JP2003227917A - カラーフィルタ - Google Patents

カラーフィルタ

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JP2003227917A
JP2003227917A JP2002027791A JP2002027791A JP2003227917A JP 2003227917 A JP2003227917 A JP 2003227917A JP 2002027791 A JP2002027791 A JP 2002027791A JP 2002027791 A JP2002027791 A JP 2002027791A JP 2003227917 A JP2003227917 A JP 2003227917A
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color
color filter
lcd
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JP2002027791A
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Hisao Hoshi
久夫 星
Hideaki Hagiwara
英聡 萩原
Masayuki Kawashima
正行 川島
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Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】LCDの解像性の劣化を防いだカラーフィルタ
で、LCD表面の反射を減少させ、LCDを見る角度に
より、或いはLCD画面の中央部と左右端部とで生じる
色みの差を解消したLCD用のカラーフィルタを提供す
ること。 【解決手段】赤色、緑色、青色の各カラーフィルタ2
が、粒径0.5μmから5.0μmの透明微粒子を分散
して含有し、各カラーフィルタの濁度(ヘイズ値)が等
しいこと。各カラーフィルタが、粒径0.5μmから
5.0μmの透明微粒子10を分散して含有し、透明微
粒子の屈折率とカラーフィルタの屈折率の比が等しく、
かつ、透明微粒子の平均粒径カラーフィルターの中心波
長の比の値が等しいこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、反射型又は半透過
型カラー液晶表示装置(以下、液晶表示装置をLCDと
表記する)に用いると好適なカラーフィルタに関するも
のであり、特に、カラーフィルタの前方散乱光を確保
し、且つLCDを見る角度により生じる色みの差を解消
したカラーフィルタに関する。
【0002】
【従来の技術】カラーLCDは、一般的に、それぞれに
偏光膜及び液晶駆動用の透明電極が設けられ且つ対向し
て配置された一対の電極基板と、これら電極基板間に封
入された液晶物質とで主に構成されている。また、カラ
ー画像を表示するカラーLCDでは、上記一対の電極基
板のいずれか一方にカラーフィルタ層が設けられてい
る。
【0003】このような偏光膜を用いたカラーLCDに
よると、光源からの光を透過と不透過との間で切り替え
ることにより表示が行われる。すなわち、対向する透明
電極間に電圧を印加することにより液晶物質の配向状態
を変化させて、液晶物質からなる液晶層を透過する光の
偏光面を制御する。上述のように、これら電極基板には
それぞれ偏光膜が配設されているので、上記偏光面の制
御により、光源からの光を透過と不透過との間で切り替
えることができる。
【0004】ところで、LCDは、低消費電力であり且
つ軽量化が可能であるという特徴を潜在的に有してお
り、携帯機器等の表示装置としての利用が期待されてい
る。
【0005】しかしながら、現在、広く普及しているカ
ラーLCDは、背面側の電極基板(以下、上記一対の基
板のうち、観察者側の電極基板を観察者側電極基板と記
し、液晶物質からなる液晶層を挟んで観察者側の反対に
位置する電極基板を背面側電極基板と記す)の裏面若し
くは側面に光源(ランプ)が配置され、光源から照射さ
れた光を利用して表示を行うバックライト型若しくはラ
イトガイド型のランプ内蔵式透過型カラーLCDであ
る。ランプ内蔵式透過型カラーLCDでは、内蔵した光
源の消費電力が極めて大きい。例えば、ランプ内蔵式透
過型カラーLCDで消費される電力は、CRTやプラズ
マディスプレイ等の表示装置の消費電力よりも少ないも
のの、ほぼ同程度に達することがある。そのため、大容
量の電池を搭載しなければならず、その結果、表示装置
並びに携帯機器等の重量及びサイズが増加する。
【0006】反射型カラーLCDは、背面側電極基板
に、光反射機能を有する反射板、若しくは液晶駆動用電
極の機能と光反射板の機能とを兼ね備えた反射電極を配
設した構造である。この反射型カラーLCDによると、
観察者側電極基板側から室内光や自然光等の外光を液晶
層内に入射させ、この入射光を上記光反射板若しくは反
射電極で反射させ、この反射光を観察者側電極基板から
出射させることにより表示が行われる。このように、反
射型カラーLCDは光源を内蔵していないので、低消費
電力を実現することができる。また、反射型カラーLC
Dによると、光源のための電源を搭載する必要がないの
に加え、光源を搭載することによるサイズや重量の増加
が排除されるため、装置の小型化及び薄型化が可能とな
る。すなわち、反射型カラーLCDは、携帯機器等の表
示装置として適していると言える。
【0007】この反射型カラーLCDでは、ランプ内蔵
式透過型カラーLCDとは異なり、上述のように室内光
や自然光等の外光を利用して表示が行われるため、室内
光や自然光等の外光が、全ての方向から反射型カラーL
CDに入射する場合、及び特定の方向のみから反射型カ
ラーLCDに入射する場合の双方を想定しなければなら
ない。それゆえ、明るく鮮明で適度な視野角を有する表
示を実現するためには、装置に入射した光を効率よく液
晶層へと入射させること、及び背面側電極基板で反射し
た光を効率よく観察者の位置に導くことが必要となる。
したがって、そのような目的を達成するために、反射型
LCDには入射光を散乱させる機能を与えることとな
る。
【0008】透過型カラーLCDは屋外等の強い外光の
もとでは表示効果が著しく低下するのに対し反射型カラ
ーLCDでは逆に表示効果が良好になる。また、外光の
乏しい場所では反射型カラーLCDが全く機能しないの
に対し、透過型液カラーLCDは周辺が暗い分、更に視
認性が増す。即ち、透過型カラーLCDと反射型カラー
LCDは相補完の関係にある。従って透過型カラーLC
Dと反射型カラーLCDの機能を合わせもつ半透過型カ
ラーLCDは外光が著しく異なる種々な場所で使用する
携帯端末として極めて有用である。この半透過型カラー
LCDに対しても、同様に、入射光を散乱させる機能を
付与させる必要がある。
【0009】すなわち、ランプ内蔵式透過型カラーLC
Dでは、カラーLCDが潜在的に有している優れた特徴
を充分に発揮することができない。このため、光源を内
蔵しない反射型カラーLCD並びに反射型カラーLCD
と透過型カラーLCDを兼備した半透過型カラーLCD
が注目されている。
【0010】反射型カラーLCDの光散乱方式は基本的
には二つに大別できる。即ち、図3及び図4に示すよう
に光の屈折と回折を利用した光散乱膜を介して入射光乃
至反射光を散乱させる方式と図5に示すように、液晶セ
ル内部の反射ミラーを凹凸にして入射光を散乱させる方
式とである。
【0011】上記光散乱膜を利用する方式は、更に光散
乱膜をセルの外部に設置した図3の構造と光散乱機能を
セル内部に組み込んだ図4の構造の二つがある。
【0012】上記の3方式はそれぞれ特徴を有してお
り、図3の前面散乱膜付反射型カラーLCD300で
は、入射光21は光散乱膜9で散乱しカラーフィルタ2
を通過し更に反射電極5で折り返し再度光散乱膜9で散
乱する。該光散乱膜9が観察者側の透明基板1上に位置
するために、製造が容易であるという反面、画像が観察
者側の透明基板1の厚みを介して散乱される為、解像性
が劣るという品質上の欠点を有している。また、一般に
は光散乱膜中で透明微粒子が多段に分布し、光の衝突が
複数回であるため、光の進行方向と逆方向への後方散乱
23が増加し、LCD表面の反射が多いものとなってい
る。
【0013】図4に示す内部散乱膜付反射型カラーLC
D400は図3の前面散乱膜付反射型カラーLCD30
0の欠点である解像性の低下を防いだものである。ま
た、後述の図5の散乱反射板付反射型カラーLCD50
0と異なり反射電極板5は平面でよいので、ミラー表面
の凹凸加工を必要とせず製造コスト上で有利である。し
かし、カラーフィルタ上に新たに散乱膜を形成しなけれ
ばならないために一工程増えるという欠点を有してい
た。また、光が透明樹脂11から透明微粒子10へ入射
したときの波長分散によって、LCDを見る角度によ
り、或いはLCD画面の中央部と左右端部とで色みの差
が生じ易い。
【0014】図5に示す散乱反射板方式カラーLCD5
00は外部よりの入射光を液晶セル内部の反射ミラーで
散乱させる方式であり、外部からの入射光21は散乱反
射電極505の吸収以外にロスがないので光の利用率で
は極めて優れている。しかし散乱反電極505の凹凸加
工にフォトグラフィー工程を利用するなどコスト的に不
利である。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上のよう
な問題に鑑みなされたものであり、光散乱膜を液晶に近
づけた位置に設けてLCDとしての解像性の劣化を防い
だカラーフィルタであって、光の進行方向と順方向への
前方散乱を増加させてLCD表面の反射を減少させ、ま
た、LCDを見る角度により、或いはLCD画面の中央
部と左右端部とで生じる色みの差を解消したLCD用の
カラーフィルタを提供することを課題とするものであ
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、カラー液晶表
示装置に用いる、加法混色によるカラーフィルタを構成
する赤色、緑色、青色の各カラーフィルタが、粒径0.
5μmから5.0μmの透明微粒子を分散して含有し、
該各カラーフィルタの濁度(ヘイズ値)が等しいことを
特徴とするカラーフィルタである。
【0017】また、本発明は、カラー液晶表示装置に用
いる、加法混色によるカラーフィルタを構成する赤色、
緑色、青色の各カラーフィルタが、粒径0.5μmから
5.0μmの透明微粒子を分散して含有し、各カラーフ
ィルタに分散して含有する透明微粒子の屈折率と各カラ
ーフィルタの屈折率の比が等しく、かつ、赤色、緑色、
青色の各カラーフィルタに分散した透明微粒子の平均粒
径をDr、Dg、Dbとし、各カラーフィルターの中心
波長をλr、λg、λbとするとき、各カラーフィルタ
に分散する透明微粒子の平均粒径と各カラーフィルタの
中心波長の比の値(Dr/λr)、(Dg/λg)、
(Db/λb)が等しいことを特徴とするカラーフィル
タである。
【0018】また、本発明は、上記発明によるカラーフ
ィルタにおいて、前記透明微粒子が、各カラーフィルタ
100容量%に対し15容量%から30容量%であるこ
とを特徴とするカラーフィルタである。
【0019】また、本発明は、上記発明によるカラーフ
ィルタにおいて、前記各カラーフィルタが、粒径50n
m以下の微粒子顔料を分散して含有することを特徴とす
るカラーフィルタである。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に、本発明によるカラーフィ
ルタの実施の形態を詳細に説明する。図1は、本発明の
カラーフィルタ2を具備した反射型カラーLCDを示し
ており、また、図2は同様に半透過型カラーLCDを示
している。図1、及び図2に示すように、カラーフィル
タ2中に透明微粒子10を添加して光散乱機能を付与し
たものである。この透明微粒子10の屈折率はカラーフ
ィルタ2の屈折率より十分大きいかまたは十分小さくす
ることでカラーフィルタ2中の透明微粒子10がレンズ
の役割をはたす。即ち透明微粒子10の屈折率が大のと
きは凸レンズとして、またの屈折率が小のときは凹レン
ズとして機能する。透明微粒子が小さく規則的に配列し
ているときは回折による光散乱現象も追加観察される。
【0021】カラーフィルタ2に透明微粒子10を添加
してフィルタ機能と光散乱機能を兼備させるためには以
下1)〜3)の要件を満たすことが必要となる。即ち 1)光散乱機能は添加する透明微粒子10の粒径サイ
ズ、屈折率、分散状態(密度、並び方等)、及びカラー
フィルタの屈折率に依存しているので構成材料の組成を
厳密にコントロールすること。 2)カラーフィルタの最も重要な特性は各色の分光特性
であるから、カラーフィルタの色素の量を変更しないこ
と。 3)LCDにおける前記色みの差は、各カラーフィルタ
の濁度(ヘイズ値)に依存するので各カラーフィルタの
濁度(ヘイズ値)が等しいこと。
【0022】光散乱機能をカラーフィルタ内部にもたせ
る為には膜厚をより薄く、望ましくは3μm以下にし、
透明微粒子10を密に充填することが必要である。光散
乱膜を可能な限り薄膜にし、透明微粒子を必要最少限の
単層ないし数層にとどめることが肝要である。これによ
り光の衝突回数が減り、前方散乱が増加し、LCD表面
の反射が少ないものとなる。
【0023】また、透明微粒子10の粒径は0.5μm
から5μmが使用できるがカラーフィルタの厚みの限界
から3μm以下が好ましく、さらに1.2μmから2.
5μmがもっとも良好である。粒径が1.2μm以下で
は高い値の濁度(ヘイズ値)を得るのが困難になる。同
じく粒径が2.5マイクロメートル以上では塗液の安定
性、特に経時による粒子の分離が顕著になり、またカラ
ーフィルタ2の塗膜適性、特に平坦性が損なわれる。
【0024】光散乱膜を通過した光は、透明樹脂11か
ら透明微粒子10へ入射したときに波長分散する。この
波長分散のためにLCDは見る角度により、或いはLC
D画面の中央部と左右端部とで色みの差が生じ易いもの
となる。本発明における濁度(ヘイズ値)とは、光散乱
膜を通過した直進光をI0 とし、散乱光をI1 とした際
に、〔I1 /(I0 +I1 )〕×100で表される値で
ある。この濁度(ヘイズ値)が各カラーフィルタで異な
ったものであると前記色みの差は各カラーフィルタで異
なったものとなり、LCDとしての色みの差が著しもの
となる。本発明のカラーフィルタは各カラーフィルタの
濁度(ヘイズ値)が等しいことを特徴とするものであ
り、このようなLCDとしての色みの差を解消した。
【0025】また、カラーフィルタ2を光散乱機能から
みたとき、最も重要な特性は変角反射特性とヘイズ値で
ある。ここで変角反射特性とヘイズ値を支配しているの
は、カラーフィルタに分散して含有する透明微粒子の屈
折率とカラーフィルタの屈折率の比、及び、透明微粒子
の半径をa、光の波長をλとした際に、α=2π×(a/
λ)で表される、透明微粒子の半径aと波長λの比の値
(α)である。
【0026】ここで変角反射特性について簡単に説明す
る。図6は変角反射特性の測定方法の説明図、また図7
は変角反射特性の一例の説明図であるが、図6の光散乱
膜9の背面に液晶4を介して反射電極5を用意する。例
えば、入射角−30°の入射光21が光散乱膜9と反射
電極5により散乱光22になる。この時、光散乱膜9面
上の−90度から90度にいたる反射角の散乱光強度を
測定する。標準白色板に対しても同様に入射角−30度
の時の変角反射強度が計測できる。図7に標準白色板及
び本発明による光散乱性を有するカラーフィルタの変角
反射特性の一例を示す。
【0027】カラーフィルタ2の屈折率は、該カラーフ
ィルタを構成する樹脂、色素、添加剤の固有の屈折率と
その構成比率及びプロセス条件(露光量、加熱量)で著
しく異なる。これらの材料の中でも特に重要なものは着
色剤、例えば、染料、顔料の含有量である。したがっ
て、各カラーフィルタ2の屈折率は通常、異なる値を示
している。各カラーフィルタに分散して含有する透明微
粒子の屈折率と各カラーフィルタの屈折率の比を等しく
することによって、各カラーフィルタにおける波長分散
が略等しく、濁度(ヘイズ値)が略等しいものとなり、
LCDとしての色みの差が減少したものとなる。また、
各カラーフィルタの透明微粒子の半径aと波長λの比の
値(α)が等しい際には、波長に関係なく光散乱の度合
いは同一のものとなる。
【0028】カラーフィルタは幾つかの方式で作ること
ができるが、現在実用に供されているカラーフィルタの
大部分が顔料分散フォトレジストタイプである。このタ
イプのカラーフィルタの基本的な考えは、まずアルカ
リ可溶なアニオン樹脂を適宜溶媒に溶解し、ここに複
数の有機顔料を分散する。次に、顔料を分散したアニ
オン樹脂にアクリルモノマーと光重合開始剤を添加し
て感光性をもたせている。その他、塗膜性能を改善する
目的で各種界面活性剤等を添加する。
【0029】ここで、カラーフィルタの色特性は主に顔
料の特性で、膜の諸特性はアニオン樹脂とモノマー材料
の特性と配合比で、またパタニング特性は主にモノマー
と光重合開始剤で、及び膜の塗布特性は溶媒を含む全体
の配合で決まる。多くの場合、顔料の屈折率はアニオン
樹脂やモノマーの屈折率より大であるから、透明微粒子
10の屈折率はより小さいものが好都合である。
【0030】透明微粒子10としては各種樹脂ビーズが
適用できる。高屈折率ビーズではスチレン樹脂ビーズ、
メラミン樹脂ビーズ、ベンゾグアナミン樹脂ビーズ等
が、また低屈折率ビーズではシリコン樹脂ビーズ、アク
リル変性フッソ樹脂ビーズ、また無機材料ではシリカビ
ーズが広く知られている。
【0031】透明微粒子10は該透明微粒子10を含む
カラーフィルタ2の15%から30%を占める量が好ま
しい。当然のことであるが、透明微粒子10が15%以
下では十分なヘイズが得られず散乱特性が低下する。ま
た透明微粒子10が30%を超えると塗液の塗布適性が
著しく低下しカラーフィルタ2の表面の粗さが増大す
る。もちろん使用目的によっては低ヘイズ品も適用でき
るのでこの範囲に限定されるものではない。
【0032】透明微粒子10はまた適宜カラーフィルタ
2と同色に着色することによりカラーフィルタ2の色純
度を向上可能である。着色の方法としては分散染料、カ
チオン染料による染色がある。また透明微粒子10を構
成する原料モノマー中に染料を導入することもできる。
【0033】カラーフィルタ2の色特性をコントロール
している着色剤として、染料及び顔料が適用できるが、
一般的には顔料が使用されている。
【0034】本発明のカラーフィルタ2に使用可能な顔
料として、透明性が高くしかも耐熱性、耐光性、及び耐
薬品性の優れた材料を下記に挙げる。材料はいずれもカ
ラーインデックス(C.I.)ナンバーで示す。C.
I.黄色顔料 20、24、86、93、109、11
0、117、125、137、138、147、14
8、153、154、166、168、C.I.オレン
ジ顔料 36、43、51、55、61、C.I.赤色
顔料 9、97、122、123、149、168、1
77、180、192、215、216または217、
220、223、224、226、227、228、2
40、C.I.バイオレット顔料 19、23、29、
30、37、40、50、C.I.青色顔料 15、1
5:6、22、60、64、C.I.緑色顔料 7、3
6、前記顔料は透明粒子10を除くカラーフィルタ2の
膜中に5重量%ないし40重量%含有する。通常反射型
LCDに使用されるカラーフィルタ2では5重量%から
15重量%である。
【0035】アルカリ可溶なアニオン樹脂としては、末
端にカルボン酸を有する各種ポリマー例えばメタクリル
酸15重量部、シクロヘキシルアクリレート40重量
部、ブチルメタクリレート20重量部、メチルメタクリ
レート25重量部からなるアクリル共重合物等がある。
【0036】該アニオン樹脂の屈折率は、アクリル樹脂
で1.50から1.55、スチレン樹脂では1.55か
ら1.60程度まで、さらにフローレン骨格を有するカ
ルド樹脂では1.58から1.62程度まで、さらにポ
リイミド樹脂で1.70までの高屈折率がある。
【0037】感光性を付与する目的で、該アニオン樹脂
に対し多官能アクリルモノマーを重量率で50%ないし
150%添加する。アクリルモノマーの添加量は感度、
現像性等で定め、50%以下では感度が低下し、また添
加量が150%以上では塗布時の乾燥性が低下しアルカ
リ現像時に現像残りが生じ易くなる。
【0038】重合開始剤は活性光を照射した時、モノマ
ーの架橋を促進し光照射によるパタニングが可能にな
る。
【0039】透明微粉末13はカラーフィルタ2の屈折
率を調整する為に有効に作用する。透明樹脂11より高
屈折率無機物として酸化チタン、酸化亜鉛、酸化錫、酸
化ジルコニューム、酸化アルミニュームなどが適用でき
る。また透明樹脂11より低屈折率無機物として酸化珪
素特に気相形成シリカ等が、更にまた透明樹脂11と同
程度の屈折率を有する無機物として硫酸バリューム、炭
酸カルシューム等が適宜使用できる。
【0040】透明微粉末13の粒径は、可視光の波長よ
り十分に小さく可視光領域では透明であるこたが必要な
ので、できる限り小さいことが好ましく50nm以下好
ましくは30nm以下である。また形状は球形が好まし
く光学的にはより透明であることが要求される。特に青
色カラーフィルタに添加する場合波長400nm近傍の
光透過率を低下させないことが肝要である。
【0041】透明微粉末13の添加量は透明粒子10の
5重量%〜50重量%の範囲が好ましい。添加量が少な
いとカラーフィルタ2の屈折率をコントロールする効果
が期待できない。また多過ぎると塗液の塗布適性が損な
われ更にカラーフィルタ2の透過率を下げることがあ
る。
【0042】
【実施例】以下に、本発明の実施例について説明する。 <実施例1>以下の反射型LCDに好適な赤色(以下R
と記す)、緑色(以下Gと記す)、青色(以下Bと記
す)カラーレジストを製造した。 <Rカラーレジスト組成(重量部)> 顔料 C.I.ピグメントレッド177 : 1.59 アニオン樹脂 メタクリル酸共重合物 : 7.07 モノマー アロニックスM400(東亜合成株式会社製) : 4.04 光重合開始剤 イルガキュアー819(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ株 式会社製) : 1.0 分散剤 : 0.27 界面活性剤 KF−351A(信越化学工業株式会社製) : 0.01 有機溶剤 : 86.02 合計 :100.00 <Gカラーレジスト組成(重量部)> 顔料 C.I.ピグメントグリーン36 : 1.61 顔料 C.I.ピグメントイエロー139 : 0.33 アニオン樹脂 メタクリル酸共重合物 : 7.12 モノマー アロニックスM400 : 4.98 光重合開始剤 イルガキュアー819 : 0.85 分散剤 : 0.15 界面活性剤 KF−351A : 0.01 有機溶剤 : 84.95 合計 :100.00 <Bカラーレジスト組成(重量部)> 顔料 C.I.ピグメントブルー15:6 : 1.43 アニオン樹脂 メタクリル酸共重合物 : 7.12 モノマー アロニックスM400 : 4.98 光重合開始剤 イルガキュアー819 : 0.85 分散剤 : 0.15 界面活性剤 KF−351A : 0.01 有機溶剤 : 85.46 合計 :100.00
【0043】上記R、G、Bカラーレジスト組成の材料
を準備し顔料と分散剤及び有機溶剤をビーズミルで分散
後アニオン樹脂、モノマー、光重合開始剤、界面活性剤
を順次添加して各カラーレジストを製造した。
【0044】次に上記R、G、Bカラーレジストにそれ
ぞれ以下の組成で透明微粒子及び透明微粉末を添加して
R、G、B光散乱レジストを製造した。
【0045】 <R光散乱レジスト組成(重量部)> Rカラーレジスト : 95.46 透明微粒子 KMP590(信越化学工業株式会社製) : 2.63 透明微粒子 エポスターMA1002(株式会社日本触媒製): 1.91 合計 :100.00 <G光散乱レジスト組成(重量部)> Gカラーレジスト : 95.28 透明微粒子 トスパール120(GE東芝シリコーン株式会社製) : 4.52 透明微粉末 AEROSIL25(日本アエロジル株式会製): 0.04 合計 :100.00 <B光散乱レジスト組成(重量部)> Bカラーレジスト : 92.96 透明微粒子 ハイプレシカFQ−N2N(宇部日東化成株式会製) : 7.0 透明微粉末 AEROSIL25(日本アエロジル株式会製): 0.04 合計 :100.00
【0046】上記R、G、B光散乱レジストを以下の条
件でガラス基板に塗布して光散乱機能を有するカラーフ
ィルタを製造した。
【0047】ガラス基板上に光散乱レジストを塗布し乾
燥後に露光し、未露光部分をアルカリ現像液で現像し乾
燥後更にポストベークした。以上をR、G、Bの順で繰
り返してカラーフィルタを製造した。
【0048】まず、観察者側透明板1にR光散乱レジス
トを用いてRカラーフィルタを以下の条件で形成した。 1)塗布 :スピンナ、600rpm、5秒 2)ソフトベーク :90℃5分間 3)露光 :200mJ/cm2 4)現像 :PH10.2アルカリ現像液で90秒間 5)ハードベーク :230℃60分間 次に、以下同様にG光散乱レジストを用いてGカラーフ
ィルタを形成した。更に以下同様にB光散乱レジストを
用いてBカラーフィルタを形成して,RGBからなるカ
ラーフィルタ2を形成した。
【0049】得られたRGB各カラーフィルタの膜厚及
び濁度(ヘイズ値)は以下であった。 R:膜厚1.98μm、濁度(ヘイズ値)52.7 G:膜厚1.93μm、濁度(ヘイズ値)51.0 B:膜厚2.42μm、濁度(ヘイズ値)53.1 以上、ほぼ等しい濁度(ヘイズ値)を有する加法混色に
よるカラーフィルタを得ることができ、図1に示す反射
型LCDに用いたところ、表面の反射が少ない、且つ色
みの差のない反射型LCDが得られた。
【0050】<実施例2>以下の透過型LCDに好適な
赤色(以下Rと記す)、緑色(以下Gと記す)、青色
(以下Bと記す)カラーレジストを製造した。 <Rカラーレジスト組成(重量部)> 顔料 C.I.ピグメントレッド168 : 3.34 C.I.ピグメントイエロー154 : 1.70 アニオン樹脂 メタクリル酸共重合物 : 5.62 モノマー アロニックスM400(東亜合成株式会社製) : 3.85 光重合開始剤 イルガキュアー819(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ株 式会社製) : 1.74 分散剤 : 0.51 界面活性剤 KF−351A(信越化学工業株式会社製) : 0.01 有機溶剤 : 83.23 合計 :100.00 <Gカラーレジスト組成(重量部)> 顔料 C.I.ピグメントグリーン36 : 6.82 顔料 C.I.ピグメントイエロー13 : 0.14 アニオン樹脂 メタクリル酸共重合物 : 5.10 モノマー アロニックスM400 : 3.89 光重合開始剤 イルガキュアー369 : 1.57 分散剤 : 0.48 界面活性剤 KF−351A : 0.01 有機溶剤 : 81.99 合計 :100.00 <Bカラーレジスト組成(重量部)> 顔料 C.I.ピグメントブルー15:6 : 4.94 アニオン樹脂 メタクリル酸共重合物 : 5.70 モノマー アロニックスM400 : 3.74 光重合開始剤 イルガキュアー819 : 1.70 分散剤 : 0.92 界面活性剤 KF−351A : 0.01 有機溶剤 : 82.99 合計 :100.00
【0051】上記R、G、Bカラーレジスト組成の材料
を準備し顔料と分散剤及び有機溶剤をビーズミルで分散
後アニオン樹脂、モノマー、光重合開始剤、界面活性剤
を順次添加して各カラーレジストを製造した。
【0052】次に上記R、G、Bカラーレジストにそれ
ぞれ以下の組成で透明微粒子及び透明微粉末を添加して
R、G、B光散乱レジストを製造した。
【0053】 <R光散乱レジスト組成(重量部)> Rカラーレジスト : 95.5 透明微粒子 ケミスノーMX−180(綜研化学株式会社製): 4.5 合計 :100.0 <G光散乱レジスト組成(重量部)> Gカラーレジスト : 95.05 透明微粒子 KMP590(信越化学工業株式会社製) : 4.95 合計 :100.0 <B光散乱レジスト組成(重量部)> Bカラーレジスト : 92.43 透明微粒子 ハイプレシカFQ−N2N (宇部日東化成株式会製) : 7.52 透明微粉末 AEROSIL25(日本アエロジル株式会製): 0.05 合計 :100.0
【0054】上記R、G、B光散乱レジストを以下の条
件でガラス基板に塗布して光散乱機能を有するカラーフ
ィルタを製造した。
【0055】ガラス基板上に光散乱レジストを塗布し乾
燥後に露光し、未露光部分をアルカリ現像液で現像し乾
燥後更にポストベークした。以上をR、G、Bの順で繰
り返してカラーフィルタを製造した。
【0056】まず観察者側透明板1にR光散乱レジスト
用いてRカラーフィルタを以下の条件で形成した。 1)塗布 :スピンナ、600rpm、5秒 2)ソフトベーク :90℃5分間 3)露光 :300mJ/cm2 4)現像 :PH10.2アルカリ現像液で90秒間 5)ハードベーク :230℃60分間 次に以下同様にG光散乱レジストを用いてGカラーフィ
ルタを形成した。更に以下同様にB光散乱レジストを用
いてBカラーフィルタを形成して,RGBからなるカラ
ーフィルタ2を形成した。
【0057】カラーフィルタRGBの膜厚及び濁度(ヘ
イズ値)は以下であった。 R:膜厚2.64μm、濁度(ヘイズ値)63.7 G:膜厚2.28μm、濁度(ヘイズ値)60.9 B:膜厚2.32μm、濁度(ヘイズ値)61.1 以上、ほぼ等しい濁度(ヘイズ値)を有する加法混色に
よるカラーフィルタを得ることができ、図2に示す半透
過型LCDに用いたところ、表面の反射が少ない、且つ
色みの差のない半透過型LCDが得られた。
【0058】<実施例3>以下の透過型LCDに好適な
赤色(以下Rと記す)、緑色(以下Gと記す)、青色
(以下Bと記す)カラーレジストを製造した。 <Rカラーレジスト組成(重量部)> 顔料 C.I.ピグメントレッド177 : 3.34 C.I.ピグメントレッド48:2 : 1.70 C.I.ピグメントイエロー139 : 0.93 アニオン樹脂 メタクリル酸共重合物 : 5.62 モノマー アロニックスM400(東亜合成株式会社製) : 3.85 光重合開始剤 イルガキュアー819(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ株 式会社製) : 1.74 分散剤 : 0.51 界面活性剤 KF−351A(信越化学工業株式会社製) : 0.01 有機溶剤 : 82.30 合計 :100.00 <Gカラーレジスト組成(重量部)> 顔料 C.I.ピグメントグリーン36 : 5.80 C.I.ピグメントイエロー13 : 1.02 C.I.ピグメントイエロー139 : 0.14 アニオン樹脂 メタクリル酸共重合物 : 5.10 モノマー アロニックスM400 : 3.89 光重合開始剤 イルガキュアー369 : 1.57 分散剤 : 0.48 界面活性剤 KF−351A : 0.01 有機溶剤 : 81.99 合計 :100.00 <Bカラーレジスト組成(重量部)> 顔料 C.I.ピグメントブルー15 : 4.94 アニオン樹脂 メタクリル酸共重合物 : 5.70 モノマー アロニックスM400 : 3.74 光重合開始剤 イルガキュアー819 : 1.70 分散剤 : 0.92 界面活性剤 KF−351A : 0.01 有機溶剤 : 82.99 合計 :100.00
【0059】上記R、G、Bカラーレジスト組成の材料
を準備し顔料と分散剤及び有機溶剤をビーズミルで分散
後アニオン樹脂、モノマー、光重合開始剤、界面活性剤
を順次添加して各カラーレジストを製造した。このカラ
ーレジストを膜厚3μmに塗布した後230℃60分後
に以下の波長における屈折率を測定した。 <Rカラーレジスト>:波長615nmの光での屈折率
1.685 <Gカラーレジスト>:波長545nmの光での屈折率
1.648 <Bカラーレジスト>:波長450nmの光での屈折率
1.677
【0060】次に、上記R、G、Bカラーレジストにそ
れぞれ以下の組成で透明微粒子を添加してR、G、B光
散乱レジストを製造した。
【0061】 <R光散乱レジスト組成(重量部)> Rカラーレジスト : 95.5 透明微粒子 ケミスノーMX−220(綜研化学株式会社製): 4.5 合計 :100.0 ここで透明微粒子の平均粒径は2.2μmであった。 <G光散乱レジスト組成(重量部)> Gカラーレジスト : 95.5 透明微粒子 ケミスノーMX−180(綜研化学株式会社製): 2.25 ケミスノーMX−220(綜研化学株式会社製): 2.25 合計 :100.0 ここで透明微粒子の平均粒径は2.0μmであった。 <B光散乱レジスト組成(重量部)> Bカラーレジスト : 95.5 透明微粒子 ケミスノーMX−150(綜研化学株式会社製): 2.25 ケミスノーMX−180(綜研化学株式会社製): 2.25 合計 :100.0 ここで透明微粒子の平均粒径は1.65μmであった。
【0062】ここで、透明微粒子の屈折率は波長450
nm、545nm、及び615nmの屈折率はそれぞれ
1.498、1.493、及び1.490であり、Rカ
ラーレジストと透明微粒子の615nmにおける屈折率
比は1.132、Gカラーレジストと透明微粒子の54
5nmにおける屈折率比は1.104、Bカラーレジス
トと透明微粒子の450nmにおける屈折率比は1.1
19でありRGBそれぞれの屈折率の差は最大2.5%
最小1.3%でほぼ等しかった。
【0063】上記R、G、B光散乱レジストを以下の条
件でガラス基板に塗布して光散乱機能を有するカラーフ
ィルタを製造した。
【0064】ガラス基板上に光散乱レジストを塗布し乾
燥後に露光し、未露光部分をアルカリ現像液で現像し乾
燥後更にポストベークした。以上をR、G、Bの順で繰
り返してカラーフィルタを製造した。
【0065】まず観察者側透明板1にR光散乱レジスト
用いてRカラーフィルタを以下の条件で形成した。 1)塗布 :スピンナ、600rpm、5秒 2)ソフトベーク :90℃5分間 3)露光 :300mJ/cm2 4)現像 :PH10.2アルカリ現像液で90秒間 5)ハードベーク :230℃60分間 次に以下同様にG光散乱レジストを用いてGカラーフィ
ルタを形成した。更に以下同様にB光散乱レジストを用
いてBカラーフィルタを形成して、RGBからなるカラ
ーフィルタ2を形成した。
【0066】図2に示す半透過型カラーLCDに装着す
ると好適な半透過型カラーLCDが得られた。
【0067】
【発明の効果】本発明は、赤色、緑色、青色の各カラー
フィルタが光散乱性を有し液晶に近い位置にあり、粒径
0.5μmから5.0μmの透明微粒子を分散して含有
し、各カラーフィルタの濁度(ヘイズ値)が等しいカラ
ーフィルタであるので、LCDの解像性の劣化を防ぎ、
LCD表面の反射を減少させ、また、色みの差を解消し
たLCD用のカラーフィルタとなる。
【0068】また、本発明は、赤色、緑色、青色の各カ
ラーフィルタが光散乱性を有し液晶に近い位置にあり、
粒径0.5μmから5.0μmの透明微粒子を分散して
含有し、透明微粒子の屈折率と各カラーフィルタの屈折
率の比が等しく、平均粒径と中心波長の比の値が等しい
カラーフィルタであるので、LCDの解像性の劣化を防
ぎ、LCD表面の反射を減少させ、また、色みの差を解
消したLCD用のカラーフィルタとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカラーフィルタを具備した反射型カラ
ーLCDの断面図である。
【図2】本発明のカラーフィルタを具備した半透過型カ
ラーLCDの断面図である。
【図3】従来の前面散乱膜付反射型カラーLCDの断面
図である。
【図4】従来の内部散乱膜付反射型カラーLCDの断面
図である。
【図5】従来の散乱反射板方式カラーLCDの断面図で
ある。
【図6】変角反射特性の測定方法の説明図である。
【図7】変角反射特性の一例の説明図である。
【符号の説明】
1、6・・・・透明基板 2・・・・カラーフィルタ 3、203・・・・透明電極 4・・・・液晶 5・・・・反射電極 7・・・・観察者側電極基板 8・・・・背面側電極基板 9・・・・光散乱膜 10・・・・・・・・透明微粒子 11・・・・・・・・透明樹脂 13・・・・透明微粉末 21・・・・入射光 22・・・・散乱光 23・・・・後方散乱 100・・・・本発明のカラーフィルタを具備した反射
型カラーLCD 200・・・・本発明のカラーフィルタを具備した半透
過型カラーLCD 300・・・・従来の前面散乱膜付反射型カラーLCD
の例 400・・・・従来の内部散乱膜付反射型カラーLCD
の例 500・・・・従来の散乱反射板方式カラーLCDの例 505・・・・散乱反射電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H025 AB13 AC01 AD01 BC14 BC32 BC42 CA01 CA27 CB13 CB14 CB43 CC08 CC12 FA03 FA17 2H048 BA45 BA47 BA48 BB02 BB44 2H091 FA02 FB11 FD24 LA30

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カラー液晶表示装置に用いる、加法混色に
    よるカラーフィルタを構成する赤色、緑色、青色の各カ
    ラーフィルタが、粒径0.5μmから5.0μmの透明
    微粒子を分散して含有し、該各カラーフィルタの濁度
    (ヘイズ値)が等しいことを特徴とするカラーフィル
    タ。
  2. 【請求項2】カラー液晶表示装置に用いる、加法混色に
    よるカラーフィルタを構成する赤色、緑色、青色の各カ
    ラーフィルタが、粒径0.5μmから5.0μmの透明
    微粒子を分散して含有し、各カラーフィルタに分散して
    含有する透明微粒子の屈折率と各カラーフィルタの屈折
    率の比が等しく、かつ、赤色、緑色、青色の各カラーフ
    ィルタに分散した透明微粒子の平均粒径をDr、Dg、
    Dbとし、各カラーフィルターの中心波長をλr、λ
    g、λbとするとき、各カラーフィルタに分散する透明
    微粒子の平均粒径と各カラーフィルタの中心波長の比の
    値(Dr/λr)、(Dg/λg)、(Db/λb)が
    等しいことを特徴とするカラーフィルタ。
  3. 【請求項3】前記透明微粒子が、各カラーフィルタ10
    0容量%に対し15容量%から30容量%であることを
    特徴とする請求項1、又は2記載のカラーフィルタ。
  4. 【請求項4】前記各カラーフィルタが、粒径50nm以
    下の微粒子顔料を分散して含有することを特徴とする請
    求項1、又は2記載のカラーフィルタ。
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CN105388663A (zh) * 2015-12-31 2016-03-09 东旭(昆山)显示材料有限公司 彩色滤光片及包含该彩色滤光片的液晶显示器
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