JP2003226951A - 制振合金材の熱処理方法 - Google Patents

制振合金材の熱処理方法

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健司 渡部
Fukusei In
福星 殷
Shigenobu Sekiya
重信 関谷
Kazuya Sakaguchi
一哉 坂口
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Abstract

(57)【要約】 【課題】加工後におけるMn−Cu系合金の制振合金材
を、その制振特性を維持し且つ寸法精度良く処理できる
と共に、強度も高められる制振合金材の熱処理方法を提
供する。 【解決手段】Mn−Cu系合金からなる制振合金材を、
730〜860℃の温度範囲で加熱および保持する溶体
化処理と、その後、上記制振合金材を、350〜650
℃の温度範囲で加熱および保持する時効処理と、を含
む、制振合金材の熱処理方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、制振合金材の熱処
理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】制振材料は、種々の機械および機械要素
などの稼働時または移送時に生じる振動や騒音を低減す
るために、広く活用されている。このうち、制振鋼板
は、複数の炭素鋼板と樹脂などとを厚み方向に積層して
作られているため、成形加工性や適用すべき製品の大き
さや形状などの点で大きな制約を有する。これに対し、
Mn−Cu系の制振合金は、鋳造材、鍛造材、または圧
延材などからなる一体成形物に加工し易く、例えば板、
棒、線材、箔などにして活用することができる。
【0003】ところで、Mn−Cu系合金からなる制振
合金材は、圧延などの加工歪みにより、制振特性が劣化
するため、熱処理を最終工程で施す必要がある。例え
ば、Mn−Cu系制振合金を、鋳造後に、あるいは鋳造
し且つ圧延などの加工後に、800〜1100℃で焼鈍
し且つ炉冷する製造(熱処理)方法が提案されている(特
許第2849698号公報参照)。かかる焼鈍および炉
冷により、所定の制振特性を確保している。尚、上記焼
鈍は、数時間〜数10時間にわたっている。
【0004】
【発明が解決すべき課題】しかしながら、前記製造方法
における焼鈍の温度域では、Mn−Cu系合金における
γ相の結晶粒が著しく成長し、液相を生じる可能性があ
るため、制振合金材の力学性能および成形加工性の低下
を招くおそれがある。また、高い熱処理温度で焼鈍する
ため、炉冷後に十分な寸法精度が得られない。この結
果、制振合金材として実際に使用できなくなる、という
問題があった。本発明は、以上に説明した従来の技術に
おける問題点を解決し、加工後におけるMn−Cu系合
金の制振合金材を、その制振特性を維持し且つ寸法精度
良く処理できると共に、更に強度を高められる制振合金
材の熱処理方法を提供する、ことを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、予め全体をMn−Cu系合金におけるγ相
の単相にする溶体化処理を比較的低い温度域で行った
後、Mn−Cu系合金におけるγ相からβ相が析出し易
い温度域である約727℃よりも低い温度域で時効処理
を施す、ことに着想して成されたものである。即ち、本
発明の制振合金材の熱処理方法(請求項1)は、Mn−C
u系合金からなる制振合金材を、760〜900℃の温
度範囲で加熱および保持する溶体化処理と、その後、上
記制振合金材を、350〜600℃の温度範囲で加熱お
よび保持する時効処理と、を含む、ことを特徴とする。
【0006】これによれば、溶解後に鍛造や圧延などの
加工により所定の形状に成形されたMn−Cu系合金か
らなる制振合金材を、比較的低い温度域での溶体化処理
によりγ相の単相にした後、Mn−Cu系合金における
γ相からβ相が析出し易い温度域よりも低い温度域で時
効処理を確実に施すことができる。このため、かかる熱
処理の前後における寸法変化が著しく低減でき、引張強
度などを高められると共に、従来同様の制振特性を有す
る制振合金材を確実に得ることができる。
【0007】尚、溶体化処理の温度は、これが760℃
未満になると、前記Mn−Cu系合金のβ相が析出し易
い温度域に接近し、加工した上記合金材の歪みが完全に
取れにくくなる。一方、900℃を越えると、γ相の結
晶粒が速く成長すると共に、熱エネルギも嵩むため、上
記温度範囲としたものである。また、時効処理の温度が
350℃未満になると、MnおよびCuが濃縮する相を
生成する相分離が生じにくくなり、高い力学特性および
制振性能が得られなくなる。一方、600℃を越える
と、熱力学的にγ相の相分離が不可能となる。このた
め、時効処理の温度を上記温度範囲としたものである。
かかる時効処理の望ましい温度範囲は、375〜525
℃である。更に、前記溶体化処理に引き続いて前記時効
処理を施しても良いが、後述するように、一旦急冷する
ことにより、時効処理を一層効果的とすることができ
る。
【0008】また、本発明には、前記溶体化処理の温度
範囲は、800〜850℃である、制振合金材の熱処理
方法(請求項2)も含まれる。これによれば、β相の生成
範囲が狭くなり、局所的に液相変態するおそれも少なく
なるため、γ相の単一相にすることが確実となる。
【0009】更に、本発明には、前記溶体化処理と前記
時効処理との間に、前記制振合金材を、前記溶体化温度
域から水冷などの急冷をして一旦常温付近に保持する工
程を有する、制振合金材の熱処理方法(請求項3)も含ま
れる。これによれば、制振合金材のMn−Cu系合金
が、γ相の単一相で常温付近に急冷されるため、α相の
析出を確実に防止できると共に、次に施す時効処理にお
いて、Mnが濃縮した領域とCuが濃縮した領域とが共
存するγ相を析出させることができる。尚、上記急冷
は、Mnの濃縮した相が室温よりも高い温度で相変態を
生じるMn−Cu系合金において、マルテンサイト変態
を誘発させ、その生成相である双晶の運動によって振動
の吸収が成されるものと考えられる。また、上記水冷に
替えて、油冷または衝風冷却を適用することも可能であ
る。
【0010】加えて、本発明には、前記Mn−Cu系合
金は、Cu:15〜25at%、Ni:2〜8at%、F
e:1〜3at%、残部:Mnからなる、制振合金材の熱
処理方法(請求項4)も含まれる。これによれば、Cuの
含有量を制限して、その偏析を抑制できると共に、Ni
およびFeの第3元素を添加することにより、振動吸収
に適した双晶を確実に生成させたMn−Cu系合金とす
ることができる。尚、Cuが15at%未満では、溶体化
処理でγ+β相となり易く、一方25at%を越えると偏
析が生じ易くなるため、Cuの含有量を上記範囲とし
た。また、NiおよびFeは、それぞれの下限値未満に
なると、上記双晶の生成が不十分になり、一方それぞれ
の上限値を越えると、上記双晶を生成する効果が飽和す
るため、NiおよびFeの含有量を上記範囲とした。更
に、上記Mn−Cu系合金に対し、Alを2〜5at%の
範囲で更に添加しても上記と同様の効果が得られる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下において、本発明の実施に好
適な形態を説明する。Cu:15〜25at%、Ni:2
〜8at%、Fe:1〜3at%、残部:Mnからなり、必
要に応じてAlを2〜5at%を含有するMn−Cu系合
金を、高周波誘導加熱炉においてアルゴンなどの雰囲気
下で溶解する。かかる合金の溶湯を、所定の鋳型で鋳造
してインゴットとし、このインゴットを熱間鍛造、熱間
圧延、および冷間圧延(加工)して、所望の形状に成形し
た制振合金材を得る。尚、上記インゴットを直に冷間圧
延(加工)して、上記同様の制振合金材を得ても良い。
【0012】先ず、前記制振合金材を、図示しない熱処
理炉内の大気雰囲気中に装入した後、760〜900
℃、望ましくは800〜850℃に加熱し且つ約1時間
〜数時間にわたり保持する溶体化処理を施す。その結
果、かかる制振合金材の金属組織は、γ相の単一相とな
る。次に、上記制振合金材を水冷により急冷し、そのγ
相を常温付近にまで保持させ、且つα相の析出を可及的
に抑制する。かかる急冷は、Mn−Cu系合金のマルテ
ンサイト変態を誘発させると共に、その生成相である双
晶の運動によって振動の吸収が成されるものと考えられ
る。尚、上記水冷に替え、油冷または衝風冷却により急
冷することも可能である。
【0013】次いで、上記制振合金材を、上記同様の熱
処理炉内のアルゴン雰囲気中に装入し、350〜600
℃に加熱し且つ約10時間程度にわたり保持する時効処
理を施す。この結果、γ相のマトリックス中にMnが濃
縮した領域およびCuが濃縮した領域をそれぞれ生じさ
せる。同時に、時効処理の温度域は、Mn−Cu系合金
において、γ相からβ相が析出し易い温度である約72
7℃よりも低いため、かかるβ相の析出に影響されな
い。従って、上記制振合金材の寸法を加工時の寸法に維
持することが容易となる。そして、上記時効処理の後、
炉冷または空冷などで常温に冷却することにより、従来
と同様の制振特性を有すると共に、寸法精度に優れ且つ
高い強度を有する制振合金材が得られる。
【0014】
【実施例】ここで、本発明の具体的な実施例を比較例と
併せて説明する。Cu:20at%、Ni:5at%、F
e:2at%、残部:MnからなるMn−Cu系合金を、
高周波誘導加熱炉でアルゴンなどの雰囲気下で溶解し
た。かかる合金の溶湯を、所定の鋳型で鋳造してインゴ
ットとし、かかるインゴットを熱間鍛造(約830℃)、
熱間圧延(約750℃)、および冷間圧延で加工すること
により、制振合金材を得た。かかる制振合金材からJI
Sに規定する形状に成形した引張試験片を10個得た。
【0015】上記のうち6個の制振合金材の試験片を実
施例1〜6とし、大気雰囲気の熱処理炉(図示せず)内に
装入し、表1に示すように、820℃に加熱し且つ1時
間保持する溶体化処理を施した後、水冷により急冷し
た。更に、これら実施例1〜6の試験片を、アルゴン雰
囲気の熱処理炉内おいて、表1に示す350〜600℃
の温度で個別に加熱し且つそれぞれ10時間保持する時
効処理を施した後、炉冷により常温に冷却した。残り4
個の制振合金材の試験片における一個を比較例1とし、
アルゴン雰囲気の熱処理炉内に装入し、表1に示すよう
に、875℃に加熱し且つ10時間保持する焼鈍を施し
た後、炉冷により徐冷した。更に、残り3個のうち2個
を比較例2,3とし、上記実施例と同じ大気雰囲気の熱
処理炉に装入し、表1に示すように、820℃に加熱し
且つ1時間保持する溶体化処理を施した後、水冷により
急冷した。これらの試験片を、アルゴン雰囲気の熱処理
炉内で330℃または650℃に加熱し且つ10時間保
持する時効処理を施した後、それぞ炉冷により徐冷し
た。残った他方の試験片を比較例4とし、これには何ら
熱処理を施さなかった。
【0016】
【表1】
【0017】以上の実施例1〜6と比較例1〜4の試験
片に対し、JIS:Z2241に従って、個別に引張試
験を行った。また、制振減衰能は、その評価方法の1つ
である対数減衰率(δ)を、各例の前記試験片とは別に作
製した厚さ1mm×幅10mm×長さ160mmの薄板
試料を用いて、中央加振法により室温で測定した。ま
た、寸法精度については、各例毎に30mm×30mm
×2mmの試験片を作製し、実施例1〜6と比較例2,
3では前記時効処理前後の反り量を、比較例1では前記
焼鈍の前後における反り量(反りの大きさ)を、それぞれ
測定した。上記引張試験により得られた各例における
0.2%耐力(σ0.2/MPa)、引張強さ(σ/M
Pa)、伸び(%)、絞り(%)、および上記中央加振法に
よる対数減衰率(δ)を、表2に示した。尚、対数減衰率
は、振幅歪みが5×10−4における値である。
【0018】
【表2】
【0019】表2によれば、実施例1〜6の試験片は、
0.2%耐力および引張強さの何れも、比較例1よりも
高くなった。かかる結果は、実施例1〜6では、前記溶
体化処理および水冷(急冷)の後に、時効処理を施したた
め、γ相のマトリックス中にMnが濃縮した領域および
Cuが濃縮した領域を生じさせたことにより、高い強度
を得たものと思われる。一方、比較例1は、焼鈍により
加工歪みを除去しつつ炉冷したため、上記のような結果
になったものと思われる。尚、比較例4は、熱処理を施
さなかったため、Mnの濃縮した領域とCuの濃縮した
領域とが形成されなかった。このため、実施例1〜6お
よび比較例1〜3に比べ、0.2%耐力および引張強さ
の何れも小さな値となったと考えられる。
【0020】次に、振動減衰能を表す対数減衰率では、
表2に示すように、実施例2,3は、比較例1に比べ全
体としてほぼ同等またはそれ以上の制振特性を有してい
ると言えよう。また、実施例1,4〜6は、比較例1よ
りも対数減衰率がやや低くなったが、実用的な制振特性
の範囲内であった。これら実施例に対し、比較例2〜4
は、対数減衰率の値が著しく低かった。尚、比較例2で
は、時効処理温度が低いために相分離が完全に行われ
ず、室温における合金組織に双晶を有する領域が少なか
ったことが原因と考えられる。尚また、比較例3では、
時効処理温度が高くなり、相分離反応は進行していた
が、Mnの濃縮程度が熱力学的に制限されたため、相変
態温度が低くなったことが原因と考えられる。更に、比
較例4は、熱処理されていないため、著しく低い制振特
性となった。かかる結果から、各実施例では、前記溶体
化処理後の水冷によるマルテンサイト変態の生成相であ
る双晶の運動により振動が吸収される、ことが確認され
た。また、寸法精度を示す熱処理前後における反り量で
は、実施例1〜6は、比較例1,3よりも小さい値であ
り、これらの寸法精度が向上していたと言えよう。
【0021】以上の表2に示す各実施例の結果から、本
発明の熱処理方法により、従来と同等またはそれ以上の
制振特性および高い強度を有すると共に、優れた寸法精
度の制振合金材が得られることが裏付けられた。本発明
は、以上に説明した実施形態および実施例に限定される
ものではない。例えば、制振合金材を前記溶体化処理し
た後、直ちに時効処理しても良い。また、前記溶体化処
理は、前記熱処理炉に限らず、例えば内部を不活性雰囲
気とした誘導加熱炉などで行っても良い。更に、前記時
効処理は、アルゴン雰囲気に限らず、窒素などの不活性
ガス雰囲気や水素などの還元性ガス雰囲気、あるいは大
気雰囲気で行っても良い。尚、Mn−Cu系合金の溶解
後における前記加工には、かかる合金の溶湯から連続鋳
造により得た鋳片を鍛造または圧延する方法も含まれ
る。
【0022】
【発明の効果】以上に説明した本発明の制振合金材の熱
処理方法(請求項1)によれば、圧延などの加工により所
定の形状に成形されたMn−Cu系合金の制振合金材
を、比較的低い温度域の溶体化処理でγ相の単相にした
後、Mn−Cu系合金におけるγ相からγ+α相への変
態点よりも低い温度域で時効処理を確実に施せる。従っ
て、かかる熱処理の前後における寸法変化が著しく低減
でき、強度が高められると共に、従来同様の制振特性を
有する制振合金材を確実に得ることができる。
【0023】また、請求項3の熱処理方法によれば、制
振合金材のMn−Cu系合金が、γ相の単一相で常温付
近に急冷されるため、α相の析出を確実に防げると共
に、次に施す時効処理において、γ相のマトリックス中
にMnが濃縮した領域およびCuが濃縮した領域を確実
に生ぜしめることができる。更に、請求項4の熱処理方
法によれば、Cuの含有量を制限し且つその偏析を抑制
できると共に、NiおよびFeの第3元素を添加するこ
とにより、振動吸収に適した双晶を確実に生成させたM
n−Cu系合金とすることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C22F 1/00 692 C22F 1/00 692A (72)発明者 殷 福星 茨城県つくば市千現一丁目2番1号 独立 行政法人物質・材料研究機構内 (72)発明者 関谷 重信 愛知県名古屋市南区大同町二丁目30番地 大同特殊鋼株式会社技術開発研究所内 (72)発明者 坂口 一哉 愛知県名古屋市南区大同町二丁目30番地 大同特殊鋼株式会社技術開発研究所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】Mn−Cu系合金からなる制振合金材を、
    760〜900℃の温度範囲で加熱および保持する溶体
    化処理と、 その後、上記制振合金材を、350〜600℃の温度範
    囲で加熱および保持する時効処理と、を含む、 ことを特徴とする制振合金材の熱処理方法。
  2. 【請求項2】前記溶体化処理の温度範囲は、800〜8
    50℃である、 ことを特徴とする請求項1に記載の制振合金材の熱処理
    方法。
  3. 【請求項3】前記溶体化処理と前記時効処理との間に、
    前記制振合金材を、前記溶体化温度域から水冷などの急
    冷をして一旦常温付近に保持する工程を有する、ことを
    特徴とする請求項1または2に記載の制振合金材の熱処
    理方法。
  4. 【請求項4】前記Mn−Cu系合金は、Cu:15〜2
    5at%、Ni:2〜8at%、Fe:1〜3at%、残部:
    Mnからなる、ことを特徴とする請求項1乃至3の何れ
    か一項に記載の制振合金材の熱処理方法。
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