JP2003227996A - 焦点調節装置を備えるカメラ - Google Patents

焦点調節装置を備えるカメラ

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JP2003227996A
JP2003227996A JP2002029337A JP2002029337A JP2003227996A JP 2003227996 A JP2003227996 A JP 2003227996A JP 2002029337 A JP2002029337 A JP 2002029337A JP 2002029337 A JP2002029337 A JP 2002029337A JP 2003227996 A JP2003227996 A JP 2003227996A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コントラスト方式により合焦動作を行う一眼
レフレックス方式のカメラの提供。 【解決手段】 撮影レンズ2から撮影用の撮像素子5へ
と出射される被写体光束の少なくとも一部を、観察用光
束Lとしてファインダ光学系に導く一眼レフレックス方
式のカメラ1において、光束Lの一部(L1)をホログ
ラム7で分割してAF用撮像素子8上に結像する。その
結果、ファインダスクリーン4上のスクリーン像、すな
わち被写体像が撮像素子8により撮像される。撮像素子
8の撮像情報に基づいて被写体像のコントラストを演算
し、その演算結果に基づいてコントラスト方式によるA
F動作を行わせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一眼レフレックス
方式のカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】一眼レフレックス方式のデジタルスチル
カメラの自動合焦システムは、これまでに実績のある銀
塩一眼レフレツクスカメラの自動合焦システムをほぼそ
のまま流用したものが多かった。一般的に、銀塩カメラ
に搭載されている合焦システムは位相差方式と呼ばれる
ものであって、結像予定面と結像面とのずれ量が算出で
き、合焦動作が高速であることが特徴である。
【0003】一方、一眼レフレックス方式でないデジタ
ルスチルカメラでは、コントラスト方式と呼ばれる合焦
システムが採用されている。コントラスト方式では、撮
像素子で撮像された画像データに基づいて、空間周波数
から、すなわち画像の「ぼけ」から焦点調整状態を判断
する。コントラスト方式では、自動合焦に要する時間に
関しては位相差方式に及ばないものの、上述したように
撮像画像の「ぼけ」から焦点調整状態を判断しているた
め、搭載された撮像素子に見合った合焦精度を得ること
ができる。
【0004】また、位相差方式に比べて合焦速度が遅い
という点に関しては、次のような理由で合焦動作量が小
さくなることからかなり軽減されている。すなわち、一
眼レフレックス方式でないデジタルスチルカメラに搭載
されている撮像素子の大きさは、一眼レフレックス方式
のデジタルスチルカメラのものに比べてかなり小さいた
め、それに応じて撮影レンズの焦点距離は短くなる。像
面移動量は焦点距離の二乗に比例して小さくなるので、
例えば、画像サイズが1/4になれば、合焦動作量は1
/16にまで小さくなる。
【0005】ところで、撮像素子においては、画素の規
則的配列や画素サイズの一様さという銀塩フィルムには
見られない特性を有している。その結果、デジタルスチ
ルカメラでは画面のざらつきが見られず、ぼけやコント
ラストが非常に目立つようになってきている。言い換え
ると、光学的な分解能に対する鋭敏さや微細コントラス
トが急峻化し、それらが強調されるようになった。ま
た、電子画像では、画像がモニタ上で最大限まで引き延
ばされて観察されることが多い。そのため、デジタルス
チルカメラに要求される品質は、電子画像への移行しつ
つあった時期において一眼レフレックス方式デジタルス
チルカメラに対して想像されていた画像品質よりも遙か
に厳しいことがわかってきた。そのため、より高い合焦
精度を得るためには、一眼レフレックス方式デジタルス
チルカメラにおいてもコントラスト方式による自動焦点
が望ましい。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一眼レ
フレックス方式のデジタルスチルカメラでは、フォーカ
ルプレーンシャッタのように機械的なシャッタ機構であ
ることや、クイックリターンミラーの構造的な理由など
から、撮像素子を直接利用したコントラスト方式を採用
するのが困難であった。すなわち、オートフォーカス
(AF)のためにクイックリターンミラーを光路から退
避させてしまうと、ファインダで被写体像を確認するこ
とができなくなる。また、AF時のデータ取り込みの度
に、例えば、秒当たり数十回もシャッタ開閉を行ってい
たのでは、時間的にも耐久性の面でもさらに使用者の感
触面においても実用からほど遠いものとなってしまう。
【0007】本発明の目的は、コントラスト方式により
合焦動作を行う一眼レフレックス方式のカメラを提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によるカメラは、
撮影レンズを透過した被写体光束の少なくとも一部を、
観察用光束としてファインダ光学系に導く一眼レフレッ
クス方式のカメラに適用され、観察用光束の一部を分割
して結像する光学部材と、光学部材により結像された像
を撮像する撮像素子と、撮像素子の撮像情報に基づいて
光学部材による像のコントラストを演算する演算手段
と、演算手段の演算結果に基づいてコントラスト方式に
よる自動合焦動作を行わせる制御手段とを備えて上述の
目的を達成する。また、本発明によるカメラは、一眼レ
フレックス方式のカメラにおいて、撮影レンズの焦点調
節駆動を行うレンズ駆動装置と、観察用光束の一部を分
割して結像する光学部材と、光学部材により結像された
像を撮像する撮像素子と、被写体光束の少なくとも一部
に基づいて位相差方式により焦点調節状態を演算する第
1の演算手段と、撮像素子の撮像情報に基づいて光学部
材による像のコントラストを演算する第2の演算手段
と、第1の演算手段の位相差方式による演算結果に基づ
く第1合焦動作および第2の演算手段のコントラスト方
式による演算結果に基づく第2合焦動作を順に行って自
動合焦動作を行わせる制御手段とを備えて上述の目的を
達成する。光学部材には、例えば、観察用光束から所定
波長の光を分割して結像する回折格子が用いられる。ま
た、観察用光束のうち所定波長の光を透過するとともに
残りの光をファインダ光学系へ反射する光学機能面と、
その光学機能面を透過した所定波長の光を反射して結像
する反射鏡とを備えるものであっても良い。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明の実施
の形態を説明する。 −第1の実施の形態− 図1は本発明によるカメラの第1の実施の形態を示す図
であり、一眼レフレックス方式デジタルスチルカメラ1
の焦点検出関係の構成を示す図である。撮影レンズ2
は、通過した被写体光束を撮像素子5の撮像面上に結像
するように焦点位置の調節を行うフォーカスレンズ(不
図示)と、撮影レンズ2の焦点距離を変えるためのズー
ムレンズ(不図示)とを備えている。
【0010】撮影レンズ2および絞り11を通過した被
写体光束の一部は、ハーフミラーで構成されるメインミ
ラー3によってファインダスクリーン4方向に反射され
る。ファインダスクリーン4は被写体像が結像される撮
像素子5と光学的に共役な位置に配設されており、ファ
インダスクリーン4上には被写体像が結像される。な
お、カメラがレリーズ操作されるとメインミラー3が上
方に跳ね上げられ、撮影レンズ2を通過した光束はシャ
ッタ10を介して撮像素子5上に結像する。なお、撮像
素子5には、CCD撮像素子の代わりにMOS型撮像素
子やCIDなどを用いてもよい。
【0011】図2に示すように、ファインダスクリーン
4を透過した光束Lはペンタプリズム6のダハ面6aで
反射されて、ペンタプリズム6の面6bに到達する。本
実施の形態では、ペンタプリズム6の面6bに反射型の
回折格子であるホログラム7が貼り付けられており、そ
のホログラム7の背面側に銀蒸着した反射板12が密着
して設けられている。図2では、ホログラム7および反
射板12を第3反射面6bから離して図示したが、実際
には面6bに密着して設けられている。そして、反射板
12が、被写体光束をファインダ接眼レンズ9へと反射
する第3反射面を構成している。
【0012】ところで、従来のペンタプリズムでは第3
反射面を構成する面6bは銀蒸着され、面6bに入射し
た光束はファインダ接眼レンズ9へと反射される。一
方、本実施の形態のペンタプリズム6では面6bに到達
した光束Lは、面6bを通過してホログラム7に入射す
る。ホログラム7は、所定波長の光L1が所定方向に導
かれるように回折し、かつ、光束L1を結像する結像作
用を有している。AF用撮像素子8は、ホログラム7に
より結像される被写体像の結像位置に配設されている。
すなわち、光束Lの一部(所定波長の光)L1はホログ
ラム7の回折作用によってAF用撮像素子8方向に導か
れ、その撮像面に被写体像を結像する。また、所定波長
以外の波長を有する光L2はホログラム7を透過し、第
3反射面である反射板12によりファインダ接眼レンズ
9方向へと反射される。
【0013】AF用撮像素子8には、エリア型のCCD
撮像素子やCMOS素子などが用いられる。AF用撮像
素子8の受光面(撮像面)はファインダスクリーン4の
スクリーン面とと光学的に共役になっており、結像倍率
は異なるが撮像素子5に結像される被写体像と共役な被
写体像が撮像面に投影される。なお、図1、2では図示
を省略したが、ファインダスクリーン4の散乱光をペン
タプリズム6を介して受光するAE用測光素子15(図
3参照)も設けられている。
【0014】図3は、図1に示すカメラのブロック図で
ある。信号処理回路21は、撮像素子5から読み出され
たアナログ画像信号に対してゲイン調整や雑音除去など
の処理を行った後、A/D変換し、さらにホワイトバラ
ンス調整、輪郭補償、ガンマ補正などの処理を行う。圧
縮伸長回路22は、画像データを所定の圧縮形式(例え
ば、JPEG方式)により原画像の圧縮と圧縮画像の伸
長を行う。
【0015】バッファーメモリ23は、撮像後の原画像
データおよび圧縮後の画像データを一時的に記憶するメ
モリであり、SRAM、VRAM、SDRAMなどを用
いることができる。メモリカード24は画像を記録する
ための着脱可能な記録媒体であり、フラッシュメモリな
どを用いることができる。シャッタ駆動装置25はアク
チュエータによりシャッタ10の開閉を行い、絞り駆動
装置26はアクチュエータにより絞り11の開閉を行
う。また、レンズ駆動装置27はアクチュエータにより
撮影レンズ2を駆動する。
【0016】信号処理回路31はAF用撮像素子8に関
する信号処理回路であって、上述した信号処理回路21
と同様の機能を有している。すなわち、AF用撮像素子
8から読み出されたアナログ画像信号に対してゲイン調
整や雑音除去などの処理を行った後、A/D変換し、さ
らにホワイトバランス調整、輪郭補償、ガンマ補正など
の処理を行う。信号処理回路31で処理された信号は、
一旦バッファーメモリ23に格納される。
【0017】コントローラ28は、マイクロコンピュー
タとROM、RAM、A/Dコンバータなどの周辺部品
を備え、焦点調節制御、露出制御、閃光発光制御、撮像
制御などを行う。コントローラ28は、AF用撮像素子
8の出力信号に関してバンドパスフィルタ32、積算回
路33およびAF制御回路34を備えている。また、コ
ントローラ28には、シャッタボタン(不図示)の半押
し時にオンする半押しスイッチ29と、シャッタボタン
の全押し時にオンするレリーズスイッチ30などが接続
されている。
【0018】信号処理回路31からバッファーメモリ2
3に記憶された画像データのうち、焦点検出用のデータ
すなわちAFエリア内のデータがバッファーメモリ23
から読み出され、バンドパスフィルタ32に入力され
る。バンドパスフィルタ32では、焦点検出用の画像デ
ータが有する空間周波数から所定の高周波成分が抽出さ
れる。積算回路33では、抽出された高周波成分の絶対
値に関して積算が行われる。この積算値は、焦点調節の
際に焦点評価値として使用される。
【0019】図4は、撮影レンズ2内に設けられたフォ
ーカスレンズ(不図示)の位置と焦点評価値との関係の
一例を示す図である。図4において、横軸はフォーカス
レンズの位置を表し、縦軸は焦点評価値を表している。
焦点評価値が最大となるレンズ位置Pは、フォーカスレ
ンズの合焦位置に対応している。AF制御回路34は、
積算回路32で算出された焦点評価値が最大となるよう
に、すなわち、AF用撮像素子8により撮像された被写
体像のエッジのボケをなくしてコントラストが最大とな
るように、レンズ駆動装置27を制御してフォーカスレ
ンズを光軸方向に移動させる。
【0020】このようなAF制御は、一般的に「コント
ラスト方式」によるAF動作と呼ばれている。コントラ
スト方式による合焦動作では、撮影データを取り込んで
焦点評価値を算出し、その算出値を直前の算出値と比較
しながら焦点評価値が最大とるレンズ位置に徐々に近づ
けるため、合焦速度が遅いという欠点を有している。一
方、より高精度な合焦を行わせることができる。
【0021】なお、上述したようにバンドパスフィルタ
32を通した後に積算をして評価値としたが、窓関数フ
ーリエ変換や、ウェーブレット変換などで局所的な周波
数成分を算出して評価値としても良い。
【0022】AF制御回路34は、フォーカスレンズを
図4の至近方向に駆動して焦点評価値が減少すると、フ
ォーカスレンズを∞方向に駆動する。逆に、フォーカス
レンズを∞方向に駆動して焦点評価値が減少すると、フ
ォーカスレンズを至近方向に駆動する。つまり、フォー
カスレンズは、焦点評価値を最大にする位置(合焦位置
P)を挟んで至近方向と∞方向に交互に駆動され、焦点
評価値が最大となった位置Pでフォーカスレンズの駆動
を停止する。
【0023】ところで、被写体像観察のためのファイン
ダ光束L2には、明るく、かつ、実際の被写体像をクリ
アに再現することが要求される。一方、AFの精度を高
めるためにはAF用撮像素子8に導かれる光束L1の光
量が多い方が良い。そのためには、光束を分割する際の
光学的な損失をできるだけ小さく抑えることが望まれ
る。
【0024】ホログラム7を用いて光束Lを光束L1,
L2に分割する場合、特定波長の光のみがAF用撮像素
子8へと導かれるという波長選択性がある。すなわち、
反射板12で反射されてファインダ接眼レンズ9へと向
かう光束L2は、ホログラム7が作用しない光である。
そのため、ホログラム7により光束Lの内のA%が光束
L1としてAF用撮像素子8へと導かれるとすると、光
束L2は(100−A)%となり、原理的には分割の際
の損失を避けることができる。
【0025】上述したカメラ1では、図1に示したよう
にペンタプリズム6の面6bにホログラム7を貼り付け
ることによって、ファインダ光学系に導かれた観察用光
束Lを2つの光束L1,L2に分割した。以下では、光
束分割の変形例について説明する。
【0026】(第1変形例)図5は第1の変形例を示す
図であり、図2の場合と同様にペンタプリズム部分の拡
大図である。ペンタプリズム6の第3反射面6bには、
特定波長の光だけを通過させる帯域通過コーティングが
施されている。第3反射面6bの後方には、所定の焦点
距離を持つ凹面鏡40が光軸から所定量だけ偏心させた
状態で配設されている。凹面鏡40を偏心させることに
より生じるプリズム効果によって、反射角度を所定量だ
け傾けることができる。その結果、凹面鏡40により反
射された特定波長の光束L1によって、ファインダスク
リーン4上の被写体像がAF用撮像素子8上に結像され
る。特定波長以外の光は第3反射面6bで反射されて、
光束L2としてファインダ接眼レンズ9に導かれる。
【0027】光束Lを2つの光束L1,L2に分割する
際の「光の損失」に関しては、第1変形例においても上
述した実施の形態と同様に損失を避けることができる。
すなわち、凹面鏡40で反射された特定波長の光は、影
響を受けることなく第3反射面の帯域通過コーティング
を透過する。そのため、光束Lの内のA%が帯域通過コ
ーティングを透過すると仮定すれば、AF用撮像素子8
に導かれる光束L1はA%となり、ファインダ接眼レン
ズ9に導かれる光束L2は(100−A)%となる。
【0028】従来、光束を分割する代表的なものとして
は、ハーフミラーを用いて光分割を量的に行う方法があ
る。第1変形例においても、帯域通過コーティングに代
えて、第3反射面6bがハーフミラーとして機能するよ
うなコーティングを施しても良い。この場合、第3反射
面6bで反射された光束L1はAF用撮像素子8に導か
れ、第3反射面6bを透過して凹面鏡40で反射された
光束L2はファインダ接眼レンズ9に導かれる。しかし
ながら、ハーフミラーを用いる方法は色彩面での再現性
が確保できるという利点があるが、ハーフミラーを透過
する際に必ず光の分割が行われるため、分割による光の
損失が必ず生じてしまうという欠点がある。
【0029】例えば、ペンタプリズム6の第3反射面6
bを、50%の光を反射して、残りの50%を透過する
ハーフミラーとした場合を考える。この場合、光束Lの
50%は、光束L2としてファインダ接眼レンズ9ヘと
導かれる。一方、第3反射面6bを透過した50%の光
は、凹面鏡40で反射されて再び第3反射面6bを透過
する際にさらに50%に減少する。すなわち、AF用撮
像素子8に導かれる光束L1は光束Lの25%(=50
%×50%)になり、25%の損失が生じる。ところ
が、上述したような帯域通過コーティングとした場合に
は損失が無いため、AF用撮像素子8に導かれる光束L
1を50%とすれば、ファインダ接眼レンズ9に導かれ
る光束L2は残りの50%となる。
【0030】(第2変形例)上述した第1変形例と同様
に、第3反射面6bに特定波長の光だけを通過する帯域
通過コーティングを形成する。第3反射面6bの背面に
はホログラム7を貼り付ける。この場合、第3反射面6
bを通過する帯域を、ホログラム7により回折される所
定波長に設定する。第2変形例では、ペンタプリズム6
の第3反射面6bで反射された光束L2がファインダ接
眼レンズ9へと導かれるので、図2に示したような反射
板12は必要ない。第3反射面6bを通過した光はホロ
グラム7の回折効果によりAF用撮像素子8に導かれ、
撮像面上に被写体像を結像する。
【0031】第2変形例の場合には、帯域通過コーティ
ングによってホログラム7で回折される所定波長の光だ
けを通過させるようにできれば、第1変形例と同様に光
分割の際の損失を避けることができる。しかし、所定波
長に対して通過帯域に幅がある場合には、ホログラム7
によってAF用撮像素子8方向へと回折されない光が生
じ、その分は損失となる。
【0032】(第3変形例)図6は第3変形例を示す図
であり、光学ガラス製ペンタプリズム6に代えて中空式
のペンタプリズム50を用いている。中空式ペンタプリ
ズムは光学ガラスから成るプリズムではなく、反射鏡を
プリズム反射面に用いるものであって複数の反射鏡5
1,52および53で構成されている。反射鏡51およ
び52は第1,第2反射面であるダハ面を構成してお
り、反射鏡53は第3反射面を構成している。第3変形
例では、第3反射面を構成する反射鏡53の反射面側に
第1の実施の形態と同様のホログラム7を貼り付ける。
【0033】光束Lの内の所定波長を有する光L1はホ
ログラム7の回折効果によりAF用撮像素子8へと導か
れ、撮像面上に被写体像を結像する。一方、ホログラム
7を透過した光L2は、反射鏡53によりファインダ接
眼レンズ9方向に反射される。第3変形例の場合には、
ホログラム7を透過した光は反射鏡53により全てファ
インダ接眼レンズ9に導かれるので、光分割の際の損失
をさけることができる。
【0034】(第4変形例)図7は第4変形例を示す図
である。第4変形例では、分割した光束L1をペンタプ
リズムの上方に導くようにした。図7において、(a)
は中空式ペンタプリズムの場合を示し、(b)は光学ガ
ラス製ペンタプリズムの場合を示す。AF用撮像素子8
は、ペンタプリズム50,6の上部に配設されている。
ホログラム57は、所定波長の光(L3)を上部に設け
られたAF用撮像素子8方向へ回折し、撮像面上に被写
体像を結像するように設定されている。光束L3は反射
鏡51,52と反射鏡51との隙間を抜けてAF用撮像
素子8に達する。一方、ホログラム57を透過して反射
鏡53で反射された光束L4は、ファインダ接眼レンズ
9へと導かれる。
【0035】図7(b)のように光学ガラス製ペンタプ
リズム6を用いる場合には、光束L3がペンタプリズム
6の出射面を抜ける際にプリズム効果が発生する。その
ため、プリズム効果を補正するための補正用プリズム5
8を出射部分に挿入している。第4変形例では、AF用
撮像素子8およびファインダ接眼レンズ9をペンタプリ
ズム6,50に関して異なる部位にそれぞれ配設するこ
とができるため、配置スペースの点で有利である。ただ
し、結像させる光学部材(ホログラム57)から撮像面
までの距離が小さくなるため、スクリーン像の投影倍率
が小さくなる。そのため、図7に示すような配置構成の
場合には、AF用撮像素子8としてより高い画素密度を
有するものが必要とされる。
【0036】上述したように、第1の実施の形態では、
ファインダ光学系に導かれた観察用光束Lを2つの光束
(L1,L2)または(L3,L4)に分割し、光束L
1,L2を用いたコントラスト方式により焦点調節を行
うようにしたので、位相差方式で焦点調節を行う従来の
カメラに比べてより高精度なAFを行うことができる。
【0037】なお、ホログラムや帯域通過コーティング
を利用して特定の帯域の光を分離し、その光をAF用光
束として用いる場合には、特定周波数の光が除かれてし
まうためにファインダに再現される像の色が実際の被写
体と違う色に変化してしまうという問題がある。これを
防ぐためには、AFヘの波長選択性を狭帯域として、で
きるだけ色の変化を目立たないようにする方法が最も現
実的である。例えば、540nmを中心として30nm
前後の帯域の光を抜いたとしても、実用上目立った変化
は感じられない。
【0038】別の方法としては、RGBの三色に対応し
てホログラム7,57を三層構造とし、RGB三色に対
応した各狭帯域の光を三層の各ホログラムで反射して使
用する方法も考えられる。その結果、ファインダ像の色
彩変化を防ぐと同時に、AFの波長依存性をなくすこと
ができる。
【0039】一方、第1変形例で述べたように、第3反
射面6bをハーフミラーで構成した場合には、光の損失
という問題があるが、ファインダ像の色彩変化やAFの
波長依存性という問題がない。そのため、光損失が受容
できるレベルであれば、光分割を帯域分割ではなくハー
フミラー式にすることも十分実用的である。
【0040】また、デジタルスチルカメラでは、可視光
を含む600nm以上の長波長光を赤外カットフィルタ
で除去しているので、600nm以上の波長の光をAF
用に使用すことは、光量面から望ましいことであるとい
える。ただし、この場合には600nm以上の波長の光
しか用いていないので、AFの際に波長補正が必要とな
る。
【0041】−第2の実施の形態− 図8は本発明によるカメラの第2の実施の形態を示す図
である。図8は、第1の実施の形態の図1と同様に一眼
レフレックス方式デジタルスチルカメラの焦点検出関係
の構成を示したものである。なお、図8では図1と同一
の部分には同一の符号を付し、以下では異なる部分を中
心に説明する。
【0042】図8において、メインミラー3の裏面側に
はサブミラー60が設けられている。サブミラー60
は、メインミラー3を透過した光束を反射してカメラ底
部に設けられた焦点検出装置61に導く。焦点検出装置
61の詳細は後述するが、第2の実施の形態のカメラで
は、焦点検出装置61の検出結果を利用した位相差方式
による第1のAF動作と、上述したAF撮像素子8の撮
像データを利用したコントラスト方式による第2のAF
動作との両方を用いることによって、合焦動作が速く、
かつ、高精度に合焦させることができるようにした。
【0043】図9は焦点検出装置61の構成を示す斜視
図である。焦点検出装置61は、視野マスク62、フィ
ールドレンズ63、セパレータレンズ64、およびAF
センサ65を備えている。このカメラ1の場合には、図
10に示すように被写界中に一つのAFエリアFを有し
ており、AFセンサ65はAFエリアFに対応して一対
のラインセンサ65a,65bを備えている。
【0044】視野マスク62の中央に形成された開口6
2aによって矩形状に制限された光束は、水平方向に並
べて配設されたセパレータレンズ64aおよび64bに
よって2つに分割され、ラインセンサ対65a,65b
上にそれぞれ結像される。ラインセンサ対65a,65
b上に結像された一対の被写体像は、撮影レンズ2が一
次結像面よりも前(被写体側)に被写体の鮮鋭像を結ぶ
いわゆる前ピン状態では互いに近づき、逆に一次結像面
よりも後に被写体の鮮鋭像を結ぶいわゆる後ピン状態で
は互いに遠ざかる。
【0045】そして、ラインセンサ対65a,65b上
に結像された被写体像が所定の間隔となるとき、被写体
の鮮鋭像が一次結像面に位置する。したがって、この被
写体像をラインセンサ対65a,65bで光電変換して
電気信号に換え、これらの信号を演算処理して一対の被
写体像の相対距離を求めることにより、撮影レンズ2の
焦点調節状態、つまり撮影レンズ2により鮮鋭な像が形
成される位置が、一次結像面に対してどの方向にどれだ
け離れているか、つまり、焦点ずれ量が求められる。
【0046】次に、一対の被写体像の相対距離の検出動
作について説明する。図11は、ラインセンサ対65
a,65bによる出力信号例を示す図である。図11に
おいて、横軸はラインセンサ対の画素番号であり、縦軸
は出力信号レベルである。ラインセンサ対65a,65
bは、被写界のほぼ同じ領域の被写体像を撮像するの
で、各センサ65a,65bから各々出力される信号波
形はほぼ等しくなる。例えば、各センサ65a,65b
による出力が最大となる画素番号を求めると、センサ対
の画素サイズから換算して一対の被写体像の間隔が求め
られる。これにより、焦点ずれ量を求めることができ
る。ここで、ラインセンサ対65a,65bに対する電
荷蓄積時間は、センサ対の出力信号を8ビット分解能
(0〜255)のA/D変換器を用いてA/D変換する
場合に換算して表すと、出力信号の最大値が128程度
になるように調節される。
【0047】図12は図8に示したカメラのブロック図
であり、図3と同様の部分には同一の符号を付した。コ
ントローラ28には、コントラスト方式によるAF制御
を行うAF制御回路34とは別に、焦点検出装置61の
検出結果に基づいて上述した位相差方式によるAF制御
を行うAF制御回路66が設けられている。半押しスイ
ッチ29がオンされると、コントローラ28は以下のよ
うな手順でAF動作を行わせる。
【0048】最初に、(1)焦点検出装置61の検出結果
に基づく位相差方式による合焦動作を行わせる。この段
階では、高精度な焦点調節は行わず、精度は粗いが素早
い焦点調節を行わせる。次いで、(2)AF用撮像素子8
の撮像データに基づくコントラスト方式による合焦動作
を行わせる。コントラスト方式による合焦動作は位相差
方式による合焦動作に比べて合焦動作速度が遅いが、第
1段階の合焦動作により粗い焦点調節が完了しているの
で、コントラスト方式だけで合焦を行わせる場合に比べ
て合焦時間は格段に短くなる。
【0049】前述したように、位相差方式の場合には合
焦速度が速く、一方、コントラスト方式の場合には合焦
精度が高い。第2の実施の形態では、位相差方式および
コントラスト方式を併用することによって両方式の長所
を生かすことができる。すなわち、合焦精度が高く、か
つ、合焦速度の速いAF動作を実現することができる。
【0050】上述した実施の形態では、一眼レフ方式の
デジタルスチルカメラを例に説明したが、本発明は、銀
塩フィルムを用いる一眼レフカメラにも適用することが
できる。また、従来のAE用の測光素子にCCDのよう
なエリア型の撮像素子を使用し、測光素子の撮像データ
に基づいて、AEだけでなく上述したようなコントラス
ト方式のAFを行わせるようにしても良い。
【0051】以上説明した実施の形態と特許請求の範囲
の要素との対応において、撮像素子5は撮像媒体を構成
しており、銀塩カメラの場合には銀塩フィルムが撮像媒
体に対応している。また、光束Lは観測用光束を、ホロ
グラム7,57および凹面鏡40は光学部材を、AF用
撮像素子8は撮像素子を、バンドパスフィルタ32およ
び加算回路33は請求項1の演算手段および請求項4の
第2の演算手段を、請求項1の制御手段はAF制御回路
34を、第3反射面は光学機能面を、凹面鏡40は反射
鏡を、AF制御回路66は第1の演算手段を、コントロ
ーラ28は請求項4の制御手段をそれおぞれ構成する。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
一眼レフレックス方式のカメラにおいて、コントラスト
方式による自動合焦動作を行わせるようにしたので、従
来よりも高精度に合焦させることができる。さらに、位
相差方式の合焦動作およびコントラスト方式の合焦動作
を順に実行して自動合焦動作を行わせるようにしたの
で、高速かつ高精度な自動合焦動作が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるカメラの第1の実施の形態を示す
図であり、一眼レフレックス方式デジタルスチルカメラ
の焦点検出関係の構成を示す図である。
【図2】図1のペンタプリズム部分の拡大図である。
【図3】カメラ1のブロック図である。
【図4】撮影レンズ2内に設けられたフォーカスレンズ
の位置と焦点評価値との関係の一例を示す図である。
【図5】第1の変形例を示す図であり、ペンタプリズム
部分の拡大図である。
【図6】第3変形例を示す図である。
【図7】第4変形例を示す図であり、(a)は中空式ペ
ンタプリズムの場合を示し、(b)は光学ガラス製ペン
タプリズムの場合を示す。
【図8】本発明によるカメラの第2の実施の形態を示す
図である。
【図9】焦点検出装置61の構成を示す斜視図である。
【図10】被写界中のAFエリアFを示す図である。
【図11】ラインセンサ対65a,65bによる出力信
号例を示す図である。
【図12】第2の実施の形態のカメラのブロック図であ
る。
【符号の説明】
1 一眼レフレックス方式デジタルスチルカメラ 2 撮影レンズ 3 メインミラー 4 ファインダスクリーン 5 撮像素子 6 ペンタプリズム 7,57 ホログラム 8 AF用撮像素子 9 ファインダ接眼レンズ 10 シャッタ 12 反射板 28 コントローラ 32 バンドパスフィルタ 33 積算回路 34,66 AF制御回路 40 凹面鏡 50 中空式ペンタプリズム 51〜53 反射鏡 60 サブミラー L,L1〜L4 光束

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影レンズを透過した被写体光束の少な
    くとも一部を、観察用光束としてファインダ光学系に導
    く一眼レフレックス方式のカメラにおいて、 前記観察用光束の一部を分割して結像する光学部材と、 前記光学部材により結像された像を撮像する撮像素子
    と、 前記撮像素子の撮像情報に基づいて前記光学部材による
    像のコントラストを演算する演算手段と、 前記演算手段の演算結果に基づいてコントラスト方式に
    よる自動合焦動作を行わせる制御手段とを備えたことを
    特徴とするカメラ。
  2. 【請求項2】 撮像媒体に結像される被写体光束を観察
    用光束としてファインダ光学系に導く一眼レフレックス
    方式のカメラにおいて、 撮影レンズの焦点調節駆動を行うレンズ駆動装置と、 前記観察用光束の一部を分割して結像する光学部材と、 前記光学部材により結像された像を撮像する撮像素子
    と、 前記被写体光束の少なくとも一部に基づいて位相差方式
    により焦点調節状態を演算する第1の演算手段と、 前記撮像素子の撮像情報に基づいて前記光学部材による
    像のコントラストを演算する第2の演算手段と、 前記第1の演算手段の位相差方式による演算結果に基づ
    く第1合焦動作および前記第2の演算手段のコントラス
    ト方式による演算結果に基づく第2合焦動作を順に行っ
    て自動合焦動作を行わせる制御手段とを備えたことを特
    徴とするカメラ。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載のカメラにおい
    て、 前記光学部材は、前記観察用光束から所定波長の光を分
    割して結像する回折格子を含むことを特徴とするカメ
    ラ。
  4. 【請求項4】 請求項1または2に記載のカメラにおい
    て、 前記光学部材は、前記観察用光束のうち所定波長の光を
    透過するとともに残りの光を前記ファインダ光学系へ反
    射する光学機能面と、前記光学機能面を透過した前記所
    定波長の光を反射して結像する反射鏡とを備えることを
    特徴とするカメラ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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