JP2003226475A5 - - Google Patents

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【書類名】 明細書
【発明の名称】 エレベーター用電磁スイッチの監視装置及びその監視方法
【特許請求の範囲】
【請求項1】 制御装置から駆動指令が出力されるとコイルが付勢されて接点を閉成する電磁スイッチを有し、上記駆動指令が出力されてから上記接点が閉成するまでの時間を動作時間として記録する動作時間記録手段と、上記動作時間が所定時間以上になると外部へ異常通報する異常通報手段と、上記制御装置に着脱可能に接続され、現在の接点の動作時間と所定時間との比較結果を表示する端末装置とを備えてなるエレベーター用電磁スイッチの監視装置。
【請求項2】 制御装置から駆動指令が出力されるとコイルが付勢されて接点を閉成する電磁スイッチを有し、上記駆動指令が出力されてから上記接点が閉成するまでの時間を動作時間として記録する動作時間記録手段と、上記動作時間が所定時間以上になり、かつ上記所定時間以上になった回数が所定回数以上になると外部へ異常通報する異常通報手段とを備えてなるエレベーター用電磁スイッチの監視装置。
【請求項3】 電磁接触器のコイルに駆動指令が出力されてから接点が閉成するまでの動作時間を記録するステップと、上記動作時間が所定時間以上になり、かつ上記所定時間以上になった回数が所定回数以上になると外部へ異常通報するステップとを備えてなるエレベーター用電磁スイッチの監視方法。
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、エレベーターの制御盤に設けられた電磁スイッチの異常を監視する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、エレベーターの制御盤には、電気回路を開閉するための電磁スイッチ(電磁接触器、電磁継電器等)が配設されている。この電磁スイッチはコイルと接点とを主要部とし、コイルの付勢により接点が開放又は閉成する機能を有することは周知である。
この電磁スイッチは、長年使用すると、可動部と固定部間にごみが侵入したり、両部間に磨耗が生じたりして、例えばコイルが付勢されてから接点が閉成するまでの時間、すなわち動作時間が長くなり、許容範囲を超えると故障となる。
【0003】
そこで、一般には、点検者が電磁スイッチの累積動作回数と動作応答時間を目視により観察し、取換時期や手入れ時期を判断している。電磁スイッチの累積動作回数は、制御盤内のコンピュータに電磁スイッチの動作回数を記録しておき、動作回数があらかじめ定められた所定回数になったときを、取換時期としている。しかし、目視による動作応答時間点検は、点検者により差異があり、正確に判断することは困難である。
【0004】
一般的に電磁スイッチが正常に動作していれば、図4の時刻t0に駆動指令が与えられると、動作線11で示すように、時刻t1で接点が閉成する。このときの動作時間はT1(例えば30ms)である。しかし、経年使用して電磁スイッチが劣化すると、動作線12で示すように、時刻t2で接点が閉成する。このときの動作時間はT2(例えば45ms)となる。このとき、コンピュータの演算周期T01(通常50ms)は、(T01>T1;T01>T2)であるので、接点が接触したデータを得て、電磁スイッチの動作回数として記録される。
【0005】
そして、上記動作回数が、あらかじめ定めた所定回数に達したことを、例えば保守用コンピュータを接続する等によって、データを得て、保守員は取換時期の判断をすることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような従来のエレベーター用電磁スイッチの監視装置では、電磁スイッチの動作回数を一律に取換時期の判断要素としているため、同じ動作回数でも、設置環境によって劣化度合いに違いがあったりして、正確に劣化度合いの判断ができない。
また、演算周期T01では、動作時間T1、T2の違いを認識して記録することができないため、コンピュータ上で比較処理することができないという問題点がある。
【0007】
この発明は上記問題点を解消するためになされたもので、設置環境等の影響で劣化度合いが異なったとしても、精度高く劣化の監視が実現できるようにしたエレベーター用電磁スイッチの監視装置及びその監視方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この発明の第1発明に係るエレベーター用電磁スイッチの監視装置は、電磁スイッチのコイルに駆動指令が出力されてから接点が閉成するまでの時間を動作時間として記録し、この動作時間が所定時間以上になると外部へ異常通報するように構成するとともに、制御装置に端末装置を着脱可能に接続し、この端末装置に電磁スイッチの現在の接点の動作時間と所定時間との比較結果を表示するようにしたものである。
【0009】
また、第発明に係るエレベーター用電磁スイッチの監視装置は、電磁スイッチのコイルに駆動指令が出力されてから接点が閉成するまでの時間を動作時間として記録し、接点の動作時間が所定時間以上になり、かつ所定時間以上になった回数が所定回数以上になると外部へ異常通報するようにしたものである。
【0010】
また、第発明に係るエレベーター用電磁接触器の監視方法は、電磁スイッチのコイルに駆動指令が出力されてから接点が閉成するまでの動作時間を記録し、この動作時間が所定時間以上になり、かつ所定時間以上になった回数が所定回数以上になると外部へ異常通報する各ステップを備えたものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1〜図3はこの発明の第1及び第発明の一実施の形態を示す図で、図1は全体構成図、図2は電磁スイッチの動作時間測定動作フローチャート、図3は電磁スイッチの動作時間図であり、図中同一符号は同一部分を示す。
【0012】
図1において、1はエレベーター制御盤、2は制御盤1に設けられた電磁スイッチ(電磁接触器、電磁継電器等)で、コイル2a及び接点2bを有している。3は制御盤1に設けられコンピュータで構成された制御装置で、3aは得られたデータを演算処理するCPU、3bはエレベーターの制御プログラムが格納されたROM、3cはCPU3aからのデータや演算結果を一時的に格納するRAM、3dはCPU3aとコイル2a間に接続され、コイル2aに駆動指令を与えるドライバ、3eはCPU3aと接点2b間に接続され、接点2bが接触した信号を受信するレシーバである。
【0013】
3fはCPU3aに接続され外部と信号を送受信するI/Oポート、3gはI/Oポート3fに接続された端子、4は保守会社の監視センタで、I/Oポート4a、演算部4b及び演算結果を表示する表示部4cを有し、I/Oポート4aは制御装置3のI/Oポート3fに接続されている。5は保守用コンピュータ等の端末装置で、制御装置3の端子3gに着脱可能な端子5a、端子5aに接続された演算部5b及び演算結果を表示する表示部5cを有している。
【0014】
次に、この実施の形態の動作を図2及び図3を参照して説明する。
(1) エレベーターの通常運転時
エレベーターが運転動作に入ると、ROM3bに格納されているエレベーター制御プログラムによって、ドライバ3dが駆動されて、電磁スイッチ2のコイル2aが付勢され、接点2bが閉成する。レシーバ3eは接点2bが閉成した情報を受信すると、これをCPU3aを経由してRAM3cへ出力し、上記情報はRAM3cに記録される。このようにして、エレベーターの制御が実行されるが、これは通常の動作であり、この実施の形態とは直接関係はないので、詳細な説明は省略する。
【0015】
(2) 正常時の電磁スイッチの動作時間測定動作
上記(1)項で略述したように、電磁スイッチ2及び制御装置3により、エレベーターの運転制御が実行されるが、ROM3bに格納された別のプログラムによって、電磁スイッチ2の動作時間が測定される。
今、電磁スイッチ2は正常であるとする。ステップS1で時刻t0にドライバ3dを介して電磁スイッチ2に対して駆動指令が出力されると、コイル2aが付勢されて、接点2bが閉成方向へ駆動される。
【0016】
ステップS2で接点2bが閉成するのを待つ。時刻t1で接点2bが閉成すると、動作線11に示すように電流が通じる。この信号がレシーバ3eを介してCPU3aに取り込まれると、ステップS3で動作時間T1(例えば30ms)がRAM3cに記録される。ここで、動作時間T1は、電磁スイッチ2が正常な場合に、駆動指令が出力されてから接点2bが閉成するまでの時間であり、CPU3aの演算周期T0(例えば1ms)で処理されることによって動作時間T1として認識される。
【0017】
ステップS4で動作時間T1が所定時間Ts(例えば40ms)以上であるかを判定する。この場合、動作時間T1は所定時間Ts未満であるので、処理は終了する。
【0018】
(3) 劣化時の電磁スイッチの動作時間測定動作
電磁スイッチ2が経年使用して劣化している場合は、動作線12に示すように、駆動指令が出力されてから、動作時間T1よりも長い動作時間T2(例えば45ms)後に、接点2bが閉成する。そして、ステップS3で動作時間T2がRAM3cに記録される。ステップS4で動作時間T2が所定時間Ts以上であるかを判定する。この場合、所定時間Ts以上であるので、ステップS5へ進み、I/Oポート3fから、監視センタ4へ通報される。
【0019】
ここで、動作時間T1;T2と演算周期T0との関係は、図3から明らかなように、T0<T1及びT0<T2であり、
0<(T2−T1
に設定されている。
監視センタ4では、I/Oポート4aへ入力された信号が演算部4bで演算処理されて表示部4cに表示される。
【0020】
また、保守点検時に、保守員が端末装置5の端子5aを制御装置3の端子3gに接続すれば、CPU3aで処理された電磁スイッチ2の現在の動作時間T1;T2と、所定時間Tsとの比較結果が表示部5cに表示される。
ここで、ステップS1〜S3は動作時間記録手段を、ステップS4、S5は異常通報手段を構成している。
【0021】
このようにして、コイル2aに駆動指令が出力されてから接点2bが閉成するまでの動作時間T2が、所定時間Ts以上になると、異常通報するようにしたため、点検者が定期的に現地で動作確認する必要がないばかりでなく、点検者による判断のばらつきが起きず、定められた基準に対して、精度高く取換時期を判断することが可能となる。
また、保守点検時に、端末装置5を制御装置3に接続すれば、現在の動作時間T1;T2と所定時間Tsとの比較ができるので、動作時間によってその時点の電磁スイッチ2の劣化状態を精度高く判断することが可能となる。
【0022】
実施の形態2.
この発明の第1及び発明の一実施の形態を示す。
実施の形態1では、電磁スイッチ2の動作時間T2が所定時間Ts以上になると、異常通報するものとしたが、実施の形態2は、動作時間T2が所定時間Ts以上になり、その回数が所定回数以上になると異常通報するようにしたものであり、図2のステップの一部を変更することにより容易に実施でき、実施の形態1と同様の効果がある。
【0023】
なお、電磁スイッチ2が複数個配設されている場合は、すべての電磁スイッチ2に対して、動作時間を計測(例えば1ms単位で)し、一定時間ごとに監視センタ4へ通報するように制御される。
【0024】
【発明の効果】
以上説明したとおりこの発明の第1発明では、電磁スイッチのコイルに駆動指令が出力されてから接点が閉成するまでの時間を動作時間として記録し、この動作時間が所定時間以上になると外部へ異常通報するとともに、制御装置に端末装置を着脱可能に接続して、電磁スイッチの現在の接点の動作時間と所定時間との比較結果を表示し、第発明では、接点の動作時間が所定時間以上になり、かつ所定時間以上になった回数が所定回数以上になると外部へ異常通報するようにしたものである。
【0025】
これにより、点検者が定期的に現地で動作確認する必要がないばかりでなく、点検者による判断のばらつきが起きず、常に精度の高い取換時期を判断することができる。
【0026】
また、第発明では、電磁スイッチのコイルに駆動指令が出力されてから接点が閉成するまでの動作時間を記録し、この動作時間が所定時間以上になり、かつ所定時間以上になった回数が所定回数以上になると外部へ異常通報する各ステップを備えたので、第1発明と同様の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示す全体構成図。
【図2】 この発明の実施の形態1を示す電磁スイッチの動作時間測定動作フローチャート。
【図3】 この発明の実施の形態1を示す電磁スイッチの動作時間図。
【図4】 従来のエレベーター用電磁スイッチの動作時間図。
【符号の説明】
2 電磁スイッチ、 2a コイル、 2b 接点、 3 制御装置、 3a CPU、 3c RAM、 4 監視センタ、 4c 表示部、 5 端末装置、 5c 表示部、 T1 動作時間(正常時)、 T2 動作時間(劣化時)、 Ts 所定時間。
S1〜S3 動作時間記録手段、 S4,S5 異常通報手段。
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