JP2003226883A - 高温ガス化炉 - Google Patents

高温ガス化炉

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JP2003226883A JP2002030803A JP2002030803A JP2003226883A JP 2003226883 A JP2003226883 A JP 2003226883A JP 2002030803 A JP2002030803 A JP 2002030803A JP 2002030803 A JP2002030803 A JP 2002030803A JP 2003226883 A JP2003226883 A JP 2003226883A
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隆司 今泉
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孝裕 大下
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 長期間にわたって連続的に可燃性気体を安全
に燃焼させることのできる、可燃性廃棄物の二段ガス化
処理装置用の高温ガス化炉を提供すること。 【解決手段】 不燃性物質を含む粒子と可燃性炭素質粒
子とを浮遊状態で含有する可燃性気体を内部で旋回させ
ながら部分燃焼させて水素ガスと一酸化炭素ガスとを含
むガスを生成させるための、側面壁に該可燃性気体の導
入口を備え、そして軸位置の周囲に形成された開口部に
向かって側面壁から下降する円錐状の底部を備えた円筒
状燃焼室;該開口部から下側に向かって延びるスロート
部;該スロート部の下側に備えられた不燃性物質分離
室;そして該不燃性物質分離室に備えられた生成ガス取
り出し口からなる高温ガス化炉であって、該円筒状燃焼
室の底部表面に、その開口部から側面壁に向かって放射
状に延びる突起部が形成されている高温ガス化炉。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、可燃性廃棄物を低
温にて部分燃焼(不完全燃焼)させて生成した不燃性物
質を含む粒子と可燃性炭素質粒子とを浮遊状態で含有す
る可燃性気体を、旋回させながら高温にて部分燃焼させ
るガス化システムに好適に用いることができる高温ガス
化炉に関するものである。
【0002】
【従来の技術】都市ゴミ、下水汚泥、廃プラスチック、
バイオマス廃棄物、シュレッダダスト、及び廃油に代表
される可燃性廃棄物は、現状としては再利用されるもの
はごく僅かであって、未処理のまま埋め立て処分されて
いるものもあるが、一般的には、焼却処理によって減容
化と無害化がなされて最終処分場に堆積される。
【0003】従来より、可燃性廃棄物の焼却処理には、
ストーカ炉や流動層炉が用いられている。しかし、スト
ーカ炉や流動層炉は可燃性廃棄物を完全に焼却処理する
には大量の空気を要するため排ガス量も多くなる。ま
た、可燃性廃棄物に含まれている金属も可燃性廃棄物の
焼却処理と同時に酸化されるので、可燃性廃棄物に含ま
れている金属を再利用することが難しいという問題があ
る。さらに、可燃性廃棄物の焼却処理後の不燃性物質
(灰分)の減容化を目的として、溶融設備等を上記の焼
却処理設備に併設するところも増えているが、設備全体
の建設コストや運転コストを押し上げる結果となってい
る。
【0004】従って、近年、可燃性廃棄物を流動層炉を
用いて比較的低温にて部分燃焼(不完全燃焼)させて、
燃性物質(灰分)を含む粒子と可燃性炭素質粒子(チャ
ー)とを含む可燃性気体(例:水素ガス、一酸化炭素ガ
ス、炭化水素ガス、タール)を生成させると共に、可燃
性廃棄物に含まれていた金属を未酸化の状態で取り出す
低温ガス化炉と、可燃性気体及び可燃性炭素質粒子を燃
焼させ、その燃焼熱を利用して炉内を高温にして不燃性
物質をスラグ化、減容化する高温燃焼炉を組み合わせた
可燃性廃棄物の二段燃焼処理装置が開発されている(特
開平7−332614号公報参照)。
【0005】また、WO98/10225号公報には、
可燃性廃棄物の二段ガス化処理装置に用いることができ
る高温ガス化炉が提案されている。ここに提案されてい
る高温ガス化炉は、可燃性炭素質粒子を含む可燃性気体
を内部で旋回させながら部分燃焼させる円筒状燃焼室、
スロート部、そして円筒状燃焼室で生成した生成ガスと
スラグとを分離する不燃性物質分離室(スラグ分離室)
が、円筒状燃焼室を上方に配置して縦方向にて一体的に
結合した構造となっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記WO98/102
25号公報に記載されている高温ガス化炉は、縦に長い
形状となっているので、広い設置場所を必要としないと
いう利点がある。しかしながら、本発明者による検討の
結果、上記の高温ガス化炉では円筒状燃焼室で生成した
スラグは、そのほとんどが溶融した状態(以下、溶融状
態のスラグを溶融スラグという)で円筒状燃焼室の側面
壁を流下し、残りが生成ガスと共に旋回しながら、スロ
ート部を通って不燃性物質分離室に到達するようになっ
ているため、次に述べるような問題があることが判明し
た。
【0007】(1)可燃性気体に含まれている不燃性物
質を含む粒子と可燃性炭素質粒子との組成やその供給量
などの変動により円筒状燃焼室の温度が変化したり、生
成したスラグの融点や粘性が変わることがあり、このよ
うな場合に一度に大量の溶融スラグが円筒状燃焼室の底
部の開口部からスロート部に流れ込み、一時的にスロー
ト部を閉塞させることがある。特に、円筒状燃焼室内の
温度が急激に上昇すると、それまで円筒状燃焼室の側面
壁に固着していたスラグが溶融スラグとなって側面壁を
流れ出して、一度に大量の溶融スラグがスロート部に流
れ込み閉塞を引き起こすことがある。
【0008】(2)生成ガスはスロート部を過ぎても旋
回を続け、その遠心力により、スロート部と不燃性物質
分離室との接続部の周壁に、生成ガスと共に旋回してい
るスラグ(スラグミスト)が固着して、大きなスラグ塊
となり、このスラグ塊が不燃性物質分離室に落下し、不
燃性物質分離室のスラグ排出口を閉塞させることがあ
る。
【0009】上記のようにして、スロート部やスラグ排
出口が一時的にでも閉塞すると高温ガス化炉の内圧が高
くなり安全性の観点から問題である。また、スラグ排出
口がスラグ塊によって閉塞した場合には、可燃性気体の
燃焼操作を一旦止めて、不燃性分離室の内部を清掃しな
ければならないため操業効率が低下するという問題もあ
る。
【0010】従って、本発明の目的は、長期間にわたっ
て連続的に可燃性気体を安全に燃焼させることのでき
る、可燃性廃棄物の二段ガス化処理装置に有利に用いる
ことができる高温ガス化炉を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、不燃性物質を
含む粒子と可燃性炭素質粒子とを浮遊状態で含有する可
燃性気体を内部で旋回させながら部分燃焼させて水素ガ
スと一酸化炭素ガスを含むガスを生成させるための、側
面壁に該可燃性気体の導入口を備え、そして軸位置の周
囲に形成された開口部に向かって側面壁から下降する円
錐状の底部を備えた円筒状燃焼室;該開口部から下側に
向かって延びるスロート部;該スロート部の下側に備え
られた不燃性物質分離室;そして該不燃性物質分離室に
備えられた生成ガス取り出し口からなる高温ガス化炉で
あって、該円筒状燃焼室の底部表面に、その開口部から
側面壁に向かって放射状に延びる突起部が形成されてい
ることを特徴とする高温ガス化炉にある。
【0012】前記円筒状燃焼室の底部表面の突起部は、
その先端が、開口部と側面壁とを結んだ線の中央よりも
側面壁側に長く延びていることが好ましく、底部表面の
突起部が、その先端が側面壁に接触するように延びてい
ることが特に好ましい。
【0013】本発明の高温ガス化炉の好ましい態様を下
記に示す。 1)前記底部表面の突起部が開口部周縁を超えて内側に
突出するように延びていること。 2)前記底部表面の突起部の断面が三角形、矩形または
半円形もしくはこれらの組み合わせであること。 3)前記突起部が底部表面に複数個(通常は3〜5個)
形成されていること。 4)前記複数個の突起部が底部表面の円周に沿って等間
隔に形成されていること。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の高温ガス化炉の一実施例
について添付図面の図1と図2を参照しながら説明す
る。図1は、本発明に従う高温ガス化炉の一例の断面図
である。図2は図1に示す高温ガス化炉の円筒状燃焼室
1の底部8を示す図であり、図2(a)は、円筒状燃焼
室1を上方(可燃性気体導入口3側)から下方(開口部
9側)に見た一例の横断図(図1のA−A横断図)、図
2(b)は図2(a)のB−B部分断面概略図、図2
(c)は図2(a)のC−C部分断面概略図である。
【0015】本発明の高温ガス化炉は、円筒状燃焼室1
の底部8の表面に、開口部9から側面壁2に向かって放
射状に延びる突起部10が形成されている点に主な特徴
がある。ここには、側面壁2に接触するまで延びた断面
形状が三角形であって、底部表面を基準として開口部9
側と側面壁2側とで実質的に同じ高さの突起部10が4
個形成されている例が示されている(図2参照)。
【0016】円筒状燃焼室1の底部8に突起部10を形
成したことによる第一の効果は、開口部9の周囲を部分
的に突出させることにより、溶融スラグが開口部9の周
囲全体からスロート部11に流出しなくなることにあ
る。大量の溶融スラグが発生した場合には、底部8の表
面の突起部10が形成されていない部分(以下、谷部と
いう)20に溶融スラグが一時的に貯留されて、溶融ス
ラグが少量ずつ開口部からスロート部11に流れるよう
になる。
【0017】谷部20の傾斜は、通常は水平方向に対し
て10〜70度の範囲内とするが、特に20〜60度の
範囲内とすることが好ましい。谷部の傾斜を10度未満
とすると溶融スラグが谷部20を流れにくくなり、谷部
20に溶融スラグが固着することがある。また、谷部2
0の傾斜を70度を超えて大きくし過ぎると溶融スラグ
が谷部20を流れやすくなりすぎて、溶融スラグを谷部
20に一時的に貯留させることができなくなる。
【0018】円筒状燃焼室1の底部8に突起部10を形
成したことによる第二の効果は、生成ガスが突起部10
の側面に接触することにより、生成ガスが旋回したまま
直接、スロート部11に入り込まないようになることに
ある。通常、生成ガスの流れは円筒状燃焼室1の側面壁
2側の方が速いので、生成ガスの旋回を止めるには、突
起部10が円筒状燃焼室1の側面壁2に接触するまで延
びていることが好ましい。
【0019】突起部10の断面形状を三角形とする場
合、突起部10の頂部の角度は55〜110度の範囲内
にすることが好ましい。頂部の角度が55度未満になる
と、頂部が細くなりすぎて生成ガスとの接触により欠落
しやすくなる。一方、頂部の角度を110度よりも大き
くすると、頂部は欠落しにくくなるが、突起部10の高
さが低くなり突起部10の生成ガスの旋回を止める効果
が低下する。また、突起部10の断面形状を三角形とす
る場合、突起部10の頂部の角を丸めておくことが好ま
しい。
【0020】本発明の高温ガス化炉は、従来の高温ガス
化炉と同様に円筒状燃焼室1、スロート部11、及び不
燃性物質分離室12からなる。図1に示した円筒状燃焼
室1には、側面壁2に可燃性気体導入口3と可燃性気体
を燃焼させるためのガス化剤(通常は、酸素ガスと水蒸
気の混合ガス)を供給するガス化剤導入口4とを備え、
円筒状燃焼室1の頂部には、円筒状燃焼室1の上部にて
不足しがちな酸素又は水蒸気を供給するための頂部ガス
化剤導入口5が設けられている。なお、図1において
は、ガス化剤導入口4は3個とされているが、ガス化剤
導入口4の個数には特別な制限はない。
【0021】可燃性気体導入口3とガス化剤導入口4
は、円筒状燃焼室1に供給された可燃性気体が円筒状燃
焼室1の軸を中心として旋回しながら下降するように側
面壁2に備えられている。円筒状燃焼室1に供給された
可燃性気体は、粒子状の可燃分を多く含有する外周側の
旋回流とガス状の可燃分を多く含有する内周側の旋回流
を形成する。粒子状の可燃分を多く含有する外周側の旋
回流に向けて側面壁2のガス化剤導入口4から酸素ガス
などのガス化剤が供給され、粒子状の可燃分のガス化を
促進する。
【0022】図1では、開口部9は円筒状燃焼室1の軸
位置に設けられているが、開口部9は円筒状燃焼室1の
軸位置からわずかに偏心した位置(軸位置の周囲)に設
けられていてもよい。
【0023】図1には、円筒状燃焼室1の側面壁2の周
囲が鉄皮6で覆われ、さらにその外側が、冷却媒体を内
部に通す冷却ジャケット7で外装された構成の高温ガス
化炉が示されている。側面壁2は、耐火物(通常はキャ
スタブル耐火物)で形成されるが、溶融スラグの浸食作
用などによって表面が削られることがある。この場合
に、冷却媒体により側面壁2の温度を溶融スラグの融点
前後まで冷却させて溶融スラグを固着させることにより
側面壁2の浸食を食止めすることができる(スラグのセ
ルフコーティング)。冷却媒体には特に制限はないが、
通常は、ボイラ用水が用いられ、冷却ジャケット7内で
一部水蒸気が発生している。
【0024】円筒状燃焼室1の底部8もまた、側面壁2
と同様に耐火物(通常はキャスタブル耐火物)で形成さ
れ、高温ガス化炉上部の円筒状燃焼室1と下部の不燃性
物質分離室12との境(スロート部11)を形成してい
る。
【0025】不燃性物質分離室12は、スロート部11
に接続している円筒状下降管14の下方先端が水槽部1
6の冷却水に水没するように延長されており、スロート
部11から供給された生成ガスと溶融スラグとが水槽部
16の冷却水に吹き込まれるようになっている。円筒状
下降管14の周囲には、円筒状下降管14の外径よりも
内径が大きい円筒状上昇管15が円筒状下降管14と同
心状に設置されており、水槽部16の冷却水に吹き込ま
れた生成ガスは、円筒状下降管14と円筒状上昇管15
の間を通って、不燃性物質分離室12の側面に設けられ
ている生成ガス取り出し口17から排出されるようにな
っている。
【0026】水槽部16の冷却水は、冷却水導入管13
から供給される。冷却水導入管13から供給された冷却
水は、円筒状下降管14の内壁表面を流下して、水槽部
16にて貯留される。水槽部16に溜まった冷却水は、
水槽部の側面に設けられている冷却水取り出し口19か
ら外部に取り出される。水槽部16の冷却水に吹き込ま
れた溶融スラグは、水槽部16の冷却水により急冷され
スラグ粒(粗粒スラグ)となって、水槽部16の底部に
設けられているスラグ排出口18から取り出される。
【0027】図1では、円筒状下降管14は下方で内径
が小さくなっており、またその下方先端は鋸歯形状にな
っているが、円筒状下降管14の形状に特別な制限はな
い。また、円筒状下降管14の内壁表面には、冷却水を
旋回させながら流下させることが好ましい。これにより
高温ガスの生成ガスが効果的に円筒状下降管14の内側
表面の冷却水と接触し、生成ガスの冷却効率を高くする
ことができる。
【0028】なお、ここでは不燃性物質分離室12の一
例を示したに過ぎず、必ずしも生成ガスを冷却水で冷却
する必要はない。例えば、生成ガスの熱を輻射ボイラで
回収して発電などに利用してもよい。
【0029】次に、円筒状燃焼室1の底部8の表面に形
成される突起部10の別の形態を添付図面の図3〜図1
3を参照しながら説明する。
【0030】図1、図2においては、円筒状燃焼室1の
底部8に形成されている突起部10が、底部表面を基準
として開口部9側と側面壁2側とで実質的に同じ高さと
なっているが、生成ガスの流れが速い突起部10の側面
壁2側の高さを高くしてもよい。図3〜図6に、突起部
10が底部表面を基準として開口部9側で低く、側面壁
2側で高く形成されている円筒状燃焼室1の底部8の例
を示す。
【0031】図3には、底面(底部表面に接している
面)の幅を開口部9側と側面壁2側とで同じにして、高
さが開口部9側で低く、側面壁2側で高い突起部10が
形成されている円筒状燃焼室1の底部8が示されてい
る。図3(a)は、円筒状燃焼室1を上方から下方に見
た横断図であり、図3(b)は図3(a)のD−D部分
断面概略図であり、図3(c)は図3(a)のE−E部
分断面概略図である。突起部10の底面の幅が開口部9
側と側面壁2側とで同じであるので、谷部20の面積を
広く取ることができる。従って、底面の幅を開口部9側
と側面壁2側とで同じにして、高さが開口部9側で低
く、側面壁2側で高い突起部10が円筒状燃焼室1の底
部8に形成されている高温ガス化炉は、不燃性物質を多
く含む可燃性気体を燃焼処理する場合に有利である。
【0032】図4には、突起部10の頂部の角度を開口
部9側と側面壁2側とで同じにして、高さが開口部9側
で低く、側面壁2側で高い突起部10が示されている。
図4(a)は、円筒状燃焼室1を上方から下方に見た横
断図であり、図4(b)は図4(a)のF−F部分断面
概略図であり、図4(c)は図4(a)のG−G部分断
面概略図である。突起部10の頂部の角度が開口部9側
と側面壁2側とで同じであるので、突起部10の側面壁
2側の頂部が損傷を受けにくく安定する。
【0033】不燃性物質の少ない可燃性気体を燃焼処理
する場合、すなわち、溶融スラグを貯留するために谷部
20の面積を広く取る必要がない場合には、複数個の突
起部10をそれぞれ、底辺にて連結させてもよい。図5
及び図6に底辺にて連結している複数個の突起部10が
形成されている円筒状燃焼室1の底部8の例を示す。
【0034】図5には、突起部10の断面形状が三角形
である例が示されている。図5(a)は、円筒状燃焼室
1を上方から下方に見た横断図であり、図5(b)は図
5(a)のH−H部分断面概略図である。
【0035】図6には、突起部10の断面形状が頂部の
角を丸くした三角形である例が示されている。図6
(a)は、円筒状燃焼室1を上方から下方に見た横断図
であり、図6(b)は図6(a)のI−I部分断面概略
図である。
【0036】図5及び図6に示すように、複数個の突起
部10を底辺にて連結させることによって、突起部10
の側面壁2側の底面の幅が広くなるので、突起部10の
頂部を細くすることなく側面壁2側の高さを開口部9側
より高くすることができる。
【0037】これまでに例示した突起部10は、開口部
9から側面壁2に延びているが、突起部10の開口部9
側の先端が開口部9の周縁を超えて内側に突出するよう
に延びていてもよい。突起部10の開口部9側の先端が
開口部9の周縁を超えて内側に突出するように延びてい
る突起部10が形成されている円筒状燃焼室1の底部8
の一例を図7に示す。図7(a)は、円筒状燃焼室1を
上方から下方に見た横断図であり、図7(b)は図7
(a)のJ−J部分断面概略図である。
【0038】図7に示すように、突起部10を開口部9
の周縁を超えて内側に突出するように延ばすことによっ
て、生成ガスが旋回したままスロート部に入り込みにく
くなる。従って、スロート部9と不燃性物質分離室12
との接続部の周壁に溶融スラグが固着しにくくなる。
【0039】今まで述べた突起部はいずれも断面形状が
三角形であるが、突起部の形状はこれに限定されるもの
ではない。図8に、断面形状が矩形である突起部の一例
を示す。図8(a)は、円筒状燃焼室1を上方から下方
に見た横断図であり、図8(b)は図8(a)のK−K
部分断面概略図である。
【0040】突起部10の断面形状を矩形とすることに
よって、断面形状を三角形とした場合と比較して、突起
部10の幅を狭くできるので、谷部20の面積を広くす
ることができる。従って、このような突起部10が円筒
状燃焼室1の底部8に形成されている高温ガス化炉は、
不燃性物質を多く含む可燃性気体を燃焼処理する場合に
有利である。
【0041】不燃性物質を多く含む可燃性気体を燃焼処
理する場合、すなわち溶融スラグが多く発生する場合に
は、谷部20の傾斜を50度以上にして、突起部10の
開口部9側の高さを高くすることが好ましい。図9に、
底部表面を基準として、開口部9側の高さを高くした断
面形状が矩形である突起部10の一例を示す。図9
(a)は、円筒状燃焼室1を上方から下方に見た横断図
であり、図9(b)は図9(a)のL−L部分断面概略
図である。
【0042】突起部10の開口部9側の高さを高くする
ことによって、谷部20にスラグが固着した場合でも、
固着したスラグによって突起部20の開口部9側が埋ま
りにくくなるので、安定して溶融スラグを少量ずつ開口
部9からスロート部11に流出させることができる。
【0043】突起部10の幅を狭くした場合(突起部の
断面形状を矩形にした場合)、谷部20の面積は広くな
るものの、開口部9の周囲が広く開いて、実質的には開
口部9からスロート部11に流出する溶融スラグの量が
多くなることがある。そこで、突起部10の幅を狭くす
る場合には、突起部10の開口部9側の先端を開口部9
の周囲に沿って延長させて、開口部9の周囲を部分的に
閉じることが好ましい。図10及び図11に、突起部1
0の開口部9側の先端に開口部9の周囲に沿って延長さ
せた延長部を設けた断面形状が矩形の突起部10が形成
されている円筒状燃焼室1の底部8の例を示す。
【0044】図10には、突起部10の延長部21と突
起部10とから矩形状の溶融スラグ排出口22が形成さ
れている例が示されている。図10(a)は、円筒状燃
焼室1を上方から下方に見た横断図であり、図10
(b)は図10(a)のM−M部分断面概略斜視図であ
る。
【0045】図11には、突起部10の延長部21と突
起部10とから逆三角形状の溶融スラグ排出口22が形
成されている例が示されている。図11(a)は、円筒
状燃焼室1を上方から下方に見た横断図であり、図11
(b)は図11(a)のN−N部分断面概略斜視図であ
る。図11に示すように溶融スラグ排出口22を逆三角
形状とすることによって、谷部20に貯留された溶融ス
ラグの量が多い時には開口部9からスロート部11に流
出する溶融スラグの量を多くすることができる。
【0046】突起部10の断面形状のさらに別の例を図
12に示す。図12(a)には、生成ガスに接触する側
の面の角度が水平方向に対して垂直である断面形状が直
角三角形の突起部10が示されている。生成ガスに接触
する側の面の角度を水平方向に対して垂直とすることに
より、突起部10の生成ガスに対する抵抗が高くなり、
生成ガスの旋回を止める効果が高くなる。
【0047】図12(b)には、断面形状が半円である
突起部10が示されている。断面形状が半円である突起
部10は、突起部10の頂部が欠落しにくく長期にわた
って安定である。
【0048】図12(c)には、図12(a)の頂部を
水平方向に切断した断面形状の突起部10が示されてい
る。図12(d)には、断面形状が台形状(三角形の頂
部を水平方向に切断した形状)の突起部10が示されて
いる。図12(c)及び図12(d)に示すような頂部
を水平方向に切断した断面形状の突起部10は、生成ガ
スの旋回を止める効果はやや低くなるものの、突起部1
0の頂部が欠落しにくくなり、長期にわたって安定であ
る。
【0049】今まで述べた突起部10は開口部9から側
面壁2に向かって直線状に延びた形となっているが、開
口部9から側面壁2に向かって曲線状に延びた形として
もよい。開口部9から側面壁2に向かって曲線状に延び
ている突起部10が形成されている円筒状燃焼室1の底
部8の例を図13に示す。図13(a)は、円筒状燃焼
室1を上方から下方に見た横断図であり、図13(b)
は図13(a)のO−O部分断面概略図である。
【0050】図13には、生成ガスの進行方向(矢印
S)に凸となるように曲線状に延びた突起部10が示さ
れている。突起部10を生成ガスの進行方向に凸となる
ように曲線状に延ばすことによって、生成ガスの旋回流
を止める効果が高くなる。
【0051】本発明の高温ガス化炉は、円筒状燃焼室に
ガス化剤として酸素ガスと水蒸気(スチーム)とを供給
することにより、水素ガスと一酸化炭素ガスとを含むガ
スを生成するガス化炉として使用することができる。次
に、本発明の高温ガス化炉を用いた可燃性廃棄物の二段
ガス化処理装置及び可燃性廃棄物の処理方法について説
明する。
【0052】図14は、本発明の高温ガス化炉を用いた
可燃性廃棄物の二段ガス化処理装置の構成図である。図
14には、低温ガス化炉に流動層ガス化炉23を用い、
高温ガス化炉に本発明に従い、円筒状燃焼室の底部に突
起部が形成されている高温ガス化炉27を用いた可燃性
廃棄物の二段ガス化処理装置が示されている。
【0053】流動層ガス化炉23の内部では、炉の下方
から供給された流動化ガスbによって流動化した流動媒
体(例:砂)が流動層24を形成している。流動化ガス
bには、通常は、酸素ガス、空気、又は水蒸気もしくは
これの混合ガスが用いられる。流動化ガスbとして供給
される酸素ガス及び空気は可燃性廃棄物のガス化剤とし
ても作用する。流動層ガス化炉23に供給された可燃性
廃棄物aは、450〜850℃(通常は600℃)の温
度に保持された流動層24内で、流動化ガス兼ガス化剤
として炉内に供給された酸素ガス又は空気により、速や
かに部分燃焼(不完全燃焼)され可燃性気体(例:水素
ガス、一酸化炭素ガス、炭化水素ガス、タール)が生成
される。流動化ガス兼ガス化剤として供給する酸素ガス
又は空気の量は、可燃性廃棄物を完全燃焼させるのに必
要な理論量の30%以下とすることが好ましい。
【0054】流動層ガス化炉23の炉底からは、流動媒
体が不燃物と共にロックホッパ25を介して排出され、
スクリーン26により粗大な不燃物dが除去される。不
燃物が除去された流動媒体cは、流動層ガス化炉23の
内部に戻される。分離された粗大不燃物dに含まれてい
る金属(例:鉄、銅、アルミニウム)は、流動層24が
比較的低温度で、しかも酸素が不足した状態となってい
るので、ほとんどが未酸化の状態である。
【0055】可燃性廃棄物の部分燃焼により生成した可
燃性炭素質(固形カーボン)は、流動層24の撹拌運動
により微粉砕されて、粒子(チャー)となって可燃性気
体の流れに同伴する。不燃性物質(灰分)の一部も流動
層24の撹拌運動により微粉砕されて、粒子となって可
燃性気体の流れに同伴する。
【0056】不燃性物質を含む粒子と可燃性炭素質粒子
とを浮遊状態で含有する可燃性気体eは、高温ガス化炉
27の可燃性気体導入口3から円筒状燃焼室1に供給さ
れて旋回しながら下降する。可燃性気体と可燃性炭素質
粒子はガス化剤導入口4及び頂部ガス化剤導入口5から
供給されたガス化剤(酸素ガスと水蒸気との混合ガス)
fによって燃焼する。可燃性気体と可燃性炭素質粒子の
燃焼熱により円筒状燃焼室1内の温度は1300〜15
00℃に維持される。可燃性炭素質粒子の燃焼により一
酸化炭素ガス、二酸化炭素ガスが生成される。ガス化剤
に含まれている水蒸気と可燃性炭素質粒子との水性ガス
化反応により一酸化炭素ガスと水素ガスも生成される。
【0057】可燃性気体eに含まれている不燃性物質を
含む粒子は円筒状燃焼室1にて溶融スラグとなる。生成
ガス(一酸化炭素ガス、二酸化炭素ガス、水素ガス)及
び溶融スラグは不燃性物質分離室12で急冷され、生成
ガスは生成ガス取り出し口17から、スラグ粒(粗粒ス
ラグ)はスラグ排出口18から取り出される。
【0058】可燃性気体eが、固形物(可燃性炭素質粒
子、不燃性物質)を多く含む場合には、高温ガス化炉2
7に供給する前に、予めサイクロン等を用いて気体と固
形物とを分離し、気体を可燃性気体導入口4から、固形
物はガス化剤fと共に頂部ガス化剤導入口5から高温ガ
ス化炉27の円筒状燃焼室1に導入することが好まし
い。サイクロンにより分離された固形物をガス化剤fと
共に高温ガス化炉27の円筒状燃焼室1に導入すること
により、固形物中の可燃性炭素質粒子が優先的にガス化
剤と接触するので、未燃焼カーボン量の発生が少なくな
る。
【0059】高温ガス化炉27の生成ガス取り出し口1
7から取り出された生成ガスhは、スクラバ31にて洗
浄され、生成ガスに同伴してきた微量の残存するスラグ
(スラグミスト)が除去される。スクラバ31にて洗浄
された生成ガスh’に含まれている一酸化炭素ガス及び
水素ガスは、各種の化学工業原料として利用することが
できる。可燃性廃棄物を二段ガス化処理装置で焼却処理
して水素ガスを得て、これをアンモニア合成用の水素源
として用いることも可能である。スクラバ31にて回収
されたスラグは貯留槽32にて沈降濃縮されて微粒スラ
グgfとして、外部に排出される。この微粒スラグgf
は、可燃性炭素質粒子が多く含まれているため、高温ガ
ス化炉に再供給することが好ましい。
【0060】一方、高温ガス化炉27のスラグ排出口1
8から取り出されたスラグ粒gは、ロックホッパ28に
より適宜貯留槽29へ排出される。ここで回収された粗
粒スラグは、スクリーン30により水と分離される。こ
の粗粒スラグgcは、セメントや土木建築用の資材とし
て利用できる。
【0061】
【発明の効果】本発明の高温ガス化炉は、円筒状燃焼室
で生成された溶融スラグがスロート部を閉塞させたり、
大きなスラグ塊によりスラグ排出口が閉塞したりしにく
いので、長期間にわたって連続運転が可能となると共に
安定に使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の高温ガス化炉の一例の断面図である。
【図2】本発明の高温ガス化炉の円筒状燃焼室の底部の
一例を示す図である。
【図3】本発明の高温ガス化炉の円筒状燃焼室底部の別
の一例を示す図である。
【図4】本発明の高温ガス化炉の円筒状燃焼室底部のさ
らに別の一例を示す図である。
【図5】本発明の高温ガス化炉の円筒状燃焼室底部のさ
らに別の一例を示す図である。
【図6】本発明の高温ガス化炉の円筒状燃焼室底部のさ
らに別の一例を示す図である。
【図7】本発明の高温ガス化炉の円筒状燃焼室底部のさ
らに別の一例を示す図である。
【図8】本発明の高温ガス化炉の円筒状燃焼室底部のさ
らに別の一例を示す図である。
【図9】本発明の高温ガス化炉の円筒状燃焼室底部のさ
らに別の一例を示す図である。
【図10】本発明の高温ガス化炉の円筒状燃焼室底部の
さらに別の一例を示す図である。
【図11】本発明の高温ガス化炉の円筒状燃焼室底部の
さらに別の一例を示す図である。
【図12】本発明に従い、高温ガス化炉の円筒状燃焼室
底部に形成される突起部の断面形状の例を示す図であ
る。
【図13】本発明の高温ガス化炉の円筒状燃焼室底部の
さらに別の一例を示す図である。
【図14】本発明の高温ガス化炉を用いた可燃性廃棄物
の二段ガス化処理装置の一例の構成図である
【符号の説明】
1 円筒状燃焼室 2 側面壁 3 可燃性気体導入口 4 ガス化剤導入口 5 頂部ガス化剤導入口 6 鉄皮 7 冷却ジャケット 8 底部 9 開口部 10 突起部 11 スロート部 12 不燃性物質分離室 13 冷却水導入管 14 円筒状下降管 15 円筒状上昇管 16 水槽部 17 生成ガス取り出し口 18 スラグ排出口 19 冷却水取り出し口 20 谷部 21 延長部 22 溶融スラグ排出口 23 流動層ガス化炉 24 流動層 25 ロックホッパ 26 スクリーン 27 高温ガス化炉 28 ロックホッパ 29 貯留槽 30 スクリーン 31 スクラバ 32 貯留槽
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林 茂也 山口県宇部市大字小串1978番地の2 宇部 興産株式会社エネルギー・環境セグメント 環境開発室内 (72)発明者 佐藤 隆夫 東京都大田区羽田旭町11番1号 株式会社 荏原製作所内 (72)発明者 今泉 隆司 東京都大田区羽田旭町11番1号 株式会社 荏原製作所内 (72)発明者 大下 孝裕 東京都大田区羽田旭町11番1号 株式会社 荏原製作所内 Fターム(参考) 3K061 AA11 AA16 AB02 AC01 AC02 AC06 AC13 AC17 CA07 FA08 FA11 FA25 FA28

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 不燃性物質を含む粒子と可燃性炭素質粒
    子とを浮遊状態で含有する可燃性気体を内部で旋回させ
    ながら部分燃焼させて水素ガスと一酸化炭素ガスを含む
    ガスを生成させるための、側面壁に該可燃性気体の導入
    口を備え、そして軸位置の周囲に形成された開口部に向
    かって側面壁から下降する円錐状の底部を備えた円筒状
    燃焼室;該開口部から下側に向かって延びるスロート
    部;該スロート部の下側に備えられた不燃性物質分離
    室;そして該不燃性物質分離室に備えられた生成ガス取
    り出し口からなる高温ガス化炉であって、 該円筒状燃焼室の底部表面に、その開口部から側面壁に
    向かって放射状に延びる突起部が形成されていることを
    特徴とする高温ガス化炉。
  2. 【請求項2】 前記底部表面の突起部が、その先端が側
    面壁に接触するように延びていることを特徴とする請求
    項1に記載の高温ガス化炉。
  3. 【請求項3】 前記底部表面の突起部が開口部周縁を超
    えて内側に突出するように延びていることを特徴とする
    請求項1もしくは2に記載の高温ガス化炉。
  4. 【請求項4】 前記底部表面の突起部の断面が三角形、
    矩形または半円形もしくはこれらの組み合わせであるこ
    とを特徴とする請求項1乃至3のうちのいずれかの項に
    記載の高温ガス化炉。
  5. 【請求項5】 前記突起部が底部表面に複数個形成され
    ていることを特徴とする請求項1乃至4のうちのいずれ
    かの項に記載の高温ガス化炉。
  6. 【請求項6】 前記複数個の突起部が底部表面の円周に
    沿って等間隔に形成されていることを特徴とする請求項
    5に記載の高温ガス化炉。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010521545A (ja) * 2007-03-15 2010-06-24 シエル・インターナシヨネイル・リサーチ・マーチヤツピイ・ベー・ウイ 内部多管壁及び複数バーナーを有するガス化反応容器
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