JP2003226887A - ポリアルキレングリコール系潤滑剤 - Google Patents

ポリアルキレングリコール系潤滑剤

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JP2003226887A
JP2003226887A JP2002027787A JP2002027787A JP2003226887A JP 2003226887 A JP2003226887 A JP 2003226887A JP 2002027787 A JP2002027787 A JP 2002027787A JP 2002027787 A JP2002027787 A JP 2002027787A JP 2003226887 A JP2003226887 A JP 2003226887A
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oil
acid
polyalkylene glycol
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butyl
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JP2002027787A
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Goro Yamamoto
五郎 山本
Naoto Namiki
直人 並木
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Adeka Corp
Original Assignee
Asahi Denka Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 分子量が高くとも耐熱性・酸化安定性に優
れ、分子量が低くても粘度指数が高いという、分子量と
耐熱性・酸化安定性のバランスに優れているポリアルキ
レングリコール系潤滑剤を提供すること。 【解決手段】 特定の一般式で表わされる化合物からな
るポリアルキレングリコール系潤滑剤、該潤滑剤を用い
た冷凍機油及び二酸化炭素冷媒用冷凍機油。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱や酸化に対する
安定性の高いポリアルキレングリコール系潤滑剤に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ポリアルキレングリコール系潤滑油(ポ
リエーテル系潤滑油、ポリオキシアルキレン系潤滑油等
と呼ばれることもある。)は、比較的引火点が高いとい
う点、水溶性にすることができるという点、毒性が少な
いという点、ゴムや金属を侵さないという点、重合度に
より低粘度から高粘度のものまで製造が可能であるとい
う点、劣化時の固化残留物(スラッジ)が生成しないと
いう点等の種々の長所を有している。しかし、他の潤滑
油に比べて熱や酸化に対する安定性(耐熱性・酸化安定
性)に劣り、特に、空気中ではラジカル連鎖的に分解が
進むという欠点を有している。ポリアルキレングリコー
ル系潤滑油の耐熱性・酸化安定性を向上させるための方
法としては、酸化防止剤を添加する方法、ポリアルキレ
ングリコール化合物自体に酸化防止性を有する基を導入
する方法等が知られている。
【0003】酸化防止剤を添加する方法として、特公昭
49−1339号公報、特公昭53−21106号公
報、特開昭57−172996号公報、特開昭57−1
72997号公報等において、アミン系酸化防止剤又は
フェノール系酸化防止剤を添加することにより、耐熱性
・酸化安定性が向上することが開示されている。また、
酸化防止性を有する基を導入する方法として、特開昭5
7−36194号公報では(ポリ)アルキル(ポリ)フ
ェノール類のポリアルキレングリコールブロック重合化
合物、特開昭57−12097号公報ではビスフェノー
ル類のポリアルキレングリコール化合物、特開昭57−
14697号公報ではアリールアミン類のポリアルキレ
ングリコール化合物が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、酸化防止剤を
添加する方法は、通常使用される酸化防止剤が比較的低
分子量であるために揮発し易く、例えば、高温下に開放
系で使用した場合には効果が持続しにくいという欠点が
ある。また、アミン系酸化防止剤は熱劣化による着色が
甚だしく、中には発ガン性や変異原性の疑いのあるもの
もある。また、従来の、酸化防止性を有する基を導入す
る方法では、耐熱性・酸化安定性が十分とはいえず、特
に、分子量が大きくなるに従い酸化防止性を有する基の
相対的な割合が減少し、耐熱性・酸化安定性が不十分と
なるという欠点があった。また、ビスフェノール類のポ
リアルキレングリコール化合物のうち、分子量500〜
1,000程度の比較的低分子量のものは、耐熱性・酸
化安定性が高いが粘度指数が低く、潤滑剤としては使用
しにくいものであった。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで本発明者等は鋭意
検討した結果、特定の構造を有するポリアルキレングリ
コール化合物が分子量が高くとも耐熱性・酸化安定性に
優れ、分子量が低くても粘度指数が高いという、分子量
と耐熱性・酸化安定性のバランスに優れていることを見
出し本発明を完成させた。即ち、本発明は、下記の一般
式(1)又は一般式(2) で表わされる化合物からなるポリアルキレングリコール
系潤滑剤である。
【0006】また、本発明は、このポリアルキレングリ
コール系潤滑剤を含有することを特徴とする冷凍機油で
ある。
【0007】
【発明の実施の形態】一般式(1)において、M及びY
はアリール基を表わす。アリール基としては、例えば、
フェニル、トルイル、キシリル、クメニル、メシチル、
ベンジル、フェネチル、スチリル、シンナミル、ベンズ
ヒドリル、トリチル、エチルフェニル、プロピルフェニ
ル、ブチルフェニル、ペンチルフェニル、ヘキシルフェ
ニル、ヘプチルフェニル、オクチルフェニル、ノニルフ
ェニル、デシルフェニル、ウンデシルフェニル、ドデシ
ルフェニル、フェニルフェニル、ベンジルフェニル、ス
チレン化フェニル、p−クミルフェニル、ジノニルフェ
ニル、α−ナフチル、β−ナフチル基等が挙げられる。
これらのアリール基のなかでも、酸化安定性が高いこと
から、ブチルフェニル、ペンチルフェニル、オクチルフ
ェニル、ノニルフェニル、ドデシルフェニル、スチレン
化フェニル、p−クミルフェニルが好ましく、ブチルフ
ェニル、ペンチルフェニル、オクチルフェニルが更に好
ましく、ブチルフェニルが最も好ましい。また、ブチル
フェニルのなかでは、ターシャリ(以下、ターシャリを
tと略記する)−ブチルフェニルが好ましく、p−t−
ブチルフェニルが最も好ましい。
【0008】また、一般式(1)において、Xは酸素原
子、硫黄原子又は窒素原子を表わし、mは、Xが酸素原
子又は硫黄原子の場合には1の数、Xが窒素原子の場合
には2の数を表わす。尚、Xが窒素原子の場合には、一
般式(1)中、(M)m−X−の部分は、(M)2−N−で表
わされる基となるが、(M)2−N−で表わされる基の中
の2つのMは、例えば、カルバゾール、フェノキサジン
又はフェノチアジンのように、M同士が結合する構造で
もよい。Xは酸素原子であることが好ましい。
【0009】A1Oはオキシアルキレン基を表わし、エ
チレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオ
キサイド、テトラヒドロフラン(1,4−ブチレンオキ
サイド)、長鎖α−オレフィンオキサイド、スチレンオ
キサイド等のアルキレンオキサイド等を付加することに
より得ることができ、付加するオキサイドにより、A 1
Oが決定される。(A1O)aの部分は、1種類のオキシア
ルキレン基より構成されるポリオキシアルキレン基でも
よいし、2種類以上のオキシアルキレン基より構成され
るポリオキシアルキレン基でもよい。A1Oとしては、
オキシエチレン基、オキシプロピレン基又はオキシブチ
レン基が好ましく、オキシプロピレン基が更に好まし
い。(A1O)aの部分が2種以上のオキシアルキレン基よ
り構成されるポリオキシアルキレン基である場合は、オ
キシアルキレン基のうち1種はオキシプロピレン基であ
ることが好ましい。尚、A1Oがオキシエチレン基であ
る場合は、一般式(1)で表わされる化合物の耐熱性・
酸化安定性及び水溶性・水分散性が向上するが、吸湿し
易くなったり、鉱油等との相溶性も低下する場合があ
る。
【0010】aはオキシアルキレン基の重合度を表わす
1以上の数であり、好ましくは5〜100であり、より
好ましくは10〜70であり、最も好ましくは15〜5
0である。重合度aが100を超える場合は、一般式
(1)で表わされる化合物の粘度が高くなり、潤滑剤、
とくに潤滑油の基油としては使用しにくくなる場合があ
るためである。
【0011】一般式(1)において、一般式(3)で表
わされる部分は、一般式(4)で表わされるアリールグ
リシジルエーテルを付加することにより得ることができ
る。 bは、1以上の数である。bは、b/aが、0.2以下
となる数であることが好ましく、0.1以下であること
が更に好ましく、0.07以下であることが最も好まし
い。b/aが0.2よりも大きい場合には、一般式
(1)で表わされる化合物の粘度指数が低下するため
に、冷凍機油等の低温で使用する用途では不都合が生じ
る場合がある。
【0012】尚、一般式(1)では、便宜上、A1Oで
表わされるオキシアルキレン基と、下記一般式(5)で
表わされるユニットが、ブロック状に存在するような記
載になっているが、A1Oで表わされるオキシアルキレ
ン基と一般式(5)で表わされるユニットは、一般式
(1)で表わされる化合物の分子中にブロック状に存在
してもよいし、ランダム状に存在していてもよい。
【0013】一般式(1)で表わされる化合物は、M−
O−Hで表わされるフェノール化合物、M−S−Hで表
わされるチオフェノール化合物又はM2−N−Hで表わ
されるジフェニルアミン化合物等に、アルキレンオキサ
イド及び一般式(4)で表わされるアリールグリシジル
エーテルを付加反応させることによって得ることができ
る。この場合、アルキレンオキサイドと一般式(4)で
表わされるアリールグリシジルエーテルとを混合して反
応させれば、A1Oで表わされるオキシアルキレン基と
一般式(5)で表わされるユニットは分子中にランダム
状に存在し、別々に反応させれば、ブロック状に存在す
るように製造できる。また付加反応は、通常のポリアル
キレングリコールを製造する場合と同様の条件を用いれ
ばよい。例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、
水酸化セシウム等のアルカリ金属を触媒とし、反応終了
時の触媒濃度が0.01〜1.0質量%となるように触
媒を添加して、反応温度70〜150℃で反応させれば
よい。
【0014】一般式(2)において、A2Oはオキシア
ルキレン基を表わし、cは1以上の数を表わし、上記で
説明したA1O及びaと同様である。dは、0又は1以
上の数を表わす。dは、d/cが、0.1以下となる数
であることが好ましく、0.07以下であることが更に
好ましく、0.05以下であることが最も好ましい。d
/cが0.1よりも大きい場合には、粘度指数が小さく
なり、特に低温粘度が大きくなってしまう場合があるた
めである。
【0015】一般式(2)において、Zは2価のフェノ
ールから水酸基を除いた残基を表わす。2価のフェノー
ルとしては、例えば、ハイドロキノン、レゾルシノー
ル、カテコール、ビスフェノールA、臭素化ビスフェノ
ールA、ビスフェノールF、ビスフェノールS等が挙げ
られる。なかでも、ハイドロキノン、レゾルシノール、
カテコール等の単核の2価フェノールの場合には、本発
明のポリアルキレングリコール系潤滑剤の粘度指数の低
下が少なく好ましい。一般式(2)において、M、X、
Y及びmは一般式(1)と同様に、M及びYはアリール
基を表わし、Xは酸素原子、硫黄原子又は窒素原子を表
わし、mは、Xが酸素原子又は硫黄原子の場合には1の
数、Xが窒素原子の場合には2の数を表わす。
【0016】一般式(2)で表わされる化合物は、M−
O−Hで表わされるフェノール化合物、M−S−Hで表
わされるチオフェノール化合物又はM2−N−Hで表わ
されるジフェニル化合物等に、アルキレンオキサイド、
又はアルキレンオキサイドと一般式(4)で表わされる
アリールグリシジルエーテルとを付加反応させて、下記
の一般式(6)で表わされる化合物とした後に、2価の
フェノールのジグリシジルエーテルを反応させることに
より得ることができる。
【0017】 一般式(6)で表わされる化合物は、一般式(1)で表
わされる化合物と同様にして得ることができる。一般式
(6)で表わされる化合物とジグリシジルエーテルを反
応させるには、一般式(6)で表わされる化合物に対し
て、ジグリシジルエーテルを滴下等の方法により徐々に
添加して反応ればよい。
【0018】本発明のポリアルキレングリコール系潤滑
剤は、そのまま潤滑油として使用してもよいが、必要に
応じて他の潤滑性基油又は潤滑油添加剤を配合して使用
することができる。他の潤滑性基油としては、鉱油、合
成油又は油脂等を挙げることができる。鉱油は、天然の
原油から分離されるものであり、これを適当に蒸留、精
製等を行って製造される。鉱油の主成分は炭化水素、多
くはパラフィン類であり、その他ナフテン分、芳香族分
等を含有している。これらを水素化精製、溶剤脱れき、
溶剤抽出、溶剤脱ろう、水添脱ろう、接触脱ろう、水素
化分解、アルカリ蒸留、硫酸洗浄、白土処理等の精製を
行った基油も好ましく使用することができる。
【0019】また、合成油とは、化学的に合成された潤
滑油であって、例えば、ポリ−α−オレフィン、ポリイ
ソブチレン(ポリブテン)、ジエステル、ポリオールエ
ステル、リン酸エステル、ケイ酸エステル、本発明のポ
リアルキレングリコール化合物以外のポリアルキレング
リコール化合物、ポリフェニルエーテル、シリコーン、
フッ素化化合物、アルキルベンゼン等が挙げられる。
【0020】油脂としては、例えば、アマニ油、エノ
油、オイチシカ油、オリーブ油、カカオ脂、カポック
油、白カラシ油、ゴマ油、コメヌカ油、サフラワー油、
シアナット油、シナキリ油、大豆油、茶実油、ツバキ
油、コーン油、ナタネ油、パーム油、パーム核油、ひま
し油、ひまわり油、綿実油、ヤシ油、木ロウ、落花生油
等の植物性油脂;馬脂、牛脂、牛脚脂、牛酪脂、豚脂、
山羊脂、羊脂、乳脂、魚油、鯨油等の動物性油脂或いは
これらの水素化物が挙げられる。
【0021】また、グリースとして用いられる場合は、
本発明のポリアルキレングリコール系潤滑剤の単独、又
は鉱油、合成油等を配合した基油に、増稠剤を添加した
ものが基グリースとして用いられる。増稠剤としては、
例えば、石鹸系又はコンプレックス石鹸系増稠剤、テレ
フタレメート系増稠剤、ウレア系増稠剤、ポリテトラフ
ルオロエチレン、フルオロ化エチレン−プロピレン共重
合体等の有機非石鹸系増稠剤;無機非石鹸系増稠剤等が
挙げられる。
【0022】本発明のポリアルキレングリコール系潤滑
剤に配合することができる潤滑剤添加剤としては、例え
ば、油性剤、摩擦緩和剤、極圧剤、酸化防止剤、消泡
剤、流動点降下剤、乳化剤、界面活性剤、防錆剤、防腐
剤等が挙げられる。油性剤としては、例えば、ヘキサン
酸、オクタン酸、ノナン酸、デカン酸、ラウリン酸、ミ
リスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン
酸、ベヘニン酸、リノール酸、リノレン酸、リシノレイ
ン酸、12−ヒドロキシステアリン酸等の脂肪酸;ダイ
マー酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベリ
ン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ドデカン二酸、ダイ
マー酸、トリマー酸、ナフテン酸、9(又は10)−
(4−ヒドロキシフェニル)オクタデカン酸等のカルボ
ン酸;ラウリルアミン、ミリスチルアミン、パルミチル
アミン、ステアリルアミン、オレイルアミン等のアミ
ン;ラウリルアミド、ミリスチルアミド、パルミチルア
ミド、ステアリルアミド、オレイルアミド等のアミド等
が挙げられる。
【0023】特に、水系潤滑剤として用いる場合は、上
記の脂肪酸又はカルボン酸はアルカリ金属塩又はアルカ
ノールアミン塩として用いることが好ましい。こうした
アルカリ金属としては、例えば、リチウム、ナトリウ
ム、カリウムが挙げられ、アルカノールアミンとして
は、例えば、ジエタノールアミン、トリエタノールアミ
ン、N−シクロヘキシルジエタノールアミン、N,N,
N’,N’−テトラキス(2−ヒドロキシプロピル)エ
チレンジアミン等が挙げられる。尚、これらの化合物の
なかには、防錆性能、乳化性能を有するものもある。
【0024】摩擦緩和剤としては、例えば、ヘキサン酸
(モノ、ジ、又はトリ)グリセリド、オクタン酸(モ
ノ、ジ、又はトリ)グリセリド、デカン酸(モノ、ジ、
又はトリ)グリセリド、ラウリン酸(モノ、ジ、又はト
リ)グリセリド、ミリスチン酸(モノ、ジ、又はトリ)
グリセリド、パルミチン酸(モノ、ジ、又はトリ)グリ
セリド、ステアリン酸(モノ、ジ、又はトリ)グリセリ
ド、オレイン酸(モノ、ジ、又はトリ)グリセリド、リ
シノレイン酸又は12−ヒドロキシステアリン酸重縮合
物等のエステル類;硫化オキシモリブデンジアルキルジ
チオカーバメート、硫化オキシモリブデンジアルキルジ
チオホスフェート、ジンクジアルキルジチオホスフェー
ト、ジンクジアルキルジチオカーバメート等の金属塩
類;(ポリ)グリセリンオレイルエーテル、(ポリ)グ
リセリンラウリルエーテル等の(ポリ)グリセリンエー
テル等が挙げられる。これらの化合物のなかには、防錆
性能、酸化防止性能、乳化性能を有するものもある。
【0025】極圧剤としては、例えば、硫化オレフィ
ン、硫化パラフィン、硫化ポリオレフィン、硫化ラー
ド、硫化魚油、硫化鯨油、硫化大豆油、硫化ピネン油、
硫化フェノール、硫化アルキルフェノール、硫化脂肪
酸、ジアルキルポリスルフィド、ジベンジルジスルフィ
ド、ジフェニルジスルフィド、ポリフェニレンスルフィ
ド、アルキルメルカプタン、アルキルスルホン酸、ジチ
オカルバミン酸エステル、2,5−ジメルカプト−1,
3,4−チアジアゾール誘導体、チウラムジスルフィ
ド、ジアルキルジチオリン酸2量体等の硫黄系化合物;
ブチル(チオ又はジチオ)ホスフェート又はホスファイ
ト、ヘキシル(チオ又はジチオ)ホスフェート又はホス
ファイト、オクチル(チオ又はジチオ)ホスフェート又
はホスファイト、2−エチルヘキシル(チオ又はジチ
オ)ホスフェート又はホスファイト、ノニル(チオ又は
ジチオ)ホスフェート又はホスファイト、デシル(チオ
又はジチオ)ホスフェート又はホスファイト、ラウリル
(チオ又はジチオ)ホスフェート又はホスファイト、ミ
リスチル(チオ又はジチオ)ホスフェート又はホスファ
イト、パルミチル(チオ又はジチオ)ホスフェート又は
ホスファイト、ステアリル(チオ又はジチオ)ホスフェ
ート又はホスファイト、オレイル(チオ又はジチオ)ホ
スフェート又はホスファイト、フェニル(チオ又はジチ
オ)ホスフェート又はホスファイト、クレジル(チオ又
はジチオ)ホスフェート又はホスファイト等の(チオ又
はジチオ)リン酸又は亜リン酸系化合物等が挙げられ
る。これらの化合物のなかには、酸化防止性能を有する
ものもある。
【0026】酸化防止剤としては、例えば、2,6−ジ
−t−ブチルフェノール、2,6−ジ−t−ブチル−p
−クレゾール、2,6−ジ−t−ブチル−4−エチルフ
ェノール、2,4−ジメチル−6−t−ブチルフェノー
ル、4,4’−メチレンビス(2,6−ジ−t−ブチル
フェノール)、4,4’−ビス(2,6−ジ−t−ブチ
ルフェノール)、2,2’−メチレンビス(4−メチル
−6−t−ブチルフェノール)、2,2’−メチレンビ
ス(4−エチル−6−t−ブチルフェノール)、4,
4’−ブチリデンビス(3−メチル−6−t−ブチルフ
ェノール)、2,2’−メチレンビス(4−メチル−6
−シクロヘキシルフェノール)、2,6−ビス(2’−
ヒドロキシ−3’−t−ブチル−5’−メチルベンジ
ル)−4−メチルフェノール、3−t−ブチル−4−ヒ
ドロキシアニソール、2−t−ブチル−4−ヒドロキシ
アニソール、3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒド
ロキシフェニル)プロピオン酸オクチル、3−(3,5
−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオ
ン酸オレイル、3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒ
ドロキシフェニル)プロピオン酸ドデシル、3−(3−
t−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)プ
ロピオン酸オクチル、3−(3−t−ブチル−4−ヒド
ロキシ−5−メチルフェニル)プロピオン酸オレイル、
3−(3−t−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフ
ェニル)プロピオン酸ドデシル、4,4’−チオビス
(3−メチル−6−t−ブチルフェノール)、4,4’
−チオビス(2−メチル−6−t−ブチルフェノー
ル)、2,2’−チオビス(4−メチル−6−t−ブチ
ルフェノール)、2,6−ジ−t−ブチル−α−ジメチ
ルアミノ−p−クレゾール、2,6−ジ−t−ブチル−
4−(N,N’−ジメチルアミノメチルフェノール)、
ビス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジ
ル)サルファイド、トリス{(3,5−ジ−t−ブチル
−4−ヒドロキシフェニル)プロピオニル−オキシエチ
ル}イソシアヌレート、トリス(3,5−ジ−t−ブチ
ル−4−ヒドロキシフェニル)イソシアヌレート、1,
3,5−トリス(3’,5’−ジ−t−ブチル−4−ヒ
ドロキシベンゾイル)イソシアヌレート、ビス{2−メ
チル−4−(3−n−アルキルチオプロピオニルオキ
シ)−5−t−ブチルフェニル}サルファイド、1,
3,5−トリス(4−ジ−t−ブチル−3−ヒドロキシ
−2,6−ジメチルベンジル)イソシアヌレート、テト
ラフタロイル−ジ−(2,6−ジメチル−4−t−ブチ
ル−3−ヒドロキシベンジルサルファイド)、6−(4
−ヒドロキシ−3,5−ジ−t−ブチルアニリノ)−
2,4−ビス(オクチルチオ)−1,3,5−トリアジ
ン、2,2−チオ−{ジエチル−ビス−3−(3,5−
ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)}プロピオ
ネート、N,N’−ヘキサメチレンビス(3,5−ジ−
t−ブチル−4−ヒドロキシ−ヒドロシナミド)、3,
5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシ−ベンジル−リン
酸ジエステル、ビス(3−メチル−4−ヒドロキシ−5
−t−ブチルベンジル)サルファイド等のフェノール系
酸化防止剤;
【0027】1−ナフチルアミン、フェニル−1−ナフ
チルアミン、p−オクチルフェニル−1−ナフチルアミ
ン、p−ノニルフェニル−1−ナフチルアミン、p−ド
デシルフェニル−1−ナフチルアミン、フェニル−2−
ナフチルアミン等のナフチルアミン系酸化防止剤;N,
N’−ジイソプロピル−p−フェニレンジアミン、N,
N’−ジイソブチル−p−フェニレンジアミン、N,
N’−ジフェニル−p−フェニレンジアミン、N,N’
−ジ−β−ナフチル−p−フェニレンジアミン、N−フ
ェニル−N’−イソプロピル−p−フェニレンジアミ
ン、N−シクロヘキシル−N’−フェニル−p−フェニ
レンジアミン、N−1,3−ジメチルブチル−N’−フ
ェニル−p−フェニレンジアミン、ジオクチル−p−フ
ェニレンジアミン、フェニルヘキシル−p−フェニレン
ジアミン、フェニルオクチル−p−フェニレンジアミン
等のフェニレンジアミン系酸化防止剤;
【0028】ジピリジルアミン、ジフェニルアミン、
p,p’−ジ−n−ブチルジフェニルアミン、p,p’
−ジ−t−ブチルジフェニルアミン、p,p’−ジ−t
−ペンチルジフェニルアミン、p,p’−ジノニルジフ
ェニルアミン、p,p’−ジデシルジフェニルアミン、
p,p’−ジドデシルジフェニルアミン、p,p’−ジ
スチリルジフェニルアミン、p,p’−ジメトキシジフ
ェニルアミン、4,4’−ビス(4−α,α−ジメチル
ベンゾイル)ジフェニルアミン、p−イソプロポキシジ
フェニルアミン等のジフェニルアミン系酸化防止剤等が
挙げられる。
【0029】硫黄系酸化防止剤としては、例えば、ジオ
クチルチオジプロピオネート、ジデシルチオジプロピオ
ネート、ジラウリルチオジプロピオネート、ジミリスチ
ルチオジプロピオネート、ジステアリルチオジプロピオ
ネート、ラウリルステアリルチオジプロピオネート、ジ
ミリスチルチオジプロピオネート、ジステアリル−β,
β’−チオジブチレート、(3−オクチルチオプロピオ
ン酸)ペンタエリスリトールテトラエステル、(3−デ
シルチオプロピオン酸)ペンタエリスリトールテトラエ
ステル、(3−ラウリルチオプロピオン酸)ペンタエリ
スリトールテトラエステル、(3−ステアリルチオプロ
ピオン酸)ペンタエリスリトールテトラエステル、(3
−オレイルチオプロピオン酸)ペンタエリスリトールテ
トラエステル、2−メルカプトベンズイミダゾール、2
−メルカプトメチルベンズイミダゾール、2−ベンズイ
ミダゾールジスルフィド、ジラウリルサルファイド、ア
ミルチオグリコレート等が挙げられる。金属塩系酸化防
止剤としては、例えば、ニッケルジチオカーバメート、
ジンク−2−メルカプトベンズイミダゾール等が挙げら
れる。
【0030】防錆剤としては、例えば、カルシウムスル
ホネート、カルシウムフェネート、カルシウムサリシレ
ート、マグネシウムスルホネート、マグネシウムフェネ
ート、マグネシウムサリシレート、バリウムスルホネー
ト、バリウムフェネート、バリウムサリシレート等が挙
げられる。
【0031】界面活性剤としては、例えば、ポリエチレ
ングリコール、ポリエチレングリコールモノアルキル
(アリール)エーテル、ポリエチレングリコールジアル
キル(アリール)エーテル、ポリオキシエチレンポリオ
キシプロピレン共重合体、ポリオールエステル、ポリエ
ーテルポリオール、アルカノールアミド、アルキル(ベ
ンゼン)スルホン酸、石油スルホネート等が挙げられ、
これら界面活性剤は油性剤又は乳化剤としても作用する
ことがある。
【0032】本発明のポリアルキレングリコール系潤滑
剤は、あらゆる用途の潤滑油として使用できる。例え
ば、工業用潤滑油、タービン油、マシン油、軸受油、圧
縮機油、油圧油、作動油、内燃機関油、冷凍機油、ギヤ
油、自動変速機用油(ATF)、連続可変無段変速機用
油(CVT油)、トランスアクスル流体、コンプレッサ
ー油、金属加工油、熱媒油等が挙げられる。また、すべ
り軸受、転がり軸受、歯車、ユニバーサルジョイント、
トルクリミッタ、自動車用等速ジョイント(CVJ)、
ボールジョイント、ホイールベアリング、等速ギヤ、変
速ギヤ等の各種グリース等として使用することができ
る。
【0033】本発明のポリアルキレングリコール系潤滑
剤は、耐熱性・酸化安定性に優れていることから、特
に、高温で使用される潤滑油に好適に使用することがで
きる。ここでいう高温で使用される潤滑油とは、使用時
の温度が100℃又はそれ以上になる場合がある用途に
用いられる潤滑油であり、例えば、オーブンチェーン
油、フィルム延伸機用潤滑油、コンプレッサー油、ガス
タービン油等が挙げられる。
【0034】また、本発明のポリアルキレングリコール
系潤滑剤は、種々の冷媒との相溶性に優れていることか
ら、冷凍機油に使用することができる。冷媒としては、
例えば、R134a、R407c、R410c等のハイ
ドロフルオロカーボン冷媒;プロパン、ブタン、イソブ
タン等の炭化水素冷媒;アンモニア、二酸化炭素等が挙
げられる。これらの冷媒の中でも、特に二酸化炭素を冷
媒とする冷凍機においては、冷媒の吐出圧が高く、また
高温となるために耐熱性の冷凍機油が求められることか
ら、本発明のポリアルキレングリコール系潤滑剤は、こ
のような二酸化炭素冷媒用冷凍機油として好適に使用す
ることができる。
【0035】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に具体的に説
明する。尚、以下の実施例中、部、%等の単位は特に記
載の無い限り質量基準である。また、構造式中、n−B
uはブチル基、t−Buはターシャリブチル基、EOは
オキシエチレン基、POはオキシプロピレン基をそれぞ
れ表わす。
【0036】製造例1:攪拌機、温度計及び窒素導入管
を備えたステンレス製加圧反応装置に、フェノール94
g(1モル)及び触媒として水酸化カリウム6.7gを
仕込み、反応装置内の雰囲気を窒素で置換した後、エチ
レンオキサイド132g(3モル)とプロピレンオキサ
イド696g(12モル)の混合物を150℃で5時間
かけて反応させた後、t−ブチルフェニルグリシジルエ
ーテル309g(1.5モル)を150℃で1時間かけ
て反応させて、本発明品1を得た。
【0037】
【0038】製造例2:エチレンオキサイド132gと
プロピレンオキサイド696gの混合物の代わりに、エ
チレンオキサイド352g(8モル)とプロピレンオキ
サイド1,392g(24モル)の混合物を用いた以外
は、製造例1と同様にして、本発明品2を得た。
【0039】
【0040】製造例3:エチレンオキサイド132gと
プロピレンオキサイド696gの混合物の代わりにプロ
ピレンオキサイド522g(9モル)を、t−ブチルフ
ェニルグリシジルエーテル309gの代わりに、フェニ
ルグリシジルエーテル180g(1.2モル)を用いた
以外は、製造例1と同様にして、本発明品3を得た。
【0041】
【0042】製造例4:フェノール94gの代わりにt
−ブチルフェノール150g(1モル)を、エチレンオ
キサイド132gとプロピレンオキサイド696gの混
合物の代わりにプロピレンオキサイド812g(14モ
ル)を用いた以外は、製造例1と同様にして、本発明品
4を得た。
【0043】
【0044】製造例5:プロピレンオキサイド812g
の代わりにプロピレンオキサイド1,740g(30モ
ル)を用いた以外は、製造例4と同様にして、本発明品
5を得た。
【0045】
【0046】製造例6:製造例4と同様にして、t−ブ
チルフェノール150g(1モル)とプロピレンオキサ
イド928g(15モル)を反応させた後、120℃に
てレゾルシノールジグリシジルエーテル111g(0.
5モル)を2時間かけて反応させ、本発明品6を得た。
【0047】
【0048】比較品1:n−ブタノールのエチレンオキ
サイド4モルとプロピレンオキサイド16モルのランダ
ム付加物n−BuO{(EO)4/(PO)16}H
【0049】比較品2:メタノールのプロピレンオキサ
イド21モル付加物の末端メチル封鎖物CH3O(PO)
21CH3
【0050】比較品3:t−ブチルフェノールのプロピ
レンオキサイド19モル付加物
【0051】比較品4:ビスフェノールAのプロピレン
オキサイド34モル付加物
【0052】比較品5:ビスフェノールAのプロピレン
オキサイド10モル付加物
【0053】以上の本発明品1〜6、及び比較品1〜5
について、100℃における動粘度及び粘度指数を測定
した。結果を表1に示す。
【0054】
【0055】<<熱安定性試験1>>本発明品1〜6及
び比較品1〜5の各試料について、下記の方法で熱安定
性を評価した。即ち、直径50mmのステンレス製シャ
ーレに試料約2gを精秤し、120℃の熱風式恒温槽に
12時間及び48時間放置した後の加熱減量を、試験前
の試料質量に対する100分率で表わした。尚、加熱減
量が少ないものほど耐熱性が高いといえる。結果を表2
に示す。
【0056】<<熱安定性試験2>>本発明品1〜6及
び比較品1〜5の各試料について、熱重量分析により熱
安定性を評価した。結果を表2に示す。 <試験条件> 試験機:示差走査カロリーメーター(PERKIN ELMER社
製、機種TAG−7) セル :アルミニウム製セル 試料量:約3mg 昇温速度:常温〜500℃まで、10℃/分で加熱昇温
した。 雰囲気:空気気流中及び窒素気流中の2種の雰囲気で測
定した。 <評価方法>熱重量分析において、重量の減量が50%
となった温度により評価する。尚、この50%減量時の
温度が高いものほど、耐熱性が高いといえる。
【0057】
【0058】<<ファレックス焼付荷重試験>>各試料
の潤滑性を評価するために、ASTM−D−3233−
73に準拠してファレックス焼付荷重を測定した。結果
を表3に示す。
【0059】
【0060】<<R134a冷媒用冷凍機油としての評
価>>本発明品1〜6及び比較品1〜4の各試料につい
て、R134a(1,1,1,2−テトラフルオロエタ
ン)冷媒用冷凍機油としての評価として、相溶性試験及
びボンベ試験を行った。結果を表4に示す。 <冷媒との相溶性>各試料20部と冷媒80部をガラス
チューブに封入した後、室温から−40℃まで、毎分1
℃の速度で冷却していき、2層分離を起こす温度を測定
した。 <ボンベテスト>冷媒雰囲気下における各試料の安定性
を評価するために、以下の試験を行った。即ち、触媒と
して直径1.6mmφの鉄線を装填した300mLのボ
ンベに各試料を50g、及び冷媒10gを封入した後、
200℃まで加熱して同温度で1,000時間保持し
た。その後、室温まで放冷した後、減圧にして試料から
冷媒を除去した。こうして得られた試料の全酸価及び色
相を測定した。更に、テスト後の試料を100mLのビ
ーカーに移して室温で5時間放置後、外観の変化を目視
にて観察し、以下の評点にて評価した。 0:異常無し(テスト前と同じ状態)。 1:ビーカーの底に粉末状の沈殿物が散見される。 2:評点1と3の中間の状態 3:ビーカーの底全面が粉末状の沈殿物で覆われてい
る。 4:固化したか、又は室温での流動性が無くなった。
【0061】
【0062】<<アンモニア冷媒用冷凍機油としての評
価>>本発明品1〜6及び比較品1〜4の各試料につい
て、前記R134a冷媒用冷凍機油としての評価と同様
にして、アンモニア冷媒用冷凍機油試験としての評価を
行った。結果を表5に示す。
【0063】
【0064】<<二酸化炭素冷媒用冷凍機油としての評
価>>本発明品1〜6及び比較品1〜4の各試料につい
て、前記R134a冷媒用冷凍機油としての評価と同様
にして、二酸化炭素冷媒用冷凍機油試験としての評価を
行った。結果を表6に示す。
【0065】
【0066】
【発明の効果】本発明の効果は、分子量が高くとも耐熱
性・酸化安定性に優れ、分子量が低くても粘度指数が高
いという、分子量と耐熱性・酸化安定性のバランスに優
れているポリアルキレングリコール系潤滑剤を提供した
ことにある。また、このポリアルキレングリコール系潤
滑剤を含有することを特徴とする冷凍機油、特に二酸化
炭素冷媒用冷凍機油を提供したことにある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C10M 107/46 C10M 107/46 // C10N 30:08 C10N 30:08 30:10 30:10 40:30 40:30 Fターム(参考) 4H104 BB47A BE08A BG16 CB14A CE19A CG09A LA04 LA05 PA20

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の一般式(1)又は一般式(2) で表わされる化合物からなるポリアルキレングリコール
    系潤滑剤。
  2. 【請求項2】 一般式(1)又は(2)において、Xが
    酸素原子である請求項1に記載のポリアルキレングリコ
    ール系潤滑剤。
  3. 【請求項3】 M及びYで表わされる基のうち、1つ以
    上がターシャリブチルフェニル基である請求項1又は2
    に記載のポリアルキレングリコール系潤滑剤。
  4. 【請求項4】 請求項1、2又は3に記載のポリアルキ
    レングリコール系潤滑剤を含有することを特徴とする冷
    凍機油。
  5. 【請求項5】 請求項1、2又は3に記載のポリアルキ
    レングリコール系潤滑剤を含有することを特徴とする二
    酸化炭素冷媒用冷凍機油。
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