緩和装置。
  2. 【請求項2】 上記保持部材には長穴が形成され、該長
    穴に対して発光部が抜き差し方向に移動可能に挿入さ
    れ、光軸方向の位置調整が可能である請求項1の赤目緩
    和装置。
  3. 【請求項3】 前記発光部が前記長穴に対して回転また
    は傾き可能に挿入され回転または倒れ調整が可能である
    請求項1または2に記載の赤目緩和装置。
  4. 【請求項4】 ストロボ発光時の赤目現象を緩和させる
    ために、被写体に向けて発光部から光を照射する赤目緩
    和装置を備えたカメラにおいて、発光部はランプであっ
    て、発光部の位置は調整用カメラによって発光部のフィ
    ラメントを撮影することで位置検出を行うことを特徴と
    する赤目緩和装置調整方法。
  5. 【請求項5】 発光部の光軸方向は、予め所定のフィラ
    メント位置に合焦された上記調整用カメラによってフィ
    ラメントを撮影し、上記調整用カメラは固定状態を保持
    し発光部を光軸方向に移動させることによってフィラメ
    ント位置を調整する請求項4に記載の赤目緩和装置調整
    方法。
  6. 【請求項6】 上記調整用カメラは発光部の倒れ位置ま
    たは、回転位置を認識するために前記フィラメントに対
    して位置合わせをするための指標を有し、該指標に対し
    て発光部を傾け、または回転させること倒れ位置または
    回転位置を調整する請求項4または5に記載の赤目緩和
    装置調整方法。
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