JP2003226584A - 屋根用緑青色コンクリート成形体の製造方法 - Google Patents
屋根用緑青色コンクリート成形体の製造方法Info
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- JP2003226584A JP2003226584A JP2002027391A JP2002027391A JP2003226584A JP 2003226584 A JP2003226584 A JP 2003226584A JP 2002027391 A JP2002027391 A JP 2002027391A JP 2002027391 A JP2002027391 A JP 2002027391A JP 2003226584 A JP2003226584 A JP 2003226584A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 一般的な塗装方法を用いてコンクリート成形
体の表面に緑青の有する独特な色彩を施すことのできる
屋根用緑青色コンクリート成形体の製造方法を提供す
る。 【解決手段】 コンクリート成形体の表面に合成樹脂エ
マルジョン、銅を70重量%以上含有する金属微粉末及
び無機化合物微粉末から成る水性懸濁液を塗布し乾燥さ
せた後、塩化アンモニウム水溶液を塗布する。自然に発
生する緑青らしい外観を呈し、耐透水性、耐凍害性及び
耐候性に優れた製品を安価に大量に提供することができ
る。
体の表面に緑青の有する独特な色彩を施すことのできる
屋根用緑青色コンクリート成形体の製造方法を提供す
る。 【解決手段】 コンクリート成形体の表面に合成樹脂エ
マルジョン、銅を70重量%以上含有する金属微粉末及
び無機化合物微粉末から成る水性懸濁液を塗布し乾燥さ
せた後、塩化アンモニウム水溶液を塗布する。自然に発
生する緑青らしい外観を呈し、耐透水性、耐凍害性及び
耐候性に優れた製品を安価に大量に提供することができ
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、屋根材などとして用い
られる屋根用緑青色コンクリート成形体の製造方法に関
する。
られる屋根用緑青色コンクリート成形体の製造方法に関
する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来、銅葺きの屋根が
大気中の酸素、水蒸気、炭酸ガス、硫化物、塩化物など
の作用により変質し、その表面に緑青と呼ばれる被膜を
生ずることは良く知られていることである。この被膜に
より、屋根は緑青色の独特の美観を呈する。また、この
被膜は、防蝕機能、防藻機能を有する。
大気中の酸素、水蒸気、炭酸ガス、硫化物、塩化物など
の作用により変質し、その表面に緑青と呼ばれる被膜を
生ずることは良く知られていることである。この被膜に
より、屋根は緑青色の独特の美観を呈する。また、この
被膜は、防蝕機能、防藻機能を有する。
【0003】ところで、コンクリート製の屋根材などの
コンクリート成形体に緑青色を施すことができれば、コ
ンクリート製でありながらあたかも銅製であるかのよう
に見せかけることによって、コンクリートの有する無機
質な外観を大きく改善することができる。
コンクリート成形体に緑青色を施すことができれば、コ
ンクリート製でありながらあたかも銅製であるかのよう
に見せかけることによって、コンクリートの有する無機
質な外観を大きく改善することができる。
【0004】従来のコンクリート製の屋根材の表面に彩
色を施す方法としては、合成樹脂エマルジョンに所定の
発色が可能な顔料を分散させた塗料を塗布する方法が一
般的である。しかし、この方法だけでは、コンクリート
製の屋根材の表面に緑青の有する独特な色彩を施すこと
は難しかった。
色を施す方法としては、合成樹脂エマルジョンに所定の
発色が可能な顔料を分散させた塗料を塗布する方法が一
般的である。しかし、この方法だけでは、コンクリート
製の屋根材の表面に緑青の有する独特な色彩を施すこと
は難しかった。
【0005】なお、特殊な方法によればコンクリート成
形品に緑青色を施すことが可能であるかもしれないが、
特殊な方法を用いた場合、新たな設備投資、製造技術等
を要し、製造コストが高くなるという欠点が生じる。
形品に緑青色を施すことが可能であるかもしれないが、
特殊な方法を用いた場合、新たな設備投資、製造技術等
を要し、製造コストが高くなるという欠点が生じる。
【0006】本発明は、上記問題を解決するものであ
り、合成樹脂エマルジョンに所定の発色が可能な顔料を
分散させた塗料を塗布する一般的な方法を用いて、コン
クリート成形体の表面に緑青の有する独特な色彩を施す
ことのできる、屋根用緑青色コンクリート成形体の製造
方法を提供するものである。
り、合成樹脂エマルジョンに所定の発色が可能な顔料を
分散させた塗料を塗布する一般的な方法を用いて、コン
クリート成形体の表面に緑青の有する独特な色彩を施す
ことのできる、屋根用緑青色コンクリート成形体の製造
方法を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的に鑑み鋭意研究
の結果、本発明者は、銅を含有する金属微粉末をコンク
リート成形品の表面に塗布し、その上に塩化アンモニウ
ム水溶液を塗布した場合に緑青色の発色効果が優れるこ
とを見出し、本発明に想到したものである。
の結果、本発明者は、銅を含有する金属微粉末をコンク
リート成形品の表面に塗布し、その上に塩化アンモニウ
ム水溶液を塗布した場合に緑青色の発色効果が優れるこ
とを見出し、本発明に想到したものである。
【0008】また、従来の屋根材の製造工程内で工業的
に実施できる方法を研究した結果、通常のプレス成形機
により製造された屋根材の表面に、銅を含有する金属微
粉末と合成樹脂エマルジョンとからなる水性懸濁液を塗
布し、表面を適度に乾燥させた後、適度な濃度の塩化ア
ンモニウム水溶液を塗布すると、短時間で外観的に優れ
た緑青色を呈することを見出した。このようにして得ら
れた緑青色屋根材は、強固な塗膜が形成されて耐透水
性、耐凍害性および耐候性に優れることが実証された。
に実施できる方法を研究した結果、通常のプレス成形機
により製造された屋根材の表面に、銅を含有する金属微
粉末と合成樹脂エマルジョンとからなる水性懸濁液を塗
布し、表面を適度に乾燥させた後、適度な濃度の塩化ア
ンモニウム水溶液を塗布すると、短時間で外観的に優れ
た緑青色を呈することを見出した。このようにして得ら
れた緑青色屋根材は、強固な塗膜が形成されて耐透水
性、耐凍害性および耐候性に優れることが実証された。
【0009】本発明の請求項1記載の屋根用緑青色コン
クリート成形体の製造方法は、コンクリート成形体の表
面に合成樹脂エマルジョンと、銅を70重量%以上含有
する金属微粉末と無機化合物微粉末とから成る水性懸濁
液を塗布し乾燥させた後、塩化アンモニウム水溶液を塗
布するものである。
クリート成形体の製造方法は、コンクリート成形体の表
面に合成樹脂エマルジョンと、銅を70重量%以上含有
する金属微粉末と無機化合物微粉末とから成る水性懸濁
液を塗布し乾燥させた後、塩化アンモニウム水溶液を塗
布するものである。
【0010】また、本発明の請求項2記載の屋根用緑青
色コンクリート成形体の製造方法は、前記請求項1にお
いて前記塩化アンモニウム水溶液の濃度が5〜15重量
%であるものである。
色コンクリート成形体の製造方法は、前記請求項1にお
いて前記塩化アンモニウム水溶液の濃度が5〜15重量
%であるものである。
【0011】また、本発明の請求項3記載の屋根用緑青
色コンクリート成形体の製造方法は、前記請求項1又は
2において、前記無機化合物微粉末が無機珪酸化合物微
粉末であるものである。
色コンクリート成形体の製造方法は、前記請求項1又は
2において、前記無機化合物微粉末が無機珪酸化合物微
粉末であるものである。
【0012】また、本発明の請求項4記載の屋根用緑青
色コンクリート成形体の製造方法は、前記請求項1〜3
のいずれか1項において前記水性懸濁液に増粘剤を含む
ものである。
色コンクリート成形体の製造方法は、前記請求項1〜3
のいずれか1項において前記水性懸濁液に増粘剤を含む
ものである。
【0013】さらに、本発明の請求項5記載の屋根用緑
青色コンクリート成形体の製造方法は、前記請求項1〜
4のいずれか1項において前記コンクリート成形体が屋
根材であるものである。
青色コンクリート成形体の製造方法は、前記請求項1〜
4のいずれか1項において前記コンクリート成形体が屋
根材であるものである。
【0014】
【発明の実施形態】以下、本発明の屋根用緑青色コンク
リート成形体の製造方法について詳細に説明する。
リート成形体の製造方法について詳細に説明する。
【0015】本発明において合成樹脂エマルジョンと
は、金属微粉末と無機化合物微粉末を懸濁させて水性懸
濁液とし、これらをコンクリート成形体の表面に接着さ
せるバインダーとして作用するものである。特に種類は
限定されないが、金属微粉末と無機化合物微粉末への接
着力、コンクリート成形品の表面への接着力がともに良
好であり、屋外に暴露された条件で長期耐久性があり、
かつ常温成膜性の良好なものが好ましい。一般的に入手
できるものとしては、アクリルエマルジョン、シリコン
アクリルエマルジョン、ウレタン樹脂エマルジョン等が
あり、これらの中から好適なものを選択することができ
る。
は、金属微粉末と無機化合物微粉末を懸濁させて水性懸
濁液とし、これらをコンクリート成形体の表面に接着さ
せるバインダーとして作用するものである。特に種類は
限定されないが、金属微粉末と無機化合物微粉末への接
着力、コンクリート成形品の表面への接着力がともに良
好であり、屋外に暴露された条件で長期耐久性があり、
かつ常温成膜性の良好なものが好ましい。一般的に入手
できるものとしては、アクリルエマルジョン、シリコン
アクリルエマルジョン、ウレタン樹脂エマルジョン等が
あり、これらの中から好適なものを選択することができ
る。
【0016】銅を70重量%以上含有する金属微粉末と
は、金属銅、黄銅、青銅のいずれの微粉末でも良い。な
お、銅を70重量%以上含有するものであれば、これら
に限らない。また、水性懸濁液とした際の懸濁安定性の
観点から、粒径が45μm以下のものを85%以上含む
ことが望ましい。
は、金属銅、黄銅、青銅のいずれの微粉末でも良い。な
お、銅を70重量%以上含有するものであれば、これら
に限らない。また、水性懸濁液とした際の懸濁安定性の
観点から、粒径が45μm以下のものを85%以上含む
ことが望ましい。
【0017】無機化合物微粉末とは、無機珪酸化合物微
粉末、ガラス微粉末、珪石微粉末等のことであるが、特
に種類は限定されない。これらはいずれも好適に用いら
れるが、特に水性懸濁液の懸濁安定性の観点から無機珪
酸微粉末が望ましい。この無機化合物微粉末は、金属微
粉末と共存させることによりコンクリート成形体の表面
に好ましい緑青色の発色状態を付与する。
粉末、ガラス微粉末、珪石微粉末等のことであるが、特
に種類は限定されない。これらはいずれも好適に用いら
れるが、特に水性懸濁液の懸濁安定性の観点から無機珪
酸微粉末が望ましい。この無機化合物微粉末は、金属微
粉末と共存させることによりコンクリート成形体の表面
に好ましい緑青色の発色状態を付与する。
【0018】すなわち、金属微粉末のみを水性懸濁液と
して塗布するとコンクリート成形体に平滑な金属色の表
面が形成され、この表面に塩化アンモニウム水溶液を塗
布すると、塩化アンモニウム水溶液が水玉状に偏在して
斑模様になり、外観上、不完全な緑青色の発色状態とな
る。一方、適度な粒径の無機化合物微粉末を金属微粉末
とともに水性懸濁液として塗布すると、コンクリート成
形体の表面に適度な凹凸が形成されることによって、自
然に発生する緑青らしい外観を呈し、好適な発色状態と
なる。
して塗布するとコンクリート成形体に平滑な金属色の表
面が形成され、この表面に塩化アンモニウム水溶液を塗
布すると、塩化アンモニウム水溶液が水玉状に偏在して
斑模様になり、外観上、不完全な緑青色の発色状態とな
る。一方、適度な粒径の無機化合物微粉末を金属微粉末
とともに水性懸濁液として塗布すると、コンクリート成
形体の表面に適度な凹凸が形成されることによって、自
然に発生する緑青らしい外観を呈し、好適な発色状態と
なる。
【0019】無機化合物微粉末の平均粒径は、好ましい
凹凸を付与する観点から、1〜30μmとするのが望ま
しい。平均粒径が1μm未満では塩化アンモニウム水溶
液の液滴偏在が認められ、30μmを超えるとざらつき
感が強すぎるとともに、摩擦によって無機化合物微粉末
が剥離しやすくなり好ましくない。
凹凸を付与する観点から、1〜30μmとするのが望ま
しい。平均粒径が1μm未満では塩化アンモニウム水溶
液の液滴偏在が認められ、30μmを超えるとざらつき
感が強すぎるとともに、摩擦によって無機化合物微粉末
が剥離しやすくなり好ましくない。
【0020】塩化アンモニウム水溶液の濃度は、発色性
の観点から5〜15重量%とするのが望ましい。5重量
%未満では、緑青色の鮮やかな深みに欠け、15重量%
を超えると発色が濃くなりすぎて不自然な色合いを呈す
るため好ましくない。
の観点から5〜15重量%とするのが望ましい。5重量
%未満では、緑青色の鮮やかな深みに欠け、15重量%
を超えると発色が濃くなりすぎて不自然な色合いを呈す
るため好ましくない。
【0021】増粘剤とは、水性懸濁液に適度な粘性を与
えて懸濁安定性を十分に確保するように作用するもので
ある。増粘剤を加えることによって、金属微粉末、無機
化合物微粉末の粒径のバラツキによる懸濁安定性の低下
を防止することができる。特に種類は限定されないが、
メチルセルローズ、ヒドロキシエチルセルローズ、ポリ
ビニールアルコール、グアガム、ポリアクリル酸ソーダ
等が好適に用いられる。なお、これらの添加濃度は、水
性懸濁液に適当な粘性を与えるように実験的に決定しな
ければならない。
えて懸濁安定性を十分に確保するように作用するもので
ある。増粘剤を加えることによって、金属微粉末、無機
化合物微粉末の粒径のバラツキによる懸濁安定性の低下
を防止することができる。特に種類は限定されないが、
メチルセルローズ、ヒドロキシエチルセルローズ、ポリ
ビニールアルコール、グアガム、ポリアクリル酸ソーダ
等が好適に用いられる。なお、これらの添加濃度は、水
性懸濁液に適当な粘性を与えるように実験的に決定しな
ければならない。
【0022】つぎに、上述したような合成樹脂エマルジ
ョン、銅を70重量%以上含有する金属微粉末、無機化
合物微粉末、塩化アンモニウム水溶液、増粘剤を用いた
本発明の屋根用緑青色コンクリート成形体の製造方法
を、屋根瓦を例にとって説明する。
ョン、銅を70重量%以上含有する金属微粉末、無機化
合物微粉末、塩化アンモニウム水溶液、増粘剤を用いた
本発明の屋根用緑青色コンクリート成形体の製造方法
を、屋根瓦を例にとって説明する。
【0023】まず、増粘剤の水溶液に合成樹脂エマルジ
ョンを混合し、これに銅を70重量%以上含有する金属
微粉末と無機化合物微粉末として無機珪酸化合物微粉末
とを加え、これをサンドミルやボールミル等の混合細摩
機能を有する装置に入れて装置を2〜4時間回転させる
ことにより、懸濁安定性を十分に有する水性懸濁液を得
る。なお、この水性懸濁液中の金属微粉末の粒径は45
μm以下のものが85%以上を占め、無機珪酸化合物微
粉末の平均粒径は1〜30μmとなっている。
ョンを混合し、これに銅を70重量%以上含有する金属
微粉末と無機化合物微粉末として無機珪酸化合物微粉末
とを加え、これをサンドミルやボールミル等の混合細摩
機能を有する装置に入れて装置を2〜4時間回転させる
ことにより、懸濁安定性を十分に有する水性懸濁液を得
る。なお、この水性懸濁液中の金属微粉末の粒径は45
μm以下のものが85%以上を占め、無機珪酸化合物微
粉末の平均粒径は1〜30μmとなっている。
【0024】得られた水性懸濁液を、予め適度に加熱し
ておいた屋根瓦の表面にスプレー等の手段を用いて塗布
し、乾燥する。その後、再度屋根瓦を適度に加熱し、水
性懸濁液による塗布により形成された塗布膜の表面に濃
度が5〜15重量%の塩化アンモニウム水溶液をスプレ
ー等の手段を用いて塗布する。塩化アンモニウム水溶液
の塗布後、数分で鮮やかな緑青色を呈する屋根瓦が得ら
れる。
ておいた屋根瓦の表面にスプレー等の手段を用いて塗布
し、乾燥する。その後、再度屋根瓦を適度に加熱し、水
性懸濁液による塗布により形成された塗布膜の表面に濃
度が5〜15重量%の塩化アンモニウム水溶液をスプレ
ー等の手段を用いて塗布する。塩化アンモニウム水溶液
の塗布後、数分で鮮やかな緑青色を呈する屋根瓦が得ら
れる。
【0025】以上詳述したとおり、本発明の屋根用緑青
色コンクリート成形体の製造方法は、コンクリート成形
体の表面に、合成樹脂エマルジョンと、銅を70重量%
以上含有する金属微粉末及び無機化合物微粉末とから成
る水性懸濁液を塗布し乾燥させた後、塩化アンモニウム
水溶液を塗布する方法であるため、一般的な塗装方法を
用いることができ、製造が容易である上に、新たな設備
投資、製造技術等に要するコストを抑えることができる
ので、優れた製品を安価に提供することができる。ま
た、発色が短時間で完了するので、大量生産にも適す
る。また、無機化合物微粉末によってコンクリート成形
体の表面に適度な凹凸が形成され、自然に発生する緑青
らしい外観を呈し、好適な発色状態とすることができ
る。さらに、強固な塗膜が形成されるので、耐透水性、
耐凍害性および耐候性に優れた製品を提供することがで
きる。
色コンクリート成形体の製造方法は、コンクリート成形
体の表面に、合成樹脂エマルジョンと、銅を70重量%
以上含有する金属微粉末及び無機化合物微粉末とから成
る水性懸濁液を塗布し乾燥させた後、塩化アンモニウム
水溶液を塗布する方法であるため、一般的な塗装方法を
用いることができ、製造が容易である上に、新たな設備
投資、製造技術等に要するコストを抑えることができる
ので、優れた製品を安価に提供することができる。ま
た、発色が短時間で完了するので、大量生産にも適す
る。また、無機化合物微粉末によってコンクリート成形
体の表面に適度な凹凸が形成され、自然に発生する緑青
らしい外観を呈し、好適な発色状態とすることができ
る。さらに、強固な塗膜が形成されるので、耐透水性、
耐凍害性および耐候性に優れた製品を提供することがで
きる。
【0026】また、前記塩化アンモニウム水溶液の濃度
が5〜15重量%であるから、適度な緑青色の発色が得
られ、自然な色合いを呈することができる。
が5〜15重量%であるから、適度な緑青色の発色が得
られ、自然な色合いを呈することができる。
【0027】また、前記無機化合物微粉末が無機珪酸化
合物微粉末であるから、水性懸濁液の懸濁安定性を向上
させることができる。
合物微粉末であるから、水性懸濁液の懸濁安定性を向上
させることができる。
【0028】また、前記水性懸濁液に増粘剤を含むか
ら、水性懸濁液に適度な粘性を与えて懸濁安定性を十分
に確保することができる。また、金属微粉末、無機化合
物微粉末の粒径のバラツキによる懸濁安定性の低下を防
止することができる。
ら、水性懸濁液に適度な粘性を与えて懸濁安定性を十分
に確保することができる。また、金属微粉末、無機化合
物微粉末の粒径のバラツキによる懸濁安定性の低下を防
止することができる。
【0029】さらに、前記コンクリート成形体が耐透水
性、耐凍害性および耐候性に優れるとともに、緑青の独
特な色彩を有する屋根材を提供することができる。
性、耐凍害性および耐候性に優れるとともに、緑青の独
特な色彩を有する屋根材を提供することができる。
【0030】
【実施例】以下の具体的実施例により、本発明をさらに
詳細に説明する。なお、以下の実施例は本発明の一例で
あり、本発明はこれら実施例に限定されるものではな
い。
詳細に説明する。なお、以下の実施例は本発明の一例で
あり、本発明はこれら実施例に限定されるものではな
い。
【0031】実施例1
0.5重量%メチルセルロース水溶液30gに、アクリ
ルエマルジョン30gを混合し、これに銅を85重量%
以上含有する金属微粉末40gと珪石微粉末30gとを
加え、攪拌後、小型磁性ボールミルで3時間混合、細摩
し、水性懸濁液としての塗工液を得た。
ルエマルジョン30gを混合し、これに銅を85重量%
以上含有する金属微粉末40gと珪石微粉末30gとを
加え、攪拌後、小型磁性ボールミルで3時間混合、細摩
し、水性懸濁液としての塗工液を得た。
【0032】屋根瓦として成形されたコンクリート成形
体の表面温度を予め65℃に加熱しておき、このコンク
リート成形体にハンドスプレーを用いて前記塗工液を吹
き付けて塗布した。このとき塗工液の塗布後の厚みは8
0μmであり、コンクリート成形体の表面は金色を呈し
ていた。
体の表面温度を予め65℃に加熱しておき、このコンク
リート成形体にハンドスプレーを用いて前記塗工液を吹
き付けて塗布した。このとき塗工液の塗布後の厚みは8
0μmであり、コンクリート成形体の表面は金色を呈し
ていた。
【0033】塗工液の塗布後、コンクリート成形体を再
び恒温槽で65℃に加熱し、塩化アンモニウムの10重
量%水溶液を塗布すると、厚形スレートにスプレーの表
面は2分ほどで金色から鮮やかな緑青色に変化した。
び恒温槽で65℃に加熱し、塩化アンモニウムの10重
量%水溶液を塗布すると、厚形スレートにスプレーの表
面は2分ほどで金色から鮮やかな緑青色に変化した。
【0034】このようにして得られた緑青色コンクリー
ト成形体に、サンシャインウェザーメータを用いた20
00時間の照射試験を行ったところ、変色は全く見られ
なかった。また、凍結温度を−10度、融解温度を15
℃に設定して凍結融解試験を300サイクル実施した
が、塗膜の剥離や膨れは見られなかった。したがって、
緑青色コンクリート成形体は、耐候性、耐凍害性に優れ
ることが確認された。
ト成形体に、サンシャインウェザーメータを用いた20
00時間の照射試験を行ったところ、変色は全く見られ
なかった。また、凍結温度を−10度、融解温度を15
℃に設定して凍結融解試験を300サイクル実施した
が、塗膜の剥離や膨れは見られなかった。したがって、
緑青色コンクリート成形体は、耐候性、耐凍害性に優れ
ることが確認された。
【0035】実施例2
実施例1で用いた金属微粉末の代わりに銅72重量%、
亜鉛28重量%を含有する黄銅の微粉末を用いた。これ
以外は全て実施例1と同じ材料を用い、実施例1と同じ
要領で屋根瓦を処理した。その結果、実施例1よりもく
すんだ緑青色を呈する屋根瓦が得られた。
亜鉛28重量%を含有する黄銅の微粉末を用いた。これ
以外は全て実施例1と同じ材料を用い、実施例1と同じ
要領で屋根瓦を処理した。その結果、実施例1よりもく
すんだ緑青色を呈する屋根瓦が得られた。
【0036】実施例3
実施例1で用いた珪石微粉末の代わりにガラス微粉末を
用いた。これ以外は全て実施例1と同じ材料を用いた。
そして、実施例1と同じ要領で、中型ボールミルを用い
て表1に示す配合量の塗工液を調合した。
用いた。これ以外は全て実施例1と同じ材料を用いた。
そして、実施例1と同じ要領で、中型ボールミルを用い
て表1に示す配合量の塗工液を調合した。
【0037】
【表1】
【0038】つぎに、コンベアスピードが0.5m/分
の工場塗装ラインを用いて60枚の瓦用に成形したコン
クリート成形体を処理した。ここで、塗工液の噴射圧力
を塗布後の塗膜の厚みが70〜80μmになるように調
整し、加熱システムをコンクリート成形体の表面温度が
75±5℃となるように設定した。そして、塗装ライン
上でコンクリート成形体を加熱し、その表面に1段目の
スプレーノズルを用いて塗工液を塗布し、その後、1段
目のスプレーノズルから5m離れた2段目のスプレーノ
ズルを用いて、8重量%塩化アンモニウム水溶液を塗布
した。塗装ラインから送り出されてきた60枚のコンク
リート成形体は、鮮やかな緑青色を呈する美観に優れる
製品であった。
の工場塗装ラインを用いて60枚の瓦用に成形したコン
クリート成形体を処理した。ここで、塗工液の噴射圧力
を塗布後の塗膜の厚みが70〜80μmになるように調
整し、加熱システムをコンクリート成形体の表面温度が
75±5℃となるように設定した。そして、塗装ライン
上でコンクリート成形体を加熱し、その表面に1段目の
スプレーノズルを用いて塗工液を塗布し、その後、1段
目のスプレーノズルから5m離れた2段目のスプレーノ
ズルを用いて、8重量%塩化アンモニウム水溶液を塗布
した。塗装ラインから送り出されてきた60枚のコンク
リート成形体は、鮮やかな緑青色を呈する美観に優れる
製品であった。
【0039】実施例4
日本石材協会制定のNSK規格「浸透性吸水防止材」に
よる試験方法に準拠して、実施例2において塩化アンモ
ニウム水溶液を用いて緑青色化処理を行う前の金色コン
クリート成形体と、実施例2で得られた緑青色コンクリ
ート成形体の透水性を評価した。そして、表2に示す結
果が得られた。この結果から明らかなように、緑青色コ
ンクリート成形体の方が、塩化アンモニウム水溶液で処
理を行っていない金色コンクリート成形体よりも耐透水
性が良好であった。
よる試験方法に準拠して、実施例2において塩化アンモ
ニウム水溶液を用いて緑青色化処理を行う前の金色コン
クリート成形体と、実施例2で得られた緑青色コンクリ
ート成形体の透水性を評価した。そして、表2に示す結
果が得られた。この結果から明らかなように、緑青色コ
ンクリート成形体の方が、塩化アンモニウム水溶液で処
理を行っていない金色コンクリート成形体よりも耐透水
性が良好であった。
【0040】
【表2】
【0041】この試験に用いたコンクリート成形体の切
片の表面及び断面を走査型電子顕微鏡で観察した結果を
図1〜図4に示す。図1は金色コンクリート成形体の表
面、図2は緑青色コンクリート成形体の表面、図3は金
色コンクリート成形体の断面、図4は緑青色コンクリー
ト成形体の断面を観察したものである。
片の表面及び断面を走査型電子顕微鏡で観察した結果を
図1〜図4に示す。図1は金色コンクリート成形体の表
面、図2は緑青色コンクリート成形体の表面、図3は金
色コンクリート成形体の断面、図4は緑青色コンクリー
ト成形体の断面を観察したものである。
【0042】これらの図から明らかなように、緑青色コ
ンクリート成形体の方は、銅の粒子の表面を緑青色生成
物が覆っている。そして、緑青色生成物の組織が銅や無
機化合物の粒子よりも緻密になっている。この緑青色生
成物の組織の緻密さによって、緑青色コンクリート成形
体の耐透水性が向上したものと考えられる。
ンクリート成形体の方は、銅の粒子の表面を緑青色生成
物が覆っている。そして、緑青色生成物の組織が銅や無
機化合物の粒子よりも緻密になっている。この緑青色生
成物の組織の緻密さによって、緑青色コンクリート成形
体の耐透水性が向上したものと考えられる。
【0043】また、この金色コンクリート成形体と緑青
色コンクリート成形体を1年間屋外に暴露した後、表面
硬度をビッカース硬度計で測定した結果、金色コンクリ
ート成形体は33kgf/mm2であり、緑青色コンク
リート成形体は115kgf/mm2であった。なお、
銅板の表面硬度は、81kgf/mm2であった。した
がって、緑青色コンクリート成形体は、強度的にも優れ
ることが確認された。
色コンクリート成形体を1年間屋外に暴露した後、表面
硬度をビッカース硬度計で測定した結果、金色コンクリ
ート成形体は33kgf/mm2であり、緑青色コンク
リート成形体は115kgf/mm2であった。なお、
銅板の表面硬度は、81kgf/mm2であった。した
がって、緑青色コンクリート成形体は、強度的にも優れ
ることが確認された。
【0044】実施例5
実施例3で得られた緑青色コンクリート成形体をダイヤ
モンドカッターで10cm平方の大きさに切り出し、緑
青色の塗膜の面を除く5つの面をシリコン封止剤で塗り
固め、等量の硫酸と硝酸とを加えて混合して調製したp
H2の酸性水溶液に1月間浸漬した。比較のため、同じ
面積の銅板も浸漬した。
モンドカッターで10cm平方の大きさに切り出し、緑
青色の塗膜の面を除く5つの面をシリコン封止剤で塗り
固め、等量の硫酸と硝酸とを加えて混合して調製したp
H2の酸性水溶液に1月間浸漬した。比較のため、同じ
面積の銅板も浸漬した。
【0045】浸漬後に表面を目視観察した結果、緑青色
コンクリート成形体の塗膜には目立った変化はなく、浸
漬前の状態を保持していた。一方、銅板は表面全体に白
色状物質が生成するとともに、この白色状物質が剥離
し、薄くなっていた。したがって、緑青色コンクリート
成形体を葺いた屋根は、銅葺き屋根よりも酸性雨に対す
る抵抗性に優れ、耐候性に優れることが確認された。
コンクリート成形体の塗膜には目立った変化はなく、浸
漬前の状態を保持していた。一方、銅板は表面全体に白
色状物質が生成するとともに、この白色状物質が剥離
し、薄くなっていた。したがって、緑青色コンクリート
成形体を葺いた屋根は、銅葺き屋根よりも酸性雨に対す
る抵抗性に優れ、耐候性に優れることが確認された。
【0046】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の屋根用緑青色コ
ンクリート成形体の製造方法は、コンクリート成形体の
表面に、合成樹脂エマルジョン、銅を70重量%以上含
有する金属微粉末及び無機化合物微粉末とから成る水性
懸濁液を塗布し乾燥させた後、塩化アンモニウム水溶液
を塗布するから、コンクリート成形体の表面に緑青の有
する独特な色彩を施すことができる。また、一般的な塗
装方法を用いるので製造が容易である上に、新たな設備
投資、製造技術等に要するコストを抑えることができる
ので、優れた製品を安価に提供することができる。ま
た、発色が短時間で完了するので、大量生産にも適す
る。また、無機化合物微粉末によってコンクリート成形
体の表面に適度な凹凸が形成され、自然に発生する緑青
らしい外観を呈し、好適な発色状態とすることができ
る。さらに、強固な塗膜が形成されるので、耐透水性、
耐凍害性、および耐候性に優れた製品を提供することが
できる。
ンクリート成形体の製造方法は、コンクリート成形体の
表面に、合成樹脂エマルジョン、銅を70重量%以上含
有する金属微粉末及び無機化合物微粉末とから成る水性
懸濁液を塗布し乾燥させた後、塩化アンモニウム水溶液
を塗布するから、コンクリート成形体の表面に緑青の有
する独特な色彩を施すことができる。また、一般的な塗
装方法を用いるので製造が容易である上に、新たな設備
投資、製造技術等に要するコストを抑えることができる
ので、優れた製品を安価に提供することができる。ま
た、発色が短時間で完了するので、大量生産にも適す
る。また、無機化合物微粉末によってコンクリート成形
体の表面に適度な凹凸が形成され、自然に発生する緑青
らしい外観を呈し、好適な発色状態とすることができ
る。さらに、強固な塗膜が形成されるので、耐透水性、
耐凍害性、および耐候性に優れた製品を提供することが
できる。
【0047】本発明の請求項2記載の屋根用緑青色コン
クリート成形体の製造方法は、前記請求項1において前
記塩化アンモニウム水溶液の濃度が5〜15重量%であ
るから、適度な緑青色の発色が得られ、自然な色合いを
呈することができる。
クリート成形体の製造方法は、前記請求項1において前
記塩化アンモニウム水溶液の濃度が5〜15重量%であ
るから、適度な緑青色の発色が得られ、自然な色合いを
呈することができる。
【0048】本発明の請求項3記載の屋根用緑青色コン
クリート成形体の製造方法は、前記請求項1又は2にお
いて前記無機化合物微粉末が無機珪酸化合物微粉末であ
るから、水性懸濁液の懸濁安定性を向上させることがで
きる。
クリート成形体の製造方法は、前記請求項1又は2にお
いて前記無機化合物微粉末が無機珪酸化合物微粉末であ
るから、水性懸濁液の懸濁安定性を向上させることがで
きる。
【0049】本発明の請求項4記載の屋根用緑青色コン
クリート成形体の製造方法は、前記請求項1〜3のいず
れか1項において、前記水性懸濁液に増粘剤を含むか
ら、水性懸濁液に適度な粘性を与えて懸濁安定性を十分
に確保することができる。また、金属微粉末、無機化合
物微粉末の粒径のバラツキによる懸濁安定性の低下を防
止することができる。
クリート成形体の製造方法は、前記請求項1〜3のいず
れか1項において、前記水性懸濁液に増粘剤を含むか
ら、水性懸濁液に適度な粘性を与えて懸濁安定性を十分
に確保することができる。また、金属微粉末、無機化合
物微粉末の粒径のバラツキによる懸濁安定性の低下を防
止することができる。
【0050】本発明の請求項5記載の屋根用緑青色コン
クリート成形体の製造方法は、前記請求項1〜4のいず
れか1項において、前記コンクリート成形体が屋根材で
あるから、耐透水性、耐凍害性、および耐候性に優れる
とともに、緑青の独特な色彩を有する屋根材を提供する
ことができる。
クリート成形体の製造方法は、前記請求項1〜4のいず
れか1項において、前記コンクリート成形体が屋根材で
あるから、耐透水性、耐凍害性、および耐候性に優れる
とともに、緑青の独特な色彩を有する屋根材を提供する
ことができる。
【図1】本実施例の塩化アンモニウム水溶液で処理を行
う前の、コンクリート成形体の表面の走査型電子顕微鏡
写真を示す模式図である。
う前の、コンクリート成形体の表面の走査型電子顕微鏡
写真を示す模式図である。
【図2】本実施例の塩化アンモニウム水溶液で処理を行
った後の、コンクリート成形体の表面の走査型電子顕微
鏡写真を示す模式図である。
った後の、コンクリート成形体の表面の走査型電子顕微
鏡写真を示す模式図である。
【図3】本実施例の塩化アンモニウム水溶液で処理を行
う前の、コンクリート成形体の断面の走査型電子顕微鏡
写真を示す模式図である。
う前の、コンクリート成形体の断面の走査型電子顕微鏡
写真を示す模式図である。
【図4】本実施例の塩化アンモニウム水溶液で処理を行
った後の、コンクリート成形体の断面の走査型電子顕微
鏡写真を示す模式図である。
った後の、コンクリート成形体の断面の走査型電子顕微
鏡写真を示す模式図である。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 阪下 貞二
新潟県北蒲原郡京ケ瀬村大字姥ケ橋17番地
株式会社岩村スレート内
Fターム(参考) 4G028 DA01
Claims (5)
- 【請求項1】 コンクリート成形体の表面に、合成樹脂
エマルジョンと、銅を70重量%以上含有する金属微粉
末と、無機化合物微粉末とから成る水性懸濁液を塗布し
乾燥させた後、塩化アンモニウム水溶液を塗布すること
を特徴とする屋根用緑青色コンクリート成形体の製造方
法。 - 【請求項2】 前記塩化アンモニウム水溶液の濃度が5
〜15重量%であることを特徴とする請求項1記載の屋
根用緑青色コンクリート成形体の製造方法。 - 【請求項3】 前記無機化合物微粉末が無機珪酸化合物
微粉末であることを特徴とする請求項1又は2記載の屋
根用緑青色コンクリート成形体の製造方法。 - 【請求項4】 前記水性懸濁液に増粘剤を含むことを特
徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の屋根用緑青
色コンクリート成形体の製造方法。 - 【請求項5】 前記コンクリート成形体が屋根材である
ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載の屋
根用緑青色コンクリート成形体の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002027391A JP2003226584A (ja) | 2002-02-04 | 2002-02-04 | 屋根用緑青色コンクリート成形体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002027391A JP2003226584A (ja) | 2002-02-04 | 2002-02-04 | 屋根用緑青色コンクリート成形体の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003226584A true JP2003226584A (ja) | 2003-08-12 |
Family
ID=27748924
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002027391A Pending JP2003226584A (ja) | 2002-02-04 | 2002-02-04 | 屋根用緑青色コンクリート成形体の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003226584A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8173586B2 (en) | 2007-03-01 | 2012-05-08 | Diversey, Inc. | Coating removal composition |
-
2002
- 2002-02-04 JP JP2002027391A patent/JP2003226584A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8173586B2 (en) | 2007-03-01 | 2012-05-08 | Diversey, Inc. | Coating removal composition |
US8778093B2 (en) | 2007-03-01 | 2014-07-15 | Diversey, Inc. | Coating removal composition |
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