JP2003227583A - 配 管 - Google Patents
配 管Info
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- JP2003227583A JP2003227583A JP2002064503A JP2002064503A JP2003227583A JP 2003227583 A JP2003227583 A JP 2003227583A JP 2002064503 A JP2002064503 A JP 2002064503A JP 2002064503 A JP2002064503 A JP 2002064503A JP 2003227583 A JP2003227583 A JP 2003227583A
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- thermoplastic polyurethane
- aluminum alloy
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- Pending
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- Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)
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Abstract
優れた環境に優しい、自動車用エアコン、あるいはビル
用マルチエアコンの冷媒輸送用の配管を提供する。 【解決手段】 内管にMnを0.8〜1.5wt%、F
eを0.1〜0.7wt%、Siを0.03〜0.6w
t%含有したアルミニウム合金を用い、断熱材にハイド
ロフルオロアルキルチオエーテルを発泡剤に用いた熱可
塑性発泡ポリウレタン樹脂を用い、最外層にポリアミド
樹脂が用いられる。
Description
ン、ビル用マルチエアコン等の冷媒の輸送に用いられる
耐食性に優れ、軽量で安価であり省エネ性に優れた環境
に優しい配管に関する。
のものが使用されているが、耐食性に劣りさらに比重が
大きいので、特に自動車用エアコンの配管には軽量な内
管が要望されている。内管の周囲には断熱材として熱硬
化性の発泡ポリウレタン樹脂が使用されているが、連続
的に長尺のものを製造するのがむずかしく、製造コスト
が高いという欠点を有していた。さらに発泡剤としてク
ロロフルオロカーボン(CFC)が使用されているが、
CFCはオゾン層を破壊するので、モントリオール議定
書により、1995年末に生産が全廃され、現在はオゾ
ン破壊係数が小さいハイドロクロロフルオロカーボン
(HCFC)、例えばHCFC−141bが使用されて
いるが、地球温暖化係数が大きいので、将来全廃される
可能性が強く、不燃性で無毒であり地球温暖化係数が極
めて小さい発泡剤を用いた断熱材が強く要望されてい
る。
れ、軽量で安価であり省エネ性に優れた環境に優しい、
自動車用エアコン、あるいはビル用マルチエアコンの冷
媒輸送用の配管を提供することである。
0.8〜1.5wt%、Feを0.1〜0.7wt%、
Siを0.03〜0.6wt%含有したアルミニウム合
金を用い、断熱材にハイドロフルオロアルキルチオエー
テルを発泡剤に用いた熱可塑性発泡ポリウレタン樹脂を
用い、最外層にポリエチレン樹脂、ポリアミド樹脂等の
熱可塑性樹脂を被覆する事により、耐食性に優れ、軽量
で安価な環境に優しい冷媒輸送用の配管が得られる事が
わかり、本発明を完成するに至った。
にMnを0.8〜1.5wt%、Feを0.1〜0.7
wt%、Siを0.03〜0.6wt%含有したアルミ
ニウム合金を用いたもので、強度、耐食性および加工性
に優れており、容易に連続的にポートホール押出成形で
きるので製造コストが安価である。Mnは耐食性を低下
させないで強度を向上させる元素で、0.8wt%未満
では効果が小さく、1.5wt%を越えると効果の向上
がみられなくなり、ポートホール押出加工性が低下する
ので、含有率が0.8〜1.5wt%が望ましい。Fe
およびSiは経済性の観点から、若干量添加するのが望
ましく、これらの元素はMnの固溶量を減少させ、Al
と金属間化合物を形成し、押出成形時に形成される再結
晶組織を微細化する効果があるので、SiおよぴFeを
適当量含有するのが望ましい。Feは0.7wt%Si
は0.6wt%を越えると、巨大金属間化合物が生成し
たり、成形性や耐食性が低下するので、Feは0.1〜
0.7wt%、Siは0.03〜0.6wt%含有する
のが望ましい。
発泡剤のハイドロフルオロアルキルチオエーテルのひと
つであるフルオロメチルジフルオロメチルチオエーテル
(FH2CSCHF2)を含浸させた後に、押出機のホ
ッパーに供給し、アルミニウム内管上に押出して、ダイ
を通過後所定の厚さに発泡させて高発泡ポリウレタン樹
脂層を形成させる。発泡樹脂層の厚さは5〜15mm
で、発泡度は80〜85%が断熱性および押出加工性の
観点から望ましい。発泡樹脂層の厚さが5mm以下であ
ると、配管の断熱性が悪くなり、15mmを越えると配
管が大きくなりコストが高くなるので経済的に望ましく
ない。発泡剤であるフルオロメチルジフルオロメチルチ
オエーテルはジメチルスルファイドを定電位電解フッ素
化法により製造することができる。
レン、ポリプロピレン、ポリスチレン等のポリオレフィ
ン樹脂、6−ナイロン、6,6−ナイロン、11−ナイ
ロン等のポリアミド樹脂、シリコーン樹脂、熱可塑性ポ
リウレタン樹脂等が挙げられるが、発泡剤であるハイド
ロフルオロアルキルチオエーテルガスの透過率が小さ
く、発泡ポリウレタン樹脂との密着性に優れ、さらに押
出加工性に優れている11−ナイロンが最も好ましい。
以下に本発明を実施例により具体的に説明するが、本発
明はこれらの実施例によって限定されるものではない。
%、Mnを1.07wt%含有したアルミニウム合金を
DC鋳造法により外径6インチの押出用丸棒を鋳造し、
600℃に8時間、450℃に24時間加熱後、空冷し
て均質化処理した後、ポートホール押出法により連続的
に外径8mm、肉厚0.5mmの内管を熱管押出加工し
た。
化学工業社製パンデックス)20kg、フルオロメチル
ジフルオロメチルチオエーテル5Lを−15℃のオート
クレーブ中に仕込み、密閉下で24時間攪拌して発泡剤
を熱可塑性ポリウレタン樹脂中に均一に含浸させた。こ
の樹脂を10℃の温度に保持されたホッパーに供給し、
密封して40mm押出機(L/D=28)で、180°
210°200°180°/160℃のシリンダー温度
下で、外径8mmのアルミニウム内管上に連続的に押出
して、ダイを通過後、絶縁体外径が21mmになるよう
に発泡させて、冷却槽を通過させて外径が20mm、発
泡度が80%の発泡ポリウレタン絶縁パイプを製造し
た。
(ダイセル化学社製)を、40mm押出機(L/D=2
8)で200°220°240°220°/210°の
シリンダー温度で、肉厚が0.5mmになるように押出
被覆して、外径が21mmの配管を作製した。
iを微量含有したアルミニウム合金製内管にハイドロフ
ルオロアルキルチオエーテルを含浸させた熱可塑性ポリ
ウレタン樹脂を発泡させたポリウレタンフォーム層を形
成させ、最外層にナイロン樹脂を被覆する事により、耐
食性に優れ、軽量で安価で環境に優しく、従来の銅管や
鋼管と比較して流体の圧力損失が小さいので省エネ性に
優れており、自動車用エアコン、あるいはビル用マルチ
エアコン等の冷媒輸送用の配管として有望である。
Claims (3)
- 【請求項1】 アルミニウム合金製の内管に、熱可塑性
発泡ポリウレタン樹脂を被覆し、最外層にポリオレフィ
ン樹脂、ポリアミド樹脂、熱可塑性ポリウレタン樹脂あ
るいはシリコーン樹脂等の熱可塑性樹脂を被覆したこと
を特徴とする冷媒輸送用配管。 - 【請求項2】 発泡剤がハイドロクロロフルオロカーボ
ン、ハイドロフルオロカーボン、ハイドロフルオロアル
キルチオエーテルあるいはハイドロフルオロアルキルエ
ーテルであることを特徴とする請求項1に記載の配管。 - 【請求項3】 アルミニウム合金がMnを0.8〜1.
5wt%、Feを0.1〜0.7wt%およびSiを
0.03〜0.6wt%含有したことを特徴とする請求
項1に記載の配管。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002064503A JP2003227583A (ja) | 2002-02-01 | 2002-02-01 | 配 管 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002064503A JP2003227583A (ja) | 2002-02-01 | 2002-02-01 | 配 管 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003227583A true JP2003227583A (ja) | 2003-08-15 |
Family
ID=27751272
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002064503A Pending JP2003227583A (ja) | 2002-02-01 | 2002-02-01 | 配 管 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003227583A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009090576A (ja) * | 2007-10-10 | 2009-04-30 | Mino Kogyo Kk | 成形部材 |
JP2009138983A (ja) * | 2007-12-05 | 2009-06-25 | Toyo Densen Kk | 冷媒配管 |
-
2002
- 2002-02-01 JP JP2002064503A patent/JP2003227583A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009090576A (ja) * | 2007-10-10 | 2009-04-30 | Mino Kogyo Kk | 成形部材 |
JP2009138983A (ja) * | 2007-12-05 | 2009-06-25 | Toyo Densen Kk | 冷媒配管 |
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